JP2006099913A - ディスク装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
定常回転に達するまでの時間を長期化することなく、シリアル通信であってもスピンドル・モータの回転始動時に必要なピーク電流をパラレル通信と同等のレベルに抑えることができるディスク装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】
HDD100は、ホストとシリアル通信を行うシリアル通信回路127と、ディスクを回転するSPM114と、SPM114及びシリアル通信回路127を制御するHDC/MPU123とを有する。HDC/MPU123は、シリアル通信回路127を休止させた後SPM114の回転数が所定の基準値に達すると、なるまで、シリアル通信回路127を起動し、シリアル通信回路127によるホストとのシリアル通信を確立する。
【選択図】 図1
定常回転に達するまでの時間を長期化することなく、シリアル通信であってもスピンドル・モータの回転始動時に必要なピーク電流をパラレル通信と同等のレベルに抑えることができるディスク装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】
HDD100は、ホストとシリアル通信を行うシリアル通信回路127と、ディスクを回転するSPM114と、SPM114及びシリアル通信回路127を制御するHDC/MPU123とを有する。HDC/MPU123は、シリアル通信回路127を休止させた後SPM114の回転数が所定の基準値に達すると、なるまで、シリアル通信回路127を起動し、シリアル通信回路127によるホストとのシリアル通信を確立する。
【選択図】 図1
Description
本発明はシリアル通信を行うディスク装置及びその制御方法に関し、特に、ディスクを回転するスピンドル・モータの回転始動時に必要な電流の低減を図ったハード・ディスク・ドライブなどに好適なディスク装置及びその制御方法に関する。
情報記録再生装置として、光ディスクや磁気テープなどの様々な態様のメディアを使用する装置が知られている。その中で、ハード・ディスク・ドライブ(以下、HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。さらに、コンピュータにとどまらず、動画像記録再生装置、カーナビゲーション・システム、またはデジタル・カメラなどで使用されるリムーバブルメモリなど、HDDの用途は、その優れた特性により益々拡大している。
このHDDを代表とするディスク装置においては、スピンドル・モータにより高速回転されるディスクに対し、ヘッドによりデータのリード/ライト動作を実行するよう構成されている。ディスクをスピンドル・モータにより駆動する場合、その起動時に最大駆動電流を印加してスピンドル・モータを回転させるため、起動時の消費電量が大きく、また騒音も大きいという問題がある。
そこで、例えば特許文献1においては、スピンドル・モータの起動に最低限必要な大きさの電流レベルに対応した起動用の信号をスピンドル・モータの駆動部に印加し、スピンドル・モータの回転数を所定の回転数まで上昇させる。そして、所定の回転数まで上昇した後、スピンドル・モータの回転数を所定の始動時回転数より低い運転回数に保つ信号に切り替え、以後、回転数を保つよう、スピンドル・モータの駆動部に対してフィードバック制御を行うようにしている。このことにより、必要最小限の電流で起動させ、起動電力を最少として起動時の消費電力を低減している。
ところで、コンピュータなどの上位機器(以下、ホストという。)とHDDとの間のデータ伝送のためのインターフェースとしては、SCSI(Small Computer System Interface)インターフェースやATA(AT Attachment)インターフェースなどのプロトコルが一般に使用されている。特に、ATAインターフェースは、インターフェース機能の向上と低コストの点から、多くのコンピュータにおいて利用され、また、光ディスク記憶装置などの他のタイプに記憶装置のインターフェースとしても広く利用されている。記録媒体の記録密度の向上及びパフォーマンス向上への要求から、ATAインターフェースのデータ伝送速度に対する要求は、益々厳しいものになっている。このため、従来のパラレル伝送による伝送方式に代えて、シリアル伝送によるATAインターフェース(シリアルATA)が提案されている。
シリアルATAの規格は、"Serial ATA Working Group"によって策定が進められており、既にリリースされている非特許文献1には、その仕様の詳細が記載されている。
特開2002−32952号公報
"Serial ATA II:Extensions to Serial ATA 1.0 Specification"、[平成16年9月24日検索]、インターネット<URL:http://www.serialata.org/collateral/index.shtml>
しかしながら、シリアルATAでは、従来のパラレルATAの消費電力に加え、シリアル通信のための電力が新たに必要となる。特に、新たに必要となるシリアル通信のための消費電流の増加は、電源投入時などのスピンドル・モータ起動時において問題となる。図11は、シリアルATAのHDDとパラレルATAのHDDにおける起動後の消費電流の推移を示す模式図である。図11に示すように、例えばパワーオンリセット(Power On Reset:POR)解除後、スピンドル・モータの回転始動のため、パラレルATAのHDDにおいては、スピンドル・モータに印加する駆動電流Imax1が必要である。これに対し、シリアルATAのHDDにおいては、駆動電流Imax1に加えてシリアル通信に要する消費電流ΔIが必要となる。したがって、シリアルATAのHDDにおいては、スピンドル・モータの回転始動時には、スピンドル系の駆動電流Imax1及びシリアル通信用の消費電流ΔI(=Imax2)が必要となってしまう。しかし、パラレルATAのHDD向けに用意されているシステム(ホスト)は、パラレルATAのHDDの始動時のピーク電流の値Imax1に対応して設計されているため、同じシステムにシリアルATAのHDDをそのまま導入しようとした場合、スピンドル・モータ回転始動時の消費電流のピーク値が、システムの設計値を上回ることになり、システムが動作しなくなるなどの不具合を生じる場合がある。
また、特許文献1のように、スピンドル・モータに対し、最大駆動電流を印加するのではなく、起動に最低限必要な電流を印加するようにすると、起動時のピーク電流を低く抑えることができるものの、定常回転に達するまでの時間、すなわち起動に要する時間が長くかかってしまうという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、定常回転に達するまでの時間を長期化させなくても、シリアル通信であってもスピンドル・モータの回転始動時に必要なピーク電流をパラレル通信と同等のレベルに抑えることができるディスク装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明にかかるディスク装置は、外部とシリアル通信を行うシリアル通信回路と、ディスクを回転するスピンドル・モータと、前記スピンドル・モータ及びシリアル通信回路を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記スピンドル・モータの回転数が所定の基準値以上の場合に前記シリアル通信回路による前記外部との通信を開始させるものである。
