JP2006085637A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置全体としてメモリの記憶領域を効率的に利用でき、コード量の多い制御プログラムも容易に格納でき、その制御プログラムの更新も非接触で行えるようにする。
【解決手段】 画像形成プロセスを制御するCPU100を有するメイン制御部19に、RFID端末3と無線通信可能なRFIDタグ90を設け、そのCPU100が実行する制御プログラムを、RFIDタグ90内の不揮発性のメモリ93に格納し、そのメモリ93にRFID端末3側からアクセスするRFIDアクセス部94と、メモリ93にCPU100側からアクセスするCPUバスアクセス部96と、そのいずれか一方を切り替えて有効にする制御切り替え部95とを設ける。
【選択図】 図3

Description

この発明は、RFID(radio frequency identification:高周波認識)タグによる通信機能を備えたデジタル複写機等の画像形成装置に関する。
従来、デジタル複写機等の画像形成装置には、フラッシュROM等の電気的に書き換え可能なメモリに、CPU等の情報処理部で実行される制御プログラムが格納されている。制御プログラムのコード量は、画像形成装置の多機能化のために増加しており、これに伴い、メモリにおける制御プログラムの格納領域も増加している。
また、機能追加や不具合の修正等のために、制御プログラムの修正を容易に行なえるようにすることが重視されるようになってきた。そのため、上述のようにフラッシュROM等の電気的に書き換え可能なメモリに格納されている制御プログラムを修正する際には、ICカード等の外部記憶手段に更新用のプログラムを予め格納しておき、そのICカード等を画像形成装置に挿着することにより、客先などでも容易に制御プログラムを更新できるような仕組みが採用されるようになってきた。
しかし、工場や倉庫などで画像形成装置が梱包された状態にある場合には、少なくともICカード等の外部記憶手段を接続でき、画像形成装置に通電できる状態まで開梱する必要があり、手間と時間を要していた。
そこで、特許文献1に記載されているように、梱包状態で画像形成装置(記録装置)に直接アクセスできず、なおかつ画像形成装置が通電されていない状態であっても、RFIDシステムを利用して、画像形成装置の本体に内蔵したRFIDタグ内の制御プログラムを更新し、通電時に制御基板内のメモリにそのRFIDタグ内の制御プログラムを書き込むことにより制御プログラムを更新可能にすることが提案されている。
特開2003−216450号公報
RFIDシステムは非接触で情報を送受可能な自動認識システムであり、電子回路を搭載し、RFIDアンテナと情報を保持するメモリを備えたRFIDタグと、そのRFIDタグと高周波無線通信してそれを外部からコントロールするRFIDリーダ/ライタ(RFID端末)とを用いる。RFIDタグは、RFIDリーダ/ライタとの無線通信により電力の供給を受けるため電源が不要である。したがって、RFIDタグが設けられている装置は梱包されていて電源を供給できない状態でもRFIDリーダ/ライタによってRFIDタグに電力を供給して動作させることができ、梱包を解くことなくメモリに制御プログラムを更新することができる。
しかしながら、特許文献1に記載されている画像形成装置(記録装置)は、RFIDリーダ/ライタによって前述したようにRFIDタグ内のメモリの制御プログラムを更新し、画像形成装置に通電された時にその制御基板内のメモリにRFIDタグ内のメモリの更新された制御プログラムを書き込むことにより、本体の制御プログラムを更新するようにしている。
そのため、RFIDタグ内のメモリと画像形成装置の制御部に設けられたメモリとの両方に、制御プログラムの格納領域が必要である。制御プログラムの更新頻度が相対的に低いにもかかわらず、常にその格納領域を2個所に確保しておくのは、メモリの利用効率が悪い。一方、上述したように制御プログラムのコード量の増加に伴ない、それを格納するためのメモリの記憶領域も増加しており、それを確保する必要がある。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、上述のようなRFIDタグを内蔵して無線通信による制御プログラムの更新が可能な画像形成装置において、装置全体としてメモリの記憶領域を効率的に利用できるようにして、コード量の多い制御プログラムも格納でき、その制御プログラム更新も容易に行えるようにすることを目的とする。
