JP3052015U - 胸当て付きの水作業用オーバーズボン - Google Patents

胸当て付きの水作業用オーバーズボン

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JP3052015U
JP3052015U JP1998001134U JP113498U JP3052015U JP 3052015 U JP3052015 U JP 3052015U JP 1998001134 U JP1998001134 U JP 1998001134U JP 113498 U JP113498 U JP 113498U JP 3052015 U JP3052015 U JP 3052015U
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JP
Japan
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waist
belt
shoulder
hook
pair
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Application number
JP1998001134U
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Inventor
大之 中井
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KUBO SEISAKUSHO CO., LTD.
Original Assignee
KUBO SEISAKUSHO CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要に応じて肩掛けベルトを使い分けること
ができ、作業時の安全性にも優れた胸当て付きの水作業
用オーバーズボンを提供すること。 【解決手段】 ウェスト部1の腹側上縁に起立するよう
に設けられた胸当て部2の上端に、左右一対の肩掛けベ
ルト3、3のベルト取付孔7、7を形成し、このベルト
取付孔7、7に挿通し折り返して形成した肩掛けベルト
3、3の前端部の重ね合わせ部分に、一対の面ファスナ
ー部8、8を設ける。ウェスト部1の背面部と肩掛けベ
ルト3、3の後端部とに、他の一対の面ファスナー部1
2a、12bを設ける。前記各面ファスナー部8、8、
12a、12bを分離させると、肩掛けベルト3、3の
前後両端部を胸当て部2およびウェスト部1から取りは
ずすことができる。作業中、機械の作動部位等が肩掛け
ベルト3に引っ掛かっても、ウェスト部の背面部側で面
ファスナー部12a、12bが分離して、肩掛けベルト
3、3の後端部がウェスト部1からはずれる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、主として漁師や水産加工業者など、水に濡れる作業に従事する人 が着用する、胸当て付きの水作業用オーバーズボンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の水作業用オーバーズボンとして、図7に示すように、ウェスト部31 の腹側上縁に、着用者の腹と脇腹とを覆う大きさの弾性パッド32aからなる胸 当て部32を設けたものがある。
【0003】 このオーバーズボンには、図示のように、両端部を背面側に向けて引っ張る締 付けベルト33が設けられており、この締付けベルト33でウェスト部31をし ぼると、前記弾性パッド32aが着用者の体に沿って湾曲し、胸当て部32を起 立させることができるので、肩掛けベルトを設ける必要がない。従って、作業中 、周囲の突起物やクレーンのアーム等の作動部位が作業者背部の死角に入って肩 掛けベルトに引っ掛かり、作業者の体が不意に引っ張られたりして発生する事故 を未然に防止することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにウェスト部を締め付けてしまうと、冬場の酷寒な作 業状況においては、ズボン内の保温性が良好で作業しやすいが、暑くて湿度の高 い夏場では、逆にズボン内が蒸れてしまい、作業者は不快感を覚える場合がある ため、季節や作業内容によっては、肩掛けベルトを使用した方がより快適に作業 を行うことができるという場合がある。
【0005】 そこで、この考案の課題は、必要に応じた肩掛けベルトの使い分けが可能で、 しかも、作業時の安全性にも優れた胸当て付きの水作業用オーバーズボンを提供 することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
