JP2006082385A - クリップ取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作性が良好で、組み立てが容易にできるキャップ取付構造を提供する。
【解決手段】 クリップ20が取り付けられる外軸筒12は、外周面に開口12aが形成されており、その内部には、弾性変位可能な弾性片部18bを有するクリップスプリング18が固定的に配設される。クリップ20は、外軸筒12の外側に配設されるクリップ本体20aと、外軸筒12に形成された開口12aから外軸筒12内に進入する基部20bと、を備えており、クリップ20の基部20bは、外軸筒12内において、クリップスプリング18の弾性片部18bの受け部18cに弾接した状態で、クリップスプリング18によって抜け止めされることで、クリップ20が外軸筒12に取り付けられ、クリップ20は、弾性片部18bを変位させることにより、外軸筒12に対して揺動可能となっている。
【選択図】 図1B

Description

本発明は、筆記具や化粧具等の被取付部材にクリップが取り付けられるクリップ取付構造に関する。
従来、この種のクリップ取付構造としては、例えば特許文献1または2に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載されたものは、弾性に富んだ金属からなるクリップの裏側に軸筒やキャップなどの被取付筒に穿設された取付孔の内寸に等しい差し込み部を形成し、先端部分が被取付筒の中心方向に向けて屈曲された舌片を差し込み部から連設し、クリップ裏側の頂部とクリップ裏側の玉を被取付筒の表面に圧接させて、舌片を取付孔より先端側の被取付筒の内面に圧接させている。組立の際に舌片の先端縁が取付孔の端縁に衝合しないようにして、容易に取り付けすることができるようにしている。
特許文献2に記載されたものは、内キャップにクリップが取り付けられており、内キャップが案内部を有し、クリップは案内部に沿ってクリップ用ばねのバネ力に逆らって変位可能に配置されており、内キャップは外キャップによって囲繞されている。これにより、クリップは、クリップ用ばねのバネ力に逆らって内キャップに対して斜めに離反する方向へと変位することができ、また、クリップの力を解除すれば、クリップ用ばねのバネ力によって元の位置へと戻ることができるようになっている。
実開平5−2993号公報 特開平4−288297号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のものでは、クリップ自身の持つ弾性によってのみクリップのバネ性を持たせているので、クリップで物を挟むためにクリップを本体に対して揺動させる際に、かなりの力を要し、大きく揺動をさせることは困難であるという問題がある。
一方の上記特許文献2に記載のものでは、クリップ用ばねにより弾性力を得ているので、操作性が特許文献1よりは優れていると推測されるが、構成が複雑であり、部品点数が多く組み立てが容易でない、という問題がある。
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、操作性が良好で、組み立てが容易にできるキャップ取付構造を提供することをその目的とする。
上記目的を達成するために本発明のうち請求項1記載の発明は、被取付部材に揺動可能なクリップを取り付けるクリップ取付構造において、
被取付部材の外周面に開口が形成されており、被取付部材の内部には弾性変位可能な弾性片部を有するクリップスプリングが固定的に配設され、
クリップは、被取付部材の外側に配設されるクリップ本体と、被取付部材内にその開口から進入する基部と、を備えており、
前記クリップの基部は、前記被取付部材内において、クリップスプリングの弾性片部に弾接した状態で、クリップスプリングによって抜け止めされることで、クリップが被取付部材に取り付けられ、
クリップは、該弾性片部を変位させることにより、被取付部材に対して揺動可能であることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の前記クリップの基部が、クリップスプリングによって挟み付けられることによって抜け止めされることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の前記クリップの基部が、クリップスプリングの一部位と噛み合う噛み合い部と、弾性片部の端面部に当接するストッパー部とを有しており、クリップの基部は、取付時に、弾性片部を押圧しながら被取付部材内に進入し、クリップスプリングの一部位に噛み合うべく移動した際に、ストッパー部が弾性片部の端面部に当接することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の前記クリップの基部が、被取付部材内において、単独でまたはその他の部材と共にループ部を構成し、該ループ部内に前記弾性片部が挿入することによって抜け止めされることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の前記弾性片部の先端が折り返されており、該折り返された部分が、前記ループ部内に挿入されることを特徴とする。
