JP2006092231A - プリントシステムおよびそのプリント制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 非明示的な印刷指示に基づく印刷ジョブに起因する不都合を解消する。
【解決手段】 クライアント装置100のユーザー操作部101はユーザーからの印刷指示を入力し、印刷指示実行部102はユーザー操作部101からの印刷指示を受け印刷ジョブを生成し、プリントサーバー200に送信する。システム動作情報保持部104は、ユーザーの意図、操作と無関係に自動的に印刷ジョブを生成する条件を保持し、印刷実行判定制御部103は、この条件を弁別して自動的に印刷ジョブを生成するよう印刷指示実行部102に依頼する。クライアント装置100ではユーザーが印刷したいと思ったときに、ユーザーが明示的に印刷指示を行って印刷実行する以外に、ユーザーの意図とは無関係に印刷指示を行える。印刷指示実行部102は、明示的な印刷指示と非明示的な印刷指示とを別々のプリントモードの印刷ジョブとして発行する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、印刷ジョブを生成し送信するクライアント装置と、生成された印刷ジョブを受信して印刷処理を行うプリントサーバーとからなり、生成された印刷ジョブを一旦保持するスプーラーを備え、スプーラーには指示があるまで受信した印刷ジョブを保留しておく印刷ジョブ保留手段をもつプリントシステムおよびそのプリント制御技術に関する。
現状の印刷処理は、印刷データを持っているクライアント装置から、印刷を行う装置を指定して、印刷実行を指示し、出力されたものをユーザーが印刷装置まで取りに行くのが一般的である。
これに対して、印刷データを持っているクライアント装置からスプーラーに対して印刷指示を行い、印刷装置を特定せずに印刷ジョブを一旦スプーラーサーバーに保存しておき、印刷したい場所に出向いて印刷装置ないしそれに接続された端末からスプーラーに保存されているジョブを指定して印刷指示することで、いつでも好きな場所で出力可能なシステムも採用されている。このようなシステムは例えば特許文献1に記載されている。
ところで、ユーザーは出力をいつでも好きな場所から取り出せるというシステム上の利点が在る反面、出力指示をクライアント装置と出力装置の2箇所で行わねばならず、操作が面倒であるうえ、クライアント装置からの印刷指示するときには、一般的にいつどこで印刷したものを使うかをある程度想定して印刷指示しているため、本来持つ利点が生かされていなかった。
クライアント装置では基本的には明示的な印刷指示を行なわず、指示端末で1回指示を行なえば良いようにすれば、大変に便利である。
しかしながら、このような場合、印刷指示を行なわずに発行される印刷ジョブにより、本来、ユーザが明示的に指定して生成した印刷ジョブが紛れてしまい、煩雑となることが予想され、このような事態に対処することが望まれる。
なお、この発明と関連するものとして特許文献2がある。これは、閲覧中のホームページからリンクをたどって他のホームページに遷移したときに今まで閲覧していたホームページを自動的に印刷することを開示している。
特開2000−35869公報 特開2001−265541公報
この発明は、以上の事情を考慮してなされたものであり、印刷指示を行なわずに発行された印刷ジョブから、印刷指示に伴って発行された印刷ジョブとを個別に扱ってユーザの利便性を確保するプリントシステムおよびその制御方法を提供することを目的としている。
この発明の原理的な構成例によれば、印刷ジョブを生成し送信するクライアント装置と、生成された印刷ジョブを受信して印刷処理を行うプリントサーバーからなり、生成された印刷ジョブを一旦保持するスプーラーを備え、スプーラーには指示があるまで受信した印刷ジョブを保留しておく印刷ジョブ保留手段をもつプリントシステムにおいて、クライアント装置における印刷ジョブの生成方法として、ユーザーの印刷指示によって印刷ジョブを生成する制御と、印刷指示を行うシステム動作情報を保持し、その情報を用いて印刷指示を行う印刷実行判定制御を持ち、前記判定制御の結果印刷指示を行うと判定した場合、ユーザーの印刷指示なしでシステムが印刷ジョブを生成する制御を行なうようにしている。そして、2種類の制御でそれぞれ生成された印刷ジョブとを異なるプリントモードで処理する。プリントモードは実行の優先順位、スプーラーにおける保存時間、保存条件等であるが、これに限定されない。
この構成例では、ユーザの明示的な印刷指示により生成された印刷ジョブを、自動生成された印刷ジョブと区別して扱い、前者が後者により紛れてしまうのを回避できる。
この構成例においては、クライアント装置上で印刷可能なデータに対するアプリケーションソフトウエアの操作を監視する操作監視部と、該当アプリケーションに対して印刷指示を行う印刷指示命令部と、該当データに対する操作から印刷実行を判定する印刷実行判定手段からなるアプリケーション印刷実行制御部とを設け、印刷実行判定の結果、(データが表示ないし保存されたと判断した場合に)、印刷指示命令部から該当アプリケーションに対して印刷ジョブの指示を行い、印刷ジョブを生成するようにしてもよい。
また、クライアント装置上でデータを表示ないし編集及び保存ないし印刷することができるアプリケーションで、当該データに対する印刷指示以外のユーザーの操作で印刷指示を実行する手段を設け、当該データを表示をするタイミングないし保存するタイミングにおいて印刷指示を行う制御を備え、アプリケーションの印刷指示操作が無くてもデータの表示ないし保存のタイミングで印刷ジョブの生成を行うようにしてもよい。
また、クライアント装置上でディスプレイに印刷可能なデータを複数表示できるウィンドウ表示部と、表示しているウィンドウの切換を監視するウィンドウ監視部を備え、監視部において印刷可能なデータが表示されるウィンドウが他のウィンドウよりも前に表示されたことを判断し、印刷ジョブを生成するようにしてもよい。
また、クライアント装置上で、一定時間を計測するタイマーを持ち、印刷可能なデータを表示したことを判定し、そのデータに対応するタイマーをセットするタイマーセット手段を備え、タイマーのタイムアップのタイミングで、該当データの印刷ジョブを生成するようにしてもよい。
また、クライアント装置は、印刷可能なデータをネットワークに接続された別の装置にアップロードする処理を備え、アップロードされたデータが印刷実行可能かどうかを判断する印刷実行判断部をもち、印刷実行判断部により印刷可能なデータがアップロードされたと判断した場合に、該当データをアップロードされた側で印刷ジョブを生成するようにしてもよい。
より具体的には、ユーザーにとって明示的及び非明示的に印刷指示を行った印刷ジョブがスプーラーに保持されたとき、明示的に印刷指示して生成された印刷ジョブと、それ以外の印刷ジョブで、スプーラーに保存する時間、条件を切り替えることが好ましい。
この場合、明示的に印刷指示したことと、非明示的に印刷指示したことのどちらか一方ないし両方をクライアント装置で印刷ジョブの情報に付加して送信し、スプーラーに付加情報判断手段を設けることが好ましい。
また、スプーラーに保存する期間及び条件を印刷ジョブの明示/非明示的印刷指示かにより、クライアント装置で印刷ジョブ情報に付加して送信し、スプーラーに付加情報判断手段を設け、受信した条件に従ってジョブを保存ないし削除するようにしてもよい。
また、より具体的には、明示的に印刷指示を行った場合の出力先デフォルトと、非明示的に印刷指示を行った場合の出力先デフォルとを別々に設定できることが好ましい。
