JP2006088149A - 防護シート構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 塗装時には塗料などの飛散を防止すると共に、強風が予想される場合には容易に風圧荷重を低減させることができる防護シート構造を提供する。
【解決手段】 高層構造物2の外壁塗装工事施工時に、該高層構造物2の外側部を覆って外部への塗料などの飛散を防止する防護シート構造において、上記高層構造物2に、これを囲繞すべくかつ取り外し自在に取り付けられ、複数に区画形成された開口部4を有する補強フレーム5と、該補強フレーム5の開口部4にそれぞれに着脱自在に取り付けられ、上記高層構造物2の外表面部を覆うシート部材6とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、送電用鉄塔や無線鉄塔やビルなどの高層構造物の外壁塗装工事施工時に、その高層構造物の外側部を覆って外部への塗料などの飛散を防止するための防護シート構造に係り、特に、強風が予想される場合に、風圧荷重を容易に低減させることができる防護シート構造に関する。
高層構造物、例えば、送電用鉄塔には防錆のために定期的な塗り替え工事が行われている。その塗り替え工事の際に剥がし取った古い塗膜のカスや塗装した塗料の飛沫などが近隣へ飛散するおそれがあるため、送電用鉄塔の外側部を防護シートで覆うようにしている。その防護シートは、送電用鉄塔に設置された支持部材などを介して取り付けられており、防護シートには、編み目を有するメッシュシートなどが用いられている。(特許文献1参照)。
特開2001−347203号公報
しかしながら、塗料が通過しないような目の細かな防護シートを用いると、防護シートが風圧を受ける面積が増大し、防護シートに大きな風圧荷重が掛かってしまう。その結果、防護シートが取り付けられた送電用鉄塔にも通常時よりも大きな風圧荷重が掛かるようになり、強風が予想される場合には防護シートの撤去作業が必要となってしまう。
一方、目の粗い防護シートを用いれば、防護シートに掛かる風圧荷重は小さくなるが、そのような目の粗い防護シートでは、塗料が抜け出てしまい飛散を防止できない。なお、低層構造物などでも、風の強さによっては同様の問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、塗装時には塗料などの飛散を防止できると共に、強風が予想される場合には風圧荷重を低減させることができる防護シート構造を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、高層構造物の外壁塗装工事施工時に、該高層構造物の外側部を覆って外部への塗料などの飛散を防止する防護シート構造において、上記高層構造物に、これを囲繞すべくかつ取り外し自在に取り付けられ、複数に区画形成された開口部を有する補強フレームと、該補強フレームの開口部にそれぞれに着脱自在に取り付けられ、上記高層構造物の外表面部を覆うシート部材とを備えたものである。
好ましくは、上記シート部材が分割して形成され、上記開口部の対向する両辺にその分割されたシート部材を各々取り付けると共に、それら両シート部材に、それら両シート部材を開閉自在に接合する接合部を各々設けたものである。
上記接合部が、上記両シート部材に設けられた開閉ファスナーからなるものでもよい。
上記接合部が、接合すべきシート部材の縁部に沿って互い違いに、かつ各々間隔を隔てて形成された複数の開閉耳輪部と、該両シート部材の開閉耳輪部を挿通して両シート部材を接合するシート連結部材とからなるものでもよい。
上記補強フレームの開口部に、フレーム側取付ファスナーが設けられ、そのフレーム側取付ファスナーと係合するシート側取付ファスナーが上記シート部材に設けられたものでもよい。
上記補強フレームの開口部の周縁部に、各々間隔を隔てて複数のフレーム側耳輪部を形成し、その開口部の周縁部に着脱自在に取り付けられる上記シート部材の縁部に沿って、上記フレーム側耳輪部と互い違いに、かつ各々間隔を隔ててシート側耳輪部を形成し、それらフレーム側耳輪部とシート側耳輪部とにシートフレーム連結部材を挿通させて、上記補強フレームの開口部に、上記シート部材を着脱自在に取り付けるものでもよい。
好ましくは、上記補強フレームの開口部に、上記シート部材を間隔を隔てて二重に取り付けたものである。
上記目的を達成するために本発明は、構造物の外側部を覆って取り付けられる防護シート構造において、上記構造物の外表面部を複数のシート部材で覆うべく、それらシート部材の互いに隣接する縁部に沿って互い違いに、かつ間隔を隔てて複数の連結耳輪部を形成し、該シート部材の連結耳輪部にシート連結部材を挿通して上記シート部材同士を連結したものである。
