JP2006100425A - 撮像素子ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】固体撮像素子と位相格子型光学ローパスフィルタとを貼合わせて1つのユニットとしたものでありながら、温度変化による固体撮像素子及びローパスフィルタの対向面の曇りを無くして常に良好な撮像性能を維持することができる撮像素子ユニットを提供する。
【解決手段】固体撮像素子2と、その前方に配置された位相格子型光学ローパスフィルタ6とを、両面に内周縁から外周縁にわたる長さの複数の通気溝8を形成した通気性を有するスペーサ枠7を介して貼合わせた。
【選択図】図2

Description

この発明は、デジタルカメラの撮像素子ユニットに関する。
デジタルカメラは、カメラボディ内に、撮像レンズと固体撮像素子(CCD)を配置するとともに、前記固体撮像素子の前方に、前記撮像レンズにより取込まれて前記固体撮像素子に入射する光を制御する位相格子型光学ローパスフィルタを配置した構成となっている。
このデジタルカメラにおいては、前記固体撮像素子と前記ローパスフィルタとの間の距離を、固体撮像素子及び撮像レンズの性能に合わせて設定する必要があるが、固体撮像素子とローパスフィルタとを所定の間隔で個別に配置したのでは、構成が複雑になるだけでなく、デジタルカメラの薄型化も難しい。
そのため、従来は、固体撮像素子の前面に球状スペーサを混入した接着剤を前記固体撮像素子の撮像エリアを囲む枠状に塗布してその上にローパスフィルタを重ね、前記固体撮像素子と前記ローパスフィルタとを、前記固体撮像素子とローパスフィルタとの間の距離を前記球状スペーサにより規定して前記接着剤により接着することにより、前記固体撮像素子とローパスフィルタとを1つの撮像素子ユニットとしてデジタルカメラに実装している(特許文献1参照)。
特開平6−58810号公報
しかし、固体撮像素子とローパスフィルタとを枠状に塗布した接着剤により接着した従来の撮像素子ユニットは、前記固体撮像素子とローパスフィルタとの間の空間が密閉されているため、温度変化により、前記空間内の空気中の水分が固体撮像素子及びローパスフィルタの対向面に結露して曇りを生じ、撮像性能を著しく低下させてしまうという問題をもっている。
この発明は、固体撮像素子と位相格子型光学ローパスフィルタとを貼合わせて1つのユニットとしたものでありながら、温度変化による固体撮像素子及びローパスフィルタの対向面の曇りを無くして常に良好な撮像性能を維持することができる撮像素子ユニットを提供することを目的としたものである。
この発明の撮像素子ユニットは、固体撮像素子と、前記固体撮像素子の前方に配置された位相格子型光学ローパスフィルタと、前記固体撮像素子の撮像エリアを囲む枠体からなり、少なくとも前記枠体の内周と外周との間で空気を流通させる通気性を有し、前記固体撮像素子と前記ローパスフィルタとの間に配置されたスペーサ枠とを備え、前記固体撮像素子と前記ローパスフィルタとを前記スペーサ枠を介して貼合わせたことを特徴とする。
この撮像素子ユニットにおいて、前記スペーサ枠は、弾性を有しているのが望ましい。
また、前記通気性を有するスペーサ枠は、連続気泡を有する発泡樹脂枠でも、前記固体撮像素子の貼付け面と前記ローパスフィルタの貼付け面の少なくとも一方に、その内周縁から外周縁にわたる長さの複数の通気溝を形成した枠体でもよい。
前記スペーサ枠を前記通気溝を形成した枠体とする場合、前記通気溝は、幅及び深さが10μm以下の細溝が好ましい。
前記通気溝は、前記スペーサ枠の各枠辺にそれぞれ略均等なピッチで形成するのが望ましい。
また、前記通気溝は、前記スペーサ枠の枠辺の長さ方向に対して斜めに交差する方向に沿わせて形成するのが好ましく、さらには、前記通気溝を、前記スペーサ枠の枠辺の長さ方向に対して一方の方向に斜めに交差する方向と、前記枠辺の長さ方向に対して他方の方向に斜めに交差する方向との2つの方向に沿わせて網状に形成するのがより好ましい。
さらに、前記スペーサ枠を前記通気溝を形成した枠体とする場合は、その通気溝面に異物付着膜を設けるのが望ましい。
