JP2006099459A - 改札機と定期券処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 利用者が駅窓口で継続定期券を購入したり、定期券発行機で継続定期券の発券処理を行ったりする必要がなく、改札機を通過する際に継続定期券を受取ることができ、利便性が向上し、駅側では、継続定期券の発券業務を自動化することができ、継続定期券の発券に係る業務を効率化できる。
【解決手段】 webページ上において利用者が継続定期券の発券依頼の手続きを行い、上記webページで受付けた継続定期券の発券をホストコンピュータからID番号をキーとして各改札機に送信し、各改札機において継続定期券の発券対象となる定期券で改札処理を行っている際に、当該定期券の継続定期券を発券するようにしたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 webページ上において利用者が継続定期券の発券依頼の手続きを行い、上記webページで受付けた継続定期券の発券をホストコンピュータからID番号をキーとして各改札機に送信し、各改札機において継続定期券の発券対象となる定期券で改札処理を行っている際に、当該定期券の継続定期券を発券するようにしたものである。
【選択図】 図1
Description
この発明は、例えば、鉄道やバスなどの交通機関で使用される定期券により利用者の通行を制御する改札機と、この改札機で使用される定期券に関する情報を管理する管理装置と前記改札機とを有する定期券処理システムに関する。
近年、鉄道やバスなどの交通機関では、利用者の通行を制御する改札機が設置されていることが多くなってきている。このような改札機では、例えば、利用者が所持している定期券により当該利用者の通行を制御するようになっている。上記のような交通機関で使用されている定期券は、有効区間および有効期限が設定されている。このような定期券を利用者が継続利用したい場合、当該定期券に対する継続定期券を発行することがある。この継続定期券は、利用者が所持している定期券の有効期限を変更(継続延長)したものであり、有効区間等の情報が既存の定期券と同様な条件である。このような継続定期券は、既存の定期券の有効期限を変更するものであり、発券の手続きが新規の定期券の発券に比べて容易である。このため、継続定期券は、利用者からの継続定期券の申請に応じて駅窓口で発券される他、利用者が操作する自動定期券発行機でも発券が可能である。
このような運用形態では、期末や年度末などの多くの利用者が定期券の更新を行う時期には継続定期券の発券手続きで駅窓口や定期券発行機が混雑することが多い。このような状況を改善するため、特開2003−30688号公報(特許文献1)では、予め定期券の発売所等へ利用者が電話で継続定期券の発券依頼を連絡し、その電話により受付けた係員が継続定期券の発券依頼に応じて改札機を設定しておき、利用者が改札機を既存の定期券で使用する際に既存の定期券の有効期限情報を書き換えるものが記載されている。
しかしながら、上記特許文献1では、既存の定期券の有効期限を継続定期券の有効期限に書き換えるために、第3者(駅や定期券の発売所などの定期券を運用する会社の係員)が電話で継続定期券の発券依頼の受付けを行ったり、利用者からの継続定期券の発券依頼に応じた改札機の設定を行ったりする必要がある。このため、上記特許文献1では、既存の定期券を継続定期券として利用可能とするために、定期券を運用する会社の係員の負担が大きいという問題点がある。また、上記特許文献1では、既存の定期券を継続定期券として利用可能とするため、既存の定期券に磁気等で記憶されている有効期限情報を書き換えるが、その既存の定期券の券面に印字されている定期券の有効期限などの印字内容は更新することができない。このため、上記特許文献1では、継続定期券として利用可能な定期券であっても、その券面から有効期限を確認することができないため、利用者にとって利便性が悪く、駅係員等が定期券の有効期限を確認する場合に手間がかかるという問題点がある。
特開2003−30688号公報
この発明は、上記のような問題点を解決するものであり、駅窓口で継続定期券を発券したり、定期券発行機で継続定期券の発券したりする必要がなく、継続定期券を効率的に発券することにより、利用者の利便性を向上させることができ、継続定期券の発券業務を効率化することができる改札機及び定期券処理システムを提供することを目的とする。
この発明の改札機は、継続定期券の発券対象となる定期券の識別情報を含む継続定期券の発券情報を記憶する記憶手段と、利用者が所持する定期券に記憶されている情報を読み取る読取手段と、この読取手段により定期券から読み取った情報に基づいて前記利用者の通行を制御する通行制御手段と、前記読取手段により定期券から読み取った当該定期券の識別情報と、前記記憶手段に記憶している継続定期券の発券対象となる定期券の識別情報とが一致するか否かを判断する判断手段と、この判断手段により当該定期券の識別情報と継続定期券の発券対象となる定期券の識別情報とが一致すると判断した場合、前記記憶手段に記憶されている継続定期券の発券情報に基づいて当該定期券に対する継続定期券を発券する発券手段とを有する。
この発明の定期券処理システムは、定期券に関する情報を管理する管理装置と、この管理装置に接続される改札機とを有するシステムにおいて、前記管理装置は、定期券の利用者からの申請に基づいて継続定期券の発券情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている継続定期券の発券情報を前記改札機へ送信する送信手段とを有し、前記改札機は、前記管理装置からの継続定期券の発券対象となる定期券の識別情報を含む継続定期券の発券情報を受信する受信手段と、この受信手段により受信した継続定期券の発券情報を記憶する記憶手段と、利用者が所持する定期券に記憶されている情報を読み取る読取手段と、この読取手段により定期券から読み取った情報に基づいて前記利用者の通行を制御する通行制御手段と、前記読取手段により定期券から読み取った当該定期券の識別情報と、前記記憶手段に記憶している継続定期券の発券対象となる定期券の識別情報とが一致するか否かを判断する判断手段と、この判断手段により当該定期券の識別情報と継続定期券の発券対象となる定期券の識別情報とが一致すると判断した場合、前記記憶手段に記憶されている継続定期券の発券情報に基づいて当該定期券に対する継続定期券を発券する発券手段とを有する。
