JP2004330678A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置本体に着脱可能な付属装置が装着されたときに、本体制御部の制御プログラムを自動でバージョンアップし、装着された付属装置に適した制御を行えるようにする。
【解決手段】付属装置制御部に本体制御プログラムを内蔵し、本体制御部と付属装置制御部との通信を行うためのインタフェースを用いて、本体制御部に対して制御プログラムをダウンロードしてプログラムの書き換えを行なう。
【選択図】 図1
【解決手段】付属装置制御部に本体制御プログラムを内蔵し、本体制御部と付属装置制御部との通信を行うためのインタフェースを用いて、本体制御部に対して制御プログラムをダウンロードしてプログラムの書き換えを行なう。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多段給紙デッキやイメージスキャナなどの付属装置を着脱可能に構成された画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は電子写真プロセスを用いた画像形成装置の概念的構成を示した図であり、ここではレーザプリンタを表している。
【0003】
画像形成装置本体において、100は画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジである。プロセスカートリッジ100内部には静電潜像を形成するための感光体ドラム102、感光体ドラム102を一様に帯電するための帯電ローラ111、レーザビームにより感光ドラム102上に形成された静電潜像をトナーにて現像するための現像器110が備えられている。101はスキャナユニットであり、レーザビームを感光体ドラム102上に走査させるために備えられている。103は感光体ドラム102上に形成されたトナー像を、所定の用紙に転写する転写ローラ帯電器、104は用紙上のトナー像を溶解して用紙に定着させる定着器、106はトナー像が定着された用紙を機外に排出する排出ローラ、105は用紙が定着器104を抜けたことを検出する排出センサ、107は用紙先端を検出するためのレジストセンサ、109は用紙を積載しておく用紙サイズが予めわかるカセット、108はカセット109より感光体ドラム102側に用紙を給紙するための給紙ローラである。
【0004】
112は、主走査方向の用紙サイズ(紙幅)を検出するためのセンサ、113は、手差し給紙口、114は画像形成装置本体に着脱可能な給紙装置(ここでは、封筒給紙オプションとする)である。
【0005】
115は、着脱可能な給紙装置(たとえば、大量給紙デッキ)であり、117は用紙を積載しておく用紙サイズが予めわかるカセット、115はカセット117より感光体ドラム102側に用紙を給紙するための給紙ローラである。
【0006】
次に図3を用いてエンジン制御部の行なう制御について説明する。301は不図示のホストコンピュータ等の外部機器から送られる画像コードデータをプリンタの印字に必要なビットデータに展開するとともに、プリンタ内部情報を読み取りそれを表示するためのビデオコントローラである。302はプリンタエンジンの各部をビデオコントローラ301の指示にしたがって動作制御すると共に、ビデオコントローラ301へプリンタ内部情報を報知するためのエンジン制御部である。表示部303ではオペレータがジョブのキャンセルや給紙位置等の各種設定を行なうことができ、なおかつビデオコントローラ301がオペレータに対してプリンタ情報を報知することができる。
【0007】
またビデオコントローラ301とエンジン制御部302間では、以下に示す信号(/CBSY、/CMD、/SBSY、/STS、/SCLK、/CCRT)によりシリアル通信を行っている。
【0008】
304はエンジン制御部302の指示に従い、記録用紙搬送のためのモータ、ローラ等の駆動、及び停止を行う用紙搬送制御部、305は帯電、現像、転写等各工程における各高圧の出力制御をプリンタエンジン制御部302の指示にしたがって行う高圧制御部である。306はスキャナモータの駆動/停止、レーザビームの点灯をエンジン制御部302の指示にしたがって制御する光学系制御部である。307は各センサからのON/OFF信号を入力するセンサ入力部、308は定着器の温度をエンジン制御部302の指定した温度に調節するための定着温度制御部である。309〜311は各オプション装置制御部を示しており、エンジン制御部302とはシリアル通信制御を行い、各タイミングや状態を制御されている。
【0009】
図4はエンジン制御部と各オプションの接続構成を示したものであり、エンジン制御部と各オプション制御部とは4本の信号ラインにより通信を行なっている。opt1−SEL信号が”true”になったときのみ、封筒給紙オプション制御部はエンジン制御部との通信可能となる。CMD信号は、エンジン制御部から封筒給紙オプション制御部に対する命令を表すものであり、リセット命令や、給紙開始命令などがある。STS信号は、封筒給紙オプションの状態をエンジン制御部に伝える信号であり、紙有無センサ136の状態や紙幅センサ137の状態などをステータスとして返送するために設けられている。CLK信号は、CMD信号、STS信号の送受信を行なうときの同期クロックとして用いられている。この通信方式は他の給紙オプションについても同様に行われる。
【0010】
このような画像形成装置において、プログラムのバージョンアップに関する先行技術文献としては、特開平09−258919号公報、特開2001−337817号公報、特開2002−23879号公報、特開2002−67442号公報などの文献を挙げることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、オプション装置を着脱可能に構成し、これらと通信を行い制御することで装置構成の拡張性が保たれ、ユーザの好みに応じた装置構成をとることが可能になっていた。
【0012】
