JP2006087274A - ハイブリッド車のモード遷移制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車のモード遷移制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ハイブリッド車モードから電気自動車モードへのモード遷移時、燃費性能の向上と再加速応答性の向上との両立を図ることができるハイブリッド車のモード遷移制御装置を提供すること。
【解決手段】 エンジンEと少なくとも1つのモータを動力源とし、該動力源とタイヤへの出力部材が連結される差動装置を有する駆動力合成変速機TMと、車両状態に応じて前記エンジンEとモータを用いるハイブリッド車モードからモータのみを用いる電気自動車モードへのモード遷移を行うモード遷移制御手段と、を備えたハイブリッド車において、前記エンジンEと前記差動装置のエンジン入力部材との間にエンジンクラッチECを設け、前記モード遷移制御手段は、ハイブリッド車モードから電気自動車モードへのモード遷移時、前記エンジンクラッチECを切り離してエンジンEを停止させる第1のパターンと、前記エンジンクラッチECを切り離してエンジンEをアイドル回転のままとする第2のパターンと、を有する手段とした。
【選択図】 図5

Description

本発明は、エンジンと少なくとも1つのモータを動力源とし、該動力源とタイヤへの出力部材が連結される差動装置を有する駆動力合成変速機を備えたハイブリッド車のモード遷移制御装置に関する。
従来、エンジンと2つのモータジェネレータを動力源とする駆動力合成変速機を備えたハイブリッド車が知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなハイブリッド車では、エンジンとモータジェネレータを用いるハイブリッド車モードからモータジェネレータのみを用いる電気自動車モードへのモード遷移時、エンジンクラッチを切り離し、エンジンを停止することで、電気自動車モードへのモード遷移を行っていた。
特開2003−269596号公報
しかしながら、従来のハイブリッド車のモード遷移制御装置にあっては、ハイブリッド車モードから電気自動車モードへのモード遷移時、エンジンクラッチを切り離し、エンジンを停止していたため、電気自動車モードから長い時間を経過した後にハイブリッド車モードへモード遷移する場合には、エンジン停止により燃費性能が向上するものの、電気自動車モードへのモード遷移の直後、再びハイブリッド車モードへのモード遷移が発生した場合、モード遷移に時間を要し、エンジン駆動力の上乗せがほしい加速要求に対し応答遅れとなるし、また、短時間のうちにハイブリッド車モード→電気自動車モード→ハイブリッド車モードへとモード遷移する場合、エンジン始動等に多くのエネルギーを要し、エンジン停止することが却って燃費効率を低下させてしまう、という問題があった。
ここで、電気自動車モードからハイブリッド車モードへのモード遷移時は、(1)差動装置のエンジン入力回転数をエンジンのすり上げ始動しやすい回転数とし、(2)両モータジェネレータをエンジン始動モータとし、かつ、エンジンクラッチを半クラッチ締結にしてエンジンをすり上げ始動し、(3)エンジン回転数を差動装置のエンジン入力回転数まで引き上げ、(4)エンジンクラッチを完全締結する、というモード遷移手順を経過して行われる。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、ハイブリッド車モードから電気自動車モードへのモード遷移時、燃費性能の向上と再加速応答性の向上との両立を図ることができるハイブリッド車のモード遷移制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のハイブリッド車のモード遷移制御装置では、エンジンと少なくとも1つのモータを動力源とし、該動力源とタイヤへの出力部材が連結される差動装置を有する駆動力合成変速機と、車両状態に応じて前記エンジンとモータを用いるハイブリッド車モードからモータのみを用いる電気自動車モードへのモード遷移を行うモード遷移制御手段と、を備えたハイブリッド車において、
前記エンジンと前記差動装置のエンジン入力部材との間にエンジンクラッチを設け、
前記モード遷移制御手段は、ハイブリッド車モードから電気自動車モードへのモード遷移時、前記エンジンクラッチを切り離してエンジンを停止させる第1のパターンと、前記エンジンクラッチを切り離してエンジンをアイドル回転のままとする第2のパターンと、を有することを特徴とする。
よって、本発明のハイブリッド車のモード遷移制御装置にあっては、ハイブリッド車モードから電気自動車モードへのモード遷移時、モード遷移制御手段において、エンジンクラッチを切り離してエンジンを停止させる第1のパターンと、エンジンクラッチを切り離してエンジンをアイドル回転のままとする第2のパターンと、の何れかが選択される。すなわち、電気自動車モードへのモード遷移から十分な時間を経過した後にハイブリッド車モードへモード遷移するような状況では、エンジンを停止する第1のパターンを選択することで、燃費性能の向上を達成できる。一方、電気自動車モードへのモード遷移直後にハイブリッド車モードへ再遷移するような状況では、エンジンをアイドル回転とする第2のパターンを選択することで、ハイブリッド車モードへ再遷移が応答良く行われ、再加速応答性の向上を達成できる。この結果、ハイブリッド車モードから電気自動車モードへのモード遷移時、燃費性能の向上と再加速応答性の向上との両立を図ることができる。
以下、本発明のハイブリッド車のモード遷移制御装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1〜実施例3に基づいて説明する。
まず、ハイブリッド車の駆動系構成を説明する。
図1は実施例1のモード遷移制御装置が適用されたハイブリッド車の駆動系を示す全体システム図である。実施例1におけるハイブリッド車の駆動系は、図1に示すように、エンジンEと、第1モータジェネレータMG1(モータ)と、第2モータジェネレータMG2(モータ)と、出力ギヤOG(出力部材)と、駆動力合成変速機TMと、を有する。
前記エンジンEは、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンであり、後述するエンジンコントローラ1からの制御指令に基づいて、スロットルバルブのバルブ開度等が制御される。
前記第1モータジェネレータMG1と第2モータジェネレータMG2は、ロータに永久磁石を埋設しステータにステータコイルが巻き付けられた同期型モータジェネレータであり、後述するモータコントローラ2からの制御指令に基づいて、インバータ3により作り出された三相交流を印加することによりそれぞれ独立に制御される。
