JP2006088341A - インクジェット用記録シート - Google Patents

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匡誉 岩崎
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Abstract

【課題】従来の技術では、特に透明もしくは光沢を有しているインクジェット記録用シートの受像層は、ポリビニルアルコール、澱粉等が提案されている。しかし、この方法では水性顔料インクの吸収性、乾燥性が悪く、乾燥途中で受像層がひび割れ発色性が低下する問題があり、いまだ満足できる結果を得るに至っていない。そこで、インクの吸収性を向上させる方法として、カチオン化剤や無機微粒子等、様々な添加剤が挙げられる。しかし、このような添加剤では充分なインクの吸収性を得ることができず、透明度や光沢度が低下する問題がある。本発明の目的は、透明もしくは光沢を有しているインクジェット用記録シートにおいて、特に水性顔料インクの吸収性、乾燥性、発色性に優れた、インクジェット用記録シートを提供する。
【解決手段】本発明は、カチオン性アクリルシリコンエマルション系樹脂とカチオン性ウレタン系樹脂を含むことを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明はインクジェット用記録シートに関するものであり、特に、透明もしくは光沢を有しているインクジェット記録用シートに関する。
従来の技術では、特に透明もしくは光沢を有しているインクジェット記録用シートの受像層は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、澱粉、水溶性セルロース誘導体が提案されている。
しかし、この方法では特に水性顔料インクの吸収性、乾燥性が悪く、乾燥途中で受像層がひび割れ発色性が低下する問題があり、いまだ満足できる結果を得るに至っていない。そこで、インクの吸収性を向上させる方法として、カチオン化剤や無機微粒子等、様々な添加剤が挙げられる。しかし、このような添加剤では充分なインクの吸収性を得ることができず、透明度や光沢度が低下する問題がある。
特許公開2004-122436、には、アクリルシリコン系樹脂を含有するインクジェット用記録シート用コーティング剤が開示されている。
しかしながら、アクリルシリコン系樹脂単体では、発色性が悪く、インクジェットプリンタで印刷後、塗膜がひび割れる恐れがある。従来のインクジェット用記録シートは、インク吸収性、乾燥性を向上させると、透明度や光沢度が低下する問題があった。
このため、インク吸収性と透明度と光沢度とを備え持つインクジェット用記録シートは得られていない。
特許公開2004-122436
本発明の目的は、透明もしくは光沢を有しているインクジェット用記録シートにおいて、特に水性顔料インクの吸収性、乾燥性、発色性に優れた、インクジェット用記録シートを提供することにある。
目的を達成するため、本発明は、記録シートの受像層がカチオン性アクリルシリコンエマルション系樹脂とカチオン性ウレタン系樹脂を含むことを特徴とするものである。
本発明の目的は、透明もしくは光沢を有しているインクジェット用記録シートにおいて、特に水性顔料インクの吸収性、乾燥性、発色性に優れた、インクジェット用記録シートを提供することができる。
本発明者は鋭意検討の結果、水性顔料インクを用いて画像を形成するインクジェット用記録シートにおいて、該記録シートの受像層が、カチオン性アクリルシリコンエマルション系樹脂とカチオン性ウレタン系樹脂を含むことを特徴とするインクジェット用記録シートを提供するに至った。
カチオン性アクリルシリコンエマルション系樹脂は、一液常温硬化型であり、加水分解性シリル基を架橋成分として有している。
カチオン性アクリルシリコンエマルション系樹脂が好ましいが、必要に応じて、アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルの重合体または共重合体等のアクリル系重合体樹脂、または、エチレン−酢酸ビニル、エチレン−アクリル −酢酸ビニル、エチレン−塩化ビニル−酢酸ビニル等のエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリル・スチレン共重合体樹脂等を用いても良い。
カチオン性ウレタン系樹脂は、ポリエステル系、ポリエーテル系等が例示できる。カチオン性ポリエーテル系ウレタン樹脂が好ましいが、必要に応じて他のウレタン樹脂を用いても良い。