しかし、昨今のユーザの要望は多様化しており、画像形成装置本体に付属のオプション装置が次々に開発されている。特に電子写真プリンタのようなデジタル方式での画像形成を行なう装置のエンジンを用いて、イメージスキャナや排紙オプションを付ける事により、複写機のシステムとして使用される機会が多くなってきている。画像形成装置本体制御部の制御プログラムがこれらオプション装置に対応していない場合には、サービスマンが制御部を交換する、あるいは制御プログラムをバージョンアップさせる必要があり、これまで本体制御部の制御プログラムのバージョンアップは容易に行なうことはできなかった。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために請求項1に記載の発明は、画像形成装置本体に着脱可能に構成された付属装置と、前記画像形成装置本体の制御を司り、かつ前記付属装置制御部との通信を行う画像形成装置本体制御部と、前記付属装置の制御を司り、かつ画像形成装置本体制御部との通信を行う前記付属装置内に設けられた制御部と、を有する画像形成装置のシステムにおいて、前記付属装置内の制御部は、前記画像形成装置本体制御部の制御プログラムを備え、前記画像形成装置本体制御部は、前記付属装置内の制御部から制御プログラムを書き換え可能に構成されたことを特徴とする。
【0014】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置のシステムにおいて、前記画像形成装置本体制御部は、制御プログラムバージョン情報を備え、前記付属装置制御部との通信開始時に前記付属装置制御部に備えられている画像形成装置本体制御部のプログラムバージョン情報を読み込み、これらが異なるバージョン情報であった場合にプログラムの書き換えを行なう制御部であることを特徴とする。
【0015】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置のシステムにおいて、前記画像形成装置本体の制御部は、制御プログラムの書き換えを開始した後、終了するまでは他の制御動作を行なわない制御部であることを特徴とする。
【0016】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置のシステムにおいて、前記付属装置内の制御部は、画像形成装置本体制御部の制御プログラム書き換えが開始された後、終了するまでは他の制御動作を行なわない制御部であることを特徴とする。
【0017】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1、2に記載の画像形成装置のシステムにおいて、前記付属装置内の制御部は、複数の画像形成装置本体に対応した制御プログラムを備え、画像形成装置本体より指定された制御プログラムを送信する制御部であることを特徴とする。
【0018】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1、2に記載の画像形成装置のシステムにおいて、前記画像形成装置本体制御部は、複数の付属装置が接続された場合、最新バージョンの制御プログラムを備えた付属装置より制御プログラムの書き換えを行なう制御部であることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第一の実施例)
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置のエンジン制御部の行なう制御プログラム書き換え制御のフローチャートを示したものである。
【0020】
以下、図1を用いて本発明の本実施例を説明する。
【0021】
電源が投入されると、プリンタ制御部はイニシャライズ動作(ソフトリセット)を開始する(S101)。数十msecでイニシャライズ動作が完了し、オプション装置との通信を開始する(S102)。オプション装置との通信が正常に行なわれていることを判断したらオプション有りと判断し(S103)、制御プログラムの書き換え要求を行なう(S104)。S103でオプション無しと判断した場合には、本書き換え制御シーケンスを終了し、通常の制御モードに戻り、プリンタ初期チェックを行いREADYモードへと遷移する。書き換えが終了したことを判断(S105)したら、本シーケンスを終了する。
【0022】
以下、この動作について詳細に説明する。
【0023】
まず初めに画像形成装置本体制御部とオプション装置制御部との通信について説明する。
【0024】
図4に示したように、本体制御部と各オプション制御部とは4本の信号にてシリアル通信が行なわれている。
【0025】
オプションカセット制御部309には/CS0信号、両面ユニット制御部310には/CS1信号、封筒給紙オプション制御部311には/CS2信号、イメージスキャナ制御部312には/CS3信号が固有に入力されている。SI信号、SCLK信号、SO信号は各オプションに共通に接続されている。
【0026】
これを詳細に示したものが図5であり、各信号のタイミングチャートを表している。
【0027】
a)は/CS信号(チップセレクト)であり、本体制御部からオプション制御部に対して送られるLow Trueの信号である。本信号は各オプションが装着される箇所に固有に設けられている信号であり、本信号がTrueになったオプションに対して通信が行なわれるよう決まっている。b)はSCLK信号(クロック)であり、本体制御部からオプション制御部に対して送られるシリアル通信を行なうためのクロック信号である。本実施例ではシリアル通信を16ビット構成としている。c)はSO(シリアルアウト)信号であり、本体制御部からオプション制御部に対して送られるコマンドデータ信号であり、クロック信号に同期して送信される。d)はSI(シリアルイン)信号であり、オプション制御部から本体制御部に対して送られるステータス信号であり、クロック信号に同期して返送される。
【0028】
エンジン制御部は通信先のオプションに割り当てられた/CS信号をTrue状態にし、クロック同期にてSO信号を出力する。オプション制御部はこれを受け、受信したコマンドデータに基づいてあらかじめ定められたステータスをセットする。次にエンジン制御部はオプション制御部の決定したステータスを受信するため、再び/CS信号をTrue状態とし、クロック同期にてSO信号を受信する。つまり、エンジン制御部はコマンド送信/ステータス受信を1セットとして各オプションとの通信を行なっている。
