JP2005299372A - サッシ窓 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レール部30および上面部材32,33,34の上端が略同一高さ位置に設けられているので、下枠12の上面をフラットに形成することができ、バリアフリー対応のサッシ窓とすることができる。そして、横気密材31と上面部材32,34との間の隙間は、障子の垂下片が挿入可能な必要最小限の幅寸法に設定することができるので、下枠12上面のフラット感を損なわないようにすることができる。障子の縦框に設けた縦気密材を縦枠13の引寄せ片134および連結気密材45に当接させることで、縦横の気密ラインが連続してサッシ窓の気密性が確保できるとともに、窓枠から障子を外せば、縦框に対して縦気密部材を着脱でき、容易に交換することができる。
【選択図】 図7
Description
特許文献1に記載された掃出し窓の下枠は、下枠上面を略水平(フラット)にする障子スライド用上面部材を備えて構成され、この障子スライド用上面部材が障子の戸車を案内するガイドレールとして機能するようになっている。従って、下枠上面がほぼフラットで段差が小さくなっているため、居住者や車いすは下枠上をスムーズに通過することができる。
また、特許文献1には、下枠のスライド溝の両側面に設けた横気密材が障子の垂下片に当接し、縦枠の突出片に設けた縦気密材が障子の縦框に当接するの形態の掃出し窓も示されている(同公報の図27〜29)。
このように障子または窓枠に設けられた縦横の気密材が窓枠または障子の各部に当接することで、掃出し窓における気密性が確保できるようになっている。
すなわち、縦横の気密材を障子側に設けた場合、つまり横気密材を下框の垂下片に設けた場合には、垂下片を挿入する隙間として、横気密材を含んだ垂下片が挿入できるだけの幅寸法を確保する必要があり、結果的に隙間の幅寸法が大きくなってしまい、下枠上面のフラット感が損なわれてしまうという問題がある。
また、縦横の気密材を窓枠側に設けた場合、つまり縦気密材を縦枠の突出片に設けた場合には、この縦気密材を上下方向にスライドさせることができないために、縦気密材の交換が困難になってしまうという問題がある。
また、下枠の隙間に挿入した障子の垂下片に横気密材を当接させることで、下枠における横方向の気密ラインを形成し、また縦框に設けた縦気密材を縦枠に当接させることで、縦枠における縦方向の気密ラインを形成し、縦横の気密材を連結気密材で連結させることで、縦横の気密ラインが連続してサッシ窓の気密性を確保することができる。
さらに、縦気密材を障子の縦框に設けたことで、窓枠から障子を外せば、縦気密材を着脱でき、縦気密材を容易に交換することができる。
このような構成によれば、レール部の室外側に沿って横気密材を設け、この横気密材に垂下片の室内側側面を当接させ、また縦框の室外側側面の室内側に縦気密材を設け、この縦気密材を引寄せ片の室外側側面および連結気密材に当接させることで、外タイトの気密ラインが形成され、障子に室外側から風雨が吹き付けた場合に、縦横の気密材が各々引寄せ片および垂下片に密接するようにでき、サッシ窓の気密、水密性能が確保できる。
このような構成によれば、横気密材の上端をレール部および上面部の上端と略同一高さ位置に設けたことで、下枠の上面をよりフラットに形成することができる。
このような構成によれば、横気密材を気密材保持部から上方に引き抜いて取り外すとともに、上方から気密材保持部に圧入して取り付けることができるので、横気密材を容易に着脱することができ、横気密材を途中位置で分割する必要もないため、気密性を確保しつつ容易に交換することができる。
このような構成によれば、前述の作用効果を有した引違い窓を構成することができるとともに、レール間上面部材や室内側および室外側の上面部材が着脱可能に構成されているので、これらの上面部材を取り外すことで、レール部を取り外すことなくレール部間の空間やレール部の室内側または室外側の空間の清掃ができる。すなわち、従来の掃出し窓では、障子スライド用上面部材がガイドレールとしても機能するため、この障子スライド用上面部材を清掃時に取り外してしまうと、障子が脱落する可能性があるが、本発明では、清掃時に障子が脱落するおそれもなく、清掃作業を安心して実行することができる。
