JP2006084736A - ワイドコンバーターレンズ - Google Patents

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JP2006084736A JP2004268953A JP2004268953A JP2006084736A JP 2006084736 A JP2006084736 A JP 2006084736A JP 2004268953 A JP2004268953 A JP 2004268953A JP 2004268953 A JP2004268953 A JP 2004268953A JP 2006084736 A JP2006084736 A JP 2006084736A
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Abstract

【課題】 画角が80度以上のマスターレンズに装着し、その画角を100度以上に拡大する高性能なワイドコンバーターレンズを提供すること。
【解決手段】 マスターレンズMの物体側に装着して用いられるワイドコンバーターレンズCであって、物体側から順に、物体側に凸面を向けた第1負メニスカスレンズL1と、物体側に凸面を向けた第2負メニスカスレンズL2と、物体側に凸面を向けた正レンズL3とからなり、所定の条件を満足するワイドコンバーターレンズC。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタルカメラ等のマスターレンズの物体側に装着されるコンバーターレンズに関し、特にマスターレンズの焦点距離(画角)を、より短い焦点距離(広画角)に変更するワイドコンバーターレンズに関する。
CCDをはじめとする固体撮像素子を利用したいわゆるデジタルスチルカメラやビデオカメラが、従来のフィルムカメラにかわって普及を見せている。これら固体撮像素子用のレンズは、従来のフィルムカメラのレンズに比べて画面サイズが小さいため、レンズの大きさが小さく、コンバーターレンズを装着しやすいという特徴をもっている。
この特徴を利用して、レンズの焦点距離(画角)を変化されるためのワイドコンバーターレンズが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−43732号広報
しかしながら、特許文献1に開示されているワイドコンバーターレンズは装着されるマスターレンズの画角が40度前後の標準レンズに取り付けることを前提としており、80度以上の画角を有するマスターレンズに装着すると、画面周辺の結像性能が低下するという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、画角が80度以上のマスターレンズに装着し、その画角を100度以上に拡大する高性能なワイドコンバーターレンズを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、マスターレンズの物体側に装着して用いられるワイドコンバーターレンズであって、物体側から順に、物体側に凸面を向けた第1負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた第2負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正レンズとからなり、以下の条件式(1)から(5)を満足することを特徴とするワイドコンバーターレンズを提供する。
(1) 1.81<na
(2) -0.75<f12/f3<-0.69
(3) -2.8<SF2<-1.8
(4) 0.8<SF3<1.3
(5) 1<d2/d4<1.4
但し、naは前記第1負メニスカスレンズと前記第2負メニスカスレンズのうち屈折率の高い方のd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率、f12は前記第1と第2負メニスカスレンズの合成焦点距離、f3は前記正レンズの焦点距離、SF2は前記第2負メニスカスレンズの形状因子、SF3は前記正レンズの形状因子、d2は前記第1負メニスカスレンズの像側面と前記第2負メニスカスレンズレンズの物体側面との間の光軸上の距離、d4は前記第2負メニスカスレンズの像側面と前記正レンズの物体側面との間の光軸上の距離をそれぞれ示す。ここで、形状因子SFは、レンズの物体側面の曲率半径をr1、像側面の曲率半径をr2として、SF=(r2+r1)/(r2-r1)で表される。
本発明によれば、画角が80度以上のマスターレンズに装着し、その画角を100度以上に拡大する高性能なワイドコンバーターレンズを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態に関し説明する。
本発明の実施の形態かかるワイドコンバーターレンズは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた第1負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた第2負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正レンズとから構成され、以下の条件式(1)から(5)を満足する。
(1) 1.81<na
(2) -0.75<f12/f3<-0.69
(3) -2.8<SF2<-1.8
(4) 0.8<SF3<1.3
(5) 1<d2/d4<1.4
但し、naは第1負メニスカスレンズと第2負メニスカスレンズのうち屈折率の高い方のd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率、f12は第1負メニスカスレンズと第2負メニスカスレンズの合成焦点距離、f3は正レンズの焦点距離、SF2は第2負メニスカスレンズの形状因子、SF3は正レンズの形状因子、d2は第1負メニスカスレンズの像側面と前記第2負メニスカスレンズレンズの物体側面との間の光軸上の距離、d4は第2負メニスカスレンズの像側面と正レンズの物体側面との間の光軸上の距離をそれぞれ示す。ここで、形状因子SFは、レンズの物体側面の曲率半径をr1、像側面の曲率半径をr2として、SF=(r2+r1)/(r2-r1)で表される。
