JP2006098633A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】
簡単な構造で電気光学パネルの省スペース化を図ることができ、更なる薄型化、小型化が可能な電気光学装置及びその電気光学装置を用いた電子機器を提供すること。
【解決手段】
フレキシブル基板3の本体部24及び右側分岐部25を折り曲げ、偏光板12から張出した第1基板7の第1張出し部16に右側分岐部25の一部を配置し接着固定することとしたので、液晶表示装置1の表示面となる偏光板12より該偏光板分窪んだ部分にフレキシブル基板の右側分岐部25を配置でき、少なくともその窪んだ分だけ液晶表示装置1の厚さを薄くすることが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パーソナルコンピュータや携帯電話機等に用いられる電気光学装置及びその電気光学装置を用いた電子機器に関する。
従来、パーソナルコンピュータや携帯電話機等といった電子機器の表示装置として液晶表示装置等の電気光学装置が広く用いられている。
ところが、パーソナルコンピュータや携帯電話機等はより小型化、薄型化が求められており、例えば一対の基板間に液晶を狭持してなる液晶パネルに接続されたフレキシブル回路基板を折り曲げて配置する等の方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−344719号公報(段落[0010]、図1)。
しかしながら、上述の方法により小型化が図られ非表示領域を小さくし、製造コストを低減することが可能となったが、電子機器の高性能化、多機能化により例えば液晶パネルに接続されたフレキシブル回路基板に多種多様な機能が要求されるようになり、該フレキシブル回路基板を折畳んで省スペース化を図っても、電子機器の薄型化、小型化の更なる要求に対応しきれないという問題が生じていた。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされるもので、簡単な構造で電気光学パネルの省スペース化を図ることができ、更なる薄型化、小型化が可能な電気光学装置及びその電気光学装置を用いた電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の主たる観点に係る電気光学装置は、電気光学物質を保持する第1基板と、前記第1基板の前記電気光学物質と反対側に配置された光学部材と、前記第1基板に接続される配線が設けられたフレキシブル回路基板とを備えた電気光学装置において、前記第1基板は、前記光学部材から張出した第1張出し部を有し、前記フレキシブル回路基板は、前記第1基板の前記第1張出し部側とは反対側で接続され、前記第1基板に接続された本体部と該本体部から突出する枝部を有し、前記本体部及び枝部は、前記電気光学物質側に折り曲げられ、前記折り曲げられた枝部の一部は、さらに前記光学部材側に折り曲げられ、前記第1張出し部に配置されていることを特徴とする。ここで、「光学部材」とは、例えば液晶パネルで液晶側と反対側のガラス基板上に配置された偏光板のことである。
本発明は、本体部及び枝部を折り曲げ、光学部材から張出した第1基板の第1張出し部にフレキシブル回路基板の枝部の一部を配置することとしたので、電気光学装置の表示面となる光学部材より該光学部材分窪んだ部分である第1張出し部にフレキシブル回路基板の枝部を配置でき、少なくともその窪んだ分電気光学パネルの厚さを薄くすることが可能となる。
本発明の一の形態によれば、前記第1基板に対向し該第1基板とで前記電気光学物質を狭持する第2基板を更に備え、前記第1基板は、前記第2基板から張出した第2張出し部を有し、前記フレキシブル回路基板は、前記第2張出し部に接続されていることを特徴とする。これにより、例えば枝部を折畳む必要がなく、しかも表示面である光学部材の表面より窪んでいる第1張出し部に枝部を配置できるので、折り畳みによる回路の切断を防ぎ更に電気光学パネルの厚さを薄くすることが可能となる。
本発明の他の観点に係る電気光学装置は、電気光学物質を保持する第1基板と、前記第1基板に対向し該第1基板とで前記電気光学物質を狭持する第2基板と、前記第1基板の前記電気光学物質と反対側に配置された光学部材と、前記第1基板に接続される配線が設けられたフレキシブル回路基板とを備えた電気光学装置において、前記第1基板は、前記光学部材から張出した第1張出し部と前記第2基板から張出した第2張出し部とを有し、前記フレキシブル回路基板は、前記第2張出し部の前記電気光学物質側に接続され、前記第1基板に接続された本体部と該本体部から突出する枝部を有し、前記本体部及び枝部は、前記第1基板に接続された側と反対側が前記光学部材側に折り曲げられて、前記折り曲げられた本体部の一部は、前記第1張出し部に配置され、前記折り曲げられた枝部の一部は、さらに前記第2張出し部側に折り曲げられ、該第2張り出し部に前記枝部の一部が配置されていることを特徴とする。
本発明は、フレキシブル回路基板の本体部及び枝部の第1基板に接続された側と反対側が光学部材側に折り曲げられて、該折り曲げられた枝部の一部は、さらに第2張出し部側に折り曲げられ、第2張り出し部に枝部の一部が配置されているので、第1基板側にフレキシブル回路基板を配置し電気光学物質を駆動するドライバー等をまとめることができるのでより小型化、薄型化を図ることができる。また、フレキシブル回路基板の本体部が第1張出し部に配置されているので、少なくとも第1張出し部が光学部材表面より窪んでいる分電気光学パネルの厚さを薄くできる。
本発明の一の形態によれば、前記第1基板は、略矩形状をなし、前記第2張出し部に、前記電気光学物質を駆動する電子部品が前記第1基板の一辺側に片寄って更に備えられ、前記枝部の一部は、前記電子部品を避けるように、前記一辺側とは前記第2張出し部を介して対向する他辺側に配置されていることを特徴とする。ここで「電子部品」とは例えば液晶駆動用ドライバー等をいう。これにより、電子部品が実装された第2張出し部に当該電子部品を避けて枝部の一部を配置することができ、電子部品上にフレキシブル回路基板の枝部を配置することによる電気光学パネルの厚さが厚くなること等を防止することが可能となる。
本発明の一の形態によれば、前記第2基板に光を導く導光板を更に備え、前記本体部には、光源が実装されており、前記光源は、前記フレキシブル回路基板を折り曲げることで、前記導光板の端面に面するように配置されていることを特徴とする。これにより、例えばフレキシブル回路基板の光源が実装された本体部側とは反対側である第1張出し部に配置された枝部により、該本体部を電気光学パネルに向かって固定できるので、電気光学パネルに固定された導光板から本体部が浮いて、光源が導光板から上下方向にずれてしまうことを防げる。従って、光源から射出する光を確実に導光板に入射させることができる。勿論、枝部は表示面より窪んだ第1張出し部に接着するので電気光学パネル自体の厚さも薄くでき、省スペース化が図れる。
本発明の一の形態によれば、少なくとも前記第1基板及び第2基板を保持するフレームを更に備え、前記導光板は、前記第2基板と前記フレームとの間に配置され、前記フレームの底部には、前記光源を挿入するための開口部が設けられていることを特徴とする。これにより、例えば導光板の受光面に光源をフレームの外側から正確に挿入し配置することができ表示精度の向上を図ることができる。また、フレキシブル回路基板に実装された光源をフレーム内に挿入できるので省スペース化が図れ、電気光学装置の更なる小型化が可能となる。
本発明の一の形態によれば、少なくとも前記第1基板を保持するフレームを更に備え、前記フレキシブル回路基板の本体部及び枝部は、少なくとも前記フレームの外面の一部に沿うように折り曲げられていることを特徴とする。これにより、本体部及び枝部が該フレームを巻き込みながらそのフレーム内の第1張出し部に本体部の一部または枝部の一部が配置されることとなり、該フレーム内に第1基板等がしっかり押え込まれ、例えば電気光学パネルのフレームからの飛び出しや位置ずれ等を防止できることとなる。また、本体部及び枝部がフレームの外面の一部に沿うように折り曲げられているので、フレキシブル回路基板の該フレームからの張出しをより少なくすることができ、電気光学装置の小型化をより図ることが可能となる。
本発明の一の形態によれば、前記フレームの外面は、前記本体部及び枝部の少なくともいずれか一方のうち前記外面に沿う部分の少なくとも一部が納まるような凹部を有することを特徴とする。これにより、本体部や枝部のフレーム外面からのはみ出しをより少なくできるので電気光学装置の小型化、薄型化をより図ることが可能となる。また、本体部や枝部を容易に該凹部に収めることができ、該本体部や枝部の位置決めがより容易となる。
本発明の一の形態によれば、前記枝部は、前記本体部を介して両側から夫々第1及び第2枝部として突出していることを特徴とする。これにより、例えば第1枝部と第2枝部とで異なる場所に配置できるので、フレキシブル回路基板としての機能を更に拡張させることができる。
本発明の一の形態によれば、前記枝部は、前記本体部を介して両側から夫々第1及び第2枝部として突出しており、前記フレームは、略矩形状をなし、前記第1枝部は、前記フレームの一辺側の外面に沿うように折り曲げられ、前記第2枝部は、前記フレームの前記一辺側と対向する他辺側の外面に沿うように折り曲げられていることを特徴とする。これにより、例えば第1枝部と第2枝部とで異なる場所に配置できるので、フレキシブル回路基板としての機能を更に拡張させることができる。また、フレームの両側からそのフレーム内の第1張出し部に第1及び第2枝部の一部を接着させることができ、該フレーム内に第1基板等が更にしっかり押え込まれ、例えば電気光学パネルのフレームからの飛び出しや位置ずれ等をより強固に防止できることとなる。
本発明の一の形態によれば、前記第1枝部の一部は、第2枝部の少なくとも一部を覆うように該第2枝部に接着されていることを特徴とする。これにより、第1枝部が第2枝部を例えば引っ張りながら固定することができるのでより強く第2枝部がフレームの外面に巻き付き、より強固に電気光学パネルのフレームからの飛び出しや位置ずれ等を防止できる。
