JP2006092141A - 遠隔保守システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 回線接続に多大な費用を要することもなく、ATM等の障害情報について、充分で適確な情報を入手し、短時間に適切な保守ガイダンスを行い、短時間で障害を復旧する。
【解決手段】 障害問合電話機の呼データ或いは通話データよりATMのID情報を取得し、当該ID情報よりATMのIPアドレスを取得しデータ通信網を確立することによりATMの障害情報及び表示データを取得し、ATMの係員操作部の表示内容と同様に遠隔保守センタの遠隔保守端末に表示するようにした。或いはさらに、遠隔保守端末により係員操作部に操作ガイダンスを直接表示するようにした。或いは、電話回線ではなくデジタル通信網を利用したIP電話により問合せを行う構成とした。或いは、障害問合電話の接続を検出し、自動的に遠隔保守センタに接続するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、端末の障害発生時に端末を操作する係員を遠隔から支援する遠隔保守システムに関するものである。
顧客操作型端末、例えば銀行の支店などに設置される複数の現金自動預入払機(以下、「ATM」という。)を、あらかじめモデムを介して監視システムと接続を確立して置き、当該監視システムよりATMの状態情報を常時収集し、この状態情報の電文からATMの識別番号(以下、「ID番号」という)を認識するとともに、この状態情報の変化に基づき障害発生を検出し、障害発生のATMおよび障害内容を監視システムのオペレータに通知する遠隔保守システムがあった。(例えば、特許文献1参照。)。
或いは、あらかじめATMと監視装置の回線接続を確立して置き、ATM操作者の操作を常時監視し操作上の不都合が生じたときに、ATMに取り付けられた監視カメラの映像や音声により遠隔地の監視装置側から操作キーを代行入力するといった遠隔保守システムがあった。(例えば、特許文献2参照。)。
或いは、以上のように、あらかじめ回線接続を確立し常時遠隔監視を行わない遠隔保守では、障害発生時、銀行員などの係員が障害復旧のための操作を直接行うが、復旧手順などが複雑或いは不明な場合は、別途電話を使って保守サービス部門(会社)に状況の連絡と復旧手順などの問合わせをして復旧操作を実施している。
この場合、保守サービス部門は、ATMを特定するID情報を電話により聞き、遠隔保守端末に入力して該当するATMの障害状況を取得することで、ATMの状況を把握し、係員に復旧処理方法を電話で連絡していた。
特開平10−232963号公報 特開平08−171595号公報
しかしながら、従来の遠隔保守システムでは、あらかじめ回線接続を確立し常時監視するために、回線接続に多大な費用を要するという問題があった。
常時接続しない従来の遠隔保守の場合であっても、ATMの保守をするバックルーム(機械室)のATM近傍に電話設備がない場合が多く、また、ATMの状況についても電話での連絡では情報が不十分であったり、内容が間違っている場合があり、保守サービスが適切な復旧手順を明確に指示できない場合があり、復旧に長時間を費やしてしまい、その間、ATMの運用ができなかったりするという問題があった。
また、問合わせの電話と該当するATMとの関連が取れず、電話により連絡されたATMのID番号などの情報を元に遠隔保守システムによりATMの状況を取得しているため、関連付けのために時間がかかり、短時間に対応することが困難であった。
また、ATMの係員が扉やユニットの引き出し、開放など、電話では説明しない操作をしていた場合にその状態が遠隔保守システム側から把握できず、適切な処理が指示できない場合があった。
本発明は、前述の課題を解決するため以下の構成を採用する。すなわち、被保守装置にあっては、保守装置に問合せを行う障害問合手段と、係員操作部の情報を通知する情報通知手段を有し、保守装置にあっては、被保守装置の識別情報と当該通信先アドレスとを関連付ける関連付け手段と、前記係員操作部の表示内容と同様の内容を表示する表示手段を有し、前記障害問合手段の送信データに基づいてデータ通信回線の接続を確立し、前記表示手段へのデータ送信を開始するようにした。
