JP2006082801A - シートベルト巻き取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートベルトが収容状態にある時に、シートベルト巻き取り装置がロック状態になるのを防止する。
【解決手段】シートベルト巻き取り装置20は、過度の加速度に応答して動作する慣性質量体42を含むELRロック機構と、シートベルトウェビングの引き出し量に応じた回転位置をとる第1のカムディスク110を含むALRロック機構とを有し、両ロック機構は、センサ爪44を、スプールと共に回転可能なラチェットホイールに係合させることによって、シートベルト巻き取り装置20を、シートベルトが引き出されないようにロックすることができる。センサ爪44は、シートベルトウェビングが実質的に完全に巻き取られた時には、シートベルトウェビングの引き出し量に応じた回転位置をとる第2のカムディスク150によってラチェットホイールから離れた位置に保持される。
【選択図】図2

Description

本発明は、ELR機能とALR機能の両方を有しているシートベルト巻き取り装置に関する。
当該技術分野において公知であるように、ELRは、1つまたは2つ以上の慣性ロック機構、より具体的には特許文献1に示しているようなロック機構を通常含んでいる緊急ロック巻き取り装置を意味している。通常のELRシートベルト巻き取り装置は、乗り物検知ロック機構と、ウェブ検知ロック機構の両方を含んでいる。乗り物検知ロック機構とウェブ検知ロック機構は、共通の部品を共用していてもよい。
乗り物検知ロック機構は、巻き取り装置のフレームの側部に対しても巻き取り装置のスプールに対しても回転可能に取り付けられているハウジング部材を含んでいることが多い。このハウジング部材はロックカップと呼ばれている。このハウジング部材は、ボールやスタンディングマンとして形成されている可動の慣性質量体を支持している。この慣性質量体は、限度を超える加速や乗り物の値の限度を超える激しい回転によって動かされ、それによって、巻き取り装置のロックが開始される。ハウジング部材は、慣性質量体と協働するのでセンサ爪とも呼ばれている回転可能に支持された爪を通常含んでいる。センサ爪は、慣性質量体の運動によって非作動位置から作動位置に移動させられる。
この慣性爪は、作動位置において、ラチェットホイールの1つまたは2つ以上の歯に係合する。ラチェットホイールは、スプールの回転軸線を中心に回転するように固定せずに(loosely)支持されており、巻き取り装置のスプールと共に回転可能である。ラチェットホイールは、センサ爪がラチェットホイールに係合することによってスプールに連結され、それによって、ロックカップ部材が、回転するスプールと共に回転する。ロック爪が、ロックカップの、スプールの回転に合わせた回転によって、ロックホイールとも呼ばれる他のラチェットホイールの1つまたは2つ以上の歯に係合する。ロックホイールと、センサ爪と協働するラチェットホイールは同一の部品とすることができる。ロック爪がロックホイールの歯に係合すると、通常のシートベルト巻き取り装置の初期のロックが開始される。
欧州特許出願公開第0228729号明細書 米国特許第5904371号明細書
シートベルトタングが、協働するシートベルトバックルから取外されると、シートベルトウェビングまたはウェビングとも呼ばれる、伸ばされたシートベルトが、通常巻き取りばねによって生じさせられる付勢力に応答して、スプール上に引き込まれる。使用可能な全てのシートベルトウェビングが巻き取りばねによってスプール上に巻き取られ、その結果、シートベルト巻き取り装置は、他の使用サイクルのための準備ができた状態になる。この状態は、シートベルトウェビングが今や収容され、すなわちスプール上に巻き取られているため、収容状態と通常呼ばれる。この動作モードの時、シートベルトウェビングを、ELRロック機構、すなわち乗り物検知ロック機構またはウェブ検知ロック機構によって干渉されることなく自由に延ばし、巻き取ることができるように、ELRロック機構が非作動状態にあるのが望ましく、また非動作状態にある必要があることが多い。シートベルトウェビングが収容位置に動かされている時に、乗り物検知ロック機構が、不注意に好ましくないロック状態になり、それによって、シートベルトをシートベルト巻き取り装置から容易に伸ばすことができなくなることがある。好都合なことに、このような状態は通常一時的なものである。この好ましくない状態は、本発明においては、シートベルトウェビングが収容状態にある時にセンサ爪をラチェットホイールから離れるように変位させて巻き取り装置のこのような不測のロック状態を防止することによって回避される。シートベルト巻き取り装置が、可動のシートバックに取り付けられている場合、この構成によって、シートバックが移動させられた時に、巻き取り装置がロックされるのが防止される。