また、より具体的には、印刷実行指示が複数発行された場合に指示した順序により印刷指示実行処理が行われ、かつその印刷処理の順序を変更することができるシステムで、非明示的印刷指示によるジョブよりも明示的印刷ジョブを出力順序を先にすることが好ましい。
また、より具体的には、ユーザーにとって明示的及び非明示的に印刷指示を行った印刷ジョブが生成され、印刷ジョブを出力するために保留されている印刷ジョブのリストを表示し選択することができるシステムで、印刷保留されているジョブが明示的印刷であるか非明示的印刷であるか判断する判断部を備え、明示的印刷指示による印刷ジョブと非明示的印刷指示によるジョブが両方存在する場合に、最初に明示的印刷指示によるジョブのリストを表示するようにすることが好ましい。
また、明示的印刷指示による印刷ジョブと非明示的印刷指示によるジョブが両方存在する場合に、明示的印刷指示による印刷ジョブのみジョブリストに表示するようにしてもよい。
また、明示的印刷指示による印刷ジョブが無い場合のみ、非明示的印刷指示によるジョブのリストを表示するようにしてもよい。
また、印刷保留されているジョブが明示的印刷指示によるジョブであるか非明示的印刷指示によるジョブであるか判断する判断部をスプーラーが備え、両方のジョブが存在する場合に、端末側からの問い合わせに対して明示的印刷指示による印刷ジョブのみを返信する制御を行うようにしてもよい。
また、より具体的には、非明示的印刷指示による印刷ジョブが既にスプーラーに保持されている場合、その判定結果から、非明示的印刷指示を行うタイミングであっても非明示的印刷指示を出さないようにする。
また、より具体的には、非明示的印刷指示による印刷ジョブが既にスプーラーに保持されている場合、スプーラーにある同じ文書の印刷ジョブを削除してあらたに印刷指示を行うようにしてもよい。
また、スプーラーに保持されている非明示的に生成されたジョブと新たに生成された非明示的印刷ジョブが同じであるかどうかを判断し、スプーラーに同じ文書が保持されている場合、前に保持されたいた印刷ジョブを削除するようにしてもよい。
また、より具体的には、非明示的な印刷ジョブを、クライアント装置がネットワーク接続されているときのみ生成するようにしてもよい。例えば、送信判定可否判定結果で送信可能となった場合のみ非明示的な印刷ジョブを生成する。
また、ユーザーの印刷指示なしでシステムが印刷ジョブを生成するタイミングであっても、当該文書が既にユーザー指示によって印刷指示されていた場合、印刷ジョブを生成しないようにしてもよい。
また、より具体的には、印刷指示するタイミングの設定する印刷指示設定情報記録部を持ち、印刷指示設定情報記録部から印刷指示するタイミングを選択するようにしてもよい。この場合、非明示的に印刷指示処理を行う文書や、アプリケーションの印刷指示予約を行うための予約印刷指示記憶部を持ち、印刷指示設定情報から予約解除し印刷実行するようにしてもよい。
さらにこの発明を説明する。
この発明の一側面によれば、上述の目的を達成するために、印刷ジョブを生成し送信するクライアント装置と、生成された印刷ジョブを受信して印刷処理を行うプリントサーバーとからなり、生成された印刷ジョブを一旦保持するスプーラーを備え、スプーラーには指示があるまで受信した印刷ジョブを保留しておく印刷ジョブ保留手段をもつプリントシステムにおいて、上記クライアント装置が:ユーザーの明示的な印刷指示によって印刷ジョブを生成する第1の印刷ジョブ生成手段と;所定の条件が満たされたときに、ユーザの明示的な印刷指示によらずに、印刷ジョブを生成する第2の印刷ジョブ生成手段とを有し;上記第1の印刷ジョブ生成手段により生成された印刷ジョブと上記第2の印刷ジョブ生成手段により生成された印刷ジョブとをそれぞれ異なる印刷モードで処理するようにしている。
この構成においてはユーザの明示的な指示による印刷ジョブが、非明示的に生成される印刷ジョブと紛れないようにできる。
印刷モードは、出力優先順序、スプーラーの保存時間、保存条件、印刷ジョブのリスト表示、デフォルトの出力先、印刷フォーマット、出力ページ数の制約等であるが、これに限定されない。
また、この発明の他の側面によれば、印刷ジョブを生成し送信するクライアント装置と、生成された印刷ジョブを受信して印刷処理を行うプリントサーバーとからなり、生成された印刷ジョブを一旦保持するスプーラーを備え、上記スプーラーには指示端末から指示があるまで受信した印刷ジョブを保留しておく印刷ジョブ保留手段をもつプリントシステムにおいて、上記指示端末は、上記スプーラーの保持されている印刷ジョブの属性を変更する手段を設けるようにしている。
この構成においては、指示端末で印刷ジョブの属性、例えば、印刷フォーマット、例えば頁アップ、白黒変換等を変更でき、とくに、明示的に印刷指示を行なわずに印刷ジョブが生成された場合、その印刷フォーマット等を改めて指定でき大変に便利である。
なお、この発明は装置またはシステムとして実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、そのような発明の一部をソフトウェアとして構成することができることはもちろんである。またそのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品もこの発明の技術的な範囲に含まれることも当然である。
この発明の上述の側面および他の側面は特許請求の範囲に記載され以下実施例を用いて詳述される。
この発明によれば、明示的な印刷指示に基づく印刷ジョブと非明示的な印刷指示に基づく印刷ジョブとを区分けして処理するので、明示的な印刷指示に基づく印刷ジョブが非明示的な印刷指示に基づく印刷ジョブに紛れないようにできる。
以下、この発明の実施例について説明する。
図1は、この発明の実施例1のプリントシステム10を全体と指定示しており、図2は、このプリントシステム10のクライアント装置100の要部を模式的に示している。
図1において、プリントシステム10は、クライアント装置100、プリントサーバー(スプーラー)200、プリンター300、プリント指示端末400の各装置が通信ネットワーク500に接続されて構成されている。これら各装置はそれぞれ複数あってもよいことはもちろんである。通信ネットワークは、LAN、WAN、インターネット等、どのようなものでもよい。
クライアント装置100は、典型的にはパーソナルコンピュータであるが、任意の固定または移動の情報機器であって良い。クライアント装置ではユーザーがログインして文書などを表示したり、印刷したりするアプリケーションが動作する。アプリケーションは文書を印刷する機能を持ち、通常ユーザーが印刷指示を行って、それに従い、印刷ジョブを生成し、プリントサーバー200に送信する機能を持つ。
プリント指示端末400は、プリンター300の近傍に設置される。もしくはプリンター300自身にプリント指示端末機能があってもよい。ユーザーがログインし、そのユーザーがクライアント装置100から送信した印刷ジョブがリスト表示される。ユーザーはリスト表示された印刷ジョブから印刷したいジョブを選択し、印刷実行を指示することができる。また不要なジョブは、ジョブ削除指示を行うことができる。印刷実行が指示されると、プリントサーバー200に対して、該当ジョブの印刷実行を通知する。