この発明は、画像形成プロセスを制御するCPUを有する制御部に、RFID端末と無線通信可能なRFIDタグを設け、そのCPUが実行する制御プログラムを上記RFID端末から更新可能な画像形成装置において、上記の目的を達成するため、上記RFIDタグ内に、上記制御プログラムを格納する不揮発性のメモリと、該メモリに上記RFID端末側からアクセスするRFIDアクセス部と、上記メモリに上記CPU側からアクセスするCPUバスアクセス部と、そのRFIDアクセス部とCPUバスアクセス部とを切り替えて有効にする制御切り替え部とを設けたものである。
上記制御切り替え部は、上記RFIDアクセス部又はCPUバスアクセス部のいずれか一方を時間的に排他的に有効にするのが望ましい。
そこで、上記制御切り替え部は、当該画像形成装置に給電されているときには上記CPUバスアクセス部を有効にし、給電されていないときには上記RFIDアクセス部を有効にすることができる。
あるいは、このような画像形成装置において、上記制御切り替え部に上記RFIDアクセス部とCPUバスアクセス部のいずれを優先的に有効にさせるか設定するための外部端子を、上記RFIDタグの外部に設けてもよい。
また、上記制御切り替え部に上記RFIDアクセス部とCPUバスアクセス部のいずれを優先的に有効にさせるか設定するための優先順位設定レジスタを、上記RFIDタグのコントロール部に設けてもよい。
この発明による画像形成装置は、画像形成プロセスを制御するCPUを有する制御部に設けたRFIDタグ内に、そのCPUが実行する制御プログラムを格納する不揮発性のメモリを設け、それを上記CPU側からとRFID端末から選択的にアクセスすことができるので、画像形成時にはCPUがRFIDタグ内のメモリに格納されている制御プログラムを読み出して画像形成プロセスの制御を行うことができる。
また、その制御プログラムをRFID端末を使用して非接触で更新したいときには、RFID端末側からRFIDタグ内のメモリにアクセスしてその制御プログラムを書き換えて更新することができる。
このようにすれば、制御プログラムを格納するメモリ領域は1個所だけで済むので、装置全体のメモリ領域を効率よく使用することができ、コード量の多い制御プログラムを使用する場合でもメモリ容量はそれほど大きくする必要がなくなり、コスト低減に有効である。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態である画像形成装置が梱包されている状態をRFID端末と共に示すRFIDシステムの概要図である。
この図1にに示す画像形成装置1はダンボール箱等の梱包箱2内に収容されている。この画像形成装置1はデジタル複写機であり、装置本体11とその上部に搭載された自動原稿送り装置(ADF)12、および下部に設けられた複数の引き出し式用紙トレイを備えた多段給紙部(BANK)13とから構成されている。その装置本体11内には後述するRFIDタグを内蔵している。
3はRFIDリーダ/ライタを内蔵したRFID端末であり、梱包箱2内に収容されている画像形成装置1に内蔵されているRFIDタグと無線通信して、それに電力を供給し、そのメモリに格納されている制御プログラムを更新することができる。その詳細な構成及び作用については図3を参照して後述する。
図2は、図1に示した画像形成装置1の概略構成を示すブロック図である。
この画像形成装置1はデジタル複写機としての構成を有し、前述したADF12及び多段給紙部13の他に、装置本体11内に、読み取り制御部(スキャナ部)17、各種キーと表示パネルを備えた操作部18、装置全体の画像形成プロセス等を制御するメイン制御部19、レーザ書き込みユニットを含む書き込み制御部20、および感光体ドラムとその周囲の帯電部、現像装置、転写部等からなり電子写真プロセスを実行する画像形成部21を備えている。
さらに、メイン制御部19と連携するIO制御部22と、それによって制御されて定着ヒータ24を制御する定着制御部23、各種センサ25、およびクラッチ及びソレノイド26も備えており、前述したADF12および多段給紙部13もIO制御部22によって制御される。電源部27は、外部の交流商用電源から給電され、それを整流したり変圧したりして上述した各部に必要な電力を供給する電源回路である。
まず、この画像形成装置1の通常時の動作について説明する。電源部27がオンしている状態で、ユーザがADF12に複写したい原稿14をセットして、操作部18でコピー枚数等を設定してスタートキーを押すと、メイン制御部19にスタート指令が送られ、そのメイン制御部19が制御プログラムを実行し、IO制御部22と連携してコピー動作を開始する。
