JP2006087539A - オーバーロックミシンの糸調子装置 - Google Patents

オーバーロックミシンの糸調子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】糸調子器に付設する原点復帰装置の構造を単純化して、コストダウンすると共に使い易くする。
【解決手段】調節つまみ9と原点復帰操作レバー13との間に、調節つまみが原点位置から加圧方向へ変位する動作に従動して原点復帰レバー17を変位させる第1連動機構C1と、糸調子器の調節つまみが原点位置から減圧方向へ変位する動作に従動して原点復帰レバーを変位させる第2連動機構C2との2系列の連動機構を設け、この2系列の連動機構に、第1連動機構が作動するときは第2連動機構を非作動状態に回避させる連動回避手段D1を備え、第2連動機構が作動するときは第1連動機構を非作動状態に回避させる連動回避手段D2をそれぞれ備え、かつ、この2系列の連動機構は、調節つまみが加圧方向に変位する場合と、該調節つまみが減圧方向に変位する場合との何れの場合も原点復帰レバーを同一方向に変位させるように構成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、オーバーロックミシンの糸調子装置に関し、糸調子器の原点復帰機構を簡単にして、使い易く、かつ、コストダウンできるようにしたことを特長とする。
オーバーロックミシンに備える糸調子装置は、例えば特許文献1のように、糸調子器の減圧方向の回転と増圧方向への回転との両方の回転に従動する移動体を備え、該移動体の揺動範囲の両外側に配置した2辺の原点復帰レバーをそれぞれ作動させることによって糸調子器を原点位置に復帰させるようにした原点復帰装置を備えていた。
特許第2686188号公報
上記のように構成し、上記のように作動する糸調子器の原点復帰装置を備えた特許文献1の糸調子装置は、ダイヤルテンション軸上に備えられた複数組の糸調子器毎にそれぞれ原点復帰装置を備えること、並びに各原点復帰装置には、減圧方向と増圧方向とに移動する移動体の両側にそれぞれ原点復帰のための2辺のレバーを備えることが必要であった。
そのために、構造が複雑になりコスト高になる上に、復帰操作に手数を要するという欠点があった。
以上のことから、本発明が解決しようとする課題は、糸調子器に付設する原点復帰装置の構造を単純化して、コストダウンできるようにする一方で、復帰操作が簡単にできるようにするなどしてオーバーロックミシンを使い易くすることにある。
そこで本発明は、上記の課題を解決するために、縫い方に合わせた糸調子圧を設定して、ダイヤルカム軸上にそれぞれ固定された複数個の糸調子カムと、各糸調子カムの設定リフトに従ってそれぞれ揺動する揺動片と、各揺動片の先端部を係合してダイヤルテンション軸上に摺動可能に備えられた複数個のばね受けと、各ばね受けに支承されるばねの付勢によりそれぞれに設定糸調子圧を形成する糸調子皿とからなる一括変換機構と、上記各糸調子皿の設定糸調子圧をそれぞれの調節つまみで微調節する微調節機構とを備える一方、
上記調節つまみと原点復帰操作レバーとの間に、上記調節つまみが原点位置から加圧方向へ変位する動作に従動して原点復帰レバーを原点復帰操作レバーに向けて変位させる第1連動機構と、上記調節つまみが原点位置から減圧方向へ変位する動作に従動して原点復帰レバーを原点復帰操作レバーに向けて変位させる第2連動機構との2系列の連動機構を設けるとともに、この2系列の連動機構は、それぞれ、第1連動機構が作動するときは第2連動機構を非作動状態に回避させる連動回避手段を備え、第2連動機構が作動するときは第1連動機構を非作動状態に回避させる連動回避手段を備え、かつ、この2系列の連動機構は、前記調節つまみが加圧方向に変位する場合と、該調節つまみが減圧方向に変位する場合との何れの場合も前記原点復帰レバーを同一方向に変位させるように構成したことを特徴とするオーバーロックミシンの糸調子装置を提供するものである。