こうした課題を解決するため、この考案に係る水作業用オーバーズボンでは、 ウェスト部の腹側上縁に起立するように設けられた胸当て部の上端に、左右一対 の肩掛けベルトのベルト取付孔を形成し、このベルト取付孔に挿通し折り返して 形成した肩掛けベルトの前端部の重ね合わせ部分に、一対の面ファスナー部を設 け、ウェスト部の背面部と肩掛けベルトの後端部とに、他の一対の面ファスナー 部を設けた。また、前記ウェスト部の背面部と肩掛けベルトの後端部とに設けら れた他の一対の面ファスナー部に、互いに係合可能なホック部を設けることとし た。
【0007】 この水作業用オーバーズボンは、前記各面ファスナー部を分離させると、肩掛 けベルトの前後両端部を胸当て部およびウェスト部から取りはずすことができ、 各面ファスナー部同士を接着させ、ホック部同士を係合させると肩掛けベルトを しっかりと取り付けることもできるので、季節や作業内容などの必要に応じて肩 掛けベルトを使い分けることができる。
【0008】 また、作業中、機械の作動部位等が肩掛けベルトに引っ掛かっても、ウェスト 部の背面部側で面ファスナー部が分離して、肩掛けベルトの後端部がウェスト部 からはずれるので、着用者の体が不意に引っ張られるようなことがなく、安全で ある。
【0009】
【考案の実施の形態】
図1(a)および図1(b)に示す水作業用オーバーズボンは、防水性に優れ た樹脂製の生地で形成されている。ウェスト部1の腹側上縁には、胸当て部2が 設けられている。胸当て部2の上端とウェスト部1の背面部との間には、ゴム製 で一対の肩掛けベルト3、3が渡されている。ウェスト部1には、両端部が背面 側に向けて巻き付けられる締付けベルト4が取り付けられている。締付けベルト 4の下方位置には、カバー5に覆われた通気孔6が左右それぞれに三箇所ずつ設 けられている。
【0010】 胸当て部2は、着用者の腹と脇腹とを覆う大きさを有するポリウレタン製の弾 性パッド2aからなり、その上端には、左右一対の前記肩掛けベルト3、3のベ ルト取付孔7、7が形成されている。
【0011】 肩掛けベルト3、3の各前端部それぞれは、前記ベルト取付孔7、7に内側か ら外側に向けて挿通され、長さ方向に折り返されており、それぞれの重ね合わせ 部分には、一対の面ファスナー部8、8が設けられている。図3に示すように、 肩掛けベルト3の中央部寄りに設けられた面ファスナー部8bは、肩掛けベルト 3の長さ方向に設けられており、前端部側の面ファスナー部8aとの接着位置を 違えることにより、長さを調整することができる。
【0012】 肩掛けベルト3、3の後端部は、連結プレート9と長さ調整具10を設けたリ ンクベルト11とを介して、ウェスト部1の背面部に連結されている。リンクベ ルト11の後端部とウェスト部1の背面部とには、それぞれ着脱可能な一対の面 ファスナー部12a、12bが設けられている。ウェスト部1の背面部側の面フ ァスナー部12bは、後述する締付けベルト4の両端部が接着しやすいように、 左右方向に長い幅広の面積で形成されており、互いに係合可能なホック部h、h を設けることにより、面ファスナー部12a、12b同士をしっかりと接着でき るようになっている。
【0013】 また、肩掛けベルト3、3とリンクベルト11とは、共に連結プレート9に形 成されたベルト取付孔13に挿通され、長さ方向に折り返されており、着脱可能 な面ファスナー部14を設けることによって、連結プレート9から取りはずせ、 それぞれ交換可能になっている。
【0014】 締付けベルト4は、撥水性を有する合成樹脂から形成されており、その中央部 は、図4に示すように、ウェスト部1の背側に設けられたベルト収容ポケット1 5内に収容されている。締付けベルト4の両端部および片面には、肩掛けベルト 3、3と同様に、ウェスト部1の背面部の面ファスナー部12bと着脱可能な他 方の面ファスナーからなる接着部16、16が設けられている。ベルト収容ポケ ット15には、ファスナーを設けた開口部17が形成されており、ウェスト部1 の背面側の内面で開閉できるようになっている。
【0015】 締付けベルト4の両端部は、ベルト収容ポケット15の両端に形成されたベル ト引出し孔18、18からウェスト部1の外面側へ引き出されており、ウェスト 部1に複数設けられたベルト挿通孔19に対し、ウェスト部1の外面側から内面 側へ、内面側から外面側へ交互に挿通されている。
【0016】 また、前記締付けベルト4の中央部には、ゴムベルト製の伸縮部20が設けら れている。伸縮部20の両端部には、ベルト収容ポケット15からの抜け出しを 防止する、前記ベルト引出し孔18、18より大径の矩形リング21、21がそ れぞれ取り付けられている。
【0017】 通気孔6を覆うカバー5は、図4(a)および図4(b)に示すように、下端 部が上端部よりも幅広な、ズボン生地と同じ材質の樹脂片からなる。カバー5は 、図示のように、その下端部を左右両側から縮めた状態で、下方部分を除いて通 気孔6の周囲の生地に融着されており、これにより、カバー5の下方部分と生地 との間には、図5に示すように、隙間gが形成される。
