JP2006093212A - 多結晶層の形成方法、半導体装置の製造方法、及び半導体装置 - Google Patents

多結晶層の形成方法、半導体装置の製造方法、及び半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 アモルファス状態の半導体層を、600℃程度の高温熱処理を行うことなく、ほぼ全厚さに亘って多結晶化させることができる多結晶層の形成方法を提供する。
【解決手段】 支持基板の表面上に、アモルファス状態の半導体材料からなる半導体層が形成された加工対象物を準備する。半導体層に、支持基板側の面及びその反対側の面の一方からレーザビームを照射して、レーザビームの入射した面側の半導体層の表層部を多結晶化させる。前の工程でレーザビームを照射した方の面とは反対側の面から、半導体層にレーザビームを照射して、半導体層のアモルファス状態の領域を溶融させ、前の工程で多結晶化された領域の結晶粒を種結晶として、半導体層の厚さ方向に結晶を成長させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多結晶層の形成方法、半導体装置の製造方法、及び半導体装置に関し、特にアモルファス状態の半導体にレーザビームを照射して多結晶化させる方法、その方法を用いた半導体装置の製造方法、及びその方法で製造され得る半導体装置に関する。
下記特許文献1に開示された多結晶化方法について説明する。基板上に、p型層、i型(真性)層(イントリンシック層)、及びn型層がこの順番に積層されたアモルファスシリコン層を形成する。基板上方からn型層にエキシマレーザを照射してn型層を多結晶化させる。さらに、基板側からp型層にエキシマレーザを照射してp型層を多結晶化させる。エキシマレーザはアモルファスシリコン層の浅い領域までしか到達しないため、p/i接合界面及びn/i接合界面に悪影響を及ぼすことなく、p型層及びn型層を多結晶化することができる。これにより、pinダイオードの直列抵抗を低減させることができる。
下記特許文献2に開示された多結晶化方法について説明する。基板上に、アモルファスシリコン層を形成する。温度600℃で2時間の熱処理を行って固相成長させることにより、アモルファスシリコン層を多結晶化させる。多結晶化したシリコン層に、その上面及び下面からエキシマレーザを照射することにより、多結晶シリコン層内の結晶欠陥を減少させる。
特開昭63−170976号公報 特開平5−82466号公報
特許文献1に記載された方法では、エキシマレーザがアモルファスシリコン層の浅い領域までしか到達しないため、アモルファスシリコン層を、その全厚さに亘って多結晶化させることが困難である。逆に、特許文献1では、p/i接合界面及びn/i接合界面に悪影響を及ぼさないことを一つの目的としているのであるから、アモルファスシリコン層の中心部に位置するi型層を多結晶化することは、この目的に反することになる。
特許文献2に記載された方法では、多結晶化のために600℃程度の熱処理を行う必要がある。従って、基板材料として、600℃程度の高温に耐え得るものを選択しなければならない。また、インジウムスズ酸化物(ITO)等の透明導電膜が形成されている場合には、600℃で熱処理を行うことはできない。
本発明の目的は、アモルファス状態の半導体層を、600℃程度の高温熱処理を行うことなく、ほぼ全厚さに亘って多結晶化させることができる多結晶層の形成方法を提供することである。
本発明の他の目的は、上記方法を適用した半導体装置の製造方法、及びその方法で製造され得る半導体装置を提供することである。
本発明の一観点によれば、(a)支持基板の表面上に、アモルファス状態の半導体材料からなる半導体層が形成された加工対象物を準備する工程と、(b)前記半導体層に、前記支持基板側の面及びその反対側の面の一方からレーザビームを照射して、レーザビームの入射した面側の前記半導体層の表層部を多結晶化させる工程と、(c)前記工程bでレーザビームを照射した方の面とは反対側の面から、前記半導体層にレーザビームを照射して、該半導体層のアモルファス状態の領域を溶融させ、前記工程bで多結晶化された領域の結晶粒を種結晶として、該半導体層の厚さ方向に結晶を成長させる工程とを有する多結晶層の形成方法が提供される。
