JP2001117745A - 多機能装置 - Google Patents

多機能装置

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JP2001117745A
JP2001117745A JP29774999A JP29774999A JP2001117745A JP 2001117745 A JP2001117745 A JP 2001117745A JP 29774999 A JP29774999 A JP 29774999A JP 29774999 A JP29774999 A JP 29774999A JP 2001117745 A JP2001117745 A JP 2001117745A
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data
control circuit
communication
rewriting
cpu
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Tokuo Iriyama
徳夫 入山
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御回路上のROM交換といった作業や各制
御回路毎のインタフェースを必要とせずに、必要な制御
回路のプログラムを効率良く確実に更新することが可能
な多機能装置を提供する。 【解決手段】 CPUと電気的書換可能メモリと通信手
段とを備えた制御回路を複数有した多機能装置であっ
て、主たる制御回路110は、外部の機器からの書き換
えデータを受け、該書き換えデータによって書き換えを
行うべき電気的書換可能メモリを備えた回路基板13
0,140,150へ配送する機能を備えた、ことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多機能装置に関し、
さらに詳しくは、各機能毎の制御回路や回路基板のアプ
リケーションプログラムの更新,機能の追加に伴う制御
回路や回路基板の追加などによる電気的書換可能メモリ
のデータ書き換えに配慮された多機能装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタなどの画像形成装置に
おいては、メインとなる画像制御基板,プリンタ部の画
像形成や転写紙搬送を制御するプリンタ基板,ADFの
制御を行うADF基板というように、機能やブロックご
とに複数の回路基板または複数の制御回路(以下、単に
複数の回路基板と称する)が設けられている。すなわ
ち、一種の多機能装置である。
【0003】そして、これら複数の回路基板ごとに、各
回路基板の動作を司るプログラムが格納されたメモリが
搭載されている。このメモリとして、従来は紫外線消去
型のPROMなどのメモリチップを用いており、プログ
ラムの変更が必要になった場合には、チップを各回路基
板から取り外し、外部の装置で書き換えてから各回路基
板に挿入するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プログラムの更新とし
ては、 ・回路基板のアプリケーションプログラムの更新, ・機能の追加に伴う回路基板の追加などによるメモリの
書き換え, ・メモリ内のプログラムデータの異常による再書き換
え,などの場合に行う必要が生じる。
【0005】しかし、上述したチップの交換による方式
では、作業が煩雑である。また、ユーザが行うことは困
難である。このような不具合に対処可能なメモリとし
て、電気的書換可能メモリ、例えば、一括消去可能なフ
ラッシュメモリがあり、データを書き換えることが技術
的に可能である。
【0006】しかし、フラッシュメモリ等の電気的書換
可能メモリを有する複数の回路基板を備えた多機能装置
において、各回路基板のフラッシュメモリのデータをど
のようにして書き換えるかが問題になる。
【0007】このために、各回路基板毎に、外部の機器
とのインタフェースを設けることが考えられる。しか
し、各回路基板毎にインタフェースを設けるようにする
と、各回路基板にコネクタを設け、かつ、そのコネクタ
が外部の機器から容易に接続できるように配置しなけれ
ばならない。従って、各回路基板の構成やその配置に制
限が生じ、コストが上昇するという問題も生じる。
【0008】また、メインの回路基板とその他の回路基
板との間にデュアルポートメモリを配置し、メインの回
路基板から他の回路基板に書き換えのためのデータを渡
すことも考えられる。しかし、このような構成を採用す
ると、高価なデュアルポートメモリを複数必要とし、コ
ストが上昇するという問題が発生する。
【0009】現在のところ、以上のような理由で、フラ
ッシュメモリを使用する場合に上述した点について配慮
されたものは存在していなかった。本発明はこのような
課題に鑑みてなされたものであって、制御回路上のRO
M交換といった作業や各制御回路毎のインタフェースを
必要とせずに、必要な制御回路のプログラムを効率良く
確実に更新することが可能な多機能装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、前記した課題
を解決する本発明は、以下の通りである。 (1)請求項1記載の発明は、CPUと電気的書換可能
メモリと通信手段とを備えた制御回路を複数有した多機
能装置であって、主たる制御回路は、外部の機器からの
書き換えデータを受け、該書き換えデータによって書き
換えを行うべき電気的書換可能メモリを備えた制御回路
へ配送する機能を備えた、ことを特徴とする多機能装置
