JP2006082956A - フィルムシート枚葉機構及びこれを備えた熱現像記録装置 - Google Patents

フィルムシート枚葉機構及びこれを備えた熱現像記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 多種のサイズのフィルムシートにも簡単に対応できることにより汎用性を向上させることができるフィルムシート枚葉機構及びこれを備えた熱現像記録装置を提供する。
【解決手段】 フィルムシートFを取り出す枚葉アーム310が、フィルム供給位置にて送りローラとの間にフィルムシートFを挟み込み搬送するピンチローラを有するピンチローラホルダ68と、フィルムシートFを吸着保持するフィルム吸着手段と、を有し、ピンチローラホルダ68とフィルム吸着手段との枚葉アーム310への取り付け孔位置を枚葉アーム310の移動方向で前後にずらした位置とし、取り付け孔をフィルムシートFのサイズに応じて異なる位置に予め設けた構成とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、フィルムシートを取り出す際に用いるフィルムシート枚葉機構及びこれを備えた熱現像記録装置に関する。
従来の熱現像記録装置の一例として、熱現像感光材料又は感光感熱記録材料からなる熱現像記録材料を露光して潜像を形成する露光部と、該潜像の形成された熱現像記録材料を加熱して熱現像を行う熱現像部とを備えた熱現像記録装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−148662号公報
ところが、上記特許文献1では、図11(a)に示すように、フィルム枚葉機構に、半切サイズ(356mm×432mm)のフィルムシートF1や、六つ切サイズ(203〜254mm)のフィルムシートF2等が用いられる。その場合、一対の吸着部材502A,502B及びピンチローラ504を支持するピンチローラホルダ506が六つ切サイズに対応させた装置に、図11(b)に示すように、半切サイズのフィルムシートF1が収容されると、吸着部材502A,502Bの長手方向の寸法が、フィルムシートF1の幅に対して短くなり、フィルムシート500の支持されない端部が垂れて、送りローラまで搬送することができない。また、同一サイズのフィルムシートであっても、トレイに装填する向きによって同様な事態が生じることとなる。
逆に、吸着部材502A,502B及びピンチローラホルダ506が半切サイズに対応している装置のトレイに、六つ切サイズのフィルムシートF2が収容されると、吸着部材502A,502Bの長さ寸法が、フィルムシートF2の長さを超えてはみ出してしまい、そのフィルムシートF2を確実に吸着できなくなる。このため、同様にして送りローラまで搬送することができなくなる。
そのため、半切サイズ用のフィルム枚葉機構と、六つ切サイズ用のフィルム枚葉機構と、を別途用意してフィルムシートのサイズ毎に組み替えることで対処していた。このため、サイズ毎の組み替えが煩雑であり、装置の取り扱いが面倒であった。
また、吸着部材やピンローラを支えているアームに、予め、半切用、六つ切用と、数種類の吸着部材やピンローラ取り付け用の孔を開けておき、それらを用いて異なるフィルムシートサイズに応じて位置を変更することも考えられる。しかし実際には、吸着部材への配管用の孔も同様に変更しなければならず、配管用の各孔位置が互いに近くなるため、孔を開けるスペースを確保できず、実現し難かった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、多種のサイズや向きの異なるフィルムシートに簡単に対応でき、汎用性を向上させたフィルムシート枚葉機構及びこれを備えた熱現像記録装置を提供することにある。
本発明の上記目的は下記構成により達成される。
(1) 複数枚のカットシート状のフィルムシートを積載したトレイから、最上層のフィルムシートを一枚ずつ取り出して該フィルムシートの搬送方向下流側へ供給するフィルムシート枚葉機構であって、前記トレイのフィルム取り出し位置と前記搬送方向下流側のフィルム供給位置との間を移動して、前記トレイ内の前記フィルムシートを取り出す枚葉アームと、前記フィルム供給位置に配置され該フィルムシートを搬送する送りローラと、を備え、前記枚葉アームが、前記フィルム供給位置にて前記送りローラとの間にフィルムシートを挟み込み搬送するピンチローラが回転自在に軸支されるピンチローラホルダと、前記フィルムシートを吸着保持するフィルム吸着手段と、を有し、前記ピンチローラホルダと前記フィルム吸着手段との前記枚葉アームへの取り付け孔位置を前記枚葉アームの移動方向で前後にずらした位置とし、前記取り付け孔が前記フィルムシートのサイズに応じて異なる位置に予め設けてあることを特徴とするフィルムシート枚葉機構。
