JP2002073376A - 携帯型情報伝送端末装置 - Google Patents
携帯型情報伝送端末装置Info
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Abstract
報伝送端末装置では、LCD表示器をもたないため、異
常発生時や通常時の動作状態の詳細情報を得ることがで
きない。 【解決手段】 装置の異常発生の状態または異常発生に
対する復旧方法を該異常発生のフェーズに対応させた音
声メッセージ・データをメモリ回路に格納しておき、装
置の各フェーズにおける異常発生を検出したときに、メ
モリ回路から対応する音声メッセージ・データを抽出
し、音声情報処理手段を通して音声での出力を得る。メ
モリ回路には、装置の通常動作状態に対応させた音声メ
ッセージ・データも格納しておき、このメッセージを電
源オン/オフのスイッチ操作で音声出力することも含
む。
Description
た画像や音声の情報を、遠隔地にある情報装置に伝送す
るための携帯型情報伝送端末装置に関わるものである。
gital Cellular:登録商標)や、PHS(Personal H
andy-Phone System:登録商標)の普及によって、モバ
イル通信が華やかである。その様な中において、これら
の通信媒体を利用し、画像データや音声データを圧縮し
て遠隔地にある情報処理装置(パソコンなど)に伝送
し、現場の状況を報告するための携帯型情報伝送端末装
置が知られている。
情報は画像データと音声データであり、現場の映像を画
像処理して伝送する機能および現場と音声による情報交
換を行うのが一般的である。この携帯型情報伝送端末装
置の使用形態を図7に示す。
報と音声情報を圧縮処理して伝送するための携帯型情報
伝送端末装置の本体、200が伝送された画像情報を受
信して処理するための管理局側の情報処理装置(パソコ
ンなど)の本体である。
を入力するためのカメラ装置(ビデオ・カメラや、ディ
ジタル・スチル・カメラなど)、302は音声情報を入
力するためのマイクロフォン、303は管理局側から送
られてきた音声情報を音声として出力するためのスピー
カである。ここでは、302のマイクロフォンと303
のスピーカは、一体になって頭部に装着できるヘッドセ
ットを例に採っている。
媒体である通信網(PDC、PHS、アナログ電話、L
ANなど)を示す。また、501は受信した画像情報を
表示するための画像出力装置(CRT、LCD、ビデオ
・モニタなど)、502は管理局側の音声を入力するた
めのマイクロフォン、503は端末側から送られてきた
音声を再生するためのスピーカである。この場合も、5
02のマイクロフォンと503のスピーカは、一体にな
って頭部に装着できるヘッドセットを例に採っている。
図に示すような体勢で、301のカメラから画像情報を
入力し、これを100の携帯型遠隔情報伝送端末におい
て、圧縮処理して伝送する。この情報は、400の伝送
媒体(通信網)によって遠隔地に送られるので、管理局
側では、これを通信網を介して受信し、200の情報処
理装置にて伸長処理して元の画像情報に再生し、この情
報を501の表示装置に表示する。
の間で、音声情報の交換ができる。この場合は、100
の携帯型情報伝送端末と、200の情報処理装置との間
で、双方向の音声圧縮と伸張処理を相互に行うことによ
ってこの機能を実現する。
(100)の例として、図8、および図9に示すものが
ある。
行うスイッチや表示を集めた操作パネル部、100bは
本装置と外部機器との電気的接続(コネクタ)部分を集
めた外部インターフェース・パネル部、100cは外部
インターフェース不使用時にインターフェース部を保護
するための保護用蓋、100dは本装置をベルトに実装
するためのベルト・フック、100eは本装置を肩掛け
で使用する場合のストラップを保持するためのストラッ
プ・フックである。
ら無線などを介して情報を伝送するための端末装置であ
り、特に施設、設備の保守点検、工事や災害現場などの
状況監視などに用いる必要性から、標準的に屋外で使用
されるものである。
報伝送端末については、様々な形態の製品が存在する
が、大きく分けると汎用のモバイル・パソコンをそのま
ま端末に利用する場合と、図8の装置のように専用の端
末とする場合とがある。
力用のキーボードなどが装置に付属しているので、装置
のソフトウェアによって、設定入力用の画面を表示し、
