JP2006088790A - 車体下部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
フロントフロア部2の下面に,前後方向に伸びると共にトンネル部6を挟む左右一対のフロアフレーム10が接合される。フロントフロア部2の上面に,車幅方向に伸びてサイドシル7とトンネル部6とを連結するクロスメンバ15,16が接合される。フロアフレーム10は,後方に向かうにつれて徐々に車幅方向内方側に向かうように傾斜されて,平面視においてクロスメンバ15,16に対して傾斜されている。前方衝突時におけるフロアフレーム10の後方への変位が,クロスメンバ15,16のうち,フロアフレーム10よりも車幅方向外方側部分に対しては圧縮作用を行い,フロアフレームよりも車幅方向内方側部分に対しては引張作用を行う。
【選択図】 図1
Description
フロアパネルが,左右一対のサイドシル同士を連結すると共に車幅方向中央において前後方向に伸びるトンネル部を有するフロントフロア部と,該フロントフロア部の後端から上方に伸びるリアキックアップ部と,該リアキックアップ部の上端から後方へ略直線的に伸びるリアフロア部とを有し,
前記フロントフロア部の下面に,前後方向に伸びると共に前記トンネル部を挟むように配設された左右一対のフロアフレームが接合された車体下部構造において,
前記フロントフロア部には,車幅方向に伸びて前記サイドシルとトンネル部とを連結するクロスメンバが接合されており
前記各フロアフレームは,その前端が左右一対のフロントフレームの後端に接合されると共に,その後端が前記リアキックアップ部の近傍にまで伸びており,
前記フロアフレームは,後方に向かうにつれて徐々に車幅方向内方側に向かうように傾斜されて,平面視において前記クロスメンバに対して傾斜されている,
ようにしてある。
前記フロアフレームは,その前部が高張力鋼で形成されると共に,その後部が通常鋼で形成されており,
前記フロアフレーム前部が,平面視において前記クロスメンバと交差する位置にまで後方に伸びている,
ようにすることができる(請求項2対応)。この場合,前方衝突時における後方への荷重を受けるフロアフレームは,後退しながら荷重を分散していくが,高い塑性変形強度が要求される前部は高張力鋼を用いてあるので,座屈を避けつつその後退によりクロスメンバに荷重を効果的に伝達することができる。また,後退量が小さくなるフロアフレーム後部を安価な通常鋼で形成することにより,低コスト化の上で好ましいものとなる。
前記フロアフレーム後部の前端部に,下方および側方に向けて拡大された拡大部が形成され,
前記フロアフレーム前部の後端部が,前記フロアフレーム後部における前記拡大部内に嵌合された状態で,該フロアフレーム前部とフロアフレーム後部とが接合されている,
ようにすることができる(請求項5対応)。この場合、フロアフレームを,一般的な断面逆ハット状としつつ,フロアフレーム前部と後部との連結を強固に行うことができる。
前記フロアフレームが,平面視において前記第1クロスメンバおよび第2クロスメンバに対してそれぞれ傾斜されている,
ようにすることができる(請求項6対応)。この場合、前後方向に間隔をあけて配置した前後2組のクロスメンバによって,それぞれ前方衝突時の荷重を効果的に受け持たせることができる。
前記各フロアフレームはそれぞれ,その左右一対のフランジ部において前記フロントフロア部の下面に接合され,
前記各クロスメンバの各フランジ部と前記左右一対のフロアフレームの各フランジ部とが,平面視において互いに交差する位置において,前記フロントフロア部と共に3枚重ねの状態でもって接合されている,
ようにすることができる(請求項7対応)。この場合、クロスメンバやフロアフレームを,一般的に行われている左右のフランジ部を利用してフロントフロア部に接合しつつ,3枚重ねでの接合部分を介して,フロアフレームからの荷重をクロスメンバに効果的に伝達することができる。
前記左右一対のフロアフレームの後端の間隔が,前記左右一対のフロントフレームの前端の間隔と略同じに設定されている,
ようにすることができる(請求項8対応)。この場合、左右一対のフロントフレームそのものは,一般的な互いに平行な配設態様とすることにより,左右一対のフロントフレーム間へのエンジン等の配設を従来と同様に行えるようにしつつ,左右一対のフロントフレームからフロアフレームへの前方衝突時の荷重伝達をも効果的に行うことができる。