である。
【0011】この多機能装置では、主たる制御回路が、
外部の機器からの書き換えデータを受けると共に、書き
換え対象となる制御回路へ書き換えデータを配送する。
この結果、ROM交換といった作業や各制御回路毎のイ
ンタフェースを必要とせずに、必要な制御回路のプログ
ラムを効率良く確実に更新することが可能になる。
【0012】なお、主たる制御回路の通信手段は、他の
制御回路の通信手段の個々の通信フォーマットに合わせ
た通信を行う、ことが望ましい。これにより、複数の制
御回路毎に通信フォーマットが異なる場合であっても、
制御回路に応じた通信が可能になる。
【0013】ここで、通信フォーマットのうちの一つで
ある通信速度に関し、主たる制御回路の通信手段と他の
制御回路の通信手段との間で通信速度を変更可能にする
ことが、要求される動作タイミングやCPUの負担の軽
減の点から望ましい。
【0014】また、通信手段は画像形成の制御に使用す
るものであり、いずれかの制御回路の電気的書換可能メ
モリの書き換えの際に書き換えデータの配送に使用す
る、ことが望ましい。これにより、新たな通信手段を備
えることなく、効率よく、書き換えデータの配送が可能
になる。
【0015】(2)請求項2記載の発明は、CPUと電
気的書換可能メモリと通信手段とを備えた制御回路を複
数有した多機能装置であって、主たる制御回路は、外部
の機器からの書き換えデータを受け、該書き換えデータ
によって書き換えを行うべき電気的書換可能メモリを備
えた制御回路へ配送する機能を備え、前記主たる制御回
路以外のいずれかの制御回路は、外部の機器からの書き
換えデータを受ける入力手段と、該入力手段で受けた外
部の機器からの書き換えデータを主たる制御回路に転送
する機能とを備えた、ことを特徴とする多機能装置であ
る。
【0016】なお、前記主たる制御回路は、前記他の制
御回路の入力手段で受けた書き換えデータを、該書き換
えデータによって書き換えを行うべき電気的書換可能メ
モリを備えた制御回路へ配送する機能を備えた、ことを
特徴とする。
【0017】この多機能装置では、主たる制御回路が、
外部の機器からの書き換えデータを受けると共に、書き
換え対象となる制御回路へ書き換えデータを配送する。
また、主たる制御回路以外のいずれかの制御回路は、外
部の機器からの書き換えデータを受け主たる制御回路に
転送する。そして、主たる制御回路が、他の制御回路か
ら転送された書き換えデータを受けると共に、書き換え
対象となる制御回路へ書き換えデータを配送する。
【0018】この結果、ROM交換といった作業や各制
御回路毎のインタフェースを必要とせずに、必要な制御
回路のプログラムを効率良く確実に更新することが可能
になる。また、複数系統の入力手段を備えることで、効
率良くデータの受け渡しが行えるようになる。
【0019】なお、主たる制御回路の通信手段は、他の
制御回路の通信手段の個々の通信フォーマットに合わせ
た通信を行う、ことが望ましい。これにより、複数の制
御回路毎に通信フォーマットが異なる場合であっても、
制御回路に応じた通信が可能になる。
【0020】ここで、通信フォーマットのうちの一つで
ある通信速度に関し、主たる制御回路の通信手段と他の
制御回路の通信手段との間で通信速度を変更可能にする
ことが、要求される動作タイミングやCPUの負担の軽
減の点から望ましい。
【0021】また、通信手段は画像形成の制御に使用す
るものであり、いずれかの制御回路の電気的書換可能メ
モリの書き換えの際に書き換えデータの配送に使用す
る、ことが望ましい。これにより、新たな通信手段を備
えることなく、効率よく、書き換えデータの配送が可能
になる。
【0022】(3)請求項6記載の発明は、前記制御回
路には電気的書換可能メモリのデータ書き換えを指示す
るためのスイッチ手段を備え、前記スイッチ手段により
データ書き換えが指示された場合には、該制御回路のC
PUは電気的書換可能メモリのデータ書き換え待ち状態
で待機する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の
いずれかに記載の多機能装置である。
【0023】この発明では、スイッチ手段の指示により
強制的に電気的書換メモリのデータの書き換えが実現で
きるため、該電気的書換可能メモリに書き込まれたプロ
グラムに不具合があって自動的な書き換えが行えないよ
うな場合であっても、確実な更新が可能になる。
【0024】(4)請求項7記載の発明は、前記電気的
書換可能メモリは、データ書き換えによって更新されな
い領域にブートプログラムを備えており、該ブートプロ
グラム内に、前記データの書き換えのためのプログラム
を有する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のい
ずれかに記載の多機能装置である。
【0025】この発明では、更新されない領域にブート
プログラムがあるため、該電気的書換可能メモリのデー
タの更新を確実に行うことが可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。図1は本発明の実施の形
態の多機能装置に関連する部分についての電気的構成例
を示すブロック図である。
【0027】ここで、多機能装置は、CPUと電気的書
換可能メモリと通信手段とを備えたものである。なお、
この実施の形態例では、機能ごとの制御回路として、機
能ごとの回路基板を具体例として説明を行うものとす
る。すなわち、以下に述べる多機能装置では、機能ごと
の回路基板を複数備えて構成されたものである。