前記駆動力合成変速機TMは、ラビニョウ型遊星歯車列PGR(差動装置、遊星歯車列)と、ローブレーキLBと、を有し、前記ラビニョウ型遊星歯車列PGRは、第1サンギヤS1と、第1ピニオンP1と、第1リングギヤR1と、第2サンギヤS2と、第2ピニオンP2と、第2リングギヤR2と、互いに噛み合う第1ピニオンP1と第2ピニオンP2とを支持する共通キャリアPCと、によって構成されている。つまり、ラビニョウ型遊星歯車PGRは、第1サンギヤS1と、第1リングギヤR1と、第2サンギヤS2と、第2リングギヤR2と、共通キャリアPCと、の5つの回転要素を有する。この5つの回転要素に対する入出力部材の連結関係について説明する。
前記第1サンギヤS1には、第1モータジェネレータMG1が連結されている。前記第1リングギヤR1は、ローブレーキLBを介してケースに固定可能に設けられている。前記第2サンギヤS2には、第2モータジェネレータMG2が連結されている。前記第2リングギヤR2(エンジン入力部材)には、エンジンクラッチECを介してエンジンEが連結されている。前記共通キャリアPCには、出力ギヤOGが直結されている。なお、出力ギヤOGからは、図外のディファレンシャルやドライブシャフトを介して左右の駆動タイヤに駆動力が伝達される。
上記連結関係により、図2に示す共線図上において、第1モータジェネレータMG1(第1サンギヤS1)、エンジンE(第2リングギヤR2)、出力ギアOG(共通キャリアPC)、ローブレーキLB(第1リングギヤR1)、第2モータジェネレータMG2(第2サンギヤS2)の順に配列され、ラビニョウ型遊星歯車列PGRの動的な動作を簡易的に表せる剛体レバーモデルを導入することができる。
ここで、「共線図」とは、差動歯車のギヤ比を考える場合、式により求める方法に代え、より簡単で分かりやすい作図により求める方法で用いられる速度線図であり、縦軸に各回転要素の回転数(回転速度)をとり、横軸に各回転要素をとり、各回転要素の間隔をサンギヤとリングギヤの歯数比に基づく共線図レバー比になるように配置したものである。
前記エンジンクラッチECとローブレーキLBは、後述する油圧制御装置5からの油圧により締結される多板摩擦クラッチと多板摩擦ブレーキであり、エンジンクラッチECは、図2の共線図上において、エンジンEと共にエンジン入力回転部材である第2リングギヤR2の回転速度軸と一致する位置に配置され、ローブレーキLBは、図2の共線図上において、第1リングギヤR1の回転速度軸(出力ギヤOGの回転速度軸と第2サンギヤS2の回転速度軸との間の位置)に配置される。
次に、ハイブリッド車の制御系を説明する。
実施例1におけるハイブリッド車の制御系は、図1に示すように、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、インバータ3と、バッテリ4と、油圧制御装置5と、統合コントローラ6と、アクセル開度センサ7と、車速センサ8(車速検出手段)と、エンジン回転数センサ9と、第1モータジェネレータ回転数センサ10と、第2モータジェネレータ回転数センサ11と、第2リングギヤ回転数センサ12と、を有して構成されている。
前記エンジンコントローラ1は、アクセル開度センサ7からのアクセル開度APとエンジン回転数センサ9からのエンジン回転数Neを入力する統合コントローラ6からの目標エンジントルク指令等に応じ、エンジン動作点(Ne,Te)を制御する指令を、例えば、図外のスロットルバルブアクチュエータへ出力する。
前記モータコントローラ2は、レゾルバによる両モータジェネレータ回転数センサ10,11からのモータジェネレータ回転数N1,N2を入力する統合コントローラ6からの目標モータジェネレータトルク指令等に応じ、第1モータジェネレータMG1のモータ動作点(N1,T1)と、第2モータジェネレータMG2のモータ動作点(N2,T2)と、をそれぞれ独立に制御する指令をインバータ3へ出力する。なお、このモータコントローラ2からは、バッテリ4の充電状態をあらわすバッテリS.O.Cの情報が統合コントローラ6に対して出力される。
前記インバータ3は、前記第1モータジェネレータMG1と第2モータジェネレータMG2との各ステータコイルに接続され、モータコントローラ2からの指令により独立した三相交流を作り出す。このインバータ3には、力行時に放電し回生時に充電するバッテリ4が接続されている。
前記油圧制御装置5は、統合コントローラ6からの油圧指令を受け、エンジンクラッチECと、ローブレーキLBと、の締結油圧制御及び解放油圧制御を行う。この締結油圧制御及び解放油圧制御には、滑り締結制御や滑り解放制御による半クラッチ制御も含む。
前記統合コントローラ6は、アクセル開度センサ7からのアクセル開度APと、車速センサ8からの車速VSPと、エンジン回転数センサ9からのエンジン回転数Neと、第1モータジェネレータ回転数センサ10からの第1モータジェネレータ回転数N1と、第2モータジェネレータ回転数センサ11からの第2モータジェネレータ回転数N2と、第2リングギヤ回転数センサ12からの第2リングギヤ入力回転数ωin等の情報を入力し、所定の演算処理を行う。そして、エンジンコントローラ1、モータコントローラ2、油圧制御装置5に対し演算処理結果にしたがって制御指令を出力する。
なお、統合コントローラ6とエンジンコントローラ1、および、統合コントローラ6とモータコントローラ2とは、情報交換のためにそれぞれ双方向通信線14、15により接続されている。
次に、ハイブリッド車の走行モードについて説明する。
実施例1のハイブリッド車における走行モードとしては、電気自動車無段変速モード(以下、「EVモード」という。)と、電気自動車固定変速モード(以下、「EV-LBモード」という。)と、ハイブリッド車固定変速モード(以下、「LBモード」という。)と、ハイブリッド車無段変速モード(以下、「E-iVTモード」という。)と、を有する。
前記「EVモード」は、図2(a)の共線図に示すように、二つのモータジェネレータMG1.MG2のみで走行する無段変速モードであり、エンジンEは停止またはアイドル回転で、エンジンクラッチECは解放である。
前記「EV-LBモード」は、図2(b)の共線図に示すように、ローブレーキLBを締結した状態で、二つのモータジェネレータMG1,MG2のみで走行する固定変速モードであり、エンジンEは停止またはアイドル回転で、エンジンクラッチECは解放である。第1モータジェネレータMG1から出力Outputへの減速比、及び、第2モータジェネレータMG2から出力Outputへの減速比が大きいので駆動力が大きく出るモードである。
前記「LBモード」は、図2(c)の共線図に示すように、ローブレーキLBを締結した状態で、エンジンEとモータジェネレータMG1,MG2で走行する固定変速モードであり、エンジンEは運転でエンジンクラッチECは締結である。エンジンEとモータジェネレータMG1,MG2から出力Outputへの減速比が大きいので駆動力が大きく出るモードである。