本発明によれば、高層構造物を囲繞すべく取り付けられた補強フレームの複数の開口部のそれぞれに、高層構造物の外表面部を覆うシート部材を着脱自在に取り付けることで、塗装時には塗料などの飛散を防止できると共に、強風が予想される場合には、シート部材を容易に取り外し開口部を開口させることで、風圧荷重を低減させることができるという優れた効果を発揮するものである。
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
[第一の実施形態]
図1(a)は、第一の実施形態の防護シートと、その防護シートが取り付けられる送電用鉄塔との概略図を示す。図1(b)は、その送電用鉄塔の概略図を示し、防護シートが取り付けられる前の状態を示す。図1(c)は、図1(a)において開口部を開口させた状態を示す。図2は、図1のA−A断面を示す。図3(a)は、本実施形態の防護シートを示す。図3(b)は、図3(a)の開口部近傍の部分図を示し、開口部にシート部材が取り付けられた状態を示す。図3(c)は、図3(b)において開口部を開口させた状態を示す。
本実施形態は、本発明の防護シート構造で送電用鉄塔(高層構造物)の外壁塗装時に送電用鉄塔の外側部を覆って外部への塗料などの飛散を防止するものである。図1(b)に示すように、送電用鉄塔2は、主柱材50に水平材51や斜材52などを組み合わせた所謂トラス構造物であり、図2に示すように、その水平材51から外側に張り出して設置された支持部材54に本実施形態の防護シート1が取り付けられる。
図3(a)、図3(b)、および図3(c)に基づいて防護シート1の構造を説明する。なお、防護シート1は、図3(a)の紙面表側が送電用鉄塔2の内側になるように、かつ紙面上方が送電用鉄塔2の上方となるように取り付けられる。以下の説明において、その送電用鉄塔2の内側を表側とし、外部側を裏側とする。
本実施形態の防護シート1は、送電用鉄塔2にこれを囲繞すべくかつ取り外し自在に取り付けられ複数に区画形成された開口部4を有する補強フレーム5と、該補強フレーム5の開口部4のそれぞれに着脱自在に取り付けられ送電用鉄塔2の外表面部を覆うシート部材6とから成る。
補強フレーム5は、複数の開口部4を区画形成する主枠部8と、その主枠部8の周縁部に設けられ主枠部8を送電用鉄塔2の支持部材54(図2参照)に取り付けるためのフレーム取付部材9と、開口部4の縁部に設けられシート部材6を開口部4に取り付けるためのフレーム側係合部材10とを備える。
主枠部8は、防護シート1の外形形状を形成する外枠11と、その外枠11の枠内を分割する内枠12とを備える。本実施形態の主枠部8は、送電用鉄塔2の支持部材54の形状に合わせて形成され外形が長方形の外枠11と、その外枠11の長手方向(図3(a)において上下方向)に延びる中心線と幅方向(図3(a)において左右方向)に延びる中心線とに沿って各々設けられ、外枠11の枠内を幅方向と長手方向とに等分に二分割する略十字状の内枠12とを備える。それら外枠11と内枠12とにより、同形状で長方形(長手方向が、図3(a)において上下方向)の四つの開口部4が補強フレーム5に各々区画形成される。それら開口部4の面積の防護シート1の全面積において占める割合ができるだけ大きくなるように、主枠部8は形成される。本実施形態では、例えば、約3.6mの幅と約5mの高さとに形成された主枠部8に、約1.7mの幅と約2.4mの高さとの開口部4が各々区画形成される。
外枠11と内枠12とは、防護シート1全体に掛かる風圧荷重に繰り返し耐えるのに十分な強度を有し、かつ耐候性を有するような材料から形成され、本実施形態では、例えば、エステル帆布やナイロンターポリンなどから形成される。また、外枠11と内枠12とは、塗料が通過しないように各々形成される。
本実施形態のフレーム取付部材9は、主枠部8の外枠11の周縁部に全周に亘り設けられ、複数の連続するハトメ14を形成する帯状ハトメ部材15である。その帯状ハトメ部材15は、外枠11の周縁部と空間を隔てて外枠11の全周に亘り配置される縦糸16と、その縦糸16から外枠11に延び、外枠11の周縁部に沿って一定間隔で配置される複数の横糸18とを備える。縦糸16と外枠11の周縁部との間の空間が横糸18により分割され、それらの分割された空間が各々ハトメ14となる。
本実施形態のフレーム側係合部材10は、開口部4の幅方向両側の縁部に、長手方向の全長に亘り各々設けられ、シート部材6と係合する。具体的には、フレーム側係合部材10は、後述するシート部材6のシート側取付ファスナー34と係合するフレーム側取付ファスナー19である。
本実施形態のシート部材6は、補強フレーム5の開口部4に緩みなく取り付けられ、開口部4を覆うシート本体30と、そのシート本体30の縁部に設けられ、シート本体30を開口部4に取り付けるためのシート側係合部材31とを備える。
シート本体30は、塗料が通過しないような部材から形成され、本実施形態では、例えば、オレフィン系ポリエステルを編んで形成した目の細かなメッシュシート33である。そのメッシュシート33は、補強フレーム5の開口部4と略同じ大きさの長方形(長手方向が、図3(a)において上下方向)に形成される。メッシュシート33の目の細かさは、使用される塗料や、使用環境(例えば、風速、取付高さ)などに合わせて適宜選択される。