本発明においては、スピンドル・モータの回転数が所定の基準値以上の場合にシリアル通信回路によるシリアル通信を行うため、スピンドル・モータの回転数が不足し、大きな駆動電流を要する間は、シリアル通信に必要な回路等による電力消費を節約することができ、回転始動時の消費電流を低減することができる。
また、前記制御部は、前記スピンドル・モータの回転数が所定の基準値に達するまで前記シリアル通信回路の少なくとも一部を休止させることができ、シリアル通信回路の少なくとも一部を休止させることで、消費電力を節約することができる。
更に、前記制御部は、前記シリアル通信回路の少なくとも一部を休止させた後、前記スピンドル・モータの回転を始動させることができ、回転始動の前にシリアル通信回路の少なくとも一部を休止することで、回転始動に先立ち消費電力を低減しておくことができる。
更にまた、前記制御部は、前記スピンドル・モータを起動する際、前記シリアル通信回路が起動している場合には、前記シリアル通信回路の少なくとも一部を休止させた後、前記スピンドル・モータの回転を始動させることができ、シリアル通信回路が起動しているか否かを確認し、起動中の場合は少なくとも一部を休止させて消費電力を低減することができる。
また、前記シリアル通信回路の少なくとも一部を休止させる1以上の休止モードを有し、前記制御部は、前記スピンドル・モータの回転を始動させる前に前記シリアル通信回路を前記1以上の休止モードのいずれか一の休止モードに設定することができ、必要又はシステムの要求に応じて適宜休止モードを選択できるようにしてもよい。
更に、前記シリアル通信回路は、前記外部から受信したシリアル信号をパラレル信号に変換し、前記外部へ送信する信号をシリアル信号に変換する変換回路を有し、前記制御部は、前記スピンドル・モータの回転始動から所定の回転数に達するまでの期間、前記変換回路を休止させることができ、シリアル通信しない場合に不要な変換回路を休止させることで消費電力を低減することができる。
更にまた、前記シリアル通信回路が前記外部と通信する通常モードと、前記シリアル通信回路の少なくとも一部を休止させる複数の休止モードとを有し、前記制御部は、前記スピンドル・モータの回転数が所定の基準値に達するまで前記シリアル通信回路を前記複数の休止モードのうち通常モードへの遷移時間が10msec以下の休止モードに設定することができる。
また、前記シリアル通信回路は、シリアルATA規格に準拠したものとすることができ、例えば、シリアルATA規格に準拠したハード・ディスク・ドライブとすることができる。
本発明にかかるディスク装置は、外部とシリアル通信を行うシリアル通信回路と、ディスクを回転するスピンドル・モータと、前記スピンドル・モータ及びシリアル通信回路を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記スピンドル・モータに印加する駆動電流が所定の基準値以下の場合に前記シリアル通信回路による前記外部との通信を開始させるものでる。
本発明においては、スピンドル・モータに印加する駆動電流が所定の基準値以下の場合にシリアル通信回路によるシリアル通信を行うため、スピンドル・モータに印加する駆動電流が大きい場合には、シリアル通信に必要な回路等による電力消費を節約することができる。
本発明にかかるディスク装置の制御方法は、外部とシリアル通信を行うシリアル通信回路と、ディスクを回転するスピンドル・モータとを有するディスク装置の制御方法であって、前記前記スピンドル・モータの回転数を監視し、前記回転数が所定の基準値以上の場合に、前記シリアル通信回路による前記外部とのシリアル通信を開始させるものである。
本発明においては、スピンドル・モータの回転が所定の基準値以上の場合にシリアル通信回路によるシリアル通信を開始させるため、スピンドル・モータの回転始動時には不要なシリアル通信を行わず、必要となる電流を最小限に抑えることができる。
また、前記回転数が所定の基準値に達するまでの所定期間、前記シリアル通信回路の少なくとも一部を休止させることができる。この場合、前記所定の基準値は、前記スピンドル・モータに印加する駆動電流が所定の値以下になる回転数とすることができ、また、所定期間は、前記スピンドル・モータに印加する駆動電流が回転始動時の最大値から前記シリアル通信回路を起動するために必要な電流値分低下するまでに要する期間とすることができる。
更に、パワーオンリセット解除後に自動的に起動する前記シリアル通信回路を休止させ、前記休止の後に前記スピンドル・モータの回転を始動させ、前記スピンドル・モータの前記回転数が所定の基準値に達した後、前記シリアル通信回路を起動することができ、パワーオンリセット解除後のスピンドル・モータの回転始動時に好適に利用することができる。
この場合、パワーオンリセット解除後に前記制御部を初期化し、メモリのテストを実行し、前記パワーオンリセット解除後に自動的に起動する前記シリアル通信回路を休止させた後、前記スピンドル・モータの回転を始動させ、前記スピンドル・モータの前記回転数を監視し、前記回転数が所定の基準値に達した後、前記シリアル通信回路を起動するようにしてもよい。
本発明にかかるディスク装置及びその制御方法によれば、、シリアル通信であっても、スピンドル・モータに印加する駆動電流を低減せずにピーク電流をパラレル通信と同等のレベルに抑えることができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態は、本発明を、スピンドル・モータの回転始動時にHDDが必要とする消費電流をパラレル通信のHDDと同程度に抑えることができる、シリアル通信のHDDに適用したものである。
図1は、本実施の形態にかかるハード・ディスク・ドライブ(HDD)100の概略構成を示す図である。図1に示すように、HDD100は、筺体110内に、メディアの一例である磁気ディスク111、ヘッドの一例であるヘッド素子部112、アーム電子回路(アームエレクトロニクス:AE)113、スピンドル・モータ(SPM)114、ボイス・コイル・モータ(VCM)115を備えている。また、HDD100は、筺体110の外側に固定された回路基板120を備えている。回路基板120上には、SPM114、VCM115を制御するモータ・ドライバ121と、リード・ライトチャネル(R/Wチャネル)122と、ハード・ディスク・コントローラ(HDC)/MPU集積回路(HDC/MPU)123と、メモリコントローラ124と、RAMなどからなるメモリ125とを備えている。