ADF12が原稿を1枚ずつ搬送して読み取り位置のコンタクトガラス上にセットし、その原稿の画像を読み取り制御部17によって読み取って、その画像データをメイン制御部19へ送る。メイン制御部19は、この画像データを内部の画像処理部(図示せず)によって各種の処理を施して書き込み制御部20へ出力する。書き込み制御部20はその画像データに基づいてレーザダイオード(図示せず)を変調し、そのレーザビームで画像形成部21の感光体ドラムの帯電された表面を走査して、静電潜像を形成する。画像形成部は公知の電子写真プロセスにより、その静電潜像を現像部のトナーで現像し、トナー像を転写紙に転写し、その転写紙を定着ヒータ24を備えた定着部を通してトナー像定着させ、複写物16として外部へ送出する。なお、ADF12を使用せずに、原稿14をコンタクトガラス上に直接セットしてもよい。
IO制御部22はその間、各種センサ25からの検知信号を入力するとともにクラッチ及びソレノイド26を作動させ、多段給紙部13から指定されたサイズ及び向きの転写紙を給紙して、図示しない搬送機構によって画像形成部21の転写部へ所定のタイミングで搬送させる。
さらに、IO制御部22は、図示していない定着部の定着ヒータ24の温度を制御し、待機中は動作時よりも低い温度にして消費電量を低減し、定着動作時には定着制御部23に加熱命令を出して、定着制御部23に定着ヒータ24の温度を所定温度まで上昇させる。それによって、定着ヒータ24によって加熱されたローラ間を通過する転写紙にトナー像が定着して複写物16が完成する。
また、この実施形態では、メイン制御部19内にRFIDタグを内蔵しており、RFID端末3と無線通信でき、そのRFID端末3から制御プログラムの更新が可能である。
そこで、このRFID端末3と画像形成装置1におけるメイン制御部19の構成およびその動作について、図3によって説明する。
図3は、そのRFID端末3とメイン制御部19のそれぞれ内部構成を示すブロック図である。
RFID端末3は、中央処理装置であるCPU31、プログラムメモリであるROM32、およびデータメモリであるRAM33と、RFIDリーダ/ライタ35がCPUバス36によって相互に接続されており、RFIDリーダ/ライタ35にはRFIDアンテナ34が接続されている。
ROM32には、CPU31がRFIDリーダ/ライタ35を動作させて後述するRFIDタグ90との間で通信を行い、かつRFIDタグ90内の制御プログラムの更新を行うなどの動作を行うための制御プログラムが格納されている。また、ROM32には、RFIDタグ90内の制御プログラムの更新命令を行うために、RFIDタグ90に割り当てられている固有の機体番号と制御プログラムのバージョン情報とが記憶されている。
CPU31は、そのROM32に格納されている制御プログラムに従って動作する。RAM33は、CPUのワーキングメモリとして一時的なデータを記憶するために使用される。また、画像形成装置1に対する更新すべき制御プログラムも必要に応じてこのRAM33に格納される。RFIDリーダ/ライタ35は、RFIDアンテナ34を用いてメイン制御部19のRFIDタグ90と無線通信し、RFIDタグ90に対して電力を供給して情報を書き込んだり、RFIDタグ90から情報を読み出したりすることができる。
一方、メイン制御部19はメイン制御基板であり、CPU100とRAM101、およびCPU周辺ASIC(Application Specific Integrated Circuit)102を備え、さらにRFIDタグ90を搭載しており、それらがCPUバス103によって相互に接続されている。
RFIDタグ90には、RFIDアンテナ91、RFID電源生成部92、不揮発性のメモリ93と、RFIDアクセス部94、制御切り替え部95と、CPUバス103と接続されたCPUバスアクセス部96、およびこれらを制御するコントロール部97が設けられている。
CPU100は、RFIDタグ90のメモリ93に格納されている制御プログラムに従って、図2に示した原稿14の画像データの読み取り処理、その画像データの各種補正、回転、変倍等の画像処理、その画像データの書き込み処理、および画像形成部21による画像形成プロセスの制御などを実行する。RAM101はCPUのワーキングメモリとして使用され、一時的なデータを記憶する。CPU周辺ASIC102は、種々の制御対象を効率良く制御するために設けている。