【0029】
図6にエンジン制御部とイメージスキャナ制御部の行う通信の一例を示した。エンジン制御部は電源投入時にイニシャライズ動作を終了した後、イメージスキャナに対してオプションIDを要求するコマンドを送信し、返送ステータスが正常のときにイメージスキャナの装着を認識する。次に制御プログラムをダウンロードするため、ダウンロード要求コマンドを送信する。イメージスキャナ制御部は、イニシャライズ動作終了後、本体制御部からのID要求コマンドを受けIDステータスを返送する。次にダウンロード要求コマンドを受け、本体制御プログラムの送信を本体制御部に知らしめるため、書き込みステータスをセットする。エンジン制御部はこのステータスを受けたことを持って、制御プログラムの書き換えモードとなり、本モードを終了するまではステータスを受信し、受信したステータスに基づいた動作を行なう。そのため、この間はイメージスキャナ制御部に対して送信するコマンドは全てNo Operationコマンドとなる。次のステータスで制御プログラムのROMアドレスが指定され、その次のステータスで指定されたアドレスのデータの消去を行なう。つまり、書き込み指定、アドレス指定、消去、の3バイトのステータスを1セットとしてROMの内容が消去される。ただし、通信に関わる部分のプログラムについては、消去されないよう構成されている。ROMの消去が終了したら、次にデータの書き込みが行なわれる。書き込み方法は先のデータ消去時と同様に3バイトのステータスを1セットとしており、書き込み指定、アドレス指定、データの順に行なわれる。
【0030】
以上のような制御を行うことにより、オプション制御部に内蔵された本体制御部の制御プログラムを本体制御部に自動的に書き込み可能となるため、装着されたオプションの性能を活かした品質の良い制御が可能となる。
【0031】
(第二の実施例)
上述した実施例では、装着されたオプションから制御プログラムを必ず書き換える動作を行なったが、本実施例では、オプション制御部に内蔵されている本体制御プログラムのバージョン情報と、本体制御部のプログラムバージョンを比較し、異なる場合にのみプログラムの書き換えを行うことを実現している。
【0032】
以下、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0033】
電源が投入されると、プリンタ制御部はイニシャライズ動作(ソフトリセット)を開始する(S201)。数十msecでイニシャライズ動作が完了し、オプション装置との通信を開始する(S202)。オプション装置との通信が正常に行なわれていることを判断したらオプション有りと判断し(S203)、次にオプション制御部に内蔵されている本体制御部のプログラムのバージョン情報を読み込む。読み込んだバージョン情報と、書き換え前の本体制御部のプログラムバージョン情報とを比較し(S205)、異なると判断された場合にはプログラムのダウンロード要求を行なう(S206)。S203でオプション無しと判断した場合、およびS205で同じバージョンと判断された場合には、本シーケンスを終了し、通常の制御モードに戻り、プリンタ初期チェックを行いREADYモードへと遷移する。ダウンロードが終了したことを判断(S105)したら、本シーケンスを終了する。ダウンロードされた制御プログラムにはバージョン情報も含まれており、制御プログラムが書き換わることで自動的にバージョン情報が更新される。
【0034】
以上のような制御を行うことにより、同じバージョンのプログラムが備えられている場合にはプログラム書き換えを行なう必要がなく、装着したオプションがすぐに使用可能となる。
【0035】
(第三の実施例)
本実施例では、電源が投入された状態でオプションが装着された場合について述べる。
【0036】
通常、オプション装置は電源投入前に装着されるため、実施例1、2で述べたように、電源投入後にオプション構成を認識してからエンジン制御プログラムの書き換えを行い、書き換え終了後に通常動作を行なっていた。しかしながら、ジャムや装置故障などで電源が投入されたままオプション装置が交換されることも十分考えられる。本実施例では、このような場合にも制御プログラムの書き換えを実現している。
【0037】
以下、図8のフローチャートを用いて本実施例について説明する。
【0038】
エンジン制御部は、電源が投入され通常制御中にも定期的にオプション接続を監視している。たとえばジャムが発生し、ジャム解除のためオプションを取り外し、オプションが再接続された場合にも、これを認識できるような制御を行っている。このオプション接続監視シーケンスにおいて、S301でオプションが装着されたと判断した場合には、次に接続されたオプションに備えられている本体制御プログラムバージョン情報を読み込む(S302)。オプションが装着されていないと判断した場合には一旦本シーケンスを終了する。S302で読み込んだバージョン情報と現在の本体制御部が備えている制御プログラム情報を比較し、オプションの備えているバージョン情報が同じ場合にはS304以降に進む。バージョンが異なるときには本シーケンスを終了する。S304ではスタンバイ中であるかを判断し、非スタンバイ中である場合にはスタンバイ状態になるまで待機する。スタンバイ中となったら、プリンタコントローラに通信禁止を指示し、オプション装置に対してプログラムダウンロード要求を行なう。プリンタコントローラからの通信を禁止することで、エンジン制御部はオプション装置とのプログラムダウンロード以外の動作を停止する。また、オプション制御部もエンジン制御部とのプログラムダウンロード以外の動作を停止する。ダウンロードが終了したら、プリンタコントローラに対して通信許可を送信し、通常のスタンバイモードへと復帰する。
【0039】
以上のような制御を行うことにより、電源投入後にオプション装置が装着された場合においても、本体制御プログラムの書き換えが可能となり、かつプログラム書き換え中、他の動作を停止させることで確実なダウンロード動作を行なうことが可能となる。