以上の本発明によれば、被保守装置にあっては、保守装置に問合せを行う障害問合手段と、係員操作部の情報を通知する情報通知手段を有し、保守装置にあっては、被保守装置の識別情報と当該通信先アドレスとを関連付ける関連付け手段と、前記係員操作部の表示内容と同様の内容を表示する表示手段を有し、前記障害問合手段の送信データに基づいてデータ通信回線の接続を確立し、前記表示手段へのデータ送信を開始するようにしたので、回線接続に多大な費用を要することもなく、短時間に適確な指示をすることができ、操作に不慣れが係員でも確実な処置が可能となり、短時間で障害を復旧することができる。
以下、本発明に係る実施形態例を、図面を用いて説明する。なお図面に共通する要素には同一の符号を付す。
実施例1の遠隔保守システムは、電話回線網と、データ通信網を用いて遠隔保守を行う遠隔保守システムにおいて、電話回線による障害問合せ呼データより障害発生ATMのID情報を抽出し当該ID情報から障害発生のATMのIPアドレスを読み出し、データ通信網による当該IPアドレスへの通信によりATM障害情報及びATM係員操作部の表示データを取得して遠隔保守端末に表示するようにしたものである。或いはさらに、遠隔保守端末で入力した操作ガイダンス情報を前記IPアドレスに送信し係員操作部に表示するようにしたものである。
(構成)
図1は、実施例1の遠隔保守システムの構成である。ATM3は、銀行の営業店や出張所30などに設置される現金自動預入払機であり、ホストセンタ20に設置されるホスト1と取引データのやり取りを行う取引データ通信網2により接続されている。また、ATM3には障害問合電話機4が接続され、ATM3を経由して電話回線網5に接続されている。そして、ATM3は保守用データを送出するためにデータ通信網6にも接続されている。
一方、遠隔保守センタ40は、電話回線網5、データ通信網6および内部LAN10に接続されIP網を統合するメディア統合型交換機7と、内部LAN10に接続され保守操作等を行う遠隔保守端末8と、同様に内部LAN10に接続され前記障害問合電話機4との通話を行う受付電話機9とから構成される。
以上は装置の構成であるが、機能的には、図2に示したような構成となる。すなわち、被保守装置であるATM3は、通常の取引機能のほか、保守に関して、図示しない係員操作部の表示内容などをデータ通信網6により通知する係員操作部情報通知機能3aと、ATM3の状態をデータ通信網6により通知するATM状態通知機能3bと、遠隔保守システム7からの通知により図示しない係員操作部に操作ガイダンスを表示する係員操作ガイダンス表示機能3cを有する。
なお、前記図示しない係員操作部はATM3の後側にあらかじめ設置してある場合や、保守時にATM3に接続して操作する場合もある。或いは、また顧客が操作するATM3の操作画面に保守用画面を表示するようにする場合もある。
一方、保守側である遠隔保守センタ40側は、ATM3の係員操作部情報通知機能3aにより通知される図示しない係員操作部の情報に基づいて同様の内容を遠隔保守端末8に表示する係員操作部情報表示機能7aと、ATM状態通知機能3bにより通知されるATM3の状態の情報に基づいてその内容を表示するATM状態表示機能7bと、遠隔保守係員の操作によりATM3の図示しない係員操作部に係員操作ガイダンス表示機能3cを用いて操作ガイダンスを表示するための情報を入力し、当該情報をATM3に伝達する係員操作ガイダンス入力伝達機能7cを有する。
また、遠隔保守センタ40側には、障害問合電話機4との呼データ等に含まれる発信元を特定するID情報から、問合せのあったATM3を関連付けて特定するATM3の関連付け機能7dを有し、この機能により障害情報、係員操作部の情報やATM状態情報を入手し電話を受けた遠隔保守端末8に表示させることができる。
(動作)
以上の構成により、第1の実施形態例の遠隔保守システムは、以下のように動作する。本動作を、図3の動作フローチャート及び図4の係員操作部或いは遠隔保守端末の画面例を用いて説明する。なお、図3の動作フローチャートにおいてホストセンタ20の処理ステップをSH、ATMが配置された営業店・出張所30の処理ステップをSA、遠隔保守センタ40の処理ステップをSRとして表す。