この様な構成により、マスターレンズに装着して100度以上の広い画角にわたって良好な収差補正を達成することができる。
条件式(1)は、第1または第2負メニスカスレンズのうち、屈折率の高い方のレンズの屈折率を規定する。条件式(1)の下限値を超えると屈折率の高い方の負メニスカスレンズの曲率がきつくなりすぎるため、広い画角にわたる諸収差の補正が困難になる。
条件式(2)は、第1負メニスカスレンズと第2負メニスカスレンズの合成焦点距離と、正レンズの焦点距離の比率を規定している。条件式(2)の上限値を超えるとワイドコンバーターレンズの倍率を小さくするには有利であるが、像面の平坦性を保つことが困難になる。条件式(2)の下限値を超えると、ワイドコンバーターレンズの倍率が大きくなり、マスターレンズ装着時に広い画角を達成できない。
条件式(3)は、第2負メニスカスレンズの形状を規定するものである。条件式(3)の上限値を超えると広い画角にわたって非点収差を補正することが困難になる。条件式(3)の下限値を超えると像側面の曲率がきつくなりすぎて良好なコマ収差の補正が困難になる。
条件式(4)は、正レンズの形状を規定するものである。条件式(4)の上限値を超えると、第1及び第2負メニスカスレンズで発生する負の球面収差を補正することが困難になる。条件式(4)の下限値を超えると歪曲収差の補正には有利であるが、コマ収差、非点収差の良好な補正が困難となるため好ましくない。
条件式(5)は、第2負メニスカスレンズの光軸方向の位置を規定するものである。条件式(5)の上限値を超えると、ワイドコンバーターレンズの倍率を保つため、第1負メニスカスレンズの屈折力が過大となってしまうため、収差補正上好ましくない。条件式(5)の下限値を超えると、第1負メニスカスレンズと第2負メニスカスレンズとのレンズ間隔が狭すぎて、第1負メニスカスレンズの像側面が、第2負メニスカスレンズの物体側面と干渉するため、広い画角を得ることが出来なくなるため好ましくない。
(実施例)
以下、本発明の実施の形態にかかるワイドコンバーターレンズの各実施例について図面を参照しつつ説明する。
各実施例のワイドコンバーターレンズを説明する前に、各実施例のワイドコンバーターレンズを装着するマスターレンズのレンズ構成(図1を代表として用いる)と、諸元の値を以下の表に示す。
図1において、マスターレンズMは広角ズームレンズであり、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹形状の負レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなり負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、フレアストッパーFSと、開口絞りSと、両凸形状の正レンズと、両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとの接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとの接合レンズとからなり正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとの接合レンズとからなり正の屈折力を持つ第3レンズ群G3とを有し、第1レンズ群G1の負メニスカスレンズの像側面と、第2レンズ群G2の正レンズの物体側面と、第3レンズ群G3の正レンズの物体側面を非球面で構成し、第3レンズ群G3と像面Iとの間に、オプチカルローパスフィルタと、像面Iに配置された撮像素子のカバーガラスが配置されて構成されている。開口絞りSは第2レンズ群G2と一体に移動する。
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、第3レンズ群G3は像面Iに対して固定され、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2が移動し、遠距離物体から近距離物体への合焦は前記第3レンズ群G3を物体側に移動させることによって行う。
以下の各表において、「全体諸元」中、fは焦点距離、Bfはバックフォーカス、FNoはFナンバー、2Aは画角(単位:度)、yは像高、mはコンバータ倍率をそれぞれ表す。「レンズデータ」中、左端の数字は物体側からのレンズ面の順序、rは曲率半径、dは面間隔、νd及びndはd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数及び屈折率をそれぞれ表している。なお、r=∞は平面を表している。「非球面データ」中の非球面は、光軸方向の面の深さをx、光軸と垂直方向の高さをh、基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)をR、円錐係数をK、n次の非球面係数をCnとして以下の式で表され、レンズデータ中に*印を付して表記した。
x=(h2/R)/(1+(1-K*h2/R2)1/2) +C4×h4+C6×h6+C8×h8+C10×h10
データ中、例えば「E−n」は「10−n」を示す。「可変間隔データ」中、fは焦点距離、D0は物体から第1レンズ群G1の最も物体側のレンズ面までの距離(撮影距離)、Bfはバックフォーカスをそれぞれ示す。
なお、以下の全ての諸元値において、掲載されている焦点距離f、曲率半径r、面間隔dその他の長さ等は、特記の無い場合一般に「mm」が使われるが、光学系は比例拡大または比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。また、単位は「mm」に限定されること無く他の適当な単位を用いることもできる。さらに、これらの記号の説明は、以降の他の実施例においても同様とする。
なお、以下に示す各実施例のワイドコンバーターレンズを装着するマスターレンズはこれに限られるものではない。
(マスターレンズ諸元表)
「全体諸元」
f=6.28-21.00
Bf=0.99
FNo=2.68-5.14
2A=87.29-30.34
y=5.70

