JP2006097219A - 多機能カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の状態で極めて便利に使用できる多機能カバーを提供する。
【解決手段】多機能カバーは、表面を防水加工してなる第1シート11と第2シート12を左右に並べて配置している。多機能カバーは、第1脱着連結具1Aの雄型連結具1aと雌型連結具1bとを連結して第1シート11で第1筒部21を形成して、この第1筒部21でユーザーの一方の足を被覆し、第2脱着連結具1Bの雄型連結具1aと雌型連結具1bとを連結して第2シート12で第2筒部22を形成して、この第2筒部22でユーザーの他方の足を被覆し、第3脱着連結具1Cの雄型連結具1aと雌型連結具1bとを連結して第1シート11と第2シート12の上部で第3筒部23を形成して、この第3筒部23でユーザーの胴部の下部を被覆して、ユーザーの下半身をカバーするようにしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザーが身体に装着して雨等による浸水を防止するカバーに関し、多種多様に使用できる多機能カバーに関する。
ユーザーが身体に装着して、雨等による浸水を防止する雨具や防水具は種々の構造のものが開発されている(特許文献1ないし4参照)。これらの公報に記載される雨具や防水具は、ズボンやシューズ、あるいは上半身のカバーとして便利に使用できる特長がある。
特開2000−160411号公報 特開2000−192305号公報 実開平06−086507号公報 特開2001−200410号公報
しかしながら、以上の公報に記載されるカバーは、単一の目的にしか使用できず、種々の状態で使用することができない。たとえば、防水カバーは、種々の目的に使用できる構造とすると、極めて便利に使用できる。しかしながら種々の機能を有する多機能カバーは、未だ開発されていない。
本発明は、従来の雨具や防水具が有するこれらの欠点を解決するために開発されたものである。本発明は、単一の使用方法だけでなく、種々の状態で極めて便利に使用できる多機能カバーを提供することにある。
本発明の請求項1の多機能カバーは、以下の全ての構成を有することを特徴としている。
(a) 多機能カバーは、表面を防水加工してなる第1シート11と第2シート12を備える。
(b) 第1シート11と第2シート12は左右に並べて配置されており、互いの内側縁の上端部を連結している。
(c) 第1シート11は、雄型連結具1aと雌型連結具1bとからなる第1脱着連結具1Aを備え、第1シート11の一方の側縁に沿って雄型連結具1aを、他方の側縁に沿って雌型連結具1bをそれぞれ固定している。
(d) 第2シート12は、雄型連結具1aと雌型連結具1bとからなる第2脱着連結具1Bを備え、第2シート12の一方の側縁に沿って雌型連結具1bを、他方の側縁に沿って雄型連結具1aをそれぞれ固定している。
(e) 第1シート11と第2シート12は、互いの外側縁の上端部に、第3脱着連結具1Cを備える。
(f) 第3脱着連結具1Cは雄型連結具1aと雌型連結具1bとを備え、一方を第1シート11に、他方を第2シート12に固定している。
(g) 多機能カバーは、第1脱着連結具1Aの雄型連結具1aと雌型連結具1bとを連結して第1シート11で第1筒部21を形成して、この第1筒部21でユーザーの一方の足を被覆し、第2脱着連結具1Bの雄型連結具1aと雌型連結具1bとを連結して第2シート12で第2筒部22を形成して、この第2筒部22でユーザーの他方の足を被覆し、第3脱着連結具1Cの雄型連結具1aと雌型連結具1bとを連結して第1シート11と第2シート12の上部で第3筒部23を形成して、この第3筒部23でユーザーの胴部の下部を被覆して、ユーザーの下半身をカバーするようにしている。
本明細書において、上下左右の向きは、図面における上下左右と等しいものとする。
本発明の多機能カバーは、第1シート11の内側縁に沿って雄型連結具1aを配置すると共に、第2シート12の内側縁に沿って雌型連結具1bを配置することができる。この多機能カバーは、第1脱着連結具1Aの雄型連結具1aと第2脱着連結具1Bの雌型連結具1bとを連結して、第1シート11と第2シート12の内側縁を互いに連結して、連結された第1シート11と第2シート12とでユーザーの半身をカバーすることができる。
本発明の多機能カバーは、第1シート11の外側縁に沿って雌型連結具1bを配置すると共に、第2シート12の外側縁に沿って雄型連結具1aを配置することができる。この多機能カバーは、第1脱着連結具1Aの雌型連結具1bと第2脱着連結具1Bの雄型連結具1aとを連結して、第1シート11と第2シート12の外側縁を互いに連結すると共に、第3脱着連結具1Cの雄型連結具1aと雌型連結具1bとを連結して、第1シート11と第2シート12の外側縁の上部を互いに連結し、連結された第1シート11と第2シート12とでユーザーの半身をカバーすることができる。
さらに、本発明の請求項4の多機能カバーは、請求項1ないし3のいずれかに記載される多機能カバーであって、第1脱着連結具1Aと第2脱着連結具1Bとをファスナーとすることができる。
本発明の請求項5の多機能カバーは、以下の全ての構成を有することを特徴としている。
(a) 多機能カバーは、表面を防水加工してなる第1カバー31と第2カバー32と中間カバー33とを備える。
(b) 第1カバー31と第2カバー32は、合同な形状であって、四角形の両側縁の上または下の端部に、両側方向に突出する突出部34を有する形状としている。
(c) 第1カバー31と第2カバー32は、雄型連結具1aと雌型連結具1bとからなる脱着連結具1を備える。
(d) 第1カバー31と第2カバー32は、第1の側縁に沿って雄型連結具1aを、第2の側縁に沿って雌型連結具1bをそれぞれ固定している。
(e) 中間カバー33は帯状であって、両端部の裏面に、第1カバー31と第2カバー32の一方、又は両方の突出部34を収納する収納部35を設けている。
(f) 中間カバー33は、連結部材39を備え、この連結部材39を介してユーザーの胴部に脱着できるようにしている。