緊急ロック式シートベルト巻き取り装置がALR機能を含むことも公知である。ALR動作モードの時、乗り物検知ロック機能とウェブ検知ロック機能はバイパスされる。シートベルト巻き取り装置のALR機能は、通常、シートベルトウェビングがチャイルドシートの周りに固定されるときに作動させられる。当該技術分野の当業者に公知のように、頭字語ALRは、自動ロック巻き取り装置を表している。ほとんどの場合、ALR動作モードを作動させるために、シートベルトがチャイルドシートの周りに配置される前に、シートベルトウェビングの、全部ではないにしても大部分が、スプールから手動で引き出され、すなわち伸ばされる。その後、シートベルトは、チャイルドシートの周わりを包囲するように離される。シートベルトウェビングの最後の部分がスプールから伸ばされると、従来技術の巻き取り装置は、自動ロック(ALR)動作モードに入る。
ALR機構は、巻き取り装置のスプールと共に回転して、スプールから取り出されたウェビングの長さを有効に計測できるようにする1つまたは2つ以上のギアを含んでいることが多い。ウェビングがスプールから引き出されると、ALR機構は、巻き取り装置を自動ロック動作モードに入れる機械的な構成になる。特許文献2に記載されているそのようなALR機構の1つによって、シートベルトの最後の部分が伸ばされると、ALR爪がラチェットホイールに係合するように選択的に変位させられる。巻き取り装置の、乗り物検知ロック機構によって行われるようなロックが、ALR爪がラチェットホイールへと変位させられることによって開始される。シートベルト巻き取り装置は、ある長さの、伸ばされたウェビングがスプール上に巻き取られる時には、ALR動作モードにとどまり、ベルトが完全に巻き取られると、ELR動作モードに戻る。
特許文献2におけるALR機構は、ALR爪に係合しないように物理的に保持されている、ばねの力が作用しているレバーを含んでいる。ばねの力が作用している部材は、スプールと共に回転するカムディスクの縁上に付勢されている。実質的に全てのウェビングがスプールから取り出されるのに対応する所定の回数のスプールの回転の後、カムディスクは、ばねの力が作用しているレバーに対してくぼみが現れる位置に回転させられる。その後、ばねの力が作用しているレバーはこのくぼみ内に落ち、ALRレバーの表面に係合して、ALR爪をラチェットホイールの歯に係合させ、シートベルトの巻き取り装置のロックを開始させる。
公知のシートベルト巻き取り装置における前述の問題が、請求項1によるシートベルト巻き取り装置によって克服される。本発明では、他の複数の部品と協働する単一のレバーが、シートベルト巻き取り装置のロックモード(ELR/ALR)の制御に使用されている。シートベルトが巻き取り装置のスプール上に完全に収容されると、レバーは、センサ爪を乗り物の慣性質量体上に変位させてELR動作モードの動作を効果的に阻止する位置に移動させられる。少量のウェビングが伸ばされると、巻き取り装置はELR動作モードに入る。巻き取り装置は、シートベルトウェビングが乗り物の乗員の周りにいくらか伸ばされている通常使用モードの間、ELR動作モードにとどまり、全てのシートベルトが巻き取り装置から引き出されるまでは、ALR動作モードにはならない。
シートベルトは、シートベルトが例えばチャイルドシートの周りに配置される場合に、このように伸ばされる。ELR動作モードの時、レバーはセンサ爪から離されており、センサ爪と、乗り物の慣性質量体は、乗り物の動的な状態に応答して移動できるようになっている。ALR動作モードの時、レバーはセンサ爪を、協働するラチェットホイールに係合させるように変位させている。自動ロックモード(ALR)への切換は、シートベルトウェビングの最後の部分が伸ばされた時にではなく、スプールの、完全に巻き出された状態から引き戻す方向への最初の回転時に行われる。シートベルトウェビングの引き戻しの最初にALR動作モードに入れることによって、センサ爪の負担が、ウェビングが完全に伸ばされたときにALRモードを開始する場合よりも軽減される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1と2は、本発明を組み込んだシートベルト巻き取り装置20を示している。シートベルト巻き取り装置20は、スプール24を公知のように回転可能に支持しているフレーム22を有している。シートベルトウェビング28が、スプール24の周りに巻かれており、スプール24から伸ばし、スプール24上に巻き取ることができる。シートベルト巻き取り装置20は、複数の歯34を有する、ラチェットホイールとしても知られているロックホイール32を有している一次ロック機構30を有している。ロック爪36が1つまたは2つ以上の歯38を有している。ロック爪36は、カムフォロワとして機能するセンサ爪ピン39を含んでいてもよい。
シートベルト巻き取り装置20は、ELR動作モードとALR動作モードを有するデュアルモード巻き取り装置である。当該技術分野において公知であり、また、本明細書と特許請求の範囲において使用するように、ELRは、緊急ロック巻き取り装置を意味する。1つまたは2つ以上のロック機構を通常有しているELRの例が特許文献1に開示されている。当該技術分野において公知であり、また、本明細書と特許請求の範囲において使用するように、ALRは自動ロック巻き取り装置を意味する。シートベルトの最後の部分が伸ばされると、ALR爪をラチェットホイールに係合するように選択的に権威させるALR機構の例が特許文献2に開示されている。