本発明の他の観点にかかる電子機器は、上述に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする。
本発明は、簡単な構造で電気光学パネルの省スペース化等を図ることができる電気光学装置を備えるので、より薄型、小型化が図られ、製造コストが低減された品質の高い電子機器を提供することができる。
以下、本発明に実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下実施形態を説明するにあたっては、電気光学装置の例として液晶表示装置、具体的には反射半透過型のパッシブマトリックス方式の液晶表示装置、また、その液晶表示装置を用いた電子機器について説明するが、これに限られるものではない。また、以下の図面においては各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置の概略斜視図、図2は図1のA−A線断面図(液晶駆動用IC及び光源は切断していない。)及び図3は液晶表示装置の概略分解斜視図である。
(液晶表示装置の構成)
液晶表示装置1は、例えば図1、図2及び図3に示すように液晶パネル2、その液晶パネル2の後述する基板に接続されたフレキシブル回路基板としてのフレキシブル基板3、更に液晶パネル2に光を照射する照明装置4、当該液晶パネル2と照明装置4とを保持するフレーム5等を有する。ここで、液晶表示装置1には、フレーム5の他にもその他の付帯機構が必要に応じ付設される(図示しない)。
液晶パネル2は例えば図1、図2及び図3に示すようにシール材6を介して貼り合わされた基板である第1基板7及び第2基板8と、両基板の隙間に封入された電気光学物質、例えばSTN(Super Twisted Nematic)型の液晶9とを有し、フレーム5内に第1基板7側が表示面となるように収容されている。
第1基板7には、例えば図2及び図3に示すように液晶側表面に、複数のセグメント電極10が所定のパターンで形成されており、そのセグメント電極10の上(液晶側)にはオーバーコート層11が形成され、更にその上に図示しない配向膜が形成されている。また、第1基板7の外側(液晶9と反対側)には光学部材としての偏光板12等が配置されている。
更に第1基板側の表示面には、例えば図1に示すように内側に略矩形状の液晶の駆動により画像等が表示される表示領域Bとその周囲の見切り部分や第1基板7の後述する張出し部等の画像等が表示されない非表示領域Cとが形成されている。
一方、第2基板8には、例えば図2及び図3に示すように液晶側表面に複数のコモン電極13が所定のパターンで形成されており、そのコモン電極13の上(液晶側)にはオーバーコート層14が形成され、更にその上に図示しない配向膜が形成されている。また、第2基板8の外側(液晶9と反対側)には偏光板15等が配置されている。
尚、第1基板7及び第2基板8のいずれか一方の内側表面には図示しないが必要に応じて下地層、反射層、着色層及び光遮蔽層等を形成する。
ここで、第1基板7及び第2基板8は、図1、図2及び図3に示すように例えばガラスや合成樹脂といった光透過性材料から形成された板状部材であり、第1基板7は偏光板12に対し外側(図1、図2及び図3中のY軸方向)に張出した第1張出し部16を有している。
これにより、図1及び図2に示すように第1基板の表示面側に偏光板12の端部で段を形成するように偏光板12の分(図1中のD)だけ窪み、例えば第1基板7が露出した略矩形状の第1張出し部16を形成することとなる。従って、当該第1張出し部16に後述するようにフレキシブル基板3の枝部の一部が配置されても、その窪みに収容される厚さ分(図1中のD)液晶表示装置1の厚さが薄くなる。
また、第1基板7は第2基板8に対し外側へ(図2及び図3中のY軸方向)張出した第2張出し部17を有している。
セグメント電極10は、例えばITO(Induium Tin Oxide)の透明導電材料でストライプ状に複数形成されているが、図2及び図3に示すように一方方向(図中のY軸方向)で平行になるように形成されている。
また、コモン電極13はセグメント電極10と同様にITO等の透明導電材料でストライプ状に複数形成されているが、図2及び図3に示すようにセグメント電極10と交差するように図中のX軸方向に形成されている。
第2張出し部17は、例えば図2及び図3に示すようにセグメント電極10及びコモン電極13がシール材6で囲まれる領域から当該第2張出し部17に延びたセグメント電極用配線18及びコモン電極用配線19、その各電極用配線に例えば液晶駆動用電流を供給する液晶駆動用IC20等を有する。
また、第2張出し部17はフレキシブル基板3等からの電流を受取る外部用端子21、その外部からの電流を液晶駆動用IC20に供給する図示しない入力用配線等を有する。
液晶駆動用IC20は、例えばフレキシブル基板3及び外部用端子21を介して表示画像等に関わる各種の信号を受信すると、この信号に応じた駆動用信号を生成するものであり、その駆動用信号はセグメント電極用配線18及びコモン電極用配線19に供給される。
次に、フレキシブル基板3は例えば図1、図2及び図3に示すようにベース基材22(22a,22b)の上に配線パターン23(23a,23b)が形成されると共に図示しないコンデンサーやIC等の電子部品が実装されている。ここで、ベース基材22(22a,22b)は可撓性を有するフイルム状の部材であり、配線パターン23(23a,23b)は例えば銅等から形成されている。また、図示しないが例えばフレーム5等に固定される面には両面接着シートが接着されている。これにより、後述するようにフレキシブル基板3によって液晶パネル等のフレーム5からの飛び出しや位置ずれ等を防ぐことが可能となる。
更にフレキシブル基板3は、本体部24と、該本体部24から突出する枝部としての右側分岐部25とを有しており、該右側分岐部25は図示しない外部回路に電気的に接続されている。
また、本体部24は液晶パネル側の端に図示しない本体部接続用端子が形成されており液晶パネル2の外部用端子21に図示しないACF(Anisotropic conductive film)を介して電気的に接続されている。
更に本体部24は、例えば図1、図2及び図3に示すように第1基板7に接続された側と反対側が、フレーム5の外側に一旦出て、そのフレーム5の外壁に沿い第2基板8側(液晶側)に回りこむように折り曲げられ、フレーム5の底部に該本体部24の先端が接着固定されている。
また、右側分岐部25は例えば図1、図2及び図3に示すように本体部24の右側から分岐しており、該本体部24のベース基材22a上に設けられた配線パターン23aの一部が右側分岐部25のベース基材22b上に設けられた配線パターン23bに電気的に接続されている。
更に右側分岐部25は、例えば図1に示すようにフレーム5の底部に固定された本体部24の図面に向かって略右側から突出して延設されており、フレーム5の外面である側壁に沿うように第2基板側から第1基板側(偏光板12側)に回りこむように折り曲げられ、表示面側で窪んだ第1張出し部16にその一部が接着固定されている。また、右側分岐部25は、例えば図1に示すように接着固定された部分の更に先に延設されており、例えばその先の端部に外部回路に電気的に接続するための図示しないコネクタ等が設けられている。
これにより、表示面より一段窪んだ第1張出し部16にフレキシブル基板3の右側分岐部25の一部を配置することで、省スペース化が図れ、液晶表示装置1をより薄型化できる。
また、右側分岐部25を第2基板側から第1基板側(偏光板12側)に回り込ませるように折り曲げたことで、小さく折畳むことによる右側分岐部25上の配線パターン23bが途中で断線する危険を防ぐことができる。
次に照明装置4は、例えば図2及び図3に示すようにフレーム5内に収められており、液晶パネル2(第2基板8)と該フレーム5の凹部の内部底面とに挟まれている。
具体的には光源26、導光板27、2枚のプリズムシート28,29、拡散シート30、反射シート31及び遮光シート32等を有する。
光源26は例えばLED(Light Emitting Diode)が用いられ、図2及び図3に示すように本体部24のベース基材22a上に実装されている。更に光源26は、該本体部24を図1に示すようにフレーム5の開口部を覆うように折り曲げたときに第1基板7の第2張出し部17側の導光板27の端面である受光面に該光源26からの光が入射するように配置されている。
また、導光板27は例えば図2及び図3に示すように略矩形状をなし、光源26から入射された光を拡散シート30の全体に照射させるものであり、プリズムシート28,29は導光板27から射出された光の輝度を向上させるものである。
更に遮光シート32は例えば図2及び図3に示すように中央部分が少なくとも第1基板7の表示に関与する領域である表示領域Bと一致するように開口部が形成された額縁状に形成されており、第1張出し部16等の表示に関与できない非表示領域Cの光を遮蔽している。また、遮光シート32は例えば液晶パネル側は黒色でプリズムシート側は白色等の光を反射する構成としてもよい。これにより、光源26等から漏れた光を遮光シート32で反射し、外部からの光も黒色面で吸収され例えば液晶駆動用IC20への反射による影響を少なくさせることができる。
ここで、導光板27の光の射出面側には例えば拡散シート30、2枚のプリズムシート28,29及び遮光シート32の順に配置されており、導光板27の射出面と反対側には反射シート31が配置されている。更に導光板27、拡散シート30、2枚のプリズムシート28,29及び反射シート31は略同じ大きさを有している。
次に、フレーム5は例えば図1、図2及び図3に示すように液晶パネル2側に開放された略矩形状の箱型の形状で内側に凹部33を有しており、その凹部33に丁度照明装置4及び液晶パネル2が収まるように形成されている。具体的には、その凹部33の内側底面34と照明装置4の例えば反射シート31とが図示しない両面接着シート等により接着固定されている。