また、下枠内部の清掃時には、レール間上面部材や室内側または室外側の上面部材を取り外せばよく、レール部を取り外す必要がないため、レール部を下枠長手方向の途中位置で分割する必要がなくなり、戸車のガタつきを防止して障子を円滑に案内することができる。なお、レール部を着脱可能に構成してもよく、その場合には、レール部を取り外すことで下枠上面をより大きく開放させることができ、下枠内部の清掃が一層容易にできる。
このような構成によれば、前述の引違い窓と同様の作用効果を有した片引き窓を構成することができる。すなわち、清掃時に障子が脱落するおそれもなく、清掃作業を安心して実行することができるとともに、戸車のガタつきを防止して障子を円滑に案内することができる。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係るサッシ窓である引違い窓10が設けられた建物の一部を示す断面図である。図2、図3は、引違い窓10を示す縦断面図、および横断面図である。
図4〜6において、下枠12は、建物に固定される下枠本体124と、障子15の戸車174を案内する室内側および室外側のレール部30(30A,30B)と、障子15に当接する室内側および室外側の横気密材31(31A,31B)と、室内外の各レール部30A,30B間に着脱自在に設けられたレール間上面部材32と、室内側レール部30Aよりも室内側に着脱自在に設けられた室内側上面部材33と、室外側レール部30Bよりも室外側に着脱自在に設けられた室外側上面部材としての網戸レール34とを備えて構成されている。また、下枠12の室内側には、当該下枠12を室内の床材に固定するための固定部材であるアングル材35が下枠本体124の室内部材121に対して着脱自在に設けられている。
そして、レール部30の上面には、上方に突出した戸車案内部301が形成されており、この戸車案内部301の上端は、横気密材31の上面よりも上方に設けられている。また、網戸レール34の上面には、網戸20の戸車を案内する網戸案内部としてのガイド溝341が形成されている。
また、レール間上面部材32、室内側上面部材33、および網戸レール34の上面は、略水平に形成されるとともに、室内外のレール部30A,30B、横気密材31A,31B、およびアングル材35と略同一高さ位置に設けられている。つまり、下枠本体124には、室内側から室外側に向かって、アングル材35、室内側上面部材33、室内側レール部30A、室内側横気密材31A、レール間上面部材32、室外側レール部30B、室外側横気密材31B、および網戸レール34の順に取り付けられており、これらの上面が略フラットに形成されている。
また、室内側上面部材33、室内側レール部30A、および室内側横気密材31Aは、互いに隙間なく接触して取り付けられ、レール間上面部材32、室外側レール部30B、および室外側横気密材31Bは、互いに隙間なく接触して取り付けられている。
また、網戸レール34は、断面略コ字形のアルミ押出形材製であって、下枠12の長手方向略全長に渡る長さ寸法を有して一体に形成され、その両端部が下枠本体124の室外部材122にビス止め固定されている。なお、網戸レール34は、下枠本体124に固定された別部品に対してビス止め固定することで下枠本体124に固定してもよい。
そして、障子15を閉じた際にその上面が室内側空間に表出する(位置する)レール間上面部材32A,32Bは、角形中空形状の樹脂押出形材製のレール間上面部材本体部321と、このレール間上面部材本体部321の両端に取り付けられた取手部322とを有して形成されている。
一方、障子15を閉じた際にその上面が室外側空間に表出する(位置する)レール間上面部材32C,32Dは、角形中空形状のアルミ押出形材製のレール間上面部材本体部321と、このレール間上面部材本体部321の両端に取り付けられた取手部322とを有して形成されている。
取手部322は、樹脂製であって、レール間上面部材32を着脱する際に手で掴むための凹み部322Aを有している。
なお、樹脂押出形材製のレール間上面部材32A,32Bは、アルミ製の支持部材36とビス等で連結することで温度変化や経年変化等によって生じる樹脂特有の伸びや縮を抑えることができるとともに、レール間上面部材32A,32Bの上方からかかる荷重を支持部材36で支えるように構成されている。