この発明によれば、駅窓口で継続定期券を発券したり、定期券発行機で継続定期券の発券したりする必要がなく、継続定期券を効率的に発券することにより、利用者の利便性を向上させることができ、継続定期券の発券業務を効率化することができる改札機及び定期券処理システムを提供できる。
以下、この発明の実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係わる定期券処理システムの概略構成を示す図である。この定期券処理システムは、改札機1、各駅のホストコンピュータ2、各駅のホストコンピュータに対する上位のホストコンピュータ3、インターネット4、および、利用者が使用するWeb端末としてのパーソナルコンピュータ5などを有している。
図1は、この発明の実施の形態に係わる定期券処理システムの概略構成を示す図である。この定期券処理システムは、改札機1、各駅のホストコンピュータ2、各駅のホストコンピュータに対する上位のホストコンピュータ3、インターネット4、および、利用者が使用するWeb端末としてのパーソナルコンピュータ5などを有している。
上記改札機1は、各駅の改札口に設置され、各駅の改札口において利用者の駅構内への入場あるいは駅構外への出場を制御している。また、改札機1では、利用者が所持している定期券あるいは普通乗車券などの乗車券に基づいて入場あるいは出場の判断を行っている。また、改札機1は、ホストコンピュータ2との通信機能を有し、ホストコンピュータへ処理データを送信したり、ホストコンピュータ2からのデータを受信したりする機能を有している。なお、改札機1の構成については、後で詳細に説明する。
上記ホストコンピュータ2は、各駅に設けられているコンピュータであり、各駅に設置されている改札機1等の駅務機器を管理する。上記ホストコンピュータ2は、各駅の改札機1等の駅務機器に接続されているとともに、上位のホストコンピュータ3にも接続されている。このような構成により、上記ホストコンピュータ2は、例えば、改札機1での入場処理あるいは出場処理に関する処理データを収集し、さらに、上位のホストコンピュータ3へ送信するようになっている。
上記ホストコンピュータ3は、上記ホストコンピュータ2に接続されているとともに、インターネット4などのネットワークを介して利用者が使用するPC5に接続されている。また、上記ホストコンピュータ3は、インターネット4上にwebページを提供したり、上記インターネット4を介して利用者宛の電子メールを送信したりする機能を有している。なお、ホストコンピュータ3の構成については、後で詳細に説明する。
上記PC5は、定期券の利用者が使用するコンピュータである。上記PC5は、インターネット4上のwebページを閲覧する機能及び電子メールを受信する機能などを有している。
上記PC5は、定期券の利用者が使用するコンピュータである。上記PC5は、インターネット4上のwebページを閲覧する機能及び電子メールを受信する機能などを有している。
上記のような構成により、定期券処理システムでは、定期券の利用者が第3者(駅係員等)を介さずにwebページ上で継続定期券の発行手続きを行い、継続定期券の発行手続きを行った利用者に対しては、改札機1で継続定期券を発券したり、電子メールにより種々の通知を行ったりする。
次に、上記改札機1とホストコンピュータ3の構成について詳細に説明する。
図2は、改札機1とホストコンピュータ3の構成例を示すブロック図である。
まず、上記改札機1について説明する。上記のように、上記改札機1は、駅の改札口等に設置され、駅構内に入場する利用者、あるいは駅構外へ出場する利用者に対する改札業務を行う。上記改札機1では、利用者が所持している乗車券に記録されている乗車券情報を読み取り、その読取結果としての乗車券の記録内容に基づいて当該利用者の通過の可否を判定し、改札処理を行う。
図2は、改札機1とホストコンピュータ3の構成例を示すブロック図である。
まず、上記改札機1について説明する。上記のように、上記改札機1は、駅の改札口等に設置され、駅構内に入場する利用者、あるいは駅構外へ出場する利用者に対する改札業務を行う。上記改札機1では、利用者が所持している乗車券に記録されている乗車券情報を読み取り、その読取結果としての乗車券の記録内容に基づいて当該利用者の通過の可否を判定し、改札処理を行う。
また、この改札機1で処理される定期券は、磁気記録部に情報が記録される磁気式の記憶媒体が用いられるものとする。さらに、このような定期券には、少なくとも、有効期限、有効区間およびID番号が記録されているものとする。上記ID番号は、それぞれの定期券に固有な情報であり、各定期券を識別するための識別情報である。
図2に示すように、上記改札機1は、制御部11、通信部12、メモリ13、表示部14、通行制御部15、および定期券発券部17などを有している。上記制御部11は、改札機1全体の制御を司るものである。上記通信部12は、上位装置としてのホストコンピュータ2との通信を行うためのインターフェースである。上記メモリ13は、上記制御部11により実行される制御プログラムや制御データ、通行の可否を判定するためのテーブル、あるいは、上記ホストコンピュータ3からの受信したデータなどが記憶される。
上記表示部14は、利用者への案内表示などを表示する表示装置などから構成されている。上記通行制御部15は、利用者の通行を制御するものである。上記通行制御部15は、例えば、利用者の通行を阻止するドア、このドアを制御するドア開閉機構などにより構成される。