また、フレーム5は図1、図2及び図3に示すように底部としての内側底面34と、液晶パネル2の側面に対応するように平行に形成されると共に、液晶パネル2の非表示領域C(第1張出し部16)を挟むように形成された相対向する第1の側壁35(図3中、第1張出し部16に向かって右側の側壁)及び第2の側壁36(図3中、第1張出し部16に向かって左側の側壁)とを有し、更に当該第1及び第2の側壁に挟まれた液晶パネル2の第1張出し部側の第3の側壁37を有する。
更に第1の側壁35には、第2の側壁36とで第1張出し部付近を挟むように第1側壁凹部38を有し、第3の側壁37は該第3の側壁37の略中央に第3側壁凹部40が形成されている。
ここで、第1側壁凹部38は表示面側の第1の側壁35の上面(図中のZ軸方向に向く面)が例えば図3に示すように第1張出し部16付近で該上面から底面方向(図中のZ軸方向)に向けて略フレキシブル基板の右側分岐部25の厚さ分凹んでおり、その凹み38aの横幅は該右側分岐部25の幅分になるよう形成されている。
また、第1側壁凹部38はその上面側の凹みと反対側の底面とに挟まれる外面(図中のX軸方向に向く面)もその外面から内側に向けて(図中のX軸方向)右側分岐部25の厚さ分凹んでおり、その凹み38bの横幅は該右側分岐部25の幅分になるよう形成されている。これにより、右側分岐部25の貼付けにより右側分岐部25がフレーム5の第1の側壁35からはみ出ることがなく液晶表示装置1を小型化でき、更に右側分岐部25の位置決めが容易となる。
更に第3側壁凹部40は、表示面側の第3の側壁37の上面(図中のZ軸方向に向く面)が例えば図2及び図3に示すように略中央付近で該上面から底面方向(図中のZ軸方向)に向けて略第1基板7と外部用端子21及びフレキシブル基板の本体部24の厚さの合計分凹んでおり、その凹み40aの横幅は該本体部24の幅分になるよう形成されている。
また、第3側壁凹部40はその上面側の凹みと反対側の底面とに挟まれる外面(図中のY軸方向に向く面)もその外面から内側に向けて(図中のY軸方向)本体部24の厚さ分凹んでおり、その凹み40bの横幅は該本体部24の幅分になるよう形成されている。これにより、フレキシブル基板3の本体部24の貼付けにより本体部24がフレーム5の第3の側壁37からはみ出ることがなく液晶表示装置1を小型化でき、更に本体部24の位置決めが容易となる。
更に内側底面34には、例えば図2及び図3に示すように第2張出し部17に略重なるように開口部41が設けてある。
また、開口部41は図2に示すように本体部24によりフレーム5の外側から覆われ、丁度当該本体部24に実装されている光源26がその開口部41からフレーム内部に挿入されて導光板27の図示しない受光面に配置されるように形成されている。
次に、フレキシブル基板3は図1及び図2に示すように第1基板7の外部用端子21に電気的に接続された本体部24が、例えば第3側壁凹部40の上面側の凹み40aから一旦フレーム5の外側に延びて第2基板側(液晶側)に折り曲げられ、そのまま該第3側壁凹部40の外面の凹み40bを伝う。更に該本体部24は、該第3側壁凹部40の下面側からフレーム5の底に回りこんで開口部41を覆い、その本体部24の端部が内側底面34の反対面に接着されている。勿論、該本体部24はその他の第3側壁凹部40等との接触面にも接着されている。
また、本体部24から分岐した右側分岐部25は例えば図1及び図3に示すように第1側壁凹部38の上面側と反対側から一旦フレーム5の外側に延びてそのまま該第1側壁凹部38の外面の凹み38bを伝い接着されている。
更に外面の凹み38bに接着された右側分岐部25は、第2基板側から第1基板側(偏光板12側)に折り曲げられ、該第1側壁凹部38の上面側の凹み38aからフレーム5内に戻り、第1張出し部16の図1中のX軸方向で中央右寄りの表面にその一部が配置され接着されている。
また、その右側分岐部25の先端は例えば図1に示すように第3側壁凹部40の上面側の凹み40aから本体部24の上を通りフレーム5の外に延在されることとなる。尚、その先端部は例えばコネクタ等により図示しない外部回路に電気的に接続されている。
尚、上述した開口部41は図2及び図3に示すようにフレーム5の底面(内部底面)のフレキシブル基板側が切り取られている構造として形成されているが、これに限られるものではなく、例えば穴や切欠き、略矩形状等、光源26に対応する部分にフレーム5が存在しない部分が設けられているものであればよい。
また、上述の第1側壁凹部38及び第3側壁凹部40の夫々の上面側及び外面の凹みは夫々右側分岐部25及び本体部24の厚さ及び幅と略同じ大きさで凹んでいるとしたが、これに限られるものではなく例えばそれらの大きさより少し大きめであっても勿論よい。これにより、多少の誤差もカバーできることとなり製造コストを低減できる。
更に第1及び第2の側壁35,36のフレキシブル基板3がかかる箇所が一部切りかかれており、液晶パネル2の表示側面と各側壁上面との間に段差がないように構成されていることが好ましい。これにより、接着基材であるフレキシブル基板3が液晶パネル2の第1張出し部16等の表面から浮くことを防ぐことができる。
(液晶表示装置の製造方法)
次に、以上のように構成された液晶表示装置1の製造方法についてフレキシブル基板3を液晶パネル2及びフレーム5に接着する工程を中心に説明する。
図4はフレームに照明装置及び液晶パネルを収納した状態の説明図及び図5はフレキシブル基板の本体部を折り曲げた状態の説明図である。
まず、概知の方法により液晶パネル2及び照明装置4を製造し用意する。
次に、図4に示すようにフレーム5の内側底面34に図示しない両面接着シートにより照明装置4の反射シート側を接着させ、更にその上に液晶パネル2の第2基板側を配置し、照明装置4及び液晶パネル2をフレーム5の凹部33内に収容する。
その際、第1基板7の外部用端子21に図示しないACFを介し電気的に接続されたフレキシブル基板3の本体部24は、図4に示すように第3側壁凹部40の上面側の凹み40aから一旦フレーム5の外に出す。
そして、フレーム5の外に出ている右側分岐部25が付いている本体部24を図4に示すEの矢印の方向(第2基板側)に折り曲げ、本体部24の端面をフレーム5の第3側壁凹部40の下面側からフレーム5の底に回り込ませる。そして、図2及び図5に示すように該開口部41を覆いながら本体部24に実装されている光源26を開口部41から挿入して導光板27の受光面にセットし、フレーム5の内側底面34の反対側面の端部に本体部24の端部を図示しない両面接着シートで接着する。
その際、本体部24の右側から分岐している右側分岐部25は、図5に示すように第1側壁凹部38側の下面側からフレーム5の外側に引き出す。
また、フレーム5の外側に引き出した右側分岐部25は、図5に示す矢印Fのように曲げて第1側壁凹部38の外面側の凹み38bに接着させ、更に第2基板側から第1基板側に折り曲げて第1側壁凹部38の上面側の凹み38aで図1に示すようにフレーム5内に戻り、第1基板7の第1張出し部16の表面の一部に接着されて、その右側分岐部25の先端は第3側壁凹部40の上面側の凹み40aから本体部24の上を通り、フレーム5の外に引き出されることとなる。なお、右側分岐部25の先端には外部に接続されるコネクタが設けられていても良い。
以上で液晶表示装置1の製造方法の説明を終了する。
このように本実施形態によれば、フレキシブル基板3の本体部24及び右側分岐部25を折り曲げ、偏光板12から張出した第1基板7の第1張出し部16に右側分岐部25の一部を配置し接着固定することとしたので、液晶表示装置1の表示面となる偏光板12より該偏光板分窪んだ部分にフレキシブル基板の右側分岐部25を配置でき、少なくともその窪んだ分だけ液晶表示装置1の厚さを薄くすることが可能となる。
また、フレキシブル基板の本体部24を第2基板側に折り曲げ、該本体部24から突出し延設された右側分岐部25を第2基板側から第1基板側に折り曲げることとしたので、例えば右側分岐部25を折畳む必要がなく、折り畳みによる右側分岐部上の配線パターン23bの切断を防ぐことができる。
更にフレキシブル基板3の本体部24及び右側分岐部25は、少なくともフレーム5の外面である第1の側壁35と第3の側壁37との一部に沿うように折り曲げられており、右側分岐部25の一部は、第1張出し部16に接着されているので、本体部24や右側分岐部25が該フレーム5を巻き込みながらそのフレーム内の第1張出し部16に右側分岐部25の一部が接着されることとなり、該フレーム内に第1基板等がしっかり押え込まれ、例えば液晶パネル2のフレームからの飛び出しや位置ずれ等を強固に防止できることとなる。
また、フレーム5の外面である例えば第1の側壁35と第3の側壁37とには、夫々右側分岐部25と本体部24との少なくとも一部が納まるような第1側壁凹部及び第3側壁凹部38,40を有することとしたので、本体部24や右側分岐部25のフレーム外面からのはみ出しを防止できる。これにより、液晶表示装置1の小型化、薄型化をより図ることが可能となる。また、本体部24や右側分岐部25を容易に該凹部に収めることができ、該本体部24や右側分岐部25の位置決めがより容易となる。
更に本体部24に光源26を実装し、該光源26は、フレキシブル基板3を折り曲げることで、導光板27の端面に面するように配置することとしたので、例えばフレキシブル基板3の光源26が実装された本体部側とは反対側である第1張出し部16に配置された右側分岐部25により、該本体部24を液晶パネル2に向かって固定できるので、液晶パネル2に固定された導光板27から本体部24が浮いて、光源26が導光板27から上下方向にずれてしまうことを防げる。従って、光源26から射出する光を確実に導光板27に入射させることができる。勿論、右側分岐部25は表示面より窪んだ第1張出し部16に接着するので液晶パネル自体の厚さも薄くでき、省スペース化が図れる。
また、フレーム5の底部には、光源26を挿入するための開口部41が設けられているので、例えば導光板27の受光面に光源26をフレーム5の外側から正確に挿入し配置することができ表示精度の向上を図ることができる。また、フレキシブル基板3に実装された光源26をフレーム内に挿入できるので省スペース化が図れ、液晶表示装置1の更なる小型化が可能となる。