ELR動作モードの時、シートベルト巻き取り装置20は、慣性ロック機構を使用して、ロック爪36にロックホイール32と係合する運動をさせる、巻き取り装置のロックを開始させる。これらの慣性ロック機構は、図2に示しているように、可動の慣性質量体42とセンサ爪44を有している巻き取り装置ロック機構40と概して呼ぶ。センサ爪44は、延びているピン、すなわち突起45を有している。センサ爪44は、協働するレバー130によって、歯48を有する、図1のラチェットホイール46へと、またラチェットホイール46から離れるように移動可能である。ラチェットホイール46は、スプール24と共に回転し、スプール24の一部とすることができる。
乗り物の過度の減速や、乗り物の、横転またはヨー(yaw)の時の大きな変位や、シートベルト巻き取り装置20が取り付けられているシートバックのような面の回転に応答した慣性質量体42の運動によって、慣性質量体42は移動し、回転し、または傾いて、センサ爪44の、隣接した表面44aに係合し、それによって、センサ爪44はラチェットホイール46の歯48に係合するように位置させられる。ラチェットホイール46が、センサ爪44と係合した状態で回転することによって、図2、および図1の破線に示されている、結び付けられたロックカップ60が回転し、それによって、シートベルト巻き取り装置20のロックが開始される。ロックカップ60は、フレーム22またはシートベルト巻き取り装置20の、他の静止した部材に対して、通常、ばねによって付勢されており、フレーム22上のボス、すなわち突起69に対して作用しているそのようなばねが矢印68によって示されている。
シートベルト巻き取り装置20は、ロックカップ60を利用して、バスケット42aまたは公知の他の支持構造によって支持されている慣性質量体42を支持している。バスケット42aはロックカップ60のくぼみ61内に入れられている。バスケット42aは、くぼみ61に固定することができ、または、くぼみ61に対して移動可能にすることができる。センサ爪44がラチェットホイール46に係合することによって、ロックカップ60がラチェットホイール46に、すなわちスプール24に連結され、それによって、ロックカップ60がスプール24と共に、少なくとも、限定されたある角度だけ回転させられる。ロックカップ60の回転によって、ロック爪36がロックホイール32の歯34と係合するように移動させられ、それによって、シートベルト巻き取り装置20のロックの最初の段階が完了する。ロックカップ60は、ロック爪36のカムフォロワ、すなわちセンサ爪ピン39を受け止めるカム66を有していてもよい。ロックリング、すなわちロックカップ60の回転によって、ロック爪36が軸線36aを中心にロックホイール32の歯34と係合するように回転させられる。
シートベルト巻き取り装置20が、トーションバーのようなエネルギー吸収機構を含んでいる場合、シートベルト巻き取り装置20が最初にロックされた後、トーションバーがねじれるにつれて制御された仕方で、スプール24は回転可能であり、シートベルトウェビング28をスプール24から伸ばすことができる。シートベルト巻き取り装置20は、ウェブ、すなわちシートベルトウェビング28がシートベルト巻き取り装置20から過大な速度で伸ばされるのに応答して、シートベルト巻き取り装置20のロックを開始させるウェブセンサ(不図示)を含んでいてもよい。このウェブセンサは、特許文献1,2に示されているように、ロックカップ60内に収容されている。ウェブ検知ロック機構が作動することによっても、ロックカップ60がスプール24と連結され、それによって、同様にロック爪36とロックホイール32が係合させられる。
シートベルト巻き取り装置20は、全てのシートベルトウェビング28がスプール24上に引き戻された時、すなわち収容状態の時、または、シートベルトウェビング28がチャイルドシートの周りに配置されるのと結び付いて生じるALR動作モードの時を除いて、常にELR動作モードのままである。
本発明のALRロック機構80は、当該技術分野において公知の多くの部品を利用している。これらの公知の部品には、図2と3の両方に示している、リングギア79、中心ギア、すなわち偏心ギア90、可動ギア、すなわちウォブルギア100、およびカムディスク110が含まれている。リングギア79は、複数の歯82を有しており、本発明の好ましい実施形態では、ロックカップ60の表面上に一体に形成されている。中心の偏心ギア90は、スプール24に固定されており、スプール24と共に回転可能である。スプール24は、ロックカップ60の開口62を通って延び、中心ギア、すなわち偏心ギア90の背面の穴内に入れられており、それによって中心ギア、すなわち偏心ギア90をスプール24と共に回転可能にしている、図1と3に示している突出軸、すなわち突起27を有している。中心ギア、すなわち偏心ギア90は、可動のウォブルギア100の開口102内に入れられている偏心した外側表面92と、開口62と同軸で、カムディスク110の開口112内に入れられている隆起面94を有している。
