JP2006097253A - サッシ窓 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下枠12の上面を構成するレール間上面部材32の端部につまみ部材35を設け、このつまみ部材35の上面部をレール間上面部材32の上面に連続させるとともに略平坦に形成し、つまみ部材35の上面部の室内外側端縁に凹みを形成したことで、この凹み部分を室内外両側から掴んでレール間上面部材32を下枠本体124に対して着脱することができる。そして、つまみ部材35の上面部の見込み方向中央部分が凹部や孔のない略平坦に形成されているので、下枠12上面のフラット感を損なわないようにすることができる。
【選択図】 図7
Description
このサッシ窓として、近年、居住者の高齢化や、車いす利用者の利便性等に配慮したバリアフリータイプの掃出し窓が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、目板材は、下枠の長手方向に関して三分割され、下枠本体に対して脱着可能に取り付けられており、片側に寄せた障子の反対側の目板材を外せば、下枠本体の内部を掃除することができるようになっている。そして、目板材の端部にはつまみ部材が取り付けられており、このつまみ部材を掴んで操作することで目板材が容易に着脱できるようになっている。
このような構成によれば、着脱用つまみの突出部を下枠上面部材の開口部に圧入することで、着脱用つまみを容易に下枠上面部材に取り付けることができる。そして、着脱用つまみを取り付けた状態において、着脱用つまみの第1側面部に設けた連通孔を介して下枠上面部材の内外空間が連通されることで、下枠上面部材内部に雨水等が浸入した場合でも、この雨水等を連通孔から排水させることができる。
このような構成によれば、着脱用つまみの第2側面部に設けた弾性部を、例えば縦枠や下枠本体の一部に当接させて弾性変形させた状態で、下枠上面部材を下枠本体取り付けることによって、押圧力が作用して下枠上面部材のがたつきが防止でき、取付状態が良好に維持できる。
このような構成によれば、着脱用つまみが室内外の被支持部で下枠本体に支持されることで、着脱用つまみの上面部に荷重が作用した場合でも、着脱用つまみが下方に沈み込んでしまうことがなく、サッシ窓を通って出入りする際に下枠上面を踏んでも違和感を感じないようにすることができる。この際、下枠上面部材がガイドレールであって、障子の戸車が着脱用つまみ上を通過するような場合には、障子の加重による着脱用つまみの沈み込みが防止されることで、障子の開閉操作をスムーズに実行することができる。
さらに、障子下端の垂下片が挿入されるレール間上面部材とレール部との間の隙間が、着脱用つまみの上面部側端縁の凹みと隣接している。従って、レール間上面部材を着脱する際には、着脱用つまみの上面部側端縁の凹みに指等を挿入して着脱用つまみを掴むので、着脱用つまみの上面部側端縁の凹み面積を指等が挿入可能な大きさにする必要があるが、このレール間上面部材とレール部との隙間の溝も指等の挿入スペースとして利用できるので、着脱用つまみの上面部側端縁の凹み面積を小さくでき、フラット感を損なわないようにすることができる。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るサッシ窓である引違い窓10を室内側から見た正面図である。図2、図3は、引違い窓10を示す縦断面図、および横断面図である。
図1〜図3において、引違い窓10は、戸建て住宅等の建物の外壁開口部に設けられて建物の室内空間と室外空間とを仕切るもので、気密性や水密性、遮音性等について所定の性能を有している。そして、引違い窓10の下枠12(後述)は、上面が室外側のテラスやバルコニに設置されるデッキの上面および室内床面FLと略同一の高さ位置に設けられ、上面略平坦(フラット)に形成されている。従って、居住者が引違い窓10を通って室内外間を往来する際に、室内外床レベルの段差がないので上り下りする必要がなく、楽に出入りできるとともに、車いすを利用する居住者であっても容易に出入りできるようになっている。すなわち、引違い窓10は、室内外の床段差を小さくした、バリアフリータイプ(ユニバーサルデザイン)の掃出し窓である。
図4〜図7において、下枠12は、前述の室内部材121、室外部材122および断熱部材123からなり建物の開口部に固定される下枠本体124と、障子15の戸車174を案内する室内側および室外側のレール部30(30A,30B)と、これら室内外の各レール部30A,30Bの室外側側面に取り付けられて障子15に当接する室内側および室外側の気密材31(31A,31B)と、室内外の各レール部30A,30B間に着脱自在に設けられたレール間上面部材32と、室内側レール部30Aよりも室内側に着脱自在に設けられた室内側上面部材33と、室外側レール部30Bよりも室外側に着脱自在に設けられた室外側上面部材としての網戸レール34とを備えて構成されている。
そして、室内外の障子15A,15Bの各々における室外側垂下片175の室内側側面には、室内外の気密材31A,31Bがそれぞれ当接するようになっている。これらの各気密材31A,31Bは、例えば塩ビ(PVC)等の弾性材料から形成され、先端が垂下片175に押圧されている。なお、各気密材31A,31Bの材質は特に限定されない。
図8〜図10に示すように、つまみ部材35は、レール間上面部材32の端部における開口部327の端縁を塞ぐようにして取り付けられている。このつまみ部材35は、レール間上面部材32を下枠本体124に対して着脱する際に指で掴むための着脱用つまみである。
(1)すなわち、つまみ部材35のつまみ上面部351が、略平坦に形成されてレール間上面部材32の上面部321に連続するとともに、つまみ上面部351の室内外の側端縁に凹み部351Aが形成されているので、この凹み部351Aを室内外両側から掴むことでレール間上面部材32を下枠本体124に対して着脱することができる。そして、つまみ部材35のつまみ上面部351の見込み方向中央部分が凹部や孔のない略平坦に形成されているので、下枠12のフラット感を損なわないようにすることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るサッシ窓である4枚建ての引違い窓50について、図11〜図16に基づいて説明する。図11は、本実施形態の引違い窓50を室内側から見た正面図である。図12は、引違い窓50を示す横断面図である。図13は、引違い窓50の下枠52を示す平面図である。図14および図15は、それぞれ下枠52を示す分解斜視図である。図16は、下枠52を断面して示す斜視図である。
