JP3320649B2 - テレビ電話アダプタ装置及びそれを用いたテレビ電話装置 - Google Patents

テレビ電話アダプタ装置及びそれを用いたテレビ電話装置

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JP3320649B2 JP03247598A JP3247598A JP3320649B2 JP 3320649 B2 JP3320649 B2 JP 3320649B2 JP 03247598 A JP03247598 A JP 03247598A JP 3247598 A JP3247598 A JP 3247598A JP 3320649 B2 JP3320649 B2 JP 3320649B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ電話アダプ
タ装置に関する。特に、通常の電話装置の本体とハンド
セットとの間に接続し、テレビ電話通信を可能とするテ
レビ電話アダプタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、いわゆるテレビ電話装置が幅広く
用いられている。このテレビ電話装置においては、通常
の音声による電話通信の他に、画像データの送受信の機
能が備えられており、相手の顔やあるいは周囲の状況等
を肉眼で確認しながら会話が可能となっている。
【0003】アナログ回線を利用した従来のテレビ電話
装置は、音声信号と画像信号とを双方ともディジタル信
号に変換し、このディジタル信号をモデムを用いて送信
・受信する事により、音声と画像との同時通信を可能と
している。
【0004】また、ISDNなどのディジタル回線を用
いた従来のテレビ電話装置は、ディジタル信号である音
声信号と画像信号とを、このディジタル回線を用いて、
直接相手局と送受信している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のテ
レビ電話装置においては、ディジタル信号である音声信
号と画像信号とを送受信している。これらのディジタル
信号は、以下のような手法で送受信されている。
【0006】(1)ディジタル回線を用いて、相手局と
直接ディジタル信号を送受信する。
【0007】(2)モデムを使用することにより、ディ
ジタル信号で変調した所定のアナログ信号を、アナログ
回線を用いて送受信する。
【0008】いずれの場合においても、従来から有る通
常の電話装置の代わりに、テレビ電話装置を回線に接続
すれば、テレビ電話装置として動作を行う。
【0009】しかし、近年、例えば、構内電話(内線電
話)のようにPBXに接続されている回線においては、
テレビ電話装置をそのまま利用することはできない。い
わゆるPBXを利用した内線電話等においては、このP
BXとの間の種々の制御信号の送受信を行う必要があ
る。そのため、通常のアナログ回線に使用されるテレビ
電話装置をそのまま、内線電話の代わりに接続すること
はできない。
【0010】もちろん、接続したいそのPBXの仕様に
合致したインターフェースを作成し、そのPBXに合致
した種々の制御信号を出力する手段を備えれば、内線電
話装置と単純に置き換えるだけでテレビ電話装置として
動作を行うことができるテレビ電話装置を作ることも可
能であるかもしれない。しかし、PBXとの接続のため
に、新たなインターフェースを設けなければ成らず、機
器の構成が複雑なものとなってしまう。さらには、各種
のPBXに対応するために多種類のインターフェースを
用意しなければならない。
【0011】本発明は、係る課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、PBXなどに接続する内線電話等の
ハンドセットとその内線電話機本体との間に接続される
テレビ電話アダプタ装置を提供することにより、PBX
等の仕様に依存せずに、テレビ電話通信を行うことであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、上記課
題を解決するために、電話機本体とハンドセットとを備
えた電話機装置に接続されるテレビ電話アダプタ装置で
あって、前記電話機本体と前記ハンドセットとの間に接
続するテレビ電話アダプタ装置において、以下のような
手段を備えたものである。
【0013】すなわち、本発明は、前記電話機本体から
送信されてくる信号を復号化して画像信号と音声信号と
を抽出し、当該画像信号を外部の画像表示装置に供給
し、音声信号を前記ハンドセットに供給する手段と、前
記ハンドセットから送信されてくる音声信号と、外部か
ら供給される画像信号とを符号化し、パケットデータに
埋め込んだ信号を前記電話機本体に供給する手段と、を
含むことを特徴とするテレビ電話アダプタ装置である。
【0014】電話機本体と、ハンドセットとの間に接続
され、画像信号を適宜抜き出したり、また、適宜画像信
号を挿入したので、通常のアナログ回線を使用したテレ
ビ電話装置と同様のテレビ電話装置を実現できる。本発
明において特徴的なことは、その電話機本体自身が利用