RFIDタグ90は、RFIDアンテナ91によってRFID端末3のRFIDアンテナ34との間で無線信号の送受信を行い、RFID電源生成部92はそのRFIDアンテナ91で受信した電波に基づいてRFIDタグ90を駆動するための電力を生成する。コントロール部97は、RFIDタグ90全体の動作の制御を司っており、制御切り替え部95は、RFID端末3側からメモリ93へアクセスするためのRFIDアクセス部94と、CPU100側からメモリ93へアクセスするためのCPUバスアクセス部96のいずれかを排他的に有効にする。すなわち、この実施形態では、RFID端末3側からとCPU100側からの双方からメモリ93へのアクセスが可能であるが、同時に両方からアクセスすることはできないようにしている。
その制御切り替え部95は、コントロール部97から出力されるコマンドに従って、この切り替え処理を行う。コントロール部97には、制御切り替え部95へ出力するコマンドの内容を示すフラグ値が格納されている不揮発性メモリ(図示せず)が内蔵され、又は外付けされている。そのフラグ値は、例えば“0”のときにはRFIDアクセス部94からメモリ93へのアクセスを有効にし、“1”のときにはCPUバスアクセス部96からメモリ93へのアクセスを有効にするように割り当てる。
そして、例えばこの画像形成装置1の図示していない電源スイッチによって図2に示した電源部27をオンにする指示が入力されるか、あるいは電源が投入されると“1”にセットされ、電源部27をオフにする指示が入力されるか、電源が遮断されると“0”にリセットされるようにしておくことができる。このフラグ値の切り替えはCPU100によって行えばよい。
したがって、この画像形成装置1の電源部27がオフの状態のときに、RFID端末3がこの画像形成装置1に設けられているRFIDタグ90との間で無線通信して、RFIDタグ90に非接触で電力を供給することができ、且つRFIDタグ90内のRFIDアクセス部94を介してメモリ93にアクセスして、そこに格納されているデータを読み出したり、新たなデータを書き込んだりすることができる。それによって、メモリ93に格納されている制御プログラムを更新することができる。
具体的には、以下のような手順で、RFIDタグ90内のメモリ93に格納されている制御プログラムの更新がなされる。
まず、画像形成装置1の電源部27がオフ状態のときに、RFID端末3が起動され、ROM32に記憶されている制御プログラムが立ち上がると、RFID端末3とRFIDタグ90との間で通信可能になる。つづいて、RFID端末3は、ROM32に記憶されている画像形成装置1の機体情報とメモリ93に格納されている制御プログラムのバージョン情報とに基づいて、RFIDタグ90側の制御プログラムを更新する必要があるか否かを判別する。RFIDタグ90側の制御プログラムを更新する必要がある場合には、RFIDタグ90をオフ状態からオン状態に切り替えるために、RFID端末3はRFIDアンテナ34から所定の電波を送信する。
すると、RFIDタグ90は、RFIDアンテナ91によってその電波を受信し、RFID電源生成部92がその電波によって電力を生成してRFIDタグ90内の各部に供給するため、その各部が動作状態になる。
その後、RFID端末3からRFIDタグ90に対して、メモリ93へのアクセス命令が出されると、コントロール部97がその内部の不揮発性メモリに格納されているフラグ値を参照する。このとき、電源部27がオフの状態であるため、フラグ値は“0”になっているので、コントロール部97は、RFIDアクセス部94を有効にさせるコマンドを制御切り替え部95へ出力する。それによって、制御切り替え部95はRFIDアクセス部94を有効にして、それだけにメモリ93へのアクセス権を与える。
その後、RFID端末3は、RFIDリーダ/ライタ35が、RAMに格納されている画像形成装置1に対する更新用の制御プログラムを読み出して、プログラム更新(書き込み)指令と共にその更新用の制御プログラムのデータで変調した電波をRFIDアンテナ34から無線送信する。
画像形成装置1内のメイン制御部19に搭載されたRFIDタグ90は、RFIDアンテナ91がその電波を受信すると、コントロール部97によってそれを更新用の制御プログラムに復調して、RFIDアクセス部からメモリ93にアクセスし、そこに格納されている制御プログラムを書き換えて更新する。そのメモリ93は不揮発性RAMなどの不揮発性メモリであり、RFID端末3からの電波の送信が終了して、RFID電源生成部92から電力が供給されなくなってもその記憶内容を保持する。