そして、請求項2の発明は、前記調節つまみの外周に設けた原動歯車と、初期位置を調節つまみの原点位置に対応させて原点復帰レバー軸に備えた従動歯車との噛合と、上記原点復帰レバー軸上に備えられて上記従動歯車の回転に従動する原点復帰レバーと、この原点復帰レバーの出力端部に備えられて、該原点復帰レバーに原点復帰動作を伝達する当接子とによって、第1連動機構を構成し、
第2連動機構は、調節つまみに一端を接続し、他端を、該調節つまみの原点位置に初期位置を対応させた上記原点復帰レバーの他端部に接続して、この原点復帰レバーの原点復帰動作により上記調節つまみを原点に復帰させる連結リンクとによって構成し、
第1連動機構の連動回避手段は、上記従動歯車に設けられ、該歯車が前記調節つまみの原点位置から加圧方向に変位する場合の回転方向に沿って長い円弧孔と、上記原点復帰レバーの一端部に具えた連結ピンとの嵌合によって構成し、
第2連動機構の連動回避手段は、上記原点復帰レバーの他端部に上記連結リンクを接続した連結ピンと、前記調節つまみが原点位置から減圧方向へ変位する場合の移動方向に沿って長く上記連結リンクに形成した長孔との嵌合によって構成して、原点復帰機構の構造を単純化した。
請求項3の発明は、前記第1と第2の連動機構の作動により同一方向に変位する前記原点復帰レバーの外側に沿って長尺の原点復帰操作レバーを配置して、この原点復帰操作レバーと各原点復帰レバーとの当接により各調節つまみを一斉に原点復帰するように構成したことを特徴とするもので、原点復帰機構の構造を単純化するとともに、各調節つまみの原点復帰操作をきわめて容易にする効果がある。
本発明に係る糸調子装置は、縫い方に合わせた糸調子カム、揺動片、ばね受けおよびばねの作動により設定された糸調子器の糸調子圧をさらに微調節する調節つまみと、原点復帰操作レバーとの間に、互いに作動状態を干渉しないように構成した第1連動機構と、第2連動機構との2系列の連動機構を設け、かつ、両連動機構の作動の終端となる原点復帰レバーを同一方向に変位させるように構成したので、原点復帰構造が単純化して、コストダウンする一方で、復帰操作が簡単になり、オーバーロックミシンをより使い易くする。
縫い方に合わせた糸調子圧を設定して、ダイヤルカム軸上にそれぞれ固定された複数個の糸調子カムと、各糸調子カムの設定リフトに従ってそれぞれ揺動する揺動片と、各揺動片の先端部を係合してダイヤルテンション軸上に摺動可能に備えられた複数個のばね受けと、各ばね受けに支承されるばねの付勢によりそれぞれに設定糸調子圧を形成する糸調子皿とからなる一括変換機構と、上記ダイヤルテンション軸上の各糸調子皿に隣接して備えられた調節つまみの操作によって、各糸調子器の設定糸調子圧を微調節する微調節機構とを備える一方、
調節つまみと原点復帰操作レバーとの間に、糸調子器の調節つまみが原点位置から加圧方向へ変位する動作に従動して原点復帰レバーを変位させる第1連動機構と、
糸調子器の調節つまみが原点位置から減圧方向へ変位する動作に従動して原点復帰レバーを変位させる第2連動機構との2系列の連動機構を設ける。
2系列の連動機構は、第1連動機構が作動するときは第2連動機構を非作動状態に回避させる連動回避手段を備え、第2連動機構が作動するときは第1連動機構を非作動状態に回避させる連動回避手段をそれぞれ備える。
この2系列の連動機構は、調節つまみが加圧方向に変位する場合と、調節つまみが減圧方向に変位する場合との何れの場合も原点復帰レバーを同一方向に変位させるように構成したオーバーロックミシンの糸調子装置。