プリントサーバー200はクライアント装置100から送られてきた印刷ジョブを受信し、印刷ジョブを一旦保持する機能を持つ。保持されたジョブは、プリント指示端末からの印刷実行指示により、プリンターに対して送信される。このとき予めプリント指示端末400に対応したプリンター300の設定を保持しておいて、印刷実行指示を送信したプリント指示端末400を判断して印刷ジョブの送信先プリンター300を決定する。この決定方法はプリント指示端末400側で対応するプリンター300を印刷先を判断する手段をもち、その結果を印刷実行指示と共にプリントサーバー200に送るようにしてもよい。このような仕組みでプリントサーバー200は1台でも複数のプリンター300及びプリント指示端末400にジョブの送信が可能である。また、プリント指示端末400からのジョブ削除指示により、プリントサーバー200に保持されている該当プリントジョブを削除することができる。
プリンター300はプリントサーバー200から印刷ジョブを受信したら、印刷を実施する。
図2はこの実施例のプリントシステム10のクライアント装置100の要部を模式的に示しており、この図において、クライアント装置100は、ユーザー操作部101、印刷指示実行部102、印刷実行判定制御部103、システム動作情報保持部104等を有している。ユーザー操作部101はユーザーからの印刷指示を入力するものであり、印刷指示実行部102はユーザー操作部101から印刷指示が入力されたときに印刷ジョブを生成し、所定のプリントサーバー200に送信する。また、システム動作情報保持部104は、ユーザーの意図、操作と無関係に自動的に印刷ジョブを生成する条件としてのシステム動作情報を保持し、印刷実行判定制御部103は、システム動作情報を弁別して自動的に印刷ジョブを生成するよう印刷指示実行部102に依頼する。このため、クライアント装置100ではユーザーが印刷したいと思ったときに、ユーザーが明示的に印刷指示を行って印刷実行する以外に、ユーザーの意図とは無関係に印刷指示を行うことができる。システム動作情報は例えば文書のオープンであり、アプリケーションごとにシステム動作情報を規定しても良い。
印刷指示実行部102は、明示的な印刷指示と非明示的な印刷指示とを別々のプリントモードの印刷ジョブとして発行する。例えば、図4に示すように、印刷指示が明示的か非明示的かを示すジョブ属性(便宜上、「非明示」属性とした)を設け、これがOFFのときは明示的指示、ONのときは非明示的指示を表すようにし、これによりプリントサーバー200での処理を制御したりできる。また、クライアント装置100の負荷状態に応じて明示的な印刷ジョブだけ生成し、非明示的な印刷ジョブは生成中止したり、繰り延べたりしても良い。
図3はこの実施例の動作を示している。この実施例では、クライアント装置100のユーザー操作部101を用いて印刷指示操作が行なわれると、印刷指示実行部102が印刷ジョブを生成して適宜にプリントサーバー200に送信する(S10、S11)。また、システム動作(イベント)が発生すると(S12)、印刷実行判定制御部103が、当該システム動作が、システム動作情報保持部104に登録されているシステム動作かどうかを判別して(S13)、該当する場合には印刷ジョブの生成を印刷指示実行部102に要求する(S11、S14)。
印刷実行判定制御部103を、文書を表示しているアプリケーションソフトウエアが持ってもよいし、また文書を表示しているアプリケーションの動作を監視する別のソフトウエアが持ってもよい。
図5は、文書を表示しているアプリケーションソフトウェア105が印刷実行判定制御部103を具備する構成を示しており、例えば、文書を表示したときや文書を保存したときに自動的に印刷ジョブを生成する。アプリケーションソフトウェア105が印刷指示の制御を行う場合、アプリケーションソフトウェア105はユーザーの印刷指示を入力とした印刷指示制御に追加して、無関係であったユーザー動作に対して印刷指示を行う制御を持つ。具体的には印刷指示を行う動作、例えば文書を開くという処理の中に印刷実行指示をいれておく。
図6は、文書を表示しているアプリケーションソフトウェア105とは別に印刷実行判定制御部103を構成する。この印刷実行判定制御部103は、監視対象のアプリケーションソフトウェア105における操作(イベント)を監視する操作監視部103A、当該操作が登録システム動作情報に該当するかどうかを判定する印刷実行判定部103B、判定結果に基づいて印刷指示の命令をアプリケーションソフトウェア105に送信する印刷指示命令部103Cからなる。
また、クライアント装置100上でウィンドウシステムを使用し、複数のアプリケーションが同時に動作している場合、ウィンドウ切換を監視するウィンドウ監視部107(図7)を設け、前面に出てきた文書に対し印刷指示する制御を持つ。図7はこのような構成例を示す。ウィンドウ監視部107がウィンドウ表示・制御部108を監視する。ウィンドウ監視部107は、前面に新たなウィンドウが表示されたことを判定する前面表示判定部107A、以前に表示されていたウィンドウのアプリケーションを特定する表示ウィンドウ判定部107B、印刷指示実行部102を具備し、印刷指示実行部102が当該アプリケーションソフトウェア109に印刷を指示する。
また、図8に示すように、開いている文書に対してタイマーをセットし(S20、S21)、予め設定された時間がタイムアップしたら、印刷するようにしてもよい(S22、S23)。
また、図9に示すように、クライアント装置100がデータのアップロードを受けたときに、そのデータが印刷可能であるときに、自動的にアップロード先のクライアント装置100で印刷指示を行なうようにしても良い(S30、S31、S32)。
この実施例においては、例えば、文書を閲覧したときにその内容について印刷ジョブを自動的に生成するようにしてくと、ユーザーがクライアント装置100上で見ているものが印刷したいと思ったときに、近くにあるプリンター300を備えたプリント指示端末400のところに行き、自分のジョブリストを表示して印刷指示を行なって印刷出力をプリンター300から取得できる。すなわち、クライアント装置100では、印刷実行判定制御部103により印刷実行が判断されたことによって、印刷ジョブを生成しているので、既に見ていた文書はスプーラーに保存されている。ユーザーがプリント指示端末400において印刷したいジョブを選択し印刷実行することにより、所望の出力を得ることができる。
このように、この実施例によれば、ユーザーはクライアント装置100を操作しているときに明示的に印刷指示をすることなく、スプーラーに印刷ジョブを送ることが可能になる。これにより、ユーザーはクライアント装置で印刷するということを意識して操作することなく、印刷したいときに印刷したい場所にある出力装置ないしそれに接続された端末装置で印刷指示するだけで、欲しい出力を得ることができる。また明示的な印刷指示に基づく印刷ジョブと非明示的な印刷指示に基づく印刷ジョブを別々に管理できるので、印刷ジョブが増加することによる不都合を抑制できる。
つぎにこの発明の実施例2のプリントシステムについて説明する。
この実施例は、非明示的に印刷指示したものがどんどんスプーラーにたまってしまい、端末で表示されるジョブ数が非常に多くなり問題を解決する具体的な手段を採用するものである。この場合、スプールしたものを短時間で削除する設定にすれば避けられなくないが、今度はユーザーが意識的に印刷指示した印刷ジョブが印刷する前に削除されてしまう懸念がある。
なお、この実施例のプリントシステムの全体的な構成は図1を用いて実施例1との関係で説明した構成と同じである。
図10は、この実施例のクライアント装置100とプリントサーバー(スプーラー)200とを模式的に示している。この図において、クライアント装置100は、印刷実行指示を行なうかどうかを決定する印刷実行指示制御部120、印刷ジョブが非明示的な印刷指示に基づくのか明示的な印刷指示に基づくのかを示す付加情報(印刷条件等を記述するものでも良い)を生成する付加情報生成部121、印刷ジョブ生成部122、印刷ジョブ送信制御部123等を有して構成され、プリントサーバー200は印刷ジョブ受信部201、印刷保留制御部202、印刷ジョブ保留条件判断部203、保留条件設定部204等を含んで構成されている。