また、回路基板120は、オシレータ126と、オシレータ126の信号からシステム・クロックを生成するシステム・クロック・ジェネレータ129と、ホストとのシリアル通信を行うシリアル通信回路127と、I/Oコントローラ128とを有する。
外部ホストからの書き込みデータは、HDC/MPU123によって受信され、R/Wチャネル122、AE113を介して、ヘッド素子部112によって磁気ディスク111に書き込まれる。また、磁気ディスク111に記憶されているデータは、ヘッド素子部112によって読み出され、読み出しデータは、AE113、R/Wチャネル122を介して、HDC/MPU123から外部ホストに出力される。
磁気ディスク111は、SPM114の回転軸に固定されている。SPM114は、モータ・ドライバ121によって駆動され、SPM114は所定の速度(定常回転数)で磁気ディスク111を回転する。磁気ディスク111は、データを記録する記録面を両面に備え、各記録面に対応するヘッド素子部112が設けられている。各ヘッド素子部112はスライダ(不図示)に固定されている。また、スライダは、キャリッジ(不図示)に固定され、キャリッジはVCM115に固定される。そして、VCM115は、揺動することによってキャリッジによりスライダ及びヘッド素子部112を移動する。
磁気ディスク111からのデータの読み取り/書き込みのため、キャリッジは回転している磁気ディスク111表面のデータ領域上にヘッド素子部112を移動する。キャリッジが揺動することによって、ヘッド素子部112が磁気ディスク111の表面の半径方向に沿って移動する。これによって、ヘッド素子部112が所望の領域にアクセスすることができる。
ヘッド素子部112において、典型的には、磁気ディスク111への記憶データに応じて電気信号を磁界に変換する記録ヘッド、及び磁気ディスク111からの磁界を電気信号に変換する再生ヘッドが一体的に形成されている。なお、磁気ディスク111は、1枚以上あればよく、記録面は、磁気ディスク111の片面及び両面に形成することができる。
AE113は、複数のヘッド素子部112の中からデータ・アクセスが行われる1つのヘッド素子部112を選択し、選択されたヘッド素子部112により再生される再生信号を一定のゲインで増幅(プリアンプ)し、R/Wチャネル122に送る。また、R/Wチャネル122からの記録信号を選択されたヘッド素子部112に送る。
R/Wチャネル122は、ホストから転送されたデータについて、ライト処理を実行する。ライト処理において、R/Wチャネル122はHDC/MPU123から供給されたライト・データをコード変調し、更にコード変調されたライト・データをライト信号(電流)に変換してAE113に供給する。また、ホストにデータを供給する際にはリード処理を行う。
リード処理において、R/Wチャネル122はAE113から供給されたリード信号を一定の振幅となるように増幅し、取得したリード信号からデータを抽出し、デコード処理を行う。読み出されるデータは、ユーザ・データとサーボ・データを含む。デコード処理されたリード・データは、HDC/MPU123に供給される。
HDC/MPU123は、MPUとHDCとが一つのチップに集積された回路である。MPUは、メモリ125にロードされたマイクロ・コードに従って動作し、ヘッド素子部112のポジショニング制御、インターフェース制御、ディフェクト管理などのハード・ディスク・ドライブ100の全体の制御のほか、データ処理に関する必要な処理を実行する。特に、本実施の形態においては、SPM114の回転始動時に必要とする消費電流をパラレル通信のHDDと同程度に抑えるべくシリアル通信回路127のパワーセーブを実行する。
メモリ125には、HDD100の起動に伴い、MPU上で動作するマイクロ・コードの他、制御及びデータ処理に必要とされるデータが磁気ディスク111あるいはROM(不図示)から、MPUの制御のもと、メモリコントローラ124を介してロードされる。
シリアル通信回路127は、ホストから受信したシリアル信号をパラレル信号に変換し、ホストに送信する信号をパラレル信号からシリアル信号に変換する。このシリアル通信回路127は、例えばシリアルATAに準拠したインターフェース機能(Host Interface Controller:HIC)を備えた回路とすることができる。シリアル通信回路127は、ホストとの間にてシリアル通信を確立し、ホストから伝送されたユーザ・データ及びリード・コマンドやライト・コマンドといったコマンドなどを受信する。受信したこれらのデータをパラレル信号に変換し、I/Oコントローラ128を介してユーザ・データをR/Wチャネル122に転送し、コマンドをHDC/MPU123に転送する。また、R/Wチャネル122から取得した磁気ディスク111からの読み出しデータを、I/Oコントローラ128を介して受け取り、シリアル信号に変換してホストに伝送する。HDC/MPU123は、更に、ホストから取得した、あるいは、磁気ディスク111から読み出したユーザ・データについて、誤り訂正(ECC)のための処理を実行する。
R/Wチャネル122によって読み出されるデータには、ユーザ・データの他に、サーボ・データが含まれる。HDC/MPU123は、このサーボ・データを使用して、ヘッド素子部112の位置決め制御を行う。HDC/MPU123からの制御信号はモータ・ドライバ121に出力される。モータ・ドライバ121は制御信号に応じて駆動電流をVCM115に供給する。HDC/MPU123は、サーボ・データを使用して、データのリード/ライト処理の制御を行う。また、モータ・ドライバ121は、HDC/MPU123からの制御信号に応じてSPM114を定常回転させるための駆動電流を印加する。
以上のように構成されたHDD100は、ホストとの間でシリアル通信を行うHDDである。以下の説明においては、本実施の形態を、シリアルATAに準拠した通信を行うHDDとして説明するが、シリアルATAに準拠しない場合であっても、シリアル通信を行うHDDであれば、SPM回転始動時には不要であるシリアル通信部分の回路を省電力モードに設定することで、同様にSPM回転始動時の消費電力を低減することができる。
シリアルATAは、物理層、リンク層、トランスポート層及びアプリケーション層の4階層から構成される。物理層は、送信と受信とで別々の信号線を有し、それぞれが+信号と−信号による差動伝送を行う。そのため、合計で4本の信号線を有している。外部ホストと接続されるコネクタ(不図示)には、この4本の信号線に加えシールド用の3本のグランド線を有している。
リンク層は、フレームの送受信や通信を制御するためのプリミティブ(Primitive)と呼ばれる制御キャラクタ(control character)の送受信を行う。また、物理層での転送に適したデータ形式への変換(1byte(8bit)のデータを10bitに変換して転送:8b/10bエンコーディング)、フレーム・ペイロードのスクランブル及びCRC(Cyclic redundancy check)の生成/チェックもリンク層が行う。