また、アルミ押出形材製のレール間上面部材32C,32Dは、レール間上面部材32A,32Bと同様に、支持部材36を介して下枠本体124に取り付けてもよいし、レール間上面部材32C,32Dと支持部材36とを一体的に形成してもよい。
図7は、下枠12および縦枠13の交差部分を室外側から見た斜視図である。図8は、下枠12および縦枠13の交差部分を示す断面図である。図9は、室外側の障子15Bの戸先框18Dを室内側から見た斜視図である。図10は、室外側の障子15Bの召合せ框18Bを室内側下方から見た斜視図である。図11、12は、室外側の障子15Bの召合せ框18Bおよび下枠12を示す断面図、および室内側から見た側面図である。
なお、室内側の障子15Aにおいても同様に、戸先框18Cに縦気密材186が設けられ、この縦気密材186が縦枠13の引寄せ片134の室外側側面に当接して鉛直方向(縦)の気密ラインが形成されるようになっている。
このように戸先框18C,18Dの下端部には、摺動片188Aを有した端部キャップ188が設けられているため、戸先框18C,18Dのアルミ形材は、摺動片188Aの上部までしかなく、縦気密材186の下端も摺動片188Aよりも上側で切れている。従って、縦気密材186の下端は下枠12の上面から離れて設けられている。
なお、連結気密材45のモヘア47は、引寄せ片134から室外側に向かって突出して設けられるものに限らず、縦枠13の見付け方向内側に向かって突出し、戸先框18C,18Dの縦気密材186に当接可能に設けられていてもよい。このようにすれば、障子15閉鎖時において、縦気密材186に押圧されたモヘア47がつぶれて縦気密材186に密接することができ、下枠12の横気密材31と戸先框18C,18Dの縦気密材186とを連結することができる。
以上のように、縦横の気密ラインが連続することで、戸先部における気密構造が構成されている。
すなわち、室内外の障子15A,15Bの召合せ框18A,18Bには、障子15閉鎖時に互いに係合する煙返し184が設けられるとともに、室外側の召合せ框18Bには、室内側に突出して室内側の召合せ框18Aに当接する縦気密材185が設けられている。これらの煙返し184および縦気密材185により召合せ框18A,18B間の縦気密ラインが形成されている。
以上のように、縦横の気密ラインが連続することで、召合せ部23における気密構造が構成されている。
(1)すなわち、下枠12に取り付けた室内外の各レール部30A,30B、室内外の各横気密材31A,31B、レール間上面部材32、室内側上面部材33、および網戸レール34の上端が略同一高さ位置に設けられているので、下枠12の上面をフラットに形成することができ下枠12の上面を足で踏んだ際の違和感や、車いすで通過する際のがたつき等を減少させて、バリアフリー対応可能な引違い窓10を構成することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るサッシ窓である片引き窓50について、図13に基づいて説明する。図13は、片引き窓50の下枠52を示す縦断面図である。
片引き窓50は、前記第1実施形態と同様の窓枠内側に1つの障子15が開閉自在に支持された外動タイプの片引き窓である。つまり、図示しない固定面材である固定障子が窓枠室内側に固定され、この固定障子の室外側に障子15が支持されている。
下枠52は、前記第1実施形態と同様に、室内部材521、室外部材522、および断熱部材523を有する下枠本体524を有している。そして、下枠本体524の室内部材521には、室内側側壁部521Aと室内側凹溝部521Dとが形成され、室外部材522には、室外側側壁部522Aと室外側凹溝部522Dとが形成されている。また、室内側側壁部521Aの上端には、アングル材65が係合され、このアングル材65により下枠本体524が室内床に固定されている。すなわち、本実施形態の下枠本体524は、前記第1実施形態の引違い窓10における下枠本体124と共通化されている。
また、室内側上面部材63は、断面略T字形のアルミ押出形材製であって、前記第1実施形態において室内側レール部30Aが支持されていたレール支持部121Bに係合され、室内側凹溝部521D上方を覆って取り付けられている。なお、室内側上面部材63は、樹脂押出形材製でもよい。また、レール側方上面部材62と室内側上面部材63とを一体の部材から形成してもよい。
また、網戸レール64は、前記第1実施形態の網戸レール34と同様の構成を備えている。