(g) 多機能カバーは、第1カバー31と第2カバー32の一方、又は両方の突出部34を中間カバー33の収納部35に収納してこれらを互いに連結する状態で、中間カバー33を胴部に装着してエプロンとして使用し、第1カバー31と第2カバー32と中間カバー33とを分離する状態で、第1カバー31と第2カバー32の一方、又は両方を、雄型連結具1aと雌型連結具1bとを連結して筒状に形成し、突出部34側の筒部で履物の周縁部をカバーし、突出部34と反対側の筒部でユーザーの足元をカバーする履物カバーとして使用する構造としている。
本発明の請求項6の多機能カバーは、請求項5に記載される多機能カバーであって、脱着連結具1をファスナーとすることができる。
本発明の請求項7の多機能カバーは、請求項5に記載される多機能カバーであって、第1カバー31と第2カバー32が、突出部34側の端部の裏面側に、履物60の外周面に沿うループ部52を備えている。このループ部52は伸縮性を有しており、このループ部52の内側に履物60を挿入した状態で、ループ部52の収縮力で履物60の外周面に密着させている。
本発明の請求項8の多機能カバーは、請求項7に記載される多機能カバーであって、ループ部52が内周面に吸着部材54を備えている。
本発明の多機能カバーは、種々の状態で使用して、極めて便利使用できる特長がある。それは、本発明の請求項1の多機能カバーが、第1シートと第2シートを、複数の脱着連結具を介して連結しており、これらの脱着連結具の連結状態によって種々の構造に変更できるからである。とくに、本発明の請求項2と請求項3の多機能カバーは、脱着連結具の雄型連結具と雌型連結具との連結状態を変更するという極めて簡単な構造で、種々の機能を実現できる特長がある。
さらに、本発明の請求項5の多機能カバーは、第1カバーと第2カバーと中間カバーとを互いに連結する状態でエプロンとして使用できると共に、これらを分離する状態で、第1カバーと第2カバーとを、各々の脱着連結具を連結して履物カバーとして使用できるので、極めて簡単な構造で、異なる機能を実現して便利に使用できる特長がある。
とくに、本発明の請求項6の多機能カバーは、第1カバーと第2カバーを履物カバーとして使用するときに、伸縮するループ部の収縮力で履物の外周面に密着させるので、第1カバーと第2カバーを履物にしっかりと装着できる特長がある。さらに、本発明の請求項7の多機能カバーは、ループ部の内周面に吸着部材を備えているので、この吸着部材を介してループ部を履物の外周面に吸着させて、履物に装着したループ部がずれるのを確実に防止できる特長がある。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための多機能カバーを例示するものであって、本発明は多機能カバーを以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
本発明の多機能カバーは、複数のシート材またはカバー材を備えており、これらの連結状態、あるいは連結する組み合わせを種々に変更して、様々な用途に使用できる構造としている。
本発明の多機能カバーは、主として、雨よけ、水よけ等の雨具や防水具として使用するものである。したがって、シート材またはカバー材には、表面を防水加工してなる基材を使用する。シート材またはカバー材に使用する基材には、プラスチックシート、あるいは裏地の表面にプラスチックシートを積層したもの、あるいは表面を防水加工してなる布地等が使用できる。
以下、本発明の多機能カバーの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1ないし図4に示す多機能カバーは、表面を防水加工してなる第1シート11と第2シート12と、これらを脱着自在に連結する複数の脱着連結具1とを備える。
第1シート11と第2シート12は、前述の表面を防水加工してなるシート材を、所定の形状である帯状に裁断したものである。第1シート11と第2シート12は、図1に示すように、左右に並べて配置している。図において、向かって左側に第1シート11を、右側に第2シート12を配置している。ただ、第1シートと第2シートは、左右を逆に配置できるのはいうまでもない。
第1シート11と第2シート12は、互いの内側縁の上端部を連結しており、この連結部13を軸として左右対称の形状としている。図に示す第1シート11と第2シート12は、互いの内側縁の上端部を縫着して固定している。ただ、第1シートと第2シートは、互いの内側縁の上端部を、接着して連結することも、あるいは、脱着できるように連結することもできる。
さらに、図に示す第1シート11と第2シート12は、上端縁に沿って、袋部14を設けて、この袋部14の内部にゴム紐15を配設している。このように、第1シート11と第2シート12の上端縁に沿ってゴム紐15を配設してなる多機能カバーは、この部分を弾性的に伸縮できるので、体型が異なるユーザーが使用する状態においても、多少の誤差を吸収しながら身体に密着する状態で装着できる特長がある。
第1シート11と第2シート12は、両側縁に沿って脱着連結具1を設けている。脱着連結具1は、第1シート11の両側縁に沿って配設される第1脱着連結具1Aと、第2シート12の両側縁に沿って配設される第2脱着連結具1Bと、第1シート11と第2シート12の外側縁の上端部に沿って配設される第3脱着連結具1Cとを備える。
これらの脱着連結具1は、脱着自在な連結具であり、少なくとも形状や構造、機構等が異なる雄型連結具1aと雌型連結具1bとからなる。雄型連結具1aと雌型連結具1bは、互いに脱着される脱着連結具1の対を成す連結具である。脱着連結具1には、たとえば、ファスナー、ホック、面ファスナー、ボタン等が使用できる。ただ、脱着連結具は、これら以外の連結具であって、雄型連結具と雌型連結具を嵌合させて連結できる他の全ての連結具とすることもできる。
図の第1シート11と第2シート12は、ファスナーである脱着連結具1を備える。ファスナーである脱着連結具1は、図5に示すように、開閉用の金具2を備える側を雄型連結具1aとし、この雄型連結具1aの金具2に挿入される挿入片3を端縁に備えている側を雌型連結具1bとしている。ファスナーである脱着連結具1は、図5に示すように、連結部分である挿入片3や嵌合部4と、これらを端縁に固定してなる布地部4とを備え、この布地部4を第1シート11と第2シート12の側縁に沿って固定している。ファスナーである脱着連結具1は、たとえば、この布地部4を縫着あるいは接着して第1シート11と第2シート12に固定することができる。