前記「E-iVTモード」は、図2(d)の共線図に示すように、エンジンEとモータジェネレータMG1,MG2で走行する無段変速モードであり、エンジンEは運転でエンジンクラッチECは締結である。
そして、前記4つの走行モードのモード遷移制御は、統合コントローラ6により行われる。すなわち、統合コントローラ6には、要求駆動力Fdrv(アクセル開度APにより求められる。)と車速VSPとバッテリS.O.Cによる三次元空間に、図3に示すような前記4つの走行モードを割り振った走行モードマップが予め設定されていて、車両の停止時や走行時には、要求駆動力Fdrvと車速VSPとバッテリS.O.Cの各検知値により走行モードマップが検索され、要求駆動力Fdrvと車速VSPにより決まる車両動作点やバッテリ充電量に応じて最適な走行モードが選択される。なお、図3は三次元走行モードマップをバッテリS.O.Cが充分な容量域のある値で切り取ることにより、要求駆動力Fdrvと車速VSPとの二次元によりあらわした走行モードマップの一例である。
前記走行モードマップの選択により、「EVモード」と「EV-LBモード」との間においてモード遷移を行う場合、図4に示すように、ローブレーキLBの締結・解放が行われる。「E-iVTモード」と「LBモード」との間においてモード遷移を行う場合、図4に示すように、ローブレーキLBの締結・解放が行われる。また、「EVモード」と「E-iVTモード」との間においてモード遷移を行う場合、図4に示すように、エンジンクラッチECの締結・解放が行われる。「EV-LBモード」と「LBモード」との間においてモード遷移を行う場合、図4に示すように、エンジンクラッチECの締結・解放が行われる。
次に、作用を説明する。
[モード遷移処理]
図6は実施例1の統合コントローラ6において実行されるモード遷移処理の流れを示すフローチャートであり、以下、各ステップについて説明する(モード遷移制御手段)。
ステップS1では、「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移指令時か否かが判断され、YESの場合はステップS2へ移行し、NOの場合はリターンへ移行する。
ここで、「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移指令は、上記の走行モードマップ上において、要求駆動力Fdrvと車速VSPによる運転点が、「E-iVTモード」の設定範囲内から移動し、「E-iVTモード」と「EVモード」との境界線を横切ったときに出力される。
ステップS2では、ステップS1での「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移指令時であるとの判断に引き続き、車速VSPが中高車速閾値VSPH以上であるか否かが判断され、YESの場合はステップS6へ移行し、NOの場合はステップS3へ移行する。
ここで、「中高車速閾値VSPH」は、例えば、図3において、要求駆動力Fdrvがほぼ一定の低駆動力によるE-iVT/EV境界線があらわれる車速VSPに設定される。
ステップS3では、ステップS2での車速VSPが中高車速閾値VSPH未満であるとの判断に引き続き、エンジンクラッチECを解放し、ステップS4へ移行する。
ステップS4では、ステップS3でのエンジンクラッチECの解放に引き続き、エンジンEを停止し、ステップS5へ移行する。
ステップS5では、ステップS4でのエンジン停止に引き続き、「EVモード」において、第1モータジェネレータMG1のモータ動作点(N1,T1)と第2モータジェネレータMG2のモータ動作点(N2,T2)を、エンジンEの始動が容易な動作点に設定し、リターンへ移行する。
ここで、「エンジンEの始動が容易な動作点」について説明する。「EVモード」から「E-iVTモード」へ再遷移する場合、停止しているエンジンEを両モータジェネレータMG1,MG2をエンジン始動モータとする場合、エンジン入力部材である第2リングギヤR2の回転数を1200rpm付近とし、エンジンクラッチECを半クラッチ締結(滑り締結)をし、両モータジェネレータMG1,MG2でエンジン回転数を引き上げることで行われる。このため、「EVモード」において、第2リングギヤR2の回転数を予め低回転数域に抑えておくと、第2リングギヤR2の回転数を1200rpm付近とする時間を短縮もしくは省略できることになる。よって、「エンジンEの始動が容易な動作点」とは、例えば、第2リングギヤ回転数(=エンジン入力回転数)を、1200rpm付近とする両モータジェネレータMG1,MG2のモータ動作点(N1,T1),(N2,T2)に設定することをいう。
ステップS6では、ステップS2での車速VSPが中高車速閾値VSPH以上であるとの判断に引き続き、エンジンクラッチECを解放し、ステップS7へ移行する。
ステップS7では、ステップS7でのエンジンクラッチECの解放に引き続き、エンジンEをアイドル回転状態に維持し、ステップS8へ移行する。
ステップS8では、ステップS7でのエンジンアイドル回転に引き続き、「EVモード」において、第1モータジェネレータMG1のモータ動作点(N1,T1)と第2モータジェネレータMG2のモータ動作点(N2,T2)を、燃費優先動作点に設定し、リターンへ移行する。
ここで、「燃費優先動作点」とは、両モータジェネレータMG1,MG2でのロスが最小となるような変速比をとる動作点である。
[モード遷移作用]
「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移時、車速VSPが中高車速閾値VSPH未満である場合には、図5のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5へと進む流れとなる。
すなわち、ステップS3では、エンジンクラッチECが解放され、ステップS4では、エンジンEが停止され、ステップS5では、第1モータジェネレータMG1のモータ動作点(N1,T1)と第2モータジェネレータMG2のモータ動作点(N2,T2)が、エンジンEの始動が容易な動作点に設定される。
ここで、「EVモード」から「E-iVTモード」への再遷移は、下記の遷移手順によりなされる。
(1)第2リングギヤ回転数(=エンジン入力回転数)をエンジンEのすり上げ始動しやすい回転数(例えば、1200rpm)とする。
(2)両モータジェネレータMG1,MG2をエンジン始動モータとし、かつ、エンジンクラッチECを半クラッチ締結にしてエンジンEをすり上げ始動する。
(3)エンジン始動後、エンジン回転数を第2リングギヤ回転数まで引き上げる。
(4)エンジン回転数が第2リングギヤ回転数と一致したら、エンジンクラッチECを完全締結する。