本発明の他の観点によれば、(p)支持基板上に、透明導電膜、第1導電型の第1の半導体層、及び真性半導体からなり、該第1の半導体層のバンドギャップよりも狭いバンドギャップを有する第2の半導体層がこの順番に積層された積層基板を準備する工程と、(q)前記第2の半導体層の、前記第1の半導体層側の面及びその反対側の面の一方から、該第2の半導体層にレーザビームを入射させて、レーザビームの入射した面側の前記第2の半導体層の表層部を多結晶化させる工程と、(r)前記第2の半導体層に、前記工程qでレーザビームを入射させた面とは反対側の面からレーザビームを入射させ、該第2の半導体層のアモルファス状態の領域を溶融させ、前記工程qで多結晶化された領域の結晶粒を種結晶として、該第2の半導体層の厚さ方向に結晶を成長させる工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
本発明のさらに他の観点によれば、支持基板と、前記支持基板の上に配置され、厚さ方向に関する結晶粒の寸法の平均値が、面内方向に関する結晶粒の寸法の平均値よりも大きい多結晶半導体層とを有する半導体装置が提供される。
片側からレーザビームを照射して一部を多結晶化させた後、反対側からレーザビームを照射することにより、半導体層を全厚さに亘って多結晶化させることが可能になる。
図1を参照して、第1の実施例による多結晶層の形成方法について説明する。
図1(A)に示すように、ガラスからなる支持基板1の表面上に、アモルファスシリコンからなる半導体層2を形成する。半導体層2は、例えばシラン(SiH)を原料ガスとしたプラズマ励起型化学気相成長(PE−CVD)により形成することができる。半導体層2の厚さは、例えば2μmとする。
図1(B)に示すように、支持基板1側から半導体層2にレーザビーム5を照射する。照射するレーザビーム5は、例えばNd:YAGレーザの第2高調波(波長532nm)であり、パルス幅は140ns、半導体層2の底面におけるパルスエネルギ密度は約1J/cmである。レーザビーム5のビーム断面内の強度分布はガウス分布であり、支持基板1と半導体層2との界面におけるビームスポットは、例えば直径100μmである。直径として、光強度分布の半値全幅を採用した。このレーザ照射により、半導体層2の底面側の表層部の一部が一時的に溶融し、固化する時に多数の結晶粒が形成される。これにより、一時的に溶融した領域に多結晶領域2aが形成される。
図1(C)に示すように、半導体層2に、その上面側からレーザビーム6を照射する。レーザビーム6を照射する基板面内の位置は、図1(B)の工程で基板側からレーザビーム5を照射した位置と同一である。照射するレーザビーム6の波長及びパルス幅は、図1(B)の工程で照射したレーザビーム5の波長及びパルス幅と同一であり、半導体層2の表面におけるパルスエネルギ密度は約1.25J/cmである。このレーザビーム照射により、半導体層2のアモルファスの領域が溶融し、多結晶領域2a内の結晶粒の一部を種結晶として、半導体層2の厚さ方向に結晶成長が生ずる。この結晶成長により、半導体層2の上面まで達する多結晶領域2bが形成される。
図1(B)に示したように基板側からレーザビーム5を照射したときの結晶成長過程、及び図1(C)に示したように上面からレーザビーム6を照射したときの結晶成長過程を、一様核生成の理論とシリコンの成長速度式とに基づいてシミュレーションを行った。以下、シミュレーションの結果について説明する。
アモルファスSiの密度を2.32g/cm、融点を1420K、比熱容量を0.952+0.171(T/685)J/gK、熱伝導率を4.828×10−11(T−900)+4.828×10−9(T−900)+3.714×10−6(T−900)+3.714W/cmK、光反射率を0.414、光吸収係数を5×10cm−1とした。結晶化Siの密度を2.32g/cm、融点を1683K、比熱容量を0.71J/gK、熱伝導率を3.28×10−1.34W/cmK、光反射率を0.372、光吸収係数を3.02×10×exp(T/430)cm−1とした。溶融Siの密度を2.32g/cm、比熱容量を0.91J/gK、熱伝導率を0.60W/cmK、光反射率を0.72、光吸収係数を1.25×10cm−1とした。ここでTは温度である。