特に、本実施形態では、シート部材6が分割して形成され、その分割されたシート部材6が補強フレーム5の開口部4の対向する両辺に取り付けられると共に、その両シート部材6に、その両シート部材6を開閉自在に接合する接合部32が各々設けられる。
具体的には、メッシュシート33は、幅方向に等分に二分割され、それら分割されたメッシュシート33の幅方向外側(補強フレーム5の主枠部8と隣接する側)の縁部に、長手方向の全長に亘りシート側係合部材31であるシート側取付ファスナー34が各々設けられる。つまり、分割されたメッシュシート33は、開口部4の幅方向両側に位置し対向する両辺に各々取り付けられる。
さらに、それら分割されたメッシュシート33の幅方向内側(分割されたメッシュシート33同士が接する側)の縁部に、長手方向の全長に亘り接合部32である開閉ファスナー35が各々設けられる。
以上により、開口部4に装着される(取り付けられる)メッシュシート33が、開閉ファスナー35を開けることで、開口部4から離脱される(取り外される)ようになる。即ち、開口部4が開口するようになる。
開閉ファスナー35は、その引き手36が上方から下方へと移動することでメッシュシート33が開くように設けられる。開閉ファスナー35の引き手36には、開口部4の長手方向の長さと略同じ長さの引き紐38が結合される。
さらに、本実施形態では、メッシュシート33を補強フレーム5に係止するための係止手段40が補強フレーム5の主枠部8に設けられる。具体的には、係止手段40は、メッシュシート33を束ねるための2本の止め帯41と、それら止め帯41の一端に各々設けられ、互いに係合する固定具42(例えば、バックル)とを備える。止め帯41の他端は、主枠部8の開口部4の長手方向中間の位置で、主枠部8の表側と裏側とに各々設けられる。また、止め帯41と固定具42とは、開口部4の幅方向両側に各々設けられる。
本実施形態の防護シート構造の作用を説明する。
図2に示すように、塗装作業に先立ち送電用鉄塔2に支持部材54を設置する。その支持部材54は、送電用鉄塔2の外側に水平材51と所定間隔で配置され、防護シート1が取り付けられる布材55と、その布材55から水平材51へと延出し、布材55を水平材51に固定する複数のころがし材56とを備える。その支持部材54を、送電用鉄塔2の高さ方向に複数設ける。
地上において、メッシュシート33のシート側取付ファスナー34と補強フレーム5のフレーム側取付ファスナー19とを接合し、メッシュシート33を開口部4に取り付ける(図3(a)参照)。メッシュシート33が取り付けられた状態の複数の防護シート1を、それらの補強フレーム5の帯状ハトメ部材15を紐などの結束具により互いに結束することで、送電用鉄塔2を囲繞する大きさの筒が展開された形状に連結する。その連結された防護シート1を、送電用鉄塔2の頂部に設けたウインチ(図示せず)により、送電用鉄塔2の外側部の全体を覆うように吊り上げる。吊り上げられた各防護シート1の帯状ハトメ部材15を支持部材54の布材55に適宜結束する。これにより、送電用鉄塔2に防護シート1が取り付けられる(図1(a)参照)。なお、送電用鉄塔のコーナーに相当する部分には、台形状に形成されたコーナー用防護シート(図示せず)が用いられる。
以上のように、送電用鉄塔2の外表面部が防護シート1により覆われた状態で、作業員が送電用鉄塔2に登り、送電用鉄塔2の上部から下部へと塗装を行う。その塗装時の塗料の飛沫などが、メッシュシート33により受け止められその飛散が防止される。
強風が予想される場合には、防護シート1の開口部4を開口させる。具体的には、メッシュシート33の開閉ファスナー35の引き紐38を引いてメッシュシート33を左右に再分割する。即ち、開口部4を覆うメッシュシート33を、観音開きに開く(図1(c)参照)。
これにより、風圧を受ける面積が減少し送電用鉄塔2に掛かる風圧荷重が低減される。なお、再分割されたメッシュシート33は、図3(c)に示すように、ばたつかないように各々巻かれて止め帯41と固定具42とにより束ねられ係止される。
塗装作業を再開する場合には、止め帯41を解きメッシュシート33の開閉ファスナー35を締めて再び開口部4を閉塞する。
このように本実施形態の防護シート構造は、送電用鉄塔2を囲繞すべく取り付けられた補強フレーム5の複数の開口部4のそれぞれに、送電用鉄塔2の外表面部を覆うシート部材6を着脱自在に取り付けることで、塗装時には塗料などの飛散を防止することができると共に、強風が予想される場合には、開口部4を開口させて風圧荷重を低減させることができる。