設定モード時にこの画面を見ながらキーボード操作など
で、目的とする情報を装置に与えることができる。ま
た、このLCDパネルは、装置の状態表示用として使用
できるので、異常発生時の異常内容の通知や、通常動作
時においても装置の実行状況の監視用としてこれを利用
することができる。
定の処理を行うために、様々な操作処理を繰り返し行わ
なければならず、現場において迅速性が要求される専用
の処理には不向きである。つまり、操作が複雑で現場向
きでない端末になる。
は、通常操作に必要な最低限の操作ボタンと、LED表
示機能しか持たないのが理想である。専用端末装置にお
ける課題は、小型化、低価格化、低消費電力化(電池に
よる長時間駆動)と言った点にあるが、これに加えて現
場での使用に合わせて、操作の簡易性、堅牢性と言った
点が求められる。
備しないことが一般的である。これにより、少数のLE
D表示器しか搭載しないこのタイプの装置では、LCD
パネルを用いれば簡単になる装置の状態表示について、
その機能を大幅に簡略化する必要性が出てくる。
人は、ボタンや表示機能を必要最低限まで少数化した専
用端末装置において、宛先設定のためにこれらのボタン
と状態表示を行う方式(音声メッセージを含む)を既に
提案している(特願2000-118893)。また、他の方式と
して、1つの電源ボタンで装置の電源の入り/切りを安
定して行う方法(n秒以上の押下で動作する)を既に提
案している(特願2000-159723)。
報伝送端末の例を考えてみる。図10に現行の携帯型情
報伝送端末(図8)の操作パネル100aの実現例を、
またその実現回路例を図11に示す。また、この装置の
一般的な操作処理フローの例を示したものが図12であ
る。
全体、101は電源ボタン、102はシャッター・ボタ
ン、103は通話ボタンである。電源ボタンは電源の入
/切、シャッター・ボタンは静止画の取り込みと送信、
通話ボタンは通話期間中に押下するのが通常の使用法で
ある。また、105a〜105cは動作表示(電源、静
止画、通話)用のLED、106、107は、エラー表
示や充電中表示など状態表示用のLEDである。同図か
ら判る通り、本操作パネル上には、宛先設定用の専用ボ
タンや設定表示用の専用LEDなどは存在しない。
回路は、図11に示す通りであるが、110は情報伝送
端末装置の全体を制御するためのCPU、111はその
CPUのローカルバス、110aは読み出しコマンド信
号(RD信号)、110bは書き込みコマンド信号(W
R信号)である。また、112はスイッチ状態を読み込
むためのDI回路、113は表示LEDを点灯/消灯さ
せるためのDO回路である。更に、101は、図10の
操作パネル上にある電源ボタン、102はシャッター・
ボタン、103は同じく通話ボタン、105a〜105
cは動作表示LEDである。
する。図において、楕円は処理フェーズを示し、太線の
矢印は状態の遷移を示す。
トする。この例では、この状態でも電源ボタンをスキャ
ンする機能だけは動作している。電源ボタンがn秒以上
押下されると装置の電源が投入され、初期化処理に移行
する。
処理を行う。ここでは、予め記憶させてある複数の宛先
の電話番号などの中から接続宛先を選択する。
接続処理(ネットワークの回線接続処理)を行う。
自動的に動画伝送状態となる。動画像データを圧縮処理
を行って連続的に宛先の管理局側に転送する。この状態
では、電源ボタン、シャッター・ボタン、通話ボタンが
スキャンされている。
ャッター・ボタンをクリックすると、装置は静止画の画
像情報を読み込み、圧縮処理を行ってその静止画データ
を宛先の管理局側に転送する。静止画データ転送後、自
動的に(5)の動画像伝送状態に復帰する。なお、転送
する動画像または静止画像の区別は、画像伝送フォーマ
ットのヘッダ部分に設ける静止画/動画の設定ビットで
行う。
話ボタンを押下すると、装置は通話状態になる。この状
態で、装置は音声情報を取り込み、圧縮処理を行ってそ
の音声データを宛先の管理局側に転送する。通話ボタン
を開放すると、音声送信状態を終了し、上記の(5)の
状態に復帰する。
源ボタンをn秒以上押下すると装置は、接続中のネット
ワーク(回線)を切断し、電源をオフして初期状態に戻
る。
消費電力化、簡易操作性、堅牢性という課題を満たす装
置として必要な基本的な動作を実現することができる。
