JP2019141519A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項2に記載の発明は、遊技球が流下する遊技領域内に、遊技球が入賞可能な入賞手段と、図柄を変動/確定表示するとともに種々の表示演出を実行する表示手段とが備えられている一方、前記入賞手段への遊技球の入賞を検出するとともに前記表示手段の動作を制御する制御手段が備えられており、前記制御手段は、前記入賞手段への遊技球の入賞検出にもとづいて、少なくとも前記表示手段での図柄の確定表示態様と図柄の変動時間とを決定するとともに、決定した前記変動時間に応じた詳細変動パターンにしたがい前記図柄を変動させた後、決定した前記確定表示態様で前記図柄を確定表示させ、さらに、所定の特定条件が成立すると、通常状態よりも遊技者にとって有利な特定状態を生起させる遊技機であって、前記表示手段の左右両側を遊技球が流下可能となっており、前記表示手段の左側を流下させることで遊技球の入賞を狙える位置に前記入賞手段として第1入賞手段が、前記表示手段の右側を流下させることで遊技球の入賞を狙える位置に前記入賞手段として第2入賞手段が夫々設けられているとともに、前記第2入賞手段に開閉動作する可動部が備えられており、前記制御手段は、前記特定状態として前記可動部が前記通常状態よりも開動作しやすい遊技状態を生起させ、さらに、前記制御手段に、前記変動時間として特別変動時間が記憶されているとともに、前記特別変動時間に対応する前記詳細変動パターンとして、遊技者に遊技球を前記表示手段の右側を流下させることを指示する指示表示を含んだ特別詳細変動パターンが記憶されており、前記制御手段は、前記特定状態において前記第1入賞手段への遊技球の入賞を検出すると、前記特別詳細変動パターンにしたがって前記表示手段での表示動作を制御することを特徴とする。
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を支持してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する夫々一対のスピーカ14、14が設けられている。加えて、前扉4の左右両側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを内蔵したランプ部材15、15・・が設けられている。
メイン制御装置30には、後述するような各種抽選の実行とともに第1大入賞装置26を始めとした各種部材の動作を制御するメインCPU32、ROMやRAM等といった記憶手段33、タイマ34、及びインターフェイス35等が搭載されたメイン制御基板31が内蔵されている。そして、該メイン制御基板31は、インターフェイス35を介して、抽選入賞口19やゲート部材20、可動入賞装置17、第1大入賞装置26、第2大入賞装置18、及び特別図柄表示部83等と接続されている。また、メイン制御基板31は、サブ制御装置40内に内蔵されたサブ統合基板41とも電気的に接続されている。なお、図4では省略しているが、メイン制御基板31は、払出制御装置28や電源装置29、普通入賞口84等ともインターフェイス35を介して接続されている。
まずパチンコ機1では、遊技球が抽選入賞口19や可動入賞装置17へ入賞すると、当該入賞がメインCPU32により検出される。すると、メインCPU32は、所定個数(たとえば3個)の遊技球を賞球として払い出すとともに、入賞検出のタイミングでcカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタから夫々1つの数値を取得し、記憶手段33に一時的に記憶する。ただ、乱数から数値を取得したタイミング(取得した数値の一時的な記憶のタイミングとも言える)が、特別図柄表示部83における特別図柄の変動表示中、第1大入賞装置26を開動作させる小当たり状態の生起中、若しくは第2大入賞装置18を断続的に開成させる大当たり状態の生起中の何れかであると、cカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタからの取得数値を参照することなく記憶手段33から削除する。一方、乱数から数値を取得したタイミングが、特別図柄の変動表示中でなく、小当たり状態中でもなく、更に大当たり状態中でもないと、今回取得した数値のうちcカウンタからの取得数値が小当たり数値であることを確認する(開放抽選の結果が「小当たり」であることの確認)とともに、dカウンタからの取得数値及び抽選入賞口19と可動入賞装置17との何れへの入賞であるかにもとづき特別図柄の確定表示態様を決定する。さらに、eカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す(すなわち、図柄の変動時間を含む基本変動パターンを決定する)。