このフィルムシート枚葉機構によれば、ピンチローラホルダとフィルム吸着手段との枚葉アームへの取り付け孔位置を枚葉アームの移動方向で前後にずらした位置とし、取り付け孔をフィルムシートのサイズに応じて異なる位置に予め設けることにより、枚葉アーム上でのフィルム吸着手段とピンチローラとの配置に自由度が増し、機能重視での配置が可能になる。また、フィルム吸着手段とピンチローラとの配置組み合わせが複数種類になるので、フィルムシート枚葉機構の部品配置変更により複数のフィルムサイズに対応できる。また、フィルム吸着手段とピンチローラとを多数配置できるので、取り出し時におけるフィルムシートの湾曲度を増大させることができ、その結果、同時に複数枚を保持した場合の2枚目以降のフィルムシートに対する剥離性を向上できる。従って、多種のサイズのフィルムシートに簡単に対応することができ、フィルムシート枚葉機構の汎用性が向上する。
(2) 前記ピンチローラの軸線が、前記各フィルム吸着手段の中心線と一致していることを特徴とする(1)に記載のフィルムシート枚葉機構。
このフィルムシート枚葉機構によれば、ピンチローラの軸線を各フィルム吸着手段の中心線に一致させることにより、枚葉アームの長手方向に沿った取り付け位置をフィルム吸着手段とピンチローラホルダとで共用でき、配置自由度が高められる。
(3) 前記ピンチローラの軸線が、前記各フィルム吸着手段の中心線よりも前記フィルムシートの搬送方向前方に配置されていることを特徴とする(1)記載のフィルムシート枚葉機構。
このフィルムシート枚葉機構によれば、ピンチローラの軸線を各フィルム吸着手段の中心線よりもフィルムシートの搬送方向前方に配置することにより、送りローラに当接するピンチローラがピンチローラの重心位置よりも必然的に前方となり、それによって、フィルムシートを吸着して取り出した後に送りローラに当接した際に、モーメントの増加により押し当て力が増え、送りローラによる送りがフィルムシートに確実に伝達され、送りローラへの巻き付け搬送による搬送動作を安定化させることができる。
(4) 前記ピンチローラホルダが、前記枚葉アームの移動方向に対する前記ピンチローラホルダの重心位置で、前記枚葉アームに上下動自在に取り付けられていることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1項記載のフィルムシート枚葉機構。
このフィルムシート枚葉機構によれば、枚葉アームの移動方向に対するピンチローラホルダの重心位置においてピンチローラホルダが枚葉アームに上下動自在に取り付けられているために、ピンチローラホルダの上下動作を円滑にできる。
(5) 前記ピンチローラホルダが、前記ピンチローラに加えて前記フィルムシートに当接する押さえローラを更に備えていることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項記載のフィルムシート枚葉機構。
このフィルムシート枚葉機構によれば、フィルムシートに当接する押さえローラをピンチローラに加えて更に備えることにより、フィルムシートの表面に安定した状態で当接するようになり、フィルム表面の検知とフィルムシートの吸着がより確実に行えるようになる。
(6) 前記フィルム吸着手段に接続された負圧を印加するための配管ホースが前記枚葉アームに配設され、該配管ホースが、前記フィルム吸着手段のフィルムサイズ毎に設定された各取り付け位置で分岐栓を接続させており、前記フィルム吸着手段が取り付けられた位置に対しては、前記分岐栓の出口を前記フィルム吸着手段に接続し、前記フィルム吸着手段が取り付けられていない位置に対しては、前記分岐栓の出口を閉塞してあることを特徴とする(1)〜(5)のいずれか1項記載のフィルムシート枚葉機構。
このフィルムシート枚葉機構によれば、フィルム吸着手段が取り付けられた位置では、分岐栓の出口をフィルム吸着手段に接続し、フィルム吸着手段が取り付けられていない位置では、分岐栓の出口を閉塞することにより、フィルムシートのサイズが変更された際に、配管ホース自体を交換することなく、フィルム吸着手段を簡単に付け替えることができるので、取り扱い性が大きく向上する。
(7) 前記枚葉アームの一部に前記ピンチローラホルダの昇降動作を検出するセンサを設け、前記ピンチローラホルダに前記センサを感応させるドグを配置したことを特徴とする(1)〜(6)のいずれか1項記載のフィルムシート枚葉機構。
このフィルムシート枚葉機構によれば、ピンチローラホルダに配置したドグがピンチローラホルダとともに昇降動作する際に、センサがピンチローラホルダの昇降動作を検出することにより、フィルムシートにおける表面検知、吸着終了位置検知、吸着ミス検知、或いはフィルムシート残量無し検知等の複数の状態検知を行うことができる。
(8) 熱現像感光材料又は感光感熱記録材料からなる熱現像記録材料を露光して潜像を形成する露光部と、該潜像の形成された熱現像記録材料を加熱して熱現像を行う熱現像部とを少なくとも備えた熱現像記録装置であって、前記露光部に前記熱現像記録材料を供給する機構が、上記(1)〜(7)のいずれか1項記載のフィルムシート枚葉機構からなることを特徴とする熱現像記録装置。
この熱現像記録装置によれば、多種のサイズのフィルムシートにも簡単に対応できる汎用性が向上したフィルムシート枚葉機構を備えることで、熱現像記録装置のフィルムシートの取り扱いを簡単化できる構成となり、装置の使い勝手が向上する。