本発明によれば、クリップを被取付部材内に挿入する際にクリップスプリングによって抜け止めさせる。これによって、クリップを被取付部材に取り付けることができるようになる。クリップをクリップスプリングによって抜け止めさせているために、少ない部品点数でクリップを取り付けることができ、その組み立て作業も簡単にすることができる。また、クリップはクリップスプリングの弾性片部に弾接しているために、その弾性を利用して揺動することができる。クリップ自身に大きなバネ性を持たせなくとも、クリップのバネ性良く、簡単に揺動させることができる。
請求項2記載の発明によれば、クリップの基部をクリップスプリングによって挟み付けるだけで抜け止めを行っているので、簡単にクリップを被取付部材に取り付けることができる。
請求項3記載の発明によれば、取付時に、クリップの基部が弾性片部を押圧しながら被取付部材内に進入し、さらに、クリップが移動して、基部のストッパー部が弾性片部の端縁部に当接すると、クリップが反対方向に移動することができなくなる。よって、クリップの基部のクリップスプリングとの噛み合いを解除することができなくなるために、クリップを簡単に取り付けることができると共に、一度取り付けると、簡単に取り外すことはできなくなる。
請求項4記載の発明によれば、クリップの基部が構成するループ部に、弾性片部が挿入することで抜け止めを行っているので、簡単にクリップを被取付部材に取り付けることができる。
請求項5記載の発明によれば、クリップが揺動すると弾性片部の折り返し部分が変位するが、折り返し部であるために弾性力及び剛性が高く、そのため、クリップスプリングの耐久性及びクリップの高い復元力を持たせることができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るクリップ構造が適用される筆記具の全体図である。図において、10はクリップが取り付けられる製品であり、この例では、筆記具であるが、化粧具その他の任意の製品とすることができる。製品10は、詳細には、被取付部材としての外軸筒12と、内軸筒14と、尾栓16と、さらに、内軸筒14を含みまたは内軸筒14とは別に構成される機能部と、を備える。機能部は、製品10の本来の機能を果たすために必要な部分または機構であり、例えば、筆記体または塗布部を繰出すための機構や、筆記体の先端を保護する部分等が該当するが、本発明の要旨ではないので、詳細説明は省略するが、任意の部分または機構とすることができる。
外軸筒12に取り付けられるクリップ20は、図2に示したように、外軸筒12の外周面に沿って伸びて全体的に逆U字形状の横断面形状を有するクリップ本体部20aと、外軸筒12内に進入する一対の基部20bとを備える。クリップ本体部20aの先端と外軸筒12との間で書類や衣類等を挟付け可能となっている。基部20bは、クリップ本体部20aの後端から外軸筒12の方へと伸びており、その前方に面して開口する切欠20cが形成され、さらに、切欠20cと反対側の後方に面して小さなストッパー段部20dが形成されている。切欠20cは、後述の噛み合い部として機能する。
外軸筒12には、その周面に、前記クリップ20の基部20bが挿通する一対のスリット状の開口12a、12aが形成されている(図5B参照)。
内軸筒14には、図3A,Bに示したように、その周面に開口14aが形成されており、その開口14aに隣接して環状溝14bが形成されている。開口14aの前端には、開口14aから連続する一対の切込み14cが形成されている。
内軸筒14の環状溝14bには、クリップスプリング18が嵌め込まれて固定される。クリップスプリング18は、図4A〜Dに示したように、環状溝14bに嵌め込まれるリング部18aと、リング部18aの一部位から後方へと伸びる弾性片部18bとを有している。リング部18aには、スリット18dが形成されている。また、弾性片部18bの後部には、その両側面から周方向に張り出した受け部18cが形成されている。弾性片部18bは、図4Cに示したように、径方向に弾性変位することが可能となっている。
内軸筒14の後内部には、尾栓16がねじ込まれる。尾栓16と内軸筒14とは、外軸筒12の後端面を跨り、連結されることにより、両者は外軸筒12に固定される。
以上の部品から構成されるクリップ取付構造のクリップ取付手順について図5及び図6を参照しながら、説明する。
はじめに、内軸筒14の環状溝14bに、クリップスプリング18のリング部18aを嵌め込む(図5A)。このときには、スリット18dを適宜拡張して嵌め入れることができる。
