JP2006094916A - 遊技球滞留装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾球遊技機で入賞口への遊技球の流入を遊技者の意思や技術が介入する誘導方式で行う。
【解決手段】遊技球が通過しうる通路部材321と前記通路部材321の一部に設けられ前記遊技球の通過を妨げる状態と前記遊技球を通過可能にする状態との2つの状態の間を変位する可動部材322とを有し、前記可動部材322が前者の状態にあるときに少なくとも1個の遊技球を滞留させることが可能な遊技球滞留部30と、前記遊技球滞留部30の左右いずれかに配設され、遊技盤11を流下する遊技球を前記滞留した遊技球によって前記左右いずれかに誘導する遊技球誘導部材31と、所定の条件のときに前記可動部材322を前者の状態に変位させて前記遊技球を滞留させ、かつ、前記所定の条件とは異なる条件のときに前記可動部材322を後者の状態に変位させて滞留した遊技球を前記遊技球滞留部30から下方に排出する可動部材駆動制御手段36とを備えたもの。
【選択図】図2

Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機などの弾球遊技機に配設される遊技球滞留装置に関する。
パチンコ機、アレンジボール機などの弾球遊技機においては、遊技盤の盤面を流下する遊技球は、遊技盤の盤面に設けられた遊技釘や風車、あるいはステージなどの誘導部材に接触、衝突を繰り返しながら、転動を続け、最終的には一般入賞口、始動入賞口、大入賞口、あるいは、アウト口などに流入する。
ところで、これらの遊技球、風車、ステージなどの遊技球誘導部材により、特定の入賞口への入賞が容易にされてはいるものの(特許文献1,2)、その誘導態様は予め決定されているものであるため、遊技者の意思あるいは技術が介在する余地はほとんどなく、遊技者の興趣が持続しにくいという問題があった。
特開2002−45484号公報 特開2002−102439号公報
本発明の目的は、上記の課題を解消し、遊技盤の盤面を流下する遊技球を一時的に滞留させ、この遊技球の滞留状態の解除を遊技者の意思で決定することが可能な遊技球滞留装置を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成すべく、種々検討を重ねる中で、遊技盤の盤面に遊技球を一時的に滞留させることにより、遊技球を振り分けることが可能な遊技球滞留装置を着想した。具体的には、所定数の遊技球を滞留部に滞留させて一時的に停止させることにより、その後に流下してくる遊技球の流路を振り分け、かつ、所定の条件、例えば、遊技者の意思で遊技球の滞留状態を解除することにより、遊技に変化が生じ、遊技者の興趣を持続させることができることを確認した。
すなわち、本発明によれば、遊技盤の入賞口の上方に配設され、前記遊技盤を流下する遊技球を所定時間滞留させる遊技球滞留装置であって、遊技球が通過しうる通路を形成する通路部材と、この通路部材の一部に設けられ前記遊技球の通過を妨げる一の状態と前記遊技球を通過可能にする他の状態との2つの状態の間を変位する可動部材とを有し、前記可動部材が前記一の位置にあるときに少なくとも1個の遊技球を滞留させることが可能な遊技球滞留部と、前記遊技球滞留部の左右少なくとも一側に配設され、前記盤面を流下する遊技球を前記滞留した遊技球によって前記左右少なくとも一側に誘導する遊技球誘導部材と、所定の一の条件のときに前記可動部材を前記一の状態に変位させて前記遊技球を滞留させ、かつ、前記所定の一の条件とは異なる所定の他の条件のときに前記可動部材を前記他の状態に変位させて滞留した遊技球を前記遊技球滞留部から下方に排出する可動部材駆動制御手段とを備えた遊技球滞留装置が提供される。
「遊技盤」とは、弾球遊技機、例えばパチンコ機やアレンジボール機において、遊技球を媒体とした遊技が実行される部分をいう。
「滞留」とは、遊技盤の盤面を転動・流下する遊技球を一時的に盤面上の所定位置で捕獲し、その動きを停止させることをいう。
「遊技球滞留部材」とは、遊技球を通過させる「通路部材」と、この通路部材の一部、例えば、底部に配設された「可動部材」とを備え、可動部材が通路部材を閉塞したときに、少なくとも1個の滞留限度数までの遊技球を滞留させることが可能な部材をいう。
「通路部材」とは、遊技球を通過させることができる通路、すなわち、遊技球通路を形成すると同時に、可動部材がその一部を閉塞したときに、遊技球を滞留させることができる空間を形成しうる部材をいう。この空間には、少なくとも1個の遊技球を滞留させることができ、滞留限度数の遊技球を滞留させたときに、この通路部材が上部まで遊技球で満たされた状態となる。