(変形例1)
次に、本発明に係る液晶表示装置の第1の実施形態の変形例1について説明する。本変形例1においては両側面にフレキシブル基板の2つの分岐部が接着されている点が第1の実施形態と異なるのでその点を中心に説明する。尚、第1の実施形態の構成要素と共通する構成要素については、第1の実施形態の構成要素と同一の符号を付しその説明を省略する。
図6は変形例1の液晶表示装置の概略斜視図及び図7は変形例1のフレームの概略斜視図である。
液晶表示装置101は、例えば図6に示すように液晶パネル2、その液晶パネル2の基板に電気的に接続されたフレキシブル回路基板としてのフレキシブル基板103、更に液晶パネル2に光を照射する図示しない照明装置4及び当該液晶パネル2と照明装置4とを保持するフレーム105等を有する。ここで、液晶表示装置101には、フレーム105の他にもその他の付帯機構が必要に応じ付設される(図示しない)。
フレキシブル基板103は、例えば図6に示すようにベース基材122(122a,122b,122c)の上に図示しない配線パターン123(123a,123b,123c)が形成されると共にやはり図示しない光源26、コンデンサーやIC等の電子部品が実装されている。
また、フレキシブル基板103は本体部124と、図6中の第1張出し部16に向かってフレーム105の底部から第1基板側に折れ曲がるように、液晶パネル2の外部用端子側と反対側の本体部124の端部から突出し延設された第1枝部としての右側の右側分岐部125と、同様に本体部124の端部から突出し延設された第2枝部としての左側の左側分岐部126とを有している。
更に本体部124は、液晶パネル側の端に図示しない本体部接続用端子が形成されており液晶パネル2の外部用端子21に図示しないACFを介して電気的に接続されている。
次に、フレーム105は例えば図7に示すように液晶パネル2側に開放された略矩形の箱型の形状で内側に凹部33を有しており、その凹部33に丁度照明装置4及び液晶パネル2が収まるように形成されている。
また、フレーム105は図6及び図7に示すように底部としての内側底面34と、液晶パネル2の側面に対応するように平行に形成されると共に、液晶パネル2の第1張出し部16を挟むように形成された相対向する第1の側壁35(図6中、第1張出し部16に向かって右側の側壁)及び第2の側壁136(図6中、第1張出し部16に向かって左側の側壁)とを有し、更に当該第1及び第2の側壁に挟まれた液晶パネル2の第1張出し部側の第3の側壁37を有する。
ここで、第2の側壁136には第1側壁凹部38に対応するように第2側壁凹部139が形成されている。
第2側壁凹部139は、表示面側の第2の側壁136の上面(図中のZ軸方向に向く面)が例えば図6に示すように張出し部16付近で該上面から底面方向(図中のZ軸方向)に向けて略フレキシブル基板の左側分岐部126の厚さ分凹んでおり、その凹み139aの横幅は該左側分岐部126の幅分になるよう形成されている。
また、第2側壁凹部139はその上下面に挟まれる外面(第1側壁凹部の外面と反対側の)もその外面から内側に向けて(第1側壁凹部と反対方向)左側分岐部126の厚さ分凹んでおり、その凹み139bの横幅は該左側分岐部126の幅分になるよう形成されている。これにより、左側分岐部126の貼付けにより左側分岐部126がフレーム105の第2の側壁136からはみ出ることがなく液晶表示装置101を小型化でき、更に左側分岐部126の位置決めが容易となる。
次に、上述のフレーム105に関係させてフレキシブル基板103を更に詳述する。
まず、本体部124は例えば図6及び図7に示すように第1の実施形態と同様にフレーム105の第3側壁凹部40の上面側の凹み40aから一旦フレーム105の外側に延びて、そのまま第2基板側に折り曲げられ該第3側壁凹部40の外面の凹み40bを伝い、更に該第3側壁凹部40の下面側からフレーム105の底に回り込み開口部41を覆い、フレーム105の内側底面34の反対面に接着されている。
次に、右側分岐部125は例えば図6及び図7に示すように開口部41を覆う本体部124の右側から分岐しており、該本体部124のベース基材122a上に設けられた配線パターン123aの一部が右側分岐部のベース基材122b上に設けられた配線パターン123bに電気的に接続されている。
また、右側分岐部125は例えば図6に示すように第1側壁凹部38の上面側と反対側の下面側から一旦フレーム105の外に出て曲り、第1側壁凹部38の外面の凹み38bを伝い、更に第2基板側から第1基板側に折れ曲がり該第1側壁凹部38の上面側の凹み38aからフレーム内に戻り、液晶パネル2の非表示領域でもある第1張り出し部16の中央右寄りに接着されている。また、右側分岐部125は第1張出し部16に一部が接着された後、更に第3側壁凹部40の上面側凹み40aから本体部124の上を通りフレーム105の外に延在されている。
次に、左側分岐部126は例えば図6に示すように開口部41を覆う本体部124の左側から分岐しており、該本体部124のベース基材122a上に設けられた配線パターン123aの一部が左側分岐部のベース基材122c上に設けられた配線パターン123cに電気的に接続されている。
また、左側分岐部126は例えば図6に示すように第2側壁凹部139の上面側と反対側の下面側から一旦フレーム105の外に出て曲り、第2側壁凹部139の外面の凹み139bを伝い、更に第2基板側から第1基板側に折れ曲がり該第2側壁凹部139の上面側の凹み139aからフレーム内に戻り、液晶パネル2の非表示領域でもある張り出し部16の中央左寄りに接着されている。また、左側分岐部126は第1張出し部16に一部が接着された後、更に第3側壁凹部40の上面側凹み40aから本体部124の上を通りフレーム105の外に延在されている。
尚、第2側壁凹部139の上面側及び外面の凹みは左側分岐部126の厚さ及び幅と略同じ大きさで凹んでいるとしたが、これに限られるものではなく例えばそれらの大きさより少し大きめであっても勿論よい。これにより、多少の誤差もカバーできることとなる。
更に第2の側壁136のフレキシブル基板103がかかる箇所が一部切りかかれており、液晶パネル2の表示側面と側壁上面との間に段差がないように構成されていることが好ましい。これにより、フレキシブル基板103が液晶パネル2の第1張出し部16等の表面から浮くことを防ぐことができる。
このように本変形例によれば、右側分岐部125は、フレーム105の一辺側である右辺側の外面に沿うように折り曲げられて右側分岐部125の一部が第1張出し部16に接着されており、左側分岐部126は、フレーム105の右辺側と対向する他辺側である左辺側の外面に沿うように折り曲げられて左側分岐部126の一部が第1張出し部16に接着されているので、液晶表示装置101の薄型化、小型化を図りながら夫々の分岐部にフレキシブル基板103としての機能を更に拡張させることができる。
また、例えばフレーム105の両側からそのフレーム内の第1張出し部16に左右の分岐部の一部が接着されるので、該フレーム内に第1基板等が更にしっかり押え込まれ、液晶パネル2のフレーム105からの飛び出しや位置ずれ等をより強固に防止できることとなる。
(変形例2)
次に、本発明に係る液晶表示装置の第1の実施形態の変形例2について説明する。本変形例2においては右側分岐部が左側分岐部の上に接着されている点が第1の実施形態と異なるのでその点を中心に説明する。尚、第1の実施形態及び変形例1の構成要素と共通する構成要素については、第1の実施形態及び変形例1の構成要素と同一の符号を付しその説明を省略する。
図8は本変形例2の液晶表示装置の概略斜視図である。
液晶表示装置201は、例えば図8に示すように液晶パネル2、その液晶パネル2に電気的に接続されたフレキシブル回路基板としてのフレキシブル基板203、更に液晶パネル2に光を照射する図示しない照明装置4及び液晶パネル2と照明装置4とを保持するフレーム105等を有する。ここで、液晶表示装置201には、フレーム105の他にもその他の付帯機構が必要に応じ付設される(図示しない)。
フレキシブル基板203は、例えば図8に示すようにベース基材222(222a,222b,222c)の上に図示しない配線パターン223(223a,223b,223c)が形成されると共にやはり図示しない光源26、コンデンサーやIC等の電子部品が実装されている。
また、フレキシブル基板203は本体部224と、図8中の第1張出し部16に向かってフレーム105の底部から第1基板側に折れ曲がるように、液晶パネル2の外部用端子側と反対側の本体部224の端部から突出し延設された第1枝部としての右側の右側分岐部225と、同様に本体部224の端部から突出し延設された第2枝部としての左側の左側分岐部226とを有している。
更に本体部224は、液晶パネル側の端に図示しない本体部接続用端子が形成されており液晶パネル2の外部用端子21に図示しないACFを介して電気的に接続されている。
また、本体部224は例えば図8に示すように変形例1と同様にフレーム105の第3側壁凹部40の上面側の凹み40aから一旦フレーム105の外側に延びて、そのまま第2基板側に折り曲げられ該第3側壁凹部40の外面の凹み40bを伝い、更に該第3側壁凹部40の下面側からフレーム105の底に回り込み図示しない開口部41を覆い、フレーム105の内側底面34の反対面に接着されている。
次に、左側分岐部226は例えば図8に示すように開口部41を覆う本体部224の左側から分岐しており、該本体部224のベース基材222a上に設けられた配線パターン223aの一部が左側分岐部のベース基材222c上に設けられた配線パターン223cに電気的に接続されている。
また、左側分岐部226は例えば図8に示すように第2側壁凹部139の上面側と反対側の下面側から一旦フレーム105の外に出て曲り、第2側壁凹部139の外面の凹み139bを伝い、更に第2基板側から第1基板側に折り曲げられ該第2側壁凹部139の上面側の凹み139aからフレーム内に戻る。
そして、左側分岐部226は液晶パネル2の非表示領域でもある張り出し部16の第2側壁凹部139付近から中央右寄りの第1側壁凹部38付近まで延在し接着されている。