プリントサーバー200は、受信したジョブに付加された情報から、ユーザー指示にる印刷ジョブか、そうでない印刷ジョブかを判断する機構をもつ。
プリントサーバー200には、保留中のジョブを、一定時間後に削除する機構をもち、少なくともユーザー指示でないジョブに対してだけ有効な削除条件を持つ。この条件は、例えばジョブ毎にタイマーを用意し、タイムアップ時間となる。この条件は保留条件設定部204により設定され、印刷ジョブ保留条件判断部203が各印刷ジョブについて保留条件が満たされるかどうかを判断し、印刷保留制御部202が条件判断に基づいて各印刷ジョブの保留削除を行なう。削除に代えて他のプリントサーバーへの転送を行なってもよい。
時間設定は、プリントサーバー200側で予め設定し、記憶することができる。時間設定は、クライアント装置100で印刷ジョブに付加する情報としてプリントサーバー200送ってもよい。この場合は、プリントサーバー200でユーザー指示されたジョブかどうかを判断する機構の代わりに、付加情報からジョブを保留しておく時間を読み取る機構を備える。
また、プリントサーバー200側には、保留中のジョブを時間以外の条件で削除する機構をもち、その条件はユーザー指示による場合と、ユーザー指示でない場合の2種類以上としてもよい。条件としては、上限値設定などであるが、これに限定されない。例えばスプーラーに保存できる容量をユーザー指定とそうでないものとで、変えることにより、スプール上限まで使い切ってしまって、後からユーザー指示した印刷ジョブが送信できないということを防ぐことも出来る。
同じく保存条件に、保存する優先度を与えることで、ユーザー指定しない印刷ジョブでスプーラーがいっぱいの場合、ユーザー指定したジョブを受信したら、ユーザー指定でないジョブを古いほうから削除することも可能である。
また、保存条件に従って、スプーラーがクライアント装置100からの送信ジョブを拒否する機構をもってもよい。
図11はこの実施例のプリントサーバー200側の動作例を示しており、この例では、印刷ジョブがプリントサーバー200に受け取られると、明示的な印刷指示に基づく印刷ジョブかどうかが判別され、明示的な印刷指示に基づく印刷ジョブであれば、そのまま印刷ジョブをスプーラーに留保する(S40、S41)。非明示的な印刷指示に基づく印刷ジョブの場合には、保留ジョブ削除条件が判別され、削除条件が満たされれば、ジョブを受け付け拒否し(S41、S43、S44、S45)、削除条件が満たされなければスプーラーに保留する(S42)。
図12はクライアント装置100側の動作例をしめしており、この図に示すように、ユーザの指示かどうかに基づいて付加情報が生成されて付加される(S48〜S50)
この実施例によれば、ユーザーはクライアント装置を操作しているときに明示的に印刷指示をすることなく印刷ジョブが生成された場合は、ユーザーにとって不要なものは適宜削除し、ユーザーが明示的に印刷を指定したものはユーザーの明示的削除を待つといったことが可能になり、不要な印刷ジョブがたまってシステムに負担をかけなくて済む。また、不要なジョブが適宜削除されることで、ユーザーに不要なジョブを数多くリストすることが無くなり、使い勝手を向上させることが可能になる。
つぎにこの発明の実施例3のプリントシステムについて説明する。
この実施例は、印刷出力先のデフォルトを、明示的に印刷指示を行った場合と、非明示的に印刷指示を行った場合とで区別するようにしてものである。必ずしもスプールサーバーを使って印刷するのではなく、普段直接プリンターを指示して出力する使い方をするユーザーにとっては、デフォルトプリンターを直接指定してしまうと、非明示的な印刷が直接プリンターに送信され、実際に使うには不都合がある。この実施例はこのような事態に対処するものである。
この実施例では、クライアント装置100で印刷先デフォルトとして、条件に応じて複数設定可能な仕組みを持つ。ユーザーが印刷指示したジョブと、非明示的な印刷ジョブ指示を判断し、その結果を条件に印刷先デフォルトを切り替える仕組みを持つ。
なお、この実施例のプリントシステムの全体的な構成は図1を用いて実施例1との関係で説明した構成と同じである。
図13は、クライアント装置100側の動作例を示しており、図14はプリントサーバー200側の動作例を示しており、図13において、クライアント装置100は、印刷ジョブが明示的にユーザが印刷指示したものである場合にはプリンター300に直接印刷指示を行なう(S60〜S63)。印刷ジョブが非明示的な印刷指示に基づく場合にはプリントサーバ(スプーラー)200に印刷指示する(S60、S61、S62、S64)。図14においてプリントサーバー(スプーラー)200は印刷ジョブを受信し、印刷ジョブが明示的な印刷指示に基づく場合には印刷先プリンターを設定して印刷ジョブを送信する(S65、S66、S68、S69)。印刷ジョブが非明示的な印刷指示に基づく場合にはスプーラー内に印刷ジョブを保留する(S65〜S67)。
なお、出力先設定はクライアント側で付加情報に追加してもよい。
ユーザー指示かどうかを直接判断しなくても、印刷ジョブの付加情報を条件に応じて切り替える機構をもってもよい。
この実施例によれば、ユーザーは取り出すことを予め想定して印刷指示をした場合には、ユーザーが望む予め設定したプリンターに出力することを可能にしつつ、非明示的印刷指示をスプーラーに対して行っておくことで、どこでも好きなときに印刷したい場所で印刷することが可能になる。この結果、従来からあるプリンターの使い勝手を変えずに、特別な意識をせずどこでもプリントできる機能を使うことができ、操作性向上に寄与する。
つぎのこの発明の実施例4のプリントシステムについて説明する。
この実施例は、印刷実行指示が複数発行された場合に指示した順序により印刷指示実行処理が行われ、かつその印刷処理の順序を変更することができるシステムで、その判断結果を用いて非明示的印刷指示によるジョブよりも明示的印刷ジョブを出力順序を先にするようにしたものである。
ユーザーが明示的に指示した出力は、通常印刷指示したタイミングで出力が欲しいと考えられるが、非明示的印刷指示が巨大なジョブになる場合、ユーザーが意図した印刷指示を行っても、その前にあるジョブによって印刷ジョブがスプーラまで届くのに時間がかかり、印刷しようと端末にいってもジョブが届いていないということが起こりうる。この実施例はこのような課題に対処するものである。
なお、この実施例のプリントシステムの全体的な構成は図1を用いて実施例1との関係で説明した構成と同じである。
この実施例では、クライアント装置100でジョブの出力優先順位を変える制御を持つ。これは例えばクライアント装置100内でユーザーが明示的に印刷ジョブを指示したときに、他に非明示的な印刷ジョブが生成中であれば、それを中断し一時停止ないしキャンセルさせる処理を行う。また生成中ないし生成したジョブを、スプーラーに送信する制御部において、印刷ジョブの送信を中断し、一時停止ないしキャンセルさせる処理を行う。
非明示的印刷ジョブの中断により、ユーザー指示による印刷は直ちに印刷ジョブ生成、送信がなされ。該当印刷ジョブの送信後、中断した印刷ジョブの再開、ないし再印刷指示実行が行なわれる。
図15は、この実施例のクライアント装置100側の動作例を示しており、この図において、ユーザーの明示的な印刷指示があると非明示的な印刷指示が処理中かどうか判別され、処理中であれば処理が中断される(S70〜S72)、ユーザー指示の印刷ジョブの処理を行い、これが終了したら、中断した印刷ジョブの処理を行なう(S73〜S77)。
