JP2006094196A - 多段高周波増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】各段の高周波増幅器の安定な動作を維持するとともに、回路専有面積の低減および外部回路との接続工数の低減を図ることのできる多段高周波増幅器を得る。
【解決手段】高周波信号を増幅する増幅用トランジスタ(4a、b)と、増幅用トランジスタのコレクタあるいはドレインに一端が接続された負荷抵抗(5a、b)とを有する増幅器を多段接続してなる多段高周波増幅器において、各段の負荷抵抗の他端に接続された各段個別のアイソレーション抵抗(6a、b)と、各段の負荷抵抗の他端にアイソレーション抵抗と並列に接続された各段個別のバイパスコンデンサ(7a、b)と、各段個別のアイソレーション抵抗が共通して接続され、バイアス電源を供給する共通電源端子(9)と、各段個別のバイパスコンデンサを接地する接地端子(8)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、増幅用トランジスタを用いて信号増幅を行う増幅器に関し、特に、高周波信号を多段増幅する多段高周波増幅器に関する。
従来の多段高周波増幅器としては、3段構成を有し、単相入力、差動出力である低雑音増幅器がある(例えば、非特許文献1参照)。各段間には整合用スパイラルインダクタを設け、各段間を50Ωに整合している。さらに、2段目増幅器は、利得を稼ぐためトランジスタをカスコード接続した構成としている。
また、1段目増幅器、2段目増幅器ともに利得を稼ぐため、エミッタ接地用パッドをそれぞれ2個設け、GNDワイヤのインダクタンスの低減を図っている。3段目増幅器は、単相入力の差動増幅器を用いている。さらに、内蔵バイアス回路により、3.3Vの単一電源で動作する。
2003年電子情報通信学会総合大会C-2-24「5.8GHz帯整合回路一体形SiGe−MMIC低雑音増幅器」
しかしながら、従来技術には次のような課題がある。従来の多段高周波増幅器は、1段目増幅器、2段目増幅器、3段目増幅器の各段に電源端子および接地端子が個別に必要である。従って、多段高周波増幅器の回路占有面積が大きくなってしまうという問題がある。
また、電源端子および接地端子と外部部品とを接続するための組み立てが、各段の増幅器ごとにそれぞれ必要であるという問題がある。また、各段の増幅器に電源端子および接地端子が設けられているため、外部回路と接続するための組み立てのばらつきにより、高周波特性にばらつきが生じるという問題がある。
本発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、各段の高周波増幅器の安定な動作を維持するとともに、回路専有面積の低減および外部回路との接続工数の低減を図ることのできる多段高周波増幅器を得ることを目的とする。
本発明に係る多段高周波増幅器は、高周波信号を増幅する増幅用トランジスタと、増幅用トランジスタのコレクタあるいはドレインに一端が接続された負荷抵抗とを有する増幅器を多段接続してなる多段高周波増幅器において、各段の負荷抵抗の他端に接続された各段個別のアイソレーション抵抗と、各段の負荷抵抗の他端にアイソレーション抵抗と並列に接続された各段個別のバイパスコンデンサと、各段個別のアイソレーション抵抗が共通して接続され、アイソレーション抵抗および負荷抵抗を介して各段の増幅用トランジスタにバイアス電源を供給する共通電源端子と、各段個別のバイパスコンデンサを接地する接地端子とを備えたものである。
本発明によれば、各段個別のアイソレーション抵抗を介して電源端子を共通化することにより、各段の高周波増幅器の安定な動作を維持するとともに、回路専有面積の低減および外部回路との接続工数の低減を図ることのできる多段高周波増幅器を得ることができる。
以下、本発明の多段高周波増幅器の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による多段高周波増幅器の回路構成を示したものである。この多段高周波増幅器は、入力端子1から入力された高周波信号が、1段目増幅器100および2段目増幅器200を介して2段増幅され、出力端子11から出力される構成を有している。
1段目増幅器100は、バイアス印加用抵抗2a、電圧源3a、増幅用トランジスタ4a、負荷抵抗5a、接地端子8a、ワイヤ12aで構成される。同様に、2段目増幅器200は、バイアス印加用抵抗2b、電圧源3b、増幅用トランジスタ4b、負荷抵抗5b、接地端子8b、ワイヤ12bで構成される。さらに、1段目増幅器100の出力と2段目増幅器200の入力との間には、直流カットコンデンサ10が接続されている。