【0028】ここでは、画像形成装置を多機能装置の一
例として説明に用いる。110は主たる回路基板を構成
する画像制御基板であり、多機能装置全体の制御や画像
形成の制御のほか、外部の機器(パーソナルコンピュー
タ等)からの書き換えデータを受け、該書き換えデータ
によって書き換えを行うべき電気的書換可能メモリを備
えた回路基板へ配送する機能を備えたものである。
【0029】なお、本件出願においては、複数の回路基
板の中で他の回路基板への書き換えデータの配送する機
能を有するものが、主たる制御回路を構成する主たる回
路基板に相当する。
【0030】111は画像制御基板110の動作制御や
後述する各フラッシュメモリの書き換えの制御を行う制
御手段としてのCPUである。112は画像制御基板1
10の動作のためのプログラム等が書き込まれた電気的
書換可能メモリの具体例としてのフラッシュメモリであ
る。
【0031】113はフラッシュメモリ112に書き込
まれたプログラムに基づいたCPU111によって画像
処理関係の制御を行う画像制御部である。114は外部
の機器から画像データやフラッシュメモリの書き換えデ
ータをパラレルデータとして受信するパラレル通信部で
ある。
【0032】115は他の回路基板(ここではADF基
板140)とシリアル通信を行うためのシリアル通信部
であり、請求項における通信手段の一態様である。11
6は他の回路基板(ここでは操作部基板130)とシリ
アル通信を行うためのシリアル通信部であり、請求項に
おける通信手段の一態様である。117は他の回路基板
(ここではプリンタ基板150)とシリアル通信を行う
ためのシリアル通信部であり、請求項における通信手段
の一態様である。
【0033】118は画像形成動作時の作業領域とし
て、また、書き換えデータを一時的に格納するための記
憶手段としてのRAMである。119は各種制御情報が
格納されている不揮発性メモリである。
【0034】なお、以上の構成では、外部機器と画像形
成装置とでパラレル通信を行っているが、これをシリア
ル通信(RS−232C,RS−422,IEEE13
94など)に代えてもよい。
【0035】130は主たる回路基板以外の他の回路基
板を構成する操作部基板であり、画像形成のための操作
入力を受け付けると共に状態を表示する制御を行うもの
である。
【0036】131は操作部基板130の動作制御やフ
ラッシュメモリの書き換えの制御を行う制御手段として
のCPUである。132は操作部基板130の動作のた
めのプログラム等が書き込まれた電気的書換可能メモリ
の具体例としてのフラッシュメモリである。
【0037】133はフラッシュメモリ132に書き込
まれたプログラムに基づいたCPU131によって操作
入力受付や状態表示関係の制御を行う操作制御部であ
る。134は主たる回路基板としての画像制御基板11
0とシリアル通信を行うためのシリアル通信部であり、
請求項における通信手段の一態様である。
【0038】また、138は画像形成動作時の作業領域
として、また、書き換えデータを一時的に格納するため
の記憶手段としてのRAMである。140は主たる回路
基板以外の他の回路基板を構成するADF基板であり、
自動原稿給送の制御を行うものである。
【0039】141はADF基板140の動作制御やフ
ラッシュメモリの書き換えの制御を行う制御手段として
のCPUである。142はADF基板140の動作のた
めのプログラム等が書き込まれた電気的書換可能メモリ
の具体例としてのフラッシュメモリである。
【0040】143はフラッシュメモリ142に書き込
まれたプログラムに基づいたCPU141によってAD
Fの駆動・制御を行うADF駆動部である。144は主
たる回路基板としての画像制御基板110とシリアル通
信を行うためのシリアル通信部であり、請求項における
通信手段の一態様である。また、148は画像形成動作
時の作業領域として、また、書き換えデータを一時的に
格納するための記憶手段としてのRAMである。
【0041】150は主たる回路基板以外の他の回路基
板を構成するプリンタ基板であり、画像形成を実行する
制御を行うものである。151はプリンタ基板150の
動作制御やフラッシュメモリの書き換えの制御を行う制
御手段としてのCPUである。152はプリンタ基板1
50の動作のためのプログラム等が書き込まれた電気的
書換可能メモリの具体例としてのフラッシュメモリであ
る。153はフラッシュメモリ152に書き込まれたプ
ログラムに基づいたCPU151によって画像形成関係
の駆動・制御を行うプリンタ駆動部、154は主たる回
路基板としての画像制御基板110とシリアル通信を行
うためのシリアル通信部であり、請求項における通信手
段の一態様である。また、158は画像形成動作時の作
業領域として、また、書き換えデータを一時的に格納す
るための記憶手段としてのRAMである。
【0042】以上の構成において、画像制御基板110
は、ADF基板140、操作部基板130およびプリン
タ基板150と、それぞれシリアル通信部を介して通信
を行い、後述するように、画像形成装置全体の制御を行
う。なお、主たる回路基板(110)と他の回路基板
(130,140,150)との間の通信はシリアル通
信を具体例として示しているが、他の方式の通信(パラ
レル通信など)を除外するものではない。
【0043】なお、ここでのシリアル通信は、本来は画
像形成の制御の命令の送受信に使用するものであるが、
本実施の形態例においては、いずれかの回路基板のフラ
ッシュメモリの書き換えの際に書き換えデータの配送に
も使用する。
【0044】図2は本発明の多機能装置の断面構成を模