よって、「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移時、車速VSPが中高車速閾値VSPH未満である場合には、エンジンEが停止されることで、モード遷移後、長時間にわたり「EVモード」が継続されるような場合には、燃費性能が大幅に向上する。
加えて、モード遷移先である「EVモード」において、第1モータジェネレータMG1のモータ動作点(N1,T1)と第2モータジェネレータMG2のモータ動作点(N2,T2)が、エンジンEの始動が容易な動作点に設定されるため、「E-iVTモード」への再遷移の場合、上記(1)の第2リングギヤ回転数をエンジンEのすり上げ始動しやすい回転数とする手順に要する時間が大幅に短縮、あるいは、省略され、短い時間で駆動力ショック無く、「E-iVTモード」への再遷移を達成することができる。
一方、「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移時、車速VSPが中高車速閾値VSPH以上である場合には、図5のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS6→ステップS7→ステップS8へと進む流れとなる。
すなわち、ステップS6では、エンジンクラッチECが解放され、ステップS7では、エンジンEがアイドル回転とされ、ステップS8では、第1モータジェネレータMG1のモータ動作点(N1,T1)と第2モータジェネレータMG2のモータ動作点(N2,T2)が、燃費優先動作点に設定される。
ここで、燃費優先動作点とは、両モータジェネレータMG1,MG2によるロス合計が最小になるロス最小運転点である。つまり、図6及び図7に示すように、ある車速において、変速比がロー状態においては第1モータジェネレータMG1のロスが大きくなる。一方、変速比がハイ状態においては、第2モータジェネレータMG2のロスが大きくなる。よって、両モータジェネレータMG1,MG2によるロス合計が最小になる点は、一般に、変速比1付近となる。ただし、この燃費優先動作点は、出力回転数(=車速VSP)が高くなると、エンジン入力回転数も同じように高くなるので、エンジン始動する場合には、第2リングギヤ回転数をエンジンEのすり上げ始動しやすい回転数まで落とす必要があり、時間を要することで適さない。しかし、燃費優先動作点が設定される場合には、エンジンEはアイドル回転を維持していて、エンジン始動を要さないため、「EVモード」での燃費優先動作点の設定が可能である。
また、「E-iVTモード」への再遷移の場合、エンジンEの再始動を要さないため、「EVモード」から「E-iVTモード」へのモード遷移は、下記の遷移手順によりなされる。
(1)エンジン回転数を第2リングギヤ回転数に一致させる。
(2)エンジン回転数が第2リングギヤ回転数と一致したら、エンジンクラッチECを完全締結する。
という2つの手順にて行える。
よって、「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移時、車速VSPが中高車速閾値VSPH以上である場合には、エンジンEがアイドル回転のまま維持されるため、「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移直後に、アクセル踏み込み操作により要求浮く動力Fdrvが増大し、「E-iVTモード」に再遷移する場合、上記2つの手順にて短時間に応答良く「E-iVTモード」への再遷移が達成され、再加速応答性が向上する。
加えて、モード遷移先である「EVモード」において、第1モータジェネレータMG1のモータ動作点(N1,T1)と第2モータジェネレータMG2のモータ動作点(N2,T2)が、燃費優先動作点に設定されるため、両モータジェネレータMG1,MG2によるロス合計が最小となり、モード遷移直後に再遷移されることなく、「EVモード」が続くような場合、燃費を考慮することなくモータ動作点が設定される通常の「EVモード」の場合に比べ、燃費性能が向上する。
次に、効果を説明する。
実施例1のハイブリッド車のモード遷移制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) エンジンEと少なくとも1つのモータを動力源とし、該動力源とタイヤへの出力部材が連結される差動装置を有する駆動力合成変速機TMと、車両状態に応じて前記エンジンEとモータを用いるハイブリッド車モードからモータのみを用いる電気自動車モードへのモード遷移を行うモード遷移制御手段と、を備えたハイブリッド車において、前記エンジンEと前記差動装置のエンジン入力部材との間にエンジンクラッチECを設け、前記モード遷移制御手段は、ハイブリッド車モードから電気自動車モードへのモード遷移時、前記エンジンクラッチECを切り離してエンジンEを停止させる第1のパターンと、前記エンジンクラッチECを切り離してエンジンEをアイドル回転のままとする第2のパターンと、を有するため、ハイブリッド車モードから電気自動車モードへのモード遷移時、燃費性能の向上と再加速応答性の向上との両立を図ることができる。
(2) 車速VSPを検出する車速センサ8を設け、前記モード遷移制御手段は、ハイブリッド車モードから電気自動車モードへのモード遷移時、低車速域で第1のパターンを選択し、中高車速域で第2のパターンを選択するため、電気自動車モードへのモード遷移直後にハイブリッド車モードへの再遷移頻度が低い低車速域では燃費性能の向上を図りつつ、電気自動車モードへのモード遷移直後にハイブリッド車モードへの再遷移頻度が高い中高車速域では再加速性能の向上を図ることができる。
(3) 前記モード遷移制御手段は、電気自動車モードで第1のパターンが選択されたとき、モータ動作点をエンジン始動が容易な動作点に設定し、電気自動車モードで第2のパターンが選択されたとき、モータ動作点を燃費優先動作点に設定するため、エンジン停止状態で電気自動車モードからハイブリッド車モードへモード遷移する場合、モード遷移時間を短縮することができると共に、エンジンアイドル状態で電気自動車モードの選択が維持される場合、燃費の向上を図ることができる。
(4) 前記差動装置は、共線図上に4つ以上の回転要素が配列され、各回転要素のうちの内側に配列される2つの回転要素の一方にエンジンEからの入力を、他方に駆動系統への出力ギヤOGをそれぞれ割り当てると共に、前記内側の回転要素の両外側に配列される2つの回転要素にそれぞれ第1モータジェネレータMG1と第2モータジェネレータMG2とを連結した遊星歯車列であり、前記モード遷移制御手段は、エンジンクラッチECを締結し、エンジンEとモータジェネレータMG1,MG2を動力源とする「E-iVTモード」から、エンジンクラッチECを解放し、モータジェネレータMG1,MG2を動力源とする「EVモード」へのモード遷移時、エンジン停止かエンジンアイドル回転かの選択肢を持つため、「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移時、燃費性能の向上と再加速応答性の向上との両立を図ることができる。