図面は本発明の実施例を示すもので、図1は、実施例の一部切欠平面図、図2は、実施例の一部切欠正面図、図3は、調節つまみを原点位置に置いた場合の一部切欠側面図、図4は、作動状態を説明する一部切欠側面図、図6は、同じく作動状態を説明する一部切欠側面図である。
実施例を示す図において、Aは、この種の糸調子装置において従来公知のダイヤルカム軸1と、縫い方に合わせた糸調子圧を設定してダイヤルカム軸1上にそれぞれ固定された複数個の糸調子カム2と、各糸調子カム2の設定リフトに従ってそれぞれ揺動する揺動片3と、各揺動片3の先端部3’を係合してダイヤルテンション軸4上に備えられた複数個のばね受け5と、各ばね受け5に一方を支承されるばね6の付勢により、それぞれに設定糸調子圧を形成する左右一対の糸調子皿7とからなる一括変換機構である。
Bは、各糸調子器の設定糸調子圧を所望の糸調子圧に微調節する微調節機構である。この微調節機構Bは、ダイヤルテンション軸4に軸孔を遊嵌して各糸調子皿7の他側面(図1、2の図示右側)にそれぞれ隣接して回転可能に備えられ、糸調子皿7側の端部外周にそれぞれ雄ねじ部8を形成した調節つまみ9と、この調節つまみ9と糸調子皿7との間に介設されて調節つまみ9の雄ねじ部8に螺合し、支え軸10に回転を抑止される雌ねじ部付きの微調節作動子11とからなる。
この実施例において微調節機構Bは、調節つまみ9を原点位置(図1中図示N印)から上側へ回すと、雌ねじ部付きの微調節作動子11がダイヤルテンション軸4上を図示右側に後退して糸調子器の設定糸調子圧を減圧し、下側に回転させると微調節作動子11が図示右側に前進して糸調子器の設定糸調子圧を加圧するように作動する。
本発明には、ダイヤルテンション軸4上の調節つまみ9と、原点復帰操作軸12上に遊嵌した原点復帰操作レバー13との間に、糸調子皿7間に形成されている設定糸調子圧を微調節する調節つまみ9が原点位置から加圧方向へ変位する動作に従動して原点復帰レバー17を変位させる第1連動機構C1と、上記調節つまみ9が原点位置から減圧方向へ変位する動作に従動して原点復帰レバー17を変位させる第2連動機構C2との2系列の連動機構が設けられている。
この実施例において第1連動機構C1は、調節つまみ9の外周に設けた原動歯車14と、初期位置を調節つまみ9の原点位置に対応させて原点復帰レバー軸15上に遊嵌する従動歯車16との噛合と、同じく原点復帰レバー軸15上に備えられて従動歯車16の回転に従動する原点復帰レバー17と、この原点復帰レバー17の出力端部17aに設けた当接子18とによって構成されている。
また、第2連動機構C2は、調節つまみ9に一端19’を接続し、他端19”を、原点復帰レバー17の他端部17cに接続した連結リンク19と、原点復帰レバー17の出力端部17aに設けた当接子18とによって構成されている。
上記した2系列の連動機構C1、C2には、それぞれに一方の連動機構が作動するときは他方の連動機構を非作動状態に保つ、すなわち、調節つまみ9との連動を回避する連動回避手段を備え、その作動が互いに干渉されないようにした連動回避手段D1、D2を備えている。
第1連動機構C1の連動回避手段D1は、従動歯車16に設けられ、該歯車16が調節つまみ9の原点位置から減圧方向に変位する場合の回転方向に沿って長く形成した円弧孔20と、原点復帰レバー17の一端部17bに具えられて、初期位置を調節つまみ9の原点位置に対応させて円弧孔20に嵌合する連結ピン21とによって構成されている。
第2連動機構C2の連動回避手段D2は、連結リンク19に設けられて、調節つまみ9の原点位置から加圧方向の変位長さに応じた長さを具えた長孔22と、原点復帰レバー17の他端部17cに設けられて、初期位置を調節つまみ9の原点位置に対応させて長孔22に嵌合する連結ピン23とによって構成されている。