この発明の撮像素子ユニットは、固体撮像素子と位相格子型光学ローパスフィルタとを、少なくとも前記枠体の内周と外周との間で空気を流通させる通気性を有しスペーサ枠を介して貼合わせたものであるため、固体撮像素子とローパスフィルタとを貼合わせて1つのユニットとしたものでありながら、温度変化による固体撮像素子及びローパスフィルタの対向面の曇りを無くして常に良好な撮像性能を維持することができる。
この撮像素子ユニットにおいて、前記スペーサ枠は、弾性を有しているのが望ましく、このようにすることにより、撮像素子ユニットに耐衝撃性をもたせることができる。
また、前記通気性を有するスペーサ枠は、少なくともその内周と外周との間に通気性を有するものであれば、連続気泡を有する発泡樹脂枠でも、固体撮像素子の貼付け面と前記ローパスフィルタの貼付け面の少なくとも一方に、その内周縁から外周縁にわたる長さの複数の通気溝を形成した枠体でもよく、いずれのスペーサ枠を用いても、前記固体撮像素子とローパスフィルタとの間の空間内の温度を、前記空間内と撮像素子ユニット外の空気流通により、撮像素子ユニット外の温度変化に追従させて変化させることができる。
前記スペーサ枠を前記通気溝を形成した枠体とする場合、前記通気溝は、幅及び深さが10μm以下の細溝が好ましく、このようにすることにより、撮像素子ユニット外から前記通気溝内を通って固体撮像素子とローパスフィルタとの間の空間内に異物が入り込むのを防ぐことができ、したがって、前記固体撮像素子による撮像画像に、外部からの異物の入り込みによる影欠陥を生じさせることは無い。
前記通気溝は、前記スペーサ枠の各枠辺にそれぞれ略均等なピッチで形成するのが望ましく、このようにすることにより、前記固体撮像素子とローパスフィルタとの間の空間内の空気と撮像素子ユニット外の空気との相互流通量をさらに多くし、温度変化による固体撮像素子及びローパスフィルタの対向面の曇りをさらに効果的に無くすことができるとともに、前記スペーサ枠が弾性を有している場合は、撮像素子ユニットの耐衝撃性をさらに良くすることができる。
また、前記通気溝は、前記スペーサ枠の枠辺の長さ方向に対して斜めに交差する方向に沿わせて形成するのが好ましく、このようにすることにより、前記通気溝の長さを稼ぎ、外部からの異物の入り込みをさらに効果的に防ぐことができる。
さらに、前記通気溝は、前記スペーサ枠の枠辺の長さ方向に対して一方の方向に斜めに交差する方向と、前記枠辺の長さ方向に対して他方の方向に斜めに交差する方向との2つの方向に沿わせて網状に形成するのがより好ましく、このようにすることにより、外部からの異物の入り込みを効果的に防ぐとともに、前記固体撮像素子とローパスフィルタとの間の空間内の空気と撮像素子ユニット外の空気との相互流通量を多くし、温度変化による固体撮像素子及びローパスフィルタの対向面の曇りをより効果的に無くすことができる。
また、前記スペーサ枠を前記通気溝を形成した枠体とする場合は、その通気溝面に異物付着膜を設けるのが望ましく、このようにすることにより、外部からの異物の入り込みをより確実に防ぐことができる。
図1〜図4はこの発明の一実施例を示しており、図1は撮像素子ユニットの分解斜視図、図2は前記撮像素子ユニットの断面図である。
この撮像素子ユニット1は、図1及び図2に示したように、固体撮像素子(CCD)2と、前記固体撮像素子2の前方に配置された位相格子型光学ローパスフィルタ6と、前記固体撮像素子2とローパスフィルタ6との間に配置されたスペーサ枠7とを備えている。
前記固体撮像素子2は、その前面に複数の撮像画素(図示せず)をマトリックス状に配列形成したものであり、この固体撮像素子2の前面つまり撮像面には、前記撮像面を保護するカバーガラス3が貼付けられ、後面には、実装用プレート4が取付けられている。なお、前記実装用プレート4の両端部は前記固体撮像素子2の両側の外方に突出しており、これらの突出部にねじ挿通孔5が設けられている。
また、前記位相格子型光学ローパスフィルタ6は、透明なガラス板の一方の面に複数のローパスフィルタ素子(図示せず)をマトリックス状に配列形成したものである。