実施例2は、「EVモード」へのモード遷移時、車両の運転点が中高車速で低駆動力あるいは負駆動力(回生)に存在する場合、エンジン停止かエンジンアイドル回転かにかかわらず、「E-iVTモード」での駆動力小での変速比と同じ変速比とするようにした例である。なお、構成については、実施例1と同様であるので、図示並びに説明を省略する。
次に、作用を説明する。
[モード遷移処理]
図8は実施例2の統合コントローラ6において実行されるモード遷移処理の流れを示すフローチャートであり、以下、各ステップについて説明する(モード遷移制御手段)。
ステップS21では、「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移指令時か否かが判断され、YESの場合はステップS22へ移行し、NOの場合はリターンへ移行する。
ステップS22では、ステップS21での「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移指令時であるとの判断に引き続き、エンジンクラッチECを解放し、ステップS23へ移行する。
ステップS23では、ステップS22でのエンジンクラッチECの解放に引き続き、エンジン停止またはエンジンアイドル回転の何れかを選択し、ステップS24へ移行する。
ここで、エンジン停止またはエンジンアイドル回転の何れかの選択は、例えば、実施例1に示したように、車速が低車速域(エンジン停止)か中高車速域(エンジンアイドル回転)かによって選択する。
ステップS24では、ステップS23でのエンジン停止またはエンジンアイドル回転の選択に引き続き、車速と駆動力指令からEV変速比指令REVを計算し、ステップS25へ移行する。
ここで、「EV変速比指令REV」は、例えば、予めEV変速比指令マップを設定しておき、マップ検索により車速と駆動力指令からEV変速比指令REVを求める。
ステップS25では、ステップS24でのEV変速比指令REIVTの計算に引き続き、車速と駆動力指令からE-iVT変速比指令REIVTを計算し、ステップS26へ移行する。
ここで、「E-iVT変速比指令REIVT」は、例えば、予めE-iVT変速比指令マップを設定しておき、マップ検索により車速と駆動力指令からE-iVT変速比指令REIVTを求める。
ステップS26では、ステップS25でのE-iVT変速比指令REIVTの計算に引き続き、車速VSPが中高車速閾値VSPH以上であるか否かが判断され、YESの場合はステップS28へ移行し、NOの場合はステップS27へ移行する。
ここで、「中高車速閾値VSPH」は、例えば、図3において、要求駆動力Fdrvがほぼ一定の低駆動力によるE-iVT/EV境界線があらわれる車速VSPに設定される。
ステップS27では、ステップS26での車速VSPが中高車速閾値VSPH未満であるとの判断に引き続き、EV変速比指令REVをEV変速比指令値最終REVfに書き込み、リターンへ移行する。
ステップS28では、ステップS26での車速VSPが中高車速閾値VSPH以上であるとの判断に引き続き、駆動力指令値が低駆動力閾値FdrvH未満であるか否かが判断され、YESの場合はステップS29へ移行し、NOの場合はステップS27へ移行する。
ここで、「低駆動力閾値FdrvH」は、駆動力が低駆動力あるいは負駆動力(回生)であることを判断する閾値であり、例えば、図3において、E-iVT/EV境界線と一致する、あるいは、ほぼ一致する値に設定される。
ステップS29では、ステップS26で車速VSPが中高車速閾値VSPH以上であり、かつ、ステップS28で駆動力指令値が低駆動力閾値FdrvH未満であるとの判断に基づき、E-iVT変速比指令REIVTをEV変速比指令値最終REVfに書き込み、リターンへ移行する。
[モード遷移作用]
「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移時、車速VSPが中高車速閾値VSPH未満である場合、あるいは、車速VSPが中高車速閾値VSPH以上で、かつ、駆動力指令値が低駆動力閾値FdrvH以上である場合には、図8のフローチャートにおいて、ステップS21→ステップS22→ステップS23→ステップS24→ステップS25→ステップS26(→ステップS28)→ステップS27へと進む流れとなる。
すなわち、ステップS26で車速VSPが中高車速閾値VSPH未満であると判断された場合、あるいは、ステップS26で車速VSPが中高車速閾値VSPH以上と判断され、かつ、ステップS28で駆動力指令値が低駆動力閾値FdrvH以上と判断された場合には、いずれもステップS27へ進み、ステップS27では、EV変速比指令REVがEV変速比指令値最終REVfに書き込まれ、「EVモード」での通常の変速制御が実行されることになる。
一方、「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移時、車速VSPが中高車速閾値VSPH以上で、かつ、駆動力指令値が低駆動力閾値FdrvH未満である場合には、図8のフローチャートにおいて、ステップS21→ステップS22→ステップS23→ステップS24→ステップS25→ステップS26→ステップS28→ステップS29へと進む流れとなる。
すなわち、ステップS26で車速VSPが中高車速閾値VSPH以上と判断され、かつ、ステップS28で駆動力指令値が低駆動力閾値FdrvH未満と判断された場合には、ステップS29へ進み、ステップS29では、E-iVT変速比指令REIVTがEV変速比指令値最終REVfに書き込まれ、「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移があったにもかかわらず、「E-iVTモード」での駆動力小での変速比を「EVモード」においてもそのまま維持する変速制御が実行されることになる。
ここで、車速VSPが中高車速閾値VSPH以上で、かつ、駆動力指令値が低駆動力閾値FdrvH未満になる状況とは、例えば、小駆動力で高速となる下り坂走行やアクセル足離しによる惰性走行状況等であり、要求駆動力Fdrvの低下により、車両の運転点がE-iVT/EV境界線を横切り、「E-iVTモード」から「EVモード」へモード遷移される。しかし、その直後、ドライバの加速意図に基づきアクセルペダルを踏み込むと、要求駆動力Fdrvの上昇により、再び車両の運転点がE-iVT/EV境界線を横切り、「EVモード」から「E-iVTモード」へ再遷移されることになる。つまり、図3の点線にて示す領域に車両の運転点があるような場合には、「E-iVTモード」と「EVモード」との間でのモード遷移頻度が高まることになる。