図1(B)に示したように、支持基板1側からレーザビーム5を照射した後に形成される多結晶領域2aの厚さは、約0.6μmであった。結晶粒の面内方向に関する寸法は0.5μm〜4μm(平均約1.5μm)であった。また、厚さ方向に関する結晶粒の寸法は約0.6μmであった。すなわち、多結晶領域2a内では、1つの結晶粒がその底面から上面まで延びている。
図1(C)に示したように、半導体層2に、その上面からレーザビーム6を照射すると、半導体層2内のアモルファス領域が溶融して、多結晶領域2a内に形成される結晶粒の一部を種結晶として厚さ方向に結晶が成長することがわかった。多結晶領域2b内では、面内方向に関する結晶粒の寸法は1μm〜5μm(平均約3μm)であった。厚さ方向に関しては、1つの結晶粒が多結晶領域2bの底面から半導体層2の上面まで延びている。多結晶領域2b内の各結晶粒は、その下の多結晶領域2a内の結晶粒を種結晶としているため、各結晶粒の厚さ方向の平均寸法は半導体層2の厚さとほぼ等しい。
特に、アモルファス半導体層の厚さが0.5μm以上になると、従来のレーザアニール方法では、その全厚さに亘って多結晶化させることが困難であった。上記第1の実施例の方法を採用することにより、厚さが0.5μm〜50μmのアモルファス半導体層を、その全厚さに亘って多結晶化させることが可能になる。このとき、厚さ方向の結晶粒の寸法の平均値を、多結晶化された半導体層の厚さの90%以上にすることも可能である。多結晶半導体層を厚くすると、厚さ方向に関する結晶粒の寸法の平均値が、面内方向に関する結晶粒の寸法の平均値よりも大きくなる場合がある。
第1の実施例のように、支持基板1側からアモルファス半導体層2にレーザビームを照射した後、上面からレーザビームを照射することにより、半導体層2を、その全厚さに亘って容易に多結晶化させることができる。特に、第1の実施例では、波長532nmのレーザビームを用いた。エキシマレーザ等の紫外域の光は、シリコン層の極浅い領域で吸収されてしまい、深い領域まで到達しない。波長532nm程度のレーザビームを用いることにより、半導体層2の比較的深い領域までレーザビームを到達させることができる。
図2に、単結晶SiとアモルファスSiとの吸収係数の波長依存性を示す。横軸は波長を単位「nm」で表し、縦軸は吸収係数を表す。多結晶Siの吸収係数は、単結晶Siに近いと考えられる。紫外領域において吸収係数が大きいことがわかる。波長400nm以上の領域では、アモルファスSiの吸収係数の方が単結晶Siや多結晶Siの吸収係数よりも大きい。このため、図1(C)に示した上面からのレーザビーム照射工程において、多結晶領域2aに比べて、半導体層2のアモルファス領域を優先的に溶融させることができる。再現性よく種結晶を残すために、レーザビームの波長を400nm以上にすることが好ましい。また、波長が長くなりすぎると、アモルファスSiにほとんど吸収されなくなる。このため、レーザビームの波長を1064nm以下とすることが好ましい。
図1(C)に示した2回目のレーザビーム照射により、図1(B)に示した1回目のレーザビーム照射の時よりも深い領域まで半導体層2を溶融させる必要がある。このため、半導体層2の入射側の表面における2回目のレーザビームのパルスエネルギ密度を、1回目のレーザビームのパルスエネルギ密度よりも大きくすることが好ましい。
上記第1の実施例では、最初に支持基板側からレーザビームを照射し、その後に上面からレーザビームを照射したが、照射順序をその逆にしてもよい。まず上面からレーザビームを照射すると、半導体層2の上面側の表層部に多結晶領域が形成される。その後、支持基板1側から2回目のレーザビーム照射を行うと、既に形成されている多結晶領域内の結晶粒を種結晶として、支持基板側に向かって結晶成長が生ずる。2回目のレーザビーム照射時には、既に種結晶が形成されているため、なるべく成長核が発生しない状態で結晶成長させることが好ましい。溶融した半導体層2と支持基板1との界面には、成長核が発生しやすい。このため、成長核発生の観点から、1回目のレーザビーム照射を支持基板側から行い、2回目のレーザビーム照射を上面側から行うことが好ましい。
次に、図3を参照して、第2の実施例による半導体装置の製造方法について説明する。第2の実施例は、pin構造の太陽電池の製造に適している。