なお、プリントサーバー側で明示的な印刷指示か否かにより優先順位を設けるようにしても良い。
この実施例では印刷処理において、ユーザー指示のものを優先的に処理することが可能になる。これにより、非明示的印刷処理を行う場合システムでも、意図しない巨大な印刷ジョブ処理による印刷処理待ちがなくなり、クライアント装置で印刷実行しなくてよいシステムのメリットを享受しつつ、従来からあるユーザー指示による印刷を快適に行うことが可能になる。
つぎにこの発明の実施例5のプリントシステムについて説明する。
この実施例は、印刷ジョブを出力するために保留されている印刷ジョブのリストを表示し選択することができるシステムで、印刷保留されているジョブが明示的印刷であるか非明示的印刷であるか判断する判断部を備え、明示的印刷指示による印刷ジョブと非明示的印刷指示によるジョブが両方存在する場合に、最初に明示的印刷指示によるジョブのリストを表示したり、明示的印刷指示による印刷ジョブと非明示的印刷指示によるジョブが両方存在する場合に、明示的印刷指示によるジョブのみジョブリストに表示したり、明示的印刷指示による印刷ジョブが無い場合のみ、非明示的印刷指示によるジョブのリストを表示するものである。
印刷保留されているジョブが明示的印刷であるか非明示的印刷であるか判断する判断部をスプーラーが備え、両方のジョブが存在する場合に、端末側からの問い合わせに対して明示的指示による印刷ジョブのみを返信する制御を行う。
なお、この実施例のプリントシステムの全体的な構成は図1を用いて実施例1との関係で説明した構成と同じである。
この実施例は、プリント指示端末400に実装することもプリントサーバー200側に実装することもできる。図16はプリント指示端末400側に実装する場合のプリント指示端末400の動作例を示しており、図17はプリントサーバー200側に実装する場合のプリントサーバー200の動作例を示している。
なお、プリント指示端末400は、スプーラーから保留されている印刷ジョブリストを受信し、そのリストを、決められた順序にリスト表示する以外に、リスト表示順序を変更する制御を持つ。
またプリント指示端末400は、印刷ジョブがユーザー指示によるものか、そうでない印刷ジョブかを判断する判断部を持つ。これはスプーラーが印刷ジョブに付加された情報から判断した結果を印刷ジョブリストの情報の中に入れて端末に送信することにより、端末側で判断に必要な情報を得ることができる。
またプリント指示端末400は、ジョブリストからユーザー指示でないジョブをリストから削除し表示する手段をもつ。
またプリント指示端末400は、ジョブリストにユーザー指示による印刷ジョブがある場合のみ、それ以外のジョブをリストから削除し、ユーザー指示による印刷ジョブがない場合は削除せずに、表示する手段をもつ。
プリント指示端末400はこれらの表示方法を切り替えるために、予め設定を記憶する領域を持つ。
別な構成として、上記構成と同様なものをプリントサーバー200側で持つ場合は、プリント指示端末400からのユーザージョブリスト要求に対し、スプーラー側でリストを作成し、作成したリストを端末に送る制御を待つ。
図16において、クライアント装置100はユーザーログインに基づいて印刷ジョブリストを受け取ったら、印刷ジョブリストの中からユーザー指示のジョブがあるかどうかを判断する(S80〜S82)。ユーザー指示の印刷ジョブがある場合、リストを並べ替え、該当ジョブをリストの先頭にもってくる(S85)。ユーザー指定の印刷ジョブが複数ある場合、その中の順番は予め決められた順序に従って並べる。全てのジョブを並べ替えた結果として、リストはユーザー指示によるジョブのリストに続いてそれ以外のジョブリストが並ぶようになる(S83)。また、ユーザー指示ではない印刷ジョブのリストを削除して表示することも出来る(S86)。これは、ユーザー指示ジョブがある場合に限る。
図17はプリントサーバー200側で同様の処理を行なう場合の動作例を示しており、スプーラー側でリスト作成を行う場合、端末からあるユーザーのジョブリストの要求があったときに、印刷ジョブリストの中からユーザー指示によるものとそうでないものがあることを判断する。判断結果として、前の項目で端末がリストの並べ替えを行ったことと同じ並べ替えを行い、端末側に送信することで、同様のリスト表示がなされる(S90〜S96)。
この実施例によれば、例えば、ユーザーが意図していない印刷ジョブがスプーラーに送られている場合であっても、ユーザーが明示的に印刷指示したジョブが分かりやすく先頭に表示される、ないしユーザー印刷したジョブのみがリスト表示される。また、ユーザーが印刷指示したジョブがない場合は、非明示的な印刷ジョブがリストされる。これにより、ユーザーが意図した印刷ジョブを端末上で取り出すこと容易になり、端末の操作性が向上する。
つぎにこの発明の実施例6のプリントシステムについて説明する。
この実施例は、スプーラーで保持されているジョブとクライアント装置上にあるデータから作成される印刷ジョブが同じであるかどうかを判断する判定手段をもち、非明示的印刷指示による印刷ジョブが既にスプーラーに保持されている場合、その判定結果から、非明示的印刷指示を行うタイミングであっても非明示的印刷指示を出さないようにするものである。
ユーザーが意識せずに印刷ジョブを送信する場合、同じ文書を何回も開くと、そのたびに印刷ジョブがスプーラーに送信されてしまい、ネットワークに負荷がかかる。また、システム的に端末側だけで再送判断していると、別の端末を操作したときに同じ文書が印刷されてしまう。この実施例はこのような課題を解決するもんである。
なお、この実施例のプリントシステムの全体的な構成は図1を用いて実施例1との関係で説明した構成と同じである。
図18は、クライアント装置100側の動作例を示しており、図19はプリントサーバー200側の動作例を示している。
クライアント装置100は、スプーラーに保持されているジョブとクライアント装置100上にあるデータから作成される印刷ジョブが同じであるかどうかを判断するために、例えば、印刷しようとするファイル名、サイズ、作成日付データから、同じファイルでないことを判別するために十分有効な桁数を持つ値を算出する(S100、S101)。クライアント装置100では、ユーザー指示でない印刷ジョブを生成する場合、その算出値を印刷ジョブの付加情報として付加してスプーラーに送る(S102)。スプーラーは問い合わせを受けた時に、受け取った算出データと同じデータがあるかどうかを、保留中の印刷ジョブの中から検索し、問い合わせデータと同じ値を持つジョブが見つかったかどうかの結果を、クライアント装置に対して送信する(S110〜S114)。クライアント装置は、スプーラーから問い合わせに対する返答を受け、その結果をもとに、同じジョブが既にスプーラーにある場合には、印刷指示を実行しないように制御する(S103〜S106)。
この実施例によれば、ユーザーが意識せずに印刷ジョブを生成する仕組みを持っていても、同じジョブを生成しスプーラーに送信してしまうことを防ぐことが可能になる。そのため、クライアント装置でのジョブ生成を行う負荷が減る、ネットワーク上でデータ送信をする負荷が減るため、より効率的にシステムを使用できるようになる。
つぎにこの発明の実施例7のプリントシステムについて説明する。
この実施例は、クライアント装置から送られてきた非明示的印刷指示による印刷ジョブが既にスプーラーに保持されている場合、スプーラーにある同じ文書の印刷ジョブを削除してあらたに印刷指示を行うようにしたものである。また、スプーラーに同じ文書が保持されている場合、前に保持されたいた印刷ジョブを削除するようにしたものである。