次ぎに、上記のように構成したこの微調節機構Bの一連の動作を図3、4、5について説明する。
まず、図3に示すように原点位置にある調節つまみ9を同図時計回りに回転させると、微調節作動子11の後退により糸調子皿7の設定糸調子圧力が減圧される一方で、第2連動機構C2に関しては、調節つまみ9の回転に連結ピン23が同方向に移動し、連結ピン23に牽引されて連結リンク19と原点復帰レバー17の他端部17cを介して、原点復帰レバー17が、図4に示すように、同じく時計回りに変位し、当接子18を原点復帰操作レバー13側に変位させる。この場合の原動歯車14と原点復帰レバー17の回転は、従動歯車16の円弧孔20内の連結ピン21が円弧方向に移動する連動回避手段D1の作動により、第1連動機構C1の連動を回避する。
また、図3に示すように原点位置にある調節つまみ9を同図反時計回りに回転させると、微調節作動子11の前進により糸調子皿7の設定糸調子圧力が加圧される一方で、第1連動機構C1に関しては、初期位置を調節つまみ9の原点位置に対応させて原動歯車14と噛合している従動歯車16が、同図時計回りに回転する。そして、従動歯車16の円弧孔20の一端(図示左端)に連結ピン21を嵌合させている原点復帰レバー17が、前記第2連動機構C2の場合と同様に、図示時計回りに回転して出力端部17aを同方向に変位させ、当接子18を原点復帰操作レバー13側に変位させる。
この場合の原点復帰レバー17の回転は、連結リンク19の他端19”に嵌合していた連結ピン23を長孔22内で変位させる連動回避手段D2の作動により、第2連動機構C2への連動を回避する。
原点復帰操作レバー13は、図1、2に示すように、ダイヤルテンション軸4に配置されている各糸調子器の配置幅に相当する長さを有し、原点復帰操作軸12の一端に備えたばね24に抗して図3の時計回りに揺動させることによって、各当接子18と原点復帰レバー17と従動歯車16を初期位置へ、調節つまみ9を原点位置へそれぞれ復帰させる。
なおこの実施例において、原点復帰レバー17は、従動歯車16と係合する連結ピン21を一端部17bに具え、他端部17cに連結ピン23を具えた部材17’と、当接子18を出力端部17aに具えた部材17”とは別体に形成したものを後から一体化して原点復帰レバー軸15上に備えている。
また図中、25は縫い方を選択するローラー、26はローラー軸27の外端に取り付けられた選択ダイヤル、28は、選択された縫い方をダイヤルカム軸1に伝達するプーリーとタイミングベルトとからなる伝達機構、29は、ローラー軸27上に固定されたラチェット歯車で、この歯車29は、図3、4、5に示すように、原点復帰操作レバー13の下端に具えた係合子13’と係合して、上記選択ダイヤル26の回転に従動して原点復帰操作レバー13を介して原点復帰レバー17を変位位置から初期位置へ復帰させ、調節つまみ9を原点に復帰させる。
本発明に係る糸調子装置は、第1連動機構、第2連動機構、連動機構それぞれに付設した連動回避機構ともに実施例の形態に限られるものではなく、本発明の要旨に沿って適宜に設計変更できることはいうまでもない。
実施例を示す正面図である。 実施例の平面図である。 実施例の調節つまみを原点位置においた場合の一部切欠側面図である。 実施例の作動を説明する一部切欠側面図である。 実施例の作動を説明する一部切欠側面図である。
符号の説明
A 一括変換機構
B 微調節機構
C1 第1連動機構
C2 第2連動機構
D1 第1連動回避機構
D2 第2連動回避機構
1 ダイヤルカム軸
2 糸調子カム
3 揺動片 (3’ 先端部)
4 ダイヤルテンション軸
5 ばね受け
6 ばね
7 糸調子皿
8 雄ねじ部
9 調節つまみ
10 支え軸