障害が発生していない場合は、ホストセンタ20のホスト1と取引データの送受信を行い(ステップSH1、SA1)、ATM3に障害が発生すると(ステップSA2)、ホスト1にその旨通知し取引を中断するとともにATM3自信も取引を中断する(SH2、SA3)。そして、ATM3の係員が、図4(a)に示したような障害発生時の係員操作部の表示を参照し、障害復旧手順などを問合せするために、係員が障害問合電話機4により遠隔保守センタ40に電話をかける(ステップSA4)。すると、電話回線網5により遠隔保守センタ40のメディア統合型交換機7に電話回線が接続される。
このときの呼データや通話データに発信元を特定するためのID情報を含ませることによりID情報を通知する。ID情報を受信する方法としては、通信事業者による電話番号表示サービスを利用するようにしてもよいし、障害問合電話機4に独自にIDを発信する機能を設けるようにしてもよい。
遠隔保守センタ40側のオペレータが受付電話機9でATM3の係員の連絡を受けると、メディア統合型交換機7は、前記呼データや通話データから抽出したID情報により、図5に示したようなID情報とATM3のIPアドレスの対応テーブルを参照し、呼び出したATM3を特定し、データ通信網6により回線接続を確立し、ATM3の状態情報を送信するように要求する(ステップSR1)。
例えば、ATM3のID情報が「A1002」であった場合、図5の対応テーブルによりIPアドレスとして「181.202.98.102」を読み出し、このIPアドレスのATM3に対し、装置の状態情報を送信するように要求する。
当該送信要求を受信したATM3は、前記係員操作部の情報をデータ通信網6によりあらかじめ決められた遠隔保守センタ40のメディア統合型交換機7のIPアドレスに送信する(ステップSA5)。この画像データは、ビットマップデータとして送信すると送信データ量が増大するので、所定の方式にて圧縮等して送信するのがよい。或いは、画像データではなく、あらかじめ決めた項目ごとの情報を状態情報として送信するようにしてもよい。
メディア統合型交換機7を経由しこれを受信した遠隔保守端末8は、前記所定の方式にて圧縮データを解凍し、遠隔保守端末8の表示部に図4(b)に示したような前記係員操作部と同様の表示を行う(ステップSR2)。このように、遠隔保守端末8の表示部に前記係員操作部の表示内容と同様に表示するので、遠隔保守センタ40側にて、障害内容を短時間に確実に把握でき、電話にて適確な指示をすることができる。
或いは、上記のように電話での指示ではなく指示内容を遠隔保守端末8から係員操作ガイダンス入力機能7cを用いて入力して、前記ATM3のIPアドレスにデータ通信網6を用いて送信し(ステップSR3)、ATM3の係員操作ガイダンス表示機能3cを用いて係員操作部に操作ガイダンスを表示する(ステップSA6)。
このように電話ではなく、係員操作部の画面上に表示するようにするので操作方法・手順などを間違いなく正確に指示することができる。そして、前記指示に従いATM3の係員により障害が復旧されると(ステップSA7)、ホスト1にその旨通知して通常取引を再開する(ステップSH3、SH1、SA1)。
また、ステップSA5、SR2、SR3、SA6にて、ATM状態通知機能3bとATM状態表示機能7bにより係員操作部に表示されない図4(b)下枠に示したドアの開閉情報やユニットの外れ情報や図示していないが操作手順なども適宜ATM3より取得し表示する。
このように係員操作部に表示されない情報までも取得して遠隔保守端末8で確認することもできるので、ATM3の係員が電話で連絡しなかった操作やその手順などについても遠隔保守側にて容易に確認することができ、ユニットの閉め忘れなどの操作ミスについても指示することができる。
(効果)
以上述べた実施例1の遠隔保守システムによれば、障害問合電話機4の呼データ或いは通話データよりATM3のID情報を取得し、ID情報よりATM3のIPアドレスを読み出してデータ通信網を接続し、ATM3の障害情報や係員操作部の表示データを取得し、ATM3の係員操作部の表示内容と同様に遠隔保守センタ40の遠隔保守端末8に表示するようにしたので、回線接続に多大な費用を要することもなく、また、短時間に適確な指示をすることができる。