本発明のフィルムシート枚葉機構及びこれを備えた熱現像記録装置によれば、枚葉アームに対し、ピンチローラホルダとフィルム吸着手段をフィルムサイズや向きに応じて適宜位置を変更して組み付けることができるため、複数種のフィルム枚葉機構を予め用意することなく、同一の枚葉アームを使用してサイズ毎の組み替えを行うだけで多種のサイズや向きの異なるフィルムシートに対応できるようになる。もって、取り扱いが簡単になり、汎用性を向上させることができる。
以下、本発明に係るフィルムシート枚葉機構及びこれを備えた熱現像記録装置の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るフィルムシート枚葉機構及びこれを備えた熱現像記録装置の一実施形態を示す熱現像記録装置の全体構造図である。
まず、熱現像装置全体の構成から説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態であるフィルムシート枚葉機構300が用いられる熱現像記録装置100は、熱現像記録材料であるフィルムシートFの搬送方向順に、熱現像記録材料供給部Aと、画像露光部Bと、熱現像部Cと、冷却部Dとを備えており、また、各部間の要所に設けられフィルムシートFを搬送するための搬送手段と、各部を駆動し制御する電源/制御部Eとを備えている。
また、上記熱現像記録装置100は、最下段に電源/制御部E、その上段に熱現像記録材料供給部A、さらにその上段に画像露光部Bと熱現像部Cと冷却部Dとを配置した構成となっており、画像露光部Bと熱現像部Cとを隣接させた配置としている。
フィルムシートFとしては、前述の熱現像感光材料又は感光感熱記録材料等を使用することができる。熱現像感光材料は、光ビーム(例えば、レーザビーム)によって画像を記録(露光)し、その後、熱現像して発色させる記録材料である。また、感光感熱記録材料は、光ビームによって画像を記録し、その後、熱現像して発色させるか、或いは、レーザビームのヒートモード(熱)によって画像を記録すると同時に発色させ、その後、光照射で定着する記録材料である。
熱現像記録材料供給部Aは、フィルムシートFを一枚ずつ取り出して、フィルムシートFの搬送方向の下流に位置する画像露光部Bに供給する部分であり、三つの装填部12,14,16と、各装填部12,14,16にそれぞれ配置されるフィルムシート枚葉機構300と、各フィルムシート枚葉機構300に備えられたピンチローラ18に対向配置されて対をなす送りローラ20と、不図示の搬送ローラや搬送ガイド等を有して構成される。また、三段構成となっている各装填部12,14,16の内部には、半切サイズ、六つ切サイズ等の大きさや向きの異なるフィルムシートFが収容されたフィルム装填マガジン22がマガジン受けであるトレイ24,26,28内にそれぞれ収納され、各段に装填されたサイズや向きのフィルムシートFのいずれかを選択的に使用できるようにしている。
フィルムシートFは、カットシート状に加工され、通常、150枚等の所定単位の積層体(束)とされてフィルム装填マガジン22内にそれぞれ配置され、熱現像記録材料供給部Aの各段に装填される。
画像露光部Bは、熱現像記録材料供給部Aから搬送されてきたフィルムシートFに対して光ビームLBを主走査方向に走査露光し、また、主走査方向に略直交する副走査方向(即ち、搬送方向)に搬送することで、所望の画像をフィルムシートFに記録して潜像を形成する。
熱現像部Cは、走査露光後のフィルムシートFを搬送しながら昇温処理して、熱現像を行う。そして、冷却部Dにおいて現像処理後のフィルムシートFを冷却して、排出トレイ30に搬出する。
ここで、熱現像記録材料供給部Aと画像露光部Bとの間の搬送路には幅寄せ機構32,34が設けられており、熱現像記録材料供給部Aから搬入されてきたフィルムシートFを、その幅方向端部を揃えた状態で画像露光部Bへ供給している。
次に、画像露光部Bについて具体的に説明する。
画像露光部Bは、光ビーム走査露光によってフィルムシートFを露光する部位であり、熱現像材料の搬送面からのばたつきを防止しつつ搬送するばたつき防止機構を有した副走査搬送部(副走査手段)36と、走査露光部(レーザ照射手段)38とを備えている。走査露光部38は、別途用意された画像データに従ってレーザの出力を制御しつつ、このレーザを走査(主走査)させる。このときフィルムシートFを副走査搬送部36によって副走査方向に移動させる。
副走査搬送部36は、照射するレーザ光の主走査ラインを挟んで、軸線がこの走査ラインに対して略平行に配置された2本の駆動ローラ40,42と、これら駆動ローラ40,42に対向して配置され、フィルムシートFを支持するガイド板44と、を備えている。ガイド板44は、各駆動ローラ40,42との間に挿入されるフィルムシートFを、並設されたこれら駆動ローラ同士間の外側で該駆動ローラ周面の一部に沿って撓ませて、駆動ローラ同士間でフィルムシートFの撓みによる弾性反発力を当接して受け止めるようにしている。