図示しないが、ホックである脱着連結具は、連結凸部側の連結具を雄型連結具とし、連結凹部側の連結具を雌型連結具とする。ホックである脱着連結具は、第1シート及び第2シートに所定の間隔で固定される。また、面ファスナーである脱着連結具は、表面が鉤状のものを雄型連結具とし、表面が輪状のものを雌型連結具とする。面ファスナーである脱着連結具は、第1シート及び第2シートに線状に固定され、あるいは所定の間隔で固定される。
第1シート11は、雄型連結具1aと雌型連結具1bとからなる第1脱着連結具1Aを備えている。第1シート11は、一方の側縁に沿って雄型連結具1aを固定し、他方の側縁に沿って雌型連結具1bを固定している。この構造の第1シート11は、図2に示すように、第1脱着連結具1Aの雄型連結具1aと雌型連結具1bとを連結して第1シート11で第1筒部21を形成するようにしている。第1シート11は、この第1筒部21でユーザーの一方の足(たとえば右足)を被覆する状態に連結される。
第2シート12は、雄型連結具1aと雌型連結具1bとからなる第2脱着連結具1Bを備えている。第2シート12は、一方の側縁に沿って雌型連結具1bを固定し、他方の側縁に沿って雄型連結具1aを固定している。この構造の第2シート12は、図3に示すように、第2脱着連結具1Bの雄型連結具1aと雌型連結具1bとを連結して第2シート12で第2筒部22を形成するようにしている。第2シート12は、この第2筒部22でユーザーの他方の足(たとえば左足)を被覆する状態に連結される。
図の第1脱着連結具1Aと第2脱着連結具1Bは、ファスナーの金具2を下方から上方へと移動させると、雄型連結具1aと雌型連結具1bとが互いに連結されるように配置している。ただ、第1脱着連結具と第2脱着連結具は、ファスナーの金具を上方から下方へと移動させると、雄型連結具と雌型連結具とが互いに連結されるように配置することもできる。
さらに、第1シート11と第2シート12は、互いの外側縁の上端部に、第3脱着連結具1Cを備えている。第3脱着連結具1Cは、雄型連結具1aと雌型連結具1bとを備え、一方を第1シート11に、他方を第2シート12に固定している。第1シート11と第2シート12は、第3脱着連結具1Cの雄型連結具1aと雌型連結具1bとを連結する状態で、第1シート11と第2シート12の上部で第3筒部23を形成するようにしている。第1シート11と第2シート12は、この第3筒部23でユーザーの胴部を被覆できるようにしている。
図の第3脱着連結具1Cは、雄型連結具1aを第1シート11に、雌型連結具1bを第2シート12に配設している。さらに、図の第3脱着連結具1Cは、ファスナーの金具2を上方から下方へと移動させると、雄型連結具1aと雌型連結具1bとが互いに連結されるように配置している。ただ、第3脱着連結具は、雄型連結具を第2シートに、雌型連結具を第1シートに配設することも、ファスナーの金具を下方から上方へと移動させると、雄型連結具と雌型連結具とが互いに連結されるように配置することもできる。
さらに、図1に示す第1シート11は、内側縁に沿って雄型連結具1aを、外側縁に沿って雌型連結具1bを配置しており、第2シート12は、内側縁に沿って雄型連結具1aを、外側縁に沿って雌型連結具1bを配置している。すなわち、第1シート11と第2シート12の対向する内側縁に、互いに対を成す脱着連結具1を配置すると共に、第1シート11と第2シート12の対向する外側縁に、互いに対を成す脱着連結具1を配置している。この構造は、第1脱着連結具1Aと第2脱着連結具1Bに同一のものを使用することによって、互いに対向する位置の脱着連結具1同士を連結できる。
この構造の多機能カバーは、図6に示すように、第1脱着連結具1Aの雄型連結具1aと第2脱着連結具1Bの雌型連結具1bとを連結して、第1シート11と第2シート12の内側縁を互いに連結することができる。また、図示しないが、第1脱着連結具の雌型連結具と第2脱着連結具の雄型連結具とを連結して、第1シートと第2シートの外側縁を互いに連結することもできる。このように、第1シート11と第2シート12を互いの内側縁で連結し、あるいは互いの外側縁で連結する多機能カバーは、連結される第1シート11と第2シート12とで形成される面を広くして、より広い範囲を被覆して防水できる特長がある。これらの多機能カバーは、たとえば、連結された第1シート11と第2シート12をユーザーの前方に位置する状態で装着してエプロンとして使用し、あるいは、連結された第1シート11と第2シート12を上半身の後方に位置する状態で装着してマントとして使用することもできる。さらに、被覆する面積を広くできる多機能カバーは、必ずしもユーザーの身体に装着することなく、種々のものに被せて使用することもできる。この多機能カバーは、たとえば、自転車やオートバイ等の座部や荷台部を被覆してこれらを防水することもできる。
さらに、この構造の多機能カバーは、図7に示すように、第1シート11と第2シート12の互いの内側縁を連結すると共に、互いの外側縁を連結して、全体でひとつの筒部を形成して第4筒部24とすることができる。この多機能カバーは、第3脱着連結具1Cの雄型連結具1aと雌型連結具1bとを連結して、第1シート11と第2シート12の上部で第3筒部23を形成し、第4筒部24と第3筒部23とでユーザーの半身を被覆することができる。この多機能カバーは、たとえば、スカートや着物等を着用しているユーザーの下半身を被覆して、防水できる使用できる。
さらに、この構造の多機能カバーは、図示しないが、第1脱着連結具と第2脱着連結具を連結することなく第3脱着連結具のみを連結し、第1シートと第2シートの上部で第3筒部を形成し、この第3筒部を介してユーザーに装着する状態で使用することもできる。この多機能カバーは、第1シートと第2シートのいずれか一方を前方に配置して、他方を後方に配置する状態で使用して、第1シートと第2シートで前掛けと後掛けを構成することができる。この多機能カバーは、第1シートと第2シートの側縁であって、ユーザーの左右に位置する部分を脱着連結具で連結しないので、この部分をスリットとして開口する状態でユーザーが装着できる。この多機能カバーは、下半身を被覆するエプロンとして使用する用途においては、左右のスリットを開いてスムーズに歩行できる特長がある。また、この多機能カバーは、上半身を被覆するマントとして使用する用途においては、左右のスリットから両腕を突出させて、両手を自由に動かすことができる特長がある。