一方、前記スペーサ枠7は、前記固体撮像素子2の複数の撮像画素がマトリックス状に配列している撮像エリア2aを囲む矩形枠体からなっており、その両面間の厚さは、前記固体撮像素子2の撮像面と前記位相格子型光学ローパスフィルタ6との間の設計上の距離に応じて設定されている。
このスペーサ枠は、少なくとも前記枠体の内周と外周との間に通気性を有している。この実施例で用いたスペーサ枠7は、両面にそれぞれその内周縁から外周縁にわたる長さの複数の通気溝8を形成した枠体であり、前記複数の通気溝8内を通して空気を流通させる通気性を有している。
また、この実施例では、前記スペーサ枠7を、シリコンゴム等の弾性材料からなる弾性枠としている。
図3及び図4は前記スペーサ枠7の斜視図及びその一部分の拡大図であり、前記通気溝8は、その幅及び深さが10μm以下、好ましくは2〜5μmの細溝とされ、前記スペーサ枠7の各枠辺にそれぞれ略均等なピッチで形成されている。
また、前記複数の通気溝8は、前記スペーサ枠7の両面にそれぞれ、その枠辺の長さ方向に対して30〜60度、好ましくは40〜50度の角度で斜めに交差する方向に沿わせて互いに平行に形成されている。
さらに、前記複数の通気溝8の溝面にはそれぞれ、図4に示したように、例えばグリス等の非乾燥性油脂の塗布膜からなる異物付着膜9が、例えば0.5μm程度の極く薄い厚さに設けられている。
そして、前記固体撮像素子2と位相格子型光学ローパスフィルタ6とは、図2に示したように、前記スペーサ枠7を介して貼合わされ、1つの撮像素子ユニット1とされている。
なお、この実施例では、固体撮像素子2の前面(カバーガラス3の前面)と前記ローパスフィルタ6のフィルタ面とをそれぞれ、前記スペーサ枠7と略同じ枠形状の両面粘着テープ10a,10bにより前記スペーサ枠7の一方の面と他方の面とに貼付けている。
上記撮像素子ユニット1は、薄型デジタルカメラに実装されるものであり、例えば、図2に示したように、図2に仮想線(二点鎖線)で示した前面が開口するケーシング11の内奥部に、ローパスフィルタ6を前記開口に向け、固体撮像素子2の後面の実装用プレート4を前記ケーシング11の内奥面にねじ止めして配置されるとともに、前記ケーシング11内の前側に撮像レンズ12を嵌装することにより、1つの撮像モジュールとされて図示しないカメラボディ内に実装される。
なお、図2では撮像レンズ12を簡略化して示しているが、この撮像レンズ12は、固定鏡胴と可動鏡胴とを有し、稼動撮像時にカメラボディの前面から突き出され、不使用時に引き込まれる沈胴型ズームレンズであり、前記撮像素子ユニット1は、前記ローパスフィルタ6を前記撮像レンズ12の後端に近接させて配置される。
前記撮像素子ユニット1は、固体撮像素子2と位相格子型光学ローパスフィルタ6とを、内周と外周との間に通気性を有するスペーサ枠7を介して貼合わせたものであるため、前記固体撮像素子2とローパスフィルタ6とを貼合わせて1つのユニットとしたものでありながら、温度変化による固体撮像素子2及びローパスフィルタ6の対向面、つまり固体撮像素子2の前面(カバーガラス3の前面)及びローパスフィルタ6の後面の曇りを無くして常に良好な撮像性能を維持することができる。
すなわち、固体撮像素子とローパスフィルタとを枠状に塗布した接着剤により接着した従来の撮像素子ユニットは、固体撮像素子とローパスフィルタとの間の空間が密閉されているため、例えば冬季に低温の屋外から暖房された屋内にデジタルカメラを持ち込んだときのように、カメラボディ内の温度、つまり撮像素子ユニット外の温度が急速に高くなっても、前記撮像素子ユニットの固体撮像素子とローパスフィルタとの間の空間内の温度は直ぐには変化せず、そのために、撮像素子ユニット外の温度と前記撮像素子ユニットの前記空間内の温度とに大きな差が生じて、前記空間内の空気中の水分が固体撮像素子及びローパスフィルタの対向面に結露して曇りを生じ、撮像性能を著しく低下させてしまう。