また、1段目増幅器100の負荷抵抗5aおよび2段目増幅器200の負荷抵抗5bに接続される各段の増幅器に対する共通回路は、電圧源3u、アイソレーション抵抗6a、6b、バイパスコンデンサ7a、7b、共通接地端子8、共通電源端子9、ワイヤ12u、12vで構成される。
ここで、アイソレーション抵抗6aとバイパスコンデンサ7aは、1段目増幅器100の増幅用トランジスタ4aに一端が接続された負荷抵抗5aの他端に並列接続されている。同様に、アイソレーション抵抗6bとバイパスコンデンサ7bは、2段目増幅器200の増幅用トランジスタ4bに一端が接続された負荷抵抗5bの他端に並列接続されている。
さらに、各段個別のアイソレーション抵抗6a、6bは、ともに共通電源端子9に接続されており、ワイヤ12uを介して電圧源3uから電源が供給される。各段個別のバイパスコンデンサ7a、7bは、ともに共通接地端子8に接続されており、ワイヤ12vを介して接地されている。
このように、本実施の形態1の多段高周波増幅器は、各段の負荷抵抗5a、5bの他端が2つに分岐されて、各段個別のバイパスコンデンサ7a、7bと各段個別のアイソレーション抵抗6a、6bとが並列接続され、さらに、各段個別のバイパスコンデンサ7a、7bが共通接地端子8に接続され、各段個別のアイソレーション抵抗6a、6bが共通電源端子9に接続されていることを技術的特徴としている。
次に、この多段高周波増幅器の動作について説明する。まず、高周波信号が入力端子1を介して1段目増幅器100の増幅用トランジスタ4aのベースへ入力される。増幅用トランジスタ4aは、エミッタ接地増幅器を構成している。
すなわち、エミッタは、ワイヤ12aを介して接地されている接地端子8aに接続され、ベースは、バイアス印加用抵抗2aを介して電圧源3aでバイアスされ、コレクタは、負荷抵抗5aおよびアイソレーション抵抗6aを介して共通電源端子9に接続され、ワイヤ12uを介して電圧源3uからバイアスされている。
また、負荷抵抗5aは、上述にように、アイソレーション抵抗6aに接続されているとともに、バイパスコンデンサ7aを介して共通接地端子8に接続されて、高周波を接地している。
また、1段目増幅器100の高周波出力信号は、増幅用トランジスタ4aのコレクタに負荷抵抗5aと並列接続された直流カットコンデンサ10を介して、2段目増幅器200を構成する増幅用トランジスタ4bのベースへ入力される。
2段目増幅器100の増幅用トランジスタ4bは、1段目増幅器100の増幅用トランジスタ4aと同様に、エミッタ接地増幅器である。すなわち、エミッタは、ワイヤ12bを介して接地されている接地端子8bに接続され、ベースは、バイアス印加用抵抗2bを介して電圧源3bでバイアスされ、コレクタは、負荷抵抗5bおよびアイソレーション抵抗6bを介して1段目増幅器100と同じ共通電源端子9に接続され、ワイヤ12uを介して電圧源3uからバイアスされている。
また、負荷抵抗5bは、上述のように、アイソレーション抵抗6bに接続されているとともに、バイパスコンデンサ7bを介して1段目増幅器100と同じ共通接地端子8に接続されて、高周波を接地している。さらに、増幅された高周波信号は、増幅用トランジスタ4bのコレクタに負荷抵抗5bと並列接続された出力端子11から出力される。
各段の負荷抵抗5a、5bと共通電源端子9との接続は、それぞれアイソレーション抵抗6a、6bを介しており、高周波信号は、共通電源端子9側へ漏れ込むことが抑えられるとともに、バイパスコンデンサ7a、7bを介して共通接地端子8で接地される。これにより、1段目増幅器100および2段目増幅器200は、共通電源端子9に接続されるワイヤ12uおよび電圧源3uによる影響を受けることなく、安定に動作することができる。
実施の形態1によれば、アイソレーション抵抗を介して電源端子を共通化することにより、各段の増幅器の安定な動作を維持したまま、電源端子の数を減らすことができる。さらに、アイソレーション抵抗を挿入したことにより、各段の増幅器の安定な動作を維持したまま、負荷抵抗の高周波を接地するための接地端子も共通化でき、接地端子の数を減らすことができる。この結果、半導体基板の回路専有面積の低減および各段の増幅器と外部回路との接続工数の低減を図ることができる。
さらに、接続工数の低減を図った構成を有することにより、接続の組み立てばらつきによる高周波特性のばらつきを抑えることができる。
実施の形態2.