上記券処理部16は、利用者が所持する定期券に対する処理を行うものである。上記券処理部16は、例えば、利用者により投入口(図示しない)に投入された定期券を受け入れる取込部(図示しない)、取込部により取込んだ定期券を搬送する搬送部(図示しない)、搬送部により搬送される定期券から記録内容を読み取る読取部(図示しない)、定期券に情報を書込む書込部(図示しない)、定期券を回収する回収部(図示しない)、及び定期券を利用者に返却するために機外に放出する放出部(図示しない)などを有している。
上記定期券発券部17は、継続定期券を発券するものである。上記定期券発券部17は、初期状態の定期券(記録媒体)を収納する収納部、収納部から取出した記録媒体の券面に有効区間および有効期限等を印字する印字機構、記録媒体の磁気記憶部に磁気情報を記録する記録部などにより構成される。
次に、ホストコンピュータ3について説明する。
図2に示すように、上記ホストコンピュータ3は、制御部21、メモリ22、記憶装置23、および通信インターフェース(通信I/F)24などから構成されている。上記制御部21は、ホストコンピュータ3の全体を制御するものである。上記メモリ22は、制御プログラムや種々のデータなどを記憶するものである。
図2に示すように、上記ホストコンピュータ3は、制御部21、メモリ22、記憶装置23、および通信インターフェース(通信I/F)24などから構成されている。上記制御部21は、ホストコンピュータ3の全体を制御するものである。上記メモリ22は、制御プログラムや種々のデータなどを記憶するものである。
上記記憶装置23は、例えば、ハードディスクドライブなどの大容量の記憶装置により構成される。上記記憶装置23は、インターネット4上に提供するwebページのデータを記憶するフォルダ23a、発行済みの定期券(既存の定期券)に関する情報が記憶される定期券情報データベース23b、および、継続定期券の発券依頼に関する情報を記憶する継続発券情報データベース23cなどを有している。上記通信インターフェース24は、インターネット4に接続するためのインターフェースである。
上記のように、上記ホストコンピュータ3は、上記通信インターフェース24によりインターネット4上にwebページを提供する機能を有している。上記ホストコンピュータ3が提供するwebページは、利用者からの継続定期券の発行依頼を受付けるためのものである。すなわち、継続定期券の申請を行う利用者は、webページにおいて継続定期券の発行依頼の手続きを行う。
以下、上記のように構成されるシステムにおいて、鉄道会社XのA駅〜B駅間の定期券に対する継続定期券を改札機1にて発行する場合の運用例について説明する。
まず、新規定期券の発行手順について説明する。
すなわち、新規定期券は、利用者に申し出に基づいて、定期券発行装置(図示しない)により発行される。
まず、新規定期券の発行手順について説明する。
すなわち、新規定期券は、利用者に申し出に基づいて、定期券発行装置(図示しない)により発行される。
例えば、利用者は、新規定期券の情報(有効区間、有効期限および種別など)、および、利用者の情報(氏名、住所、年齢、性別、連絡先電話番号など)のほかに、改札機1での自動発券による定期券の継続利用(改札機1での継続定期券の発行)の可否、サービス通知用の電子メールアドレスを申し出る。
これらの情報は、新規に発行する定期券に関する情報として、例えば、駅係員により定期券発行装置に入力される。これらの情報が入力されると、上記定期券発行装置は、発行する定期券のID番号を発行し、入力された情報のうちの必要な情報と発行したID番号とを記録した新規定期券を発行する。さらに、上記定期券発行装置は、入力された情報および発行したID番号などの新規発行した定期券に関する情報を上記ホストコンピュータ3へ送信する。これに対して、ホストコンピュータ3では、上記定期券発行装置から送信された新規に発行した定期券に関する情報を定期券情報データベース23bに登録する。
すななわ、新規定期券の発行の際、上記定期券情報データベース23bには、定期券の有効区間、定期券の有効期限、定期券の種別、利用者の個人情報(氏名、住所、年齢、性別、連絡先電話番号など)のほかに、当該定期券を識別するためのID番号、改札機1での継続定期券の発行の要否、サービス通知用の電子メールアドレスなどが登録される。また、上記定期券情報データベース23bには、さらに、継続定期券の発行依頼手続きを行うためのwebページにアクセスするためのパスワード等の認証情報も登録しておくようにしても良い。
これにより、上記ホストコンピュータ3の定期券情報データベース23bには、新規発行された定期券に関する情報が記憶され、上記ホストコンピュータ3による定期券に関する情報の管理が可能となる。
次に、新規定期券を発行した後の定期券に関する情報に対する管理について説明する。
上記ホストコンピュータ3では、上記定期券情報データベース23bに継続定期券の発行が要と設定されている定期券については、有効期限切れの所定日数前に、予め設定されている電子メールアドレス宛の電子メールにて利用者へ継続定期券の発行案内を通知する。
上記ホストコンピュータ3では、上記定期券情報データベース23bに継続定期券の発行が要と設定されている定期券については、有効期限切れの所定日数前に、予め設定されている電子メールアドレス宛の電子メールにて利用者へ継続定期券の発行案内を通知する。
すなわち、上記ホストコンピュータ3では、継続定期券の発行が要と設定され、かつ、定期券の有効期限切れの所定日数前の定期券を上記定期券情報データベース23bから検索する。この検索の結果として有効期限切れの所定日数前の継続定期券の発行が要と設定されている定期券を検出した場合、上記ホストコンピュータ3は、当該定期券の利用者の電子メールアドレス宛に継続定期券の発行依頼手続きの案内を通知する電子メールを送信する。