トランスポート層では、FIS(Frame Information Structure)と呼ばれるフレーム・ペイロードの構築や、受信したFIS内の構成要素の解析を行う。FISには、コマンド発行時にレジスタの内容をホストからデバイスに対して転送するRegister FISや、データ転送時に使うData FIS などがあり、シリアルATAでは、このFISによってホストとのデータ、コマンドのやり取りが行われる。
アプリケーション層の機能としては、ソフトウェアからアクセスするためのレジスタ・セット、DMA処理、コマンドの解釈・実行などがあるが、その仕様はシリアルATA規格において厳密に定義されているわけではなく、多くは実装に依存する。例えば、本実施の形態においては、シリアル通信回路127の一部を休止させることで、シリアル通信回路127を省電力状態に設定するが、シリアルATAでは、後述するように、ホストとのシリアル通信を実行可能な通常モードへの遷移時間(復帰時間)に応じて、省電力状態として2つの休止モードが規定されている。
シリアルATAのHDD100では、外部ホストとの間でシリアル通信が確立されると、データ及びコマンド等はFISによってやり取りする他、ホストとの間のシリアル通信維持のため、ホストとの間にてプリミティブのやり取り(Primitive Handshake)を行う。したがって、シリアル通信回路127は、ホストとの間にて書き込み又は読み出しのためのユーザ・データ、コマンド等のやりとりがない場合であってもプリミティブのやり取りを行うため常に動作状態にあり、電力を消費する。
図2は、図1に示す回路基板120を詳細に示すブロック図である。図2において、図1と同一構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。図2に示すように、シリアル通信回路127は、アナログ・フロント・エンド130、制御信号検出部140、SATA回路150を有する。アナログ・フロント・エンド130は、トランスミッタ131及びレシーバ132を有する。SATA回路150は、I/Oコントローラ128から受け取ったコマンド、ユーザ・データなどをシリアル・データに変換してトランスミッタ131に出力するシリアライザ151、及びホストからのシリアル・データをレシーバ132を介して受け取り、パラレル・データに変換するディシリアライザ152を有するシリアライザ/ディシリアライザ153と、PLL(phase-locked loop)153、154とを有している。
I/Oコントローラ128は、ホストへ送信するデータをSATA回路150に供給する。PLL154は、オシレータ126からの信号に基づき、シリアル通信のためのクロック信号を生成し、シリアライザ151に供給する。シリアライザ151は、受け取ったデータをPLL154のクロック信号に同期したシリアル・データに変換し、トランスミッタ131を介してホストに出力する。また、レシーバ132を介して入力されたデータは、SATA回路150に供給される。PLL155は、オシレータ126からの信号に基づきクロック信号を生成し、ディシリアライザ152は、受け取ったデータをクロック信号に同期してパラレル・データに変換し、I/Oコントローラ128に出力する。
また、HDDは、後述するように、いくつかのパワー・セーブ・モードを有しており、例えばシステム・クロックの停止を伴うHDD全体的なパワー・セーブ・モードとしていわゆるスリープ・モードなどを有する。この場合、HDDは、ホストからの、クロックに拠らない制御信号をトリガとして、システム・クロックの停止を伴うパワー・セーブ・モードからの復帰処理を実行する。制御信号検出部140は、このクロックに拠らない制御信号を検出してオシレータ126を起動させ、システム・クロックの生成を開始させる。上記制御信号を使用することによって、システム・クロックが停止している場合であっても、HDD100はホストからの制御信号を受信することができる。
このように構成されたシリアル通信回路127は、コマンド、ユーザ・データなどの送受信の他、ホストとの間のシリアル通信を確立するため、上述したように、プリミティブとよばれる制御キャラクタの送受信を行う。このため、ホストとのシリアル通信維持のためにシリアル通信回路127が動作状態であることが必要であり、SATA回路150に電力を供給する必要がある。したがって、従来のパラレルATA方式に比してシリアル通信のための電力が新たに必要となる。
ところで、HDD100は、例えばパワーオンリセット(POR)解除(起動)後、SPM114の回転を始動させる。この際、最大の駆動電流をSPM114に対して印加し、すばやくSPM114が定常回転となるようモータ・ドライバ121が制御される。SPM114の回転始動時には、HDD100は最も大きな消費電流(以下、ピーク電流という。)を必要とする。したがって、例えば、ノート型のPC等のように、HDD100に対して供給できる電力が限られているような装置の場合、SPM114の回転始動時に必要なピーク電流を供給限度として設計される。しかしながら、シリアル通信のHDD100においては、シリアル通信により増加する上述の電力によって、ピーク電流がパラレル通信のHDDのピーク電流より大きくなる。したがって、従来のパラレル通信のHDDのピーク電流を供給限度と仮定して設計されているシステムに対し、シリアルATAなどのシリアル通信を行うHDDをそのまま接続したのでは、システムが供給しなければならない消費電流が設計値を上回ることになり、システム又はHDDが動作しなくなる場合がある。
また、スピンドル・モータに印加する最大電流を小さくすることも考えられるが、その場合、所定の回転数に達するまで、すなわちHDDが始動開始するまで時間がかかってしまう。例えば、シリアルATAには、パラレルATAに比べて1.5倍以上の転送速度を有する等、様々な優位点があるが、シリアルATAに準拠したHDDを使用するにあたって、ホスト側の設計変更なしにシリアルATAのHDDを接続できることがシステム全体のコスト面などにおいて望ましい。すなわち、パラレルATAのHDDと同等のピーク電流にてHDD100を動作させると共に、スピンドル・モータの回転始動から定常回転にいたるまでの時間も同程度に維持できることが望ましい。
そこで、本実施の形態においては、SPMに印加する駆動電流をパラレルのHDDと同程度としつつ、装置が消費するピーク電流をパラレル通信の従来のHDDと同等に抑えることができるシリアル通信のHDDの制御方法を提案するものである。本実施の形態におけるHDDの制御方法は、上述のノート型のPC等、供給可能な最大電流が限られているシステム等に得に好適である。以下、本発明の理解を容易にするため、パラレルATAのHDDの制御方法を従来例、通常のシリアルATAに定義されているStaggered Spin UpオプションによるHDDの制御方法を比較例とし、これらと共に本実施の形態におけるHDDの制御方法について説明する。