次に、一体になった内軸筒14とクリップスプリング18とを外軸筒12内に外軸筒12の前方から挿入し、また、尾栓16を外軸筒12の後方から挿入して、内軸筒14に螺着する。このとき、外軸筒12のスリット状の開口12a、12aと、内軸筒14の開口14aとを互いに整合する位置に配置する。この状態で、クリップ20の各基部20bを対応する外軸筒12のスリット状の開口12aに挿入する。基部20bは、外軸筒12内且つ内軸筒14の開口14a内において、クリップスプリング18の弾性片部18bの両側で、且つ受け部18cとリング部18aとの間の空間内へと進入していく。
図6A〜図6Cは、分かりやすくするために外軸筒12を省略した外軸筒12内の断面図である。基部20bの進入と共に基部20bは、受け部18cに上方から当接し、受け部18cを下方へと押し下げる(図6A)。さらに基部20bを押して、切欠20cがほぼ外軸筒12内に挿入された所で、図6B中、左側へクリップ20を移動させると、切欠20c内に、相対的にクリップスプリング18のリング部18a及び図示しない外軸筒12が進入する。尚、このとき、基部20bの切欠20cよりも下方部分は、開口14aの切込み14c内へと進入している。
また、同時に、ストッパー段部20dが受け部18cの上を通り過ぎるので、受け部18cは弾性片部18bの弾性力によって若干上方へと戻り、ストッパー段部20dが受け部18cの端部と当接し、両者が係止する。
以上のようにして簡単な組み立て手順でクリップ20を被取付部材10に取り付けることができる。クリップ20は、取り付けられた状態で、その切欠20cがクリップスプリング18のリング部18aと外軸筒12と噛み合っており、且つストッパー段部20dがクリップスプリング18の受け部18cに係止している。切欠20cとクリップスプリング18及び外軸筒12との噛み合いを解除するべく、クリップ20を後方へと戻そうとしても、ストッパー段部20dと受け部18cとの係止により、クリップ20は後退することができない。言い換えれば、クリップ20の基部20bは、クリップスプリング18のリング部18aと受け部18cに挟み付けられている。そのため、一度クリップ20を取り付けると、簡単には取り外すことができないようになっている。また、クリップ20の基部20bは、弾性片部18bの受け部18cに弾接する。
このようにして取り付けられたクリップ20を、図1B及び図1Cに示したように、クリップ20と外軸筒12との間に物を挟むために揺動させると、クリップ20は切欠20cを支点として回転し、このときに、基部20bが受け部18cを押圧して、弾性片部18bを外軸筒12内へと押し付けるために、弾性片部18bが変形する。また、クリップ20への力を解除すると、弾性片部18bの復元力により元の状態に復元する。
このように、クリップスプリング18の弾性片部18bのバネ力を利用して、クリップ20の揺動をさせることができるために、クリップ20自体の弾性力は主として利用しなくてよく、操作性の良いものとなっている。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2実施形態に係るクリップ構造が適用される筆記具の全体図である。第1実施形態と同様の部材は同一の符号を用いてその説明を省略する。
図において、10はクリップが取り付けられる製品であり、製品10は、詳細には、被取付部材としての外軸筒22と、内軸筒24と、尾栓26と、さらに、内軸筒24を含みまたは内軸筒24とは別に構成される機能部と、を備える。
外軸筒22に取り付けられるクリップ30は、図8に示したように、外軸筒22の外周面に沿って伸びて全体的に逆U字形状の横断面形状を有するクリップ本体部30aと、外軸筒22内に進入する一対の基部30bとを備える。クリップ本体部30aの先端と外軸筒22との間で書類や衣類等を挟付け可能となっている。一対の基部30bは、クリップ本体部30aの後端から外軸筒22の方へと伸びており、その先端は、互いの方に向ってほぼ直角に屈曲した屈曲部30cを有している。
外軸筒22には、その周面に、前記クリップ30の基部30bが挿通する一対のスリット状の開口22a、22aが形成されている(図11A参照)。
内軸筒24には、図9A,Bに示したように、その後端部の周面に後方へと連通した開口24aが形成されており、その開口24aに隣接して周方向に伸びる周溝24bが形成されている。周溝24bは、第1実施形態のように、一周に渡って伸びる環状溝でも良いが、この例では、約半周に渡って伸びる周溝となっている。
この内軸筒24の周溝24bには、クリップスプリング28が嵌め込まれて固定される。クリップスプリング28は、図10に示したように、周溝24bに嵌め込まれる半リング部28aと、半リング部28aの一部位から切込みに挟まれて後方へと伸びる弾性片部28bとを有している。また、弾性片部28bは、自然状態で適宜屈曲しており、その屈曲程度を弾性変更させることができるようになっている。