特に、分割して形成したメッシュシート33を、開閉ファスナー35により開閉自在に接合することで、開口部4を容易に開口させることができる。さらに、引き手36が上方から下方に移動することで開くように開閉ファスナー35を設けたことと、引き手36に引き紐38を設けたこととにより、引き手36を上から下に下ろすという簡単な動作で開口部4を早急に開口させることができ、予想される強風にすばやく対応することができる。なお、開口部4の閉塞は開口ほど早急に行えないが、一般に閉塞は緊急性を要しないので問題とならない。
また、従来、強風が予想されない場合には、塗装を行わない夜間などでも防護シートを送電用鉄塔2に取り付けたままにしていた。そのため、無人状態の夜間などに、送電用鉄塔2に影響を与えないまでも比較的強い風が吹く場合に備えて、送電用鉄塔2に設置される支持部材54は、所定風速までの風圧荷重などに耐え得る強度を必要とした。本実施形態の防護シート構造は、防護シート1の風圧荷重を容易に減少させる構造とすることで、毎日の塗装作業が終了するごとに開口部4を開口させて風圧荷重を減少させることが可能となる。それにより、防護シート1が取り付けられる支持部材54の強度を比較的低く設計することができ、支持部材54の作製費用を低減させることができる。
ところで、一般にメッシュシートなどの編み込まれた部材は、強度が弱く送電用鉄塔2との摩擦などにより、その一部が破損することがある。また、メッシュシートは、塗装工事に伴い塗料が付着し通気性が悪化していく。そのような場合に、一枚の大きなメッシュシートとそのメッシュシートを取り付けるための部材とが一体的に形成される従来の防護シートでは、防護シート全部を交換、廃却せねばならず工事費用が増大する原因となっていた。
しかし、本実施形態の防護シート構造は、補強フレーム5から複数のメッシュシート33を各々個別に取り外せるように構成することで、破損などをしたメッシュシート33のみの交換、廃却を行うことができる。さらに、繰り返しの使用に耐え得るように補強フレーム5を形成することで、メッシュシートを適宜交換しつつ、防護シート1を再利用することが可能となる。以上により、工事費用を低減させることができる。
また、シート本体30を交換できるので、メッシュシート33など、使用される塗料や使用環境(例えば、風速、取付高さ)などの条件に合ったシート本体30を選択、使用することができる。
また、本実施形態の防護シート構造は、防護シート1を縦長の長方形に形成することで、送電用鉄塔2に設置する支持部材の数が比較的少数となり、工事費用の低減を図ることができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、様々な変形例や応用例が考えられるものである。
例えば、シート部材のシート本体は、メッシュシートに限定されず、例えば、塗料が染みこむような布などでもよい。
また、シート側取付ファスナー34とフレーム側取付ファスナー19とによりメッシュシート33を補強フレーム5の開口部4に取り付ける形態を説明したが、メッシュシート33を補強フレーム5に取り付ける手段は、これに限定されない。
[第二の実施形態]
次に、第二の実施形態を図4に基づいて説明する。本実施形態の防護シート構造は、複数のシート本体を開口部に取り付けることで、塗料などの飛散防止効果をより高めたものであり、上述した第一の実施形態の防護シート構造と同じ概略構造を有する。なお、上述の第一の実施形態と同一要素には、同一符号を付す。
図4(a)および図4(b)に示すように、防護シート60は、補強フレーム5の開口部4にシート部材6が間隔を隔てて二重に取り付けられたものである。また、本実施形態では、それら二重に取り付けられるシート部材6の目の細かさが異なる。
防護シート60は、第一の実施形態と同様のメッシュシート33を有するシート部材6aと、そのメッシュシート33よりも目の細かなシート本体(例えば、布シート61)を有するシート部材6bとを備える。
補強フレーム5は、開口部4の表側(送電用鉄塔2側)の縁部と、裏側(外部側)の縁部とに各々設けられ、シート側取付ファスナー34a、34bと係合するフレーム側取付ファスナー19a、19bを各々備える。つまり、それらフレーム側取付ファスナー19a、19bは、補強フレーム5を挟むように設けられる。
二枚のシート部材6a、6bが補強フレーム5を挟むように各開口部4に二重に取り付けられる。具体的には、表側のフレーム側取付ファスナー19aと、目が粗い方のシート部材6aのシート側取付ファスナー34aが係合し、裏側のフレーム側取付ファスナー19bと目が細かい方のシート部材6bのシート側取付ファスナー34bが係合する。特に、図4に示すように、二枚のシート部材6a、6bが、所定間隔C(本実施形態では、例えば、補強フレーム5の厚み分であり約3mm)を隔てて取り付けられる。
これにより、塗装時に塗料などがシート部材6aのメッシュシート33の目から抜け出たとしても、シート部材6a、6b間に滞留する空気によりその塗料などの勢いが弱められ、さらに、シート部材6bの布シート61によりその塗料などが受け止められる。