次に、右側分岐部225は例えば図8に示すように開口部41を覆う本体部224の右側から分岐しており、該本体部224のベース基材222a上に設けられた配線パターン223aの一部が右側分岐部のベース基材222b上に設けられた配線パターン223bに電気的に接続されている。
また、右側分岐部225は例えば図8に示すように第1側壁凹部38の上面側と反対側の下面側から一旦フレーム105の外に出て曲り、第1側壁凹部38の外面の凹み38bを伝い、更に第2基板側から第1基板側に折り曲げられ該第1側壁凹部38の上面側の凹み38aからフレーム内に戻る。
そして、右側分岐部225は第1張り出し部16に接着されている左側分岐部226の図中X方向で中央右寄りの部分を覆うように左側分岐部226の上に接着されている。また、右側分岐部225は第1張出し部16及び左側分岐部226に一部が接着された後、更に第3側壁凹部40の上面側凹み40aから本体部224の上を通りフレーム105の外に延在されている。
尚、上述の説明では左側分岐部227の上に右側分岐部225が接着されるものとして説明したがこれに限られるものではなく、例えば逆に右側分岐部225の上に左側分岐部226を接着してもよい。
このように本変形例によれば、右側分岐部225の一部は、第1張出し部16に接着された左側分岐部226の少なくとも一部を覆うように左側分岐部226に接着されているので、2枚の分岐部が重なっても液晶表示装置201の薄型化、小型化を図ることができる。
また、右側分岐部225が左側分岐部226を例えば引っ張りながら固定することができ、より強く左側分岐部226がフレーム105の外面に巻き付き、より強固に液晶パネル2のフレーム105からの飛び出しや位置ずれ等を防止できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る液晶表示装置の第2の実施形態について説明する。本実施形態においては、第1の実施形態と本体部が第1張出し部に配置され枝部が第2張出し部に配置されている点が異なるのでその点を中心に説明する。尚、第1の実施形態の構成要素と共通する構成要素については、第1の実施形態の構成要素と同一の符号を付しその説明を省略する。
図9は本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置の概略斜視図、図10は図9のG−G線断面図(液晶駆動用IC及び光源は切断していない。)及び図11はフレームの概略斜視図である。
(液晶表示装置の構成)
液晶表示装置401は、例えば図9、図10及び図11に示すように液晶パネル2、その液晶パネル2の基板に接続されたフレキシブル回路基板としてのフレキシブル基板403、更に液晶パネル2に光を照射する照明装置404、当該液晶パネル2と照明装置404とを保持するフレーム405等を有する。ここで、液晶表示装置401には、フレーム405の他にもその他の付帯機構が必要に応じ付設される(図示しない)。
フレキシブル基板403は例えば図9、図10及び図11に示すようにベース基材422(422a,422b)の上に図示しない配線パターン423(423a,423b)が形成されると共に図示しないコンデンサーやIC等の電子部品が実装されている。ここで、ベース基材422(422a,422b)は可撓性を有するフイルム状の部材であり、配線パターン423(423a,423b)は例えば銅等から形成されている。また、図示しないが例えばフレーム405等に固定される面には両面接着シートが接着されている。これにより、フレキシブル基板403によって液晶パネル等のフレーム405からの飛び出しや位置ずれ等を防ぐことが可能となる。
更にフレキシブル基板403は、本体部424と、該本体部424から突出する枝部としての右側分岐部425とを有しており、該右側分岐部425は図示しない外部回路に電気的に接続されている。
また、本体部424は液晶パネル側の端に図示しない本体部接続用端子が形成されており液晶パネル2の外部用端子21に図示しないACFを介して電気的に接続されている。
更に本体部424は、例えば図9、図10及び図11に示すように第1基板7に接続された側と反対側が、フレーム405の外側に一旦出て、そのフレーム405の外壁に沿い第1張出し部側に回りこむように折り曲げられ、表示面側で窪んだ該第1張出し部16に接着固定されている。
また、右側分岐部425は例えば図9及び図10に示すように本体部424の右側から分岐しており、該本体部424のベース基材422a上に設けられた配線パターン423aの一部が右側分岐部425のベース基材422b上に設けられた配線パターン423bに電気的に接続されている。
更に右側分岐部425は、例えば図9及び図10に示すように第1張出し部16に固定された本体部424の図面に向かって略右側から突出して延設されており、フレーム405の外面である側壁に沿うように第1張出し部側から第2張出し部側に回りこむように折り曲げられ、第2張出し部17にその一部が接着固定されている。
具体的には、第2張出し部側に回りこんだ右側分岐部425は例えば図9及び図10に示すように該第2張出し部17に実装された液晶駆動用IC20やそれらを固定、保護する図示しないモールド材の上から第2張出し部17にその一部が接着固定されている。
また、右側分岐部425は例えば図9に示すように第2張出し部17に接着固定された部分の更に先が、フレーム405の開口部441から外に延設されており、その先の端部に外部回路に電気的に接続するための図示しないコネクタ等が設けられている。
これにより、表示面より一段窪んだ第1張出し部16にフレキシブル基板3の本体部424の一部を配置することで、省スペース化が図れ、液晶表示装置401をより薄型化できる。
また、右側分岐部425を第1張出し部側から第2張出し部側に回り込ませるように折り曲げたことで、小さく折畳むことによる右側分岐部425上の配線パターン423bが途中で断線する危険を防ぐことができる。
次に照明装置404は、例えば図10に示すようにフレーム405内に収められており、液晶パネル2と該フレーム405の凹部の内部底面とに挟まれている。
具体的には光源426、導光板27、2枚のプリズムシート28,29、拡散シート30、反射シート31及び遮光シート32等を有する。
光源426は例えばLEDが用いられ、図10に示すようにフレーム405の内部底面上に導光板27の端面である受光面に該光源426からの光が入射するように実装されている。
次に、フレーム405は例えば図9、図10及び図11に示すように液晶パネル2側に開放された略矩形状の箱型の形状で内側に凹部433を有しており、その凹部433に丁度照明装置404及び液晶パネル2が収まるように形成されている。具体的には、その凹部433の内側底面434と照明装置404の例えば反射シート31とが図示しない両面接着シート等により接着固定されている。
また、フレーム405は図9、図10及び図11に示すように底部としての内側底面434と、液晶パネル2の側面に対応するように平行に形成されると共に、液晶パネル2の非表示領域C(第1張出し部16)を挟むように形成された相対向する第1の側壁435(図9中、第1張出し部16に向かって右側の側壁)及び第2の側壁36(図9中、第1張出し部16に向かって左側の側壁)とを有し、更に当該第1及び第2の側壁に挟まれた液晶パネル2の第1張出し部側の第3の側壁437を有する。
更に第1の側壁435には、例えば図11に示すように第2の側壁36とで第1張出し部付近を挟むように第1側壁凹部438を有し、第3の側壁437はフレーム405の後述する内側底面に形成された開口部が略中央下部に続いて形成されており、その上部に第3側壁凹部440が設けられている。
ここで、第1側壁凹部438は表示面側の第1の側壁435の上面(図中のZ軸方向に向く面)が例えば図9及び図11に示すように第1張出し部16付近で該上面から底面方向(図中のZ軸方向)に向けて略フレキシブル基板の右側分岐部425の厚さ分凹んでおり、その凹み438aの横幅は該右側分岐部425の幅分になるよう形成されている。
また、第1側壁凹部438はその上面側の凹みと反対側の底面とに挟まれる外面(図中のX軸方向に向く面)もその外面から内側に向けて(図中のX軸方向)右側分岐部425の厚さ分凹んでおり、その凹み438bの横幅は該右側分岐部425の幅分になるよう形成されている。これにより、右側分岐部425の貼付けにより右側分岐部425がフレーム405の第1の側壁435からはみ出ることがなく液晶表示装置401を小型化でき、更に右側分岐部425の位置決めが容易となる。尚、第1側壁凹部438の下には例えば図11に示すようにフレーム405の内側底面に形成された開口部441が続いて設けられている。
更に第3側壁凹部440は、表示面側の第3の側壁437の上面(図中のZ軸方向に向く面)が例えば図11に示すように略中央付近で該上面から底面方向(図中のZ軸方向)に向けて略フレキシブル基板の本体部424の厚さ分或は偏光板12の厚さ分凹んでおり、その凹み440aの横幅は該本体部424の幅分になるよう形成されている。
また、第3側壁凹部440はその上面側の凹みと反対側の底面とに挟まれる外面(図中のY軸方向に向く面)もその外面から内側に向けて(図中のY軸方向)本体部424の厚さ分凹んでおり、その凹み440bの横幅は該本体部424の幅分になるよう形成されている。これにより、フレキシブル基板403の本体部424の貼付けにより本体部424がフレーム405の第3の側壁437からはみ出ることがなく液晶表示装置401を小型化でき、更に本体部424の位置決めが容易となる。
更に内側底面434には、例えば図10及び図11に示すように第2張出し部17に略重なるように開口部441が設けてあり、その開口部441付近に光源426が実装されている。
次に、フレキシブル基板403は図9及び図10に示すように第1基板7の外部用端子21に電気的に接続された本体部424が、例えば第3側壁凹部440の下面側の開口部から一旦フレーム405の外側に延びて第1張出し部側に折り曲げられ、そのまま該第3側壁凹部440の外面の凹み440bを伝う。更に該本体部424は、該第3側壁凹部440の上面側からフレーム405内に入り込み、その本体部424の一部が第1張出し部16に配置され接着固定されている。勿論、該本体部424はその他の第3側壁凹部440等との接触面にも接着されている。