図2は、本発明の実施の形態2による多段高周波増幅器の回路構成を示したものである。実施の形態1の多段高周波増幅器である図1と比較すると、図2の多段高周波増幅器は、共通接地端子8を接地端子8vと接地端子8wの2つに分けた構成を有している点が異なっている。図2において、図1と同一符号のものは、同一または相当部分を示すものであり、その説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
接地端子8vは、1段目増幅器100を構成する負荷抵抗5aに接続されたバイパスコンデンサ7aを介して、高周波を接地するための接地端子である。また、接地端子8wは、2段目増幅器200を構成する負荷抵抗5bに接続されたバイパスコンデンサ7bを介して、高周波を接地するための接地端子である。さらに、これら接地端子8v、8wは、それぞれワイヤ12v、12wを介して接地されており、各段の増幅器に対して個別に設けられた接地端子となっている。
このように、接地端子8v、8wを各段の増幅器に対して個別に設けることにより、1段目増幅器100と2段目増幅器200が、高周波でインピーダンスが低いバイパスコンデンサ7a、7bを介して結合することを抑えることができる。
実施の形態2によれば、接地端子を個別に設けることにより、各段の増幅器が、高周波でインピーダンスが低いバイパスコンデンサを介して結合することを抑えることができる。さらに、各段の増幅器の電源端子は、実施の形態1と同様にアイソレーション抵抗を介して共通化されており、各段の増幅器の安定な動作を維持したまま、電源端子の数を減らすことができる。この結果、半導体基板の回路専有面積の低減および各段の増幅器と外部回路との接続工数の低減を図ることができる。
実施の形態3.
図3は、本発明の実施の形態3による多段高周波増幅器の回路構成を示したものである。実施の形態1の多段高周波増幅器である図1と比較すると、図3の多段高周波増幅器は、新たに伝送線路13a、13bを備えている点が異なっている。図3において、図1と同一符号のものは、同一または相当部分を示すものであり、その説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
伝送線路13aは、1段目増幅器100を構成する負荷抵抗5aに接続されたバイパスコンデンサ7aと共通接地端子8との間に接続されている。また、伝送線路13bは、2段目増幅器200を構成する負荷抵抗5bに接続されたバイパスコンデンサ7bと共通接地端子8との間に接続されている。
このような構成により、負荷抵抗5a、5bから高周波を接地するための共通接地端子8までの経路が独立することとなる。この結果、1段目増幅器100と2段目増幅器200は、高周波でインピーダンスが低いバイパスコンデンサ7a、7bを介して結合することを抑えることができる。
実施の形態3によれば、各段の増幅器のバイパスコンデンサを、各段個別の伝送線路を介して共通の接地端子で接地することにより、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、各段の増幅器が高周波でインピーダンスが低いバイパスコンデンサを介して結合することを抑えることができる。
実施の形態4.