「レンズデータ」
r d νd nd
1) 33.2600 2.2000 45.53 1.754000
* 2) 8.2752 6.4000 1.000000
3) -36.5301 1.3000 81.61 1.497000
4) 16.3217 2.2000 1.000000
5) 21.4070 2.7000 32.35 1.850260
6) 372.1116 (D1) 1.000000
7) ∞ (D2) 1.000000
8> ∞ 0.5000 1.000000
* 9) 10.2651 2.6000 59.10 1.583320
10) -74.0767 0.6000 1.000000
11) 11.2830 3.0000 50.88 1.658440
12) -13.8170 0.9000 39.59 1.804400
13) 7.5054 0.9000 1.000000
14) 30.6648 0.9000 37.95 1.723420
15) 8.3512 2.6000 81.61 1.497000
16) -19.1954 (D3) 1.000000
*17) 15.4428 3.9000 57.44 1.606020
18) -51.2130 1.0000 23.78 1.846660
19) 452.1588 (D4) 1.000000
20) ∞ 1.7200 64.20 1.516800
21) ∞ 0.7640 1.000000
22) ∞ 0.5000 64.20 1.516800
23) ∞ (Bf) 1.000000

「非球面データ」
面 K C 4 C 6 C 8 C10
2 0.3333 1.41260E-05 2.17950E-07 5.15730E-11 1.61800E-12
9 0.3833 1.69550E-06 1.45000E-07 5.86320E-09 -4.19770E-11
17 1.2219 -4.70030E-06 -1.53280E-07 1.02090E-08 -9.81410E-11

「可変間隔データ」
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 6.28000 11.50000 21.00000
D0 ∞ ∞ ∞
D1 15.89963 0.34444 0.30000
D2 11.00000 11.00000 2.57862
D3 8.79701 17.27888 32.71522
D4 1.22320 1.22320 1.22320
Bf 0.99000 0.99000 0.99000
次に、上記マスターレンズMに装着するワイドコンバーターレンズCの各実施例について図面を参照しつつ説明する。
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例にかかるワイドコンバーターレンズCをマスターレンズMに装着した状態のレンズ構成図である。
図1において、本第1実施例にかかるワイドコンバーターレンズCは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、物体側に凸面を向けた正レンズL3とから構成されている。この様にマスターレンズMの物体側に装着してマスターレンズMとの合成焦点距離をより短い焦点距離に変更する。すなわち、本ワイドコンバーターレンズCを装着した時には、マスターレンズMの画角をより広い画角にすることができる。また、ワイドコンバーターレンズCはマスターレンズMの像面Iに対して固定されており、ワイドコンバーターレンズCとマスターレンズMの間の間隔が可変に構成されている。なお、コンバーターレンズCがマスターレンズMと一体に動くように構成することも可能である。
以下の表1に本第1実施例にかかるワイドコンバーターレンズの諸元の値を示す。表中、「可変間隔データ」は、ワイドコンバーターレンズCを前述のマスターレンズMに装着した際のマスターレンズMの各可変間隔を示し、D0はワイドコンバーターレンズCの正レンズL3の像側面からマスターレンズMの最物体側のレンズ面までの距離である。なお、以下の各実施例においても同様とし説明を省略する。
(表1)
「全体諸元」
f=4.45-14.75
2A=111.74-42.84
m=0.71

「レンズデータ」
r d νd nd
1) 54.5600 5.0000 46.63 1.816000
2) 29.3444 12.5000 1.000000
3) 118.0732 3.0000 46.63 1.816000
4) 40.7564 11.0000 1.000000
5) 33.2972 7.5000 36.26 1.620040
6) 2800.1531 (D0) 1.000000