している回線の種類は問わないということである。した
がってその電話機本体が接続する回線の種類にかかわら
ず、どのような回線であっても利用可能なテレビ電話装
置が実現される。
【0015】但し、本発明においては、電話機本体とハ
ンドセットとの間にアダプタ装置を接続しているので、
電話機本体とハンドセットが切り離し可能な電話機装置
を利用しなければならないという制限は存在する。しか
しながら、近年使用されている電話機装置はほとんどハ
ンドセットを自由に取り外し可能に構成されているた
め、上記制限は事実上ほとんど問題になることはない。
【0016】また、第2の本発明は、上記構成に加え
て、前記電話機装置は、PBXに接続されている電話機
装置であることを特徴とするテレビ電話アダプタ装置で
ある。
【0017】特にPBXに接続されている電話機装置を
利用することにより、そのPBXの所定の信号を送受信
するためのインターフェースを備える必要がなくなる。
【0018】また、第3の本発明は、上記構成に加え
て、テレビ電話通信を行わない場合に、前記電話機本体
と、前記ハンドセットとを直接接続する直接接続手段、
を含み、前記電話機本体と前記ハンドセットとを用いた
通常の電話通信を可能とすることを特徴とするテレビ電
話アダプタ装置である。
【0019】使用しない場合には、ハンドセットが電話
機本体と直接接続されるように構成したので、相手側か
ら電話がかかってきたときは、まず、通常の電話として
動作を開始するように構成することができる。
【0020】また、第4の本発明は、上記第1から第3
の本発明にかかるテレビ電話アダプタ装置と、相手方に
送信したい画像信号を前記テレビ電話アダプタ装置に供
給する画像撮像手段と、前記テレビ電話アダプタ装置が
供給する前記画像信号を受信し、前記画像信号が表す画
像を表示する画像表示手段と、を含むことを特徴とする
テレビ電話装置である。
【0021】上記テレビ電話アダプタ装置を利用してい
るので、回線の種類に依存せずにテレビ電話通信を行う
ことが可能なテレビ電話装置が構成される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施の形
態を図面に基づいて説明する。
【0023】本実施の形態に係るテレビ電話アダプタ装
置10の構成ブロック図が図1に示されている。また、
この図1には、画像の表示手段であるLCD表示装置1
2と、利用者の姿や周囲の状況を撮影するカメラ装置1
4とが、テレビ電話アダプタ装置10に接続されている
様子も示されている。また、これらテレビ電話アダプタ
装置10、LCD表示装置12、及びカメラ装置14、
からテレビ電話装置の全体が構成されている。
【0024】本実施の形態におけるこのテレビ電話装置
は、PBX電話16と、このPBX電話16に用いられ
るPBX電話ハンドセット18との間に接続されるテレ
ビ電話装置である。このように、PBXに直接接続せず
に、既存のPBX電話16とそのPBX電話ハンドセッ
ト18との間にテレビ電話装置を接続することによっ
て、PBXと接続するための特別なインターフェースを
備えなくとも、PBXを介してのテレビ電話通信を行う
ことができる。なお、本実施の形態におけるLCD表示
装置12や、カメラ装置14は、従来から用いられてい
る各種の装置が利用可能である。
【0025】本実施の形態において特徴的な構成は、テ
レビ電話アダプタ装置10である。このテレビ電話アダ
プタ装置10を用いることにより、PBX電話16とP
BX電話ハンドセット18との間にテレビ電話装置を接
続することができるのである。
【0026】この図に示されているように、テレビ電話
アダプタ装置10はPBX電話16とPBX電話ハンド
セット18に接続するための接続口をそれぞれ有してい
る。本実施の形態においては、PBX電話16の本体に
接続する接続口を本体接続口20と呼ぶ。そして、PB
X電話ハンドセット18に接続する接続口をハンドセッ
ト接続口22と呼ぶ。この図に示されているように、本
体接続口20には第1リレー30が(電気的に)接続さ
れている。そして、ハンドセット接続口22には第2リ
レー32が接続されている。
【0027】PBX電話16を、通常のPBX電話とし
て使用する場合(これを普通電話時と呼ぶ)には、第1
リレー30及び第2リレー32は、図1における実線で
示される方に切り替えられている。この状態においては
第1リレー30は本体接続口20を第2リレー側に接続
している。同様に、第2リレー32はハンドセット接続
口22を第1リレー側に接続している。従って、普通電
話時には、単純にPBX電話ハンドセット18がPBX
電話16の本体にそのまま接続され、通常のPBX電話
として利用することができる。
【0028】一方、テレビ電話通信を行う場合には、第
1リレー30及び第2リレー32がそれぞれ図における
点線側に切り替えられる。これによって、PBX電話1
6本体が接続されている本体接続口20は、第1リレー
30を介してイコライザ40に接続されている。そし
て、このイコライザ40は図に示されているようにモデ
ム42に接続されている。このモデム42は、通常のア