この撓みによりフィルムシートF自身に弾性反発力が発生する。この弾性反発力により、フィルムシートFと駆動ローラ40,42との間に所定の摩擦力が生じ、駆動ローラ40,42からフィルムシートFへ確実に搬送駆動力が伝達されて、フィルムシートFが搬送されるようになる。従って、フィルムシートFの搬送面からのばたつき、即ち、上下方向のばたつきが確実に抑制される。この駆動ローラ同士間のフィルムシートFに向けてレーザ光を照射することで、露光位置ずれのない良好な記録が行えることになる。なお、駆動ローラ40,42は、図示しないモータ等の駆動手段の駆動力を、歯車やベルト等の伝達手段を介して受け、図1中の時計回転方向へ回転するようになっている。
次に、熱現像部Cについて説明する。
熱現像部Cは、熱処理を適用されるタイプの被熱処理熱現像記録材料を加熱するものであり、構成としては、フィルムシートFを処理するのに必要な温度となる加熱体としての熱現像記録材料の移送方向に並ぶ複数のプレートヒータ46,48,50を湾曲させ、かつ、これらプレートヒータ46,48,50を一連の円弧状配置としている。
即ち、これらプレートヒータ46,48,50を含む熱現像部Cの構成としては、図示されるように、各プレートヒータに凹面を設け、フィルムシートFをプレートヒータの凹面に対して接触させつつ滑らせて、相対的に移動させる。このときのフィルムシートFの移送手段として、供給ローラ52と、各プレートヒータからフィルムシートFへの伝熱用でもある複数の押さえローラ54と、を配設している。
押さえローラ54は、歯車56に噛合して歯車56の回転に従動して回転駆動される。これら押さえローラ54としては、金属ローラ、樹脂ローラ、ゴムローラ等が利用できる。この構成により、搬送されるフィルムシートFがプレートヒータ46,48,50に押し付けられつつ搬送されるので、フィルムシートFの座屈が防止される。なお、上記の湾曲プレートヒータは一例であり、この他、加熱手段としては平坦なプレートヒータや加熱ドラム等を用いる構成であってもよい。
熱現像部C内におけるフィルムシートFの搬送路の終端には、フィルムシートFを移送する排出ローラ58が配設されている。そして、熱現像部Cから搬出されたフィルムシートFは、冷却部Dによってシワが発生しないように、かつ湾曲ぐせが付かないように注意しながら冷却される。冷却部Dから排出されたフィルムシートFは搬送路途中に設けられた冷却ローラ対60によりガイドプレート62内に案内され、さらに、排出ローラ対64から排出トレイ30に排出される。
このように冷却部D内には、複数の冷却ローラ対60がフィルムシートFの搬送経路に所望の一定曲率Rを与えるように配置されている。これは、フィルムシートFがその材料のガラス転移点以下に冷却されるまで一定の曲率Rにより搬送されるということであり、このように意図的に熱現像記録材料に曲率を付けることで、ガラス転移点以下に冷却される前に余計なカールが付かなくなり、ガラス転移点以下となれば、新たなカールが付くこともなく、カール量がばらつかない。
また、冷却ローラ自体及び冷却部Dの内部雰囲気を温度調節している。このような温度調節は、熱処理装置の立ち上げ直後と十分にランニングを行った後との状態をなるべく同様なものにし、濃度変動を小さくすることができる。
続いて、本発明に係るフィルムシート枚葉機構300について詳細に説明する。
図2はトレイ24,26,28の側部に組み付けられたフィルムシート枚葉機構300を示す外観斜視図である。なお、トレイ24,26,28に組み付けられているフィルムシート枚葉機構300,300,300は、いずれも同一構造であるために、ここでは、最上段のトレイ24に組み付けられたフィルムシート枚葉機構300を例に説明する。
図2に示すように、トレイ24は、有底で上方が開放された箱形状に形成されており、トレイ24両側方に配されたトレイスライド機構(不図示)を介して装填部(図1参照)12に水平方向に引き出し自在に装着されている。
フィルムシート枚葉機構300は、トレイ24の一側部の上方に配置されており、トレイ24内に積載されているフィルムシートFを取り出す枚葉アーム310と、トレイ24との間に枚葉アーム310をフィルム取り出し位置とフィルム供給位置とに移動させるアーム移動手段330A,330B、及び昇降動支持機構340A,340Bとを有する。枚葉アーム310には、フィルム吸着手段(詳細は図3に示す)320A,320Bとピンチローラホルダ68とが備えられている。
次に、枚葉アーム310について説明する。
図3は枚葉アームの外観斜視図であって、(a)は図2のG方向から見た図で、(b)は(a)に示す枚葉アームを裏側から見た図である。
図3(a)に示すように、枚葉アーム310は、ステー70を有し、このステー70の中央部にピンチローラホルダ68を組み付けており、ステー70の両側部に一対のフィルム吸着手段320A,320Bを組み付けている。
ピンチローラホルダ68は、L字形状の基板72の天部に2本の枢支軸74A,74Bが垂直に固定されており、2本の枢支軸74A,74Bがステー70を貫通して、ステー70の下方側でその先端部にローラ支持部材76がねじ止されることで、ステー70に対して上下に移動可能に支持されている。このとき、ピンチローラホルダ68は、ステー70の中央部に位置するピンチローラホルダ第1取り付け部78に組み付けられている。ステー70では、図3(a)中の中央部から左方寄りにピンチローラホルダ第2取り付け部80が位置している。