式的に示す構成図である。この図2において、原稿の両
面読み取りが可能なADF10の原稿載置部11には、
原稿第1頁の表面を上にした状態の原稿dが複数枚載置
されている。ローラ12a、ローラ12bを介して繰り
出された原稿の1枚目はローラ13を介して回転され
る。
【0045】この時、光源23により原稿dの原稿面が
照射され、その反射光がミラー24,25,26を介し
て結像光学系27を介して光電変換手段であるCCD2
8の受光面に像を結ぶ。ここで、光源23、ミラー2
4,25,26、結像光学系27及びCCD28を有す
る光学系、並びに、図示されていない光学系駆動手段と
で画像読み取り部20を構成している。
【0046】この図において、原稿dがプラテンガラス
21上に読み取り面を下に向けた状態に載置された場合
には、光学系はプラテンガラス21に沿って走査して読
み取りを行う。
【0047】また、原稿dが自動給紙されてローラ13
の周囲を回る場合には、第2のプラテンガラス22下に
光源23とミラー24とが固定された状態で読み取りを
行う。そして、読み取られた原稿dの画像データは、C
CD28から画像制御基板110に送られる。
【0048】なお、原稿dがADF10により自動給紙
される場合には、原稿dの1ページ目が読み取られる
と、今度は反転ローラ14を介して再度ローラ13を用
いた巻き取り操作が行われ、原稿裏面の画像が画像読み
取り部20で読み取られ、画像制御基板110に送られ
る。
【0049】このようにして、表面と裏面との画像が読
み取られた原稿dは、再度反転ローラ14で反転され
て、表面を下に向けた状態で排紙皿16に積載されてい
く。このようにして画像読み取り部20で読み取られた
画像データは、画像制御基板110で所定の画像処理が
行なわれた後、画像メモリ(図示せず)に記憶される。
【0050】一方、転写紙(記録紙)が積載されている
給紙カセット30a〜30cから記録紙pが繰り出さ
れ、画像形成部50に給送される。画像形成部50に給
送される記録紙pはその入口のレジストローラ182で
同期がとられた後、感光体ドラム51に近接する。
【0051】画像制御基板110の画像メモリ(図示せ
ず)から読み出された画像データは、シリアル通信部1
17,154よりもさらに高速なデータの授受が可能で
別途設けられたデータバス(図示せず)によって、画像
書き込み部40(図1には示さず)に入力される。
【0052】なお、画像書き込み部40に入力される画
像データは、各原稿の裏面から先に読み出される。そし
て、画像書込み部40内のレーザダイオードから画像デ
ータに応じたレーザ光を感光体ドラム51上に照射し、
静電潜像を形成する。この静電潜像を現像部53で現像
することで、感光体ドラム51上にトナー像を形成す
る。
【0053】このトナー像は感光体ドラム51の下部の
転写部54により記録紙pに転写される。そして、感光
体ドラム51に圧着されている記録紙pは分離部55に
より分離される。感光体ドラム51から分離された記録
紙pは搬送機構58を介して定着部59に入り、トナー
像が熱と圧力とにより定着される。このようにして、記
録紙pに裏面の画像(第2頁目画像)が形成される。
【0054】トナー像が定着された記録紙pは、ガイド
61を介して下方に搬送され、反転部63に入る。次
に、反転部63に入っている記録紙pは、反転ローラ6
2により再度繰り出され、反転搬送路64を経由して再
度画像形成部50に送られる。前記原稿dの裏面の画像
形成が終了した画像形成部50では、感光体ドラム51
に付着したトナーがクリーニング部56で除去され、続
く帯電部52により帯電させられ、次の画像形成に備え
ている。
【0055】この状態で記録紙pの表面(未だ画像形成
されていない面)が画像形成部50に搬入され、表面の
画像(第1頁目画像)が形成される。分離部55で感光
体ドラム51から分離された記録紙pは搬送機構58を
介して再度定着部59に入って定着される。
【0056】このように、裏面と表面との画像形成が完
了した記録紙pは、出力形態に合わせ、そのまま排出さ
れるか、もしくは、再度反転部63で往復して反転され
て排出ローラ65により機外(または図示しないフィニ
ッシャ)に排出される。
【0057】以上の場合、画像形成のためのドラムやロ
ーラの回転駆動、転写紙の搬送駆動などはプリンタ基板
150によって制御されつつ駆動されされている。ま
た、このような画像形成の場合、操作部基板130が受
け付けたオペレータからの操作入力に基づいて、画像制
御基板110が各部の動作モードを決定し、それに応じ
てプリンタ基板150が画像形成の動作を制御してい
る。そして、これら各回路基板の間ではシリアル通信に
より、命令や制御のデータの送受信が行われている。
【0058】なお、この場合のシリアル通信において
は、各回路基板の画像形成においての必要性や通信の用
途によって通信速度が異なるように設定されている。た
とえば、画像制御基板110とプリンタ基板150との
間では、制御の応答性を向上させる必要性から、できる
だけ通信速度を高めておく(たとえば、125kbps)こと
が必要である。また、操作部基板130から画像制御基
板110に対しては、操作者がキー操作を行ったことを
キーコードとして伝達する。そして、画像制御基板11
0から操作部基板130に対して操作部表示内容の指示
を伝達する。この場合、応答は0.1秒程度で完了すれ
ばよく、伝達されるデータは数十バイト程度である。こ
のため、この操作部基板130と画像制御基板110と
の間の通信速度は、他の通信よりも低速で問題なく、9.