図3(A)に示すように、可視光を透過させるガラス等の透明材料からなる支持基板11の主表面上に、透明導電膜12を形成する。透明導電膜12は、例えば酸化スズ(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)、インジウムスズ酸化物(ITO)、フッ素等のハロゲン元素が添加された酸化スズを主成分とする材料等で形成される。これらの薄膜は、スパッタリングまたはスプレー法で形成することができる。
透明導電膜12の上に、ボロンをドープしたp型のアモルファスSiCからなるp型半導体層13をPE−CVDにより形成する。原料ガスとして、例えばSiHとCHとの混合ガスを用いることができる。ボロンドープ用のガスとして、例えばBを用いることができる。また、CHの代わりにCOを用いてもよい。
p型半導体層13の上に、ノンドープのアモルファスSiからなるi型(真性)半導体層14を形成する。i型半導体層14は、例えば原料ガスとしてシランを用いたPE−CVDにより形成される。
支持基板11側からi型半導体層14にレーザビーム20を入射させる。レーザビーム20は、図1(B)に示した第1の実施例の第1回目のレーザビーム照射で用いたレーザビーム5と同様のものである。このレーザビーム20は、支持基板11、透明導電膜12、及びp型半導体層13を透過して、i型半導体層14まで到達する。レーザビーム20がi型半導体層14で吸収され、かつp型半導体層13を透過するような条件とするために、p型半導体層13の半導体材料として、i型半導体層14の半導体材料のバンドギャップよりも大きなバンドギャップを有するものを用いることが好ましい。
レーザビーム20を基板面内方向に走査することにより、i型半導体層14の、支持基板11側の表層部の所望の領域を多結晶化させる。これにより、多結晶領域14aが形成される。なお、レーザビーム20の走査により、面内方向の結晶粒径を大きくすることができる。
図3(B)に示すように、i型半導体層14に、その上面側からレーザビーム21を照射する。レーザビーム21は、図1(C)に示した第1の実施例の第2回目のレーザビーム照射で用いたレーザビーム6と同様のものである。レーザビーム21の照射により、アモルファス領域14bを溶融させる。支持基板11側の表層部形成されている多結晶領域14a内の結晶粒の一部を種結晶として、厚さ方向に結晶成長が生じ、アモルファス状態の領域14bが多結晶化される。これにより、i型半導体層14が、そのの全厚さに亘って多結晶化される。レーザビーム21を走査することにより、i型半導体層14の所望の領域を多結晶化させることができる。
図3(C)に示すように、多結晶化されたi型半導体層14の上に、n型のアモルファスSiCからなるn型半導体層15を、PE−CVDにより形成する。さらにその上に、n型半導体層15とオーミック接触する金属からなるn側電極16を形成する。
この半導体装置は、支持基板11側の面が、太陽光の入射側の表面となる太陽電池として働く。i型半導体層14が多結晶化されており、各結晶粒が、p型半導体層13との界面からn型半導体層15との界面まで延びている。このため、太陽電池の光電変換効率を高めることができる。
また、図3(B)の工程においてi型半導体層14を多結晶化させると、i型半導体層14の上面に、結晶粒に対応した微細な凹凸が形成される。この凹凸は、支持基板11側からi型半導体層14に入射した光を、i型半導体層14内に閉じ込める作用を奏する。これにより、光電変換効率を高めることができる。
上記第2の実施例では、図3(A)の工程で支持基板11側から第1回目のレーザビーム照射を行い、その後図3(B)の工程で上面側から第2回目のレーザビーム照射を行った。その逆に、上面側から第1回目のレーザビーム照射を行い、支持基板11側から第2回目のレーザビーム照射を行ってもよい。
上記第2の実施例では、p型半導体層13をp型のアモルファスSiCで形成したが、その他、i型半導体層14のバンドギャップよりも広いバンドギャップを有するp型半導体で形成してもよい。このような材料として、例えば、アモルファスSiO:H、微結晶Si:H、微結晶SiO:H等が挙げられる。アモルファスSiC、アモルファスSiO:H等の薄膜は、例えばPE−CVDにより形成される。微結晶Si:H、微結晶SiO:H等の薄膜は、例えば光CVDにより形成される。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