「可動部材」とは、上記通路部材の一部に配設されて、前記遊技球の滞留と排出を切り替えるための部材をいう。具体的には、上述の遊技球通路において、遊技球の通過を妨げる一の状態、すなわち、通過妨害位置と、遊技球の通過を許容する他の状態、すなわち、通過許容位置との2つの状態の間を変位するように駆動される。
具体的には、この可動部材は、遊技盤の盤面から前進又は後退可能に配設された可動式底板であることが好ましく、上記一の状態では、前記可動式底板が前記盤面から前進した位置にあって前記遊技球滞留部の遊技球通路を閉塞し、上記他の状態では、前記盤面から後退した位置にあって前記遊技球滞留部の遊技球通路を開放し、遊技球をこの通路から排出するように構成されることが好ましい。
「遊技球誘導部材」とは、遊技球通路部材の左右少なくとも一側に配設され、通路部材内に所定限度数まで滞留した状態のときに、その後に盤面を流下する遊技球が前記滞留した遊技球に接触することによって、左右少なくとも一側に誘導するための部材をいう。
そして、この遊技球誘導部材によって、誘導された遊技球が普通入賞口に入賞するように誘導されるように構成すると、遊技者の興趣を高める上で効果的である。
「可動部材駆動制御手段」とは、上記一の条件下で可動部材、例えば、可動式底板を駆動して遊技球滞留部の遊技球通路を閉塞することにより遊技球の滞留を可能な状態とし、しかるのち、前記所定条件とは異なる他の条件下で可動部材を駆動して通路部材を開放することにより滞留した遊技球を下方に排出するための手段をいう。
具体的には、遊技球滞留部において、通路部材の上部に配設され滞留限度数まで遊技球が滞留した状態を検知するセンサ、例えば、光センサと、この光センサからの出力信号に基づき、前記可動部材を駆動するアクチュエータ、例えば、ソレノイドとを備えることが好ましい。
前記可動部材駆動制御手段が、遊技者の意思で操作することができる手動スイッチと、このスイッチがONのときに、前記可動部材を駆動するアクチュエータ、例えば、ソレノイドを備えた構成とすることも可能であり、その場合、遊技球滞留部に滞留された遊技球の排出のタイミングを遊技者自身が決定できるため、遊技性が向上する。
まず、遊技者は遊技球誘導装置の通路部材内に遊技球が順次滞留する状態を期待感を持って視認することができる。ついで、遊技球滞留装置に遊技球が限度数まで滞留した後に、続いてこの遊技球滞留装置に到達する遊技球が、上記の滞留した遊技球と遊技球誘導部材とにより左側及び/又は右側に誘導されて、通常より高い確率で例えば普通入賞口に入賞する様子を楽しむことができる。さらに、予め決められた条件のもとで遊技球の滞留状態が解除されることにより、或いは、好ましくは遊技者の意思により、遊技球の滞留状態を解除することにより、滞留された遊技球を一気に排出し、下方の入賞口に流入させることができるため、さらに、遊技性が向上する。
以下、図1〜12に基づいて、本発明の遊技球滞留装置の実施の形態について詳述する。
図1は本発明の遊技球滞留装置30を備えたパチンコ機1の正面図であり、パチンコ機1には、遊技盤11、遊技球を受けるための上皿12及び下皿13、打球ハンドル14、遊技盤11を収容する収容枠(図示せず)等の各種の部材が設けられている。また、下皿13の盤面に向って左側には遊技球滞留装置30の遊技球滞留状態を解除するためのスイッチをオン、オフする操作ボタン40が配設されており、この操作ボタン40は、後述する可動式底板駆動制御手段36に電気的に接続されている。
遊技領域15は、遊技盤11上に配置された外レール16により区画されており、この遊技領域15の略中央部には、図柄の画像等種々の画像を表示する画像表示装置17が配設されている。
画像表示装置17の下方には、画像表示装置17の図柄の変動開始の条件を定める始動入賞口18、遊技が大当たりとなったときに開閉する大入賞口19、さらに始動入賞口18の左右両側に複数個、例えば4個設けられた一般入賞口20〜23、多数の遊技釘、風車(共に図示せず)、これらの入賞口18〜23のいずれにも入らなかった遊技球が流入するアウト口24、本発明の遊技球滞留装置30などが設けられている。
遊技者が打球ハンドル14を回動操作したときには、上皿から打球発射部(図示せず)へ遊技球が1個ずつ供給され、打球ハンドル14の回動操作に応じた強度で、打球発射装置(図示せず)から外レール16を経て遊技領域15に発射される。