6kbps程度の通信速度で構わない。
【0059】しかし、同じ操作部基板130と画像制御
基板110との間であっても、フラッシュメモリの書き
換えの際には大量のデータが転送されるため、できるだ
け高速(たとえば、125kbps)の通信速度であることが
望ましい。このため、データ転送の開始の際のネゴシエ
ーションにおいて転送速度を変更できることが望まし
い。なお、この転送速度の変更については、後述する。
【0060】また、送信するデータの区切り(サイズ)
や、パリティビットの有無やストップビット長、フロー
制御の種別(ハードフロー/ソフトフロー)などについ
ても、各回路基板毎に定まっている。なお、これらを総
称して通信フォーマットと呼ぶことにする。
【0061】また、本願明細書の「通信速度」として、
具体的には、「データ転送速度(data transfer rat
e)」(単位:bpsまたはbit/sec)や「変調速度(modur
ation rate、または、baud rate)」(単位:baud)な
ど各種の表し方があるが、この実施の形態例では通信速
度としてデータ転送速度(単位:bps)を用いて説明を
行う。なお、その他の各種の通信速度やその変更による
動作の場合を除外するものではない。
【0062】また、書き換えデータや単にデータと言っ
た場合には、プログラムデータやテキストデータなどの
各種のデータを含むものとする。以下、図3のフローチ
ャートを参照して本願発明の特徴部分について動作説明
を行う。
【0063】まず、サービスマンなどにより、画像形成
装置の操作部の特定のキーが押下されることでデータ更
新モードに移行する(図3S1でYES)。すなわち、
このような操作がなされなた場合には、データ更新モー
ドのアプリケーションが起動してデータ更新の動作を行
う。また、このような操作がなされない場合には、通常
の画像形成装置としてのアプリケーションが起動して通
常動作を行う(図3S1でNO→END)。そして、デ
ータ更新モードに移行した画像形成装置では、CPU1
11からのシリアル通信の指示により、各回路基板もデ
ータ更新モードに移行する。
【0064】ここで、CPU111は書き換えデータの
供給元の判定を行う(図3S2)。以上のようにデータ
更新モードに移行した画像形成装置では、表示部(図示
せず)に書き換えデータの供給元の選択肢(外部PC/
スロット)が表示されており、サービスマンはいずれか
を選択する。すなわち、図6に示すように、メモリカー
ドの接続コネクタ(カードコネクタ)としてのスロット
135を備えた画像形成装置の場合には、パラレル通信
やシリアル通信を介して外部PCから書き換えデータを
受けるだけでなく、メモリカードなどから直接書き換え
データを受けることが可能である。このため、サービス
マンによって、外部PCとスロット135(カードコネ
クタ)とのいずれが書き換えデータの供給元として選択
されているかを、CPU111が判定する。
【0065】書き換えデータの供給元が外部PCであれ
ば、CPU111はパラレル通信部114を経由した外
部PCからのパラレルデータとしての書き換えデータを
受信する(図3S3)。なお、外部PCとシリアル通信
で接続されているような場合(図示せず)も、同様にし
て書き換えデータの受信を行う。また、書き換えデータ
の供給元がスロット135(カードコネクタ)であれ
ば、CPU131はスロット135を経由したメモリカ
ード等からの書き換えデータを受信する(図3S4
A)。
【0066】そして、スロット135を経由して受信し
た書き換えデータは、CPU131によって、後述する
S8と同様の通信フォーマットの選択、S9と同様のハ
ンドシェークを行った後(これらは不図示)に、予め定
められている画像制御基板110のCPU111へと転
送する(図3S4B)。
【0067】なお、この場合、転送を行う前に、書き換
えデータの書き換え対象がフラッシュメモリ132であ
る場合には、CPU111へ転送することなく、書き換
えてもよい。
【0068】そして、以上のように外部PCから書き換
えデータを受信したCPU111は、書き換えデータを
一時的な記憶手段としてのRAM118に格納する。同
様に、メモリカード等から書き換えデータを受信したC
PU131は、書き換えデータを一時的な記憶手段とし
てのRAM138に格納する(図3S5)。
【0069】なお、外部PCから送られてくる書き換え
データは、たとえば図4に示すデータ構造になってい
る。すなわち、画像形成装置の機種名、書き換え対象と
なる基板名などを含んだヘッダ、書き換えデータ、デー
タの終了を示すフッタ、の3つの領域で構成されてい
る。また、スロット135を経由したメモリカード等か
らの書き換えデータも、どうようなデータ構造になって
いる。
【0070】そして、以上のような書き換えデータを受
信したCPU111またはCPU131は、ヘッダに含
まれる機種名や対象基板名から書き換え対象を判定する
(図3S6)。
【0071】なお、データ更新モードに移行した画像形
成装置は、CPU111の指示により、表示部(図示せ
ず)に書き換え対象の選択画面も表示される。この選択
画面に従って、サービスマンは書き換え対象となる対象
基板名を選択している。
【0072】したがって、この書き換え対象の判定は、 書き換えデータのヘッダに含まれる機種名による機種
名の判定, 書き換えデータヘッダに含まれる対象基板名と、サー
ビスマンにより指示された対象基板名が一致しているか
による対象基板名の判定,になる。
【0073】なお、受信中にエラーが発生した場合、画
像形成装置の機種名が異なる場合、サービスマンに指示
された対象基板名とヘッダに含まれる対象基板名とが不
一致の場合にはエラーとして異常終了する。
【0074】なお、フラッシュメモリ112,132,
142,152の内部データ構造は、図5のようになっ
ている。ここで、ブート領域として、全体のプログラム
を起動する際に実行される起動プログラム,各回路基板
同士の通信を制御するための通信プログラム,フラッシ
ュメモリの書き換えを実行するための書き換え実行プロ
グラムなどが、書き換え作業によって更新されないよう
に読み出し専用として格納されている。すなわち、ブー
ト領域は書き換え不能に設定されている。
【0075】また、このブート領域以外が、各回路基板
の動作に必要なアプリケーションプログラムが格納され