ナログ回線に対して接続されるべきモデム42である。
そのため、このモデム42と、PBX電話ハンドセット
18との電気的な条件は異なっているため、この条件を
整合させるために図に示されるようなイコライザ40を
用いているのである。なお、PBX電話ハンドセット1
8に合致するようなモデムを用いることができれば、こ
のイコライザ40は省略することも可能である。
【0029】モデム42はCPU44に接続され、この
CPU44の制御によってモデム42は動作を行ってい
る。すなわちCPU44の指示によって、モデム42は
変調や復調の動作を行う。例えば、モデム42はPBX
電話16の本体からの信号を復調しディジタルデータを
得る動作を行う。また、モデム42はCPU44から与
えられたディジタルデータを変調してアナログ信号に変
換し、このアナログ信号をPBX電話16の本体に供給
する動作を行う。
【0030】さらに、図に示されているようにCPU4
4はCODEC46と接続されている。このCODEC
46は、画像信号や音声信号の符号化または復号化を行
う回路であり、従来からの種々の回路を利用することが
できる。CPU44はこのCODEC46から受信した
符号化された画像信号や音声信号をパケットデータに埋
め込み、モデム42に供給する等の動作を行う。
【0031】また、CPU44はモデム42から受信し
たディジタルデータをCODEC46に供給する。CO
DEC46は、供給されたディジタルデータを復号し、
もとの画像信号や音声信号を表す原ディジタルデータを
出力する。
【0032】CODEC46が出力した原ディジタルデ
ータはAD/DA回路48に供給され、アナログ信号に
変換される。アナログ信号に変換された画像信号は、例
えばLCD表示装置12に供給され、相手方から送信さ
れてきた画像情報がこのLCD表示装置12に表示され
る。また、相手方から送られてきた音声信号のディジタ
ルデータも、このAD/DA回路48においてもとのア
ナログ信号に変換され、第2リレー32に供給される。
第2リレー32は、テレビ電話通信が行われる場合には
ハンドセット接続口22をAD/DA回路48側に切り
替えて接続している。従って、AD/DA回路48が出
力するアナログ信号は第2リレー32を介してPBX電
話ハンドセット18に供給される。これによって、利用
者はPBX電話ハンドセット18を用いて相手方の音声
を聞くことができる。
【0033】逆に、PBX電話ハンドセット18に対し
て利用者が話した音声信号は、第2リレー32を介して
AD/DA回路48に供給される。AD/DA回路48
は、供給されたこの音声信号をディジタル信号に変換す
る。また、このAD/DA回路48は、カメラ装置14
から供給されるアナログの画像信号を受信し、これもデ
ィジタルデータに変換する。このようにして、ディジタ
ルデータに変換された音声信号や画像信号は、CODE
C46に供給され、符号化(圧縮符号化)の対象にな
る。
【0034】CPU44は、この符号化された音声信号
や画像信号のディジタルデータをモデム42に供給す
る。モデム42は供給されたディジタルデータを変調
し、アナログ信号に変換し、このアナログ信号をPBX
電話16の本体に供給する。
【0035】このように、本実施の形態においてはPB
X電話16の本体とPBX電話ハンドセット18との間
に接続し、特に相手側からの画像信号をLCD表示装置
12に表示するとともに、こちら側の利用者の姿や状況
をカメラ装置14で撮影し、これをPBX電話16の本
体に供給している。従って、PBXに対して直接に接続
されていない。
【0036】本実施の形態によれば、PBXと特別な制
御信号のやりとりをするような回路を何ら備える必要は
なく、通常のテレビ電話装置の構成に上記第1リレー3
0や第2リレー32、さらにはイコライザ40を加える
ことにより、簡易にテレビ電話通信を構成することが可
能となっている。
【0037】なお、図1においては、AD/DA回路4
8の出力および入力端子は、アンプ52を介して第2リ
レー32と接続されている。これは、一般にAD/DA
回路48は、ディジタル回路であるため、比較的低い電
圧(例えば5ボルト)で動作するのに対し、PBX電話
ハンドセット18が取り扱う電圧は数十ボルトと高いた
めである。したがって、この電圧の差を調整する必要が
ある。すなわち、AD/DA回路48の出力信号はアン
プ52によって数十ボルトまで増幅されてからPBX電
話ハンドセット18に供給される。一方、PBX電話ハ
ンドセット18からの信号はアンプ52によって低い電
圧に変換されてからAD/DA回路48に供給されるの
である。
【0038】このように、本実施の形態においてはテレ
ビ電話通信を行う場合と、普通電話通信を行う場合とで
適宜切り替え作動する第1リレー30及び第2リレー3
2を設けているため、通常のPBX電話としても、また
テレビ電話としても自由に使用することができる装置を
提供することができる。
【0039】次に、図1に示されたような構成の機器を
用い、実際にテレビ電話通信を行う場合の操作を順に説
明する。