【0040】
(第四の実施例)
本実施例では、オプション装置が複数の画像形成装置本体に対応可能な場合について述べる。
【0041】
画像形成装置本体はオプション装置との通信開始時に自身の本体コードをオプション制御部に対して指定する。これを受けたオプション装置制御部は指定された本体コードに基づいて制御を行う。たとえば、本体コード“A”を指定された場合にはプログラムAを実行し、本体コード“B”を指定された場合にはプログラムBを実行する。つまり、オプション制御部は、制御プログラムをダウンロードするときには、画像形成装置本体の種類に適応した本体制御プログラムをダウンロードする。
【0042】
以上のような制御を行うことにより、複数の本体に装着可能なオプション装置においても、本体に合致した適切な制御プログラムのダウンロードを行なうことが可能となる。
【0043】
(第五の実施例)
本実施例では、複数のオプション装置が装着された場合について述べる。
【0044】
本体制御部は、各オプションが装着されているかを認識するため、まずは各オプションに対してID要求コマンドを送信し、返送されてきたステータスを判断することでどのオプションが接続されているかを判定する。次に、接続されているオプションに対してそれぞれのオプションが備えている本体制御部のプログラムバージョン情報を読み込む。次に読み込んだプログラムバージョンを比較し、一番新しいバージョンプログラムを備えたオプション制御部に対してプログラムダウンロード要求を行なう。オプション制御部の備える本体制御プログラムバージョンがすべて同じ場合には、どのオプションよりダウンロードを行なっても良い。
【0045】
以上のような制御を行うことにより、常に最新バージョンのプログラムをダウンロード可能となる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、画像形成装置本体に着脱可能に構成された付属装置と、前記画像形成装置本体の制御を司り、かつ前記付属装置制御部との通信を行う画像形成装置本体制御部と、前記付属装置の制御を司り、かつ画像形成装置本体制御部との通信を行う前記付属装置内に設けられた制御部と、を有する画像形成装置のシステムにおいて、前記付属装置内の制御部は、前記画像形成装置本体制御部の制御プログラムを備え、前記画像形成装置本体制御部は、前記付属装置内の制御部から制御プログラムを書き換え可能に構成したことにより、付属装置を装着するだけで画像形成装置本体制御部の制御プログラムをバージョンアップすることが可能となり、ユーザビリティやサービス性の向上が図れる。
【0047】
また、請求項2に係わる発明によれば、前記画像形成装置本体制御部は、制御プログラムバージョン情報を備え、前記付属装置制御部との通信開始時に前記付属装置制御部に備えられている画像形成装置本体制御部のプログラムバージョン情報を読み込み、これらが異なるバージョン情報であった場合にプログラムの書き換えを行なう制御部であるため、不要なバージョンアップを行なう必要がなくなる。
【0048】
また、請求項3および請求項4に係わる発明によれば、前記画像形成装置本体の制御部および付属装置制御部は、制御プログラムの書き換えを開始した後、終了するまでは他の制御動作を行なわない制御部であるため、ダウンロードの速度を低下させること無く安定した書き込みを行なうことができる。
【0049】
また、請求項5に係わる発明によれば、前記付属装置内の制御部は、複数の画像形成装置本体に対応した制御プログラムを備え、画像形成装置本体より指定された制御プログラムを送信する制御部であるため、常に装着された本体に最適な制御が可能となる。
【0050】
また、請求項6に係わる発明によれば、前記画像形成装置本体制御部は、複数の付属装置が接続された場合、最新バージョンの制御プログラムを備えた付属装置より制御プログラムの書き換えを行なう制御部であるため、常に最新バージョンでの品質の高い制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第一の実施形態を説明するフローチャート
【図2】従来例を説明する画像形成装置の構成を示す全体図
【図3】従来例を説明する画像形成装置の制御ブロック図
【図4】本発明に係わる第一の実施形態を説明する制御ブロック図
【図5】本発明に係わる第一の実施形態を説明するオプション通信に係わるタイミングチャート
【図6】本発明に係わる第一の実施形態を説明するオプション通信に係わるデータの順序を示した図
【図7】本発明に係わる第二の実施形態を説明するフローチャート
【図8】本発明に係わる第三の実施形態を説明するフローチャート
【符号の説明】
302 エンジン制御部
310 両面ユニット制御部
309 オプションカセット制御部
311 封筒フィーダ制御部
312 イメージスキャナ制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は、多段給紙デッキやイメージスキャナなどの付属装置を着脱可能に構成された画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は電子写真プロセスを用いた画像形成装置の概念的構成を示した図であり、ここではレーザプリンタを表している。
【0003】
画像形成装置本体において、100は画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジである。プロセスカートリッジ100内部には静電潜像を形成するための感光体ドラム102、感光体ドラム102を一様に帯電するための帯電ローラ111、レーザビームにより感光ドラム102上に形成された静電潜像をトナーにて現像するための現像器110が備えられている。101はスキャナユニットであり、レーザビームを感光体ドラム102上に走査させるために備えられている。103は感光体ドラム102上に形成されたトナー像を、所定の用紙に転写する転写ローラ帯電器、104は用紙上のトナー像を溶解して用紙に定着させる定着器、106はトナー像が定着された用紙を機外に排出する排出ローラ、105は用紙が定着器104を抜けたことを検出する排出センサ、107は用紙先端を検出するためのレジストセンサ、109は用紙を積載しておく用紙サイズが予めわかるカセット、108はカセット109より感光体ドラム102側に用紙を給紙するための給紙ローラである。