るデータ領域である。外部PCから書き換えデータを受
けた場合であって、書き換え対象が画像制御基板110
であるとCPU111により判定された場合には、フラ
ッシュメモリ112のブート領域以外を消去し、受信し
た書き換えデータによって書き換えを実行する(図3S
7)。また、スロット135経由でメモリカード等から
書き換えデータを受けた場合であって、書き換え対象が
画像制御基板130であるとCPU131により判定さ
れた場合には、フラッシュメモリ132のブート領域以
外を消去し、受信した書き換えデータによって書き換え
を実行する。
【0076】この場合、通常のアプリケーションプログ
ラムの実行とは異なり、フラッシュメモリの書き換えの
際にはCPUはフラッシュメモリにアクセスできない。
このため、予め書き込みプログラム等の必要な動作プロ
グラムをフラッシュメモリからRAMに待避しておき、
RAMに待避したプログラムをCPUがフェッチして、
プログラムの実行を行う。
【0077】フラッシュメモリの操作としては、フラッ
シュメモリの製造メーカ側のデータシートにより、フラ
ッシュメモリのシグナチャ読み出し,セクタ消去,全消
去,書き込み,書き換え完了確認などの方法が与えられ
ている。そして、いずれも、フラッシュメモリの特定ア
ドレスに特定のコマンドをCPUからライトしたり、特
定アドレスをCPUからリードすればよい。すなわち、
RAM上に格納してある書き換えデータをフラッシュメ
モリに対して、所定の書き込み用コマンドと共に書き込
むことによりデータを書き込む。また、書き込みの後
に、書き換え完了をチェックする。
【0078】また、外部PCから書き換えデータを受け
た場合であって、書き換え対象が画像制御基板110以
外の他の回路基板であるとCPU111により判定され
た場合(図3S6で他)には、CPU111は書き換え
対象となる相手側の各回路基板に適した通信フォーマッ
ト(通信速度、送信するデータの区切り(サイズ)、パ
リティビットの有無やストップビット長、フロー制御の
種別(ハードフロー/ソフトフロー)など)の選択を行
う(図3S8)。
【0079】そして、CPU111は書き換え対象とな
る相手側の各回路基板に適した通信フォーマット(通信
速度、送信するデータの区切り(サイズ)、パリティビ
ットの有無やストップビット長、フロー制御の種別(ハ
ードフロー/ソフトフロー)など)の選択を行う(図3
S8)。そして、CPU111は書き換え対象の回路基
板との間でシリアル通信を行いつつハンドシェークを行
って、通信を確立する(図3S9)。
【0080】なお、このハンドシェークによって、通信
速度に関しては、互いに通信可能な最大の速度に設定す
ることが、短時間で処理を完了させられる点で望まし
い。ただし、CPUの負担を軽減するために、最大の速
度より小さい速度とすることも可能である。
【0081】さらに、通信フォーマットの選択(図3S
8)およびハンドシェーク(図3S9)によって、この
書き換えデータの配送(あるいは、図3S4Bにおける
転送)時には、通常の画像形成時における通信速度より
も速い通信速度に変更して行うようにしてもよい。すな
わち、制御基板間の通信速度を可変に設け、書き換えデ
ータを送受信する際には、画像形成時に比して通信速度
を上げるように構成してもよい。
【0082】この後、CPU111は、RAM118に
格納していた書き換えデータを、書き換え対象の回路基
板に対して配送する(図3S10)。なお、この実施の
形態例において、複数の回路基板の中の書き換え対象と
なる回路基板に対して、適した通信フォーマットでデー
タを転送することを「配送」と呼ぶことにする。
【0083】すなわち、本件出願においては、複数の相
手から、データの内容(ヘッダ情報,書き換えデータ,
あるいは選択画面で選択された対象基板情報)に応じて
対象となる相手先に書き換えデータを送ることを「配
送」と呼び(図3においてS10)、データの内容にか
かわらず、予め定められた相手に書き換えデータを送る
ことを「転送」と呼ぶ(図3においてS4B)。
【0084】そして、シリアル通信部経由で書き換えデ
ータを受けた書き換え対象の回路基板では、受信した書
き換えデータを回路基板内のCPUがRAMに格納して
おく。また、予め書き込みプログラム等の必要な動作プ
ログラムをフラッシュメモリからRAMに待避してお
き、RAMに待避したプログラムをCPUがフェッチし
て、フラッシュメモリのブート領域以外を消去し、受信
した書き換えデータによって書き換えを実行する。な
お、回路基板内のRAMの容量が書き換えデータに比較
して小さい場合には、シリアル通信によって書き換えデ
ータを受信しつつ、フラッシュメモリの書き換えを行う
ようにしてもよい。
【0085】なお、以上の説明において、操作部基板1
30以外の回路基板のフラッシュメモリの書き換えの際
には、画像形成装置の表示部にグラフィカルユーザイン
タフェースの画面を表示しつつ書き換えを行うことが可
能である。しかし、操作部基板130のフラッシュメモ
リ132の書き換えの際には、表示プログラムも書き換
え対象となっているため、画像形成装置の表示部にグラ
フィカルユーザインタフェースの画面を表示することが
できない。そのような場合には、簡単なテキスト表示
(キャラクタユーザインタフェース)またはLEDの点
滅によって、最低限必要な表示を行えるように、フラッ
シュメモリ132のブート領域に最低限のプログラムを
格納しておけばよい。
【0086】以上のようにして書き換えデータの配送や
書き換えが完了により、データ更新の作業を終了する。
そして、書き換えの完了後は、CPU111が全体の再
起動を行うことによって通常の動作に戻る。
【0087】なお、以上の場合、書き換えデータは外部
PCからパラレルデータとして、画像形成のデータと同
様にしてパラレル通信部114から入力する場合、書き
換えデータを画像形成装置に供給するためコンピュータ
などの装置が必要になる。また、操作部基板130の書
き換えデータに関しては、画面表示等を用いたグラフィ
カルユーザインタフェースのプログラムであるため、書
き換えデータが大きなサイズになる。
【0088】そこで、図6に示すように、スロット13
5を操作部基板130のCPU131のCPUバスに接
続することで、書き換えデータの供給がメモリカードな
どで済むため、コンピュータからの転送が必要なくなっ