図4は、本発明の実施の形態4による多段高周波増幅器の回路構成を示したものである。実施の形態3の多段高周波増幅器である図3と比較すると、図4の多段高周波増幅器は、2段目増幅器200内に増幅用トランジスタとして増幅用トランジスタ4bおよび増幅用トランジスタ4cの2つを有し、これらがカスコード接続されている点が異なっている。図4において、図3と同一符号のものは、同一または相当部分を示すものであり、その説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
1段目増幅器100の構成は、図3と同様であり、1段目増幅器100の高周波出力信号は、増幅用トランジスタ4aのコレクタに負荷抵抗5aと並列接続された直流カットコンデンサ10を介して、2段目増幅器200を構成する増幅用トランジスタ4bのベースへ入力される。
2段目増幅器200は、増幅用トランジスタ4bのコレクタと増幅用トランジスタ4cのエミッタとを接続したカスコード接続構成による増幅器となっている。すなわち、増幅用トランジスタ4bのエミッタは、ワイヤ12bを介して接地されている接地端子8bに接続され、ベースは、バイアス印加用抵抗2bを介して電圧源3bでバイアスされる。
また、増幅用トランジスタ4cのベースは、バイアス印加用抵抗2cを介して電圧源3cでバイアスされ、さらに、電圧源3cと並列回路を構成するようにしてバイパスコンデンサ7dがバイアス印加用抵抗2cに接続されている。バイパスコンデンサ7aのもう一端は、ワイヤ12cを介して接地されている接地端子8cに接続されている。また、増幅用トランジスタ4cのコレクタは、負荷抵抗5bおよびアイソレーション抵抗6bを介して1段目増幅器100と同じ共通電源端子9に接続されている。
また、負荷抵抗5bは、上述のように、アイソレーション抵抗6bに接続されているとともに、バイパスコンデンサ7bおよび伝送線路13bを介して、1段目増幅器100と同じ共通接地端子8に接続されて、高周波を接地している。高周波信号は、増幅用トランジスタ4cのコレクタに負荷抵抗5bと並列接続された出力端子11から出力される。
したがって、図4の多段高周波増幅器は、共通電源端子9と共通接地端子8とを備えている点、および共通接地端子8とバイパスコンデンサ7a、7bとの間に伝送線路13a、13bを備えている点で、実施の形態3と同様の構成を有している。さらに、2段目増幅器200は、増幅用トランジスタ4b、4cがカスコード接続された構成を有しており、利得を稼ぐことが可能となる。
実施の形態4によれば、カスコード接続された増幅器を用いることにより、利得を稼ぐことができるとともに、共通電源端子および共通接地端子を備えることにより、実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
図5は、本発明の実施の形態5による多段高周波増幅器の回路構成を示したものである。実施の形態3の多段高周波増幅器である図3と比較すると、実施の形態5の多段高周波増幅器は、3段目増幅器300をさらに備えている点が異なっている。図5において、図3と同一符号のものは、同一または相当部分を示すものであり、その説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
1段目増幅器100および2段目増幅器200の構成は、図3と同様である。さらに、2段目増幅器200の高周波出力信号は、直流カットコンデンサ10bを介して、3段目増幅器300を構成する増幅用トランジスタ4cのベースへ入力される。
この増幅用トランジスタ4cも、エミッタ接地増幅器である。すなわち、エミッタは、ワイヤ12cを介して接地されている接地端子8cに接続され、ベースは、バイアス印加用抵抗2cを介して電圧源3cでバイアスされ、コレクタは、負荷抵抗5cおよびアイソレーション抵抗6cを介して1段目増幅器100および2段目増幅器200と同じ共通電源端子9に接続されている。
また、3段目増幅器300を構成する負荷抵抗5cは、上述のように、アイソレーション抵抗6cに接続されているとともに、バイパスコンデンサ7cおよび伝送線路13cを介して、1段目増幅器100および2段目増幅器200と同じ共通接地端子8に接続されて、高周波を接地している。高周波信号は、増幅用トランジスタ4cのコレクタに負荷抵抗5cと並列接続された出力端子11から出力される。
このような構成をとることにより、3段高周波増幅器においても、その外部回路において、共通電源端子9および共通接地端子8を用いることができる。
実施の形態5によれば、各段の増幅器のバイパスコンデンサを、各段個別の伝送線路を介して共通の接地端子で接地することにより、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、各段の増幅器が高周波でインピーダンスが低いバイパスコンデンサを介して結合することを抑えることができる。
実施の形態6.