さらに、図に示す第1シート11と第2シート12は、上端部の外側縁部に一対の連結紐16を固定している。この構造の多機能カバーは、連結紐16を結んで、極めて簡単に身体に装着できる特長がある。
以上の構造の多機能カバーは、以下のようにして使用する。
[ズボン用のカバーとして使用するとき]
(1) ユーザーの一方の足(たとえば右足)の後方に第1シート11を、他方の足(たとえば左足)の後方に第2シート12を位置させる。このとき、第1シート11と第2シート12の連結部13は、ユーザーのお尻に位置させる。
(2) 第1シート11の両側縁に位置する雄型連結具1aと雌型連結具1bとを互いに連結し、第1シート11で筒状の第1筒部21を形成して、ユーザーの一方の足(たとえば右足)を筒状の第1シート11で被覆する。
(3) 第2シート12の両側縁に位置する雄型連結具1aと雌型連結具1bとを互いに連結し、第2シート12で筒状の第2筒部22を形成して、ユーザーの他方の足(たとえば左足)を筒状の第2シート12で被覆する。
(4) 第1シート11と第2シート12の外側縁の上端部に設けた第3脱着連結具1Cの雄型連結具1aと雌型連結具1bとを連結する。第1シート11と第2シート12の上部は、縫着された連結部13と第3脱着連結具1Cとを介して筒状に連結されて第3筒部23を形成し、この第3筒部23でユーザーの胴部の下部を被覆する。
(5) 以上のようにして、第1シート11でユーザーの一方の足(たとえば右足)を、第2シート12でユーザーの他方の足(たとえば左足)を、第1シート11と第2シート12の上端部でユーザーの胴部の下部を被覆してズボン用のカバーとして使用する。
以上の構造の多機能カバーは、従来の雨具のように足を持ち上げて辛い姿勢で筒部に通すことなく、両足で立ったままの楽な姿勢で足の周囲を第1シート及び第2シートで被覆できる特長がある。また、この多機能カバーは、脱ぐときにおいても、両足で立ったままの楽な姿勢で第1シート及び第2シートを取り外すことができるので、第1シートと第2シートの内面を濡れた履物で汚すことなく脱ぐことができる。とくに、この構造の多機能カバーは、健常者だけでなく、足の不自由な障害者や老人等の介護が必要なユーザーにも簡単且つ楽に装着できる特長がある。
[エプロン又はマントとして使用するとき]
本発明の多機能カバーをエプロン又はマントとして使用する場合は、以下の3通りの使用例がある。
〈第1の使用例〉
(1) 図6に示すように、第1脱着連結具1Aの雄型連結具1aと第2脱着連結具1Bの雌型連結具1bとを連結して、第1シート11と第2シート12の内側縁を互いに連結する。第1シート11と第2シート12は、1枚のシート状に連結される。
(2) シート状に連結された第1シート11と第2シート12とをユーザーの下半身の前方に位置させる状態でユーザーの胴部に装着してエプロンとして使用する。
さらに、シート状に連結された第1シート11と第2シート12とをユーザーの上半身の後方に位置させる状態でユーザーの肩部に装着してマントとして使用することもできる。
このとき、多機能カバーは、連結紐16を介してユーザーに装着することも、第3脱着連結具1Cを連結して、第1シート11と第2シート12の外側縁の上端部を互いに連結する状態でユーザーに装着することもできる。
〈第2の使用例〉
(1) 第1脱着連結具1Aの雌型連結具1bと第2脱着連結具1Bの雄型連結具1aとを連結して、第1シート11と第2シート12の外側縁を互いに連結する。
(2) 第3脱着連結具1Cの雄型連結具1aと雌型連結具1bとを連結して、第1シート11と第2シート12の外側縁の上部を連結する。
(3) 互いに連結された第1シート11と第2シート12とをユーザーの下半身の前方に位置させる状態でユーザーの胴部に装着してエプロンとして使用する。
さらに、シート状に連結された第1シート11と第2シート12とをユーザーの上半身の後方に位置させる状態でユーザーの肩部に装着してマントとして使用することもできる。
〈第3の使用例〉
(1) 第1脱着連結具1Aと第2脱着連結具1Bを連結することなく、第1シート11と第2シート12をユーザーに巻き付ける状態で第3脱着連結具1Cのみを連結する。
(2) 第1シート11と第2シート12の上部で第3筒部23を形成し、この第3筒部23を介してユーザーに装着する。
(3) 第1シート11と第2シート12のいずれか一方を前方に配置して、他方を後方に配置する状態として、第1シート11と第2シート12で前掛けと後掛けを構成する。
このとき、第3筒部23をユーザーの胴部に配置して、第1シート11と第2シート12とで下半身を覆ってエプロンとして使用する。
また、第3筒部23をユーザーの肩部に配置して、第1シート11と第2シート12とで上半身を覆ってマントとして使用することもできる。
[スカート又は着物用のカバーとして使用するとき]
(1) 図6に示すように、第1脱着連結具1Aの雄型連結具1aと第2脱着連結具1Bの雌型連結具1bとを連結して、第1シート11と第2シート12の内側縁を互いに連結する。第1シート11と第2シート12は、1枚のシート状に連結される。
(2) 連結された第1シート11と第2シート12をユーザーの身体に巻き付ける状態で、図7に示すように、第1脱着連結具1Aの雌型連結具1bと第2脱着連結具1Bの雄型連結具1aとを連結して、第1シート11と第2シート12の外側縁を互いに連結する。
この状態で、第1シート11と第2シート12は、全体でひとつの筒部である第4筒部24を形成する。
(3) さらに、第3脱着連結具1Cの雄型連結具1aと雌型連結具1bとを連結して、第1シート11と第2シート12の上部で第3筒部23を形成し、第4筒部24と第3筒部23とでユーザーの半身を被覆する。
さらに、本発明の他の多機能カバーの他の実施例を以下に示す。
