JP2011042969A - 雨よけシート - Google Patents

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昇一 駒坂
Shinichi Shinozaki
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【課題】本発明は、風抜け口を大きくできる雨よけシートを提供する。
【解決手段】雨よけシート1のシート本体2には、第1の辺部2aに対して平行に延在する通気開口20が形成され、通気開口20は、複数個(例えば7個)並設されると共に、シート本体2の全幅に渡って延在している。各通気開口20は、複数の通気孔21aを有する開口封鎖部21によって覆われ、各フィン22は、表側で各開口封鎖部21を覆うようにそれぞれ取り付けられている。開口封鎖部21は、縫合によってシート本体2に固定されることで通気開口20を覆っている。それぞれのフィン22は、第1の辺部2a側の端部、第3の辺部2c側の端部、第4の辺部2d側の端部で開口封鎖部21に縫合により固定され、第2の辺部2b側の遊端部22aがシート本体2に対して遊離して、この遊離部分が風抜け口Sになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の施工において、建物の躯体内に雨が侵入するのを防止するために利用される雨よけシートに関するものである。
一般に建物の施工において、建物の内部の建材を濡らさないためには、躯体の防水工事や雨樋の設置を終えてから、内部・内装工事を行うことが望ましい。ここで、防水工事に関して、屋根面やベランダ面には、ルーフィング・防水シート敷設工事を行い、外壁面では、外装パネルを取り付けて、パネル間の隙間にシーリングが打設される。ところで、屋根防水については比較的早い段階で、仕上げ用の防水シート敷設の下地面としてルーフィングシートを用いて1次防水(仮防水)を行うことが一般的である。しかし、内部・内装工事に関しては、屋根から流れ出た雨水を排水するための雨樋の設置工事を行った後に行われているので、配管設置工事等を伴うこのような工事は所定の時間を要し、必然的に内部・内装工事への移行も約2週間前後の期間を費やし、建築工程上のクリティカルパスとなっている。このような期間は、建物の全体の工期に占める割合が大きく、建物完成までの工期短縮のために、雨樋完成前に内部・内装工事に着手したいという要望がある。
従来の技術として、特開2006−118121号公報(特許文献1)がある。この公報に記載された雨よけシート(養生シート)は、建設現場の足場の外側に張設して利用され、シートの上端に固定されたランナーが、足場の横桟に沿って配置されたレールに引っ掛けられていることで、必要に応じてシートを広げたり束ねたりすることができる。
特開2006−118121号公報 特開平11−264252号公報 特開2005−330756号公報
前述した従来の雨よけシートでは、強風時にバタつきが起こり易く、雨よけシートがレールに沿って開いたり、外れたりする虞があるので、雨よけシートのハトメを利用して、雨よけシートを紐などで足場にしっかりと固定させる必要がある。そして、雨よけシートがしっかりと足場に固定されていると、強風時に、紐が外れなくても、ハトメの周囲が破れることがあるので、シート生地の強度を上げるか、ハトメの周囲を補強する必要がある。
そこで、特開2005−330756号公報(特許文献3)のように、シート帯を横一列に並べた状態で、シート帯に等間隔で風抜き口を設けるようにしてもよい。しかしながら、風抜き口を大きくすると、後側のシート帯の遊端側が前側のシート帯の下に潜り込み易くなり、その結果として、雨が躯体内に侵入し易くなるといった問題点がある。
本発明は、風抜け口を大きくできる雨よけシートを提供することを目的とする。
本発明は、建物の躯体内に雨が侵入するのを防止する雨よけシートにおいて、
設置時に上下で互いに平行な第1及び第2の辺部と、設置時に左右で互いに平行な第3及び第4の辺部とを有する矩形のシート本体は、
上側に位置する第1の辺部に対して平行に延在する通気開口と、
この通気開口を覆って配置されると共に、複数の通気孔を有する開口封鎖部と、
開口封鎖部を外側から覆うように取り付けられていると共に、風抜け口を作るために、下側に位置する第2の辺部側の端部がシート本体に対して遊離しているフィンと、を備えていることを特徴とする。