【0040】(1)まず、通常の状態においては第1リ
レー30及び第2リレー32は図1における実線の方向
に接続が切り替えられており、PBX電話16の本体と
PBX電話ハンドセット18とが接続されている。その
結果、イコライザ40やAD/DA回路48はPBX電
話16の本体やPBX電話ハンドセット18とは完全に
切り離されている。すなわち、このPBX電話16はそ
のままPBX電話として利用することができる。
【0041】利用者は、このPBX電話16を利用して
通常通り電話を相手方にかける。
【0042】(2)通常の電話通信が開始された後に利
用者はテレビ電話アダプタ装置10に設けられている所
定の操作パネルを介してテレビ電話通信に移行すること
をこのテレビ電話アダプタ装置10に伝える。この操作
は、例えばボタン50を押すことなどにより行われ、ボ
タン50が押されたことはCPU44が検知する。CP
U44はボタン50が押されたことを検知すると、利用
者がテレビ電話通信を開始したいのだと判断し、第1リ
レー30及び第2リレー32を制御し、それぞれを図1
における点線の方向に切り替え作動させる。これによっ
て、第1リレー30は本体接続口20をイコライザ40
と接続する。そして、第2リレー32はハンドセット接
続口22をAD/DA回路48と接続する。
【0043】本実施の形態において特徴的なことは、第
1リレー30及び第2リレー32がこのように切り替え
作動することにより、PBX電話16の本体に、PBX
電話ハンドセット18の代わりにテレビ電話装置が接続
されることである。このテレビ電話装置は、具体的には
テレビ電話アダプタ装置10と、LCD表示装置12
と、カメラ装置14とから構成される。さらに、今まで
PBX電話ハンドセット18として利用されてきたハン
ドセットは、そのままテレビ電話装置のハンドセットと
して利用される。PBX電話ハンドセット18をテレビ
電話装置のハンドセットとして利用するために、第2リ
レー32を切り替えられることにより、PBX電話ハン
ドセット18はPBX電話16の本体から、テレビ電話
装置のAD/DA回路48に接続が切り替えられるので
ある。
【0044】このようにして、第1リレー30、第2リ
レー32、が切り替えられることにより、PBX電話1
6の本体にはテレビ電話装置が接続された状態となり、
テレビ電話通信を行うことができる。
【0045】(3)さて、テレビ電話通信を行っている
場合には、一般のアナログ回線を利用したテレビ電話装
置と全く同様の動作が実行される。すなわち、カメラ装
置14が撮像した画像が相手方に送られる。その一方、
相手方から送られてきた画像信号がLCD表示装置12
に表示される。もちろんこれらの画像は、動画でもよい
し、利用者の所望により静止画として表示したり又は印
刷したりすることもできる。
【0046】本実施の形態においては、第1リレー30
と第2リレー32とを切り替え動作させることにより、
普通電話通信と、テレビ電話通信とを切り替えている。
従って、テレビ電話通信を行っている場合に、第1リレ
ー30と第2リレー32とを切り替え動作させれば再び
通常の電話として利用する事ができる。本実施の形態に
おいては、利用者がテレビ電話通信の状態から普通電話
通信に移行したい場合には、ボタン50をもう一度押す
のである。すなわち、本実施の形態におけるCPU44
は、ボタン50が押される度に第1リレー30と第2リ
レー32とを切り替え動作させるのである。換言すれ
ば、ボタン50は2つの通信モードを切り替えるトグル
スイッチとしての機能を果たすものである。
【0047】さて、テレビ電話通信の状態においてボタ
ン50が押されると、CPU44は第1リレー30及び
第2リレー32を今度は普通電話通信を行う方向に切り
替え動作させる。すなわち、図1における実線側に切り
替えさせるのである。これによって、PBX電話ハンド
セット18は直接PBX電話16の本体に接続されるこ
とになり、通常のPBX電話としての動作を実行する。
【0048】(4)通信を終了する際には単にPBX電
話ハンドセット18をPBX電話16の本体にフックす
ればよい。このフックをするのはテレビ電話通信の際で
もよく、また普通電話通信の場合でもよい。いずれの通
信が行われている場合においても、PBX電話ハンドセ
ット18をPBX電話16の本体にフックすることによ
り回線は強制的に切断される。
【0049】なお、テレビ電話通信をしている間にPB
X電話ハンドセット18がPBX電話16の本体にフッ
クされ、回線が切断された場合には、本実施の形態にお
いてはCPU44が第1リレー30及び第2リレー32
を普通電話通信を行う方向に切り替え動作させる。これ
は、相手方から電話がかかってきた場合には、まず通常
のPBX電話としての動作をさせようとしているためで
ある。そのため、CPU44は回線が切断されたことを
検出すると、第1リレー30及び第2リレー32を切り
替え動作させ、普通電話通信を行いうる状態に設定する
のである。
【0050】さて、CPU44は、回線が切断されたこ
とを、モデム42からの信号によって検出する。このよ
うな検出は従来から行われてきたことである。