図8ないし図11に示す多機能カバーは、表面を防水加工してなる第1カバー31と第2カバー32と中間カバー33とを備える。第1カバー31と第2カバー32と中間カバー33は、前述の表面を防水加工してなるカバー材を、所定の形状に裁断したものである。
図8ないし図10に示す多機能カバーは、第1カバー31を上部に配置すると共に、第2カバー32を下部に配置して、中間に中間カバー33を配置している。図8に示す多機能カバーは、第1カバー31と第2カバー32の間に中間カバー33を配設して、これらを互いに連結する状態でユーザーの前面に装着されるエプロンとして使用される。
第1カバー31と第2カバー32は、合同な形状であって、四角形の両側縁の上または下の端部に、両側方向に突出する突出部34を有する形状としている。図8ないし図10に示すように、第2カバー32は、第1カバー31を上下反転させたものであって、その形状及び構造において第1カバー31と同じである。したがって、第1カバー31と第2カバー32には、同一のものが使用できる。
中間カバー33は帯状であって、両端部の裏面に、第1カバー31と第2カバー32の一方、又は両方の突出部34を収納する収納部35を設けている。収納部35は、中間カバー33の両端部に設けられると共に、内側方向を開口しており、この開口部から第1カバー31と第2カバー32の突出部34を挿通できるようにしている。この中間カバー33は、第1カバー31と第2カバー32の一方、又は両方の突出部34を収納部35に収納して、これらを互いに連結する。
さらに、図9に示す中間カバー33は、第1カバー31及び第2カバー32の突出部34を収納部35に収納した状態で、これらをしっかりと連結するために、連結バンド36を備える。連結バンド36は、一端を中間カバー33の一方の収納部35に固定すると共に他端に脱着具37を固定しており、この脱着具37を中間カバー33の他方の収納部35に設けた脱着具37に連結して固定する構造としている。この脱着具37には、面ファスナー、ホック、ボタン等が使用できる。この連結バンド36は、図10の矢印で示すように、第1カバー31及び第2カバー32の裏面に設けた挿通部38に先端部を挿通する状態で脱着具37同士を連結して、第1カバー31及び第2カバー32と中間カバー33とをしっかりと連結する。
中間カバー33は、連結部材39を備え、この連結部材39を介してユーザーの胴部に脱着できるようにしている。図に示す連結部材39は、中間カバー33を図において左右方向に貫通してなる装着ベルトである。装着ベルトは、両端に、脱着自在に連結される装着具40を備える。装着具40は、フック部40Aと係止部40Bとからなり、フック部40Aを係止部40Bに係止させて互いに連結される。中間カバー33は、連結部材39である装着ベルトをユーザーの胴部に巻き付ける状態で両端の装着具40が連結されてユーザーに装着するようにしている。この構造の連結部材39は、極めて簡単に脱着して装着できる特長がある。ただ、連結部材は、装着具をフック部と係止部以外の連結構造とすることもできる。さらに、連結部材は、中間カバーの両端に設けた連結紐として、この連結紐をユーザーの胴部に巻き付ける状態で結んで中間カバーを装着することもできる。
さらに、図8に示す中間カバー33は、前面にポケット部41を設けている。図の中間カバー33は、本体シート42の表面に表面シート43を積層して、本体シート42と表面シート43との間にポケット部41を設けている。表面シート43は、両側縁と底縁を本体シート42に連結して、上縁を連結することなく開口部としてポケット部41を設けている。この中間カバー33は、ポケット部41に小物等を収納して便利に使用できる。
以上の多機能カバーは、図10と図8に示すように第1カバー31と第2カバー32の一方、又は両方の突出部34を中間カバー33の収納部35に収納すると共に、中間カバー33の連結バンド36を第1カバー31と第2カバー32の一方、又は両方に連結して、第1カバー31と第2カバー32の一方、又は両方と、中間カバー33とを互いに連結する。この多機能カバーは、第1カバー31と第2カバー32の一方、又は両方と、中間カバー33とを互いに連結する状態でユーザーの前面に装着して使用される。この多機能カバーは、図8に示すように、中間カバー33の連結部材39を胴部に装着して、第1カバー31を上半身に、第2カバー32を下半身に位置させてエプロンとなる。図に示す第1カバー31は、ユーザーの首にかける吊り紐44を連結している。この吊り紐44は、第1カバー31の裏側面であって上端部の両側に設けた挿通部45に引掛具46を介して配設している。
図8に示す多機能カバーは、中間カバー33の上方に第1カバー31を、下方に第2カバー32を連結しているが、多機能カバーは、必ずしも第1カバーと第2カバーの両方を連結する必要はなく、第2カバーのみを中間カバーの下方に連結する状態でユーザーに装着してエプロンとして使用することもできる。
さらに、多機能カバーは、第1カバー31と第2カバー32と中間カバー33とを分離する状態で、第1カバー31と第2カバー32の一方、又は両方を、図11に示すように、履物カバーとして使用するように構成している。このことを実現するために、第1カバー31と第2カバー32は、雄型連結具1aと雌型連結具1bとからなる脱着連結具1を備えている。この脱着連結具1には、前述の脱着連結具と同じ構造のものが使用できる。図の第1カバー31と第2カバー32は、ファスナーである脱着連結具1を備える。ファスナーである脱着連結具1は、前述の脱着連結具と同様に、開閉用の金具2を備える側を雄型連結具1aとし、この雄型連結具1aの金具2に挿入される挿入片3を端縁に備えている側を雌型連結具1bとしている。