それに対して、上記実施例の撮像素子ユニット1は、固体撮像素子2とローパスフィルタ6とを、両面にそれぞれ内周縁から外周縁にわたる長さの複数の通気溝8を形成した通気性を有するスペーサ枠7を介して貼合わせたものであるため、前記撮像素子ユニット1の固体撮像素子2とローパスフィルタ6との間の空間内の温度が、前記空間内の空気と撮像素子ユニット1外の空気との相互流通により、撮像素子ユニット1外の温度変化に追従して変化する。
そのため、この撮像素子ユニット1は、撮像素子ユニット1外の温度と前記空間内の温度とに大きな差が生じることは無く、したがって、例えば冬季に低温の屋外から暖房された屋内にデジタルカメラを持ち込んだときでも、固体撮像素子2及びローパスフィルタ6の対向面に曇りを生じさせること無く、良好な撮像性能を維持することができる。
また、上記実施例では、前記スペーサ枠7を、シリコンゴム等の弾性材料からなる弾性枠としているため、例えば前記ケーシング11内への取付け作業中等に衝撃が加わったときでも、その衝撃を前記スペーサ枠7により吸収することができ、したがって、撮像素子ユニット1に耐衝撃性をもたせることができる。
しかも、前記撮像素子ユニット1は、前記スペーサ枠7が弾性を有しているため、例えば撮像素子ユニット1の外側にローパスフィルタ6を固体撮像素子2側に引き寄せるねじ機構等を設けることにより、前記ローパスフィルタ6の引き寄せ力により前記スペーサ枠7を厚さ方向に弾性変形させて、前記固体撮像素子2の撮像面と前記ローパスフィルタ6との間の距離を微調整することができる。
また、前記撮像素子ユニット1は、前記スペーサ枠7の両面の通気溝8の幅及び深さを10μm以下(好ましくは2〜5μm)としているため、撮像素子ユニット1外から前記通気溝8内を通って固体撮像素子2とローパスフィルタ6との間の空間内に異物が入り込むのを防ぐことができ、したがって、固体撮像素子2による撮像画像に、外部からの異物の入り込みによる影欠陥を生じさせることは無い。
さらに、前記撮像素子ユニット1は、前記通気溝8を、前記スペーサ枠7の各枠辺にそれぞれ略均等なピッチで形成したものであるため、固体撮像素子2とローパスフィルタ6との間の空間内の空気と撮像素子ユニット1外の空気との相互流通量をさらに多くし、温度変化による固体撮像素子2及びローパスフィルタ6の対向面の曇りをさらに効果的に無くすことができるとともに、外部から衝撃が加わったときに、その衝撃力を前記スペーサ枠7の各通気溝8の間の部分に分散させて吸収させることができるため、撮像素子ユニット1の耐衝撃性をさらに良くすることができる。
また、前記撮像素子ユニット1は、前記通気溝8を、前記スペーサ枠7の枠辺の長さ方向に対して斜めに交差する方向に沿わせて形成しているため、前記通気溝8の長さを稼ぎ、外部からの異物の入り込みをさらに効果的に防ぐことができる。
さらに、前記撮像素子ユニット1は、前記スペーサ枠7の通気溝面にグリス等の非乾燥性油脂の塗布膜からなる異物付着膜9を設けているため、極く微細な異物が外部から前記通気溝8内に入り込んでも、その異物を前記異物付着膜9により吸着することができ、したがって、外部からの異物の入り込みをより確実に防ぐことができる。
しかも、上記実施例では、固体撮像素子2の前面(カバーガラス3の前面)と前記ローパスフィルタ6のフィルタ面とをそれぞれ、前記スペーサ枠7と略同じ枠形状の両面粘着テープ10a,10bにより前記スペーサ枠7の一方の面と他方の面とに貼付けているため、外部から通気溝8内に入り込んだ微細な異物を、前記両面粘着テープ10a,10bの前記通気溝8内に露出している部分でも吸着することができ、したがって、外部からの異物の入り込みをさらに確実に防ぐことができる。
なお、上記実施例では、前記スペーサ枠7の両面にそれぞれ複数の通気溝8を、枠辺の長さ方向に対して斜めに交差する方向に沿わせて互いに平行に形成しているが、前記通気溝8は、図5に示した他の実施例のように、スペーサ枠7の枠辺の長さ方向に対して一方の方向に斜めに交差する方向と、前記枠辺の長さ方向に対して他方の方向に斜めに交差する方向との2つの方向に沿わせて網状に形成するのがより好ましく、このようにすることにより、外部からの異物の入り込みを効果的に防ぐとともに、固体撮像素子2とローパスフィルタ6との間の空間内の空気と撮像素子ユニット1外の空気との相互流通量を多くし、温度変化による固体撮像素子2及びローパスフィルタ6の対向面の曇りをより効果的に無くすことができる。