て望ましい。また、大容量の書き換えデータを、書き換
え対象となっている操作部基板130に直接入力できる
ため、転送時間が短くて済むようになる。
【0089】なお、以上の説明では、各回路基板のCP
Uバスに接続されたフラッシュメモリの書き換えであっ
たが、図6に示すように、CPUバス以外のバス(たと
えば、PCIバス)B’に接続されたビデオインタフェ
ースV−IFに含まれるフラッシュメモリ(図示せず)
を書き換えるようにしてもよい。このように、いずれか
の回路基板のCPUバス以外の他のバスにフラッシュメ
モリが存在する場合であっても、CPU111の配送に
よって適切な書き換えデータによる更新が可能になる。
【0090】なお、以上のように複数の回路基板を備え
た画像形成装置で、フラッシュメモリのブートプログラ
ムに含まれるメモリチェックプログラムによるメモリチ
ェックでは正常であると判断されるものの、格納されて
いるデータやプログラムに異常が生じていて、動作(ア
プリケーションの実行など)が途中で停止してしまうこ
とがある。そのような場合に対処するため、以上の各回
路基板上に、フラッシュメモリのデータ書き換えを指示
するためのハード的なスイッチ手段(スイッチ、ジャン
パピンなど)を設けることが望ましい。
【0091】そして、以上のようなスイッチ手段(以
下、強制スイッチと呼ぶ)がオンされる(図7S1でY
ES)ことによってデータ書き換えが指示された場合に
は、該当する回路基板のCPUはフラッシュメモリのデ
ータ書き換え待ち状態で待機する。そして、必要な書き
換えデータが送られてきた時点で上述したような書き換
えを実行する(図7S2)。
【0092】また、この場合には、すべての回路基板に
スイッチ手段を設けるのではなく、いずれか一つの回路
基板上にスイッチ手段を設けておいて、フラッシュメモ
リのデータ更新モードに移行するようにしておいてもよ
い。
【0093】そして、データ更新モードが完了した後、
または、強制スイッチがオフである場合、メモリチェッ
クを実行する(図7S3)。このメモリチェックとして
は、チェックサムによる異常の検出のほか、データ数と
データチェックサムとによる異常の検出であってもよ
い。
【0094】このメモリチェックで異常が検出されれ
ば、再度データ更新モードに移行して、書き換えデータ
によるデータ更新(図3参照)を実行する。以上のよう
にしてデータの異常が解消してメモリチェックで正常と
検出された時点(図7S3でYES)で、画像形成装置
での通常のアプリケーションの実行を行う(図7S
4)。
【0095】すなわち、従来は立ち上げ時のメモリチェ
ックで異常が発見された場合(図7S3で異常)にのみ
データ更新(図7S2)を行っていたが、この実施の形
態例では、強制スイッチのオン(図7S1でYES)に
より、メモリチェックで異常が発見されないような場合
にもデータ更新を実行する。従って、メモリチェックで
発見されないような異常にも対処することが可能にな
る。
【0096】また、以上の説明では、主たる回路基板側
に他の回路基板の個数に対応させたシリアル通信部を備
えてスター接続としていたが、このような接続方法に限
られるものではない。
【0097】また、主たる回路基板として画像制御基板
110、他の回路基板として操作部基板130,ADF
基板140,プリンタ基板150を具体例として示した
が、この具体例に限られるものではない。
【0098】なお、以上の説明では複写機などの画像形
成装置を例にして説明を行ったが、プリンタのような画
像形成装置や、フィニッシャなどの後処理装置が接続さ
れた画像形成装置についても同様に適用することができ
る。
【0099】また、機能ごとに回路基板を複数備えたも
のにより実施の形態例の説明を行ってきたが、各制御回
路ごとにCPUと電気的書換可能メモリと通信手段とを
備えた各種の装置にも本願発明を適用することが可能で
ある。
【0100】また、以上の実施の形態例では、各回路基
板あるいは各制御回路の動作のためのプログラム等が書
き込まれた電気的書換可能メモリの具体例としてのフラ
ッシュメモリを用いて説明を行ったが、フラッシュメモ
リに限定されるものではない。
【0101】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果が得られる。
【0102】(1)第一の発明の多機能装置では、主た
る制御回路が、外部の機器からの書き換えデータを受け
ると共に、書き換え対象となる制御回路へ書き換えデー
タを配送するようにしているため、制御回路上のROM
交換といった作業や各制御回路毎のインタフェースを必
要とせずに、必要な制御回路のプログラムを効率良く確
実に更新することが可能になる。
【0103】ここで、通信フォーマットのうちの一つで
ある通信速度に関し、主たる制御回路の通信手段と他の
制御回路の通信手段との間で通信速度を変更可能にする
ことで、要求される動作タイミングやCPUの負担の軽
減を図ることができる。
【0104】また、通信手段は画像形成の制御に使用す
るものであり、いずれかの制御回路の電気的書換可能メ
モリの書き換えの際に書き換えデータの配送に使用する
ことにより、新たな通信手段を備えることなく、効率よ
く、書き換えデータの配送が可能になる。
【0105】(2)第二の発明の多機能装置では、主た
る制御回路以外のいずれかの制御回路は、外部の機器か
らの書き換えデータを受け主たる制御回路に転送し、主
たる制御回路が、他の制御回路から転送された書き換え
データを受けると共に、書き換え対象となる制御回路へ
書き換えデータを配送するため、制御回路上のROM交
換といった作業や各制御回路毎のインタフェースを必要
とせずに、必要な制御回路のプログラムを効率良く確実
に更新することが可能になる。また、複数系統の入力手
段を備えることで、効率良くデータの受け渡しが行える
ようになる。
【0106】なお、主たる制御回路の通信手段は、他の
制御回路の通信手段の個々の通信フォーマットに合わせ
た通信を行うことにより、複数の制御回路毎に通信フォ
ーマットが異なる場合であっても、制御回路に応じた通
信が可能になる。
【0107】ここで、通信フォーマットのうちの一つで
ある通信速度に関し、主たる制御回路の通信手段と他の
制御回路の通信手段との間で通信速度を変更可能にする
ことで、要求される動作タイミングやCPUの負担の軽