11 微調節作動子
12 原点復帰操作軸
13 原点復帰操作レバー (13’ 係合子)
14 原動歯車
15 原点復帰レバー軸
16 従動歯車
17 原点復帰レバー (17a 出力端部、17b 一端部、 17c 他端部)
18 当接子
19 連結リンク (19’ 一端、19” 他端)
20 円弧孔
21 連結ピン
22 長孔
23 連結ピン
24 ばね
25 ローラー
26 選択ダイヤル
27 ローラー軸
28 伝達機構
29 ラチェット歯車

Claims (3)

  1. 縫い方に合わせた糸調子圧を設定して、ダイヤルカム軸上にそれぞれ固定された複数個の糸調子カムと、各糸調子カムの設定リフトに従ってそれぞれ揺動する揺動片と、各揺動片の先端部を係合してダイヤルテンション軸上に摺動可能に備えられた複数個のばね受けと、各ばね受けに支承されるばねの付勢によりそれぞれに設定糸調子圧を形成する糸調子皿とからなる一括変換機構と、上記各糸調子皿の設定糸調子圧をそれぞれの調節つまみで微調節する微調節機構とを備える一方、
    上記調節つまみと原点復帰操作レバーとの間に、上記調節つまみが原点位置から加圧方向へ変位する動作に従動して原点復帰レバーを原点復帰操作レバーに向けて変位させる第1連動機構と、上記調節つまみが原点位置から減圧方向へ変位する動作に従動して原点復帰レバーを原点復帰操作レバーに向けて変位させる第2連動機構との2系列の連動機構を設けるとともに、この2系列の連動機構は、それぞれ、第1連動機構が作動するときは第2連動機構を非作動状態に回避させる連動回避手段を備え、第2連動機構が作動するときは第1連動機構を非作動状態に回避させる連動回避手段を備え、かつ、この2系列の連動機構は、前記調節つまみが加圧方向に変位する場合と、該調節つまみが減圧方向に変位する場合との何れの場合も前記原点復帰レバーを同一方向に変位させるように構成したことを特徴とするオーバーロックミシンの糸調子装置。
  2. 前記第1連動機構は、前記調節つまみの外周に設けた原動歯車と、初期位置を調節つまみの原点位置に対応させて原点復帰レバー軸に備えた従動歯車との噛合と、上記原点復帰レバー軸上に備えられて上記従動歯車の回転に従動する原点復帰レバーと、この原点復帰レバーの出力端部に備えられ、該原点復帰レバーに原点復帰動作を伝達する当接子とからなり、
    前記第2連動機構は、前記調節つまみに一端を接続し、他端を、該調節つまみの原点位置に初期位置を対応させた上記原点復帰レバーの他端部に接続して、この原点復帰レバーの原点復帰動作により上記調節つまみを原点に復帰させる連結リンクとからなること、
    前記第1連動機構の連動回避手段は、上記従動歯車に設けられ、該歯車が前記調節つまみの原点位置から加圧方向に変位する場合の回転方向に沿って長い円弧孔と、上記原点復帰レバーの一端部に具えた連結ピンとの嵌合によって構成されており、
    前記第2連動機構の連動回避手段は、上記原点復帰レバーの他端部に上記連結リンクを接続した連結ピンと、前記調節つまみが原点位置から減圧方向へ変位する場合の移動方向に沿って長く上記連結リンクに形成した長孔との嵌合によって構成されていることを特徴とする請求項1記載のオーバーロックミシンの糸調子装置。
  3. 前記第1と第2の連動機構の作動により同一方向に変位する前記原点復帰レバーは、各原点復帰レバーの変位方向の外側に沿って配置した長尺の原点復帰操作レバーとの当接により前記各調節つまみを一斉に原点復帰するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のオーバーロックミシンの糸調子装置。
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