遊技領域15に発射された遊技球は、上述の遊技釘や盤面に配置された風車との接触を繰り返しながら、或いはまた、遊技球滞留装置30により一時的に滞留されたのち、所定条件下で排出されたり、また、遊技球滞留装置30の誘導羽根311,312によって左右方向に誘導されたりして転動方向を変えながら遊技領域15を落下し、上記各種の入賞口18〜21やアウト口23に流入する。打球が、いずれかの入賞口に入賞したときには、所定数の遊技球が賞球として上皿12又は下皿13に払い出される。
始動入賞口18に遊技球が入賞したときには、画像表示装置17に表示された図柄が変動を開始し、所定の動画像や図柄の変動態様が所定時間だけ表示された後、図柄の変動が停止する。図柄の変動が停止したときに、画像表示装置17に表示された図柄の停止態様が特定のものとなった場合、例えば、図柄が示す数値が1〜9のいわゆる「ぞろ目」となった場合には、遊技は大当たりとなる。遊技が大当たりとなったときには、画像表示装置17において所定のデモ画像が表示された後、上述した大入賞口21が開放状態となり、打球が大入賞口21に流入可能となる。
この大入賞口21の開放状態は、大入賞口21に遊技球が所定数入賞するまで、例えば10個入賞するまで、又は開放状態となってから所定時間経過するまで、例えば30秒経過するまで継続する。その後、大入賞口21は閉止状態となる。
続いて、図2〜5に基づいてこの実施形態における遊技球滞留装置30について詳述する。この実施形態において遊技球滞留装置30は、遊技盤11に向って右側に配設されている。
図2に示すように、遊技球滞留装置30は、遊技球誘導部材31、遊技球滞留部32、及びアクチュエータ、例えばソレノイド33、並びに取付板34から構成される。
遊技球誘導部材31は、左右一対の誘導羽根311,312から構成され、これらの誘導羽根311,312が所定の間隔で、すなわち、遊技球通路32となる空間を確保できるように取付板34の前面に取り付けられている。この誘導羽根311,312は、例えば、中空のプラスティック等で形成され、その対向する面311a,312aの上部には、遊技球を検出するためのセンサ35が配設されている。
このセンサ35は、遊技球通路32内に遊技球が限度数まで滞留された状態を検出するためのもので、遊技球通路32の開放を所定の条件の下に、自動的に行う場合に利用され、具体的には、例えば、発光素子351と受光素子352とから形成され、受光素子352は、可動式底板駆動制御手段(図示せず)に電気的に接続されている。
遊技球滞留部32は、遊技球が通過しうる通路部材321と、この通路部材321の一部に設けられ遊技球の通過を妨げることが可能な可動部材、具体的には可動式底板322とを備える。
通路部材321は、遊技球誘導部材31と別個に設けることもできるが、例えば、この実施形態に示すように、遊技球誘導部材31の一対の誘導羽根311,312の対向する面311a,312aを通路部材321として利用し、これらの面321a,322aの間に形成される空間Aを遊技球通路32とすることにより、遊技球滞留装置30の構成を簡略化することができる。
可動式底板322は、上記の通路部材321の一部、例えば下部に設けられ、図2に示すように、盤面後方側端部に、係止部322aが形成されている。そして、図3に示すように、遊技球の通過を妨げる一の状態(図中二点鎖線で示される通過妨害位置)と、遊技球の通過を可能にする他の状態(図中実線で示される通過許容位置)との2つの状態の間を変位できるように取り付けられている。
可動部材322が、上記通過妨害位置にあるとき、通路部材321が形成する空間Aには遊技球が滞留される。この遊技球の滞留個数は特に限定されるものではなく、1個以上であればよい。また、特に遊技球の滞留限度数が多い場合には、滞留した遊技球が通路部材321の空間Aから盤面の前方へ落下することを防止するために、空間Aに落下防止部材323を配設することもできる。落下防止部材323は空間Aに滞留される遊技球が遊技者に視認できるように、例えば透明アクリル板などを使用することが好ましい。