一方、画像形成装置1の電源部27がオンの状態のときには、コントロール部97内のフラグ値は“1”を示している。この場合には、コントロール部97は、CPUバスアクセス部96を有効にするコマンドを制御切り替え部95へ出力する。そのため、制御切り替え部95はCPUバスアクセス部96を有効にしてそれだけにメモリ93へのアクセス権を与える。したがって、RFIDタグ90内のメモリ93に格納されている制御プログラムをCPU100側から読み出して制御を実行することができる。この状態では、RFID端末3によって、RFIDタグ90内のメモリ93の制御プログラムが更新されることはない。なお、この画像形成装置1の電源部27がオンの状態で、制御プログラムの更新をCPU100側から行うこともできるのは勿論である。
以上説明したように、この実施形態では、RFIDタグ90内のRFIDアクセス部94からもCPUバスアクセス部96からも、メモリ93へアクセスすることが可能である。しかし、メモリ93へのアクセス権を、RFIDアクセス部94とCPUバスアクセス部96とに、時間的に択一的(排他的)に与えるようにしている。こうしないと、例えば、CPU100がメモリ93内の制御プログラムを実行しているときに、RFID端末3がメモリ93にアクセスしてその制御プログラムを更新してしまうという事態が生じる。このような事態が生じると、プログラムが暴走して、画像形成装置の安定な動作が妨げられる恐れがあるからである。
このように、RFIDタグ90内のメモリ93を、メイン制御部19のCPU100が実行する制御プログラム格納用のメモリと、その制御プログラムを更新するためのプログラムを格納するメモリとに兼用して、そのメモリ上で直接制御プログラムの更新を行うようにしたので、画像形成装置1内のメモリ領域を効率よく使用でき、別にフラッシュROMのような書換可能なメモリを制御プログラム格納用に設ける必要がなくなり、コード量の多い制御プログラムでも、RFIDタグ90内のメモリ93の記憶容量を増やすだけで容易に格納できる。
図4は、図3に示したメイン制御部19の一部を変更した他の実施例を示すブロック図であり、図3と同じか又は対応する部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。この実施例のメイン制御部19′が図3に示したメイン制御部19と異なる点は、RFIDタグ90′の外部に外部端子98を設け、制御切り替え部95への切り替え指示をコントロール部97がその外部端子98によつて設定された優先順位に基づいて行うようにした点だけである。
この実施例によれば、例えば、画像形成装置1を図1に示した梱包箱2に収納する前に、外部端子98によって、前述したコントロール部97内のフラグ値を“0”に設定し、RFIDアクセス部94に排他的な優先順権を与え、画像形成装置1を梱包箱2から取り出して使用する前に、外部端子98からコントロール部97内のフラグ値を“1”に設定して、CPUバスアクセス部96に排他的な優先権を与えるようなことができる。
このようにすれば、制御プログラムの書き替え時間の短縮を可能にしたり、システム構成の差異による融通性の高い画像形成装置を提供することができる。
なお、この実施例の外部端子98を画像形成装置1の外部に設けた図示しないスイッチ等に電気的に接続して、メモリ93に対するアクセス権の優先順位の設定を画像形成装置1の外部からも行えるようにすることができる。さらに、CPU周辺ASIC102の汎用IOポート等と外部端子98とを電気的に接続し、且つメモリ93に格納されている制御プログラム内に、メモリ93へのアクセス権を切り替えるプログラムを有するようにして、汎用I/Oポート等からの入力により、CPU100がその制御プログラムによって優先順位を設定することも可能である。この場合、優先順位の切り替えタイミングの自由度を確保できる。換言すると、図2に示した電源部27がオフ状態のときにRFID端末3側にだけメモリ93へのアクセス権を与えるようにさえすれば、どのタイミングで優先順位を切り替えてもよくなる。このことにより、制御プログラムの更新時間の短縮化、システム構成の自由度の確保も実現することができるようになる。
図5は、図3に示すメイン制御部19の一部を変更したさらに他の実施例を示すブロック図であり、図3と同じか又は対応する部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。この実施例のメイン制御部19″が図3に示したメイン制御部19と異なる点は、RFIDタグ90″内のコントロール部97に、メモリ93へのアクセス権の優先順位を設定するための優先順位設定レジスタ99を設けた点だけである。