例えば、上記のような電子メールでは、現在使用中の定期券の有効期限が近づいていること、継続定期券の発券が可能な期間となったこと、改札機1による継続定期券の発行を依頼するための手続きの方法、あるいは、継続定期券の発行依頼手続きを行うためのwebページのURLなどが通知される。
このような継続定期券の発行案内の電子メールを受信した利用者は、改札機1による継続定期券の発券を希望する場合、上記ホストコンピュータ3が提供するwebページにて継続定期券の発行依頼手続きを行う。上記webページでは、利用者からの継続定期券の発行依頼を受付ける。
例えば、webページにおける継続定期券の申請手順は、まず、利用者がPC5等によりホストコンピュータ3が提供するwebページにアクセスする。このwebページにおいて利用者は、継続定期券の発行申請を行うことが可能な利用者であるか否かを認証する認証手続きを行う。この認証手続きにより継続定期券の発行申請が可能な利用者であると認証された場合、当該利用者は、継続定期券の発行依頼として所定の手続きを行う。例えば、発行依頼の手続きとして、利用者は、webページ上において、定期券の継続利用の意思、継続定期券の料金の支払い方法、あるいは有効期間などの継続定期券の発行条件等を入力する。
これらの情報が入力されると、上記ホストコンピュータ3では、上記webページ上で利用者が入力した情報を受付け、改札機1で継続定期券を発行させるための処理を行う。上記継続定期券の発行依頼を受付けた場合、上記ホストコンピュータ3では、受付けた継続定期券の発券情報(継続定期券の発券対象となる定期券のID番号を含む)を上記継続発券情報データベース23cに登録する。また、上記定期券情報データベース23bには、継続定期券の発券対象となる利用者が所持している定期券の情報として当該定期券が継続定期券の対象となる定期券である旨が登録されるようにしても良い。
次に、上記のような手続きにより発行依頼がなされた継続定期券の発行手順について説明する。
上記のような手続きによって発行依頼がなされた継続定期券は、利用者が現在所持している定期券を改札機1で使用した際に、発券され、現在の定期券に代えて利用者に渡される。本実施の形態では、入場処理により継続定期券の発行対象となる定期券か否かをID番号により確認し、当該ID番号の定期券による出場処理において継続定期券を発券する場合の動作について説明する。従って、以下の説明では、上記ホストコンピュータ3には、継続定期券の発行依頼がなされた定期券のID番号などが登録されているものとする。
上記のような手続きによって発行依頼がなされた継続定期券は、利用者が現在所持している定期券を改札機1で使用した際に、発券され、現在の定期券に代えて利用者に渡される。本実施の形態では、入場処理により継続定期券の発行対象となる定期券か否かをID番号により確認し、当該ID番号の定期券による出場処理において継続定期券を発券する場合の動作について説明する。従って、以下の説明では、上記ホストコンピュータ3には、継続定期券の発行依頼がなされた定期券のID番号などが登録されているものとする。
まず、改札機1における定期券での入場処理について説明する。
図3は、改札機1での入場処理を説明するためのフローチャートである。
すなわち、駅構内に入場する利用者は、入場用の改札機1の投入口に、現在所持している定期券を投入する。入場用の改札機1は、利用者が投入口(図示しない)に投入した定期券を受け入れ、上記券処理部16により受け入れた定期券に記憶されている記憶内容(有効区間、有効期限、ID番号など)を読み取る(ステップS11)。
図3は、改札機1での入場処理を説明するためのフローチャートである。
すなわち、駅構内に入場する利用者は、入場用の改札機1の投入口に、現在所持している定期券を投入する。入場用の改札機1は、利用者が投入口(図示しない)に投入した定期券を受け入れ、上記券処理部16により受け入れた定期券に記憶されている記憶内容(有効区間、有効期限、ID番号など)を読み取る(ステップS11)。
上記券処理部16により利用者が投入した定期券の記憶内容を読み取ると、前記制御部11は、定期券の有効区間及び有効期限により当該利用者の入場を許可するか否かを判定する入場判定を行う(ステップS12)。
この入場判定により当該利用者の入場を不許可とすると判定した場合(ステップS13、NO)、上記制御部11は、通常の入場処理を行う(ステップS14)。すなわち、上記入場判定により当該利用者の入場を不許可とすると判定した場合、上記制御部11は、上記表示部14に当該定期券の入場が不可である旨を表示するとともに、上記通行制御部15により当該利用者の入場を阻止する。さらに、利用者が投入した定期券は、図示しない返却口から排出され、当該利用者に返却される。
また、上記入場判定により当該利用者の入場を許可すると判定した場合(ステップS13、YES)、上記制御部11は、当該定期券から読み取った情報により当該定期券の有効期限が所定日数(例えば、3週間)前以内、つまり、残りの有効期間が所定日数以内とであるか否かを判断する(ステップS15)。
この判断により当該定期券の有効期限が所定日数前以内でないと判断した場合(ステップS15、NO)、上記制御部11は、上記ステップS14へ進み、通常の入場処理を行う。この場合、上記制御部11は、上記表示部14に当該定期券による入場が許可である旨を表示するとともに、上記通行制御部15により当該利用者の入場が可能な状態とする。また、当該定期券は、上記券処理部により入場情報(入場駅、入場時刻等)が書込まれ、図示しない返却口から放出されることにより当該利用者に返却される。
また、上記判断により定期券の有効期限が所定日数前以内であると判断した場合(ステップS15、YES)、上記制御部11は、上記券処理部16により読み取った当該定期券のID番号を上記通信部により上記ホストコンピュータ2を介してホストコンピュータ3へ送信する(ステップS16)。