第1カバー31と第2カバー32は、第1の側縁に沿って雄型連結具1aを、第2の側縁に沿って雌型連結具1bをそれぞれ固定している。第1カバー31は、図8において右側の側縁を第1の側縁とし、左側の側縁を第2の側縁としている。図8において、第2カバー32は、第1カバー31を上下反転したものなので、左側の側縁が第1の側縁となり、右側の側縁が第2の側縁となる。以下、第1カバー31と第2カバー32について、図11に示す図面に基づいて詳述する。この図は、第1カバー31を示している。第2カバー32は、第1カバー31と同一のものであるので、同じ構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図11に示す第1カバー31は、脱着連結具1であるファスナーの金具2を上方から下方へと移動させると、雄型連結具1aと雌型連結具1bとが互いに連結されるように配置している。図に示す第1カバー31は、脱着連結具1を1本のファスナーとしている。このファスナーである脱着連結具1は、一方の側縁(図において右側)の上端に雄型連結具1aを配置すると共に、他方の側縁(図において左側)の上端に雌型連結具1bを配置している。この構造の脱着連結具1は、1本のファスナーで雄型連結具1aと雌型連結具1bとを構成するので、第1カバー31と脱着連結具1との連結構造を簡単にできる特長がある。ただ、脱着連結具1は、必ずしも1本のファスナーとする必要はなく、第1の側縁から底縁にかけて雄型連結具1aを配置し、第2の側縁から底縁にかけて雌型連結具1bを配置することもできる。さらに、脱着連結具1をファスナー以外の連結具とする構造においても、第1の側縁から底縁にかけて雄型連結具1aを配置して、第2の側縁から底縁にかけて雌型連結具1bを配置する。
以上の構造の第1カバー31と第2カバー32は、図12と図13に示すように、ユーザーの足元に巻き付ける状態で雄型連結具1aと雌型連結具1bとを連結して筒状に形成されて履物カバーとなる。第1カバー31と第2カバー32は、突出部34側の筒部で履物の周縁部をカバーし、突出部34と反対側の筒部でユーザーの足元をカバーする。さらに、図11に示す第1カバー31は、裏側面の下端部に裏地47を設けている。この裏地47は、第1カバー31の突出部34に位置して設けられた伸縮性を有する生地である。この裏地47には、たとえば、ゴムバンドや、伸縮性のある布地、ゴム紐等を縫着してなる布地等が使用できる。この裏地47は、中間部分を第1カバー31に縫着して、両端部を伸縮できる構造としている。さらに、裏地47は、両端部の互いに積層される位置に、互いに脱着できる脱着具48を設けており、この脱着具48を介して互いに連結できる構造としている。この脱着具48には、好ましくは、面ファスナーが使用できる。このように、伸縮性を有する裏地47を備える第1カバー31と第2カバー32は、図12に示すように、裏地47を履物に密着する状態で装着できるので、隙間から水が浸入して履物や足元が濡れるのを有効に防止できる特長がある。
この構造の第1カバー31と第2カバー32は、図12に示すように、裏地47を履物の周縁部である外周面に沿って巻き付ける状態で配置し、巻き付けた裏地47の両先端部を脱着具48で連結することによって、裏地47を履物の外周面に密着させることができる。両先端部が脱着具48で連結される裏地47は、履物の外周面に沿うループ部を形成し、このループ部の内面を履物の外周面に密着させるからである。とくに、伸縮性を有する裏地47は、伸長させた状態で履物に装着することにより、その収縮力で履物の表面に密着させることができる。このため、伸縮する裏地47で形成されるループ部の収縮力で、第1カバー31と第2カバー32を履物にしっかりとずれないように装着できる。また、履物に巻き付けた裏地47は、脱着具48を外すことによって、簡単に履物から外すことができる。さらに、図示しないが、裏地で形成されるループ部の内面に吸着部材を設けて、この吸着部材を履物の外周面に吸着させることによって、より強い密着力でずれないように装着することもできる。
さらに、第1カバー31と第2カバー32は、図14に示す構造とすることもできる。これらの図に示す第1カバー31と第2カバー32は、突出部34側の端部であって、履物カバーとして使用するときに下側に位置する端部に伸縮シート53を連結してループ部52を設けている。このループ部52について、図15と図16に基づいて詳述する。ただし、図15と図16は、第1カバー31を示している。第2カバー32は、第1カバー31と同一のものであるのでその説明を省略する。また、図14ないし図16に示す第1カバー31と第2カバー32について、前述の第1カバー及び第2カバーと同じ構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図15と図16に示す第1カバー31は、突出部34側の端部にループ部52を設けるために、伸縮シート53を連結している。伸縮シート53は、伸縮性を有する素材で、たとえば、伸縮性のある生地や不織布、ゴム紐等を縫着してなる生地や不織布、ゴムバンド等が使用できる。図の伸縮シート53は帯状で、この帯状のシートの両端を、第1カバー31の裏面の中央部に連結してループ部52を設けている。正確には、図の第1カバー31は突出部34側の端部の裏面に裏地47を連結しているので、伸縮シート52の両端は、裏地47の裏面に連結している。このように、第1カバー31の裏面に裏地47を設ける構造は、第1カバー31と裏地47の両方で、水が履物に浸透するのを有効に防止できる。ただ、この裏地47は、必ずしも必要ではない。裏地のない第1シートは、裏面に直接に伸縮シートを連結する。図の第1カバー31は、伸縮シート53の両端を第1カバー31の裏地47の中央部に連結して、伸縮シート53と裏地47の中央部とでループ部52を構成している。ただ、ループ部は、帯状の伸縮シートの両端を連結してループ状としたものを、第1カバーまたは裏地の裏面に連結して設けることもできる。
さらに、図に示すループ部52は、内周面の下端部に吸着部材54を設けている。この吸着部材54は、ループ部52の内面を履物60の外周面に、より強い吸着力で密着させるもので、弾性や粘着性に優れた素材で成形されるシート状あるいはマット状のもの、たとえば軟質のプラスチックシートやゴム状シート等のシート材を所定の幅に裁断したものが使用できる。シート材である吸着部材54には、好ましくは、滑り止めマットや耐震マットとして市販されているシート材が使用できる。これらのシート材をループ部52の内周面に接着して吸着部材54とすることができる。ただ、吸着部材は、ループ部の内周面に、弾性や粘着性に優れたコーティング剤を塗布して設けることもできる。