内軸筒24の後内部には、尾栓26がねじ込まれる。尾栓26と内軸筒24とは、外軸筒22の後端面を跨り、連結されることにより、両者は外軸筒22に固定される。
以上の部品から構成されるクリップ取付構造のクリップ取付手順について図11A〜Cを参照しながら、説明する。
はじめに、内軸筒24の周溝24bに、クリップスプリング28の半リング部28aを嵌め込む。このとき、半リング部28aは、約180度の半リングであるため、簡単に嵌め入れることができる。
一方、クリップ30の各基部30bを対応する外軸筒22のスリット状の開口22a、22aに挿入した後、一体になった内軸筒24とクリップスプリング28とを外軸筒22内に外軸筒22の前方から挿入する(図11B)。また、尾栓26を外軸筒22の後方から挿入して、内軸筒24に螺着する。
クリップ30の一対の基部30bは互いの方へ屈曲した屈曲部30cを有しているため、被取付部材10内の内軸筒24の開口24a内で、クリップ30の基部30bは、外軸筒22と共にループ部を構成している。このループ部に、クリップスプリング28の弾性片部28bが挿入される。
こうして、より簡単な組み立て手順でクリップ30を被取付部材10に取り付けることができる。クリップ30は、取り付けられた状態で、その基部30bが構成するループ部内にクリップスプリング28の弾性片部28bが挿通する形態となっているので、クリップ30は被取付部材10から取り外し不能となっている。尚、ループ部は、弾性片部28bが挿通する状態を維持するためのものであるから、この例のように完全に閉鎖したループである必要はない。また、クリップ30の基部30bが構成するループ部は、弾性片部28bに弾接する。
このようにして取り付けられたクリップ30を、図7B及び図7Cに示したように、クリップ30と外軸筒22との間に物を挟むために揺動させると、クリップ30は基部30bの後端部を支点として回転し、このときに、屈曲部30cが弾性片部28bを押圧して、外軸筒22外方向へと押し付けるために、弾性片部28bが変形する。また、クリップ30への力を解除すると、弾性片部28bの復元力により元の状態に復元する。
このように、クリップスプリング28の弾性片部28bのバネ力を利用して、クリップ30の揺動をさせることができるために、クリップ30自体の弾性力は主として利用しなくてよく、操作性の良いものとなっている。
(第3の実施形態)
図12は、本発明の第3実施形態に係るクリップ構造が適用される筆記具の全体図である。前実施形態と同様の部材は同一の符号を用いてその説明を省略する。
図において、10は製品であり、製品10は、詳細には、被取付部材としての外軸筒22と、内軸筒24と、尾栓26と、さらに、内軸筒24を含みまたは内軸筒24とは別に構成される機能部と、を備える。
外軸筒22に取り付けられるクリップ40は、図13に示したように、外軸筒22の外周面に沿って伸びて全体的に逆U字形状の横断面形状を有するクリップ本体部40aと、外軸筒22内に進入する一対の基部40bとを備える。クリップ本体部40aの先端と外軸筒22との間で書類や衣類等を挟付け可能となっている。一対の基部40bは、クリップ本体部40aの後端から外軸筒22の方へと伸びており、その先端は、互いの方に向ってほぼ直角に屈曲した屈曲部40cを有している。
クリップスプリング38は、図14Aに示したように、内軸筒24の周溝24bに嵌め込まれる半リング部38aと、半リング部38aの一部位から後方へと伸びる弾性片部38bとを有している。また、弾性片部38bは、その先端部が折り返されており、折り返された先端部は、その折り返し角度を弾性的に変化させることができるようになっている。
以上の部品から構成されるクリップ取付構造のクリップ取付手順は、第2実施形態とほぼ同様であり、図11A〜図11Cの手順で行なう。即ち、クリップスプリング38の弾性片部38bは、クリップ40の基部40bとその屈曲部40cとで構成されるループ部に囲まれる空間内に挿入される。また、クリップ40の基部40bが構成するループ部は、弾性片部38bに弾接する。
こうして、より簡単な組み立て手順でクリップ40を外軸筒22に取り付けることができる。クリップ40は、取り付けられた状態で、その基部40b内にクリップスプリング38の弾性片部38bが挿通する形態となっているので、クリップ40は外軸筒22から取り外し不能となっている。
このようにして取り付けられたクリップ40を、図12B及び図12Cに示したように、クリップ40と外軸筒22との間に物を挟むために揺動させると、基部40bの後端部を支点として回転し、このときに、屈曲部40cが弾性片部38bを押圧して、外軸筒22外方向へと押し付けるために、弾性片部38bが変形する。また、クリップ40への力を解除すると、弾性片部38bの復元力により元の状態に復元する。