本実施の形態においては、HDD100にて必要となる消費電流が最も大きくなるSPMの回転始動時、例えばPOR解除後において各回路を制御することで、ピーク電流の低減を図る。以下、POR解除後の回路制御をPORシーケンスという。図3〜図5は、それぞれ、パラレルATAのHDDのPORシーケンス、通常のシリアルATAのHDDのPORシーケンスの一例(Staggered Spin Upオプション)、及び本実施の形態におけるHDDのPORシーケンスを示す図である。なお、本実施の形態においては、SPMの回転始動時の一例として電源投入時について説明するが、後述するように、電源投入時以外であってSPMが回転停止し、これを始動させる際には、同様のシーケンスに従って回転始動させることでピーク電流をパラレル通信と同程度に抑えることができる。
図3に示すように、従来のパラレルATAのHDDのPORシーケンスでは、POR解除後、HDC/MPU、I/OコントローラなどのHICの初期化が行われ、(ステップS31)次いで、HDC/MPU123によるメモリチェックを実行する(ステップS32)。その後、HDC/MPU123の制御のもと、モータ・ドライバ121によりSPM114に駆動電流が印加され、SPM114の回転を始動する。SPM114の回転が始動されると、HDC/MPU123は、その回転数を監視し、SPM114が定常回転に達するまで待機する。SPM114の回転始動時には、最大の駆動電流Imax1が印加され、上述の図11に示したように、定常回転に近づくと駆動に要する電流値が減少していく。この回転始動時の電流がパラレルATAのHDDの消費電流のピーク電流となる。SPMが定常回転を示す所定の回転数(回転速度)に達した後、メモリ124上に所定のテーブル及びマイクロ・コードをロードし、スタートアップ動作(PORシーケンス)が完了したことを通知する信号をホストへ送信する。
一方、通常のシリアルATAでは、図4に示すように、POR解除後、HDC/MPU、I/Oコントローラに加えシリアル通信を行うSATA回路などのHIC部分の初期化が行われる(ステップS11)。RAM/ROMなどのメモリチェックはパラレルATAと同様に行われる(ステップS12)。その後、通常のシリアルATAのHDDにおいては、ホストとのシリアル通信を確立させるためにSATA回路がMPUにより自動的に起動(OOD SEQUENCE開始)され、ホストとのリンクの確立(PHY_RDY)するまで一定時間待機する(ステップS13)。こうしてシリアル通信が確立した後、SPMの回転を始動させる(ステップS14)。なお、これは、シリアルATAのStaggered Spin-Upオプションに定義されているPORシーケンスである。このオプションは、複数のシリアルATAのHDDがシステム(ホスト)に接続された場合に、始めにHDDとシステムとのシリアル通信を確立させ、確立されたシリアル通信により、システム側で個々のシリアルATAのHDDのモータの回転開始タイミングをずらすよう制御することで、システム全体の始動電流を低減させることができるようにするものである。複数台のHDDをホストに接続する際の始動開始時期を分散させることで、ピーク電流を小さくできる。
すなわち、複数台のHDDとホストとが接続されている場合は、SATA回路の起動確立の後、ホストの制御のもと、各HDDのスピンドル・モータの回転始動のタイミングをずらすことでシステムに要するピーク電流を低く抑えることができる。そして、全てのHDDのSPMが定常回転となる回転数に達するまで待機し、その後、テーブル及びマイクロ・コードをロードするとスタートアップ動作が完了したことをホストへ送信する(ステップS14〜S16)。
図6は、POR解除直後乃至SPMが定常回転に達するまでに通信に使用するインターフェース部分にて消費される電流量を示す模式図である。図6(a)に示すようにタイミングt1に示すPOR解除直後からSPMが定常回転となるタイミングt6までの間、パラレルATAのHDDでは、ホストとのデータのやり取りを行わないため、インターフェース部分に要する電流はゼロである。これに対し、通常のシリアルATAのHDDにおいては、POR解除後、ホストとのシリアル通信を確立するため、タイミングt2に示すSATA回路が起動するタイミングで所定の電流ΔIを必要とする。すなわち、上述したように、シリアルATAにおいては、ホストとの間で磁気ディスクに書き込むユーザ・データや、HDD100に対する所定のコマンドの受信等がない場合であっても、ホストとの間にてシリアル通信を確立するために上述のプリミティブと呼ばれる制御キャラクタの送受信を行うため、SATA回路150を動作させるΔIの電流が常に必要となる。したがって、通常のシリアルATAのHDDにおいては、パラレルATAのHDDにてSPMの回転始動時に必要である最大電流Imax1に加え、シリアル通信のためのΔIが必要となり、ピーク電流は、Imax1+ΔI=Imax2となる。すなわち、上述のStaggered Spin Upオプションでは、複数のHDDをホストに接続する際、一度に要する消費電流を低減することができるものの、シリアル通信であるため、最少でもImax2の消費電流を要することになる。
このような通常のシリアルATAのHDDに対し、本実施の形態におけるHDDにおいては、シリアルATAで通常SPMの始動開始時に必要なピーク電流Imax2を、パラレルATAのHDDと略同等のImax1とするものである。このため、POR解除後のPORシーケンスにおいて、以下の方法にてSPM114の回転を始動する。
図5に示すように、先ず、HDC/MPU123、及びI/Oコントローラ128及びSATA回路150などのHIC部分を初期化し、RAM/ROMなどのメモリチェックを行う(ステップS1、S2)。これらの工程は、図4に示す通常のシリアル通信回路と同様に行われる。シリアルATAではMPUが起動すると、上述したように、一般的にはシリアル通信にかかわる回路、すなわち、SATA回路150等が起動し、ホストとの間のシリアル通信を確立させようとする。ここで、本実施の形態においては、シリアル通信回路127の少なくとも一部を休止する。具体的には、例えばシリアル通信回路127におけるSATA回路150に対する動作クロックの供給を止めることで、SATA回路150を休止状態にする。
これにより、シリアル通信回路127がシリアル通信のために必要とするΔIを不要とし、休止させている期間は、このΔIの消費電流を節約することができる。すなわち、HDDをシリアルATAとした場合に新たに必要となるΔIをSATA回路150の休止の期間は不要とすることができる。
そして、この状態でスピンドル・モータの回転を始動させ(ステップS4)、SPM114の回転数が所定の基準値M1に達するまで待機する。ここで、所定の基準値M1に達するまでとは、SPM114の回転に要する電流、すなわちSPM114に印加する駆動電流が所定の基準値より下回る回転数を示す。具体的には、SATA回路150が消費する消費電流ΔI又はそれ以上の電流が、最大駆動電流Imaxから低下した値とすることが好ましい。本実施の形態においては、SATA回路150が起動していないため、SPM114とSATA回路150との合計の消費電流は、SATA回路を有しない、パラレルATAのHDDと略同一となっているが、SATA回路150を起動すると、SATA回路150の消費電流ΔI分だけ上記合計の消費電流が増加する。これをパラレルATAのHDDと同程度Imax1とするためには、SPM114の駆動電流がImax1からΔI低下したタイミング以降にSATA回路150を起動することが必要だからである。なお、本実施の形態においては、例えば予めSPM114の回転数と電流との関係を測定し、スピンドル系に要する電流が所定の基準値を下回った否かの判定を、MPUがSPM114の回転数(回転速度)を観測することで実行するものとするが、例えばスピンドル系に要する電流の値を直接観測し、上記基準値より下回るか否かを判定するようにしてもよい。