【0004】
112は、主走査方向の用紙サイズ(紙幅)を検出するためのセンサ、113は、手差し給紙口、114は画像形成装置本体に着脱可能な給紙装置(ここでは、封筒給紙オプションとする)である。
【0005】
115は、着脱可能な給紙装置(たとえば、大量給紙デッキ)であり、117は用紙を積載しておく用紙サイズが予めわかるカセット、115はカセット117より感光体ドラム102側に用紙を給紙するための給紙ローラである。
【0006】
次に図3を用いてエンジン制御部の行なう制御について説明する。301は不図示のホストコンピュータ等の外部機器から送られる画像コードデータをプリンタの印字に必要なビットデータに展開するとともに、プリンタ内部情報を読み取りそれを表示するためのビデオコントローラである。302はプリンタエンジンの各部をビデオコントローラ301の指示にしたがって動作制御すると共に、ビデオコントローラ301へプリンタ内部情報を報知するためのエンジン制御部である。表示部303ではオペレータがジョブのキャンセルや給紙位置等の各種設定を行なうことができ、なおかつビデオコントローラ301がオペレータに対してプリンタ情報を報知することができる。
【0007】
またビデオコントローラ301とエンジン制御部302間では、以下に示す信号(/CBSY、/CMD、/SBSY、/STS、/SCLK、/CCRT)によりシリアル通信を行っている。
【0008】
304はエンジン制御部302の指示に従い、記録用紙搬送のためのモータ、ローラ等の駆動、及び停止を行う用紙搬送制御部、305は帯電、現像、転写等各工程における各高圧の出力制御をプリンタエンジン制御部302の指示にしたがって行う高圧制御部である。306はスキャナモータの駆動/停止、レーザビームの点灯をエンジン制御部302の指示にしたがって制御する光学系制御部である。307は各センサからのON/OFF信号を入力するセンサ入力部、308は定着器の温度をエンジン制御部302の指定した温度に調節するための定着温度制御部である。309〜311は各オプション装置制御部を示しており、エンジン制御部302とはシリアル通信制御を行い、各タイミングや状態を制御されている。
【0009】
図4はエンジン制御部と各オプションの接続構成を示したものであり、エンジン制御部と各オプション制御部とは4本の信号ラインにより通信を行なっている。opt1−SEL信号が”true”になったときのみ、封筒給紙オプション制御部はエンジン制御部との通信可能となる。CMD信号は、エンジン制御部から封筒給紙オプション制御部に対する命令を表すものであり、リセット命令や、給紙開始命令などがある。STS信号は、封筒給紙オプションの状態をエンジン制御部に伝える信号であり、紙有無センサ136の状態や紙幅センサ137の状態などをステータスとして返送するために設けられている。CLK信号は、CMD信号、STS信号の送受信を行なうときの同期クロックとして用いられている。この通信方式は他の給紙オプションについても同様に行われる。
【0010】
このような画像形成装置において、プログラムのバージョンアップに関する先行技術文献としては、特開平09−258919号公報、特開2001−337817号公報、特開2002−23879号公報、特開2002−67442号公報などの文献を挙げることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、オプション装置を着脱可能に構成し、これらと通信を行い制御することで装置構成の拡張性が保たれ、ユーザの好みに応じた装置構成をとることが可能になっていた。
【0012】
しかし、昨今のユーザの要望は多様化しており、画像形成装置本体に付属のオプション装置が次々に開発されている。特に電子写真プリンタのようなデジタル方式での画像形成を行なう装置のエンジンを用いて、イメージスキャナや排紙オプションを付ける事により、複写機のシステムとして使用される機会が多くなってきている。画像形成装置本体制御部の制御プログラムがこれらオプション装置に対応していない場合には、サービスマンが制御部を交換する、あるいは制御プログラムをバージョンアップさせる必要があり、これまで本体制御部の制御プログラムのバージョンアップは容易に行なうことはできなかった。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために請求項1に記載の発明は、画像形成装置本体に着脱可能に構成された付属装置と、前記画像形成装置本体の制御を司り、かつ前記付属装置制御部との通信を行う画像形成装置本体制御部と、前記付属装置の制御を司り、かつ画像形成装置本体制御部との通信を行う前記付属装置内に設けられた制御部と、を有する画像形成装置のシステムにおいて、前記付属装置内の制御部は、前記画像形成装置本体制御部の制御プログラムを備え、前記画像形成装置本体制御部は、前記付属装置内の制御部から制御プログラムを書き換え可能に構成されたことを特徴とする。
【0014】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置のシステムにおいて、前記画像形成装置本体制御部は、制御プログラムバージョン情報を備え、前記付属装置制御部との通信開始時に前記付属装置制御部に備えられている画像形成装置本体制御部のプログラムバージョン情報を読み込み、これらが異なるバージョン情報であった場合にプログラムの書き換えを行なう制御部であることを特徴とする。
【0015】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置のシステムにおいて、前記画像形成装置本体の制御部は、制御プログラムの書き換えを開始した後、終了するまでは他の制御動作を行なわない制御部であることを特徴とする。