しかし、この装置は先述のとおり、LCD表示器などの
文字表示機能を具備していないため、LED表示器によ
る表示が、状態通知の限度であった。
ス性を持たせることを考えると、実際に状態表示を必要
とする状況は、装置の設定の場合の他にも、異常の発生
時や、通常の動作時に数多く考えられる。
点滅状態によっておおよその異常発生状況を知ることは
できるが、更に詳細な状況や、復旧方法についての情報
をオペレータに伝えることが求められる。
を詳細かつ的確に伝えることが求められるが、単純なL
EDの点滅状態だけでは、これを実現することは難し
く、オペレータもその状態を直感的に捉えることができ
なかった。
しながら、通常動作時や異常発生時に、オペレータが装
置の動作状況や操作/復旧処理方法を的確に知ることが
できる携帯型情報伝送端末装置および情報通信システム
を提供することにある。
装置を利用し、装置の異常発生や通常時の動作状態を音
声メッセージとして出力でき、通常時の動作状態の音声
メッセージ出力には電源ボタン1個による低消費電力型
の装置電源オン/オフスイッチ回路を利用して、装置の
動作状況を詳細かつ、的確にオペレータに通知できるよ
うにしたもので、以下の構成を特徴とする。
介して遠隔地の情報処理装置に送信する画像・音声情報
処理手段と、該情報処理装置から通信媒体を介して受信
する音声情報を出力するための音声情報処理手段を有す
る装置本体と、装置電源のオン/オフおよび前記情報の
入出力操作のためのスイッチと、装置の動作状態表示の
ためのオン/オフ表示器とを備えた携帯型情報伝送端末
装置において、前記装置本体は、装置の異常発生の状態
または異常発生に対する復旧方法を該異常発生のフェー
ズに対応させた音声メッセージ・データを格納しておく
メッセージ記憶メモリ回路と、装置の異常発生を検出し
たときに、該異常発生した前記フェーズを元に前記メモ
リ回路から対応する音声メッセージ・データを抽出し、
前記音声情報処理手段を通して音声での出力を得る音声
メッセージ通知処理手段とを備えたことを特徴とする。
状態に対応させた音声メッセージ・データを格納してお
き、前記音声メッセージ通知処理手段は、オペレータが
状態通知要求を出した時点の装置動作状態を元に前記メ
モリ回路から対応する音声メッセージ・データを抽出
し、前記音声情報処理手段を通して音声での出力を得る
構成にしたことを特徴とする。
オフ操作スイッチの操作時間の違いで電源オン/オフ操
作と前記状態通知要求とを切替える手段を備えたことを
特徴とする。
から情報圧縮した音声情報を受信し、これを情報伸長処
理して音声出力を得る手段を有し、前記音声メッセージ
・データは情報圧縮して前記メモリ回路に保存し、該音
声情報は情報伸長して出力することを特徴とする。
携帯型情報伝送端末装置の回路構成図である。同図にお
いて、100は入力された画像情報と音声情報を圧縮処
理して伝送するための携帯型情報伝送端末装置の本体全
体、400は情報の伝送媒体である通信網(PDC、P
HS、アナログ電話、LANなど)、301は画像情報
を入力するためのカメラ装置(ビデオ・カメラや、ディ
ジタル・スチル・カメラなど)、302は音声情報を入
力するためのマイクロフォン、303は管理局側から送
られてきた音声情報を音声として出力するためのスピー
カである。
介して管理局側に本装置からの画像・音声情報を送る
際、また管理局側から送られてきた情報を通信網から受
信し、情報装置側に取り込む際に使用される通信インタ
ーフェース回路である。また、110は、装置全体の管
理制御を行うと共に、装置に取り込まれてディジタル化
された画像や音声の情報を圧縮処理したり、通信手段か
ら受け取った音声情報を伸張処理したりするための制御
CPUであり、120はそのためのプログラムを格納し
てあるプログラム・メモリ(ROM)、121は、プロ
グラム処理用のワーク・メモリ(RAM)である。
ラなどの画像入力装置から与えられる画像信号(ビデオ
信号など)をディジタル化して入力する画像入力ディジ
タル化処理回路である。なお、ディジタル化処理には、
画像信号から表示装置の同期用信号である同期信号を除
去し、画像に関する信号である輝度信号、色信号にそれ
ぞれ分離し、各々の信号をディジタル値に変換する。
的に貯えるための画像データ入力バッファ・メモリ回路
である。
イクロフォンから取り込まれた音声信号をディジタル化
して取り込むための音声入力ディジタル化処理回路、1