フィルム吸着手段320A,320Bは、ゴム製の吸盤部材であり、枚葉アーム310がフィルム取り出し位置に到達したときに、ステー70に固定されたモータ82の駆動により、このモータ82に結合されたポンプ84に発生する負圧が印加されることにより、フィルムシートFを吸着保持する。
図3において、フィルム吸着手段320A,320Bは、ステー70の両端部に位置する吸着手段第1取り付け部86に組み付けられている。またステー70には、図3(a)中においてステー70の左端部に設けられた吸着手段第1取り付け部86を一方の吸着手段第2取り付け部88として共用するものとし、中央部に他方の吸着手段第2取り付け部88が位置されている。
そして、各フィルム吸着手段320A,320Bは、複数の配管ホース90を通じてポンプ84に連通接続されている。配管ホース90は、ポンプ84側の第1ホース92と、この第1ホース92の端部にT字型のジョイント94を通じてステー70の板方向にそれぞれ分岐された第2,第3ホース96,98と、を有する。第2ホース96は、図3(a)中の右方側に配置されており、第2ホース96の中央部に設けられた分岐部101の出口がフィルム吸着手段320Bに連通接続され、右端部の出口が蓋102によって閉塞されている。第3ホース98は、図3(a)中の左方側に配置されており、第3ホース98の右端側に設けられた分岐部104の出口が蓋102によって閉塞され、左端側に設けられた分岐部106の出口がフィルム吸着手段320Aに連通接続され、左端部の出口が蓋102によって閉塞されている。
枚葉アーム310の両端部には、枚葉アーム310をフィルム取り出し位置とフィルム供給位置との間で移動させるアーム移動手段(図2参照)330A,330Bを介して、枚葉アーム310を移動させる昇降動支持機構340A,340Bが接続されている。
図3(b)に示すように、ピンチローラホルダ68のローラ支持部材76には、ピンチローラ18と、押圧ローラ108とが並列して回転自在に組み付けられている。
次に、フィルムシート枚葉機構300の動作について説明する。
図4はフィルムシート枚葉機構の動作説明図であって、(a)はフィルム供給位置、(b)はフィルム取り出し位置、(c)はフィルム取り出し位置からフィルム供給位置まで移動したときの図である。
図4(a)に示すように、枚葉アーム310がイニシャル位置であるフィルム供給位置にあると、ピンチローラホルダ68は自重によりステー70に対して降下位置にあり、ピンチローラ18及び押圧ローラ108が各フィルム吸着手段320A,320Bの下端面よりも下方に突出して配置されている。このとき、ピンチローラ18は送りローラ20に従動可能に当接している。
図4(b)に示すように、アーム移動手段330A,330Bの駆動によって枚葉アーム310がフィルム取り出し位置に到達すると、モータ82が駆動されてポンプ84に発生する負圧により、各フィルム吸着手段320A,320Bがトレイ24内に積載されているフィルムシートFの最上層の1枚のフィルムシートFを吸着保持する。このとき、トレイ24内に積載されているフィルムシートF上にピンチローラ18及び押圧ローラ108が当接した後に、各フィルム吸着手段320A,320Bの下端面がフィルムシートFに当接し始め、吸着動作が開始され、ピンチローラ18及び押圧ローラ108とフィルム吸着手段320A,320Bとの上下位置関係が逆転する直前で枚葉アーム310の降下が停止する。
次いで、図4(c)に示すように、各フィルム吸着手段320A,320Bが1枚のフィルムシートFを吸着保持したまま、アーム移動手段330A,330Bの駆動によって枚葉アーム310がフィルム取り出し位置からフィルム供給位置に移動され、そこで、ピンチローラ18が送りローラ20の上方側に配置される。この状態で送りローラ20を回転するとともに、フィルム吸着手段320A,320Bによる吸引を停止することによって、フィルムシートFが下流側へと搬送される。
上記のように、押圧ローラ108によりフィルムシートFの表面検知性及びフィルムシートFへの吸着性を安定させることができる。
次に、枚葉アーム310における各フィルム吸着手段320A,320Bとピンチローラ18及び押圧ローラ108との位置関係について説明する。
図5に枚葉アーム310の上視図を示した。
図5に示すように、ピンチローラ18の軸線は、各フィルム吸着手段320A,320Bの中心線(A−A線)に一致して配置されている。これにより、枚葉アーム310の搬送方向の寸法を小さくできるので、外形をコンパクトにすることができる。また、送りローラ20への巻き付け搬送による搬送動作を安定化することができる。
また、各フィルム吸着手段320A,320Bの中心線(A−A線)及びピンチローラ18の軸線は、ピンチローラホルダ68を支持する枢支軸74A,74Bを結ぶ線(B−B線)に対してずれて配置されている。これにより、ピンチローラホルダ68の中心線C−Cに対して等距離L1,L1の位置、即ち、ピンチローラホルダ68は重心位置で支持される。このため、昇降動作が円滑となり、フィルムシートFの表面検知性及びフィルムシートFの吸着性が安定する