これによりホストコンピュータ3へID番号を送信すると、上記制御部11は、前記券処理部16により当該定期券に入場情報(入場駅、入場時間等)を書込む(ステップS17)。この場合、当該利用者の入場は許可であるため、上記制御部11は、上記表示部14に出場駅での継続定期券の発券を案内するとともに、当該定期券の入場が許可である旨を表示し、上記通行制御部15により当該利用者の入場が可能な状態とする(ステップS18)。また、上記ステップS17で入場情報を書込んだ定期券は、図示しない返却口から放出され、当該利用者に返却される(ステップS19)。
上記のように、改札機では、入場処理において有効期限まで所定日数前以内の定期券のID番号情報をホストコンピュータ3へ通知するようになっている。
上記のように、改札機では、入場処理において有効期限まで所定日数前以内の定期券のID番号情報をホストコンピュータ3へ通知するようになっている。
次に、上記のような改札機1の入場処理に対するホストコンピュータ3の処理について説明する。
図4は、上記改札機1の入場処理に対するホストコンピュータ3の処理を説明するためのフローチャートである。
まず、上記ホストコンピュータ3は、上記通信インターフェース24により上記ホストコンピュータ2等を介して改札機1から所定の期間(有効期限の所定日数前以内)の定期券のID情報を受信する(ステップS21)。
図4は、上記改札機1の入場処理に対するホストコンピュータ3の処理を説明するためのフローチャートである。
まず、上記ホストコンピュータ3は、上記通信インターフェース24により上記ホストコンピュータ2等を介して改札機1から所定の期間(有効期限の所定日数前以内)の定期券のID情報を受信する(ステップS21)。
上記改札機1より所定期間の定期券のID情報を受信すると、上記ホストコンピュータ3の制御部21は、受信した定期券のID情報と、上記継続発券情報データベース23cに記憶されている継続定期券の発券対象となる定期券(webページにおいて継続定期券の発券依頼を受付けた定期券)のID情報とを照合する(ステップS22)。
この照合により改札機1から受信したID番号の定期券が継続定期券の発券対象となる定期券のID番号と一致した場合(ステップS23、YES)、上記ホストコンピュータ3の制御部21は、各改札機1へ継続定期券の発券情報を送信する(ステップS24)。この継続定期券の発券情報は、改札機1において継続定期券を発券するために必要な情報であり、例えば、継続定期券の有効期限や発券対象の定期券のID番号などである。また、上記ホストコンピュータ3が上記継続定期券の発券情報を送信する改札機は、当該定期券の有効区間内の各改札機1であっても良いし、出場駅と予測される駅の出場用の改札機であっても良い。
また、上記改札機1に継続定期券の発券情報を送信すると、上記ホストコンピュータ3の制御部21は、当該利用者に継続定期券を発券予定である旨を通知するための電子メールを作成する。この電子メールは、当該定期券に対応した上記定期券情報データベース23bに登録されている利用者の電子メールアドレス宛に送信される(ステップS25)。
なお、電子メール等で継続定期券の発券を行う特定の改札機(例えば、出場駅に設置されている特定番号の改札機等)を通知することにより、その改札機のみに継続定期券の発券情報を送信するようにしても良い。
なお、電子メール等で継続定期券の発券を行う特定の改札機(例えば、出場駅に設置されている特定番号の改札機等)を通知することにより、その改札機のみに継続定期券の発券情報を送信するようにしても良い。
まず、改札機1における定期券での出場処理について説明する。
図5は、改札機1での出場処理を説明するためのフローチャートである。
上記改札機1では、上記通信部12により上記ホストコンピュータ3から上記ホストコンピュータ2を介して配信される継続定期券の発券情報(継続定期券の有効期限及び継続定期券の発券対象となる定期券のID番号等)を随時受信するようになっている(ステップS31)。上記ホストコンピュータ3からの継続定期券の発券情報を受信した場合、上記改札機1では、受信した継続定期券の発券情報をメモリ13に記憶しておく(ステップS32)。
図5は、改札機1での出場処理を説明するためのフローチャートである。
上記改札機1では、上記通信部12により上記ホストコンピュータ3から上記ホストコンピュータ2を介して配信される継続定期券の発券情報(継続定期券の有効期限及び継続定期券の発券対象となる定期券のID番号等)を随時受信するようになっている(ステップS31)。上記ホストコンピュータ3からの継続定期券の発券情報を受信した場合、上記改札機1では、受信した継続定期券の発券情報をメモリ13に記憶しておく(ステップS32)。
このように継続定期券の発券情報を記憶した改札機1では、利用者が所持している定期券の記憶内容に基づく出場処理を行うとともに、継続定期券の発券処理を行う。すなわち、定期券により駅構外に出場する利用者は、出場用の改札機1の投入口に、現在所持している定期券を投入する。出場用の改札機1では、利用者が投入口(図示しない)に投入した定期券を受け入れ、上記券処理部16により受け入れた定期券に記憶されている記憶内容(入場情報、有効区間、有効期限、ID番号など)を読み取る(ステップS33)。上記券処理部16により利用者が投入した定期券の記憶内容を読み取ると、前記制御部11は、定期券の入場情報、有効区間及び有効期限等により当該利用者の出場を許可するか否かを判定する出場判定を行う(ステップS34)。
この出場判定により当該利用者の出場を不許可とすると判定した場合(ステップS35、NO)、上記制御部11は、通常の出場処理を行う(ステップS36)。すなわち、上記出場判定により当該利用者の出場を不許可とすると判定した場合、上記制御部11は、上記表示部14に当該定期券による出場が不可である旨を表示するとともに、上記通行制御部15により当該利用者の出場を阻止する。さらに、利用者が投入した定期券は、図示しない返却口から排出され、当該利用者に返却される。