可動のウォブルギア100は、中心に位置している開口102と、リングギア79の歯82と噛み合う複数の歯104を有している。中心ギア、すなわち偏心ギア90がスプール24と共に回転すると、可動ギア、すなわちウォブルギア100は回転し、リングギア79に沿って周回する。可動ギア、すなわちウォブルギア100は、直立したピン、すなわち突起106をさらに有している。
カムディスク110は、カム面114を形成している同心の外側表面を有している。カム面114は、少なくとも1つの大きい凹部116と、任意の浅く小さい凹部116aを有している。カムディスク110は、可動ギア、すなわちウォブルギア100の突起106が入れられた円弧状スロット118を有している。シートベルト巻き取り装置20は、レバー130が凹部116内に完全に入ることができるようにされた時に、ALR動作モードに入る。
従来技術のALR機構が図3と4に示されている。従来技術のALR機構は、カムフォロワ232として機能し、また、特許文献2の爪80のようなALR爪234を作動させてALR動作モードを開始させるのに使用される、特許文献2に開示されている部材102のような、ばねが作用しているレバー230を有している。本発明は、前述の機能が組み込まれており、従来技術と比較して新規な機能も組み込まれている、ばねが作用しているレバー130を有している。レバー130は、カムフォロワ132として機能する公知の種類の突起を有している。カムフォロワ132は、矢印によって示す場合もある付勢ばね130aによってカム面114に接するように付勢されている。
従来技術のALR機構は、実質的に全てのシートベルトウェビング28がスプール24から伸ばされると作動させられる。図3と4は、従来技術のシートベルト巻き取り装置の動作を示しており、シートベルト巻き取り装置20のいくつかの部品を示す目的で使用している。全てのシートベルトウェビング28がスプール24の周りに巻き取られている状態の、従来技術のALR機構では、ALR機構の様々な部品が図3に示しているような配置になっている。カムフォロワ232は、小さい凹部116a内に位置しており、それによって、第1のカムディスク110の早すぎる回転が防止されている。シートベルトウェビング28がスプール24から引き出されるにつれて、スプール24が回転し、それによって、中心ギア、すなわち偏心ギア90が回転させられ、可動ギア、すなわちウォブルギア100が動かされ、突起106が回転させられ、リングギア79に沿って周回させられ、突起106が第1のカムディスク110の円弧状スロット118内を移動させられる。シートベルトウェビング28がスプール24からさらに伸ばされるにつれて、突起106が十分な距離を移動してスロット118の端部120(図4参照)に接触し、カムディスク110が可動ギア、すなわちウォブルギア100と共に回転させられる。
従来技術のギア機構は、シートベルトウェビング28が実質的に全てスプール24から引き出された時に、第1のカムディスク110の凹部116がカムフォロワ232の所に位置し、それによって、カムフォロワ232が凹部116内に押し込まれるように構成されている。この動作は、本発明では、第2のカムディスク150を採用しているため発生しない。その後、レバー230は、ALR爪234をラチェットホイール46の歯48と係合するように持ち上げてALR動作モードを開始させ、これは、シートベルトウェビング28が全てまたは実質的に全て引き出されたときに開始される。従来技術のシートベルト巻き取り装置は、シートベルトウェビング28が完全に引き戻されるまでこの動作モードにとどまる。従来技術のALR機構では、シートベルトウェビング28が引き戻されるにつれて、中心ギア、すなわち偏心ギア90が反対に回転し、それによって、可動ギア、すなわちウォブルギア100と突起106が前の動作とは反対方向に移動する。シートベルトウェビング28が引き戻されるにつれて、突起106は、スロット118の、反対側の端部122に係合して、第1のカムディスク110を反対方向(図3における反時計方向)に押す。これによって、カムフォロワ232がスロット、すなわち凹部116の傾斜面124を上らされ、カム面114の外側の表面上に戻される。この動作によって、レバー230がALR爪234から離され、ALR動作モードが終了させられる。
本発明に戻り、図2と5を再び参照する。ロックカップ60は、リングギア79を中心に一様に配置され、ロックカップ60の開口62と同心の、弾性を有し、内側に向けられた柔軟な複数のタブ64を含んでいる。カム面114はこれらのタブ64内に受け止められており、それによって、カムディスク110は、開口62ともスプール24の回転軸線とも同心に配置されている。各タブ64は、立ち上がっている壁部分64aも、内側に向かって延びている壁部分64bも有している。カム面114は立ち上がっている壁部分64aの内壁に接し支えられて回転し、一方、カムディスク110の外側の縁がロックカップ60とリングギア79から離れるように移動するのが、内側に向いている壁部分64bによって阻止されている。