なお、ピンチローラ18の軸線は、各フィルム吸着手段320A,320Bの中心線(A−A線)よりもフィルムシートFの搬送方向前方に配置されていても良い。そうすれば、固定側の送りローラ20に当接するピンチローラ18が、ピンチローラホルダ68の重心位置よりも必然的に前方となり、それによって、フィルムシートFを吸着して取り出した後に送りローラ20に当接した際に、モーメントが増加するために押し当て力が増えて、送りローラ20による送りがフィルムシートFに確実に伝達され、送りローラ20への巻き付け搬送による搬送動作を安定化することができる。
次に、フィルム吸着手段320A,320B及びピンチローラホルダ68の取り付け位置の変更について説明する。
図6は枚葉アームの外観斜視図であって、(a)はフィルム吸着手段及びピンチローラホルダの第1取り付け位置における状態、(b)は第2取り付け位置における状態を示す図である。
図6(a)に示すように、ステー70に配設された吸着手段第1取り付け部86及び吸着手段第2取り付け部88には、フィルム吸着手段320A,320B支持用の一対ずつの取り付け孔110A,110Bがそれぞれ設けられている。また、ステー70に配設されたピンチローラ第1取り付け部78及びピンチローラ第2取り付け部80には、一対ずつの枢支軸挿通孔112A,112Bがそれぞれ設けられている。そして、吸着手段第1取り付け部86に各取り付け孔110A,110Bを介して各フィルム吸着手段320A,320Bが取り付けられ、ピンチローラホルダ第1取り付け部78に各枢支軸挿通孔112A,112Bを介してピンチローラホルダ68が取り付けられることにより、中央部に配置されたピンチローラホルダ68から長さL2,L2をおいて各フィルム吸着手段320A,320Bが配置される。
一方、第2の取り付け位置においては、図6(b)に示すようになる。
枚葉アーム310の吸着手段第2取り付け部88に各フィルム吸着手段320A,320Bが取り付けられ、ピンチローラホルダ第2取り付け部80にピンチローラホルダ68が取り付けられる。これにより、ピンチローラホルダ68から最小の長さL3,L3をおいて各フィルム吸着手段320A,320Bが配置される。このように、ピンチローラホルダ68とフィルム吸着手段320A,320Bの枚葉アーム310への取り付け孔110A,110Bと、112A,112Bの位置を枚葉アーム310の移動方向で前後にずらした位置とし、各取り付け孔110A,110B、各枢支軸挿通孔112A,112BをフィルムシートFのサイズに応じて異なる位置に予め設けておくことにより、枚葉アーム310上でのフィルム吸着手段320A,320Bとピンチローラホルダ68との配置位置に自由度が増す。また、フィルム吸着手段320A,320Bとピンチローラホルダ68との配置組み合わせが複数種類になるので、アッセンブリ内での配置交換により複数のサイズに簡単に対応できる。
上記のように、枚葉アーム310に対して、フィルム吸着手段320A,320B及びピンチローラホルダ68の取り付け位置を変更可能にすることで、次に示す状況に的確に対応することができる。
図7は第1取り付け位置でのトレイとの位置関係を示す説明図、図8は第2取り付け位置でのトレイとの位置関係を示す説明図である。
図7に示すように、例えばトレイ24内に半切サイズのフィルムシートF1が収容される場合には、吸着手段第1取り付け部86が選択されて、枚葉アーム310の選ばれた各位置に各フィルム吸着手段320A,320Bが取り付けられる。また、ピンチローラホルダ第1取り付け部78が選ばれて、その位置にピンチローラホルダ68が取り付けられる。これにより、フィルム吸着手段320A,320Bが必要十分の長さL2,L2を置いて配置されるので、半切サイズのフィルムシートF1の端部に垂れを生じないようにして確実に吸着を行うことができる。
一方、図8に示すように、トレイ24内六つ切サイズのフィルムシートF2が収容される場合には、吸着手段第2取り付け部88が選択されて、枚葉アーム10の選ばれた各位置に各フィルム吸着手段320A,320Bが取り付けられる。また、ピンチローラホルダ第2取り付け部80が選ばれて、その位置にピンチローラホルダ68が取り付けられる。これにより、フィルム吸着手段320A,320Bが図7に示すL2より短い長さL3,L3を置いて配置されるので、六つ切サイズのフィルムシートF2の端部からフィルム吸着手段320A,320Bがはみ出さないようにして、確実な吸着を行うことができる。
このように、一組のフィルムシート吸着手段320A,320Bとピンチローラホルダ68とを適宜配置位置を変更することで、複数のサイズや向きのフィルムシートに対し、同一構造の枚葉アーム310で兼用して使用することができる。
次に、ピンチローラホルダ68に対するより詳細な構成について説明する。
図9(a)はピンチローラホルダ68の上昇位置での外観斜視図、図9(b)はピンチローラホルダ68の降下位置での外観斜視図である。
ピンチローラホルダ68は、枚葉アーム310のステー70に対する高さセンサを備えており、この高さセンサの出力によって、吸着タイミングやローラの駆動タイミング等を設定している。