51は入力された音声データを一時的に貯えるための音
声データ入力バッファ・メモリ回路である。更に、16
0は伸張し復元された音声を再生出力するためにそのデ
ータを一時的に格納しておくための音声データ出力バッ
ファ機能、161は、音声を実際のスピーカなどから出
力するための音声出力アナログ変換処理回路である。
力装置から取り込まれた画像情報は、140の画像入力
ディジタル化回路でディジタル化されて141の画像デ
ータ入力バッファ・メモリに格納され、110の制御C
PUによって圧縮処理されて、130の通信インターフ
ェースを介して、400の通信網に送出される。
まれた音声情報は、150の音声入力ディジタル化回路
でディジタル化されて151の音声データ入力バッファ
・メモリに格納され、110の制御CPUによって圧縮
処理されて、130の通信インターフェースを介して、
400の通信網に送出される。
ンターフェースを介して受け取られた音声情報は、11
0の制御CPUによって伸張処理された後、一旦160
の音声データ出力バッファ・メモリに貯えられ、順次1
61の音声出力アナログ変換回路に与えられ、303の
スピーカに出力されて音声に変換される。
能を持たない一般の携帯型情報伝送端末部分である。更
に、本実施形態の場合には、122のメッセージ記憶メ
モリ回路(FlashROMなど)を持ち、このメモリ
上には、圧縮された音声メッセージ情報を複数格納して
おく。このような回路構成を持つ装置を使用し、異常発
生時にメッセージを再生して状態や復旧処理方法をオペ
レータに音声メッセージとして通知する。この例を以下
に詳細に説明する。
きる異常が発生した場合に、この異常発生の状態や、復
旧方法を音声メッセージを用いてオペレータに通知す
る。この通知処理を図2に示す。
れは、図12の動作処理図(フロー図)と同じである。
図2では、異常の発生が考えられる処理フェーズに、エ
ラー発生時の処理の流れを付け加えてある。それぞれの
フェーズからエラーによって分岐して行われる処理は、
「エラー・アナウンス」処理(プロセス)である。この
処理への移行時には、エラーが発生したフェーズを示す
引数を保持するものとする。
発生したフェーズを示す引数を元に、予め各種の音声メ
ッセージをテーブル式に記憶させてあった図1における
122のメッセージ記憶メモリ回路から、適合する音声
メッセージ・データを抽出する。
伝送端末が音声データとして、遠隔地のホスト・コンピ
ュータ(図7、200部)との間で授受するデータと同
じアルゴリズムで、圧縮されたものとする。このエラー
・アナウンス処理では、この音声メッセージのデータ列
を、通常の音声データ伸長・出力処理ルーチンに流し込
む。つまり、エラー時に発生する、エラー・アナウンス
の音声は、通常動作時に使用されている、音声データ伸
長・出力処理を用いればよく、独立した専用処理を必要
としない。
リ回路に予め格納される音声メッセージ・テーブルの例
を図3に示す。
中に異常が発生したとする。この場合には、メッセージ
番号1に相当する引数を保持して、「エラー・アナウン
ス」処理に移行すればよく、エラー・アナウンス処理内
では、図3に示したメッセージ記憶メモリ回路上のメッ
セージ・テーブルから、メッセージ番号1のメッセージ
・データを抽出し、これを「音声データ伸長・出力」処
理に引き渡すことにより、「初期化中にエラーが発生し
ました。電源を入れ直して、最初から処理をやり直して
下さい。」という音声メッセージが再生出力される。そ
の他の各フェーズにおける異常発生時も同様である。
オフ回路の例を図4に示す。
ン回路であって主たる制御をするプロセッサなどを具備
した回路である。1001は、電池から与えられる1次
DC電源「DCIN」をメイン回路の要求する2次直流電源
の電圧「Vcc」に変換するためのDC/DCコンバータ
回路であって、この回路の入り/切りを「SHUT」信号を
持って行うことができる。1002は、電源監視回路で
あって主電源Vccを監視し、予め定められた電位以下に
なるとメイン回路に対して「DCLOW」信号を与える。メ
イン回路はこれを初期化のためのリセット信号として使
用する。更に、同図において、1100は装置全体の電
源となる電池部分である。また、1101は、電源ボタ
ン(スイッチ)であって、タクトスイッチ(2極)であ
る。
が高い、CMOSの標準論理ICであって、ここではN