HDC/MPU123は、SPM114の回転数が所定の基準値M1に達したことを確認すると、SATA回路150を起動する(ステップS6)。このSATA回路150の起動は、上述のステップS13と同様であり、SATA回路を起動し(OOB SEQUENCE開始)、ホストとのリンクを確立させる(PHY_RDY)。なお、リンクの確立(PHY_RDY)は、ホストに起動動作が完了したことを通知する前まであればよい。
その後、SPM114が定常回転を示す回転数M2となるまで待機し(ステップS7)、テーブル及びマイクロ・コードをロードする(ステップS8)。こうして、一連のスタートアップ動作が完了し、ユーザ・データ、コマンド等を受信可能な状態になったことをホストへ送信する(ステップS9)。
この一連のPORシーケンスにおいては、図6(c)に示すように、時刻t1のPOR解除後、HDC/MPU123が起動し、時刻t2にてSATA回路150が起動するものの、HDC/MPU123の制御により、SPMの回転始動の前にSATA回路150を休止モードに遷移させる(これをタイミングt3とする。)。このタイミングt3より、SATA回路150が通常モードの際に消費する電流ΔIが不要となる。その後、タイミングt4にてSPM114の回転が始動し、SPM114の回転のために印加する電流値が所定の基準値を下回るまでのt4〜t5の間、SATA回路150の消費電流ΔIを不要するため、シリアルATAのHDDにおいても、SPM114の回転始動の際、その消費電流をパラレルATAのHDDと同等のピーク電流とすることができる。SPM114に印加する電流値が所定の基準値を下まわるタイミングt5又はそれ以降にSATA回路150を起動する。ここで、本実施の形態においては、SPM114に印加する駆動電流を低減しないため、SPM114が定常回転に達するまでの時間(t4〜t6)は、パレレルATAと略同じ時間とすることができる。なお、SPM114の回転始動のタイミングt4は、タイミングt3以降であればよい。また、SATA回路150の一部を停止させるような場合は、システムが許す限度の印加電流となるようSPM114に印加する電流を低減させてもよいが、その場合においても、SATA回路150が通常動作している場合に比して大きな電流を印加することができる。
ここで、シリアルATAにおいては、シリアル通信回路127に対して、Partial、Slumberという2つの省電力モード(休止モード)が規定されている。Partialモードは、ホストとのシリアル通信が可能な通常モード(Active mode)への遷移時間が10μsec以下と通常のコマンド実行時間に対して十分短く、スループットに影響を与えない休止モードである。また、Slumberモードは、通常モードへの遷移時間が10msec以下の休止モードであり、スループットに影響を与えないとHDC/MPU123が判断した場合又はホストが判断した場合にのみ遷移することができる休止モードである。Partialモードは、その遷移時間の制限から、例えばSATA回路150の一部のみに電力供給を停止することで実現される休止モードである。また、Slumberモードは、通常モードへの遷移時間が長く取れるため、例えばSATA回路150への電力供給を停止することができ、シリアル通信に必要なΔIの消費電力を実質的に不要とすることができるモードとして設定することができる。これらのPartial、Slumberモードに遷移した場合、HDC/MPU123は、必要に応じてSATA回路150の一部又は全部に対して電力を供給し、通常モードに遷移させる。
例えば、本実施の形態においては、ステップS2においてメモリテストが終了した後、マイクロ・コードに従ってMPUがSATA回路150をSlumberモードに遷移させることで、SATA回路の休止モードを実現させることができる。なお、シリアル通信回路127は、Slumberモードに限らず、例えばPartialモードに遷移させてもよい。PartialモードであってもSATA回路150の電流消費をある程度低減することができ、HDD100が接続されるシステム等の条件に応じてPartialモードに遷移するものとしてもよい。または、必要に応じて、SlumberとPartialを適宜選択するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、PORシーケンスの一部として、HDC/MPU123がメモリチェックを行った後、シリアル通信回路127を省電力モードに遷移させるものとして説明したが、上述のSlumberモード、Partialモードへの遷移は、MPUが動作可能であれば実行することができ、メモリテスト前にシリアル通信回路127を省電力モードにするようにしてもよい。
以上はPOR解除後のPORシーケンスとして説明したが、その他の場合であってもSPMの回転始動をする場合であれば同様のシーケンスにて同様の効果を奏する。例えば、HDDには、シリアル通信回路127の省電力モードとは別に、パラレルATAなどにおいても同様に設けられているHDD全体の省電力モード(パワーセーブモード)がある。これらは、例えばスタンバイ、スリープなどと呼ばれるモードであり、装置全体がアクティブになる通常のモード(アクティブモード)への遷移時間に応じて複数のパワー・セーブ・モードが用意されている。例えばスタンバイ・モードは、オシレータ126及びシステム・クロック・ジェネレータ129は動作状態とし、モータ・ドライバ121、R/Wチャネル123、HDC/MPU123及びメモリコントローラ124は停止状態とされるようなモードである。この場合、オシレータ126及びシステム・クロック・ジェネレータ129は動作しているため、クロックが生成され、I/Oコントローラ128及びシリアル通信回路127は動作状態にあり、ホストとシリアル通信可能な状態とされる。この場合、ホストからの要求に応じてアクティブ・モードに復帰する。
また、スリープ・モードでは、オシレータ126及びシステム・クロック・ジェネレータ129も停止される。この場合、図2におけるアナログ・フロント・エンド130及び制御信号検出部140以外の全ての回路が停止する。オシレータ126及びシステム・クロック・ジェネレータ129も停止状態にある場合は、ソフト・リセット、ハード・リセット(例えば、シリアルATAにおけるCOMWATE、COMRESETがその一例である)によってHDDを通常のアクティブ・モードに復帰させることができる。なお、ハード・リセットはHDDのHDC/MPUなどの制御部を初期化してしまうため、ホストからのソフト・リセットによる復帰処理が必要とされる。シリアルATAにおいては、ソフト・リセットは、FISの転送を伴うため、COMWAKEによりオシレータ126及びシステム・クロック・ジェネレータ129を起動させ、FISの転送を可能とし、ソフト・リセットをホストから受領し、マイクロ・コードによる復帰処理が行われる。