図9(a)に示すように、ステー70のピンチローラホルダ第1取り付け部78には、センサであるフォトカプラ114がベース115を介してボルト116によりステー70に固定されている。このフォトカプラ114のセンシング領域内に挿通可能にして、ドグ118がL字形の基板72の側部に突出して形成されている。フォトカプラ114は、電源/制御部E(図1参照)に電気的に接続される。
高さセンサによる動作は、次のようになる。
図9(a)に示すように、枚葉アーム310がフィルムシートFや送りローラ20と接触しない位置にあると、ピンチローラホルダ68は、自重によりステー70に対して降下位置にあるために、ドグ118はフォトカプラ114のセンシング部から離れた位置となり、フォトカプラ114はドグ118を検出しない。
そして、図9(b)に示すように、枚葉アーム310がフィルム取り出し位置に到達すると、ピンチローラ18及び押圧ローラ108がトレイ24内に積載されているフィルムシートFの最上層の1枚に当接する。このとき、ピンチローラホルダ68がステー70に対して相対的に上昇する。すると、フォトカプラ114がドグ118を検出して電気信号を発生する。これにより、フォトカプラ114が電気信号を発生し始めた位置を、フィルムシートFの表面検知位置とすることができる。また、さらに上昇を続けてドグ118がフォトカプラ114のセンシング領域内から外れたときに、フィルム吸着手段320A,320Bによる吸着終了位置とすることができる。
そして、枚葉アーム310がフィルム取り出し位置に到達しても、フォトカプラ114がドグ118を検出しない場合、ピンチローラホルダ68はステー70に対して降下位置にあるか、或いは所定の高さ位置まで到達していない状態であるので、フィルムシートFが無いことを検知することができる。また、フィルム吸着後に枚葉アーム310を上昇させた位置では、フィルムシートFの端部がフィルム吸着手段320A,320Bによって吸着されているために、そのフィルムシートFがピンチローラ18及び押圧ローラ108に当接して、ピンチローラホルダ68が降下位置まで移動せずに維持される。従って、ドグ118がフォトカプラ114のセンシング部内に入った状態となる。このときに、フォトカプラ114からの電気信号をみると、信号が無い場合には、吸着ミスが生じてフィルムシートFが脱落等し、ピンチローラホルダ68が降下位置に戻ってしまったことがわかる。
次に、フィルム吸着手段320の取り付け位置変更に伴う配管ホース90の組み付け替えについて説明する。
図10はピンチローラホルダ68を取り除いた枚葉アーム310の正面図である。
フィルム吸着手段320A,320Bが吸着手段第1取り付け部86に取り付けられている場合に、第3ホース98の右端側に設けられた分岐部104は接続されることはない。そのため、この分岐部104の出口には、蓋102が着脱自在に取り付けられることにより閉塞される。そして、フィルム吸着手段320A,320Bが吸着手段第2取り付け部88に取り付けられる場合には、第2ホース96の中央部に設けられた分岐部101には何も接続されず、第3ホース98の右端側に設けられた分岐部104が用いられる。そのため、第2ホース96の中央部に設けられた分岐部101の出口に蓋102が着脱自在に取り付けられることにより閉塞され、第3ホース98の右端側に設けられた分岐部104にフィルム吸着手段320Bが装着される。このように、配管ホース90は、単一構造で作製されるだけで、第1取り付け位置に対しても第2取り付け位置に対しても用いることができるので、面倒な配管作業を必要とせず、簡単に位置変更が可能となる。
上述したように、本発明に係るフィルムシート枚葉機構300によれば、ピンチローラホルダ68の枚葉アーム310への取り付け孔112A,112Bを、フィルム吸着手段320A,320Bの枚葉アーム310への取り付け孔110A,110Bの位置に対して、枚葉アーム310の移動方向で前後にずらした位置とし、取り付け孔110A,110B,112A,112BをフィルムシートFのサイズに応じて異なる位置に予め設けておくことにより、枚葉アーム310上でのフィルム吸着手段320A,320Bとピンチローラ18との配置自由度を高めることができる。これにより、各部材を機能重視で配置することが可能となる。また、フィルム吸着手段320A,320Bとピンチローラホルダ68との配置組み合わせが複数になるので、フィルムシート枚葉機構の部品配置を変更することで複数のフィルムサイズや向きに簡単に対応できる。また、フィルム吸着手段320A,320Bとピンチローラ18とを多数個配置できるようになると、フィルムシートFの取り出し時において、フィルムシートF先端部の湾曲度を増大させることができ、その結果、同時に複数枚を保持した場合に、最上層の1枚目の下側のフィルムシート、即ち、2枚目以降のフィルムシートFに対する剥離性を向上できる。従って、フィルムシートFの枚葉動作を安定して正確に行えるようになる。
なお、本発明のフィルムシート枚葉機構及びこれを備えた熱現像記録装置100は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
例えば、センサとするフォトカプラとドグとの組み合わせは、図示したものに限定されず、各種のセンサを適宜利用することができる。