以上の窓枠54(上枠51、下枠52、縦枠53)、および障子55(上框56、下框57、縦框58、ガラスパネル59)の構成は、第1実施形態の引違い窓10における窓枠14(上枠11、下枠12、縦枠13)、および障子15(上框16、下框17、縦框18、ガラスパネル19)の構成と略同様である。
レール間上面部材32は、風止板38の位置で三分割されており、図13〜図15中、左側から第1〜第3のレール間上面部材32D,32E,32Fの3つの部材から構成されている。そして、第1および第2のレール間上面部材32D,32Eの一方側端部、および第3のレール間上面部材32Fの他方側端部には、それぞれつまみ部材(着脱用つまみ)35が取り付けられている。第1および第3のレール間上面部材32D,32Fのつまみ部材35は、それぞれコーナー部材36に当接し、つまみ部材35が設けられていない側のレール間上面部材32D,32F端部は、風止板38に当接するようになっている。また、第2のレール間上面部材32Eのつまみ部材35は、一方の風止板38に当接し、つまみ部材35が設けられていない側のレール間上面部材32E端部は、他方の風止板38に当接するようになっている。
以上のような本実施形態によれば、前述の効果と略同様の効果を有する4枚建ての引違い窓50を構成することができる。
例えば、前記各実施形態においては、2枚の障子15を有する引違い窓10や4枚建ての引違い窓50を例示して説明したが、本発明のサッシ窓はこれらの引違い窓10,50に限られない。すなわち、本発明のサッシ窓は、3枚建ての引違い窓でもよく、片引き窓でもよい。3枚建ての引違い窓の場合には、下枠に3本のレール部が室内外方向に並べて設けられることとなり、これら3本のレール部同士間の2箇所に上述のレール間上面部材32を着脱自在に設けることで、前述と同様の効果を得ることができる。
また、前記各実施形態では、レール間上面部材32を風止板38の左右で分割し、さらに障子15を閉じた際にその上面が室内側空間に表出するレール間上面部材32を二分割して第1および第2のレール間上面部材32A,32Bとしたが、このようなレール間上面部材32の分割数や分割位置は、適宜設定可能である。
また、前記各実施形態では、レール部30を下枠本体124に対して着脱可能に取り付けたが、これに限らず、レール部を下枠本体に一体に形成してもよい。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (5)
- 上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠内側に開閉自在に支持された障子とを備えたサッシ窓であって、
前記下枠は、下枠本体と、この下枠本体に着脱自在に設けられて当該下枠の上面を構成する下枠上面部材とを備えて上面略平坦に形成され、
前記下枠上面部材の端部には、当該下枠上面部材を前記下枠本体に対して着脱するための着脱用つまみが設けられ、
前記着脱用つまみは、前記下枠上面部材の上面に連続して略平坦に形成された上面部を有し、この上面部の室内側および室外側の側端縁に凹みが形成され、この凹み位置における当該上面部の見込み寸法が前記下枠上面部材の上面の見込み寸法よりも小さくされているサッシ窓。 - 前記下枠上面部材は、前記着脱用つまみが設けられる側の端部に開口部を有した長尺中空状に形成され、
前記着脱用つまみは、前記上面部の左右見付け方向一方側端縁に連続して下方に延びる第1側面部と、この第1側面部から左右見付け方向一方側に突出する突出部と、前記第1側面部に設けられる連通孔とを有し、
前記突出部が前記開口部に圧入されるとともに、前記第1側面部が前記開口部端縁に当接されて前記着脱用つまみが前記下枠上面部材に取り付けられ、前記連通孔により前記下枠上面部材の内外空間が連通されている請求項1に記載のサッシ窓。 - 前記着脱用つまみは、前記上面部の左右見付け方向他方側端縁に連続して下方に延びる第2側面部と、この第2側面部から左右見付け方向他方側に突出して突出方向に弾性変形可能に設けられた弾性部とを有している請求項1または請求項2に記載のサッシ窓。
- 前記着脱用つまみは、前記下枠本体に支持される室内側および室外側の被支持部を有している請求項1から請求項3のいずれかに記載のサッシ窓。
- 前記障子は、前記窓枠内側に引違い形式に支持された室内側および室外側の一対の障子から構成され、
前記下枠本体には、前記一対の障子の戸車を案内する室内側および室外側の一対のレール部が設けられ、
前記下枠上面部材は、少なくとも前記室内外の各レール部間に着脱自在に設けられたレール間上面部材であり、このレール間上面部材および前記各レール部の上端が略同一高さ位置に設けられるとともに、当該レール間上面部材と少なくとも一方のレール部との間には、前記障子の下端に設けた垂下片が挿入される隙間が形成されている請求項1から請求項4のいずれかに記載のサッシ窓。
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JP2004281660A JP2006097253A (ja) | 2004-09-28 | 2004-09-28 | サッシ窓 |
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JP2008127903A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
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2004
- 2004-09-28 JP JP2004281660A patent/JP2006097253A/ja active Pending
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