上述したように、パチンコ機1では、遊技状態に応じて左打ちから右打ちへ遊技方法を変更する等の必要がある。そこで、パチンコ機1では、以下のようにして遊技者に遊技方法を指示するようになっている。
まず、通常状態では、左打ちを行って抽選入賞口19への遊技球の入賞を狙う必要がある。しかしながら、そのような通常状態にあるにも拘わらず、たとえばサポート状態の終了に気づかない等の理由から右打ちを行ってしまう状況が考えられる。そこで、メインCPU32は、通常状態中に遊技球の可動入賞装置17への入賞を検出すると、図7(a)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い、eカウンタからの取得数値にもとづいて基本変動パターンを「パターンD(第1特別変動時間)」と決定する。また、サブ統合CPU42は、開始コマンドに含まれている基本変動パターンが「パターンD」であると、遊技者へ左打ちを指示する指示表示を含んだ詳細変動パターン(第1特別詳細変動パターン)を記憶手段43の変動パターン記憶領域から読み出して、表示装置6にて遊技者に左打ちを行うよう指示する。遊技者へ左打ちを指示する指示表示を含んだ詳細変動パターンとしては、たとえば図柄の変動開始直後に図柄の変動表示に代えて「左打ちに戻してください」というメッセージ表示を左から右に向かって2回流すように表示した後、再び図柄の変動表示に切り替えてから図柄を確定表示する等が考えられる。
以上のような構成を有するパチンコ機1によれば、メイン制御装置30に、特別変動時間となる「パターンC」や「パターンD」が記憶されているとともに、サブ制御装置40に、「パターンC」に対応する詳細変動パターンとして遊技者へ右打ちを指示する指示表示を含んだ詳細変動パターンが、「パターンD」に対応する詳細変動パターンとして遊技者へ左打ちを指示する指示表示を含んだ詳細変動パターンが夫々記憶されている。そして、メインCPU32は、通常状態中に遊技球の可動入賞装置17への入賞を検出すると基本変動パターンを「パターンD」と決定し、サブ制御装置40による制御のもと、遊技者へ左打ちを指示する指示表示を含んだ詳細変動パターンにしたがった表示動作を表示装置6で行わせる。また、メインCPU32は、サポート状態中に遊技球の抽選入賞口19への入賞を検出すると基本変動パターンを「パターンC」と決定し、サブ制御装置40による制御のもと、遊技者へ右打ちを指示する指示表示を含んだ詳細変動パターンにしたがった表示動作を表示装置6で行わせる。したがって、たとえば遊技の経験の浅い初心者等であっても、現在どのような遊技を行えばいいのかを知ることができるため、遊技者の興趣を損なうことがない。
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、指示表示を含んだ表示動作の制御等に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
さらにまた、各指示表示を含む詳細変動パターンとしてそれぞれ複数の詳細変動パターンを設定し、どの詳細変動パターンを選択するかを抽選により決定するように構成することも可能である。
加えて、本発明は、所謂保留情報を記憶するようなパチンコ機や、小当たり状態等を経由することなく大当たり状態が生起するようなパチンコ機等、他のパチンコ機にも好適に採用することができる。したがって、特定状態とは上記サポート状態に限定されず、高確率状態を含んだ遊技状態等であってもよい。
さらに、上記実施形態では、メイン制御装置30からサブ制御装置40へ開始コマンドと停止コマンドとを送信するようにしているが、サブ制御装置40のタイマを用いる等することで、停止コマンドについては送信しない構成としても何ら問題はない。