風によってフィンの遊端が通気開口から内側に入ってしまうと、雨が躯体内に侵入してしまう。そこで、本発明に係る雨よけシートにおいては、複数の通気孔を有する開口封鎖部で通気開口が覆われているので、フィンの第2の辺部側の遊端が通気開口から内側に入ってしまうことがなく、雨が躯体内に侵入することを防止することできる。しかも、通気開口を小さくすると、フィンの遊端部が通気開口から入り難くなるが、複数の通気孔を有する開口封鎖部を採用することで、風抜け口を大きくすることができ、雨よけシートが風によって非常に煽られ難なる。
また、第1の辺部の近傍には、建物の躯体の頂部に設けられている磁性体部に固着される磁石が設けられていると好適である。
風に雨よけシートが煽られて、雨よけシートが外れないようにするためには、磁石を強くすれば良いが、磁石を強くすると、雨よけシートを取り外すときに強い力が必要になって、作業性が悪くなり、無理な力によって雨よけシートが破れる虞もある。そこで、フィンから風を逃がす構成を採用することで、磁力を弱くしても、雨よけシートが風に煽られて外れなくなる。つまり、磁石を採用する場合には、雨よけシートにフィンが設けられると雨よけシートの最適化が図られることになる。
また、建築工事用足場の横桟に掛けられて、庇のように設置されると好適である。
このような構成を採用すると、吹き付け塗装などの外壁作業を行いやすく、しかも、雨よけシートが建物に対して庇のようになるので、雨よけシートを建物の上から地面まで垂らすようにしなくても、強風を伴う雨で無い限り、その機能を十分果たすことができる。従って、雨よけシートをこのように設置させることで、シート本体の全長を短くでき、軽量化が図られて、持ち運びが容易になる。
また、シート本体の第3の辺部の近傍には、隣接して配置される他のシート本体の辺部に覆い被さる継ぎ目隠し片が設けられていると好適である。
このような構成を採用すると、隣接する雨よけシート間の隙間を継ぎ目隠し片で塞ぐことができるので、雨よけシート間の隙間から雨水などの侵入を防止することができる。
また、継ぎ目隠し片には、建築工事用足場の縦桟の挿入が可能な切り込み部が形成されていると好適である。
このような構成を採用すると、足場の縦桟を避けるようにして雨よけシートを設置させることができ、雨よけシートを弛ませることなく、足場の横桟に掛けて庇のようにすることができる。
また、継ぎ目隠し片には、面ファスナの一方のファスナ部が固定され、第4の辺部の近傍には、面ファスナの他方のファスナ部が固定されていると好適である。
このような構成を採用すると、隣接する一方の雨よけシートのファスナ部と他方の雨よけシートのファスナ部とを面合わせるだけで、隣接する雨よけシート同士を簡単に接合することができる。
本発明によれば、風抜け口を大きくすることができる。
本発明に係る雨よけシートの一実施形態を示す平面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 建物の躯体と足場との間に渡って雨よけシートを配置した状態を示す断面図である。 工事中の建物を外から見た状態を示す斜視図である。 足場に掛けられた状態の雨よけシートを示す断面図である。 本発明に係る雨よけシートの他の実施形態を示す平面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る雨よけシートの好適な実施形態について詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、建築工事用足場Bで囲まれた建物の躯体A内に雨が侵入するのを防止するための雨よけシート1は、ポリエステル樹脂等の柔軟性があり、防水性、撥水性を有する材質からなる矩形のシート本体2を有している。この雨よけシート1は、足場Bの横桟31に掛けられて庇のようにして利用されるので、足場Bにおける縦桟35の左右方向の間隔や内外方向の本数を考慮して、このシート本体2の幅は、建物外壁面の幅に合わせ、設計モデュール寸法に基づいて、例えば、約300〜1800mmであり、またシート本体2の長さは、庇の延長距離、ベランダ等の奥行きに合わせ設計モデュール寸法に基づいて、約900〜1800mmが適切である。
このシート本体2は、躯体Aへの設置時に外側(表側)から見た場合において、上側に位置する第1の辺部2aと、第1の辺部2aに対して平行で下側に位置する第2の辺部2bと、右側に位置する第3の辺部2cと、第3の辺部2cに対して平行で左側に位置する第4の辺部2dとで矩形をなしている。