また、本体部424から分岐した右側分岐部425は例えば図9及び図10に示すように第1側壁凹部438の上面側の凹み438aから一旦フレーム405の外側に延びてそのまま該第1側壁凹部438の外面の凹み438bを伝い接着されている。
更に外面の凹み438bに接着された右側分岐部425は、第1張出し部側から第2張出し部側に折り曲げられ、該第1側壁凹部438の上面側と反対側の開口部からフレーム405内に戻り、第2張出し部17に実装された液晶駆動用IC20やそれらを固定、保護するモールド材の上から第2張出し部17にその一部が配置され接着固定されている。
また、その右側分岐部425の先端は例えば図9に示すように第3側壁凹部440の下面側の開口部から本体部424の下(図9中の開口部側)を通りフレーム405の外に延在されることとなる。尚、その先端部は例えばコネクタ等により図示しない外部回路に電気的に接続されている。
尚、上述した開口部441は例えば図11に示すようにフレーム405の底面(内部底面)のフレキシブル基板側が切り取られている構造として形成されているが、これに限られるものではなく、例えば穴や切欠き、略矩形状等であってもよい。
また、上述の第1側壁凹部438及び第3側壁凹部440の夫々の上面側及び外面の凹みは夫々右側分岐部425及び本体部424の厚さ及び幅と略同じ大きさで凹んでいるとしたが、これに限られるものではなく例えばそれらの大きさより少し大きめであっても勿論よい。これにより、多少の誤差もカバーできることとなり製造コストを低減できる。
更に第1の側壁435のフレキシブル基板403がかかる箇所が一部切りかかれており、液晶パネル2の表示側面と側壁上面との間に段差がないように構成されていることが好ましい。これにより、フレキシブル基板403が液晶パネル2の第1張出し部16等の表面から浮くことを防ぐことができる。
(液晶表示装置の製造方法)
次に、以上のように構成された液晶表示装置401の製造方法についてフレキシブル基板403を液晶パネル2及びフレーム405に接着する工程を中心に簡単に説明する。
まず、概知の方法により液晶パネル2及び照明装置404を製造し用意する。
次に、フレーム405の内側底面434に両面接着シートにより照明装置404の反射シート側を接着させ、更にその上に液晶パネル2の第2基板側を配置し、照明装置404及び液晶パネル2をフレーム405の凹部433内に収容する。
その際、第1基板7の外部用端子21に図示しないACFを介し電気的に接続されたフレキシブル基板403の本体部424は、第3側壁凹部440の下面側の開口部から一旦フレーム405の外に出す。
そして、フレーム405の外に出ている右側分岐部425が付いている本体部424を第1張出し部側に折り曲げ、本体部424の端面をフレーム405の第3側壁凹部440の上面側からフレーム405内に入り込ませる。そして、第1張出し部16に本体部424の端部を両面接着シートで接着する。
その際、本体部424の右側から分岐している右側分岐部425は、第1側壁凹部38側の凹み438aからフレーム405の外側に引き出す。
また、フレーム405の外側に引き出した右側分岐部425を折り曲げて第1側壁凹部438の外面側の凹み438bに接着させ、更に第1張出し部側から第2張出し部側に折り曲げて第1側壁凹部438の下面側の開口部からフレーム405内に戻す。
そして、第2張出し部17に実装された液晶駆動用IC20やそれらを固定、保護するモールド材の上から第2張出し部17に右側分岐部425の一部を配置し接着固定する。
更にその右側分岐部425の先端は、第3側壁凹部440の下面側の開口部から本体部424の下を通り、フレーム405の外に引き出されることとなる。なお、右側分岐部425の先端には外部に接続されるコネクタが設けられていても良い。
以上で液晶表示装置401の製造方法の説明を終了する。
このように本実施形態によれば、フレキシブル基板403の本体部424の外部用端子21に電気的に接続した側と反対側を、第1張出し部側に折り曲げて該第1張出し部16に本体部424の一部を配置、接着し、右側分岐部425を第1張り出し部側から第2張り出し部側に折り曲げ、該第2張り出し部17に右側分岐部425の一部を配置、接着することとしたので、第1基板側にフレキシブル基板403を配置し液晶を駆動するドライバー等をまとめることができ、液晶表示装置401のより小型化、薄型化を図ることが可能となる。また、フレキシブル基板403の本体部424の一部が第1張出し部16に配置されているので、少なくとも偏光板12の表示側表面より窪んでいる分、液晶表示装置401の厚さを薄くすることが可能となる。
また、フレキシブル基板403の本体部424及び右側分岐部425は、少なくともフレーム405の外面である第1の側壁435と第3の側壁437との一部に沿うように折り曲げられており、本体部424の一部は、第1張出し部16に接着されているので、本体部424や右側分岐部425が該フレーム405を巻き込みながらそのフレーム内の第1張出し部16に本体部424の一部が接着されることとなり、該フレーム内に第1基板等がしっかり押え込まれ、例えば液晶パネル2のフレーム405からの飛び出しや位置ずれ等を強固に防止できることとなる。
更にフレキシブル基板403の本体部424を第1張出し部側に折り曲げ、該本体部424から突出し延設された右側分岐部425を第1張出し部側から第2張出し部側に折り曲げることとしたので、例えば本体部424や右側分岐部425を折畳む必要がなく、折り畳みによる配線パターンの切断を防ぐことができる。
また、フレーム405の外面である例えば第1の側壁435と第3の側壁437とには、夫々右側分岐部425と本体部424との少なくとも一部が納まるような第1側壁凹部及び第3側壁凹部438,440を有することとしたので、本体部424や右側分岐部425のフレーム外面からのはみ出しを防ぐことができる。これにより、液晶表示装置401の小型化、薄型化をより図ることが可能となる。また、本体部424や右側分岐部425を容易に該凹部に収めることができ、該本体部424や右側分岐部425の位置決めがより容易となる。
(変形例3)
次に、本発明に係る液晶表示装置の第2の実施形態の変形例3について説明する。本変形例3においては右側分岐部が液晶駆動用ICを避けて配置されている点が第2の実施形態と異なるのでその点を中心に説明する。尚、第1及び第2の実施形態の構成要素と共通する構成要素については、第1及び第2の実施形態の構成要素と同一の符号を付しその説明を省略する。
図12は変形例3に係る液晶表示装置の概略斜視図、図13は図12のH−H線断面図(光源は切断していない。)及び図14はフレームの概略斜視図である。
液晶表示装置501は、例えば図12、図13及び図14に示すように液晶パネル502、その液晶パネル502の基板に接続されたフレキシブル回路基板としてのフレキシブル基板503、更に液晶パネル502に光を照射する照明装置404、当該液晶パネル502と照明装置404とを保持するフレーム505等を有する。ここで、液晶表示装置501には、フレーム505の他にもその他の付帯機構が必要に応じ付設される(図示しない)。
液晶パネル502は例えば図12及び図13に示すようにシール材6を介して貼り合わされた基板である第1基板7及び第2基板8と、両基板の隙間に封入された電気光学物質、例えばSTN(Super Twisted Nematic)型の液晶9とを有し、フレーム505内に第1基板7側が表示面となるように収容されている。
また、第1基板7は第2基板8に対し外側へ(図13中のY軸方向)張出した第2張出し部17を有している。
第2張出し部17は、例えばセグメント電極10及びコモン電極13がシール材6で囲まれる領域から当該第2張出し部17に延びた図示しないセグメント電極用配線18及びコモン電極用配線19、その各電極用配線に例えば液晶駆動用電流を供給する液晶駆動用IC520等を有する。
液晶駆動用IC520は、例えば図12及び図13に示すように第1張出し部16側から見て第1基板7の一辺側である第2の側壁36に片寄って第2張出し部17に実装されている。これにより、当該一辺側の反対側である第1の側壁435側にスペースが空くこととなる。
フレキシブル基板503は例えば図12、図13及び図14に示すようにベース基材522(522a,522b)の上に図示しない配線パターン523(523a,523b)が形成されると共に図示しないコンデンサーやIC等の電子部品が実装されている。ここで、ベース基材522(522a,522b)は可撓性を有するフイルム状の部材であり、配線パターン523(523a,523b)は例えば銅等から形成されている。また、図示しないが例えばフレーム505等に固定される面には両面接着シートが接着されている。これにより、フレキシブル基板503によって液晶パネル等のフレーム505からの飛び出しや位置ずれ等を防ぐことが可能となる。
更にフレキシブル基板503は、本体部524と、該本体部524から突出する枝部としての右側分岐部525とを有しており、該右側分岐部525は図示しない外部回路に電気的に接続されている。
また、本体部524は液晶パネル側の端に図示しない本体部接続用端子が形成されており液晶パネル502の外部用端子21に図示しないACFを介して電気的に接続されている。
更に本体部524は、例えば図12、図13及び図14に示すように第1基板7に接続された側と反対側が、フレーム505の外側に一旦出て、そのフレーム505の外壁に沿い第1張出し部側に回りこむように折り曲げられ、表示面側で窪んだ該第1張出し部16に接着固定されている。
また、右側分岐部525は例えば図12及び図13に示すように本体部524の右側から分岐しており、該本体部524のベース基材522a上に設けられた配線パターン523aの一部が右側分岐部525のベース基材522b上に設けられた配線パターン523bに電気的に接続されている。