本実施形態でも、上述の第一の実施形態と同様の効果を得ることができ、さらに、各開口部4にシート部材6を二重に取り付けることで、より効果的に塗料などの飛散を防止することができる。
なお、図4(c)に示すように、二枚のシート部材6a、6bを開口部4の送電用鉄塔側のみに取り付けるようにしてもよい。
第一の実施形態では、メッシュシート33を観音開きに開き、開口部4を開口させる形態を説明したが、本発明はこれに限定されず、開口部を開口させる形態として様々なもの可能である。以下に、他の実施形態を説明する。
[第三の実施形態]
図5に示す第三の実施形態は、メッシュシート62を開口部4の幅方向の片側に寄せて開口部4を開口させる形態であり、メッシュシート62の接合部と、補強フレームの係止手段の一方が省略される。
本実施形態では、シート側取付ファスナー64によりメッシュシート62の片側(図5において左側)を開口部4から取り外すことで、開口部4が開口する。また、片側が取り外されたメッシュシート62は、係止手段40により束ねられ係止される(図5(b)参照)。
[第四の実施形態]
図6に示す第四の実施形態は、メッシュシート65を開口部の長手方向の片側によせて開口部を開口させる形態であり、メッシュシート65の縁部の長手方向両側にシート側取付ファスナー66a、66bが各々設けられ、開口部の縁部の長手方向両側に、フレーム側取付ファスナー68a、68bが各々設けられる。
本実施形態では、シート側取付ファスナー66bによりメッシュシート65の片側(図6において下側)を開口部4から取り外すことで、開口部4が開口する。また、片側が取り外されたメッシュシート65は、係止手段40により開口部4の上部に束ねられ係止される(図b(b)参照)。
さらに、他の実施形態として、メッシュシートの全周縁部に亘りシート側取付ファスナーを設けると共に、開口部の全周縁部に亘りフレーム側取付ファスナーを設け、メッシュシートの全体を開口部から取り外して、開口部を開口させてもよい。
[第五の実施形態]
次に、図7および図8に基づき、第五の実施形態を説明する。この実施形態では、主に、シート側係合部材およびフレーム側係合部材と、シート部材の接合部とが、第一の実施形態と異なる。第一の実施形態と同一の要素については、図中同一符号を付すに止め、詳細な説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態では、上述した第一の実施形態と同様に、シート部材71が分割して形成され、それら分割されたシート部材71が補強フレーム5の開口部4の対向する両辺に取り付けられる。補強フレーム5の開口部4の周縁部に、フレーム側係合部材10をなすフレーム側耳輪部72が形成され、その開口部4の周縁部に取り付けられるシート部材71の縁部(辺部)に、シート側係合部材31をなすシート側耳輪部74が形成される。
本実施形態では、複数のフレーム側耳輪部72が、開口部4の幅方向両側の縁部に沿って各々間隔を隔てて形成される。また、複数のシート側耳輪部74が、シート部材71の幅方向両側の縁部に沿って、フレーム側耳輪部72と互い違いに、かつ各々間隔を隔てて形成される。各フレーム側耳輪部72およびシート側耳輪部74は、例えば、縁部に沿って連なる複数の環状の繊維材から構成され、それら複数の環状の繊維材が全体として筒状(正面視矩形状)に形成される。
以上のように構成された補強フレーム5のフレーム側耳輪部72の間に、シート部材71のシート側耳輪部74を位置させると共に、それらフレーム側耳輪部72とシート側耳輪部74とにシートフレーム連結部材(具体的にはロープ部材、以下、取付ロープという)75を挿通させることで、補強フレーム5の開口部4にシート部材71が着脱自在に取り付けられる。なお、シートフレーム連結部材は、取付ロープ75などのロープ部材に限定されず、例えば、単管パイプなどのパイプ部材や棒材など様々なものが考えられる。
また、図8に示すように、本実施形態では、分割されたシート部材71に、それら両シート部材71を開閉自在に接合する接合部32が設けられる。本実施形態の接合部32は、接合すべきシート部材71の縁部に沿って互い違いに、かつ各々間隔を隔てて形成された複数の開閉耳輪部76と、両シート部材71の開閉耳輪部76を挿通可能なシート連結部材(具体的にはロープ部材、以下、接合ロープという)78とからなる。なお、シート連結部材は、接合ロープ78などのロープ部材に限定されず、例えば、単管パイプなどのパイプ部材や棒材など様々なものが考えられる。各開閉耳輪部76は、上述したシート側耳輪部74およびフレーム側耳輪部72と同様の構造を有し、筒状かつ正面視矩形状に形成される。それら両シート部材71の開閉耳輪部76に接合ロープ78を挿通することで、両シート部材71が開閉自在に接合される。