また、上記出場判定により当該利用者の出場を許可すると判定した場合(ステップS35、YES)、上記制御部11は、上記券処理部16により当該定期券から読み取ったID番号と、継続定期券の発券情報として上記メモリ13に記憶している継続定期券の発券対象となる定期券のID番号とを照合することにより、当該定期券が継続定期券の発券対象か否かを判断する(ステップS37)。
この判断により当該定期券が継続定期券の発券対象ではないと判断した場合(ステップS37、NO)、上記制御部11は、上記ステップS36へ進み、通常の出場処理を行う。この場合、上記制御部11は、上記表示部14に当該定期券による出場が許可である旨を表示するとともに、上記通行制御部15により当該利用者の出場が可能な状態とする。また、当該定期券は、上記券処理部16により出場情報(出場駅、出場時刻等)が書込まれ、図示しない返却口から放出されることにより当該利用者に返却される。
また、上記判断により当該定期券が継続定期券の発券対象であると判断した場合(ステップS37、YES)、上記制御部11は、上記定期券発券部17により当該定期券に対する継続定期券の発券処理を行う(ステップS38)。この継続定期券の発券処理は、上記メモリ13に記憶されている発券情報(有効期限等)と当該定期券から読み取った情報(有効期間等)に基づいて発券される。
このような発券処理により継続定期券の発券が成功した場合(ステップS39、YES)、上記制御部11は、上記券処理部16により利用者が投入した定期券、つまり、使用中の定期券を回収し(ステップS40)、新たに発券した継続定期券に出場情報を書込む(ステップS41)。
この場合、当該利用者の出場は許可であるため、上記制御部11は、上記表示部14に継続定期券の発券された旨を案内するとともに出場が許可である旨を表示し、上記通行制御部15により当該利用者の出場が可能な状態とする(ステップS42)。また、上記ステップS41で出場情報を書込んだ継続定期券は、図示しない返却口から放出され、当該利用者に渡される(ステップS43)。
このように継続定期券の発券処理が正常に完了すると、上記制御部11は、上記通信部12により上記ホストコンピュータ3へ継続定期券の発券成功(完了)を示す情報を送信する(ステップS44)。この継続定期券の発券成功を示す情報としては、継続定期券の発券対象となっていた定期券のID番号などが通知される。
また、上記のような発券処理により継続定期券の発券が失敗した場合、上記制御部11は、上記券処理部16により利用者が投入した定期券、つまり、使用中の定期券に出場情報を書込む(ステップS45)。この場合、継続定期券の発券には失敗したが当該利用者の出場は許可であるため、上記制御部11は、上記表示部14に継続定期券の発券が失敗した旨を案内するとともに出場が許可である旨を表示し、上記通行制御部15により当該利用者の出場が可能な状態とする(ステップS46)。また、上記ステップS45で出場情報を書込んだ使用中の定期券は、図示しない返却口から放出され、再度、当該利用者に返却される(ステップS47)。
このように継続定期券の発券が失敗すると、上記制御部11は、上記通信部12により上記ホストコンピュータ3へ継続定期券の発券失敗を示す情報を送信する(ステップS48)。この継続定期券の発券失敗を示す情報としては、継続定期券の発券対象となっていた定期券のID番号などが通知される。
上記のように、改札機では、上記ホストコンピュータ3から与えられた継続定期券の発券情報に基づいて継続定期券の発券対象となる定期券が投入された場合に、継続定期券の発券処理を行うようになっている。また、発券処理によって継続定期券の発券が成功したか否かは、ホストコンピュータ3へ通知されるようになっている。
なお、電子メール等により利用者に継続定期券の発券処理を行う1つの改札機が通知されている場合(つまり、継続定期券を発券する改札機が1つに特定されている場合)、当該改札機1では、上記継続定期券の発券情報を受信した際に、継続定期券を予め発券し、改札機内に保持しておくようにしても良い。この場合、上記ステップS38では、予め発券した継続定期券を取出すだけで良い。
次に、上記のような改札機1の出場処理に対するホストコンピュータ3の処理について説明する。
図6は、上記改札機1の出場処理に対するホストコンピュータ3の処理を説明するためのフローチャートである。
まず、上記ホストコンピュータ3は、上記通信インターフェース24により上記ホストコンピュータ2等を介して改札機1から継続定期券の発券成功あるいは失敗の通知を示す情報を受信する(ステップS51)。
図6は、上記改札機1の出場処理に対するホストコンピュータ3の処理を説明するためのフローチャートである。
まず、上記ホストコンピュータ3は、上記通信インターフェース24により上記ホストコンピュータ2等を介して改札機1から継続定期券の発券成功あるいは失敗の通知を示す情報を受信する(ステップS51)。
上記改札機1から継続定期券の発券成功を示す情報を受信した場合(ステップS51、YES)、上記ホストコンピュータ3の制御部21は、継続定期券の発券が成功した旨を登録する(ステップS52)。この継続定期券の発券が成功した旨の登録処理は、例えば、上記継続発券情報データベース23cに登録されている継続定期券の発券対象となる定期券のID情報を削除(あるいは発券完了した旨を記録)し、上記定期券情報データベース23bに記憶されている当該ID番号の定期券に関する情報を発券した継続定期券の情報(例えば、有効期限等)に基づいて書き換えることにより実施される。
また、継続定期券の発券が成功した旨を登録すると、上記ホストコンピュータ3の制御部21は、当該利用者に継続定期券の発券が完了した旨を通知するための電子メールを作成する。この電子メールは、当該定期券に対応した上記定期券情報データベース23bに登録されている利用者の電子メールアドレス宛に送信される(ステップS25)。なお、継続定期券の発券が完了した旨を通知する電子メールでは、継続定期券の発券依頼時に当該利用者が選択した継続定期券の料金の支払方法などを通知するようにしても良い。