この構造の第1カバー31は、伸縮シート53を伸長させて、ループ部52を広げた状態で内側に履物60を挿入し、収縮しようとする伸縮シート53の収縮力で、ループ部52の内面を履物60の外周面に密着させる。すなわち、伸縮シート53の収縮力で、第1カバー31を履物60にしっかりとずれないように装着できる。さらに、図の第1カバー31は、ループ部52の内周面に設けた吸着部材54が履物60の外周面に吸着するので、ループ部52を履物60の外周面により強い密着力で隙間なく密着できる。したがって、この構造の第1カバー31は、ループ部52を履物60に密着する状態で装着させて、第1カバー31が履物60から外れるのを確実に防止できると共に、履物60とループ部52の間から水が浸入して履物60や足元が濡れるのを有効に防止できる。とくに、吸着部材54を備えるループ部52は、伸縮シート53の収縮力と吸着部材54の吸着力との相乗効果で履物60の外周面に確実に装着できるので、種々の履物、たとえば、スリッパやサンダル、草履等の履物であっても、しっかりと密着させて装着できる。
以上の構造の第1カバー31と第2カバー32は、図16に示すように、ループ部52に履物60を挿入して連結した後、ユーザーの足元に巻き付ける状態で雄型連結具1aと雌型連結具1bとを連結して筒状に形成されて履物カバーとなる。第1カバー31と第2カバー32は、突出部34側の筒部で履物の外周をカバーし、突出部34と反対側の筒部でユーザーの足元をカバーする。
さらに、本発明の多機能カバーは、図17に示すように、第1カバー31と第2カバー32とを、両側縁及び底縁で連結してバッグとすることもできる。図に示す多機能カバーは、第1カバー31の雄型連結具1aと第2カバー32の雌型連結具1bを連結し、第1カバー31の雌型連結具1bと第2カバー32の雄型連結具1aを連結して全体を袋状に成形している。図に示す多機能カバーは、第1カバー31と第2カバー32とを連結する状態で外側に突出する突出部34を内部に押し込む状態で内側に位置させて外形を四角形としている。この状態で使用する多機能カバーは、防水構造のバッグとして使用できる。さらに、図の一点鎖線で示すように、第1カバー31と第2カバー32の内面に設けた挿通部45に吊り紐44を連結してショルダーバッグやハンドバッグ、トートバッグとして使用することもできる。
さらに、本発明の多機能カバーは、図18に示すように、第1カバー31と第2カバー32の底縁を連結片49を介して連結して自転車のハンドルカバーとして使用することもできる。図11に示す第1カバー31の裏地47は、図において左側の下端部に第1連結片49Aを下方に突出する状態で連結しており、この第1連結片49の先端部に脱着具50を固定している。さらに、第1カバー31の裏地47は、図において右側の下端部に脱着具51を固定している。図に示す第1カバー31は、この第1連結片49Aの脱着具50、51を面ファスナーとしているが、連結具は、フックやボタンとすることもできる。
この構造の多機能カバーは、図18に示すように、第1カバー31の第1連結片49Aの脱着具50を第2カバー32の脱着具51に連結し、第2カバー32の第2連結片49Bの脱着具50を第1カバー31の脱着具51に連結して互いに連結される。この多機能カバーは、第1カバー31と第2カバー32の連結部分を上向きの姿勢として、第1カバー31と第2カバー32を下方に垂らす状態で自転車のハンドル部分に掛けてハンドルカバーとして使用される。この位置に配設されるハンドルカバーは、たとえば、スカートを履いた女性が自転車を漕ぐときに、前方からスカートの内側が覗かれるのを有効に防止できる特長がある。
さらに、図14に示す第1カバー31と第カバー32は、互いの裏地47を脱着具55を介して脱着できるようにしている。これらの脱着具55は、第1の脱着具55Aと第2の脱着具55Bからなる一対の連結具で、たとえば、ホック、面ファスナー、ボタン等である。図の第1カバー31は、裏地47の表面側に第1の脱着具55Aを、第2カバー32は、裏地47の裏面側に第2の脱着具55Bを、それぞれ対向する位置に配置している。この構造の第1カバー31と第カバー32は、互いの裏地47を脱着具55を介して連結することができる。この多機能カバーも、図18と同様に、自転車のハンドル部分に掛けてハンドルカバーとして使用できる。
さらに、以上の構造の多機能カバーは、ハンドルだけでなく、自転車のかご部に掛けて使用して、自転車用のかごカバーとして使用して盗難を有効に防止できる特長もある。また、以上の多機能カバーは、第1カバー31と第2カバー32の表面を防水加工しているので、防水カバーとしても有効に使用できる。
本発明の一実施例にかかる多機能カバーの展開図である。 図1に示す多機能カバーの使用状態を示す斜視図である。 図1に示す多機能カバーの使用状態を示す斜視図である。 図1に示す多機能カバーの使用状態を示す斜視図である。 脱着連結具の一例を示す拡大正面図である。 図1に示す多機能カバーの他の使用状態を示す正面図である。 図1に示す多機能カバーの他の使用状態を示す斜視図である。 本発明の一実施例にかかる多機能カバーの正面図である。 図8に示す多機能カバーの分解背面図である。 図9に示す多機能カバーを連結する状態を示す背面図である。 図9に示す多機能カバーの第1カバーの拡大正面図である。 図9に示す多機能カバーの他の使用例を示す斜視図である。 図9に示す多機能カバーの他の使用例を示す斜視図である。 本発明の他の実施例にかかる多機能カバーの分解背面図である。 図14に示す多機能カバーの第1カバーの斜視図である。 図15に示す多機能カバーを履物に装着する状態を示す斜視図である。 図9に示す多機能カバーの他の使用例を示す斜視図である。 図9に示す多機能カバーの他の使用例を示す斜視図である。
符号の説明
1…脱着連結具 1A…第1脱着連結具
1B…第2脱着連結具
1C…第3脱着連結具
1a…雄型連結具
1b…雌型連結具
2…金具
3…挿入片
4…嵌合部
5…布地部
11…第1シート
12…第2シート
13…連結部
14…袋部
15…ゴム紐
16…連結紐
21…第1筒部
22…第2筒部
23…第3筒部
24…第4筒部
31…第1カバー
32…第2カバー
33…中間カバー
34…突出部
35…収納部
36…連結バンド
37…脱着具