【0016】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置のシステムにおいて、前記付属装置内の制御部は、画像形成装置本体制御部の制御プログラム書き換えが開始された後、終了するまでは他の制御動作を行なわない制御部であることを特徴とする。
【0017】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1、2に記載の画像形成装置のシステムにおいて、前記付属装置内の制御部は、複数の画像形成装置本体に対応した制御プログラムを備え、画像形成装置本体より指定された制御プログラムを送信する制御部であることを特徴とする。
【0018】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1、2に記載の画像形成装置のシステムにおいて、前記画像形成装置本体制御部は、複数の付属装置が接続された場合、最新バージョンの制御プログラムを備えた付属装置より制御プログラムの書き換えを行なう制御部であることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第一の実施例)
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置のエンジン制御部の行なう制御プログラム書き換え制御のフローチャートを示したものである。
【0020】
以下、図1を用いて本発明の本実施例を説明する。
【0021】
電源が投入されると、プリンタ制御部はイニシャライズ動作(ソフトリセット)を開始する(S101)。数十msecでイニシャライズ動作が完了し、オプション装置との通信を開始する(S102)。オプション装置との通信が正常に行なわれていることを判断したらオプション有りと判断し(S103)、制御プログラムの書き換え要求を行なう(S104)。S103でオプション無しと判断した場合には、本書き換え制御シーケンスを終了し、通常の制御モードに戻り、プリンタ初期チェックを行いREADYモードへと遷移する。書き換えが終了したことを判断(S105)したら、本シーケンスを終了する。
【0022】
以下、この動作について詳細に説明する。
【0023】
まず初めに画像形成装置本体制御部とオプション装置制御部との通信について説明する。
【0024】
図4に示したように、本体制御部と各オプション制御部とは4本の信号にてシリアル通信が行なわれている。
【0025】
オプションカセット制御部309には/CS0信号、両面ユニット制御部310には/CS1信号、封筒給紙オプション制御部311には/CS2信号、イメージスキャナ制御部312には/CS3信号が固有に入力されている。SI信号、SCLK信号、SO信号は各オプションに共通に接続されている。
【0026】
これを詳細に示したものが図5であり、各信号のタイミングチャートを表している。
【0027】
a)は/CS信号(チップセレクト)であり、本体制御部からオプション制御部に対して送られるLow Trueの信号である。本信号は各オプションが装着される箇所に固有に設けられている信号であり、本信号がTrueになったオプションに対して通信が行なわれるよう決まっている。b)はSCLK信号(クロック)であり、本体制御部からオプション制御部に対して送られるシリアル通信を行なうためのクロック信号である。本実施例ではシリアル通信を16ビット構成としている。c)はSO(シリアルアウト)信号であり、本体制御部からオプション制御部に対して送られるコマンドデータ信号であり、クロック信号に同期して送信される。d)はSI(シリアルイン)信号であり、オプション制御部から本体制御部に対して送られるステータス信号であり、クロック信号に同期して返送される。
【0028】
エンジン制御部は通信先のオプションに割り当てられた/CS信号をTrue状態にし、クロック同期にてSO信号を出力する。オプション制御部はこれを受け、受信したコマンドデータに基づいてあらかじめ定められたステータスをセットする。次にエンジン制御部はオプション制御部の決定したステータスを受信するため、再び/CS信号をTrue状態とし、クロック同期にてSO信号を受信する。つまり、エンジン制御部はコマンド送信/ステータス受信を1セットとして各オプションとの通信を行なっている。
【0029】
図6にエンジン制御部とイメージスキャナ制御部の行う通信の一例を示した。エンジン制御部は電源投入時にイニシャライズ動作を終了した後、イメージスキャナに対してオプションIDを要求するコマンドを送信し、返送ステータスが正常のときにイメージスキャナの装着を認識する。次に制御プログラムをダウンロードするため、ダウンロード要求コマンドを送信する。イメージスキャナ制御部は、イニシャライズ動作終了後、本体制御部からのID要求コマンドを受けIDステータスを返送する。次にダウンロード要求コマンドを受け、本体制御プログラムの送信を本体制御部に知らしめるため、書き込みステータスをセットする。エンジン制御部はこのステータスを受けたことを持って、制御プログラムの書き換えモードとなり、本モードを終了するまではステータスを受信し、受信したステータスに基づいた動作を行なう。そのため、この間はイメージスキャナ制御部に対して送信するコマンドは全てNo Operationコマンドとなる。次のステータスで制御プログラムのROMアドレスが指定され、その次のステータスで指定されたアドレスのデータの消去を行なう。つまり、書き込み指定、アドレス指定、消去、の3バイトのステータスを1セットとしてROMの内容が消去される。ただし、通信に関わる部分のプログラムについては、消去されないよう構成されている。ROMの消去が終了したら、次にデータの書き込みが行なわれる。書き込み方法は先のデータ消去時と同様に3バイトのステータスを1セットとしており、書き込み指定、アドレス指定、データの順に行なわれる。
【0030】
以上のような制御を行うことにより、オプション制御部に内蔵された本体制御部の制御プログラムを本体制御部に自動的に書き込み可能となるため、装着されたオプションの性能を活かした品質の良い制御が可能となる。
【0031】
(第二の実施例)