(14)また、前記第1実施形態の引違い窓10と下枠本体124,524が共通化されているので、その上部に取り付けるレール部30,60や横気密材31,61、各上面部材32,33,34,62,63,64等の構成を変更するだけで、下枠本体124,524の構造を変更する必要がなく、部品点数を削減することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係るサッシ窓である片引き窓70について、図14に基づいて説明する。図14は、片引き窓70の下枠72を示す縦断面図である。
片引き窓70は、前記第2実施形態の片引き窓50が外動障子を有するのに対し、窓枠の室外側に固定された固定障子の室内側に障子15が支持された内動障子タイプの片引き窓である点が相違している。その他の構成は、前記第2実施形態と略同様である。
下枠72は、前記第1、2実施形態と同様に、室内部材721、室外部材722、および断熱部材723を有する下枠本体724を有している。そして、下枠本体724の室内部材721には、室内側側壁部721Aと室内側凹溝部721Dとが形成され、室外部材722には、室外側側壁部722Aと室外側凹溝部722Dとが形成されている。また、室内側側壁部721Aの上端には、アングル材85が係合され、このアングル材85により下枠本体724が室内床に固定されている。すなわち、本実施形態の下枠本体724は、前記第1、2実施形態の引違い窓10および片引き窓50における下枠本体124,524と共通化されている。
また、室内側上面部材83および網戸レール84は、前記第1実施形態の室内側上面部材33および網戸レール34と同様の構成を備えている。
なお、レール側方上面部材82と網戸レール84とを一体の部材から形成してもよい。
(15)さらに、前記第1実施形態の引違い窓10や前記第2実施形態の外動障子タイプの片引き窓50と下枠本体124,524,724が共通化されているので、引違い形式や、外動または内動片引き形式等のサッシ窓の形式に関わらず、共通の下枠本体124,524,724が利用でき、より一層の部品点数削減が実現できる。
次に、本発明の第4実施形態に係るサッシ窓である引違い窓10’について、図15〜図26に基づいて説明する。
図15は、本発明の第4実施形態に係るサッシ窓である引違い窓10’を室内側から見た正面図である。図16、図17は、引違い窓10’を示す縦断面図、および横断面図である。
引違い窓10’は、前記第1実施形態の引違い窓10と比較して下枠の構造が相違している。その他の構成は、第1実施形態と略同様である。
図18〜図20において、下枠12’は、室内側に配置される室内部材121’と、室外側に配置される室外部材122’と、これらアルミ押出形材製の室内部材121’および室外部材122’を連結する断熱部材123’とからなる下枠本体124’を備えている。そして、下枠本体124’には、障子15’の戸車174’を案内する室内側および室外側のレール部30’(30A’,30B’)と、これら室内外の各レール部30A’,30B’の室外側側面に取り付けられて障子15’に当接する室内側および室外側の気密材31’(31A’,31B’)と、室内外の各レール部30A’,30B’間に着脱自在に設けられたレール間上面部材32’と、室内側レール部30A’よりも室内側に着脱自在に設けられた室内側上面部材33’と、室外側レール部30B’よりも室外側に着脱自在に設けられた室外側上面部材としての網戸レール34’とが設けられている。
また、縦枠13’には、障子15’の戸先側縦框18C’,18D’を引き寄せるための引寄せ片134’が見付け方向内方に突出して設けられている。この引寄せ片134’は、図17にも示すように、戸先框18C’,18D’内部の傾斜部に当接するようになっている。そして、引寄せ片134’の下端位置である下枠12’の両端部には、連結気密部材45’(45A’,45B’)が設けられている。
図21は、図17の右側(室内側障子15A’の戸先側縦框18C’が当接する側)の縦枠13’および下枠12’の交差部分を室内側から見た斜視図である。図22は、図21の交差部分に設けられる連結気密部材45’(45A’)を示す斜視図である。図23は、下枠12’および連結気密部材45’(45A’)を示す側面図である。図24は、図17の左側(室外側障子15B’の戸先側縦框18D’が当接する側)の縦枠13’および下枠12’の交差部分を室外側から見た斜視図である。図25は、図24の交差部分に設けられる連結気密部材45’(45B’)を示す斜視図である。図26は、下枠12’および連結気密部材45’(45B’)を示す側面図である。