この実施例も、ユーザーが明示的に印刷ジョブ指定せずに印刷ジョブが送られる場合、同じ文書を何回も開くと、同じ文書が送られてしまうため、同じ印刷ジョブが多数スプーラーにたまってしまうという課題に対処するものである。
なお、この実施例のプリントシステムの全体的な構成は図1を用いて実施例1との関係で説明した構成と同じである。
図20は、この実施例の動作例を示しており、この図において、クライアント装置100では、ユーザーが明示的に指示しない印刷実行を行うときに、印刷ジョブのインデックスデータを生成する(S120、S121)。インデックスデータは文書データから作成され、同じ文書データからは一意の値が生成される。生成されたインデックスデータは印刷ジョブの付加情報としてスプーラーに送信される(S122)。スプーラー側では、非明示的文書に対しては、常にインデックス付のデータを受け取る。印刷ジョブを受信したときに、同じインデックスデータを持つ印刷ジョブを保留中の印刷ジョブから検索し、その印刷ジョブデータを削除する(S123〜S127)。
さらに別な構成として、クライアント側でインデックスを作らずにスプーラー上で受け取った印刷ジョブと同じジョブがあるかどうか判断する仕組みを持ってもよい。印刷ジョブデータ全体では、印刷内容が同じであっても、ジョブ発行日付が異なれば全く同じになることはないので、この判断には、例えば印刷ジョブデータの内容を比較してもよいし、予め保留している印刷ジョブに対してジョブ内容に応じたインデックスデータを作成し、受け取った印刷ジョブから同じインデックスデータが作成されたことで判断してもよい。
この場合、同じデータが見つかったらスプーラーは古いジョブを削除して、新しく受け取ったジョブを保留ジョブとして残す。
この実施例によれば、同じ印刷結果になるジョブ(非明示的な指示によるもの)を複数受信した場合でも、スプーラーにあるジョブが削除される。このため、同じジョブが端末上でリストされることがなくなり、操作性向上になる。また、スプーラーにジョブが多数たまるのを抑制し、限られた記憶容量を効率的に使うことが可能になる。
つぎにこの発明の実施例8のプリントシステムについて説明する。
この実施例は、クライアント装置がネットワーク接続されているか否かの判断を行うネットワーク接続状態判定部を持ち、その判定結果を用いてユーザーの印刷指示とは別の情報を用いて印刷指示実行するのは、ネットワーク接続時のみ実行するものである。
また、クライアント装置にスプーラーの状態を判定するスプーラー状態判定部を持ち、スプーラーの状態からスプーラーが印刷ジョブを受信できるかどうかを判断する印刷ジョブの送信可否判定部を持ち、ユーザーの印刷指示とは別の情報を用いて印刷指示実行するのは、送信判定可否判定結果で送信可能となった場合のみ実行するようにしてもよい。
また、ユーザーの指示により印刷指示した結果を保持する印刷実行履歴格納部を持ち、印刷実行履歴格納部に記録された情報からある文書がユーザー指示で印刷されたかどうかを判定する判定部を備え、ユーザーの印刷指示なしでシステムが印刷ジョブを生成するタイミングであっても、当該文書が既にユーザー指示によって印刷指示されていた場合、印刷ジョブを生成しないようにしてもよい。
従来の印刷では、印刷実行時にプリンターに接続できるか確認し、接続できないときはその旨エラー表示し、ユーザが適切な処理を行っていた。ユーザーが指示していない印刷において、仮にスプーラーやネットワークに不具合があり、印刷指示を正常に行えなかった場合、従来どおりエラーを表示していると、ユーザーにとって意外なエラー表示がなされ、使いにくいものになる。この実施例はこのような事態に対処するものである。
構成
なお、この実施例のプリントシステムの全体的な構成は図1を用いて実施例1との関係で説明した構成と同じである。
図21はこの実施例の動作例を示しており、この図において、この実施例のクライアント装置100は、ネットワーク接続がされているか否かを判断する制御を持つ。これは通常OSなどが持つ。そして、ユーザー指示でない非明示的印刷を行うタイミングで、クライアント装置は、ネットワーク接続状態を確認する(S130〜S132)。ネットワークが利用可能であれば印刷指示を実行し、そうでない場合は、印刷指示を行わないようにする(S133)。また、クライアント装置100に、スプーラーが接続されているかどうかを判断する制御を持つ。これは、予めユーザーが印刷ジョブを送るスプーラーを設定してあり、そのスプーラーに対して問い合わせを行うことで実現する。そしてスプーラーが問い合わせに応答しなかった場合、もしくはスプーラーが印刷ジョブの受け付けを拒否した場合、クライアント装置は、その結果を受け取り、印刷指示は行わないようにする(S134〜S136)。また、印刷履歴を残し、非明示的印刷指示による印刷ジョブが、以前生成されていた場合、印刷ジョブを行わないようにする(S137〜S141)。印刷履歴は、印刷対象文書のファイル名(クライアント装置内での保存位置)を、クライアント装置の記憶部に保持しておく。該当履歴は、クライアント装置のログイン中は保持しておき、ログアウト時には消去する。また履歴の消去の仕方として、スプーラーに該当クライアント装置から送られたジョブに変化があった場合に、履歴をクリアするという方法でもよい。この場合、例えば端末装置でユーザーがジョブを印刷ないし削除を指示することにより、スプーラーにあったジョブが無くなる場合、スプーラーは該当ジョブがあったクライアント装置に対してメッセージ送信を行い、メッセージを受けたクライアント装置が履歴を消去するようにしてもよい。
この実施例によれば、ネットワークが利用できないときや、スプーラーが利用できないなど、印刷指示するとエラーが発生してしまうようなケースでの印刷を停止することができるようになる。これにより、ユーザーは無用なエラー発生を気にすることがなくなり、操作性向上図られる。
つぎにこの発明の実施例9のプリントシステムについて説明する。
この実施例は、ユーザーの印刷指示とは別の情報を用いて印刷指示を行う印刷実行判定制御を持ち、前記判定制御の結果印刷指示を行うと判定した場合、ユーザーの印刷指示なしでシステムが印刷ジョブを生成する制御を備えるシステムで、印刷指示するタイミングの設定する印刷指示設定情報記録部を持ち、印刷指示設定情報記録部から印刷指示するタイミングを選択するようにしてものである。
また、非明示的に印刷指示処理を行う文書や、アプリケーションの印刷指示予約を行うための予約印刷指示記憶部を持ち、印刷指示設定情報から予約解除し印刷実行する制御を持つものである。
非明示的に何でも印刷されてしまうと、ユーザーがクライアント装置を操作しているときに印刷処理が行われ、場合によってはクライアント装置に負荷がかかり装置自体のユーザー操作性を落とす原因になってしまう。特に印刷実行に処理がかかるものは、思わぬタイミングで印刷処理されてしまうと処理に負荷がかかり、クライアント装置の応答性が悪くなる。それに対して、例えばメーラーなどで開いているメールに対して印刷処理をかけるのは、テキストデータであるためクライアント装置に負荷がかからない。この実施例はクライアント装置の負荷を考慮して非明示的な印刷ジョブ生成を行うものである。
なお、この実施例のプリントシステムの全体的な構成は図1を用いて実施例1との関係で説明した構成と同じである。