このように、クリップスプリング38の弾性片部38bのバネ力を利用して、クリップ40の揺動をさせることができるために、クリップ40自体の弾性力は主として利用しなくてよく、操作性の良いものとなっている。この実施形態では、弾性片部38bが折曲されているため、弾性力が高くなっており、クリップ40の高い復元力を得ることができ、且つ、クリップスプリング38の耐久性も高めることができる。
本発明の第1実施形態に係るクリップ構造が適用される筆記具の全体図である。 図1Aの部分断面拡大図である。 図1Aの部分断面拡大図であり、クリップが揺動した状態を表す。 第1実施形態のクリップの側面図である。 図2Aの2B−2B線に沿って見た断面図である。 第1実施形態の内軸筒の縦断面図である。 第1実施形態の内軸筒の平面図である。 第1実施形態のクリップスプリングの平面図である。 第1実施形態のクリップスプリングの縦断面図である。 第1実施形態のクリップスプリングの縦断面図である。 第1実施形態のクリップスプリングの背面図である。 第1実施形態のクリップ取付構造の組み立て手順を表す図である。 第1実施形態のクリップ取付構造の組み立て手順を表す図である。 第1実施形態のクリップ取付構造の組み立て手順を表す図である。 第1実施形態のクリップ取付構造の組み立て時の拡大断面図である。 第1実施形態のクリップ取付構造の組み立て時の拡大断面図である。 第1実施形態のクリップ取付構造の組み立て時の拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係るクリップ構造が適用される筆記具の全体図である。 図7Aの部分断面拡大図である。 図7Aの部分断面拡大図であり、クリップが揺動した状態を表す。 第2実施形態のクリップの側面図である。 図8Aの8B−8B線に沿って見た断面図である。 第2実施形態の内軸筒の縦断面図である。 第2実施形態の内軸筒の平面図である。 第2実施形態のクリップスプリングの平面図である。 第2実施形態のクリップスプリングの側面図である。 第2実施形態のクリップ取付構造の組み立て手順を表す図である。 第2実施形態のクリップ取付構造の組み立て手順を表す図である。 第2実施形態のクリップ取付構造の組み立て手順を表す図である。 本発明の第3実施形態に係るクリップ構造が適用される筆記具の全体図である。 図12Aの部分断面拡大図である。 図12Aの部分断面拡大図であり、クリップが揺動した状態を表す。 第3実施形態のクリップの側面図である。 図13Aの13B−13B線に沿って見た断面図である。 第3実施形態のクリップスプリングの平面図である。 第3実施形態のクリップスプリングの縦断面図である。
符号の説明
12、22 外軸筒(被取付部材)
12a、22a 開口
14、24 内軸筒
18、28、38 クリップスプリング
18b、28b、38b 弾性片部
20、30、40 クリップ
20a、30a、40a クリップ本体
20b、30b、40b 基部
20c 切欠(噛み合い部)
20d ストッパー段部
30c、40c 屈曲部

Claims (5)

  1. 被取付部材に揺動可能なクリップを取り付けるクリップ取付構造において、
    被取付部材の外周面に開口が形成されており、被取付部材の内部には弾性変位可能な弾性片部を有するクリップスプリングが固定的に配設され、
    クリップは、被取付部材の外側に配設されるクリップ本体と、被取付部材内にその開口から進入する基部と、を備えており、
    前記クリップの基部は、前記被取付部材内において、クリップスプリングの弾性片部に弾接した状態で、クリップスプリングによって抜け止めされることで、クリップが被取付部材に取り付けられ、
    クリップは、該弾性片部を変位させることにより、被取付部材に対して揺動可能であることを特徴とするクリップ取付構造。
  2. 前記クリップの基部は、クリップスプリングによって挟み付けられることによって抜け止めされることを特徴とする請求項1記載のクリップ取付構造。
  3. 前記クリップの基部は、クリップスプリングの一部位と噛み合う噛み合い部と、弾性片部の端面部に当接するストッパー部とを有しており、クリップの基部は、取付時に、弾性片部を押圧しながら被取付部材内に進入し、クリップスプリングの一部位に噛み合うべく移動した際に、ストッパー部が弾性片部の端面部に当接することを特徴とする請求項2記載のクリップ取付構造。
  4. 前記クリップの基部は、被取付部材内において、単独でまたはその他の部材と共にループ部を構成し、該ループ部内に前記弾性片部が挿入することによって抜け止めされることを特徴とする請求項2記載のクリップ取付構造。
  5. 前記弾性片部は、その先端が折り返されており、該折り返された部分が、前記ループ部内に挿入されることを特徴とする請求項4記載のクリップ取付構造。
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