以上のような本実施形態によれば、前述の効果と略同様の効果を得ることができる。
例えば、前記第1実施形態の引違い窓10における下枠12では、室内側レール部30Aよりも室内側に室内側上面部材33を取り付け、室外側レール部30Bよりも室外側に室外側上面部材としての網戸レール34を取り付けたが、これら室内外の上面部材を省略してもよい。この際、室内側においては、例えば、アングル材35の一部を室外側に延長したり、室内側レール部30Aの一部を室内側に延長したりすることで、室内側凹溝部121Dの上方を覆うようにしてもよい。また、室外側においては、下枠本体124の室外側側壁部122Aによって網戸20を開閉可能に支持してもよいし、室外側側壁部122Aの一部を室内側に延長して網戸レールを形成してもよい。これと同様に、前記第2、3実施形態の室内側および室外側の上面部材63,64,83,84を省略し、下枠本体524,724の一部に各上面部材が一体化されたように形成してもよい。
また、前記各実施形態では、レール部30,60,80,30’、および各上面部材32,33,34,62,63,64,82,83,84,32’,33’,34’を下枠本体124,524,724,124’に対して着脱可能に取り付けたが、これに限らず、レール部や上面部を下枠本体に一体に形成してもよい。
また、レール部を下枠長手方向の途中位置で複数に分割してもよい。
また、前記実施形態では、レール部30,60,80,30’の室外側に隣接して横気密材31,61,81,31’を取り付け、横気密材31,61,81,31’の室外側に障子15,15’の垂下片175,175’および端部キャップ188,189の摺動片188A,189Aを挿入する隙間を設けたが、このような構成に限定されない。すなわち、レール部30,60,80,30’の室内側に隣接して横気密材31,61,81,31’を取り付け、横気密材31,61,81,31’の室内側に沿って隙間を形成してもよい。この際、障子の垂下片や摺動片を障子の室内側側面下端に形成しておき、この垂下片や摺動片を横気密材31,61,81,31’に沿った隙間に挿入し、垂下片や摺動片部の室外側側面に横気密材31,61,81,31’が当接するようにすれば、気密ラインを形成することができる。
また、前記実施形態では、連結気密材45,45’がモヘア47,47’を備えて構成されたが、モヘア47,47’以外の弾性材料を用いて連結気密材を構成してもよい。弾性材料としては、例えばゴムやスポンジ等が採用可能である。
また、前記実施形態では、縦枠13,13’に第2縦気密材としての縦気密材136,137,135A’,136A’が設けられていたが、これらの第2縦気密材を省略することができる。すなわち、これらの第2縦気密材は、補助的に設けられたものであり、戸先框18C,18D,18C’,18D’の縦気密材186と縦枠13,13’の引寄せ片134,134’との当接によって、縦気密ラインを形成することができる。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (7)
- 上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠内側に開閉自在に支持され、上框、下框、および左右の縦框を有する障子とを備えたサッシ窓であって、
前記下枠には、前記障子の戸車を案内するレール部と、このレール部の室内側および室外側の少なくとも一方に隙間を介し、かつ上面が当該レール部の上端と略同一高さ位置に設けられた上面部と、前記レール部および上面部の少なくとも一方に沿って前記隙間に臨んで設けられた横気密材とが設けられ、
前記障子の下框には、前記隙間に挿入されて前記横気密材に当接する垂下片が設けられ、当該障子の縦框には、当該障子閉鎖時に前記縦枠に当接する縦気密材が設けられ、