更に右側分岐部525は、例えば図12及び図13に示すように第1張出し部16に固定された本体部524の図面に向かって略右側から突出して延設されており、フレーム505の外面である側壁に沿うように第1張出し部側から第2張出し部側に回りこむように折り曲げられ、第2張出し部17にその一部が接着固定されている。
具体的には、第2張出し部側に回りこんだ右側分岐部525は例えば図9及び図10に示すように該第2張出し部17に実装された液晶駆動用IC520を避けるように第2張出し部17にその一部が接着固定されている。
また、右側分岐部525は例えば図12及び図13に示すように第2張出し部17に接着固定された部分の更に先が、フレーム505の開口部から外に延設されており、その先の端部に外部回路に電気的に接続するための図示しないコネクタ等が設けられている。
これにより、表示面より一段窪んだ第1張出し部16にフレキシブル基板3の本体部524の一部を配置することで、省スペース化が図れ、液晶表示装置501をより薄型化できる。
また、右側分岐部525を第1張出し部側から第2張出し部側に回り込ませるように折り曲げたことで、小さく折畳むことによる右側分岐部525上の配線パターン523bが途中で断線する危険を防ぐことができる。
次に、フレーム505は例えば図12、図13及び図14に示すように液晶パネル502側に開放された略矩形状の箱型の形状で内側に凹部533を有しており、その凹部533に丁度照明装置404及び液晶パネル502が収まるように形成されている。具体的には、その凹部533の内側底面534と照明装置404の例えば反射シート31とが図示しない両面接着シート等により接着固定されている。
また、フレーム505は図12、図13及び図14に示すように底部としての内側底面534と、液晶パネル502の側面に対応するように平行に形成されると共に、液晶パネル2の非表示領域C(第1張出し部16)を挟むように形成された相対向する第1の側壁435(図12中、第1張出し部16に向かって右側の側壁)及び第2の側壁36(図12中、第1張出し部16に向かって左側の側壁)とを有し、更に当該第1及び第2の側壁に挟まれた液晶パネル2の第1張出し部側の第3の側壁537を有する。
更に第1の側壁435には、例えば図14に示すように第2の側壁36とで第1張出し部付近を挟むように第1側壁凹部438を有し、第3の側壁537はフレーム505の後述する内側底面に形成された開口部が、該第3の側壁537のやや左側寄りの下部に続いて形成されており、その上部に第3側壁凹部540が設けられている。
第3側壁凹部540は、表示面側の第3の側壁537の上面(図中のZ軸方向に向く面)が例えば図14に示すように略中央付近で該上面から底面方向(図中のZ軸方向)に向けて略フレキシブル基板の本体部524の厚さ分或は偏光板12の厚さ分凹んでおり、その凹み540aの横幅は該本体部524の幅分になるよう形成されている。
また、第3側壁凹部540はその上面側の凹みと反対側の底面とに挟まれる外面(図中のY軸方向に向く面)もその外面から内側に向けて(図中のY軸方向)本体部524の厚さ分凹んでおり、その凹み540bの横幅は該本体部524の幅分になるよう形成されている。これにより、フレキシブル基板503の本体部524の貼付けにより本体部524がフレーム505の第3の側壁537からはみ出ることがなく液晶表示装置501を小型化でき、更に本体部524の位置決めが容易となる。
更に内側底面534には、例えば図13及び図14に示すように第2張出し部17に略重なるように開口部541が設けてあり、その開口部541付近に光源426が実装されている。
次に、フレキシブル基板503は図12及び図13に示すように第1基板7の外部用端子21に電気的に接続された本体部524が、例えば第3側壁凹部540の下面側の開口部541から一旦フレーム505の外側に延びて第1張出し部側に折り曲げられ、そのまま該第3側壁凹部540の外面の凹み540bを伝う。更に該本体部524は、該第3側壁凹部540の上面側の凹み540aからフレーム505内に入り込み、その本体部524の一部が第1張出し部16に配置され接着固定されている。勿論、該本体部524はその他の第3側壁凹部540等との接触面にも接着されている。
また、本体部524から分岐した右側分岐部525は例えば図12及び図13に示すように第1側壁凹部438の上面側の凹み438aから一旦フレーム505の外側に延びてそのまま該第1側壁凹部438の外面の凹み438bを伝い接着されている。
更に外面の凹み438bに接着された右側分岐部525は、第1張出し部側から第2張出し部側に折り曲げられ、該第1側壁凹部438の上面側と反対側の開口部からフレーム505内に戻る。
そして、右側分岐部525は例えば図12及び図13に示すように第1張出し部16側から見て第1基板7の一辺側である第2の側壁36に片寄って第2張出し部17に実装されている液晶駆動用IC520を避けるように、当該一辺側の反対側である第1の側壁435側に空いているスペースに配置され、第2張出し部17に接着固定されている。
また、その第2張出し部17に接着固定された右側分岐部525は、更に例えば図12に示すように本体部524が第2張出し部17に配置されていない領域から、同じく本体部524が第3側壁凹部540bに貼着されていない第3側壁凹部540の下面側の開口部541を通りフレーム505の外に延在されることとなる。尚、その先端部は例えばコネクタ等により図示しない外部回路に電気的に接続されている。
尚、上述した開口部541は例えば図14に示すようにフレーム505の底面(内部底面)のフレキシブル基板側が切り取られている構造として形成されているが、これに限られるものではなく、例えば穴や切欠き、略矩形状等であってもよい。
また、上述の第1側壁凹部438及び第3側壁凹部540の夫々の上面側及び外面の凹みは夫々右側分岐部525及び本体部524の厚さ及び幅と略同じ大きさで凹んでいるとしたが、これに限られるものではなく例えばそれらの大きさより少し大きめであっても勿論よい。これにより、多少の誤差もカバーできることとなり製造コストを低減できる。
このように本変形例によれば、液晶駆動用IC520が第2張出し部17の第1基板7の一辺側、例えば第2の側壁36側に片寄って備えられ、右側分岐部525の一部が、当該液晶駆動用IC520を避けるように第2張出し部17に配置されているので、液晶駆動用IC上にフレキシブル基板503を配置することによる液晶パネル502の厚さが厚くなること等を防止することが可能となる。
(第3の実施形態・電子機器)
次に、上述した液晶表示装置1,101,201,401,501を備えた本発明の第3の実施形態に係る電子機器について説明する。尚、第1の実施形態、第2の実施形態、変形例1、変形例2及び変形例3の構成要素と共通する構成要素については、第1の実施形態、第2の実施形態、変形例1、変形例2及び変形例3の構成要素と同一の符号を付しその説明を省略する。
図15は本発明の第3の実施形態にかかる電子機器の表示制御系の全体構成を示す概略構成図である。
電子機器300は、表示制御系として例えば図15に示すように液晶パネル2及び表示制御回路390などを備え、その表示制御回路390は表示情報出力源391、表示情報処理回路392、電源回路393及びタイミングジェネレータ394などを有する。
また、液晶パネル2には表示領域Iを駆動する駆動回路361を有する。
表示情報出力源391は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などからなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスクなどからなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備えている。更に表示情報出力源391は、タイミングジェネレータ394によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号などの形で表示情報を表示情報処理回路392に供給するように構成されている。
また、表示情報処理回路392はシリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路などの周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路361へ供給する。また、電源回路393は、上述した各構成要素に夫々所定の電圧を供給する。
このように本実施形態によれば、電子機器300に備えられた例えば液晶表示装置1は、フレキシブル基板3の本体部24及び右側分岐部25を折り曲げ、偏光板12から張出した第1基板7の第1張出し部16に右側分岐部25の一部を配置し接着固定することとしたので、液晶表示装置1の表示面となる偏光板12より該偏光板分窪んだ部分にフレキシブル基板の右側分岐部25を配置でき、少なくともその窪んだ分液晶表示装置1の厚さを薄くすることが可能となる。
また、電子機器300に備えられた例えば液晶表示装置1は、フレーム5の外面である例えば第1の側壁35と第3の側壁37とに夫々右側分岐部25と本体部24との少なくとも一部が納まるような第1側壁凹部及び第3側壁凹部38,40を有することとしたので、本体部24や右側分岐部25のフレーム外面からのはみ出しを防止できる。これにより、液晶表示装置1の小型化、薄型化をより図ることが可能となる。また、本体部24や右側分岐部25を容易に該凹部に収めることができ、該本体部24や右側分岐部25の位置決めがより容易となる。
特に最近の電子機器にあっては、小型化、薄型化がより求められており、簡単な構造で小型化、薄型化できる本発明の意義は大きいといえる。
具体的な電子機器としては、携帯電話機やパーソナルコンピュータなどの他に液晶表示装置が搭載されたタッチパネル、プロジェクタ、液晶テレビやビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、上述した例えば液晶表示装置1,101,201,401,501が適用可能なのは言うまでもない。