そこで、実施例2では、「EVモード」においてエンジンEを停止する場合もアイドル状態とする場合でも、再加速要求や「E-iVTモード」への再遷移要求が来る場合に備え、「E-iVTモード」に遷移し易い変速比をとったままとする。つまり、「E-iVTモード」にモード遷移する場合、上記のように、エンジンEを停止していればエンジンEのすり上げ始動しやすいエンジン入力回転数に変速しなければならず、このためモード遷移時間が必要となる。また、エンジンEがアイドル状態であっても、エンジン入力回転数が高いとエンジンEが自分で速度を上昇させるための時間が必要となる。これらの時間を短縮するため、「E-iVTモード」での駆動力小での変速比を「EVモード」においてもそのまま維持する変速制御を実行することで、「EVモード」でのエンジン入力回転数を2000rpm以下に抑える。
よって、「E-iVTモード」から「EVモード」へモード遷移時、車両の運転点が車速VSPが中高車速閾値VSPH以上で、かつ、駆動力指令値が低駆動力閾値FdrvH未満になる領域に存在する場合には、「E-iVTモード」での駆動力小での変速比を「EVモード」においてもそのまま維持する変速制御を実行することで、エンジン停止かエンジンアイドル回転かにかかわらず、「E-iVTモード」への再遷移要求に応答良く対応することができる。
次に、効果を説明する。
実施例2のハイブリッド車のモード遷移制御装置にあっては、実施例1の(1),(2)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(5) 前記モード遷移制御手段は、「E-iVTモード」から「EVモード」にモード遷移する場合、車速が中高速で、かつ、低駆動力あるいは負駆動力のとき、「E-iVTモード」を維持した場合の変速比と同じ変速比を、「EVモード」での目標変速比とするため、「EVモード」において、差動装置のエンジン入力回転数(=第2リングギヤ回転数ωin)が2000rpm以下に抑えられ、エンジン停止かエンジンアイドル回転かにかかわらず、「E-iVTモード」への再遷移要求(=再加速要求)に短時間にて応答することができる。
実施例3は、「EVモード」へのモード遷移時、車両の運転点が中高車速で低駆動力あるいは負駆動力(回生)に存在する場合、エンジン停止の場合とエンジンアイドル回転の場合とで目標変速比を異ならせるようにした例である。なお、構成については、実施例1と同様であるので、図示並びに説明を省略する。
次に、作用を説明する。
[モード遷移処理]
図9は実施例3の統合コントローラ6において実行されるモード遷移処理の流れを示すフローチャートであり、以下、各ステップについて説明する(モード遷移制御手段)。
ステップS31では、「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移指令時か否かが判断され、YESの場合はステップS32へ移行し、NOの場合はリターンへ移行する。
ステップS32では、ステップS31での「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移指令時であるとの判断に引き続き、エンジンクラッチECを解放し、ステップS33へ移行する。
ステップS33では、ステップS32でのエンジンクラッチECの解放に引き続き、エンジン停止またはエンジンアイドル回転の何れかを選択し、ステップS34へ移行する。
ここで、エンジン停止またはエンジンアイドル回転の何れかの選択は、例えば、実施例1に示したように、車速が低車速域(エンジン停止)か中高車速域(エンジンアイドル回転)かによって選択する。
ステップS34では、ステップS33でのエンジン停止またはエンジンアイドル回転の選択に引き続き、車速と駆動力指令からEV変速比指令REVを計算し、ステップS35へ移行する。
ここで、「EV変速比指令REV」は、例えば、予めEV変速比指令マップを設定しておき、マップ検索により車速と駆動力指令からEV変速比指令REVを求める。
ステップS35では、ステップS34でのEV変速比指令REIVTの計算に引き続き、車速VSPが中高車速閾値VSPH以上であるか否かが判断され、YESの場合はステップS36へ移行し、NOの場合はステップS43へ移行する。
ここで、「中高車速閾値VSPH」は、例えば、図3において、要求駆動力Fdrvがほぼ一定の低駆動力によるE-iVT/EV境界線があらわれる車速VSPに設定される。
ステップS36では、ステップS35での車速VSPが中高車速閾値VSPH以上であるとの判断に引き続き、駆動力指令値が低駆動力閾値FdrvH未満であるか否かが判断され、YESの場合はステップS37へ移行し、NOの場合はステップS43へ移行する。
ここで、「低駆動力閾値FdrvH」は、駆動力が低駆動力あるいは負駆動力(回生)であることを判断する閾値であり、例えば、図3において、E-iVT/EV境界線と一致する、あるいは、ほぼ一致する値に設定される。
ステップS37では、ステップS36での駆動力指令値が低駆動力閾値FdrvH未満であるとの判断に引き続き、エンジンEがアイドル回転か否かが判断され、YESの場合はステップS39へ移行し、NOの場合はステップS38へ移行する。
ステップS38では、ステップS37でのエンジン停止判断に基づき、エンジン始動変速比RESTARTをEV変速比指令値最終REVfに書き込み、リターンへ移行する。
ここで、「エンジン始動変速比RESTART」とは、エンジン始動がやりやすい(早い、駆動力ショックが小さい)エンジン入力回転数(例えば、1200rpm付近)となるような変速比をいい、このエンジン始動変速比RESTART得る「EVモード」でのモータ動作点(N1,T1),(N2,T2)を採用する。
ステップS39では、ステップS37でのエンジンアイドル回転の判断に引き続き、EV変速比指令REVがアイドル上限変速比を超えているか否かが判断され、YESの場合はステップS40へ移行し、NOの場合はステップS41へ移行する。
ステップS40では、ステップS39でのEV変速比指令REV>アイドル上限変速比との判断に基づき、アイドル上限変速比をEV変速比指令値最終REVfに書き込み、リターンへ移行する。
ステップS41では、ステップS39でのEV変速比指令REV>アイドル上限変速比との判断に引き続き、EV変速比指令REVがアイドル下限変速比未満が否かが判断され、YESの場合はステップS42へ移行し、NOの場合はステップS43へ移行する。
ステップS42では、ステップS41でのEV変速比指令REV<アイドル下限変速比との判断に基づき、アイドル下限変速比をEV変速比指令値最終REVfに書き込み、リターンへ移行する。
ステップS43では、ステップS39およびステップS41でのアイドル下限変速比≦EV変速比指令REV≦アイドル上限変速比との判断に基づき、EV変速比指令値REVをEV変速比指令値最終REVfに書き込み、リターンへ移行する。