また、遠隔保守端末8に指示を入力することにより、係員操作部に操作ガイダンスを表示するようにしたので、操作に不慣れなATM3の係員でも確実な処置が可能となる。
さらに、ATM3の係員操作部に表示されない情報も遠隔保守端末8に表示することができるので、ATM3の係員の操作ミスも把握でき、さらに確実な操作ガイダンスが可能となり短時間で障害を復旧することができる。
実施例2の遠隔保守システムは、データ通信網を用いて遠隔保守を行う遠隔保守システムにおいて、障害問合電話をIP(インターネット・プロトコル)電話により行う構成としたものである。
(構成)
実施例2の構成は、図6に示したように、電話回路網がなく、営業店・出張所30の構成としてATM3に接続するIP電話アダプタ11s、ルータ12が追加され、遠隔保守センタ40の構成としてIP電話アダプタ11rが追加された構成となっている。その他の構成は実施例1の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
まず、ATM3に接続されるIP電話アダプタ11s及び遠隔保守センタ40において内部LAN10と遠隔保守端末8に接続されるIP電話アダプタ11rの概略構成を、図7を用いて説明する。
まず、IP電話アダプタ11sは、障害問合電話4より入力され音声をアナログ・デジタル化するA/D変換部11−1と、デジタル化した音声データを圧縮符号化する圧縮符号部11−2と、圧縮した音声データをパケット化するIPパケット合成部11−3からなる。
一方、遠隔保守センタ40のIP電話アダプタ11rは、IPパケット化された受信データから圧縮音声データやその他の情報を抽出するIPパケット分解部11−6と、抽出した圧縮音声データを伸長し復号する伸長復号部11−5と、デジタルデータをアナログデータに変換して受付電話9に出力するD/A変換部11−4からなる。
なお、図示していないが、以上説明した逆方向の動作も必要なため、IP電話アダプタ11s、IP電話アダプタ11rの構成として、それぞれ逆の機能の構成、すなわち、IP電話アダプタ11sにあってはD/A変換部、伸長復号部、IPパケット分解部を備えている。同様にIP電話アダプタ11rにあっては、A/D変換部、圧縮符号部、IPパケット合成部を備えている。
ルータ12は、一方をIP電話アダプタ11sに接続し、一方をデジタル通信網6に接続し、IP電話アダプタ11sからの送信データをデータ通信網6により目的の送信先に送信する制御を行うものである。一般にはIP電話アダプタ11s内に当該ルータ12を内蔵させるような構成としているものもある。
以上の構成とすることにより、データ通信網6のみを用いて障害の問合せを行うことができるとともに、確立した接続によりデータ通信を継続することができる。
その他、実施例1にて説明した図2のATM3、遠隔保守センタ40の機能構成は同様であるので簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
(動作)
以上の構成により、実施例2の遠隔保守システムは、以下のように動作する。なお、実施例2ではIP電話により相互に接続するものであり、実施例1のように電話呼データ等からID情報を抽出する必要がないので、図3に示した動作フローチャートにおいて、ATM3の動作のうちSA4と、遠隔保守センタの動作のうちSR1の動作が実施例1の動作と相違する。その他の動作は、実施例1の動作と同様であるので、同様の動作については簡略化のために説明を省略する。
まず、通常取引を運用中、ATM3に障害が発生し取引の続行ができないときは、取引を中断し、ホスト1にその旨通知する(SH1、SH2、SA1〜SA3)。
そして、実施例1と同様、図4(a)に示したような係員操作部画面の表示を行い、これを見たATM3の係員は、遠隔保守センタ40にIP電話として機能する障害問合電話4により電話を行う(ステップSA4')。すると、データ通信網6を経由して遠隔保守センタ40のメディア統合型交換機7に接続され、IPパケットデータより送信元、すなわち障害発生ATM3のIPを取得するとともに、ATM3との接続を確立する(ステップSR1')。