シート本体2の第1の辺部2aの近傍には、ネオジウムからなる磁石3が設けられている。第1の辺部2aの近傍は、袋状に形成され、この内部には、第1の辺部2aの全長に渡って延在する補強板4が延在し、この補強板4には、等間隔で円板状の磁石3が接着剤またはリベット等を介して固定されている。また、補強板4は、第1〜第3の補強部4a〜4cに等分されており、それぞれの第1〜第3の補強部4a〜4c間には隙間6が設けられ、雨よけシート1の幅は広いので、この隙間6によって、雨よけシート1を折り畳む際の縦方向の折り目を作り易くしている。
シート本体2には、第1の辺部2aに対して平行に延在する通気開口20が形成され、通気開口20は、複数個(例えば6個)並設されると共に、シート本体2の略全幅に渡って延在している。各通気開口20は、裏側で開口封鎖部21によって覆われている。この開口封鎖部21には、メッシュ(編み目)状をなすように多数の通気孔21aが形成され、開口封鎖部21の縁は、縫合によってシート本体2に固定されている。
各フィン22は、水平ルーバー(鎧戸)状に表側で各開口封鎖部21を覆うようにそれぞれ取り付けられている。それぞれのフィン22は、第1の辺部2a側の端部、第3の辺部2c側の端部、第4の辺部2d側の端部で開口封鎖部21に縫合により固定され、第2の辺部2b側の遊端部22aは遊離して、この遊離部分が風抜け口Sになっている。
このような構成の雨よけシート1を製作する一例として、シート本体2に矩形の大きな開口30を一個形成し、この開口30を塞ぐように開口封鎖部21の縁をシート本体2に縫合により固定する。そして、細長いフィン22を、下から(第2の辺部2b側から)順に開口封鎖部21に縫合してゆき、第2の辺部2b側の遊端部22aが前列のフィン22の第1の辺部2a側の端部に重なるようにして、フィン22を、第1の辺部2aに向かって順次縫合し、6列のフィン22を製作する。また、フィン22の中央は、フィン22の弛みを防止するために、第1の辺部2aと第2の辺部2bとの間で延在する縫合部26により、開口封鎖部21に縫合されている。雨よけシート1はポリエステル樹脂等で柔軟な材質であり、1枚のシート本体2に6列のフィン22が設けられ、フィン高さ寸法は第1の辺部2aの長さ寸法に対して小さく設定されているので、通気開口20の外側を覆って被るはずの遊端部22aが、シートの内側に入り込んでしまうおそれがある。
そこで、雨よけシート1においては、多数の通気孔21aを有する開口封鎖部21で通気開口20が覆われているので、フィン22の第2の辺部2b側の遊端部22aが通気開口20から内側に入り込んでしまうことがなく、雨水が廻り込み、躯体A内に侵入することを防止することできる。しかも、通気開口20を小さくすると、フィン22の遊端部22aが通気開口20から入り難くなるが、多数の通気孔21aを有する開口封鎖部21を採用することで、風抜け口Sを大きくすることができ、雨よけシート1が風によって非常に煽られ難なる。なお、開口封鎖部21の通気孔21aの目は、雨が素通りしない程度が好ましい。
図3に示すように、建物の躯体Aの頂部には、躯体である軸組が組み立てられ、軸組梁で形成された2階床面、屋根面に、軽量気泡コンクリートの規格寸法で形成された屋根パネル10、床パネルを、それぞれ設置して屋根スラブ、床スラブを形成し、外周部には外壁パネル11を設置して外壁面を形成する。屋根面全体には、仕上げ防水シートが張られた屋根パネル10の縁10aから外壁パネル11の上部に渡って延在してビスによって固定されている幕板(磁性体部)12が配置され、この幕板12は、鋼板からなり、屋根パネル10と外壁パネル11との隙間を埋めて、躯体A内に水が侵入することを防止している。
このように、建物の躯体Aの頂部に設けられている幕板12が磁性体であることに着目し、この幕板12を利用して、建物の躯体Aの周囲に雨よけシート1を装着するために、矩形のシート本体2の第1の辺部2aの近傍には磁石3が設けられている。この磁石3を、建物の躯体Aの頂部に設けられている幕板12に引っ付けることで、雨よけシート1を足場Bの横桟31に庇のように簡単に掛けることがでる。しかも、磁石3を躯体Aの幕板12に付けたり外したりする作業を容易に行うことができるので、雨が降る直前や直後に、雨よけシート1を素早く装着することができる。
また、晴れた日に、太陽の光を建物の躯体A内に取り込んで、内部・内装工事をしたい場合でも、雨よけシート1を躯体Aから容易にかつ迅速に外すことができ、これによって、工事の作業効率を向上させることができる。しかも、雨よけシート1は、着脱が容易なので、幕板12に取り付けられる雨樋が完成前であっても内部・内装工事に着手することができ、これによって、工期を短縮することができる。