第1の実施例による多結晶化方法を説明するための処理対象基板の断面図である。 アモルファスSiと単結晶Siとの光吸収係数の波長依存性を示すグラフである。 (A)及び(B)は、第2の実施例による半導体装置の製造方法を説明するための製造途中における半導体装置の断面図であり、(C)は、第2の実施例による半導体装置の断面図である。
符号の説明
1、11 支持基板
2 半導体層
5、6 レーザビーム
12 透明導電膜
13 p型半導体層
14 i型半導体層
15 n型半導体層
16 n側電極

Claims (11)

  1. (a)支持基板の表面上に、アモルファス状態の半導体材料からなる半導体層が形成された加工対象物を準備する工程と、
    (b)前記半導体層に、前記支持基板側の面及びその反対側の面の一方からレーザビームを照射して、レーザビームの入射した面側の前記半導体層の表層部を多結晶化させる工程と、
    (c)前記工程bでレーザビームを照射した方の面とは反対側の面から、前記半導体層にレーザビームを照射して、該半導体層のアモルファス状態の領域を溶融させ、前記工程bで多結晶化された領域の結晶粒を種結晶として、該半導体層の厚さ方向に結晶を成長させる工程と
    を有する多結晶層の形成方法。
  2. 前記工程bで、前記支持基板を通して前記半導体層にレーザビームを照射する請求項1に記載の多結晶層の形成方法。
  3. 前記半導体層がシリコンで形成されており、前記工程b及び工程cで照射するレーザビームの波長が400nm以上である請求項1または2に記載の多結晶層の形成方法。
  4. (p)支持基板上に、透明導電膜、第1導電型の第1の半導体層、及び真性半導体からなり、該第1の半導体層のバンドギャップよりも狭いバンドギャップを有する第2の半導体層がこの順番に積層された積層基板を準備する工程と、
    (q)前記第2の半導体層の、前記第1の半導体層側の面及びその反対側の面の一方から、該第2の半導体層にレーザビームを入射させて、レーザビームの入射した面側の前記第2の半導体層の表層部を多結晶化させる工程と、
    (r)前記第2の半導体層に、前記工程qでレーザビームを入射させた面とは反対側の面からレーザビームを入射させ、該第2の半導体層のアモルファス状態の領域を溶融させ、前記工程qで多結晶化された領域の結晶粒を種結晶として、該第2の半導体層の厚さ方向に結晶を成長させる工程と
    を有する半導体装置の製造方法。
  5. さらに、前記工程rの後、前記第2の半導体層の上に、前記第1導電型とは反対の第2導電型の半導体からなる第3の半導体層を形成する工程を有する請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記工程qにおいて、前記支持基板、前記透明導電膜、及び前記第1の半導体層を透過させて、前記第2の半導体層にレーザビームを入射させる請求項4または5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第2の半導体層がシリコンで形成されており、前記工程q及び工程rで照射されるレーザビームの波長が400nm以上である請求項4〜6のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  8. 支持基板と、
    前記支持基板の上に配置され、厚さ方向に関する結晶粒の寸法の平均値が、面内方向に関する結晶粒の寸法の平均値よりも大きい多結晶半導体層と
    を有する半導体装置。
  9. 前記多結晶半導体層の厚さ方向に関する結晶粒の寸法の平均値が、該多結晶半導体層の厚さの90%以上である請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記多結晶半導体層の厚さが、0.5μm〜50μmである請求項8または9に記載の半導体装置。
  11. さらに、前記支持基板と前記多結晶半導体層との間に配置された透明導電膜と、
    前記透明導電膜と前記多結晶半導体層との間に配置され、第1導電型を有する第1の半導体層と、
    前記多結晶半導体層の上に配置され、前記第1導電型とは反対の第2導電型を有する第2の半導体層と
    を有する請求項8〜10のいずれかに記載の半導体装置。
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