【0018】 この水作業用オーバーズボンを着用するには、ウェスト部1を大きく拡げて両 脚を通したのち、締付けベルト4の両端部を背面側へ向けて引っ張り、ウェスト 部1をしぼって体にフィットさせて、締付けベルト4の両端部の接着部16、1 6をウェスト部1の背面部側の面ファスナー部12bに接着させる。肩掛けベル ト3、3を使用する場合には、図6に示すように、その長さをリンクベルト11 の長さ調整具10、または前端部側の面ファスナー部8aの接着位置で調整する 。
【0019】 このように、この水作業用オーバーズボンは、前記面ファスナー部8a、8b 、12a、12bを分離させると、肩掛けベルト3、3の前後両端部を胸当て部 2およびウェスト部1から取りはずすことができる。また、面ファスナー部12 a、12b同士を接着させ、ホック部h、h同士を係合させることにより、肩掛 けベルト3、3をしっかりと取り付けることもできるので、季節や作業内容によ り、必要に応じて肩掛けベルトを使い分けることができ、非常に便利で快適であ る。
【0020】 また、作業中、機械の作動部位等が肩掛けベルト3、3に引っ掛かっても、前 記後端部側の面ファスナー部12aが12bから分離して、肩掛けベルト3、3 の後端部がウェスト部1からはずれるので、着用者の体が不意に引っ張られるよ うなことがなく、安全である。肩掛けベルト3、3は、汚れたり破損したりして も洗濯や交換ができ、連結プレート9やリンクベルト11とも分離させることが できるので非常に扱いやすい。
【0021】 さらに、通気孔6を設けたことにより、ズボン内に湿った空気が溜まりにくく 、しゃがんだ姿勢をとったときでも下腹部が膨らまない。立ち上がったときには 、通気孔6と裾口とのそれぞれからズボン内に空気が吸引されるので、着用者の 動作に伴い、ズボン内部の空気が循環し、通気性が確保される。この結果、ズボ ン内部が蒸れたりせず、また、ズボン内の空気量も大きく変化しないので、ズボ ン生地が着用者の体に密着せず、下肢にまとわりついて着用者の動きを妨げたり することもない。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係る水作業用オーバーズボンは、季節や作業 内容に応じ、肩掛けベルトを着脱させて使い分けることができるので、快適に作 業を行うことができ、非常に使い勝手がよく、作業性の向上に寄与する。また、 作業中、肩掛けベルトが着用者の背面側で機械の作動部位等に引っ掛かっても、 肩掛けベルトの後端部がウェスト部の背面部からはずれるので、着用者の体が不 意に引っ張られるようなことがなく、安全性にも優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、この考案に係る水作業用オーバーズ
ボンの一例を示す前方からの斜視図、(b)は、同後方
からの斜視図
【図2】同上の肩掛けベルトを示す一部分解斜視図
【図3】同上のウェスト部を示す斜視図
【図4】同上の通気孔およびカバーを示す正面図
【図5】図3に示すV−V線に沿った断面図
【図6】同上の着用状態を示す後方からの斜視図
【図7】(a)は、従来の水作業用オーバーズボンの一
例を示す前方からの斜視図、(b)は、同後方からの斜
視図
【符号の説明】
1、31 ウェスト部 2、32 胸当て部 2a、32a 弾性パッド 3 肩掛けベルト 4、33 締付けベルト 5 カバー 6 通気孔 7、34 ベルト取付孔 8 面ファスナー部 8a 肩掛けベルト前端部の面ファスナー部 8b 肩掛けベルト中央部の面ファスナー部 9 連結プレート 10 長さ調整具 11 リンクベルト 12a 肩掛けベルト後端部の面ファスナー部 12b ウェスト部の背面部の面ファスナー部 13 ベルト取付孔 14 面ファスナー部 15 ベルト収容ポケット 16 接着部 17 開口部 18 ベルト引出し孔 19 ベルト挿通孔 21 矩形リング h ホック部 g 隙間

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェスト部の腹側上縁に起立するように
    設けられた胸当て部の上端に、左右一対の肩掛けベルト
    のベルト取付孔を形成し、このベルト取付孔に挿通し折
    り返して形成した肩掛けベルトの前端部の重ね合わせ部
    分に、一対の面ファスナー部を設け、ウェスト部の背面
    部と肩掛けベルトの後端部とに、他の一対の面ファスナ
    ー部を設けた胸当て付きの水作業用オーバーズボン。
  2. 【請求項2】 前記ウェスト部の背面部と肩掛けベルト
    の後端部とに設けられた他の一対の面ファスナー部に、
    互いに係合可能なホック部を設けた請求項1に記載の胸
    当て付きの水作業用オーバーズボン。
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