AND回路2個だけを利用している。1301〜130
5は抵抗素子(R1〜R5)、1401と1402はコン
デンサ(C1とC2)、1501,1502はトランジスタ
またはFET(TR1,TR2)である。
は、説明をし易くするために回路中の各信号に付けた信
号名称である。
えた時定数(R1+R5)・C2を、R2とC1による時定数R2・C1
よりも小さくなるように選択する。
路を具備し、更に電源オフ時には電源ボタン操作をメイ
ン回路のプロセッサに割り込み通知した上、適度なノイ
ズ除去を行うことにより、短時間の電源ボタン操作(誤
操作や誤った接触などによるノイズ的なオン動作)によ
る電源回路の誤ったオン/オフ動作を防止することがで
きる。
/W的なノイズによる信号のアサート時間をm秒(mは
数値)、S/W処理による電源スイッチの誤操作防止時
間をn秒(nは数値)に設定するものとする。この様な
回路を具備すると、電源ボタンに更なるもう1つの操作
モードを与えることができる。
よるアサート時間m秒よりは長く、n秒未満の場合であ
って、装置の動作中に、このような電源ボタンの押下操
作が行われた場合、その時点での装置の動作状態を音声
メッセージを用いてオペレータに通知することができ
る。この例を以下に説明する。
らの下り音声通話に使用することが基本であり、前記の
異常が発生した場合の「エラー・アナウンス」を除き、
装置が自動的に音声を生成する所謂音声ガイダンスにつ
いてはその有無に賛否がある。つまり、丁寧なガイダン
スを行えば、より親切であってマニュアルなしでもオペ
レータへの操作ガイダンスが可能となる。しかし、装置
を使いこなしたオペレータにとっては、毎回発声される
ガイダンスを、「しつこい」「うっとうしい」「うるさ
い」という感覚を持たれる場合がある。つまり、「必要
時以外は、ガイダンスや状態表示不要」というのが結論
といえる。
えず状態通知の音声メッセージ「状態アナウンス」を行
うのではなく、通常動作の中で、オペレータが状態を知
りたい場合についてのみそれを行う手段である。
る操作はオペレータによって行われるが、専用の状態通
知指令ボタン(スイッチ)を設ければ、これから物理的
に割り込みを生成して「状態アナウンス」処理を行えば
よいが、新たなボタン(スイッチ)を設けることは、本
来の装置の目標(小型、低価格、低消費電力、簡易操
作、堅牢)に反することになる。
3つの操作ボタンの内、電源のオン/オフ操作にしか用
いられていない「電源ボタン(スイッチ)」を、状態通
知指令用のボタン(スイッチ)として兼用する。
用い、通常の電源オン/オフ操作は、n秒以上の連続押
下によって行われるようにH/W、S/W処理すれば、
極めて短時間なノイズ的なアサート時間m秒より長く、
n秒以未満の押下について、別の操作モードを与えるこ
とができる。これを、状態通知指令に用いれば良い。通
常ボタン(スイッチ)の押下時間はm≪nである。mは
ノイズ除去分であまり大きな値とする必要はない。つま
り、nを比較的大きく採っておけば、一般的なクリック
(連続した押し/放し操作)でこの操作を実現できる。
作(サービス)状態にある間については、電源ボタンの
押下によってメイン回路のCPUに割り込みを掛け、m
秒以上でn秒未満の連続押下(クリック)が行われた場
合には、これをオペレータからの状態通知指令とみなし
て「状態アナウンス」処理を実行すれば良い。
処理例を図5に示す。同図において「電源SWクリッ
ク」と書かれた操作が、「電源ボタンのm秒以上でn秒
未満の押下」を意味している。
源ボタン(スイッチ)をクリックすることによって、そ
のフェーズに対応したメッセージ番号を引数として保持
した上、「状態アナウンス」処理を実行する。実行後は
元の処理動作に復帰する。「状態アナウンス」処理に用
いられるメッセージ情報も、エラー・アナウンス処理と
同様に、図1における122のメッセージ記憶メモリ回
路上に記憶させておく。このメモリ回路上に置く、状態
アナウンス用のメッセージ・テーブルの例を第図6に示
す。
ック操作が行われた場合、メッセージ番号12が引数と
して保持されて「状態アナウンス」処理が行われ、「接
続先選択待ち中です。」というメッセージが再生出力さ
れる。その他の各フェーズにおける状態通知指令の発生
時も同様である。但し、フェーズ7のプレストーク発生
時については、能動的にオペレータが通話ボタンを押下
しているため、状態通知指令は重複して操作されること