図22はこの実施例のクライアント装置100の構成を模式的に示しており、この図において、クライアント装置100は、アプリケーション監視部130、印刷指示実行部131、印刷実行予約部132、印刷タイミング設定部135等を具備し、印刷実行予約部132は予約ジョブ制御部133、予約履歴保持部134等を具備している。クライアント装置100は、さらに、印刷指示するアプリケーションとタイミングを予め保持するための記憶部を設ける。その設定は印刷タイミング設定部135で行なう。保存されるデータは、印刷を行うアプリケーションの種類がわかるように、例えばアプリケーションの実行ファイル名でよい。タイミングは予め、データを開いたとき、閉じたとき、ユーザー操作中でないとき、といったクライアント装置100やアプリケーションの動作や状態を表す文字列や数値とする。タイミングにはなしというデータも設けてもよい。ユーザー指示ではない非明示的な印刷指示において、最初にそのデータを印刷するアプリケーションを特定する。これは通常、アプリケーションの起動時である。アプリケーションが起動したら、該当アプリケーションの情報(起動したアプリケーションの実行ファイル名、開いた文書名)を、印刷実行予約部132で保持しておく。印刷実行予約部132は、予約されている印刷処理がある場合、印刷ジョブのアプリケーションから予約解除のタイミングを印刷指示のタイミングを保持している記憶部から参照し印刷指示タイミングを判断する。印刷タイミングを判断した結果、アプリケーション監視部130によって適切なタイミングが来たことを印刷実行予約部132に通知してもらい、通知を受け取った印刷実行予約部132が印刷指示処理を行う。
この実施例によれば、非明示印刷ジョブの印刷指示実行処理のタイミングを細かく制御することが可能になる。これにより、非明示的印刷による印刷ジョブによるクライアント装置にかかる負荷を分散させることが可能になり、ユーザー操作中にクライアント装置に負荷がかかって操作性が悪くなるということを防ぐことが可能になる。
以上でこの発明の実施例の説明を終了する。
なお、この発明は上述の実施例に限定されるものではなくその趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。例えば、図23に示すように、プリント指示端末400に印刷ジョブ属性変更部401を設けてスプーラーに保留されている印刷ジョブをリスト中から指定してその属性、例えば、頁アップ、カラー、モノクロ、両面等の属性を変更してプリント指示するようにしても良い。
この発明の実施例1のプリントシステムを全体として示す図である。 実施例1の要部の構成を模式的に示す図である。 実施例1の動作例を説明するフローチャートである。 実施例1の印刷ジョブを説明する図である 実施例1の変形例を説明する図である。 実施例1の他の変形例を説明する図である。 実施例1のさらに他の変形例を説明する図である。 図7の変形例の動作例を説明するフローチャートである。 図7の変形例の他の動作例を説明するフローチャートである。 この発明の実施例2の構成を説明する図である。 実施例2のプリントサーバーの動作例を説明する図である。 実施例2のクライアント装置の動作例を説明する図である。 この発明の実施例3を説明する図である。 実施例3を説明する他の図である。 この発明の実施例4を説明する図である。 この発明の実施例5を説明する図である。 実施例5を説明する他の図である。 この発明の実施例6を説明する図である。 実施例6を説明する他の図である。 この発明の実施例7を説明する図である。 この発明の実施例8を説明する図である。 この発明の実施例9を説明する図である。 この発明の実施例の変形例を説明する図である。
符号の説明
10 プリントシステム
100 クライアント装置
101 ユーザー操作部
102 印刷指示実行部
103 ウィンドウ監視部
103 印刷実行判定制御部
103A 操作監視部
103B 印刷実行判定部
103C 印刷指示命令部
104 システム動作情報保持部
105 アプリケーションソフトウェア
107 ウィンドウ監視部
107A 前面表示判定部
107B 表示ウィンドウ判定部
108 ウィンドウ表示・制御部
109 当該アプリケーションソフトウェア
120 印刷実行指示制御部
121 付加情報生成部
122 印刷ジョブ生成部
123 印刷ジョブ送信制御部
130 アプリケーション監視部
131 印刷指示実行部
132 印刷実行予約部
133 予約ジョブ制御部
134 予約履歴保持部
135 印刷タイミング設定部
200 プリントサーバー
201 印刷ジョブ受信部
202 印刷保留制御部
203 印刷ジョブ保留条件判断部
204 保留条件設定部
300 プリンター
400 プリント指示端末
401 印刷ジョブ属性変更部
500 通信ネットワーク

Claims (23)

  1. 印刷ジョブを生成し送信するクライアント装置と、生成された印刷ジョブを受信して印刷処理を行うプリントサーバーとからなり、生成された印刷ジョブを一旦保持するスプーラーを備え、スプーラーには指示があるまで受信した印刷ジョブを保留しておく印刷ジョブ保留手段をもつプリントシステムにおいて、
    上記クライアント装置は、
    ユーザーの明示的な印刷指示によって印刷ジョブを生成する第1の印刷ジョブ生成手段と、
    所定の条件が満たされたときに、ユーザの明示的な印刷指示によらずに、印刷ジョブを生成する第2の印刷ジョブ生成手段とを有し、
    上記第1の印刷ジョブ生成手段により生成された印刷ジョブと上記第2の印刷ジョブ生成手段により生成された印刷ジョブとをそれぞれ異なる印刷モードで処理することを特徴とするプリントシステム。
  2. 上記クライアント装置の第2の印刷ジョブ生成手段は、
    印刷可能なデータに対するアプリケーションソフトウエアの操作を監視する操作監視部と、
    該当アプリケーションソフトウェアに対して印刷指示を行う印刷指示命令部と、
    上記操作監視部の監視内容に基づいて、ユーザの明示的な印刷指示によらずに印刷実行を判定し、上記印刷指示命令部から上記アプリケーションソフトウェアに対して上記印刷可能なデータに関する印刷ジョブを生成するように指示するアプリケーション印刷実行制御部とを備える請求項1記載のプリントシステム。
  3. 上記クライアント装置の第2の印刷ジョブ生成手段は、上記クライアント装置上でデータを表示、編集、保存または印刷することができるアプリケーションであり、上記アプリケーションは当該データに対する印刷指示以外のユーザーの操作で印刷指示を実行する手段を有し、当該データを表示をするタイミングないし保存するタイミングにおいて印刷指示を行い、上記アプリケーションにおけるユーザの明示的な印刷指示操作が無くてもデータの表示ないし保存のタイミングで印刷ジョブの生成を行う請求項1記載のプリントシステム。
  4. 上記クライアント装置は、ディスプレイに印刷可能なデータを複数表示できるウィンドウ表示部と、表示しているウィンドウの切換を監視するウィンドウ監視部を備え、
    上記クライアント装置の第2の印刷ジョブ生成手段が、上記ウィンドウ監視部が、印刷可能なデータが表示されるウィンドウが他のウィンドウよりも前面に表示されたことを判断したときに、印刷ジョブを生成する請求項1記載のプリントシステム。
  5. 上記クライアント装置の第2の印刷ジョブ生成手段は、一定時間を計測するタイマーを持ち、印刷可能なデータを開いたことを判定し、そのデータに対応するタイマーをセットするタイマーセット手段を備え、タイマーのタイムアップのタイミングで、該当データの印刷ジョブを生成する請求項1記載のプリントシステム。