また、躯体Aの外壁面から水平方向に突出して庇のようになっている屋根パネル10の縁10aより下側に位置する幕板12の垂下部12aは、屋根パネル10の縁10aの先端より奥まった位置にあるので、この垂下部12aに磁石3を装着すると、雨よけシート1の第1の辺部2aから雨が侵入することを効果的に防止することができる。したがって、仮防水シートの屋根面全周の縁10aに向かって拡散した雨水は、雨よけシート1の表面側を伝って地盤面に滴下して処理されるのである。なお、屋根パネル10の縁10aの上面に位置する幕板12の水平部12bに磁石3を装着することもできる。
図5に示すように、雨よけシート1を足場Bの横桟31に庇のように掛けると、吹き付け塗装などの外壁作業を行いやすく、しかも、雨よけシート1が建物に対して庇のようになるので、雨よけシート1を建物の上から地面まで垂らすようにしなくても、強風を伴う雨で無い限り、その機能を十分果たすことができる。従って、雨よけシート1をこのように設置させることで、シート本体2の全長を短くでき、雨よけシート2の軽量化が図られて、持ち運びが容易になる。特に、躯体Aのベランダ33の腰壁33a側では、足場Bが外壁パネル11から遠く離れた位置に設置されるので、雨よけシート1を足場Bの横桟31に掛けると、大きな庇を出現させることができる。雨よけシート1をこのように設置することは、ベランダ33側では特に効果的である。
また、雨よけシート1が風に煽られて、雨よけシート1が外れないようにするためには、磁石3を強くすれば良いが、磁石3を強くすると、雨よけシート1を取り外すときに強い力が必要になって、作業性が悪くなり、無理な力によって雨よけシート1が破れる虞もある。そこで、フィン22から風を逃がす構成を採用することで、磁石3を弱くしても、雨よけシート1が風に煽られて外れなくなる。つまり、磁石3を採用する場合には、雨よけシート1にフィン22が設けられると雨よけシート1の最適化が図られることになる。
さらに、図1及び図2に示すように、シート本体2の第3の辺部2cの近傍には、第3の辺部2cの全長に渡って延在する継ぎ目隠し片7が縫合によって固定されている。この継ぎ目隠し片7の裏面の遊端には、面ファスナ8の雄側のファスナ部8aが縫合によって固定され、第4の辺部2d近傍でシート本体2の表面側には、面ファスナ8の雌側のファスナ部8bが縫合によって固定されている。面ファスナ8の例としては、いわゆるマジックテープ(登録商標)がある。
このような構成を採用すると、図4に示すように、隣接する雨よけシート1A,1B間の隙間9を継ぎ目隠し片7で塞ぐことができるので、雨よけシート1A,1B間の隙間9から雨水などの侵入を防止することができる。そして、一方の雨よけシート1Aのファスナ部8bと他方の雨よけシート1Bのファスナ部8aとを面合わせするだけで、継ぎ目隠し片7で隙間9を塞ぎつつ、隣接する雨よけシート1A,1B同士を簡単に接合させることができる。なお、図4の足場の構成は、図3とはやや異なる構成であるため、雨よけシートの装着位置も異なるものである。
さらに、図1及び図2に示すように、継ぎ目隠し片7には、足場Bの縦桟35(図3参照)の挿入が可能な切り込み部7aが形成されている。この切り込み部7aは、足場Bの縦桟35を避けるようにして雨よけシート1を設置させることができ、雨よけシート1を弛ませることなく、足場Bの横桟31に掛けて庇のようにすることができる。なお、符号13は、躯体Aのベランダ33の腰壁33aから突出して足場Bに固定される足場繋ぎ部材である。
更に、シート本体2の第3の辺部2c及び第4の辺部2dの近傍には、第3及び第4の辺部2c,2dに沿って等間隔にハトメ14,15が設けられている。第3の辺部2c側のハトメ14は、継ぎ目隠し片7の裏側に隠されており、第4の辺部2d側のハトメ15については、露出してはいるが、ファスナ部8bと第4の辺部2dとの間に配置されているので、雨よけシート1A,1B同士を面ファスナ8で接合した際には、ハトメ15が継ぎ目隠し片7によって隠されることになるので、ハトメ14,15から雨が入ることが無くなる。
第3の辺部2c側のハトメ14と第4の辺部2d側のハトメ15とは、長さ方向において略同じ位置に設けられているので、一方の雨よけシート1Aのハトメ15と他方の雨よけシート1Bのハトメ14とを紐で繋ぐことで、隣接する雨よけシート1A,1B同士を簡単に接合させることができる。特に、面ファスナ8の接合力が弱くなった場合や、強風のときに効果的である。