ここで、「アイドル下限変速比」と「アイドル上限変速比」は、燃費効率を重視しつつエンジンクラッチECの締結がやりやすい(アイドル回転数指令が応答できる)変速比範囲により決める。
[モード遷移作用]
「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移時、車速VSPが中高車速閾値VSPH未満、あるいは、車速VSPが中高車速閾値VSPH以上、かつ、駆動力指令値が低駆動力閾値FdrvH以上である場合には、図9のフローチャートにおいて、ステップS31→ステップS32→ステップS33→ステップS34→ステップS35(→ステップS36)→ステップS43へと進む流れとなる。
すなわち、車速VSPが中高車速閾値VSPH未満、あるいは、車速VSPが中高車速閾値VSPH以上、かつ、駆動力指令値が低駆動力閾値FdrvH以上である場合には、いずれもステップS43へ進み、ステップS43では、EV変速比指令値REVがEV変速比指令値最終REVfに書き込まれ、「EVモード」での通常の変速制御が実行される。
「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移時、車速VSPが中高車速閾値VSPH以上、駆動力指令値が低駆動力閾値FdrvH未満、かつ、エンジン停止である場合には、図9のフローチャートにおいて、ステップS31→ステップS32→ステップS33→ステップS34→ステップS35→ステップS36→ステップS37→ステップS38へと進む流れとなる。
すなわち、車速VSPが中高車速閾値VSPH以上、駆動力指令値が低駆動力閾値FdrvH未満、かつ、エンジン停止である場合には、ステップS38へ進み、ステップS38では、エンジン始動変速比RESTARTがEV変速比指令値最終REVfに書き込まれ、「EVモード」ではエンジン始動がやりやすいエンジン入力回転数を維持する変速制御が実行されることになる。
エンジン始動は、エンジンクラッチECの半クラッチ締結により行うが、このときに適切なエンジン入力回転数は、以下の要因により決まる。
(a)エンジン入力回転数は、アイドル回転数以上でなくてはならない。なぜなら、アイドル回転数以下であると、エンジンEの運転が安定しないことによる。
(b)エンジン入力回転数があまりに高いとエンジンクラッチECの寿命を短くする。なぜなら、半クラッチ始動での熱ロスが大きくなるので、エンジンクラッチECの温度が上昇し、潤滑オイルの寿命も短くする。
(c)エンジン入力回転数があまりに高いと半クラッチの時間が長くなり、駆動力ショック(押し掛けショック)の発生する期間が長くなるので、駆動力品質が悪化する。
これに対し、実施例3では、車速VSPが中高車速閾値VSPH以上、駆動力指令値が低駆動力閾値FdrvH未満、かつ、エンジン停止である場合、エンジン始動がやりやすい、つまり、「EVモード」においてエンジン入力回転数を1200rpm付近とする変速制御を実行することで、エンジン始動に適切なエンジン入力回転数が維持されることになる。そして、その後、「EVモード」から「E-iVTモード」へのモード遷移を行う際、短時間にて、かつ、駆動力ショックを小さくしてモード遷移を行うことができる。
一方、「E-iVTモード」から「EVモード」へのモード遷移時、車速VSPが中高車速閾値VSPH以上、駆動力指令値が低駆動力閾値FdrvH未満、かつ、エンジンアイドル回転である場合には、図9のフローチャートにおいて、ステップS31→ステップS32→ステップS33→ステップS34→ステップS35→ステップS36→ステップS37へと進み、ステップS37からは、ステップS39→ステップS40、または、ステップS39→ステップS41→ステップS42、または、ステップS39→ステップS41→ステップS43へと進む流れとなる。
すなわち、車速VSPが中高車速閾値VSPH以上で、かつ、駆動力指令値が低駆動力閾値FdrvH未満、かつ、エンジンアイドル回転である場合には、燃費効率を重視しつつエンジンクラッチECの締結がやりやすい変速比範囲での変速制御が実行されることになる。
まず、エンジンEを停止しない場合(アイドル回転の場合)、エンジンEが自立的に回転数を上げてエンジン入力回転数との差を小さくすることができるため、上記エンジン停止の場合のような厳しい条件は必要としない。
そこで、実施例3では、車速VSPが中高車速閾値VSPH以上、駆動力指令値が低駆動力閾値FdrvH未満、かつ、エンジンアイドル回転である場合、「EVモード」において、エンジンクラッチECの締結がやりやすい変速比範囲で制限しつつも、燃費効率を重視のモータ動作点(N1,T1),(N2,T2)を採用する。言い換えると、「EVモード」での変速比を、アイドルミート変速比範囲でリミットする。この結果、「EVモード」では燃費性能を向上させつつ、「EVモード」から「E-iVTモード」へのモード遷移を行う際には、スムーズなエンジンクラッチECの締結により、応答良くモード遷移を行うことができる。
次に、効果を説明する。
実施例3のハイブリッド車のモード遷移制御装置にあっては、実施例1の(1),(2)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(6) 前記モード遷移制御手段は、「E-iVTモード」から「EVモード」にモード遷移する場合、車速VSPが中高速で、かつ、低駆動力あるいは負駆動力で、かつ、エンジンEを停止する第1のパターンを選択したとき、「EVモード」での目標変速比を、エンジン始動の容易な差動装置のエンジン入力回転数を維持する変速比とするため、「EVモード」から「E-iVTモード」へのモード遷移を行う際、短時間にて、かつ、駆動力ショックを小さくしてモード遷移を行うことができる。
(7) 前記モード遷移制御手段は、「E-iVTモード」から「EVモード」にモード遷移する場合、車速VSPが中高速で、かつ、低駆動力あるいは負駆動力で、かつ、エンジンEをアイドル回転とする第2のパターンを選択したとき、「EVモード」での目標変速比を、エンジンクラッチECの締結が容易なエンジン入力回転数の範囲で、燃費効率を重視する変速比とするため、「EVモード」では燃費性能を向上させつつ、「EVモード」から「E-iVTモード」へのモード遷移を行う際には、スムーズなエンジンクラッチECの締結により、応答良くモード遷移を行うことができる。
以上、本発明のハイブリッド車のモード遷移制御装置を実施例1〜実施例3に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、車速条件により第1のパターンと第2のパターンを切り換える例を示したが、例えば、車両の運転点の変化状況を把握し、ハイブリッド車モードから電気自動車モードへのモード遷移後、直ちにハイブリッド車モードへの再遷移が生じないと判断される場合には第1のパターンを選択し、直ちにハイブリッド車モードへの再遷移が生じると判断される場合には第2のパターンを選択する等、他の条件により第1のパターンと第2パターンを選択する例としても良い。