アクチュエータすなわちソレノイド33は、先端に係合フランジ部331を有するプランジャ332がケース333内に配設されたコイル(図示せず)への通電状態により進退する。ケース333の端面333aと係合フランジ部331との間には、ばね334が介装されており、コイルへの通電がOFFの状態では、このばね334が可動式底板322を盤面前方に向って付勢する。係合フランジ部331は、上記可動部材すなわち可動式底板の係止部に係合される。すなわち、コイルへの通電がOFFの場合は、図2に二点鎖線で示すように、プランジャ332はばね334に付勢されて、ソレノイド33のケース333から前進して突出し、結果として可動式底板を通過妨害位置に変位させる。一方、コイルへの通電がONになると、図2及び図3に実線で示すように、プランジャ332はケース333内に後退し、結果として可動式底板322を通過許容位置に変位させる。
上記の遊技球滞留装置30では、図10に示すように、遊技盤の下皿の操作ボタン40、並びに、誘導羽根311,312に組み込まれたセンサ35は、それぞれ可動式底板駆動制御手段36に電気的に接続され、かつ、この可動式底板駆動制御手段36は、ソレノイド33に電気的に接続されている。
可動式底板駆動制御手段36は、操作ボタン40もしくはセンサからの入力信号に基づいて、ソレノイド33に信号I2を出力して可動式底板322の駆動制御を行う。
次いで、図4及び図5に基づいて、遊技球滞留装置30に接触した遊技球2の流下経路について説明する。
図4は、可動式底板322が通過許容位置にある場合を示す。この状態では、遊技球通路32は開放状態にあり、遊技球滞留装置30に到達する遊技球2は、そのまま遊技球通路32を通過するか、左右の誘導羽根311,312に接触して流下方向を変更される。
この状態では、遊技球滞留装置30に到達した遊技球2は、誘導羽根311,312の外周面311b,312bに沿って誘導されるものと、中央の遊技球通路32に流入するものと、さらには、誘導羽根311,312の上端縁部311c,312cに接触して跳ね返るものとがあり、様々な経路をとって遊技盤を転動する。したがって、図4に示す状態では、遊技球2が左右の入賞口21,23に流入する確率はそれほど高くない。
図5は、所定の条件の下で、可動式底板322が通過妨害位置となった場合を示す。遊技球通路32は、可動式底板322によりその下部が閉塞されている。遊技球滞留装置30に到達した遊技球2は、遊技球通路32に順次滞留する。遊技球2が、遊技球通路32に予め決められた限度数(この場合は、3個)まで滞留すると、誘導羽根311,312と最上部の遊技球2aとが一体となって遊技球誘導部材を構成する。
その結果、それ以降に遊技球滞留装置30に到達する遊技球は、最上部の遊技球2aにより左右に振り分けられたのち、左右の誘導羽根311,312の外周面311b、312bに沿って遊技球通路32の左もしくは右に誘導されて落下する。このとき、誘導羽根311,312の上端縁部311c、312cは、最上部の遊技球2aにより他の遊技球の衝突が防止されるので、遊技球が左右の入賞口21,23に流入しやすくなる。
このように可動式底板322が通過妨害位置となっているときは、遊技球2が左右の入賞口21,23に流入する確率は、図4に示した通過許容位置にある場合よりも高い。この状態で、遊技者には、高い確率で左右の入賞口に流入させる第1の選択肢と、可動式底板を通過妨害位置から通過許容位置に変位させて、遊技球通路を開放し、滞留している遊技球を下方に排出して遊技球通路直下の入賞口22に全て流入させる第2の選択肢との2つの選択肢がある。
このような遊技球滞留装置30を備えた遊技機においては、例えば、通路32の真下に位置する入賞口22の賞球数を、左右両側の入賞口21,23の賞球数よりも多く設定しておくと、遊技者がその場の状況を判断しながら、遊技球通路の開放のタイミングを選択することができるため、遊技性が著しく向上する。
図6〜9は、本発明の遊技球滞留装置の他の実施形態を示したものであり、図6は、他の遊技球滞留装置50全体の構成の例、図7〜9は、誘導羽根の他の構成の例をそれぞれ示している。なお、図中、図2〜5と同一の構成要素には同一の符号を付して示してある。
図6の遊技球滞留装置50は、遊技球通路52を形成する通路部材521を誘導羽根511,512の対向する面511a,512aと、この面の下方に配設された4本の遊技釘60とから構成したものである。この構成によれば、誘導羽根511,512を図2に示した遊技球滞留装置30の誘導羽根311,312に比べて小さくすることができるため、左右の入賞口21,23を中央の入賞口22よりも高い位置に配設することが可能となり、その結果、遊技球滞留装置50の小型化を図ることができる。さらにこの場合、左右の入賞口21,23の上下方向の配設位置の選択自由度が高くなるので、左右の入賞口21,23への入賞確率を容易に調整することが可能となる。