補強フレーム5の開口部4を閉塞する場合には、接合ロープ78を開閉耳輪部76に挿通して、シート部材71を接合すると共に、その接合されたシート部材71のシート側耳輪部74と補強フレーム5のフレーム側耳輪部72に取付ロープ75を挿通して、シート部材71を開口部4に取り付ける。一方、開口部4を開口する場合には、開閉耳輪部76から接合ロープ78を引き抜いて、シート部材71を再分割する。
このように本実施形態では、分割された各シート部材71の開閉耳輪部76を、他方のシート部材71の開閉耳輪部76間に位置させることで、シート部材71同士を隙間なく接合することができ、風圧によりシート部材71間に隙間が生じることを防止できる。つまり、シート部材71同士の結束に連続性を持たせることができる。同様に、フレーム側耳輪部72およびシート側耳輪部74により、シート部材71と補強フレーム5とを隙間なく接合することができる。
また、各シート部材71の開閉耳輪部76を接合ロープ78に沿って交互に配置することで、例えば、シート部材71が風を受けた場合などに、シート部材71の接合部32に掛かる風圧荷重を、両シート部材71で、かつ接合ロープ78に沿う全ての開閉耳輪部76で分散することができる。また、本実施形態の筒状の開閉耳輪部76は、リング状のものに比べて接合ロープ78との接触面積が広く、風圧荷重などの荷重をさらに分散することができる。このように、本実施形態では、シート部材71の破断箇所(荷重箇所)が一点集中にならず、開閉耳輪部76が接合ロープ78に沿って連結していることから破断強度を倍増させることができる。つまり、本実施形態の接合部32によると、シート部材71の相互の縁部を矩形状で連続的に接合することができ、強度を増加させることができる。同様に、シート部材71と補強フレーム5との取付部分に掛かる風圧荷重をシート側耳輪部74とフレーム側耳輪部72とで分散することができ、補強フレーム5とシート部材71との接合強度を向上させることができる。
なお、開閉耳輪部76、シート側耳輪部74、およびフレーム側耳輪部72内に、カラーを設けてもよく、その場合、取付ロープ75(シートフレーム連結部材)や接合ロープ78(シート連結部材)を容易に挿通させることができる。
[第六の実施形態]
次に、図9から図11に基づき、第六の実施形態を説明する。本実施形態の防護シート構造では、補強フレームが省略され、シート部材の周縁部に上述した耳輪部が形成される。
その防護シート構造は、高層構造物の外側部を覆って取り付けられるものであり、例えば、高層構造物の外壁塗装工事施工時に、該高層構造物の外側部を覆って外部への塗料などの飛散を防止するものである。
図9および図10に示すように、本実施形態では、高層構造物(具体的には、上述した送電用鉄塔2)の外表面部を複数のシート部材81で覆うべく、それらシート部材81の互いに隣接する縁部に沿って互い違いに、かつ間隔を隔てて複数の連結耳輪部82を形成し、シート部材81の連結耳輪部82にシート連結部材(具体的にはロープ部材、以下、縦連結ロープ84vおよび横連結ロープ84hという)を挿通してシート部材81同士を連結する。さらに、その連結ロープ84v、84hで連結されたシート部材81を高層構造物の支持部材(具体的には、上述した送電用鉄塔2に設けられた布材55)に取り付ける。なお、シート連結部材は、縦連結ロープ84vおよび横連結ロープ84hなどのロープ部材に限定されず、例えば、単管パイプなどのパイプ部材や棒材など様々なものが考えられる。
シート部材81は、塗料が通過しないよう形成されたシート本体86を有する。本実施形態のシート本体86は、目の細かなメッシュシートからなり、そのメッシュシートの目の細かさは、使用される塗料や、使用環境(例えば、風速、取付高さ)などに合わせて適宜選択される。そのシート本体86や連結耳輪部82などは、不燃性と絶縁性とを有する素材から形成される。また、連結ロープ84v、84hなども同様に、不燃性と絶縁性とを有する素材(例えば、クレモナロープなど)から形成される。なお、シート本体86や連結ロープ84v、84hなどは、不燃性と絶縁性とを有する素材から形成することが好ましいが、これに限定されない。
連結耳輪部82は、シート部材81の縁部に全周に亘り配置される。各連結耳輪部82は、上述した第五の実施形態の開閉耳輪部76およびシート側耳輪部74と同様の構造を有する。各連結耳輪部82は、複数の環状の繊維材から構成され、筒状かつ正面視矩形状に形成される。
図11に示すように、シート部材81の長手方向(図11において、上下方向)の両端部には、幅方向(図11において、左右方向)に延出するロープガイド88が形成される。そのロープガイド88は、幅方向に間隔を隔てて配置された複数のガイドリング89を備え、その各ガイドリング89は、例えば、環状の繊維材などをシート部材81に縫いつけて形成される。