【0051】なお、本実施の形態においては、相手から
電話がかかってきた場合にまずPBX電話として動作を
開始するように設定しているが、まずテレビ電話として
動作を開始するように設定することも好ましい。テレビ
電話として使用する場合が多い場合にはそのように設定
することも好適である。このように、相手から電話がか
かってきたときにまずテレビ電話として動作をさせるた
めには、上で述べた例とは逆に回線が切断した場合に、
CPU44は第1リレー30及び第2リレー32をテレ
ビ電話通信を行う方向(図1における点線側)に切り替
え動作させればよい。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ハ
ンドセットと電話機本体との間に接続され、本体から送
られてくる画像信号を表示装置に供給し、また外部から
供給された画像信号を電話機の本体に供給した。従っ
て、その電話機自体が接続されている回線がアナログ回
線であろうとまたディジタル回線であろうと自由にテレ
ビ電話装置として利用することができる。これは、ハン
ドセットと電話機本体の間の接続はアナログ信号で行わ
れるためである。
【0053】特に、本発明においては、電話機装置とし
ていわゆるPBXに接続されるPBX電話を利用するこ
とができる。このようにPBX電話を利用することによ
り、PBXとの間で所定の制御信号をやりとりするため
の特別なインターフェースを設けなくとも、既存の電話
機を利用することによりテレビ電話装置を容易に構成す
ることができる。
【0054】また、本発明によればテレビ電話通信を行
う場合にはハンドセットを電話機の本体に直接接続する
ための手段、例えば所定のスイッチを設けている。従っ
てテレビ電話通信だけでなく通常の電話通信も行うこと
ができる。
【0055】また、本発明によれば、テレビ電話アダプ
タ装置に対して表示手段と画像撮像手段を設けたため、
簡易な構成でテレビ電話装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施の形態に係るテレビ電話
アダプタ装置及びこれを利用したテレビ電話装置の構成
を表す説明図である。
【符号の説明】
10 テレビ電話アダプタ装置、12 LCD表示装
置、14 カメラ装置、16 PBX電話、18 PB
X電話ハンドセット、20 本体接続口、22ハンドセ
ット接続口、30 第1リレー、32 第2リレー、4
0 イコライザ、42 モデム、44 CPU、46
CODEC、48 AD/DA回路、50 ボタン、5
2 アンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−225033(JP,A) 特開 平3−190484(JP,A) 特開 平7−87169(JP,A) 特開 平2−39764(JP,A) 実開 平4−91454(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04N 7/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機本体とハンドセットとを備えた電
    話機装置に接続され、前記電話機本体と前記ハンドセッ
    トとの間に接続するテレビ電話アダプタ装置において、 前記電話機本体から送信されてくる信号を復号化して画
    像信号と音声信号とを抽出し、当該画像信号を外部の画
    像表示装置に供給し、音声信号を前記ハンドセットに供
    給する手段と、 前記ハンドセットから送信されてくる音声信号と、外部
    から供給される画像信号とを符号化し、パケットデータ
    に埋め込んだ信号を前記電話機本体に供給する手段と、 を含むことを特徴とするテレビ電話アダプタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のテレビ電話アダプタ装
    置において、 前記電話機装置は、PBXに接続されている電話機装置
    であることを特徴とするテレビ電話アダプタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のテレビ電話アダ
    プタ装置において、 テレビ電話通信を行わない場合に、前記電話機本体と、
    前記ハンドセットとを直接接続する直接接続手段、 を含み、前記電話機本体と前記ハンドセットとを用いた
    通常の電話通信を可能とすることを特徴とするテレビ電
    話アダプタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1からのいずれかに記載のテレ
    ビ電話アダプタ装置と、 相手方に送信したい画像信号を前記テレビ電話アダプタ
    装置に供給する画像撮像手段と、 前記テレビ電話アダプタ装置が供給する前記画像信号を
    受信し、前記画像信号が表す画像を表示する画像表示手
    段と、 を含むことを特徴とするテレビ電話装置。
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