本発明は、これらスタンバイ又はスリープなどのパワー・セーブ・モードにおいて、SPM114を停止状態から回転始動させる場合であっても同様に適用することができる。すなわち、HDD100がホストからの復帰要求を受けパワー・セーブ・モードからアクティブ・モードに復帰する際、先ず、シリアル通信回路127がシリアル通信しているか否かを判定する。例えばスタンバイ・モードであれば、シリアル通信回路127はホストとのシリアル通信を維持するために消費電流ΔIを消費しているため、SPM114の回転を始動する前にシリアル通信回路127を休止モードに設定する。そして、SPM114の回転を始動し、その回転数が所定の基準値に達するまで待機した後、シリアル通信回路127を通常モードに遷移させ、SPM114が定常回転する。
また、スリープ・モードなどのオシレータ126及びシステム・クロック・ジェネレータ129が停止状態にあるときは、SATA回路150も停止状態であり、シリアル通信も停止されている。したがって、シリアル通信回路127にて消費電流ΔIは消費されていないが、ホストからの復帰要求によりオシレータ126及びシステム・クロック・ジェネレータ129、HDC/MPU123が復帰すると、シリアル通信回路127のシリアル通信を確立させるよう設定されている場合は、上述と同様、SPM114の回転始動前にシリアル通信回路127を休止させる。また、POR解除後、又はパワー・セーブ・モードにおいてシリアル通信回路127も休止し、ホストからの復帰要求に対してシリアル通信回路127が起動又は自動的に通常モードに遷移しない場合、すなわち、MPUの制御によってのみ起動又は通常モードに遷移するような場合は、SPM114を回転始動させ、回転数が所定の基準値以上となった時点でシリアル通信回路127を起動又は通常モードに遷移させればよい。
また、本実施の形態においては、シリアル通信回路127を休止モードにする場合、上述のSlumberモードに設定する。Slumberは、例えばシリアライザ/ディシリアライザ153及びPLL154、155を休止状態にするシリアル通信回路127の省電力モードとして予め用意されている休止モードである。ホストとのユーザ・データ又はコマンドのやり取りが一定期間ない場合には、シリアル通信回路127を、MPU又はホストの制御によってSlumber又はPartialに設定することで電力消費を低減するために設けられる。本実施の形態においても、この休止モードを利用して、SPM114の回転始動から所定期間、シリアル通信回路127を休止モードとすることができる。なお、シリアルATAのように、Slumber又はPartialなどの休止モードが設定されている場合はこれを利用することができるが、その他、SPM114の回転始動時からの所定期間のシリアル通信を停止させ、シリアル通信回路127に要する消費電力を低減する方法であれば、Slumber又はPartialの休止モードに限るものではない。
次に、本実施の形態における効果について更に詳細に説明する。図7(b)、図9(b)は、それぞれ異なるHDDにおいて、本実施の形態におけるPORシーケンスにしたがってSPMの回転を始動させた場合を示すグラフ図である。また、図8及び図10は、それぞれ図7(b)及び図9(b)におけるタイミングt1〜t4部分を拡大して示す図である。なお、図7(a)、図9(a)に示すのは、シリアルATAの通常のPORシーケンスに従って起動動作を行った例を示す比較例である。図7乃至図10において、縦軸は、SPM及びシリアル通信回路にて消費される電流値を示し、横軸は時間を示す。シリアル通信回路は、上述の実施の形態においては、SATA回路150を示す。
図7(a)、図9(a)に示すように、シリアルATAのHDDを通常のPORシーケンスに従って起動すると、POR解除でHDC/MPUが起動し、これによりSATA回路も起動する。なお、図7(a)、図9(a)においては、POR解除のタイミング(t1)、MPUの起動のタイミング、SATA回路の起動のタイミングt2が略同一である。そして、各回路の起動が確立すると、SPMが回転始動され、電流がピーク値Imax2となる。このImax2は、上述したように、シリアル・インターフェース部分にて消費される電流ΔIを含むものである。
これに対し、図7(b)、図8、図9(b)、図10に示すように、本発明を適用したPORシーケンスに従ってHDDを起動した場合、POR解除(t1)と略同時にMPUが起動し、SATA回路も起動される(t2)が、MPUの起動が確立すると直ちにSATA回路が休止モードに遷移される。そして、その後にSPMを回転始動するため、回転始動のタイミングt4における電流のピークImax2は、パラレルATAのHDDと同程度の値となり、SATA回路の起動後にSPMを起動する図7(b)、図8(a)に示す比較例のピーク電流Imax2に比して、ピーク電流が小さくなっている。
以上、詳述したように、本実施の形態のいては、シリアル通信のHDDにおいて必ず必要となるシリアル通信のための消費電流を、SATA回路を休止させることで不要とし、SPM回転始動時のピーク電流をパラレル通信のHDDと同等に抑えることができ、HDDを接続するホストの電流容量の変更を不要とすると共に、SPMの回転始動に要する電流は従来と同等とすることで、SPMが定常回転となるまでの時間も略同程度とすることができる。
このことにより、パラレル通信のHDD用に設計されているようなホストに対しても、設計変更させることなく、シリアルATAのHDDを適用することができ、電流ピーク値をパラレルと同等に維持できるため、電流値が設計値を上回ってシステムが動作しない等の問題を回避することができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。上述したように、本実施の形態においては、POR解除後の動作として説明したが、SPMを回転始動させる場合に上述と同様の方法を適用できることは言うまでもない。例えば、HDDのスタンバイ、スリープなどのパワー・セーブ・モードにおいてSPMを停止状態から回転始動する場合においても、同様の手順にて一旦シリアル通信部分を休止させることで、SPMの回転始動時に必要な電流を最小限に抑えることができる。
また、本実施の形態においては、シリアルATAのHDDとして説明したが、他のシリアル通信のHDDであっても同様に適用することができる。さらに、各処理と論理構成との関係は上記例に限定されるものではない。例えば、図2における各回路ブロックは、必要に応じて1又は複数のチップに集積することができる。また、本実施形態において、ヘッド素子部12は、書き込み及び読み出し処理を行うことができる記録再生ヘッドであるが、再生のみを行う再生専用装置に本発明を適用することも可能である。尚、本発明は磁気ディスク記憶装置に特に有用であるが、光ディスク記憶装置など、記憶媒体を駆動する他の態様の記憶装置に適用することが可能である。