  6. 上記クライアント装置は、印刷可能なデータをネットワークに接続された別の装置にアップロードする手段を備え、上記クライアント装置の第2の印刷ジョブ生成手段は、アップロードされたデータが印刷実行可能かどうかを判断する印刷実行判断部と、印刷実行判断部により印刷可能なデータがアップロードされたと判断した場合に、該当データをアップロードされた側で印刷ジョブを生成するよう指示する生成指示部とを有する請求項1記載のプリントシステム。
  7. 上記第1の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブと上記第2の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブとの間で、上記スプーラーに保存する時間、または上記スプーラーに保存する条件を個別に設定できる請求項1〜6のいずれかに記載のプリントシステム。
  8. 上記クライアント装置において、上記第1の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブと上記第2の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブとを区別する付加情報を印刷ジョブに付加するとともに上記スプーラーに上記付加情報を判別する手段を設ける請求項1〜7にいずれかに記載のプリントシステム。
  9. 上記クライアント装置において、上記第1の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブおよび上記第2の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブの区別に応じて、当該印刷ジョブに上記スプーラーに保存する期間または上記スプーラーに保存する条件を記述する記述情報を付加し、上記スプーラーに上記記述情報を判別する手段を設ける請求項1〜6のいずれかに記載のプリントシステム。
  10. 上記第1の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブのデフォルトの宛先プリンタおよび上記第2の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブのデフォルトの宛先プリンタを個別に設定する手段を有する請求項1〜9のいずれかに記載のプリントシステム。
  11. 上記第1の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブの出力順序を上記第2の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブの出力順序より優先させる請求項1〜10のいずれかに記載のプリントシステム。
  12. 上記第1の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブのリストと上記第2の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブのリストを個別に表示する請求項1〜11のいずれかに記載のプリントシステム。
  13. 上記第2の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブのリストは、上記第1の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブがスプーラーに存在するときには表示されずに、上記第1の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブのリストのみが表示される請求項12記載のプリントシステム。
  14. 上記第2の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブのリストは、上記第1の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブが上記スプーラー中にないときに表示される請求項12記載のプリントシステム。
  15. 上記クライアント装置は、上記第2の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブと同一の印刷ジョブが上記スプーラーに存在する場合には上記印刷ジョブの発行を中止する請求項1〜14のいずれかに記載のプリントシステム。
  16. 上記クライアント装置は、上記第2の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブと同一の印刷ジョブが上記スプーラーに存在する場合には上記スプーラーに存在する当該印刷ジョブを削除して新たに上記印刷ジョブの発行する請求項1〜14のいずれかに記載のプリントシステム。
  17. 上記スプーラーは、上記第2の印刷ジョブ生成手段で生成した印刷ジョブを受け取ったときに、当該印刷ジョブと同一の印刷ジョブが上記スプーラーに存在する場合には上記スプーラーに存在する当該印刷ジョブを削除して新たに受け取った上記印刷ジョブを保持する請求項1〜14のいずれかに記載のプリントシステム。
  18. クライアント装置がネットワーク接続されているか否かの判断を行うネットワーク接続状態判定部を持ち、上記第2の印刷ジョブ生成手段は、ネットワーク接続時のみ印刷ジョブを生成する請求項1〜17のいずれかに記載のプリントシステム。
  19. 上記クライアント装置が、上記スプーラーの状態を判定するスプーラー状態判定部を持ち、スプーラーの状態からスプーラーが印刷ジョブを受信できるかどうかを判断して上記スプーラーが印刷ジョブを受信可能でない場合には上記第2の印刷ジョブ生成手段は印刷ジョブの生成を中止する請求項1〜17のいずれかに記載のプリントシステム。
  20. 上記第1の印刷ジョブ生成手段で生成し上記スプールに保持されている印刷ジョブと、上記第2の印刷ジョブ生成手段で生成しようとする、または生成した印刷ジョブが同一の場合には、上記第2の印刷ジョブ生成手段は当該印刷ジョブを上記スプーラーに送出しない請求項1〜19のいずれかに記載のプリントシステム。
  21. 上記クライアント装置は、上記第2の印刷ジョブ生成手段により印刷ジョブを生成するタイミングの設定する印刷指示設定情報記録部を持ち、印刷指示設定情報記録部から印刷ジョブ生成タイミングを選択する請求項1〜20のいずれかに記載のプリントシステム。
  22. 印刷ジョブを生成し送信するクライアント装置と、生成された印刷ジョブを受信して印刷処理を行うプリントサーバーとからなり、生成された印刷ジョブを一旦保持するスプーラーを備え、スプーラーには指示があるまで受信した印刷ジョブを保留しておく印刷ジョブ保留手段をもつプリントシステムのプリント制御方法において、
    上記クライアント装置の第1の印刷ジョブ生成手段により、ユーザーの明示的な印刷指示に基づいて生成された印刷ジョブと、上記クライアント装置の第2の印刷ジョブ生成手段により、所定の条件が満たされたときに、ユーザの明示的な印刷指示によらずに、生成された印刷ジョブとをそれぞれ異なる印刷モードで処理することを特徴とするプリント制御方法。
  23. 印刷ジョブを生成し送信するクライアント装置と、生成された印刷ジョブを受信して印刷処理を行うプリントサーバーとからなり、生成された印刷ジョブを一旦保持するスプーラーを備え、上記スプーラーには指示端末から指示があるまで受信した印刷ジョブを保留しておく印刷ジョブ保留手段をもつプリントシステムにおいて、
    上記指示端末は、上記スプーラーの保持されている印刷ジョブの属性を変更する手段を有することを特徴とするプリントシステム。
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