ATM3とメディア統合型交換機7の接続が確立すると、遠隔保守センタ40は、ATM3の障害情報や係員保守部の表示画面情報などの送信要求を行い、当該情報をATM3より受信し、遠隔保守端末8に表示する。そして必要に応じて、指示内容を遠隔保守端末8に入力してATM3に送信し、ATM3の係員操作部に操作ガイダンスとして表示する。そして、ATM係員が表示内容に従って障害を復旧すると、取引が再開される(SR1〜SR3、SA5〜SA7、SH3)。
なお、以上の説明では、IP電話アダプタ11s、ルータ12をATM3の外側に設ける構成として説明したが、図8に示したように、ATM3の制御部3−1に、これらを組込み、障害問合電話機4をこれに接続し、一方の端子をLAN端子12aのようにした構成としてもよい。
或いは、やや高速の処理能力を必要とするが、IP電話アダプタ11s、ルータ12の機能をATM制御部3−1の制御部3−1aにてソフトウェア処理し、IP電話アダプタ11s、ルータ12を不要とする構成とすることもできる。
或いは、以上の説明では、IP電話アダプタ11s、ルータ12をATM3の外側に設ける構成として説明したが、携帯電話網をデータ通信網にて代替したIP携帯電話を、障害問合電話機として用いた構成とすることもできる。この場合は、IP携帯電話の電話番号等の情報とATM3との関連付けが必要となるが、図5のテーブルにIP電話番号等の情報を追加するような構成となる
或いは、以上の説明では、障害が発生し、ステップSA4、SR1にてATM3と遠隔保守センタ40を接続するように説明したが、ATM3起動時等にあらかじめ接続を確立し常時接続して置くようにしてもよい。
(効果)
以上述べた実施例2の遠隔保守システムによれば、IP電話により問合せを行う構成とし一定の料金がかかる電話回線網を使用する必要をなくしたので、実施例1の効果に加え、低コストでの運用が可能となる。
或いは、ATM3の制御部3−1内にIP電話アダプタやルータを設ける構成の場合では省スペース化が図れ、IP電話アダプタ機能やルータ機能をソフトウェアにて行うようにした場合ではIP電話アダプタやルータが不要となるのでATM3を安価とすることができる。
実施例3の遠隔保守システムは、通常、障害問合用電話をセットせずに、障害等が発生したときに、係員が携帯した電話をATMに接続して問合せを行う構成とし、ATM制御部が障害問合電話の接続を検出し、自動的に遠隔保守センタに接続するようにしたものである。
(構成)
実施例3の遠隔保守システムの全体構成は、図1に示した実施例1の構成と同様であり、ATM3、遠隔保守センタ40の機能も図2に示した実施例1と同様であるので、簡略化のために同様の構成についてはその説明を省略する。
実施例3のATM3側には、図9に示したように、障害問合電話機4を接続するモジュラ端子4bおよびその近傍に一端を0Vに接続したスイッチSW1が設けられている。一方、障害問合電話機4のモジュラ端子4aには、モジュラ端子4bを接続すると前記スイッチSW1をオンさせる突起4cが設けられている。
この突起4cによりスイッチSW1がオンすると、制御部3−1aの入力電圧は、抵抗R1を通じて5Vとなっていた状態から0Vに変化するようになっている。
その他、IP電話アダプタ11s、ルータ12、LAN端子12aは前述図8にて説明した構成と同様であるので、簡略化のためにその説明を省略する。
(動作)
以上の構成により、実施例3の遠隔保守システムは、以下のように動作する。なお、実施例3では、障害発生の際に係員が電話機をATM3に接続したかどうかをATM制御部3−1が検出して遠隔保守センタに自動的に接続する点が異なり、以降の動作については、実施例1または実施例2と同様であるので、簡略化のために同様の動作についてはその詳細な説明を省略する。
まず、通常取引を運用中、ATM3に障害が発生し取引の続行ができなると、取引を中断し、ホスト1にその旨通知し、障害発生を知った係員は、図4(a)に示したような係員操作部画面を参照し、障害の問合せを行うために障害問合電話機4をATM3に接続する(SH1、SH2、SA1〜SA3)。
すると、障害問合電話機4のモジュラ端子4bの突起4cによりスイッチSW1が押下され制御部3−1aへの入力電圧が5Vから0Vに変化する。この変化を制御部3−1aが検知すると、障害が発生し障害問合電話機4が接続されたと判断し、データ通信網6を経由して遠隔保守センタ40のメディア統合型交換機7に接続し、IPパケットデータより送信元、すなわち障害発生ATM3のIPを取得してATM3との接続を確立する(ステップSA4*、SR1*)。