本発明のALR機構は、ALR動作モードが、シートベルトウェビング28が完全に伸ばされた後スプール24の巻き取り時に開始されるように、ALR動作モードの開始の制御を支援する第2のカムディスク150をさらに含んでいる。第2のカムディスク150もレバー130と協働して、センサ爪44に、制御された変位を行わせ、シートベルトウェビング28がスプール24に完全に、またはほぼ完全に引き戻された時に、慣性質量体42に安定させる力を作用させて、振動と騒音を防止する。カムディスク150は、ELR動作モードを実現できるように、レバー130が中間位置をとるのも可能にしている。
第2のカムディスク150は内側の、薄いリム153を有する、円形の環状壁152を有している。リム153は、第1のカムディスク110によって回転可能に支持されている。第1のカムディスク110は、タブ64と構造が類似した、内側に向けられた複数のタブ156を有している。タブ156は、カムディスク110の表面から離れるように延びている第1の壁部分158aと、外側に向けられた壁部分158bを有している。環状壁152が壁部分158aの内面によって半径方向に安定させられており、一方、リム153が、したがって第2のカムディスク150が壁部分158bによって保持されている。第2のカムディスク150は、可動ギア、すなわちウォブルギア100の突起106を緩く受け止める開口162を有する、内側に向けられたソケット160をさらに含んでいる。第2のカムディスク150は、ソケット160と概ね反対側に位置している第1の突出部、すなわちカム面164と、第2の突出部、すなわちカム面166を有している。
シートベルトウェビング28が、完全に収容された状態から完全に伸ばされた状態へと、スプール24から伸ばされるにつれて、ウォブルギア100の突起106は、スプール24の軸線と同一線上の軸線を中心とした円に概ね沿って周回し、同時に、より高い周波数でその円を中心に回転し、すなわち振動し、その運動は、スロット118内に制限されている。ALRロック機構80はスロット118によってある程度空動きする余裕を与えられており、すなわち、突起106がスロット118の端部を押していない時には、第1のカムディスク110は動くことがない。第1のカムディスク110は、突起106によって、シートベルトウェビング28の引き出し中には図6の時計方向に、シートベルトウェビング28の引き戻し中には反時計方向に直接回転させられる。突起106、すなわちピンは、前述のように移動するにつれて、第2のカムディスク150のソケット160の開口162内でも回転し、第2のカムディスク150をピン、すなわち突起106と共に移動させる。第2のカムディスク150は、ウォブルギア100の回転に概ね従って反時計方向と時計方向に回転する。
図6は、シートベルトウェビング28がシートベルト巻き取り装置20のスプール24上に完全に巻き取られて収容位置にある時の、ロック用部品の位置を示している。この状態では、ELRロック機構が、使用を阻止されている。この状態では、カムフォロワ132がカム面166によって第1のカムディスク110のカム面114から離されている。カムフォロワ132はカム面166によってスプール24の中心から比較的長い距離離れるように移動させられている。
シートベルトウェビング28がシートベルト巻き取り装置20から伸ばされるにつれて、スプール24が(図6の)時計方向に回転し、ギア機構の様々な部品が同様に回転する。シートベルトウェビング28が引き出されるにつれて、ウォブルギア100が突起106とソケット160を介して第2のカムディスク150を時計方向に回転させる(第2のカムディスク150上の矢印を参照)。第1のカムディスク110は、突起106、すなわちピンがスロット118の端部122から離れて自由領域に移動する時、最初の位置に概ねとどまる。シートベルトウェビング28がわずかに伸ばされた後、第2のカムディスク150は、突起、すなわちピン106によって、カムフォロワ132が第1のカムディスク110のカム面114上に落ちることできるようになるのに十分に時計方向に移動させられる。この動作モードの時、カムフォロワ132は、カム面114まで内側に移動し、それによって、レバー130の端部140がセンサ爪44のピン、すなわち突起45から離れるように移動させられる。この動作によって、シートベルト巻き取り装置20はELR動作モードに入ることができ、それを図6Aに示している。図6Aは、シートベルトウェビング28が、設定可能な量だけ引き出された時の、ロック用部品によって実現される位置を示しており、この時、ELR動作モードは作動しているが、ALRモードは作動していない。
図5において、レバー130はロックカップ60に回転可能に取り付けられている。ロックカップ60は、図6、6a、7、および8には示していない。ロックカップ60の一部であり、レバー130を回転可能に支持しているピン60aだけを示している。