図6は、本発明の実施の形態6による多段高周波増幅器の回路構成を示したものである。実施の形態6の多段高周波増幅器は、3段高周波増幅器のその他の実施の形態を示すものである。図6の多段高周波増幅器は、非特許文献1で示されている多段高周波増幅器に対して本発明の特徴である共通電源端子9および共通接地端子8を備えた構成を示しており、異なる構成を中心に説明する。
入力端子1から高周波信号が、増幅用トランジスタ4aのベース電極へ入力される。増幅用トランジスタ4aは、エミッタ接地増幅器を構成している。すなわち、エミッタは、ワイヤ12aを介して接地されている接地端子8aに接続され、ベースは、バイアス印加用抵抗2aを介して電圧源3aでバイアスされ、コレクタは、整合用インダクタ14a、負荷抵抗5a、およびアイソレーション抵抗6aを介して共通電源端子9に接続され、ワイヤ12uを介して電圧源3uからバイアスされている。
また、負荷抵抗5aは、上述のように、アイソレーション抵抗6aに接続されているとともに、バイパスコンデンサ7a、伝送線路13aを介して、共通接地端子8に接続されて、高周波信号を接地している。1段目増幅器100に入力された高周波信号は、整合用インダクタ14aに負荷抵抗5aと並列接続された直流カットコンデンサ10aを介して出力される。
2段目増幅器200は、増幅用トランジスタ4bのコレクタと増幅用トランジスタ4cのエミッタとを接続したカスコード接続構成による増幅器である。すなわち、増幅用トランジスタ4bのエミッタは、ワイヤ12bを介して接地されている接地端子8bに接続され、ベースは、バイアス印加用抵抗2bを介して電圧源3bでバイアスされる。
また、増幅用トランジスタ4cのコレクタは、整合用インダクタ14b、負荷抵抗5b、およびアイソレーション抵抗6bを介して、1段目増幅器100と同様に、共通電源端子9に接続されている。増幅用トランジスタ4cのベースは、バイアス印加用抵抗2cを介して電圧源3cでバイアスされ、さらに、電圧源3cと並列回路を構成するようにしてバイパスコンデンサ7dがバイアス印加用抵抗2cに接続されている。バイパスコンデンサ7dのもう一端は、ワイヤ12cを介して接地されている接地端子8cに接続されている。
また、負荷抵抗5bは、上述のように、アイソレーション抵抗6cに接続されているとともに、バイパスコンデンサ7bおよび伝送線路13bを介して、1段目増幅器100と同じ共通接地端子8に接続されて、高周波信号を接地している。2段目増幅器200に入力された高周波信号は、整合用インダクタ14bに負荷抵抗5bと並列接続された直流カットコンデンサ10bを介して出力される。
3段目増幅器300は、2つの増幅用トランジスタ4d、4eと電流源15とを備えた差動増幅器であり、不平衡な高周波信号を、整合用インダクタ14cを介して増幅用トランジスタ4dのベースに入力し、増幅用トランジスタ4dおよび4eのコレクタから出力端子11a、11bを介して平衡な高周波信号を出力する。
増幅用トランジスタ4dのベースおよび増幅用トランジスタ4eのベースは、それぞれバイアス印加用抵抗2dおよび2eを介して電圧源3dでバイアスされる。また、増幅用トランジスタ4dのコレクタは、負荷抵抗5c、アイソレーション抵抗6cを介して、1段目増幅器および2段目増幅器と同じ共通電源端子9に接続される。同様に、増幅用トランジスタ4eのコレクタは、負荷抵抗5d、アイソレーション抵抗6cを介して、1段目増幅器および2段目増幅器と同じ共通電源端子9に接続される。
さらに、増幅用トランジスタ4dのエミッタおよび増幅用トランジスタ4eのエミッタは、ともに共通の電流源15に接続されている。また、負荷抵抗5c、5dは、上述のように、ともにアイソレーション抵抗6cに接続されているとともに、バイパスコンデンサ7cおよび伝送線路13cを介して、1段目増幅器100および2段目増幅器200と同じ共通接地端子8に接続されて、高周波を接地している。
増幅用トランジスタ4eのベースは、バイアス印加用抵抗2eとバイパスコンデンサ7eとが並列に接続され、バイパスコンデンサ7eのもう一端は、ワイヤ12dを介して接地されている接地端子8dに接続されている。
このように、エミッタ接地増幅器を構成している1段目増幅器100、カスコード接続構成を有する1段目増幅器200、および差動増幅器を構成している3段目増幅器300による3段高周波増幅器に対しても、その外部回路として共通電源端子9および共通接地端子8を備えた構成とすることができる。