なお、本発明の電気光学装置及び電子機器は、上述した例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え得ることは勿論である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、上記各実施例を組み合わせても良い。
例えば、上述した電気光学装置はいずれも液晶パネルを有する液晶表示装置であるが、無機或は有機エレクトロルミネッセンス装置、プラズマディスプレイ装置、電気泳動ディスプレイ装置、電子放出素子を用いた装置(Field Emission Display及びSurface‐Conduction Electron‐Emitter Display等)などの各種電気光学装置であってもよい。
以上、好ましい実施形態を上げて本発明を説明したが、本発明は上述したいずれの実施形態にも限定されず、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更して実施できる。
例えば、上述の実施形態や変形例ではパッシブマトリクス型の液晶表示装置について説明したがこれに限られるものではなく、例えば薄膜トランジスタ素子アクティブマトリクス型、薄膜ダイオード素子アクティブマトリクス型の液晶表示装置であってもよい。更には、反射半透過型に限らず透過型や反射型であってもよい。これにより、多種多様な液晶表示装置についても、簡単な構造で液晶パネルの省スペース化を図ることができ、液晶表示装置の更なる薄型化、小型化が可能となる。
また、上述の実施形態や変形例ではフレームに第1側壁凹部、第2側壁凹部及び第3側壁凹部の少なくとも第1側壁凹部及び第3側壁凹部を設ける場合について説明したがこれに限られるものはなく、それらの側壁凹部の全てを設けない場合やそれらの側壁凹部のいずれか例えば第1側壁凹部38だけを設けない場合、更には変形例1のように全て設けることとすることも可能である。これにより、より多種多様な液晶表示装置に無駄なく対応でき製造コストの軽減を図ることができる。
更に上述の第1の実施形態及び第2の実施形態、変形例3ではフレキシブル基板の枝部として右側分岐部を説明したがこれに限られるものではなく、例えばフレキシブル基板の本体部の反対側から突出する左側分岐部を枝部としてもよい。これにより、多種多様な液晶表示装置についても、簡単な構造で液晶パネルの省スペース化を図ることができ、更なる薄型化、小型化が可能となる。また、この場合変形例3の液晶駆動用ICは第1の側壁435側に片寄らせ、第2張出し部17の第2の側壁36側に空いたスペースに枝部である左側分岐部を配置することでも、液晶表示装置の薄型化が図れる。
第1の実施形態に係る液晶表示装置の概略斜視図である。 図1のA−A線断面図(液晶駆動用IC及び光源は切断していない。)である。 第1の実施形態に係る液晶表示装置の概略分解斜視図である。 第1の実施形態に係るフレームに照明装置等を収納した状態の説明図である。 第1の実施形態に係る本体部を折り曲げた状態の説明図である。 変形例1に係る液晶表示装置の概略斜視図である。 変形例1に係るフレームの概略斜視図である。 変形例2に係る液晶表示装置の概略斜視図である。 第2の実施形態に係る液晶表示装置の概略斜視図である。 図9のG−G線断面図(液晶駆動用IC及び光源は切断しない。)である。 第2の実施形態に係るフレームの概略斜視図である。 変形例3に係る液晶表示装置の概略斜視図である。 変形例3に係る図12のH−H線断面図(光源は切断していない。)である。 変形例3に係るフレームの概略斜視図である。 第3の実施形態に係る電子機器の表示制御系の概略構成図である。
符号の説明
1,101,201,401,501 液晶表示装置、 2,502 液晶パネル、 3,103,203,403,503 フレキシブル基板、 4,404 照明装置、 5,105,405,505 フレーム、 6 シール材、 7 第1基板、 8 第2基板、 9 液晶、 10 セグメント電極、 11,14 オーバーコート層、 12,15 偏光板、 13 コモン電極、 16 第1張出し部、 17 第2張出し部、 18 セグメント電極用配線、 19 コモン電極用配線、 20,520 液晶駆動用IC、 21 外部用端子、 22,122,222,422,522 ベース基材、 23,123,223,423,523 配線パターン、 24,124,224,424,524 本体部、 25,125,225,425,525 右側分岐部、 26,426 光源、 27 導光板、 28,29 プリズムシート、 30 拡散シート、 31 反射シート、 32 遮光シート、 33,433,533 凹部、 34,434,534 内側底面、 35,435 第1の側壁、 36,136 第2の側壁、 37,437,537 第3の側壁、 38,438 第1側壁凹部、 40,440,540 第3側壁凹部、 41,441,541 開口部、 126,226 左側分岐部、 139 第2側壁凹部、 300 電子機器、 361 駆動回路、 390 表示制御回路、 B 表示領域、 C 非表示領域

Claims (12)

  1. 電気光学物質を保持する第1基板と、前記第1基板の前記電気光学物質と反対側に配置された光学部材と、前記第1基板に接続される配線が設けられたフレキシブル回路基板とを備えた電気光学装置において、
    前記第1基板は、前記光学部材から張出した第1張出し部を有し、
    前記フレキシブル回路基板は、前記第1基板の前記第1張出し部側とは反対側で接続され、前記第1基板に接続された本体部と該本体部から突出する枝部を有し、
    前記本体部及び枝部は、前記電気光学物質側に折り曲げられ、
    前記折り曲げられた枝部の一部は、さらに前記光学部材側に折り曲げられ、前記第1張出し部に配置されていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記第1基板に対向し該第1基板とで前記電気光学物質を狭持する第2基板を更に備え、 前記第1基板は、前記第2基板から張出した第2張出し部を有し、
    前記フレキシブル回路基板は、前記第2張出し部に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 電気光学物質を保持する第1基板と、前記第1基板に対向し該第1基板とで前記電気光学物質を狭持する第2基板と、前記第1基板の前記電気光学物質と反対側に配置された光学部材と、前記第1基板に接続される配線が設けられたフレキシブル回路基板とを備えた電気光学装置において、
    前記第1基板は、前記光学部材から張出した第1張出し部と前記第2基板から張出した第2張出し部とを有し、
    前記フレキシブル回路基板は、前記第2張出し部の前記電気光学物質側に接続され、前記第1基板に接続された本体部と該本体部から突出する枝部を有し、
    前記本体部及び枝部は、前記第1基板に接続された側と反対側が前記光学部材側に折り曲げられて、
    前記折り曲げられた本体部の一部は、前記第1張出し部に配置され、
    前記折り曲げられた枝部の一部は、さらに前記第2張出し部側に折り曲げられ、該第2張り出し部に前記枝部の一部が配置されていることを特徴とする電気光学装置。
  4. 前記第1基板は、略矩形状をなし、
    前記第2張出し部に、前記電気光学物質を駆動する電子部品が前記第1基板の一辺側に片寄って更に備えられ、
    前記枝部の一部は、前記電子部品を避けるように、前記一辺側とは前記第2張出し部を介して対向する他辺側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。
  5. 前記第2基板に光を導く導光板を更に備え、
    前記本体部には、光源が実装されており、
    前記光源は、前記フレキシブル回路基板を折り曲げることで、前記導光板の端面に面するように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
  6. 少なくとも前記第1基板及び第2基板を保持するフレームを更に備え、
    前記導光板は、前記第2基板と前記フレームとの間に配置され、
    前記フレームの底部には、前記光源を挿入するための開口部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置。
  7. 少なくとも前記第1基板を保持するフレームを更に備え、
    前記フレキシブル回路基板の本体部及び枝部は、少なくとも前記フレームの外面の一部に沿うように折り曲げられていることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の電気光学装置。
  8. 前記フレームの外面は、前記本体部及び枝部の少なくともいずれか一方のうち前記外面に沿う部分の少なくとも一部が納まるような凹部を有することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の電気光学装置。
  9. 前記枝部は、前記本体部を介して両側から夫々第1及び第2枝部として突出していることを特徴とする請求項1から請求項8のうちいずれか一項に記載の電気光学装置。
  10. 前記枝部は、前記本体部を介して両側から夫々第1及び第2枝部として突出しており、
    前記フレームは、略矩形状をなし、
    前記第1枝部は、前記フレームの一辺側の外面に沿うように折り曲げられ、
    前記第2枝部は、前記フレームの前記一辺側と対向する他辺側の外面に沿うように折り曲げられていることを特徴とする請求項6から請求項8のうちいずれか一項に記載の電気光学装置。
  11. 前記第1枝部の一部は、第2枝部の少なくとも一部を覆うように該第2枝部に接着されていることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の電気光学装置。
  12. 請求項1から請求項11のうちいずれか一項に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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