ここで、障害問合電話機4の接続の検出方法としては、前述のようにスイッチSW1がオンするように構成してもよいし、障害問合電話機4からの音声や雑音の音量を検出し、一定の音量が検出されたときに障害問合電話機4が接続されたと判断するようにしてもよい。
ATM3とメディア統合型交換機7の接続が確立すると、遠隔保守センタ40は、ATM3の障害情報や係員保守部の表示画面の情報などの送信要求を行い、当該情報をATM3より受信し、遠隔保守端末8に表示する。そして必要に応じて、指示内容を遠隔保守端末8に入力しATM3に送信し、ATM3の係員操作部に操作ガイダンスとして表示する。そして、ATM3の係員が表示内容に従って障害を復旧し、取引を再開させる。(SR1〜SR3、SA5〜SA7、SH3)
以上の説明では、IP電話による場合の例として説明したが、実施例1のステップSR1のように電話回路網5を用いた場合にも、障害問合電話機4の接続を自動的に検出し、遠隔保守センタを呼び出して接続し、電話呼データ或いは通話データよりATM3のID情報を取得し、IPアドレスを読み出し、データ通信網6により接続を確立するようにしてもよい。
(効果)
以上述べた実施例3の遠隔保守システムによれば、障害問合電話4の接続を検出し、自動的に遠隔保守センタに接続するようにしたので、実施例1または実施例2の効果に加え、電話番号等を間違えることもなく確実に、短時間に遠隔保守センタに接続することができる。さらに、常時電話を設置する必要もないので、コストを低減することができるとともに、電話機が紙幣、硬貨或いは明細票などの媒体補充の邪魔にならないという利点もある。
以上述べたように、本発明は、現金自動預入払機を始め、自動販売機や自動支払コピー機など、顧客が操作する顧客操作型端末を遠隔にて保守する遠隔保守システムやサービスに広く用いることができる。
実施例1の遠隔保守システムの構成である。 実施例1ないし3のATM、遠隔保守センタ側機能ブロック図である。 実施例1ないし3の動作フローチャートである。 係員操作部および保守端末画面例である。 ID情報とIPアドレス対応テーブルの例である。 実施例2の遠隔保守システムの構成である。 IP電話アダプタの説明図である。 実施例2の別のATM3の制御部の構成である。 実施例3のATM3の制御部の構成である。
符号の説明
3 ATM
4 障害問合電話機
5 電話回路網
6 データ通信網
7 メディア統合型交換機
8 遠隔保守端末
9 受付電話機
11 IP電話アダプタ
12 ルータ
30 営業店・出張所
40 遠隔保守センタ

Claims (4)

  1. 被保守装置にあっては、
    保守装置に問合せを行う障害問合手段と、
    係員操作部の情報を通知する情報通知手段を有し、
    保守装置にあっては、
    被保守装置の識別情報と当該通信先アドレスとを関連付ける関連付け手段と、
    前記係員操作部の表示内容と同様の内容を表示する表示手段を有し、
    前記障害問合手段の送信データに基づいてデータ通信回線の接続を確立し、前記表示手段へのデータ送信を開始することを特徴とする遠隔保守システム。
  2. 被保守装置にあっては、
    保守装置からの操作ガイダンスを表示する係員操作部と、
    保守装置にあっては、
    前記係員操作部へ表示する操作ガイダンスを入力する操作ガイダンス入力手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の遠隔保守システム。
  3. 前記保守装置の表示手段にあっては、前記被保守装置の係員操作部の表示内容とともに被保守装置の状態を表示するようにしたことを特徴とする請求項1および2記載の遠隔保守システム。
  4. 障害問合用電話が接続されたことを検出し、予め定めた接続先と接続することを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の遠隔保守システム。
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