図9に戻り、以上のように構成されたシート部材81を連結するには、シート部材81の連結耳輪部82を、隣接する他のシート部材81の連結耳輪部82の間に位置させて、それら連結耳輪部82に連結ロープ84v、84hを挿通する。縦連結ロープ84vが、シート部材81の左右方向両側を連結し、横連結ロープ84hが上下方向両側を連結する。これにより、シート部材81は、各辺ごとに隣接する他のシート部材81に各々連結される。さらに、連結されたシート部材81のロープガイド88に、ガイドロープ94を挿通させる。そのガイドロープ94によりシート部材81が左右方向に連結される。
図11に示すように、それら連結されたシート部材81を送電用鉄塔2に取り付けるには、まず、連結されたシート部材81の左右方向の一端部を(図11において右側端部を)送電用鉄塔2の支持部材54に取り付ける。具体的には、一端部側に位置する縦連結ロープ84vおよび横連結ロープ84vを送電用鉄塔2の布材55や足場パイプなどの支持部材54に取り付ける。次に、一端部を始点に他端部を左右方向(図11において左方)に展開移動して、連結されたシート部材81により送電用鉄塔2の外周を覆う。その後、図12に示すように、ロープガイド88のガイドリング89に、吊りロープ90の一端を取付環91を介して取付け、その吊りロープ90の他端を取付環92を介して、支持部材54に取り付ける。
図10に示すように、このように送電用鉄塔2に取り付けられたシート部材81の風圧荷重を低減させるには、左右に並ぶシート部材81間の連結を一部解除して行う。具体的には、まず、左右に互いに隣接するシート部材81の間に位置する縦連結ロープ84v(図9参照)を、連結耳輪部82から引き抜く。また、両シート部材81の上下を連結する横連結ロープ84h(図9参照)を各々引き抜く。以上により、両シート部材81は、ガイドロープ94のみで支持された状態となる。
次に、それら両シート部材81を、左右に分離させる。具体的には、シート部材81のガイドリング89をガイドロープ94に沿ってスライドさせながら、各シート部材81を左右に各々移動させる。これにより、両シート部材81の間に開口部95が形成され、受風面積が減少する。
このように、本実施形態では、連結されたシート部材81により塗装時の塗料などの飛散を防止でき、強風が予想される場合には、それらシート部材81の連結を一部解除することで、風圧荷重を低減させることができる。
また、シート部材81に形成された連結耳輪部82によりシート部材81を連結することで、上述した第五の実施形態と同様の効果を得ることが出来る。
また、シート部材81を絶縁性素材とすることにより、鉄塔塗装時に、シート部材81が充電部に接近した場合でも、静電誘導などによるトラブルを回避することができる。
また、ロープガイド88にガイドロープ94を挿通させることで、一部の連結ロープ84v、84hを外すだけで、シート部材81を容易に分離させて、シート部材81間に開口部95を形成することができる。つまり、シート部材81の回収・展開を容易に行うことができる。
また、ガイドロープ94によりシート部材を幅方向に連結することで、シート部材同士の連結強度をより高めることができる。
ところで、一般に、メッシュシートなどを、鉄塔などの複雑な構造物へ設置する際に、その構造物にメッシュシートの一端部を取付けた後、他端部を引っ張って、メッシュシートを構造物に巻きつけるように設置することがある。その場合、従前のメッシュシートでは、メッシュシート自体に張力が掛かるよう設置されるので、設置時にメッシュシートが破損してしまうおそれがあった。
これに対して、本実施形態では、シート部材に設けた連結耳輪部にシート連結部材(例えば、ロープ部材)を挿通してシート部材同士を連結しているので、複雑な構造物にシート部材を設ける場合に、荷重がロープ部材にのみ働くこととなり、シート部材の破損を防止することができる。また、ロープ自体で荷重を持つことができるため複雑な構造体であっても容易に取付けることができる。
[第七の実施形態]
次に、図13に基づき、第七の実施形態を説明する。本実施形態の防護シート構造は、シート連結部材として、構造物に取り付けられた仮設材(例えば、構造物に設置されたビデ足場等の仮設材)を用いる点が、主に第六の実施形態と異なる。第六の実施形態と同一の要素については、図中同一符号を付すに止め、詳細な説明は省略する。
図13に示すように、本実施形態では、シート連結部材をなす単管パイプ104v、104hが送電用鉄塔2の外側に複数設置される。単管パイプ104v、104hは、それぞれ鉛直方向および水平方向に延出して配置される。
それら単管パイプ単管パイプ104v、104hがシート部材81の連結耳輪部82に挿通されて、シート部材81が左右方向両側および上下方向両側にて、他のシート部材81に各々連結される。さらに、本実施形態では、構造物に設置されたシート連結部材によりシート部材同士が連結されると共に、そのシート連結部材を介してシート部材同士が構造物に取り付けられる。すなわち、シート部材81同士を連結する単管パイプ104v、104hを介して、シート部材81が送電用鉄塔2に取り付けられる。