また、上記実施例では、スペーサ枠7の両面にそれぞれ複数の通気溝8を形成しているが、前記通気溝8は、固体撮像素子2の貼付け面とローパスフィルタ6の貼付け面のいずれか一方の面だけに形成してもよい。
さらに、上記実施例では、スペーサ枠7を、固体撮像素子2の貼付け面及びローパスフィルタ6の貼付け面(その少なくとも一方の面でもよい)に、その内周縁から外周縁にわたる長さの複数の通気溝8が形成された枠体としているが、固体撮像素子2とローパスフィルタ6との間に配置するスペーサ枠は、連続気泡を有する発泡ポリスチレンまたは発泡ポリウレタン等の発泡樹脂からなる枠体でもよく、このスペーサ枠を用いても、固体撮像素子2とローパスフィルタ6との間の空間内の温度を、この空間内と撮像素子ユニット1外の空気流通により撮像素子ユニット1外の温度変化に追従させて変化させ、温度変化による固体撮像素子2及びローパスフィルタ6の対向面の曇りを無くして常に良好な撮像性能を維持することができる。
この発明の一実施例を示す撮像素子ユニットの分解斜視図。 前記撮像素子ユニットの断面図。 前記撮像素子ユニットのスペーサ枠の拡大斜視図。 図3の一部分の拡大図。 この発明の他の実施例を示す撮像素子ユニットのスペーサ枠の斜視図。
符号の説明
1…撮像素子ユニット、2…固体撮像素子、2a…撮像エリア、3…カバーガラス、4…実装用プレート、6…位相格子型光学ローパスフィルタ、7…スペーサ枠、8…通気溝、9…異物付着膜、10a,10b…両面粘着テープ、11…ケーシング、12…撮像レンズ。

Claims (9)

  1. 固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子の前方に配置された位相格子型光学ローパスフィルタと、
    前記固体撮像素子の撮像エリアを囲む枠体からなり、少なくとも前記枠体の内周と外周との間で空気を流通させる通気性を有し、前記固体撮像素子と前記ローパスフィルタとの間に配置されたスペーサ枠とを備え、
    前記固体撮像素子と前記ローパスフィルタとを前記スペーサ枠を介して貼合わせたことを特徴とする撮像素子ユニット。
  2. スペーサ枠は弾性を有していることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子ユニット。
  3. スペーサ枠は、連続気泡を有する発泡樹脂枠であることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像素子ユニット。
  4. スペーサ枠は、固体撮像素子の貼付け面とローパスフィルタの貼付け面の少なくとも一方に、その内周縁から外周縁にわたる長さの複数の通気溝が形成された枠体であることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像素子ユニット。
  5. 通気溝は、幅及び深さが10μm以下の細溝であることを特徴とする請求項4に記載の撮像素子ユニット。
  6. 通気溝は、スペーサ枠の各枠辺にそれぞれ略均等なピッチで形成されていることを特徴とする請求項5に記載の撮像素子ユニット。
  7. 通気溝は、スペーサ枠の枠辺の長さ方向に対して斜めに交差する方向に沿わせて形成されていることを特徴とする請求項5に記載の撮像素子ユニット。
  8. 通気溝は、スペーサ枠の枠辺の長さ方向に対して一方の方向に斜めに交差する方向と、前記枠辺の長さ方向に対して他方の方向に斜めに交差する方向との2つの方向に沿わせて網状に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の撮像素子ユニット。
  9. 通気溝面に異物付着膜が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の撮像素子ユニット。
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