減を図ることができる。
【0108】また、通信手段は画像形成の制御に使用す
るものであり、いずれかの制御回路の電気的書換可能メ
モリの書き換えの際に書き換えデータの配送に使用す
る、ことにより、新たな通信手段を備えることなく、効
率よく、書き換えデータの配送が可能になる。
【0109】(3)第三の発明では、スイッチ手段の指
示により強制的に電気的書換メモリのデータの書き換え
が実現できるため、該電気的書換可能メモリに書き込ま
れたプログラムに不具合があって自動的な書き換えが行
えないような場合であっても、確実な更新が可能にな
る。
【0110】(4)第四の発明では、更新されない領域
にブートプログラムがあるため、該電気的書換可能メモ
リのデータの更新を確実に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の画像形成装置の電気的
な構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態例の画像形成装置の機械的
な構成を示す構成図である。
【図3】本発明の実施の形態例の画像形成装置の動作を
示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態例で使用する書き換えデー
タの構成を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態例で使用するフラッシュメ
モリの内部データ構造を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態例の画像形成装置の電気的
な構成の他の例を示す機能ブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態例の画像形成装置の動作の
他の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
110 画像制御基板(主たる回路基板) 111 CPU 112 フラッシュメモリ 113 画像制御部 114 パラレル通信部 115〜117 シリアル通信部 118 RAM 119 不揮発性メモリ 130 操作部基板 131 CPU 132 フラッシュメモリ 133 操作制御部 134 シリアル通信部 138 RAM 140 ADF基板 141 CPU 142 フラッシュメモリ 143 ADF部 144 シリアル通信部 148 RAM 150 プリンタ基板 151 CPU 152 フラッシュメモリ 153 プリンタ制御部 154 シリアル通信部 158 RAM
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 EE07 EE08 EE10 5B021 AA01 AA02 AA19 BB04 CC06 NN00 5C062 AB41 AB44 AB53 AC22 AC34 AE16 9A001 BB03 BB04 DD15 HH34 KK42 LL09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUと電気的書換可能メモリと通信手
    段とを備えた制御回路を複数有した多機能装置であっ
    て、 主たる制御回路は、外部の機器からの書き換えデータを
    受け、該書き換えデータによって書き換えを行うべき電
    気的書換可能メモリを備えた制御回路へ配送する機能を
    備えた、ことを特徴とする多機能装置。
  2. 【請求項2】 CPUと電気的書換可能メモリと通信手
    段とを備えた制御回路を複数有した多機能装置であっ
    て、 主たる制御回路は、外部の機器からの書き換えデータを
    受け、該書き換えデータによって書き換えを行うべき電
    気的書換可能メモリを備えた制御回路へ配送する機能を
    備え、 前記主たる制御回路以外のいずれかの制御回路は、外部
    の機器からの書き換えデータを受ける入力手段と、該入
    力手段で受けた外部の機器からの書き換えデータを主た
    る制御回路に転送する機能とを備えた、ことを特徴とす
    る多機能装置。
  3. 【請求項3】 前記主たる制御回路は、前記他の制御回
    路の入力手段で受けた書き換えデータを、該書き換えデ
    ータによって書き換えを行うべき電気的書換可能メモリ
    を備えた制御回路へ配送する機能を備えた、ことを特徴
    とする請求項2記載の多機能装置。
  4. 【請求項4】 前記主たる制御回路の通信手段は、他の
    制御回路の通信手段の個々の通信フォーマットに合わせ
    た通信を行う、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載の多機能装置。
  5. 【請求項5】 前記通信手段は画像形成の制御に使用す
    るものであり、いずれかの制御回路の電気的書換可能メ
    モリの書き換えの際に前記書き換えデータの配送に使用
    する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載の多機能装置。
  6. 【請求項6】 前記制御回路には電気的書換可能メモリ
    のデータ書き換えを指示するためのスイッチ手段を備
    え、 前記スイッチ手段によりデータ書き換えが指示された場
    合には、該制御回路のCPUは電気的書換可能メモリの
    データ書き換え待ち状態で待機する、ことを特徴とする
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の多機能装置。
  7. 【請求項7】 前記電気的書換可能メモリは、データ書
    き換えによって更新されない領域にブートプログラムを
    備えており、該ブートプログラム内に、前記データの書
    き換えのためのプログラムを有する、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記
    載の多機能装置。
  8. 【請求項8】 前記主たる制御回路の通信手段と他の制
    御回路の通信手段との間の通信速度は変更可能である、
    ことを特徴とする請求項4記載の多機能装置。
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