図7は、ALR動作モードの作動の直前に、実質的に全てのシートベルトウェビング28がスプール24から引き出された状態での、ロック用部品によって実現される位置を示している。第2のカムディスク150は、図7に示しているように全てのシートベルトウェビング28が引き出されるほぼ直前に、第1のカムディスク110のスロット、すなわち凹部116の上方に位置するように構成されている。突出部、すなわちカム面164がスロット、すなわち凹部116の上方に位置していることによって、レバー130のカムフォロワ132がスロット、すなわち凹部116内に入るのが阻止されている。これによって、シートベルト巻き取り装置20が、従来技術によって教示されるように、シートベルトウェビング28が完全に引き出された時にALR動作モードに入るのが阻止されている。カム面164の、半径方向の大きさは重要ではなく、阻止面として働く限り、カム面114の、半径方向の大きさと同じにし、わずかに小さくし、またはわずかに大きくすることができる。伸ばされた状態の時にシートベルトウェビング28を緩めたり、シートベルトウェビング28を保持している力を弱くしたりすると、シートベルトウェビング28は、巻き取りばね29(図1参照)の動作によってスプール24上に巻き取られ始める。スプール24の回転方向の変化によって、中心の偏心ギア90は反対方向に回転させられ、可動のウォブルギア100も反対方向(図7における反時計方向)に移動させられる。この動作によって、突起106、すなわちピンがスロット118の端部120から離れるように動かされ、それによって、第2のカムディスク150は、シートベルトウェビング28が伸ばされている時の動きとは反対の反時計方向に回転させられる。
図8は、ALR動作の開始時のさまざまなロック用部品の位置を示している。カムディスク150が、設定可能な量だけ回転すると、カムフォロワ132は突出部、すなわちカム面166の縁170上をスライドして、溝、すなわち凹部116に入ることができ、この動作によってレバー130は内側に移動することができる。レバー130が内側に移動することによって、センサ爪44のピン、すなわち突起45が持ち上げられ、センサ爪44がラチェットギア、すなわちラチェットホイール46の歯48に係合するように動かされ、スプール24がシートベルトウェビング28の巻き取り方向に回転すると、今やALR動作モードが開始される。
スプール24が巻き取り方向に回転すると、第2のカムディスク150が、突起106によって、突起106の移動と同期して移動させられ続ける。設定可能な量のシートベルトウェビング28がスプール24上に巻き取られた後、突起106は最終的にスロット118の端部122に係合し、それによってカムディスク110に再び係合する。その後、第1のカムディスク110は、図6に示している完全に巻き取られたスプール24に対応する最初の位置に戻されて、サイクルが完了し、突出部、すなわちカム面166がカムフォロワ132の下に配置され、それによってレバー130が下方に、カム面114から離れるように(図6の)外側に、すなわち(図2の)反時計方向に変位させられる。
レバー130が、第2のカムディスク150の突出部、すなわちカム面166との接触によって外側に押されると、センサ爪44のピン、すなわち突起45は、表面によって下方に変位させられ、センサ爪44は慣性質量体42の上部上に保持される。レバー130は、開口138を形成している輪136を有する遠方端部134を有している。センサ爪44のピン、すなわち突起45は、輪136の開口138内に入れられている。第1の係合面が輪136の一端部140によって形成されており、第2の係合面が輪136の反対の端部142によって形成されている。レバー130が溝、すなわち凹部116内に移動すると、ピン45が第2の係合面、すなわち端部142によって持ち上げられ、したがって、センサ爪44がラチェットホイール46と係合させられて、図8に示しているようにALR動作モードが開始される。図6に示しているように、シートベルトウェビング28がスプール24に戻されると、ピン、すなわち45が、したがってセンサ爪44が係合面、すなわち端部140によって、下方へと慣性質量体42上に移動させられる。これによって、巻き取り装置ロック機構40は、シートベルト巻き取り装置20の物理的な向きにかかわらず、収容位置において作動させられるのを阻止される。レバー130は、センサ爪44を移動させることによって、ALR動作モードの開始を支援し、また、センサ爪44の動きを阻止することによって、ELR動作モードの阻止も行う。
本発明を組み込んだシートベルト巻き取り装置を示す図である。 本発明を組み込んだELRロック機構とALRロック機構の分解斜視図である。 シートベルトウェビングがスプール上に収容された状態の、従来技術のシートベルト巻き取り装置に使用されているロック機構を示す図である。 シートベルトウェビングが完全に伸ばされた状態の、従来技術のシートベルト巻き取り装置に使用されているロック機構を示す図である。 ロックカップの斜視図である。 シートベルトが巻き取り装置のスプール上に完全に巻き取られて収容位置にある時の、ロック用部品を示す図である。 ELR動作モードが作動するのに十分なシートベルトが引き出された時の、ロック用部品を示す図である。 ALR動作モードの作動直前の、実質的に全てのシートベルトがスプールから引き出された状態の、ロック用部品を示す図である。 様々なロック用部品の、ALR動作の開示時の位置を示す図である。