なお、可動式底板は、上記のように盤面から突出、後退する水平方向の動作ににより、通過妨害位置と通過許容位置を取るものに限定されるものではなく、遊技球通路の下部に配設された回転軸に対して回転することにより通路の開閉を行う板状体とすることもできる。
図7〜9は、それぞれ一対の誘導羽根が形成する様々な遊技球通路の断面形状を示す。図7では誘導羽根711,712により「く字状」の遊技球通路72が、図8では誘導羽根811,812により「クランク形状」の遊技球通路82が、図9では誘導羽根911,912により「S字状」の遊技球通路92がそれぞれ形成されている。このように、遊技球通路を非直線形状とすると、滞留させる遊技球数が多い場合(図9)に、誘導羽根全体の寸法を小型化することができるという効果がある。また、それと同時に、遊技球通路の形状に合わせて誘導羽根のデザインを種々に変更し、視覚的にも趣向を凝らすことができる。
なお、上記の各実施形態においては、誘導羽根を左右一対配置して、それらに挟まれた領域に遊技球通路を形成した場合について述べたが、これに限定されるものではなく、例えば、遊技盤のコーナー付近など、左右いずれかにスペース的な余裕のない場所では、誘導羽根を1個とし、遊技釘などを組み合わせて通路部材を構成することもできる。
続いて、図11,12に基づいて上記の遊技球滞留装置30の動作について説明する。制御回路(図示せず)において実行されるメインルーチン(図示せず)において所定のタイミングで実行されるものである。
図11は、図2〜5の遊技球誘導装置30において、遊技球通路32の開放を遊技者の意思に基づいて行う場合に、図10に示す可動式底板駆動制御手段36において実行されるソレノイド33の駆動処理ルーチンを示すフローチャートである。
まず、最初にソレノイド33のコイル(図示せず)が通電状態か否か、すなわち、I1信号が出力されているか否かの判断を行う(ステップS11)。(ステップS11)でI1信号出力中と判断した場合は、可動式底板322は通過許容位置にあり、この位置では遊技球通路32は開放され、遊技球の滞留はなされていないので、直ちにルーチンを終了する。
ステップS11でI1信号出力OFFと判断した場合は、可動式底板322は通過妨害位置にあり、遊技球の滞留が可能な状態となっている。この場合は、続いて手動スイッチがONかOFFかの判断を行う(ステップS12)。
ステップS12で手動スイッチOFFと判断した場合は、遊技球の滞留を継続中であるため、直ちに処理ルーチンを終了する。ステップS12で手動スイッチONと判断した場合は、ステップS13でI1信号を出力し、ソレノイドコイルに通電して可動式底板を通過許容位置に復帰させ、この処理ルーチンを終了する。
図12は、遊技球通路32の開放を誘導羽根311,312に配設されたセンサ35からの出力信号に基づいて自動的に行う場合に、可動式底板駆動制御手段36において実行されるソレノイド33の駆動処理ルーチンを示すフローチャートである。
この処理ルーチンにおいては、最初にソレノイド33のコイル(図示せず)が通電状態か否か、すなわち、I1信号が出力されているか否かの判断を行う(ステップS21)。ステップS21でI1信号出力中と判断した場合は、可動式底板322は通過許容位置にあり、この位置では遊技球通路32は開放され、遊技球の滞留はなされていないので、直ちにルーチンを終了する。
ステップS21でI1信号出力OFFと判断した場合は、可動式底板322は通過妨害状態にあり、遊技球の滞留が可能な状態となっている。この場合は、続いてセンサ35からのS1信号が出力中か否かの判断を行う(ステップS22)。
ステップS21で、S1信号OFFと判断した場合は、センサの取付位置まで遊技球が滞留されていない状態であるため、再びステップS21に戻り、S1信号ONと判断されるまで、以下、このループが繰り返される。ステップS21でS1信号ONと判断した場合は、センサ35の取付位置まで遊技球が滞留されている状態、すなわち、遊技球の数が滞留限度数に達した状態であるため、S1信号が出力されてから所定時間が経過したか否かの判断を行う(ステップS23)。
ステップS23で、所定時間経過していないと判断した場合は、再びステップS23に戻り、所定時間経過したと判断されるまで、以下このループが繰り返される。
ステップS23で、所定時間経過したと判断した場合は、ステップS24に進み、I1信号を出力し、ソレノイドコイルに通電して可動式底板を通過許容状態に変位させ、この処理ルーチンを終了する。その結果、遊技球通路は開放され、滞留していた遊技球が下方に排出される。