上記改札機1から継続定期券の発券失敗を示す情報を受信した場合(ステップS51、NO)、上記ホストコンピュータ3の制御部21は、継続定期券の発券が失敗した旨を登録する(ステップS55)。この継続定期券の発券が失敗した旨の登録処理は、例えば、上記継続発券情報データベース23cに登録されている継続定期券の発券対象となる定期券のID番号に対応して継続定期券の発券処理が失敗した回数を示すデータをカウントアップすることにより実施される。すなわち、上記継続発券情報データベース23cには、継続定期券の発券対象となる定期券のID番号が登録されているとともに、当該継続定期券の発券処理の失敗回数も登録される。
さらに、当該継続定期券の発券処理が失敗した回数をカウントアップすると、上記ホストコンピュータ3の制御部21は、継続定期券の発券処理の失敗回数が所定の回数以上になったか否かを判断する(ステップS56)。これは、所定回数以上、継続定期券の発券処理が失敗した場合に、当該継続定期券の発券を中止するものである。
上記判断により継続定期券の発券処理の失敗回数が所定の回数以上になっていないと判断した場合(ステップS56、NO)、上記ホストコンピュータ3の制御部11は、次回、改札機1で当該定期券を使用する際に、継続定期券を発券予定である旨を通知するための電子メールを作成する。この電子メールは、当該定期券のID番号に対応した上記定期券情報データベース23bに登録されている利用者の電子メールアドレス宛に送信される(ステップS57)。
また、上記判断により継続定期券の発券処理の失敗回数が所定の回数以上になったと判断した場合(ステップS56、YES)、上記ホストコンピュータ3の制御部11は、当該継続定期券の発券が不可となった旨を登録する(ステップS58)。この継続定期券の発券が不可である旨の登録処理は、例えば、上記継続発券情報データベース23cに登録されている継続定期券の発券対象となる定期券のID情報を削除(あるいは発券中止になった旨を記録)することにより実施される。
この場合、上記ホストコンピュータ3の制御部11は、当該継続定期券の発券情報を送信した全ての改札機1に対して当該継続定期券の発券中止する旨(あるいは当該継続定期券の発券情報の削除する旨)を通知する(ステップS59)。この場合、各改札機1では、メモリ13に記憶している当該継続定期券の発券情報が削除される。
さらに、上記ホストコンピュータ3の制御部11は、当該継続定期券の発券が中止された旨を通知するための電子メールを作成する。この電子メールは、当該定期券のID番号に対応した上記定期券情報データベース23bに登録されている利用者の電子メールアドレス宛に送信される(ステップS60)。また、発券が中止された旨を通知する電子メールでは、継続定期券を駅窓口あるいは自動定期券発行機で購入するが、再度、webページで継続定期券の発券依頼を行うかを案内するようにしても良い。
上記のように、本実施の形態では、webページ上において利用者が継続定期券の発券依頼の手続きを行い、上記webページで受付けた継続定期券の発券をホストコンピュータからID番号をキーとして各改札機に送信し、各改札機において継続定期券の発券対象となる定期券で改札処理を行っている際に、当該定期券の継続定期券を発券するようにしたものである。
これにより、利用者は、駅窓口で継続定期券を購入したり、定期券発行機で継続定期券の発券処理を行ったりする必要がなく、改札機を通過する際に継続定期券を受取ることができ、利便性が向上する。また、駅側では、継続定期券の発券業務を自動化することができ、継続定期券の発券に係る業務を効率化できる。
さらに、改札機での継続定期券の発券が所定回数以上失敗した場合、上記管理装置が各改札機に当該継続定期券の発券の中止を指示し、利用者には電子メールにて継続定期券の発券を中止した旨を通知するようにしたものである。これにより、改札機での継続定期券の所定回数以上発券が失敗した場合、利用者に対して駅窓口あるいは定期券発行機で継続定期券の発券を行う旨の案内を行うことができる。
なお、上記実施の形態では、情報が磁気記憶される磁気式の記憶媒体からなる継続定期券の発券について説明したが、非接触式ICカードからなる継続定期券の発券も同様に実施することができる。たとえば、非接触式ICカードでは記憶内容を書き換えることにより継続定期券が発券されるため、改札機において継続定期券の発券処理として既存の定期券の記憶内容を継続定期券の発券情報に基づいて書き換えるようにすれば良い。
但し、定期券が非接触式ICカードである場合、改札機では定期券を非接触で処理するため、当該定期券の券面の印字内容を変更することができない。従って、券面の印字内容については、改札機での継続定期券としての発券処理後に、発券機や精算機などの非接触式ICカードを取込んで処理する機能を有する処理装置にて当該定期券の券面の印字内容を書き換えるようにすれば良い。また、この場合、処理装置が当該定期券に印字すべき内容を示す情報は、継続定期券として発券処理された定期券自体に記憶しておくようにしても良し、ホストコンピュータ3から上記のような処理装置に配信するようにしても良い。
1…改札機、3…ホストコンピュータ、4…インターネット、5…パーソナルコンピュータ(PC)、11…制御部、12…通信部、13…メモリ、14…表示部、15…通行制御部、16…券処理部、17…定期券発券部、21…制御部、22…メモリ、23…記憶装置、23a…フォルダ、23b…定期券情報データベース、23c…継続発券情報データベース、24…通信インターフェース
Claims (8)
- 継続定期券の発券対象となる定期券の識別情報を含む継続定期券の発券情報を記憶する記憶手段と、
利用者が所持する定期券に記憶されている情報を読み取る読取手段と、
この読取手段により定期券から読み取った情報に基づいて前記利用者の通行を制御する通行制御手段と、