符号の説明
20 シートベルト巻き取り装置
22 フレーム
24 スプール
27,45,69,106 突起
28 シートベルトウェビング
29 巻き取りばね
30 一次ロック機構
32 ロックホイール
34,38,48,82,104 歯
36 ロック爪
36a 軸線
39 センサ爪ピン
40 巻き取り装置ロック機構
42 慣性質量体
42a バスケット
44 センサ爪
44a 表面
46 ラチェットホイール
60 ロックカップ
60a ピン
61 くぼみ
62,102,112,138,162 開口
64,156 タブ
64a,64b,158a,158b 壁部分
66 カム
68 ばね
79 リングギア
80 ALRロック機構
90 偏心ギア
92 外側表面
94 隆起面
100 ウォブルギア
110,150 カムディスク
114,164,166 カム面
116,116a 凹部
118 円弧状スロット
120,122,140,142 端部
124 傾斜面
130,230 レバー
130a 付勢ばね
132,232 カムフォロワ
134 遠方端部
136 輪
152 環状壁
153 リム
160 ソケット
170 縁
234 ALR爪

Claims (10)

  1. ELR動作モード、ALR動作モード、および収容動作モードの、3つの動作モードを有し、ELR機構とALR機構を有しているシートベルト巻き取り装置であって、
    前記ELR機構は、
    ロックカップ(60)によって支持されている慣性質量体(42)と、該慣性質量体(42)によって、乗り物の、過大なレベルの減速に応答して、前記シートベルト巻き取り装置(20)のスプール(24)と共に動くことができるラチェットホイール(46)に係合するように動かすことができるセンサ爪(44)と、を有する巻き取り装置ロック機構(40)を有し、
    前記センサ爪(44)は、カムフォロワ(132)を有するレバー(130)によって、前記ラチェットホイール(46)に対して係合したり、離れたりするように移動可能であり、
    前記シートベルト巻き取り装置(20)は、前記センサ爪(44)が前記ラチェットホイール(46)に係合すると、前記ロックカップ(60)が移動してロック爪をロックホイールに係合させ、それによって、前記スプール(24)が巻き出し方向にさらに回転してベルトが引き出されるのが阻止されるように構成されており、
    前記ALR機構は、
    前記ロックカップ(60)上に形成されたリングギア(79)と、
    前記スプール(24)と共に回転可能であり、前記リングギア(79)の歯(82)と噛み合わされるウォブルギア(100)内に入れられている外側の表面(92)を有する偏心ギア(90)を有し、
    前記ウォブルギア(100)は一緒に動くことができる突起(106)を有しており、前記ウォブルギア(100)と前記突起(106)は、前記スプール(24)に応じて、または前記シートベルト巻き取り装置(20)の軸に応じて、前記前記リングギア(79)に対して回転および周回するように構成されており、
    軸線と同心の、外側のカム面(114)を有する第1のカムディスク(110)であって、外側の前記カム面(114)は凹部(116)を有しており、前記カム面(114)は、柔軟な複数のタブ(64)によってロックカップ(60)に回転可能に保持されており、前記第1のカムディスク(110)は前記突起(106)が移動可能に入れられた円弧状スロット(118)を有しており、前記円弧状スロット(118)は前記突起(106)と間欠的に係合する両端部(120、122)を有しており、前記第1のカムディスク(110)は、前記突起(106)が前記円弧状スロット(118)の前記端部の一方(120)に接触した時に前記突起(106)と共に第1の方向に回転可能であり、前記突起(106)が前記円弧状スロット(118)の前記端部の他方(122)に接触した時に前記突起(106)と共に反対の第2の方向に回転可能であり、前記レバー(130)は付勢ばね(130a)によって外側の前記カム面(114)に向かって付勢されている、第1のカムディスク(110)と、
    前記ロックカップ(60)と前記リングギア(79)に対しても、前記第1のカムディスク(110)と前記ウォブルギア(100)に対しても回転可能な第2のカムディスク(150)であって、該第2のカムディスク(150)は前記カムフォロワ(132)が前記凹部(116)に入るのを選択的に禁止するように選択的に回転可能であり、前記第2のカムディスク(150)は前記突起(106)を緩く受け止めるソケット(160)を含んでおり、前記第2のカムディスク(150)は前記突起(106)と共に回転可能であり、前記第2のカムディスク(150)は前記ソケット(160)の位置の概ね反対側の、外側に延びている第1のカム面(164)と、該第1のカム面(164)と前記ソケット(160)の間に位置し外側に向けられている第2のカム面(166)をさらに有している、第2のカムディスク(150)と、