本発明に係るフィルムシート枚葉機構及びこれを備えた熱現像記録装置の一実施形態を示す熱現像記録装置の全体構造図である。 トレイの側部に組み付けられたフィルムシート枚葉機構を示す外観斜視図である。 枚葉アームの外観斜視図であって、(a)は図2のG方向から見た図で、(b)は(a)に示す枚葉アームを裏側から見た図である。 フィルムシート枚葉機構の動作説明図であって、(a)はフィルム供給位置、(b)はフィルム取り出し位置、(c)はフィルム取り出し位置からフィルム供給位置まで移動したときの図である。 枚葉アームの上視図である。 枚葉アームの外観斜視図であって、(a)はフィルム吸着手段及びピンチローラホルダの第1取り付け位置での状態、(b)は第2取り付け位置での状態を示す図である。 第1取り付け位置でのトレイとの位置関係を示す説明図である。 第2取り付け位置でのトレイとの位置関係を示す説明図である。 (a)はピンチローラホルダの上昇位置での外観斜視図、(b)はピンチローラホルダの降下位置での外観斜視図である。 ピンチローラホルダを取り除いた枚葉アームの正面図である。 (a),(b)は従来のフィルム枚葉機構の概略図である。
符号の説明
18 ピンチローラ
20 送りローラ
24,26,28 トレイ
68 ピンチローラホルダ
90 配管ホース
100 熱現像記録装置
101,104,106 分岐部(分岐栓)
108 押さえローラ
110A,110B 取り付け孔
112A,112B 枢支軸挿通孔(取り付け孔)
114 フォトカプラ(センサ)
118 ドグ
300 フィルムシート枚葉機構
310 枚葉アーム
320A,320B フィルム吸着手段
B 露光部(画像露光部)
C 熱現像部
F,F1,F2 フィルムシート(熱現像記録材料)

Claims (8)

  1. 複数枚のカットシート状のフィルムシートを積載したトレイから、最上層のフィルムシートを一枚ずつ取り出して該フィルムシートの搬送方向下流側へ供給するフィルムシート枚葉機構であって、
    前記トレイのフィルム取り出し位置と前記搬送方向下流側のフィルム供給位置との間を移動して、前記トレイ内の前記フィルムシートを取り出す枚葉アームと、前記フィルム供給位置に配置され該フィルムシートを搬送する送りローラと、を備え、
    前記枚葉アームが、前記フィルム供給位置にて前記送りローラとの間にフィルムシートを挟み込み搬送するピンチローラが回転自在に軸支されるピンチローラホルダと、前記フィルムシートを吸着保持するフィルム吸着手段と、を有し、
    前記ピンチローラホルダと前記フィルム吸着手段との前記枚葉アームへの取り付け孔位置を前記枚葉アームの移動方向で前後にずらした位置とし、前記取り付け孔が前記フィルムシートのサイズに応じて異なる位置に予め設けてあることを特徴とするフィルムシート枚葉機構。
  2. 前記ピンチローラの軸線が、前記各フィルム吸着手段の中心線と一致していることを特徴とする請求項1記載のフィルムシート枚葉機構。
  3. 前記ピンチローラの軸線が、前記各フィルム吸着手段の中心線よりも前記フィルムシートの搬送方向前方に配置されていることを特徴とする請求項1記載のフィルムシート枚葉機構。
  4. 前記ピンチローラホルダが、前記枚葉アームの移動方向に対する前記ピンチローラホルダの重心位置で、前記枚葉アームに上下動自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載のフィルムシート枚葉機構。
  5. 前記ピンチローラホルダが、前記ピンチローラに加えて前記フィルムシートに当接する押さえローラを更に備えていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載のフィルムシート枚葉機構。
  6. 前記フィルム吸着手段に接続された負圧を印加するための配管ホースが前記枚葉アームに配設され、該配管ホースが、前記フィルム吸着手段のフィルムサイズ毎に設定された各取り付け位置で分岐栓を接続させており、前記フィルム吸着手段が取り付けられた位置に対しては、前記分岐栓の出口を前記フィルム吸着手段に接続し、前記フィルム吸着手段が取り付けられていない位置に対しては、前記分岐栓の出口を閉塞してあることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項記載のフィルムシート枚葉機構。
  7. 前記枚葉アームの一部に前記ピンチローラホルダの昇降動作を検出するセンサを設け、前記ピンチローラホルダに前記センサを感応させるドグを配置したことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項記載のフィルムシート枚葉機構。
  8. 熱現像感光材料又は感光感熱記録材料からなる熱現像記録材料を露光して潜像を形成する露光部と、該潜像の形成された熱現像記録材料を加熱して熱現像を行う熱現像部とを少なくとも備えた熱現像記録装置であって、
    前記露光部に前記熱現像記録材料を供給する機構が、請求項1〜請求項7のいずれか1項記載のフィルムシート枚葉機構からなることを特徴とする熱現像記録装置。
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