「可変間隔データ」
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 4.44914 8.11519 14.75047
D0 3.40000 10.47332 3.50281
D1 15.89963 0.34444 0.30000
D2 11.00000 11.00000 2.57862
D3 8.76379 17.16840 32.35339
D4 1.25642 1.33368 1.58503
Bf 0.99000 0.99000 0.99000
図2は、本第1実施例にかかるワイドコンバーターレンズCをマスターレンズMに装着した際の、広角端状態における諸収差図を示す。
各収差図において、FNOはFナンバー、Yは像高、dはd線(λ=587.6nm)、gはg線(λ=435.8nm)、FはF線(λ=486.1nm)、CはC線(λ=656.3nm)を示しており、非点収差図において実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面をそれぞれ示している。なお、これらの記号の説明は、以降の他の実施例においても同様とし説明を省略する。
各収差図から、本第1実施例のワイドコンバーターレンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
(第2実施例)
図3は、本発明の第2実施例にかかるワイドコンバーターレンズCをマスターレンズMに装着した状態のレンズ構成図である。
図3において、本第2実施例にかかるワイドコンバーターレンズCは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、物体側に凸面を向けた正レンズL3とから構成されている。この様にマスターレンズMの物体側に装着してマスターレンズMとの合成焦点距離をより短い焦点距離に変更する。すなわち、本ワイドコンバーターレンズCを装着した時には、マスターレンズMの画角をより広い画角にすることができる。また、ワイドコンバーターレンズCはマスターレンズMの像面Iに対して固定されており、ワイドコンバーターレンズCとマスターレンズMの間の間隔が可変に構成されている。なお、ワイドコンバーターレンズCがマスターレンズMと一体に動くように構成することも可能である。
以下の表2に本第2実施例にかかるワイドコンバーターレンズの諸元の値を示す。
(表2)
「全体諸元」
f=4.71-15.59
2A=106.71-40.59
m=0.75

「レンズデータ」
r d νd nd
1) 64.4593 4.8000 49.61 1.772500
2) 32.8939 11.0000 1.000000
3) 92.0221 3.8000 42.72 1.834810
4) 40.9769 10.4000 1.000000
5) 34.7532 8.0000 36.26 1.620040
6) 676.2713 (D0) 1.000000

「可変間隔データ」
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 4.70688 8.58088 15.58816
D0 4.50000 11.57332 4.60281
D1 15.89963 0.34444 0.30000
D2 11.00000 11.00000 2.57862
D3 8.75946 17.15409 32.30745
D4 1.26075 1.34799 1.63097
Bf 0.99000 0.99000 0.99000
図4は、本第2実施例にかかるワイドコンバーターレンズCをマスターレンズMに装着した際の、広角端状態における諸収差図を示す。
各収差図から、本第2実施例のワイドコンバーターレンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
(第3実施例)
図5は、本発明の第3実施例にかかるワイドコンバーターレンズCをマスターレンズMに装着した状態のレンズ構成図である。
図5において、本第3実施例にかかるワイドコンバーターレンズCは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、物体側に凸面を向けた正レンズL3とから構成されている。マスターレンズMの物体側に装着してマスターレンズMとの合成焦点距離をより短い焦点距離に変更する。すなわち、本ワイドコンバーターレンズCを装着した時には、マスターレンズMの画角をより広い画角にすることができる。また、ワイドコンバーターレンズCはマスターレンズMの像面Iに対して固定されており、ワイドコンバーターレンズCとマスターレンズMの間の間隔が可変に構成されている。なお、ワイドコンバーターレンズCがマスターレンズMと一体に動くように構成することも可能である。
以下の表3に本第3実施例にかかるワイドコンバーターレンズの諸元の値を示す。
(表3)
「全体諸元」
f=4.71-15.56
2A=106.19-40.68
m=0.75

「レンズデータ」
r d νd nd
1) 60.0322 4.0000 49.61 1.772500
2) 33.0127 9.6000 1.000000
3) 82.3771 3.2000 42.72 1.834810
4) 30.5749 8.8000 1.000000
5) 30.0628 9.8000 38.02 1.603420
6) -740.9451 (D0) 1.000000

「可変間隔データ」
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 4.70659 8.57205 15.55595
D0 4.20000 11.27332 4.30281
D1 15.89963 0.34444 0.30000
D2 11.00000 11.00000 2.57862
D3 8.75124 17.12708 32.22123
D4 1.26897 1.37500 1.71719
Bf 0.99000 0.99000 0.99000
図6は、本第3実施例にかかるワイドコンバーターレンズCをマスターレンズMに装着した際の、広角端状態における諸収差図を示す。
各収差図から、本第3実施例のワイドコンバーターレンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
(第4実施例)
図7は、本発明の第4実施例にかかるワイドコンバーターレンズCをマスターレンズMに装着した状態のレンズ構成図である。
図7において、本第4実施例にかかるワイドコンバーターレンズCは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、物体側に凸面を向けた正レンズL3とから構成されている。この様にマスターレンズMの物体側に装着してマスターレンズMとの合成焦点距離をより短い焦点距離に変更する。すなわち、本ワイドコンバーターレンズCを装着した時には、マスターレンズMの画角をより広い画角にすることができる。また、ワイドコンバーターレンズCはマスターレンズMの像面Iに対して固定されており、ワイドコンバーターレンズCとマスターレンズMの間の間隔が可変に構成されている。なお、コンバーターレンズCがマスターレンズMと一体に動くように構成することも可能である。
以下の表4に本第4実施例にかかるワイドコンバーターレンズの諸元の値を示す。
(表4)
「全体諸元」
f=4.71-15.58
2A=106.15-40.56
m=0.75