前記読取手段により定期券から読み取った当該定期券の識別情報と、前記記憶手段に記憶している継続定期券の発券対象となる定期券の識別情報とが一致するか否かを判断する判断手段と、
この判断手段により当該定期券の識別情報と継続定期券の発券対象となる定期券の識別情報とが一致すると判断した場合、前記記憶手段に記憶されている継続定期券の発券情報に基づいて当該定期券に対する継続定期券を発券する発券手段と、
を具備することを特徴とする改札機。 - さらに、前記発券手段による継続定期券の発券が成功した場合には、当該定期券を回収し、前記発券手段による継続定期券の発券が失敗した場合には、当該定期券を返却する処理手段を有する、
ことを特徴とする前記請求項1に記載の改札機。 - さらに、定期券に関する情報を管理する管理装置との通信を行う通信手段を有し、
前記記憶手段は、前記通信手段により前記管理装置から受信した継続定期券の発券対象となる定期券の識別情報を含む継続定期券の発券情報を記憶する、
ことを特徴とする前記請求項1に記載の改札機。 - さらに、前記発券手段による継続定期券の発券が成功した場合には定期券に関する情報を管理する管理装置に継続定期券の発券が成功した旨を通知し、前記発券手段による継続定期券の発券が失敗した場合には前記管理装置に継続定期券の発券が失敗した旨を通知する通信手段を有する、
ことを特徴とする前記請求項1に記載の改札機。 - 定期券に関する情報を管理する管理装置と、この管理装置に接続される改札機とを有する定期券処理システムにおいて、
前記管理装置は、
定期券の利用者からの申請に基づいて継続定期券の発券情報を記憶する記憶手段と、
この記憶手段に記憶されている継続定期券の発券情報を前記改札機へ送信する送信手段と、を有し、
前記改札機は、
前記管理装置からの継続定期券の発券対象となる定期券の識別情報を含む継続定期券の発券情報を受信する受信手段と、
この受信手段により受信した継続定期券の発券情報を記憶する記憶手段と、
利用者が所持する定期券に記憶されている情報を読み取る読取手段と、
この読取手段により定期券から読み取った情報に基づいて前記利用者の通行を制御する通行制御手段と、
前記読取手段により定期券から読み取った当該定期券の識別情報と、前記記憶手段に記憶している継続定期券の発券対象となる定期券の識別情報とが一致するか否かを判断する判断手段と、
この判断手段により当該定期券の識別情報と継続定期券の発券対象となる定期券の識別情報とが一致すると判断した場合、前記記憶手段に記憶されている継続定期券の発券情報に基づいて当該定期券に対する継続定期券を発券する発券手段と、を有する、
ことを特徴とする定期券処理システム。 - 前記管理装置は、さらに、ネットワークを介して接続される外部装置による利用者からの継続定期券の発券依頼を受付ける受付け手段を有し、
前記記憶手段は、前記受付け手段により受付けた継続定期券の発券依頼に基づいて継続定期券の発券情報を記憶する、
ことを特徴とする前記請求項5に記載の定期券処理システム。 - 前記改札機は、さらに、前記発券手段による継続定期券の発券が成功した場合には定期券に関する情報を管理する管理装置に継続定期券の発券が成功した旨を通知し、前記発券手段による継続定期券の発券が失敗した場合には前記管理装置に継続定期券の発券が失敗した旨を通知する通知手段を有する、
ことを特徴とする前記請求項5に記載の定期券処理システム。 - 前記管理装置は、さらに、前記改札機から継続定期券の発券が失敗した旨の通知を受けた場合、当該継続定期券の発券の失敗回数が所定回数以上であれば、当該継続定期券の発券を中止する旨を前記改札機へ送信する第2の送信手段を有し、
前記改札機は、さらに、前記管理装置から発券の中止が指示された継続定期券の発券を中止する処理手段を有する、
ことを特徴とする前記請求項7に記載の定期券処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004285147A JP2006099459A (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 改札機と定期券処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004285147A Pending JP2006099459A (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 改札機と定期券処理システム |
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JP (1) | JP2006099459A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013178600A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Hitachi Ltd | 電子チケットシステム |
JP2013191017A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Omron Corp | 媒体設定装置、媒体利用手続システム、および、媒体利用手続き方法 |
JP2015164011A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-10 | 株式会社東芝 | 定期券購入システム、駅システム、及び自動改札機 |
JP2017004313A (ja) * | 2015-06-11 | 2017-01-05 | アマノ株式会社 | 駐車場管理システム |
-
2004
- 2004-09-29 JP JP2004285147A patent/JP2006099459A/ja active Pending
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