実施例1〜3では、2自由度のラビニョウ型遊星歯車列を有する駆動力合成変速機を採用したハイブリッド車への適用例を示したが、実施例1〜3にて示す以外の差動装置を有する駆動力合成変速機を採用したハイブリッド車には適用することができる。要するに、エンジンと少なくとも1つのモータを動力源とし、該動力源とタイヤへの出力部材が連結される差動装置を有する駆動力合成変速機と、車両状態に応じてエンジンとモータを用いるハイブリッド車モードからモータのみを用いる電気自動車モードへのモード遷移を行うモード遷移制御手段と、を備えたハイブリッド車であれば適用することができる。
実施例1のモード遷移制御装置が適用されたハイブリッド車を示す全体システム図である。 実施例1のモード遷移制御装置が適用されたハイブリッド車に採用されたラビニョウ型遊星歯車列による各走行モードをあらわす共線図である。 実施例1のモード遷移制御装置が適用されたハイブリッド車での走行モードマップの一例を示す図である。 実施例1のモード遷移制御装置が適用されたハイブリッド車での4つの走行モード間におけるモード遷移経路を示す図である。 実施例1の統合コントローラにおいて実行されるモード遷移処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1において燃費優先動作点を説明する変速比−モータロスの関係特性図である。 実施例1において燃費優先動作点を説明するために車速一定での変速比ロー状態と変速比ハイ状態を示す共線図である。 実施例2の統合コントローラにおいて実行されるモード遷移処理の流れを示すフローチャートである。 実施例3の統合コントローラにおいて実行されるモード遷移処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
E エンジン
MG1 第1モータジェネレータ(モータ)
MG2 第2モータジェネレータ(モータ)
OG 出力ギヤ(出力部材)
TM 駆動力合成変速機
PGR ラビニョウ型遊星歯車列(差動装置)
EC エンジンクラッチ
LB ローブレーキ
1 エンジンコントローラ
2 モータコントローラ
3 インバータ
4 バッテリ
5 油圧制御装置
6 統合コントローラ
7 アクセル開度センサ
8 車速センサ
9 エンジン回転数センサ
10 第1モータジェネレータ回転数センサ
11 第2モータジェネレータ回転数センサ
12 第2リングギヤ回転数センサ

Claims (7)

  1. エンジンと少なくとも1つのモータを動力源とし、該動力源とタイヤへの出力部材が連結される差動装置を有する駆動力合成変速機と、車両状態に応じて前記エンジンとモータを用いるハイブリッド車モードからモータのみを用いる電気自動車モードへのモード遷移を行うモード遷移制御手段と、を備えたハイブリッド車において、
    前記エンジンと前記差動装置のエンジン入力部材との間にエンジンクラッチを設け、
    前記モード遷移制御手段は、ハイブリッド車モードから電気自動車モードへのモード遷移時、前記エンジンクラッチを切り離してエンジンを停止させる第1のパターンと、前記エンジンクラッチを切り離してエンジンをアイドル回転のままとする第2のパターンと、を有することを特徴とするハイブリッド車のモード遷移制御装置。
  2. 請求項1に記載されたハイブリッド車のモード遷移制御装置において、
    車速を検出する車速検出手段を設け、
    前記モード遷移制御手段は、ハイブリッド車モードから電気自動車モードへのモード遷移時、低車速域で第1のパターンを選択し、中高車速域で第2のパターンを選択することを特徴とするハイブリッド車のモード遷移制御装置。
  3. 請求項1または2に記載されたハイブリッド車のモード遷移制御装置において、
    前記モード遷移制御手段は、電気自動車モードで第1のパターンが選択されたとき、モータ動作点をエンジン始動が容易な動作点に設定し、電気自動車モードで第2のパターンが選択されたとき、モータ動作点を燃費優先動作点に設定することを特徴とするハイブリッド車のモード遷移制御装置。
  4. 請求項1または2に記載されたハイブリッド車のモード遷移制御装置において、
    前記モード遷移制御手段は、ハイブリッド車モードから電気自動車モードにモード遷移する場合、車速が中高速で、かつ、低駆動力あるいは負駆動力のとき、ハイブリッド車モードを維持した場合の変速比と同じ変速比を、電気自動車モードでの目標変速比とすることを特徴とするハイブリッド車のモード遷移制御装置。
  5. 請求項1または2に記載されたハイブリッド車のモード遷移制御装置において、
    前記モード遷移制御手段は、ハイブリッド車モードから電気自動車モードにモード遷移する場合、車速が中高速で、かつ、低駆動力あるいは負駆動力で、かつ、エンジンを停止する第1のパターンを選択したとき、電気自動車モードでの目標変速比を、エンジン始動の容易な差動装置のエンジン入力回転数を維持する変速比とすることを特徴とするハイブリッド車のモード遷移制御装置。
  6. 請求項1または2に記載されたハイブリッド車のモード遷移制御装置において、
    前記モード遷移制御手段は、ハイブリッド車モードから電気自動車モードにモード遷移する場合、車速が中高速で、かつ、低駆動力あるいは負駆動力で、かつ、エンジンをアイドル回転とする第2のパターンを選択したとき、電気自動車モードでの目標変速比を、エンジンクラッチの締結が容易なエンジン入力回転数の範囲で、燃費効率を重視する変速比とすることを特徴とするハイブリッド車のモード遷移制御装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載されたハイブリッド車のモード遷移制御装置において、
    前記差動装置は、共線図上に4つ以上の回転要素が配列され、各回転要素のうちの内側に配列される2つの回転要素の一方にエンジンからの入力を、他方に駆動系統への出力部材をそれぞれ割り当てると共に、前記内側の回転要素の両外側に配列される2つの回転要素にそれぞれ第1モータジェネレータと第2モータジェネレータとを連結した遊星歯車列であり、
    前記モード遷移制御手段は、エンジンクラッチを締結し、エンジンとモータジェネレータを動力源とするハイブリッド車無段変速モードから、エンジンクラッチを解放し、モータジェネレータを動力源とする電気自動車無段変速モードへのモード遷移時、エンジン停止かエンジンアイドル回転かの選択肢を持つことを特徴とするハイブリッド車のモード遷移制御装置。
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