110 筺体、111 磁気ディスク
112 ヘッド素子部、120 回路基板
121 モータ・ドライバ、 122 R/Wチャネル
125 メモリ、134 メモリコントローラ
124 入出力回路、131 チャネル
126 オシレータ、127 シリアル通信回路
128 I/Oコントローラ、129 システム・クロック・ジェネレータ
112 ヘッド素子部、120 回路基板
121 モータ・ドライバ、 122 R/Wチャネル
125 メモリ、134 メモリコントローラ
124 入出力回路、131 チャネル
126 オシレータ、127 シリアル通信回路
128 I/Oコントローラ、129 システム・クロック・ジェネレータ
Claims (20)
- 外部とシリアル通信を行うシリアル通信回路と、
ディスクを回転するスピンドル・モータと、
前記スピンドル・モータ及びシリアル通信回路を制御する制御部とを有し、
前記制御部は、前記スピンドル・モータの回転数が所定の基準値以上の場合に前記シリアル通信回路による前記外部との通信を開始させるディスク装置。 - 前記制御部は、前記スピンドル・モータの回転数が所定の基準値に達するまで前記シリアル通信回路の少なくとも一部を休止させる
ことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。 - 前記制御部は、前記シリアル通信回路の少なくとも一部を休止させた後、前記スピンドル・モータの回転を始動させる
ことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。 - 前記制御部は、前記スピンドル・モータを起動する際、前記シリアル通信回路が起動している場合には、前記シリアル通信回路の少なくとも一部を休止させた後、前記スピンドル・モータの回転を始動させる
ことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。 - 前記シリアル通信回路の少なくとも一部を休止させる1以上の休止モードを有し、
前記制御部は、前記スピンドル・モータの回転を始動させる前に前記シリアル通信回路を前記1以上の休止モードのいずれか一の休止モードに設定する
ことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。 - 前記シリアル通信回路は、前記外部から受信したシリアル信号をパラレル信号に変換し、前記外部へ送信する信号をシリアル信号に変換する変換回路を有し、
前記制御部は、前記スピンドル・モータの回転始動から所定の回転数に達するまでの期間、前記変換回路を休止させる
ことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。 - 前記シリアル通信回路が前記外部と通信する通常モードと、前記シリアル通信回路の少なくとも一部を休止させる複数の休止モードとを有し、
前記制御部は、前記スピンドル・モータの回転数が所定の基準値に達するまで前記シリアル通信回路を前記複数の休止モードのうち通常モードへの遷移時間が10msec以下の休止モードに設定する
ことを特徴とする請求項1記載のディスク装置の制御方法 - 前記シリアル通信回路は、シリアルATA規格に準拠したものである
ことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。 - シリアルATA規格に準拠したハード・ディスク・ドライブである
ことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。 - 外部とシリアル通信を行うシリアル通信回路と、
ディスクを回転するスピンドル・モータと、
前記スピンドル・モータ及びシリアル通信回路を制御する制御部とを有し、
前記制御部は、前記スピンドル・モータに印加する駆動電流が所定の基準値以下の場合に前記シリアル通信回路による前記外部との通信を開始させるディスク装置。 - 前記制御部は、前記スピンドル・モータに印加する駆動電流が所定の基準値に達するまで前記シリアル通信回路の少なくとも一部を休止させる
ことを特徴とする請求項10記載のディスク装置。 - 前記制御部は、前記シリアル通信回路の少なくとも一部を休止させた後、前記スピンドル・モータに駆動電流を印加する
ことを特徴とする請求項10記載のディスク装置。 - 外部とシリアル通信を行うシリアル通信回路と、ディスクを回転するスピンドル・モータとを有するディスク装置の制御方法であって、
前記前記スピンドル・モータの回転数を監視し、
前記回転数が所定の基準値以上の場合に、前記シリアル通信回路による前記外部とのシリアル通信を開始させるディスク装置の制御方法。 - 前記回転数が所定の基準値に達するまでの所定期間、前記シリアル通信回路の少なくとも一部を休止させる
ことを特徴とする請求項13記載のディスク装置の制御方法。 - 前記スピンドル・モータの回転を始動させる際に前記シリアル通信回路による前記外部とのシリアル通信が実行されている場合には、前記シリアル通信回路を、前記シリアル通信回路の少なくとも一部を休止させる1以上の休止モードのいずれか一の休止モードに設定する
ことを特徴とする請求項13記載のディスク装置の制御方法。 - 前記所定の基準値は、前記スピンドル・モータに印加する駆動電流が所定の値以下になる回転数である
ことを特徴とする請求項13記載のディスク装置の制御方法。 - 前記シリアル通信回路の少なくとも一部を休止させる前記所定期間は、前記スピンドル・モータに印加する駆動電流が回転始動時の最大値から前記シリアル通信回路を起動するために必要な電流値分低下するまでに要する期間である
ことを特徴とする請求項14記載のディスク装置の制御方法。 - 前記シリアル通信回路を、前記シリアル通信回路が前記外部とのシリアル通信を実行する通常モードから、前記1以上の休止モードのうち前記通常モードへの遷移時間が10μsec以下の休止モードに遷移させ、
前記スピンドル・モータの回転を始動させる
ことを特徴とする請求項13記載のディスク装置の制御方法。 - パワーオンリセット解除後に自動的に起動する前記シリアル通信回路を休止させ、
前記休止の後に前記スピンドル・モータの回転を始動させ、
前記スピンドル・モータの前記回転数が所定の基準値に達した後、前記シリアル通信回路を起動する
ことを特徴とする請求項13記載のディスク装置の制御方法。 - パワーオンリセット解除後に前記制御部を初期化し、
メモリのテストを実行し、
前記パワーオンリセット解除後に自動的に起動する前記シリアル通信回路を休止させた後、前記スピンドル・モータの回転を始動させ、
前記スピンドル・モータの前記回転数を監視し、前記回転数が所定の基準値に達した後、前記シリアル通信回路を起動する
ことを特徴とする請求項13記載のディスク装置の制御方法。
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