実施の形態6によれば、多段高周波増幅器において、アイソレーション抵抗を介して各段の電源端子を共通化するとともに、伝送線路を介して各段の接地端子を共通化しており、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、上述の実施の形態では、2段高周波増幅器あるいは3段高周波増幅器について説明したが、これに限定されない。上述の実施の形態で説明した構成と同様にして、3段あるいは4段以上の高周波増幅器に適用することも可能である。
また、上述の実施の形態では、増幅用トランジスタとしてバイポーラトランジスタを使用した場合について示しているが、電界効果トランジスタでも同様の効果が得られる。また、外部部品との接続にワイヤを用いているが、外部部品との接続方法はワイヤに限らず、その他の接続方法を適用することも可能である。
また、上述の実施の形態では、伝送線路がバイパスコンデンサと共通接地端子との間に接続されている場合について説明したが、バイパスコンデンサと負荷抵抗との間に接続しても同様の効果が得られる。
また、上述の実施の形態では、各段に使用される増幅器として、エミッタ接地増幅器、カスコード接続増幅器、差動増幅器を示しているが、上述で説明した回路構成に限定されるものではない。これらの増幅器の1種類以上を組み合わせることにより、実施の形態で説明した以外の構成を有する多段高周波増幅器とすることも可能である。
また、上述の実施の形態では、整合用インダクタを整合回路としているが、整合回路は、直列接続したインダクタに限定されない。さらに、上述の実施の形態では、各段の増幅器の負荷として負荷抵抗を用いているが、負荷は、抵抗に限定されるものではない。
本発明の実施の形態1による多段高周波増幅器の回路構成を示したものである。 本発明の実施の形態2による多段高周波増幅器の回路構成を示したものである。 本発明の実施の形態3による多段高周波増幅器の回路構成を示したものである。 本発明の実施の形態4による多段高周波増幅器の回路構成を示したものである。 本発明の実施の形態5による多段高周波増幅器の回路構成を示したものである。 本発明の実施の形態6による多段高周波増幅器の回路構成を示したものである。
符号の説明
1 入力端子、2a〜2e バイアス印加用抵抗、3a〜3d、3u 電圧源、4a〜4e 増幅用トランジスタ、5 5a〜5d 負荷抵抗、6a〜6c アイソレーション抵抗、7a〜7e バイパスコンデンサ、8 共通接地端子、8a〜8d、8v、8w 接地端子、9 共通電源端子、10、10a、10b 直流カットコンデンサ、11、11a、11b 出力端子、12a〜12c、12u、12v ワイヤ、13a〜13c 伝送線路、14a〜14c 整合用インダクタ、15 電流源、100 1段目増幅器、200 2段目増幅器、300 3段目増幅器。

Claims (5)

  1. 高周波信号を増幅する増幅用トランジスタと、前記増幅用トランジスタのコレクタあるいはドレインに一端が接続された負荷抵抗とを有する増幅器を多段接続してなる多段高周波増幅器において、
    各段の前記負荷抵抗の他端に接続された各段個別のアイソレーション抵抗と、
    各段の前記負荷抵抗の他端に前記アイソレーション抵抗と並列に接続された各段個別のバイパスコンデンサと、
    前記各段個別のアイソレーション抵抗が共通して接続され、前記アイソレーション抵抗および前記負荷抵抗を介して各段の前記増幅用トランジスタにバイアス電源を供給する共通電源端子と、
    前記各段個別のバイパスコンデンサを接地する接地端子と
    を備えたことを特徴とする多段高周波増幅器。
  2. 請求項1に記載の多段高周波増幅器において、
    前記接地端子は、前記各段個別のバイパスコンデンサに対応して各段個別に設けられることを特徴とする多段高周波増幅器。
  3. 請求項1に記載の多段高周波増幅器において、
    前記接地端子は、前記各段個別のバイパスコンデンサを共通して接地する共通接地端子であることを特徴とする多段高周波増幅器。
  4. 請求項3に記載の多段高周波増幅器において、
    前記共通接地端子は、各段個別の伝送線路を介して前記各段個別のバイパスコンデンサと接続されることを特徴とする多段高周波増幅器。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の多段高周波増幅器において、
    少なくともいずれか1段の増幅器は、増幅用トランジスタをカスコード接続した構成を有することを特徴とする多段高周波増幅器。
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