上述した実施例では、装着されたオプションから制御プログラムを必ず書き換える動作を行なったが、本実施例では、オプション制御部に内蔵されている本体制御プログラムのバージョン情報と、本体制御部のプログラムバージョンを比較し、異なる場合にのみプログラムの書き換えを行うことを実現している。
【0032】
以下、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0033】
電源が投入されると、プリンタ制御部はイニシャライズ動作(ソフトリセット)を開始する(S201)。数十msecでイニシャライズ動作が完了し、オプション装置との通信を開始する(S202)。オプション装置との通信が正常に行なわれていることを判断したらオプション有りと判断し(S203)、次にオプション制御部に内蔵されている本体制御部のプログラムのバージョン情報を読み込む。読み込んだバージョン情報と、書き換え前の本体制御部のプログラムバージョン情報とを比較し(S205)、異なると判断された場合にはプログラムのダウンロード要求を行なう(S206)。S203でオプション無しと判断した場合、およびS205で同じバージョンと判断された場合には、本シーケンスを終了し、通常の制御モードに戻り、プリンタ初期チェックを行いREADYモードへと遷移する。ダウンロードが終了したことを判断(S105)したら、本シーケンスを終了する。ダウンロードされた制御プログラムにはバージョン情報も含まれており、制御プログラムが書き換わることで自動的にバージョン情報が更新される。
【0034】
以上のような制御を行うことにより、同じバージョンのプログラムが備えられている場合にはプログラム書き換えを行なう必要がなく、装着したオプションがすぐに使用可能となる。
【0035】
(第三の実施例)
本実施例では、電源が投入された状態でオプションが装着された場合について述べる。
【0036】
通常、オプション装置は電源投入前に装着されるため、実施例1、2で述べたように、電源投入後にオプション構成を認識してからエンジン制御プログラムの書き換えを行い、書き換え終了後に通常動作を行なっていた。しかしながら、ジャムや装置故障などで電源が投入されたままオプション装置が交換されることも十分考えられる。本実施例では、このような場合にも制御プログラムの書き換えを実現している。
【0037】
以下、図8のフローチャートを用いて本実施例について説明する。
【0038】
エンジン制御部は、電源が投入され通常制御中にも定期的にオプション接続を監視している。たとえばジャムが発生し、ジャム解除のためオプションを取り外し、オプションが再接続された場合にも、これを認識できるような制御を行っている。このオプション接続監視シーケンスにおいて、S301でオプションが装着されたと判断した場合には、次に接続されたオプションに備えられている本体制御プログラムバージョン情報を読み込む(S302)。オプションが装着されていないと判断した場合には一旦本シーケンスを終了する。S302で読み込んだバージョン情報と現在の本体制御部が備えている制御プログラム情報を比較し、オプションの備えているバージョン情報が同じ場合にはS304以降に進む。バージョンが異なるときには本シーケンスを終了する。S304ではスタンバイ中であるかを判断し、非スタンバイ中である場合にはスタンバイ状態になるまで待機する。スタンバイ中となったら、プリンタコントローラに通信禁止を指示し、オプション装置に対してプログラムダウンロード要求を行なう。プリンタコントローラからの通信を禁止することで、エンジン制御部はオプション装置とのプログラムダウンロード以外の動作を停止する。また、オプション制御部もエンジン制御部とのプログラムダウンロード以外の動作を停止する。ダウンロードが終了したら、プリンタコントローラに対して通信許可を送信し、通常のスタンバイモードへと復帰する。
【0039】
以上のような制御を行うことにより、電源投入後にオプション装置が装着された場合においても、本体制御プログラムの書き換えが可能となり、かつプログラム書き換え中、他の動作を停止させることで確実なダウンロード動作を行なうことが可能となる。
【0040】
(第四の実施例)
本実施例では、オプション装置が複数の画像形成装置本体に対応可能な場合について述べる。
【0041】
画像形成装置本体はオプション装置との通信開始時に自身の本体コードをオプション制御部に対して指定する。これを受けたオプション装置制御部は指定された本体コードに基づいて制御を行う。たとえば、本体コード“A”を指定された場合にはプログラムAを実行し、本体コード“B”を指定された場合にはプログラムBを実行する。つまり、オプション制御部は、制御プログラムをダウンロードするときには、画像形成装置本体の種類に適応した本体制御プログラムをダウンロードする。
【0042】
以上のような制御を行うことにより、複数の本体に装着可能なオプション装置においても、本体に合致した適切な制御プログラムのダウンロードを行なうことが可能となる。
【0043】
(第五の実施例)
本実施例では、複数のオプション装置が装着された場合について述べる。
【0044】
本体制御部は、各オプションが装着されているかを認識するため、まずは各オプションに対してID要求コマンドを送信し、返送されてきたステータスを判断することでどのオプションが接続されているかを判定する。次に、接続されているオプションに対してそれぞれのオプションが備えている本体制御部のプログラムバージョン情報を読み込む。次に読み込んだプログラムバージョンを比較し、一番新しいバージョンプログラムを備えたオプション制御部に対してプログラムダウンロード要求を行なう。オプション制御部の備える本体制御プログラムバージョンがすべて同じ場合には、どのオプションよりダウンロードを行なっても良い。
【0045】