はないとし、図中に図示していない。
送端末装置において、通常動作時や異常発生時に、オペ
レータが装置の動作状況や操作/復旧処理方法を的確に
知るための手段を提供できる。
のLEDのみの状態通知ではおおよその異常発生状況し
か知ることができなかったものが、詳細な以上発生状況
や、その復旧方法を音声メッセージで知ることができる
ようになる。
Dの点滅状態だけでは、装置の状態を詳細かつ的確に伝
えることは難しかったが、本発明では、オペレータはそ
の状態を容易に詳細に知ることができるようになる。特
に、本発明では、この状態通知の要求に対して、専用の
ボタン(スイッチ)を新たに設けず、通常の動作状態で
は電源のオン/オフ操作にしか用いられていなかった、
電源ボタン(スイッチ)に別の操作モードを付加するこ
とにより、この状態アナウンスの機能を実現できる。
置の回路構成。
ージ通知処理手順。
ージ・テーブルの例。
通知処理手順。
・テーブルの例。
作パネル部。
ェース・パネル部。
の例。
Claims (4)
- 【請求項1】 入力した画像情報・音声情報を通信媒体
を介して遠隔地の情報処理装置に送信する画像・音声情
報処理手段と、該情報処理装置から通信媒体を介して受
信する音声情報を出力するための音声情報処理手段を有
する装置本体と、装置電源のオン/オフおよび前記情報
の入出力操作のためのスイッチと、装置の動作状態表示
のためのオン/オフ表示器とを備えた携帯型情報伝送端
末装置において、 前記装置本体は、 装置の異常発生の状態または異常発生に対する復旧方法
を該異常発生のフェーズに対応させた音声メッセージ・
データを格納しておくメッセージ記憶メモリ回路と、 装置の異常発生を検出したときに、該異常発生した前記
フェーズを元に前記メモリ回路から対応する音声メッセ
ージ・データを抽出し、前記音声情報処理手段を通して
音声での出力を得る音声メッセージ通知処理手段とを備
えたことを特徴とする携帯型情報伝送端末装置。 - 【請求項2】 前記メモリ回路は通常時の装置動作状態
に対応させた音声メッセージ・データを格納しておき、
前記音声メッセージ通知処理手段は、オペレータが状態
通知要求を出した時点の装置動作状態を元に前記メモリ
回路から対応する音声メッセージ・データを抽出し、前
記音声情報処理手段を通して音声での出力を得る構成に
したことを特徴とする請求項1に記載の携帯型情報伝送
端末装置。 - 【請求項3】 前記装置本体は、装置電源のオン/オフ
操作スイッチの操作時間の違いで電源オン/オフ操作と
前記状態通知要求とを切替える手段を備えたことを特徴
とする請求項2に記載の携帯型情報伝送端末装置。 - 【請求項4】 前記装置本体は、前記情報処理装置から
情報圧縮した音声情報を受信し、これを情報伸長処理し
て音声出力を得る手段を有し、前記音声メッセージ・デ
ータは情報圧縮して前記メモリ回路に保存し、該音声情
報は情報伸長して出力することを特徴とする請求項1〜
3のいずれか1項に記載の携帯型情報伝送端末装置。
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JP2000260935A JP4269499B2 (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 携帯型情報伝送端末装置 |
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JP (1) | JP4269499B2 (ja) |
Cited By (3)
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JP2006135373A (ja) * | 2004-11-02 | 2006-05-25 | Nec Infrontia Corp | 通信システムおよびその異常情報通知方法 |
JP2016015635A (ja) * | 2014-07-02 | 2016-01-28 | ミツミ電機株式会社 | 無線通信装置、及び無線通信方法 |
CN113014735A (zh) * | 2019-12-20 | 2021-06-22 | 东芝泰格有限公司 | 图像处理装置、信息处理方法以及记录介质 |
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