38…挿通部
39…連結部材
40…装着具 40A…フック部
40B…係止部
41…ポケット部
42…本体シート
43…表面シート
44…吊り紐
45…挿通部
46…引掛具
47…裏地
48…脱着具
49…連結片 49A…第1連結片
49B…第2連結片
50…脱着具
51…脱着具
52…ループ部
53…伸縮シート
54…吸着部材
55…脱着具 55A…第1の脱着具
55B…第2の脱着具
60…履物

Claims (8)

  1. 以下の全ての構成を有することを特徴とする多機能カバー。
    (a) 多機能カバーは、表面を防水加工してなる第1シート(11)と第2シート(12)を備える。
    (b) 第1シート(11)と第2シート(12)は左右に並べて配置されており、互いの内側縁の上端部を連結している。
    (c) 第1シート(11)は、雄型連結具(1a)と雌型連結具(1b)とからなる第1脱着連結具(1A)を備え、第1シート(11)の一方の側縁に沿って雄型連結具(1a)を、他方の側縁に沿って雌型連結具(1b)をそれぞれ固定している。
    (d) 第2シート(12)は、雄型連結具(1a)と雌型連結具(1b)とからなる第2脱着連結具(1B)を備え、第2シート(12)の一方の側縁に沿って雌型連結具(1b)を、他方の側縁に沿って雄型連結具(1a)をそれぞれ固定している。
    (e) 第1シート(11)と第2シート(12)は、互いの外側縁の上端部に、第3脱着連結具(1C)を備える。
    (f) 第3脱着連結具(1C)は雄型連結具(1a)と雌型連結具(1b)とを備え、一方を第1シート(11)に、他方を第2シート(12)に固定している。
    (g) 多機能カバーは、第1脱着連結具(1A)の雄型連結具(1a)と雌型連結具(1b)とを連結して第1シート(11)で第1筒部(21)を形成して、この第1筒部(21)でユーザーの一方の足を被覆し、第2脱着連結具(1B)の雄型連結具(1a)と雌型連結具(1b)とを連結して第2シート(12)で第2筒部(22)を形成して、この第2筒部(22)でユーザーの他方の足を被覆し、第3脱着連結具(1C)の雄型連結具(1a)と雌型連結具(1b)とを連結して第1シート(11)と第2シート(12)の上部で第3筒部(23)を形成して、この第3筒部(23)でユーザーの胴部の下部を被覆して、ユーザーの下半身をカバーするようにしている。
  2. 第1シート(11)の内側縁に沿って雄型連結具(1a)を配置すると共に、第2シート(12)の内側縁に沿って雌型連結具(1b)を配置しており、
    第1脱着連結具(1A)の雄型連結具(1a)と第2脱着連結具(1B)の雌型連結具(1b)とを連結して、第1シート(11)と第2シート(12)の内側縁を互いに連結して、連結された第1シート(11)と第2シート(12)とでユーザーの半身をカバーするようにしてなる請求項1に記載される多機能カバー。
  3. 第1シート(11)が外側縁に沿って雌型連結具(1b)を配置すると共に、第2シート(12)が外側縁に沿って雄型連結具(1a)を配置しており、
    第1脱着連結具(1A)の雌型連結具(1b)と第2脱着連結具(1B)の雄型連結具(1a)とを連結して、第1シート(11)と第2シート(12)の外側縁を互いに連結すると共に、第3脱着連結具(1C)の雄型連結具(1a)と雌型連結具(1b)とを連結して、第1シート(11)と第2シート(12)の外側縁の上部を互いに連結し、連結された第1シート(11)と第2シート(12)とでユーザーの半身をカバーするようにしてなる請求項1に記載される多機能カバー。
  4. 第1脱着連結具(1A)と第2脱着連結具(1B)がファスナーである請求項1ないし3のいずれかに記載される多機能カバー
  5. 以下の全ての構成を有することを特徴とする多機能カバー。
    (a) 多機能カバーは、表面を防水加工してなる第1カバー(31)と第2カバー(32)と中間カバー(33)とを備える。
    (b) 第1カバー(31)と第2カバー(32)は、合同な形状であって、四角形の両側縁の上または下の端部に、両側方向に突出する突出部(34)を有する形状としている。
    (c) 第1カバー(31)と第2カバー(32)は、雄型連結具(1a)と雌型連結具(1b)とからなる脱着連結具(1)を備える。
    (d) 第1カバー(31)と第2カバー(32)は、第1の側縁に沿って雄型連結具(1a)を、第2の側縁に沿って雌型連結具(1b)をそれぞれ固定している。
    (e) 中間カバー(33)は帯状であって、両端部の裏面に、第1カバー(31)と第2カバー(32)の一方、又は両方の突出部(34)を収納する収納部(35)を設けている。
    (f) 中間カバー(33)は、連結部材(39)を備え、この連結部材(39)を介してユーザーの胴部に脱着できるようにしている。
    (g) 多機能カバーは、第1カバー(31)と第2カバー(32)の一方、又は両方の突出部(34)を中間カバー(33)の収納部(35)に収納してこれらを互いに連結する状態で、中間カバー(33)を胴部に装着してエプロンとして使用し、第1カバー(31)と第2カバー(32)と中間カバー(33)とを分離する状態で、第1カバー(31)と第2カバー(32)の一方、又は両方を、雄型連結具(1a)と雌型連結具(1b)とを連結して筒状に形成し、突出部(34)側の筒部で履物の周縁部をカバーし、突出部(34)と反対側の筒部でユーザーの足元をカバーする履物カバーとして使用する構造としている。
  6. 脱着連結具(1)がファスナーである請求項5に記載される多機能カバー。
  7. 第1カバー(31)と第2カバー(32)が、突出部(34)側の端部の裏面側に、履物(60)の外周面に沿うループ部(52)を備えており、このループ部(52)は伸縮性を有しており、このループ部(52)の内側に履物(60)を挿入した状態で、ループ部(52)の収縮力で履物(60)の外周面に密着させる請求項5に記載される多機能カバー。
  8. ループ部(52)が内周面に吸着部材(54)を備えている請求項7に記載される多機能カバー。
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