上記のセンサ35からの出力信号に基づく処理ルーチンでは、遊技球通路32に遊技球が滞留限度数まで滞留されてから、所定時間経過後に可動式底板322を駆動して通過許容状態に変位させて遊技球の滞留を解除することとしたが、滞留限度数に拘わらず、例えば、盤面に配設された表示装置の図柄が特定回転数だけ回転した時に強制的に滞留を解除する構成、もしくは、遊技球の滞留が開始されたのち、特定入球口に入球した場合に強制的に滞留を解除する構成とすることもできる。
また、上記の各実施形態では、遊技球滞留装置の遊技球滞留部の直下に入賞口が配設されている場合について述べたが、この構成に限定されるものではなく、遊技球滞留部の左右両側の入賞口のみが配設されている構成とすることもできる。その場合は、遊技球を滞留した状態の方が遊技者にとって有利な状態となるため、遊技球滞留の解除は遊技者の意思に基づくものではなく、上述したように強制的に解除される構成とすることが好ましい。
本発明の遊技球滞留装置を備えたパチンコ機の正面図である。 本発明の一実施形態に係る遊技球滞留装置の分解斜視図である。 図3の遊技球滞留装置の側面図である。 図3の遊技球滞留装置における遊技球の流下経路を説明するための概念図である。 図3の遊技球滞留装置における遊技球の流下経路を説明するための概念図である。 本発明の他の実施形態に係る遊技球滞留装置の正面図である。 誘導羽根の他の実施形態を示す概念図である。 誘導羽根の他の実施形態を示す概念図である。 誘導羽根の他の実施形態を示す概念図である。 本発明の遊技球滞留装置における可動部材を駆動制御システムを示すブロック図である。 可動式底板駆動制御手段において実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。 可動式底板駆動制御手段において実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 パチンコ機
2 遊技球
21 入賞口
22 入賞口
23 入賞口
30 遊技球滞留装置
31 誘導部材
311,312 誘導羽根
32 遊技球通路
322 可動式底板
33 ソレノイド
35 センサ
36 可動式底板駆動制御手段
40 操作ボタン(手動スイッチ)

Claims (5)

  1. 遊技盤に配設され、前記遊技盤を流下する遊技球を所定時間滞留させる遊技球滞留装置であって、
    遊技球が通過しうる通路部材と、この通路部材の一部に設けられ前記遊技球の通過を妨げる一の状態と前記遊技球を通過可能にする他の状態との2つの状態の間を変位する可動部材とを有し、前記可動部材が前記一の状態にあるときに少なくとも1個の遊技球を滞留させることが可能な遊技球滞留部と、
    前記遊技球滞留部の左右少なくとも一側に配設され、前記盤面を流下する遊技球を前記滞留した遊技球によって前記左右少なくとも一側に誘導する遊技球誘導部材と、
    所定の一の条件のときに前記可動部材を前記一の状態に変位させて前記遊技球を滞留させ、かつ、前記所定の一の条件とは異なる所定の他の条件のときに前記可動部材を前記他の状態に変位させて滞留した遊技球を前記遊技球滞留部から下方に排出する可動部材駆動制御手段と、を備えたことを特徴とする遊技球滞留装置。
  2. 前記遊技球誘導部材に接触した遊技球が、前記遊技盤に配設された入賞口に流入するように誘導される、請求項1記載の遊技球滞留装置。
  3. 前記可動部材駆動制御手段が、前記遊技球滞留部の上部に配設され遊技球が滞留した状態を検知するセンサと、このセンサからの出力信号に基づき、前記可動部材を前記他の位置に変位させるアクチュエータとを備えた、請求項1又は2記載の遊技球滞留装置。
  4. 前記可動部材駆動制御手段が、手動スイッチと、前記手動スイッチが遊技者によって操作されたときに前記可動部材を前記他の位置に変位させるアクチュエータとを備えた、請求項1又は2記載の遊技球滞留装置。
  5. 前記可動部材が、前記通路部材の底部に位置し前記遊技盤の盤面から突出又は後退可能に配設された可動式底板であり、前記所定の一の条件で前記可動式底板が前記盤面から突出して前記一の位置となり、前記所定の他の条件で前記可動式底板が前記盤面から後退して前記他の位置となる、請求項1〜4のいずれか1項記載の遊技球滞留装置。
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