本実施形態でも上述した第六の実施形態と同様の効果が得られ、さらに、シート部材81同士の連結と、送電用鉄塔2への取付とを一度に行うことができる。
なお、本発明の防護シートは、塗装工事に限らず、建築工事や土木工事(例えば、盛土・法面ネット)などの様々な現場での使用が可能である。
(a)は、本発明の一実施形態による防護シートと、その防護シートが取り付けられる送電用鉄塔との概略図を示す。(b)は、送電用鉄塔の概略図を示す。(c)は、図1(a)において、防護シートの開口部を開口させた状態を示す。 図1のA−A断面を示す。 (a)は、第一の実施形態に係る防護シートを示す。(b)は、第一の実施形態に係るシート部材を示し、開口部がシート部材により覆われた状態を示す。(c)は、図2(b)において開口部を開口させた状態を示す。 (a)は、第二の実施形態に係る防護シートを示し、(b)は、図4(a)のB−B断面の一部拡大図を示す。(c)は、本発明の他の実施形態に係る防護シートの断面図を示す。 (a)は、第三の実施形態に係る防護シートのシート部材を示し、開口部がシート部材により覆われた状態を示す。(b)は、図5(a)において開口部を開口させた状態を示す。 (a)は、第四の実施形態に係る防護シートのシート部材を示し、開口部がシート部材により覆われた状態を示す。(b)は、図6(a)において開口部を開口させた状態を示す。 第五の実施形態に係る防護シートを示し、開口部がシート部材により覆われた状態を示す。 第五の実施形態に係る防護シートを示し、開口部を開口させた状態を示す。 第六の実施形態に係る防護シートを示す。 第六の実施形態に係る防護シートを示し、シート部材の連結が一部解除された状態を示す。 第六の実施形態の防護シートと、その防護シートが取り付けられる送電用鉄塔との概略図を示す。 第六の実施形態に係るシート部材の一部拡大図を示す。 第七の実施形態に係る防護シートを示す。
符号の説明
1 防護シート
2 送電用鉄塔(高層構造物)
4 開口部
5 補強フレーム
6、81 シート部材
32 接合部
54 支持部材
72 フレーム側耳輪部
74 シート側耳輪部
75 取付ロープ(シートフレーム連結部材)
76 開閉耳輪部
78 接合ロープ(シート連結部材)
82 連結耳輪部
84v、84h 連結ロープ(シート連結部材)

Claims (8)

  1. 高層構造物の外壁塗装工事施工時に、該高層構造物の外側部を覆って外部への塗料などの飛散を防止する防護シート構造において、上記高層構造物に、これを囲繞すべくかつ取り外し自在に取り付けられ、複数に区画形成された開口部を有する補強フレームと、該補強フレームの開口部にそれぞれに着脱自在に取り付けられ、上記高層構造物の外表面部を覆うシート部材とを備えたことを特徴とする防護シート構造。
  2. 上記シート部材が分割して形成され、上記開口部の対向する両辺にその分割されたシート部材を各々取り付けると共に、それら両シート部材に、それら両シート部材を開閉自在に接合する接合部を各々設けた請求項1記載の防護シート構造。
  3. 上記接合部が、上記両シート部材に設けられた開閉ファスナーからなる請求項2記載の防護シート構造。
  4. 上記接合部が、接合すべきシート部材の縁部に沿って互い違いに、かつ各々間隔を隔てて形成された複数の開閉耳輪部と、該両シート部材の開閉耳輪部を挿通して両シート部材を接合するシート連結部材とからなる請求項2記載の防護シート構造。
  5. 上記補強フレームの開口部に、フレーム側取付ファスナーが設けられ、そのフレーム側取付ファスナーと係合するシート側取付ファスナーが上記シート部材に設けられた請求項1から4いずれかに記載の防護シート構造。
  6. 上記補強フレームの開口部の周縁部に、各々間隔を隔てて複数のフレーム側耳輪部を形成し、その開口部の周縁部に着脱自在に取り付けられる上記シート部材の縁部に沿って、上記フレーム側耳輪部と互い違いに、かつ各々間隔を隔ててシート側耳輪部を形成し、それらフレーム側耳輪部とシート側耳輪部とにシートフレーム連結部材を挿通させて、上記補強フレームの開口部に、上記シート部材を着脱自在に取り付ける請求項1から4いずれかに記載の防護シート構造。
  7. 上記補強フレームの開口部に、上記シート部材を間隔を隔てて二重に取り付けた請求項1から6いずれかに記載の防護シート構造。
  8. 構造物の外側部を覆って取り付けられる防護シート構造において、上記構造物の外表面部を複数のシート部材で覆うべく、それらシート部材の互いに隣接する縁部に沿って互い違いに、かつ間隔を隔てて複数の連結耳輪部を形成し、該シート部材の連結耳輪部にシート連結部材を挿通して上記シート部材同士を連結したことを特徴とする防護シート構造。
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