「レンズデータ」
r d νd nd
1) 58.9673 3.6000 42.72 1.834810
2) 33.0518 13.0000 1.000000
3) 140.2971 3.2000 81.61 1.497000
4) 41.6849 10.0000 1.000000
5) 40.9454 7.0000 38.02 1.603420
6) 2838.1602 (D0) 1.000000

「可変間隔データ」
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 4.71088 8.58183 15.57749
D0 4.20000 11.27332 4.30281
D1 15.89963 0.34444 0.30000
D2 11.00000 11.00000 2.57862
D3 8.75319 17.13349 32.24163
D4 1.26702 1.36859 1.69679
Bf 0.99000 0.99000 0.99000
図8は、本第4実施例にかかるワイドコンバーターレンズCをマスターレンズMに装着した際の、広角端状態における諸収差図を示す。
各収差図から、本第4実施例のワイドコンバーターレンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
以下の表5に各実施例の条件式対応値を掲げる。
(表5)
「条件式対応値」
第1実施例 第2実施例 第3実施例 第4実施例
(1) na 1.816 1.835 1.835 1.835
(2) f12/f3 -0.700 -0.738 -0.740 -0.733
(3) SF2 -2.054 -2.606 -2.180 -1.845
(4) SF3 1.024 1.108 0.922 1.029
(5) d2/d4 1.136 1.058 1.091 1.300
なお、本発明の実施例の構成に付加レンズを加えただけのレンズ構成も本発明の効果を内在した同等のレンズであることは言うまでもない。
なお、上述の実施の形態は例に過ぎず、上述の構成や形状に限定されるものではなく、本発明の範囲内において適宜修正、変更が可能である。
本発明の第1実施例にかかるワイドコンバーターレンズCをマスターレンズMに装着した状態のレンズ構成図である。 本第1実施例にかかるワイドコンバーターレンズCをマスターレンズMに装着した際の、広角端状態における諸収差図を示す。 本発明の第2実施例にかかるワイドコンバーターレンズCをマスターレンズMに装着した状態のレンズ構成図である。 本第2実施例にかかるワイドコンバーターレンズCをマスターレンズMに装着した際の、広角端状態における諸収差図を示す。 本発明の第3実施例にかかるワイドコンバーターレンズCをマスターレンズMに装着した状態のレンズ構成図である。 本第3実施例にかかるワイドコンバーターレンズCをマスターレンズMに装着した際の、広角端状態における諸収差図を示す。 本発明の第4実施例にかかるワイドコンバーターレンズCをマスターレンズMに装着した状態のレンズ構成図である。 本第4実施例にかかるワイドコンバーターレンズCをマスターレンズMに装着した際の、広角端状態における諸収差図を示す。
符号の説明
Li 第iレンズ
Gi 第iレンズ群
FS フレアストッパー
S 開口絞り
LPF オプチカルローパスフィルタ
CG カバーガラス
I 像面
D 撮像素子
C ワイドコンバーターレンズ
M マスターレンズ

Claims (1)

  1. マスターレンズの物体側に装着して用いられるワイドコンバーターレンズであって、
    物体側から順に、物体側に凸面を向けた第1負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた第2負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正レンズとからなり、以下の条件を満足することを特徴とするワイドコンバーターレンズ。
    1.81<na
    -0.75<f12/f3<-0.69
    -2.8<SF2<-1.8
    0.8<SF3<1.3
    1<d2/d4<1.4
    但し、
    na:前記第1負メニスカスレンズと前記第2負メニスカスレンズのうち、屈折率の高い方のd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率、
    f12:前記第1と第2負メニスカスレンズの合成焦点距離、
    f3:前記正レンズの焦点距離、
    SF2:前記第2負メニスカスレンズの形状因子、
    SF3:前記正レンズの形状因子、
    d2:前記第1負メニスカスレンズの像側面と、前記第2負メニスカスレンズレンズの物体側面との間の光軸上の距離、
    d4:前記第2負メニスカスレンズの像側面と、前記正レンズの物体側面との間の光軸上の距離、
    形状因子SFは、レンズの物体側面の曲率半径をr1、像側面の曲率半径をr2として、SF=(r2+r1)/(r2-r1)で表される。
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