受像層固形分中のカチオン性アクリルシリコンエマルション系樹脂とカチオン性ウレタン系樹脂の重量%は、カチオン性アクリルシリコンエマルション系樹脂が5〜25%で、カチオン性ウレタン系樹脂が75〜95%のものが好ましい。
さらには、カチオン性アクリルシリコンエマルション系樹脂が10〜20%で、カチオン性ウレタン系樹脂が80〜90%のものが好ましい。
カチオン性アクリルシリコンエマルション系樹脂が5%を下回るとインク吸収性が不十分であり、25%を上回ると印刷後インクの乾燥途中で塗面がひび割れ、発色性が低下する。
カチオン性ウレタン系樹脂が75%を下回ると基材との密着が悪くなり耐水性が不十分であり、95%より大きくなるとインク吸収性、乾燥性が不十分で且つ、印刷画像に滲みを生じる。
基材は、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂フィルム、合成紙等の紙が挙げられる。また、基材はコロナ放電処理などの表面処理によりインク受像層のコーティング性を改善させることもできる。
基材の厚みは25〜400μmの範囲が好ましく、プリンタへの装着性や取り扱いを考慮すると50〜300μmが好ましい。
基材の厚みが25μm未満では、ハンドリングやプリンタでの装着性が悪いほか、プリンタに装着した記録材がフィードされる際に皺が発生したり等正常に紙送りされないことがある。
また、基材が400μmを超えるとプリンタへの装着が困難になったり、正常に紙送りされないことがある。
インク受像層の厚みは、5〜50μmが好ましく、さらには10〜30μmが好ましいが、これに限定するものではない。
上述により得られたインクジェット用記録シートは必要に応じて粘着層を設けることも可能である。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明がこれによって限定されるものではない。
基材として帝人デュポンフィルム株式会社製ポリエステルフィルムを使用し、その基材の一方に、乾燥重量比がカチオン性アクリルシリコン樹脂(ダイセル化学工業株式会社 アクアブリット 908 固形分23%)15重量部、ポリエーテル系ウレタン樹脂(第一工業製薬株式会社 スーパーフレックス600 固形分25%)85重量部をイオン交換水に順次投入し攪拌処理を行なった後、乾燥塗膜が20μmとなるようにインク受像層を設けてインクジェット用記録シートを得た。
(比較例1)実施例1で用いたカチオン性アクリルシリコン樹脂を添加しない以外は、実施例1と同様にしてインクジェット用記録シートを得た。
(比較例2)実施例1で用いたポリエーテル系ウレタン樹脂を添加しない以外は、実施例1と同様にしてインクジェット用記録シートを得た。
(比較例3)実施例1で用いたカチオン性アクリルシリコン樹脂を4.0重量部、ポリエーテル系ウレタン樹脂を96重量部とした以外は、実施例1と同様にしてインクジェット用記録シートを得た。
(比較例4)実施例1で用いたカチオン性アクリルシリコン樹脂を26重量部、ポリエーテル系ウレタン樹脂を74重量部とした以外は、実施例1と同様にしてインクジェット用記録シートを得た。
このようにして得られたインクジェット用記録シートを、セイコーエプソン株式会社製、MC−2000を用いイエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの文字およびベタを印字し評価を行った。インク吸収性の評価は、印字後、印字部を中性紙リサイクルPPC用紙に100g/CMの荷重をかけ押し当て、PPC用紙に転写したインクの状態を目視で確認した。○:PPC用紙にインクが付着しない、×:PPC用紙にインクが付着している。塗面の評価は、印字後の塗面のひび割れの有無を確認した。○:ひび割れしていない。×:ひび割れしている。また、透明性に関しては、目視で確認した。○:透明性が高い。×:濁っている。発色性の評価は印字部を目視にて確認した。○:印刷画像が鮮明である、×:滲みが生じている
これらの結果を表1に示す。
Figure 2006088341

Claims (2)

  1. 水性顔料インクを用いて画像を形成するインクジェット用記録シートにおいて、該記録シートの受像層が、カチオン性アクリルシリコンエマルション系樹脂とカチオン性ウレタン系樹脂を含むことを特徴とするインクジェット用記録シート。
  2. カチオン性アクリルシリコンエマルション系樹脂の固形分含有量が5〜25重量%、カチオン性ウレタン系樹脂の固形分含有量が75〜95重量%であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用記録シート。
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