この実施例によれば、メモリ93を排他的に利用するための優先順位を設定する優先順位設定レジスタ99が、RFIDタグ90″内のコントロール部97に設けられているので、RFID端末3及びメイン制御部19″内のCPUバス103の両方からアクセス可能である。したがって、それらから自由に優先順位を設定できるので、融通性の高い画像形成装置を提供することが可能になる。
なお、この発明を適用する画像形成装置には、デジタル複写機のほかに、制御部に制御プログラムによって動作するCPUを備えたファクシミリ装置、プリンタ装置、簡易印刷装置等も含まれる。
この発明は、制御部に制御プログラムによって動作するCPUを備えたデジタル複写機、ファクシミリ装置、プリンタ装置、簡易印刷装置等の各種画像形成装置に利用でき、画像形成装置が梱包されて給電不能な状態にあっても、その制御プログラムの更新を容易に行うことができ、しかも装置内のメモリを効率よく使用できるのでコスト低減を図ることができる。
この発明の一実施形態である画像形成装置が梱包されている状態をRFID端末と共に示すRFIDシステムの概要図である。 図1に示した画像形成装置1の概略構成を示すブロック図である。 図2に示したRFID端末3とメイン制御部19のそれぞれ内部構成を示すブロック図である。 メイン制御部の一部を変更した他の実施例の図3と同様なブロック図である。 メイン制御部の一部を変更したさらに他の実施例の図3と同様なブロック図である。
符号の説明
1:画像形成装置(デジタル複写機) 2:梱包箱 3:RFID端末
11:装置本体 12:自動原稿送り装置(ADF) 13:多段給紙部(BANK) 14:原稿 16:複写物 17:読み取り制御部 18 操作部
19,19′,19″:メイン制御部 20:書き込み制御部 21:画像形成部
22:IO制御部 23:定着制御部 24:定着ヒータ 25:各種センサ
26:クラッチ及びソレノイド 27:電源部 31,100:CPU
32:ROM 33,101:RAM 34,91:RFIDアンテナ
35:RFIDリーダ/ライタ 36,103:CPUバス
90,90′,90″:RFIDタグ 92:RFID電源生成部
93:メモリ(不揮発性) 94:RFIDアクセス部 95:制御切り替え部
96:CPUバスアクセス部 97:コントロール部 98:外部端子
99:優先順位設定レジスタ 102:CPU周辺ASIC

Claims (5)

  1. 画像形成プロセスを制御するCPUを有する制御部に、RFID端末と無線通信可能なRFIDタグを設け、前記CPUが実行する制御プログラムを前記RFID端末から更新可能な画像形成装置において、
    前記RFIDタグ内に、前記制御プログラムを格納する不揮発性のメモリと、該メモリに前記RFID端末側からアクセスするRFIDアクセス部と、前記メモリに前記CPU側からアクセスするCPUバスアクセス部と、前記RFIDアクセス部と前記CPUバスアクセス部とを切り替えて有効にする制御切り替え部とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、前記制御切り替え部は、前記RFIDアクセス部又は前記CPUバスアクセス部のいずれか一方を時間的に排他的に有効にすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記制御切り替え部は、当該画像形成装置に給電されているときには前記CPUバスアクセス部を有効にし、給電されていないときには前記RFIDアクセス部を有効にすることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記制御切り替え部に前記RFIDアクセス部と前記CPUバスアクセス部のいずれを優先的に有効にさせるか設定するための外部端子を、前記RFIDタグの外部に設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記制御切り替え部に前記RFIDアクセス部と前記CPUバスアクセス部のいずれを優先的に有効にさせるか設定するための優先順位設定レジスタを、前記RFIDタグのコントロール部に設けたことを特徴とする画像形成装置。
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