    を有しており、
    複数の上記の部品は、前記ウォブルギア(100)が、前記スプール(24)の周りに受け止められたベルトが、完全に収容された状態から完全に伸ばされた状態へと伸ばされるにつれて、前記リングギア(79)の周りをベルト巻き取り方向に動くことができるように構成されており、前記第1のカムディスク(110)は、前記突起(106)が前記スロットの前記端部の一方(120)または他方(122)のいずれかを押すまで、非回転状態に保持され、前記第2のカムディスク(150)は前記突起(106)の移動と共に回転可能であり、
    前記部品は、実質的に全ての前記ベルトが前記スプール(24)上にある前記収容動作モードの時に、前記第2のカム面(166)が前記凹部(116)上に位置して前記カムフォロワ(132)を前記第1のカムディスク(110)の前記カム面(114)から離すように構成されている、
    シートベルト巻き取り装置。
  2. 前記第1のカムディスク(110)は、前記第2のカムディスク(150)を回転可能に支持する、内側に向けられた複数のタブ(156)を含んでいる、請求項1に記載のシートベルト巻き取り装置。
  3. 前記ソケット(160)は前記突起(106)に対してオーバーサイズになっている、請求項1に記載のシートベルト巻き取り装置。
  4. 前記第2のカムディスク(150)は、該第2のカムディスク(150)が動いた時に、前記カムフォロワ(132)を半径方向外側に押して前記第2のカム面(166)上に位置させる遷移面を有している、請求項1に記載のシートベルト巻き取り装置。
  5. 前記レバー(130)は前記カムフォロワ(132)の一方の側に位置するピボットを中心にピボット運動可能であり、前記レバー(130)は前記カムフォロワ(132)の他方の側に位置する端部または表面(140)をさらに有しており、前記センサ爪(44)はセンサ爪ピン(45)をさらに含んでおり、前記収容動作モードの時に、前記センサ爪ピン(45)と前記センサ爪(44)は前記端部または表面(140)によって前記ラチェットホイール(46)との係合から外れるように回転させられ、それによって、前記センサ爪(44)は前記慣性質量体(42)に圧力を加えて前記シートベルト巻き取り装置(20)が前記ELR動作モードに入るのを禁止している、請求項1に記載のシートベルト巻き取り装置。
  6. 前記シートベルト巻き取り装置(20)は、前記ベルトが前記収容状態からさらに伸ばされることによって、前記ウォブルギア(100)がベルト巻き取り方向に回転させられて前記第2のカムディスク(150)を、前記第1のカムディスク(110)に対して同一方向へ回転させて前記凹部(116)を露出させ、前記カムフォロワ(132)から離し、それによって、前記カムフォロワ(132)が前記第1のカムディスク(110)の前記カム面(114)に係合できるようにし、そのような係合によって、前記レバー(130)の前記端部(140)が前記センサ爪ピン(45)から離されて、前記慣性質量体(42)と前記センサ爪(44)が自由になるように構成されている、請求項5に記載のシートベルト巻き取り装置。
  7. 前記第2のカムディスク(150)は、前記突起によって動かされて、全ての前記ベルトが前記シートベルト巻き取り装置(20)から引き出される直前に、前記凹部(116)の前に位置させられ、それによって、前記カムフォロワ(132)が前記凹部(116)に入って、前記ALR動作モードが開始されるのが阻止されるように構成されている、請求項1に記載のシートベルト巻き取り装置。
  8. 前記第2のカムディスク(150)の前記第2のカム面(166)は、全ての前記ベルトが前記シートベルト巻き取り装置(20)から引き出される直前に、前記凹部(116)を閉じるように位置させられる、請求項7に記載のシートベルト巻き取り装置。
  9. 前記第2のカムディスク(150)の前記第1のカム面(164)は、前記第2のカムディスク(150)の前記第2のカム面(166)の半径よりも長い半径の位置にある、請求項8に記載のシートベルト巻き取り装置。
  10. 前記スプール(24)の、前記ベルト巻き取り方向への動きによって、前記第2のカムディスク(150)は前記ベルト巻き取り方向に動かされて前記凹部(116)を露出させ、前記レバー(130)が前記凹部(116)内に入れるようにし、前記センサ爪ピン(45)を前記ラチェットホイール(46)に係合させて、前記ALR動作モードを開始させ、前記シートベルト巻き取り装置(20)は、前記ベルトが前記スプール(24)上に再び巻かれて前記収容動作モードが開始されるまで前記ALR動作モードにとどまるように構成されている、請求項8に記載のシートベルト巻き取り装置。
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