以上のような制御を行うことにより、常に最新バージョンのプログラムをダウンロード可能となる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、画像形成装置本体に着脱可能に構成された付属装置と、前記画像形成装置本体の制御を司り、かつ前記付属装置制御部との通信を行う画像形成装置本体制御部と、前記付属装置の制御を司り、かつ画像形成装置本体制御部との通信を行う前記付属装置内に設けられた制御部と、を有する画像形成装置のシステムにおいて、前記付属装置内の制御部は、前記画像形成装置本体制御部の制御プログラムを備え、前記画像形成装置本体制御部は、前記付属装置内の制御部から制御プログラムを書き換え可能に構成したことにより、付属装置を装着するだけで画像形成装置本体制御部の制御プログラムをバージョンアップすることが可能となり、ユーザビリティやサービス性の向上が図れる。
【0047】
また、請求項2に係わる発明によれば、前記画像形成装置本体制御部は、制御プログラムバージョン情報を備え、前記付属装置制御部との通信開始時に前記付属装置制御部に備えられている画像形成装置本体制御部のプログラムバージョン情報を読み込み、これらが異なるバージョン情報であった場合にプログラムの書き換えを行なう制御部であるため、不要なバージョンアップを行なう必要がなくなる。
【0048】
また、請求項3および請求項4に係わる発明によれば、前記画像形成装置本体の制御部および付属装置制御部は、制御プログラムの書き換えを開始した後、終了するまでは他の制御動作を行なわない制御部であるため、ダウンロードの速度を低下させること無く安定した書き込みを行なうことができる。
【0049】
また、請求項5に係わる発明によれば、前記付属装置内の制御部は、複数の画像形成装置本体に対応した制御プログラムを備え、画像形成装置本体より指定された制御プログラムを送信する制御部であるため、常に装着された本体に最適な制御が可能となる。
【0050】
また、請求項6に係わる発明によれば、前記画像形成装置本体制御部は、複数の付属装置が接続された場合、最新バージョンの制御プログラムを備えた付属装置より制御プログラムの書き換えを行なう制御部であるため、常に最新バージョンでの品質の高い制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第一の実施形態を説明するフローチャート
【図2】従来例を説明する画像形成装置の構成を示す全体図
【図3】従来例を説明する画像形成装置の制御ブロック図
【図4】本発明に係わる第一の実施形態を説明する制御ブロック図
【図5】本発明に係わる第一の実施形態を説明するオプション通信に係わるタイミングチャート
【図6】本発明に係わる第一の実施形態を説明するオプション通信に係わるデータの順序を示した図
【図7】本発明に係わる第二の実施形態を説明するフローチャート
【図8】本発明に係わる第三の実施形態を説明するフローチャート
【符号の説明】
302 エンジン制御部
310 両面ユニット制御部
309 オプションカセット制御部
311 封筒フィーダ制御部
312 イメージスキャナ制御部
Claims (6)
- 画像形成装置本体に着脱可能に構成された付属装置と、
前記画像形成装置本体の制御を司り、かつ前記付属装置制御部との通信を行う画像形成装置本体制御部と、
前記付属装置の制御を司り、かつ画像形成装置本体制御部との通信を行う前記付属装置内に設けられた制御部と、
を有する画像形成装置のシステムにおいて、
前記付属装置内の制御部は、前記画像形成装置本体制御部の制御プログラムを備え、
前記画像形成装置本体制御部は、前記付属装置内の制御部から制御プログラムを書き換え可能に構成されたことを特徴とする画像形成装置のシステム。 - 前記画像形成装置本体制御部は、制御プログラムバージョン情報を備え、
前記付属装置制御部との通信開始時に前記付属装置制御部に備えられている画像形成装置本体制御部のプログラムバージョン情報を読み込み、これらが異なるバージョン情報であった場合にプログラムの書き換えを行なう制御部であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置のシステム。 - 前記画像形成装置本体の制御部は、制御プログラムの書き換えを開始した後、終了するまでは他の制御動作を行なわない制御部であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置のシステム。
- 前記付属装置内の制御部は、画像形成装置本体制御部の制御プログラム書き換えが開始された後、終了するまでは他の制御動作を行なわない制御部であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置のシステム。
- 前記付属装置内の制御部は、複数の画像形成装置本体に対応した制御プログラムを備え、画像形成装置本体より指定された制御プログラムを送信する制御部であることを特徴とする請求項1、2に記載の画像形成装置のシステム。
- 前記画像形成装置本体制御部は、複数の付属装置が接続された場合、最新バージョンの制御プログラムを備えた付属装置より制御プログラムの書き換えを行なう制御部であることを特徴とする請求項1、2に記載の画像形成装置のシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003131580A JP2004330678A (ja) | 2003-05-09 | 2003-05-09 | 画像形成装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007058478A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 制御内容更新装置 |
JP2008166860A (ja) * | 2006-12-26 | 2008-07-17 | Canon Inc | 画像形成システム、画像形成装置、オプション装置及びプログラムの書換方法 |
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2003
- 2003-05-09 JP JP2003131580A patent/JP2004330678A/ja not_active Withdrawn
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