さらにまた、上記実施形態では、メイン制御装置30とサブ制御装置40との2つの制御装置に分けて制御するように構成しているが、メイン制御装置30のみで制御するように構成してもよく、詳細変動パターンをメイン制御装置30に記憶することは当然可能である。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、入賞手段、表示手段、制御手段等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。例えば、「制御手段」は、ハード単体でも、ソフトを含んだものであっても構わない。さらには、前記全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば極めて容易に考えられる事項であるため、あえて明細書等において全パターンを記載しなくても何れのパターンも想定範囲内であることは明らかであることから、本発明に係る権利範囲に含まれることは勿論である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
Claims (2)
- 遊技球が流下する遊技領域内に、遊技球が入賞可能な入賞手段と、図柄を変動/確定表示するとともに種々の表示演出を実行する表示手段とが備えられている一方、前記入賞手段への遊技球の入賞を検出するとともに前記表示手段の動作を制御する制御手段が備えられており、
前記制御手段は、前記入賞手段への遊技球の入賞検出にもとづいて、少なくとも前記表示手段での図柄の確定表示態様と図柄の変動時間とを決定するとともに、決定した前記変動時間に応じた詳細変動パターンにしたがい前記図柄を変動させた後、決定した前記確定表示態様で前記図柄を確定表示させ、
さらに、所定の特定条件が成立すると、通常状態よりも遊技者にとって有利な特定状態を生起させる遊技機であって、
前記表示手段の左右両側を遊技球が流下可能となっており、前記表示手段の左側を流下させることで遊技球の入賞を狙える位置に前記入賞手段として第1入賞手段が、前記表示手段の右側を流下させることで遊技球の入賞を狙える位置に前記入賞手段として第2入賞手段が夫々設けられているとともに、
前記第2入賞手段に開閉動作する可動部が備えられており、前記制御手段は、前記特定状態として前記可動部が前記通常状態よりも開動作しやすい遊技状態を生起させ、
さらに、前記制御手段に、前記変動時間として特別変動時間が記憶されているとともに、前記特別変動時間に対応する前記詳細変動パターンとして、遊技者に遊技球を前記表示手段の左側を流下させることを指示する指示表示を含んだ特別詳細変動パターンが記憶されており、
前記制御手段は、前記通常状態において前記第2入賞手段への遊技球の入賞を検出すると、前記特別詳細変動パターンにしたがって前記表示手段での表示動作を制御することを特徴とする遊技機。 - 遊技球が流下する遊技領域内に、遊技球が入賞可能な入賞手段と、図柄を変動/確定表示するとともに種々の表示演出を実行する表示手段とが備えられている一方、前記入賞手段への遊技球の入賞を検出するとともに前記表示手段の動作を制御する制御手段が備えられており、
前記制御手段は、前記入賞手段への遊技球の入賞検出にもとづいて、少なくとも前記表示手段での図柄の確定表示態様と図柄の変動時間とを決定するとともに、決定した前記変動時間に応じた詳細変動パターンにしたがい前記図柄を変動させた後、決定した前記確定表示態様で前記図柄を確定表示させ、
さらに、所定の特定条件が成立すると、通常状態よりも遊技者にとって有利な特定状態を生起させる遊技機であって、
前記表示手段の左右両側を遊技球が流下可能となっており、前記表示手段の左側を流下させることで遊技球の入賞を狙える位置に前記入賞手段として第1入賞手段が、前記表示手段の右側を流下させることで遊技球の入賞を狙える位置に前記入賞手段として第2入賞手段が夫々設けられているとともに、
前記第2入賞手段に開閉動作する可動部が備えられており、前記制御手段は、前記特定状態として前記可動部が前記通常状態よりも開動作しやすい遊技状態を生起させ、
さらに、前記制御手段に、前記変動時間として特別変動時間が記憶されているとともに、前記特別変動時間に対応する前記詳細変動パターンとして、遊技者に遊技球を前記表示手段の右側を流下させることを指示する指示表示を含んだ特別詳細変動パターンが記憶されており、
前記制御手段は、前記特定状態において前記第1入賞手段への遊技球の入賞を検出すると、前記特別詳細変動パターンにしたがって前記表示手段での表示動作を制御することを特徴とする遊技機。
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JP2011092355A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Kyoraku Sangyo Kk | ぱちんこ遊技機 |
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