更に、第2の辺2b側において、シート本体2の両端には、足場Bの縦桟35に雨よけシート1の下端を縛り付けるための紐部36が取り付けられ、第2の辺2b側におけるシート本体2の中央には、横桟31にワンタッチ連結可能なスナップ型フック37が取り付けられている。このスナップ型フック37は、長さ調整自在なベルト38の先端に固定され、ベルト38の基端はシート本体2に縫合によって固定されている。紐部36を足場Bの縦桟35に縛り付けることで、雨よけシート1が風によって捲れ上がることを防止することができる。そして、フック37は、横桟31に固定されたリング状のワイヤ39(図5参照)に対して着脱自在であり、フック37を足場Bに取り付けておくことで、紐部36や磁石3が外れてしまった場合でも、雨よけシート1が風に乗って飛んでいってしまうことを防止することができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されないことは言うまでもない。
例えば、図6に示すように、他の雨よけシート40は、躯体Aの外壁パネル11に沿って屋根から地面まで垂らすように利用され、このような長尺な雨よけシート40であっても、複数の通気孔41aを有する開口封鎖部41及びフィン42を設けることができる。雨よけシート40には、矩形の通気開口43が形成され、この通気開口43を裏側から塞ぐように開口封鎖部41がシート本体44に縫合されている。さらに、通気開口43を外側から塞ぐように、フィン42がシート本体44に縫合部46によって固定されている。そして、フィン42は、第2の辺部2b側の遊端部42aが縫合されていないので、シート本体44に対して遊離し、この遊離部分が風抜け口Sになっている。
なお、この雨よけシート40にあっては、雨よけシート1と同等な構成部分に同一符号を付して、その説明は省略する。
本発明に係る雨よけシート1,40は、鉄骨軸組構造の建物に限らず、木造や鉄筋コンクリート造の建物についても適用できることは言うまでもない。継ぎ目隠し片7は、左右の何れであってもよい。
開口封鎖部21,41は、通気孔21a,41aがメッシュ状に配列されていなくても、フィン22,42の遊端部22a,42aが通気開口20,43から内側に入り難くなるものであればよい。例えば、開口封鎖部21,41の通気孔21a,41aは、多数の丸孔がパンチングされたものであっても、編み目ではなくても、縦又は横又は斜めのスリット状であってもよい。
A…躯体、B…足場、1,40…雨よけシート、2,44…シート本体、2a…第1の辺部、2b…第2の辺部、2c…第3の辺部、2d…第4の辺部、3…磁石、7…繋ぎ目隠し片、7a…切り込み部、8…面ファスナ、8a,8b…ファスナ部、12…幕板(磁性体部)、14,15…ハトメ、20,43…通気開口、21,41…開口封鎖部、21a,41a…通気孔、22,42…フィン、31…横桟(水平繋ぎ部材)、35…縦桟(建地部材)、S…風抜け口。

Claims (6)

  1. 建物の躯体内に雨が侵入するのを防止する雨よけシートにおいて、
    設置時に上下で互いに平行な第1及び第2の辺部と、設置時に左右で互いに平行な第3及び第4の辺部とを有する矩形のシート本体は、
    上側に位置する前記第1の辺部に対して平行に延在する通気開口と、
    この通気開口を覆って配置されると共に、複数の通気孔を有する開口封鎖部と、
    前記開口封鎖部を外側から覆うように取り付けられていると共に、風抜け口を作るために、下側に位置する前記第2の辺部側の端部が前記シート本体に対して遊離しているフィンと、を備えていることを特徴とする雨よけシート。
  2. 前記第1の辺部の近傍には、前記建物の躯体の頂部に設けられている磁性体部に固着される磁石が設けられていることを特徴とする請求項1記載の雨よけシート。
  3. 前記建築工事用足場の横桟に掛けられて、庇のように設置されることを特徴とする請求項1又は2記載の雨よけシート。
  4. 前記シート本体の前記第3の辺部の近傍には、隣接して配置される他のシート本体の辺部に覆い被さる継ぎ目隠し片が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項記載の雨よけシート。
  5. 前記継ぎ目隠し片には、建築工事用足場の縦桟の挿入が可能な切り込み部が形成されていることを特徴とする請求項4記載の雨よけシート。
  6. 前記継ぎ目隠し片には、面ファスナの一方のファスナ部が固定され、前記第4の辺部の近傍には、前記面ファスナの他方のファスナ部が固定されていることを特徴とする請求項4又は5記載の雨よけシート。
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