前記下枠および縦枠のいずれかには、前記横気密材の端部に当接するとともに、前記障子閉鎖時に前記縦気密材の下端部に当接することで、前記横気密材と前記縦気密材とを連結する連結気密材が設けられているサッシ窓。 - 前記横気密材は、前記レール部の室外側に沿って設けられ、前記垂下片は、前記下框の室外側側面から垂下して形成されるとともに、前記横気密材と前記上面部との間に挿入され、この垂下片の室内側側面に前記横気密材が当接しており、
前記縦枠には、前記障子を室内側に引き寄せる引寄せ片が見付け方向に突出して形成され、この引寄せ片の下端位置に前記連結気密材が設けられており、前記縦気密材は、前記縦框の室外側側面の室内側に設けられるとともに、前記障子閉鎖時に前記引寄せ片の室外側側面および前記連結気密材に当接する請求項1に記載のサッシ窓。 - 前記横気密材の上端は、前記レール部および上面部の上端と略同一高さ位置に設けられ、この横気密部材の端部上面に前記連結気密材が当接している請求項1または請求項2に記載のサッシ窓。
- 前記下枠は、下枠本体を備え、この下枠本体には、前記横気密材を係止する上方に開口した凹溝状の気密材保持部が形成されており、前記横気密材は、前記下枠の上面側から着脱自在に前記気密材保持部に取り付けられている請求項1から請求項3のいずれかに記載のサッシ窓。
- 前記連結気密材は、モヘアを有して構成され、前記モヘアが前記縦枠の見付け方向または見込み方向に突出して設けられている請求項1から請求項4のいずれかに記載のサッシ窓。
- 前記障子は、前記窓枠内側に引違い形式に支持された室内側および室外側の障子であり、前記レール部は、前記室内外の各障子を案内する室内側および室外側のレール部であって、
前記室内外の各レール部間には、レール間上面部材が着脱自在に設けられ、前記室内側レール部よりも室内側には、室内側上面部材が着脱自在に設けられ、前記室外側レール部よりも室外側には、室外側上面部材が着脱自在に設けられており、これらのレール間上面部材、室内側上面部材、および室外側上面部材のうちの少なくとも1つで前記上面部が構成されている請求項1から請求項5のいずれかに記載のサッシ窓。 - 前記障子は、前記窓枠内側に固定された固定面材と、この固定面材の室外側または室内側に支持された可動障子とで構成された片引き形式の障子であり、前記レール部は、前記可動障子を案内するものであって、
前記レール部の室内側または室外側には、レール側方上面部材が着脱自在に設けられ、このレール側方上面部材を前記レール部の室内側に設けた場合には、前記レール部の室外側に室外側上面部材が着脱自在に設けられ、前記レール側方上面部材を前記レール部の室外側に設けた場合には、前記レール部の室内側に室内側上面部材が着脱自在に設けられており、これらのレール側方上面部材、室内側上面部材、および室外側上面部材のうちの少なくとも1つで前記上面部が構成されている請求項1から請求項5のいずれかに記載のサッシ窓。
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JP (1) | JP4198659B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009299436A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Shin Nikkei Co Ltd | 下枠フラットサッシ |
JP2013113061A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Lixil Corp | サッシ |
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2004
- 2004-09-28 JP JP2004282043A patent/JP4198659B2/ja active Active
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JP2009299436A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Shin Nikkei Co Ltd | 下枠フラットサッシ |
JP2013113061A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Lixil Corp | サッシ |
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