2:フロントフロア部
3:リアキックアップ部
4:リアフロア部
6:トンネル部
7:サイドシル
8:燃料タンク
10:フロアフレーム
10A:フロアフレーム前部
10B:フロアフレーム後部
11:フロントフレーム
15:第1クロスメンバ
16:第2クロスメンバ
17:リアフレーム
18:第3クロスメンバ
25:拡大部(フロアフレーム後部の前端部構造)
30:連結部材
36:連結部材(図15)
α:フロアフレームとクロスメンバとの接合部
Claims (8)
- フロアパネルが,左右一対のサイドシル同士を連結すると共に車幅方向中央において前後方向に伸びるトンネル部を有するフロントフロア部と,該フロントフロア部の後端から上方に伸びるリアキックアップ部と,該リアキックアップ部の上端から後方へ略直線的に伸びるリアフロア部とを有し,
前記フロントフロア部の下面に,前後方向に伸びると共に前記トンネル部を挟むように配設された左右一対のフロアフレームが接合された車体下部構造において,
前記フロントフロア部には,車幅方向に伸びて前記サイドシルとトンネル部とを連結するクロスメンバが接合されており
前記各フロアフレームは,その前端が左右一対のフロントフレームの後端に接合されると共に,その後端が前記リアキックアップ部の近傍にまで伸びており,
前記フロアフレームは,後方に向かうにつれて徐々に車幅方向内方側に向かうように傾斜されて,平面視において前記クロスメンバに対して傾斜されている,
ことを特徴とする車体下部構造。 - 請求項1において,
前記フロアフレームは,その前部が高張力鋼で形成されると共に,その後部が通常鋼で形成されており,
前記フロアフレーム前部が,平面視において前記クロスメンバと交差する位置にまで後方に伸びている,
ことを特徴とする車体下部構造。 - 請求項2において,
前記リアキックアップ部の近傍において,車幅方向に伸びて前記左右一対のフロアフレームの後端部同士を連結する連結部材が設けられている,ことを特徴とする車体下部構造。 - 請求項3において,
前記連結部材は,前記フロントフロア部の下面に配設されて,前記トンネル部近傍でかつ該トンネル部を挟む左右の位置においてそれぞれ該フロントフロア部に接合されている,ことを特徴とする車体下部構造。 - 請求項2において,
前記フロアフレームは,左右一対の側壁部と,該左右一対の側壁部の下端同士を連結する底壁部と,該左右一対の側壁部の上端から伸びる左右一対のフランジ部とを有して,全体的に断面略逆ハット状に形成され,
前記フロアフレーム後部の前端部に,下方および側方に向けて拡大された拡大部が形成され,
前記フロアフレーム前部の後端部が,前記フロアフレーム後部における前記拡大部内に嵌合された状態で,該フロアフレーム前部とフロアフレーム後部とが接合されている,
ことを特徴とする車体下部構造。 - 請求項1において,
前記クロスメンバは,前記フロントフロア部の前後方向略中間位置に配設された第1クロスメンバと,該第1クロスメンバと前記リアキックアップ部との間に配設された第2クロスメンバとを有し,
前記フロアフレームが,平面視において前記第1クロスメンバおよび第2クロスメンバに対してそれぞれ傾斜されている,
ことを特徴とする車体下部構造。 - 請求項6において,
前記各クロスメンバはそれぞれ,その左右一対のフランジ部においてそれぞれ前記フロントフロア部の上面に接合され,
前記各フロアフレームはそれぞれ,その左右一対のフランジ部において前記フロントフロア部の下面に接合され,
前記各クロスメンバの各フランジ部と前記左右一対のフロアフレームの各フランジ部とが,平面視において互いに交差する位置において,前記フロントフロア部と共に3枚重ねの状態でもって接合されている,
ことを特徴とする車体下部構造。 - 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
前記左右一対のフロントフレームは互いに平行となるように前後方向に伸びており,
前記左右一対のフロアフレームの後端の間隔が,前記左右一対のフロントフレームの前端の間隔と略同じに設定されている,
ことを特徴とする車体下部構造。
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