JP2006082156A - 加工物の曲面切断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の曲率の曲面形状を有するウエハや基板をワイヤソーによって切断し、しかも精度よく曲面形状を再現することができる加工物の曲面切断方法を提供することを目的とする。
【解決手段】多溝ローラ間に張設されたワイヤ列と、加工物を搭載してワイヤに加工物を進退させるフィード機構と、上記フィード機構による進退方向に対してほぼ直角方向にスライド可能なスライド台と、当該スライド台の駆動手段とを有し、前記フィード機構により加工物を進退させ、かつ前記スライド台を前記駆動手段により前記フィード機構による進退方向に対してほぼ直角方向にスライドさせながら、前記加工物をワイヤに押し付けて、加工物を切断することを特徴とする加工物の曲面切断方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は加工物の曲面切断方法に係わり、特に半導体、ガラス、セラミック、磁性板等のインゴット類を均一かつ曲面に切断可能な加工物の曲面切断方法に関する。
半導体ウエハやガラス基板、セラミック基板、磁性板等は、例えば多結晶シリコンの場合、チョクラルスキー法等により単結晶シリコンのインゴットを作り、マルチワイヤソーで所定の厚さに切断されて製造される。ガラス基板、セラミック基板、磁性板等もほぼ同様にインゴットの状態からマルチワイヤソーで所定の厚さに切断されて製造される。
従来のマルチワイヤソーは、図4(a),(b)に示すように、1本のワイヤ31を3個の多溝ローラ32a、32b、32dに巻き付けて、ワイヤ列33を構成し、このワイヤ列33を往復運動させる。そこへ、スラリー(SiC砥粒を分散させた加工液)を流しながら、実線矢印で示すように、半導体インゴットWをワイヤ列33に押し付けて研磨切断するものである(特開2002−166416公報 特許文献1参照)。
ところで、半導体ウエハやガラス基板、セラミック基板、磁性板等において、例えば太陽電池用の多結晶シリコンやコアレスモータの永久磁石用の磁性体は、その用途に応じて曲面に加工されることが多い。
例えば太陽電池用の多結晶シリコンを簡単に曲面加工することができれば、太陽の運行に応じて効率よく受光することができる太陽電池を得ることができ、またコアレスモータの永久磁石用の磁性体を低コストで得ることができるという大きなメリットがある。
特開2002−166416公報
しかしながら従来、太陽電池用の多結晶シリコンやコアレスモータの永久磁石用の磁性体等をマルチワイヤソーを用いて曲面に切断することは試みられていなかった。
その理由としては、切断時にワイヤが加工物に押圧されて変形するため、高精度に所定の曲率の曲面を有するウエハや基板を得ることが難しいということ等が挙げられる。
そこで、高精度でかつ低コストに所定の曲率の曲面形状を有するウエハや基板を得ることができる加工物の曲面切断方法の提供が要望されていた。
この発明は上記の事情を考慮してなされたもので、所定の曲率の曲面形状を有するウエハや基板をワイヤソーによって切断し、しかも精度よく曲面形状を再現することができる加工物の曲面切断方法を提供することを目的とする。
すなわちこの発明の加工物の曲面切断方法は、多溝ローラ間に張設されたワイヤ列と、加工物を搭載してワイヤに加工物を進退させるフィード機構と、上記フィード機構による進退方向に対してほぼ直角方向にスライド可能なスライド台と、当該スライド台の駆動手段とを有し、前記フィード機構により加工物を進退させ、かつ前記スライド台を前記駆動手段により前記フィード機構による進退方向に対してほぼ直角方向にスライドさせながら、前記加工物をワイヤに押し付けて、加工物を切断することを特徴とするものである。
この発明の加工物の曲面切断方法は、上記スライド台の駆動手段が、スライド台の側壁に当接し、予め組み込まれた曲面形状に応じてスライド台を移動させる駆動アームからなることをも特徴とするものである。
この発明の加工物の曲面切断方法は、上記スライド台の駆動手段が、スライド台の側壁に設けたセンサアームで、スライド台と一定間隔で対向するように設けた加工物のならい面をなぞり、当該ならい面に応じてスライド台を移動させるようにしたことをも特徴とするものである。
この発明によれば、所定の曲率の曲面形状を有するウエハや基板をワイヤソーによって切断し、しかも精度よく曲面形状を再現することができる加工物の曲面切断方法を提供することが可能となった。
以下、この発明に係わる加工物の曲面切断方法の実施の形態について添付図面に基づき詳細に説明する。
図1はこの発明に係わる加工物の曲面切断方法の1実施例を示す概略図、図2はこの発明に係わる加工物の曲面切断方法の他の実施例を示す概略図、図3はワイヤ部分との関係を示す概略図である。
この発明の加工物の曲面切断方法の1実施例を示す図1において、マルチワイヤソー1は1本のワイヤ2を巻き付ける3個の多溝ローラ3a、3b、3dを有する(図3参照)。この3個の3a、3b、3dのうち1個はドライブローラ3dであり、他の2個はドリブンローラ3a、3bとして形成され、各多溝ローラ3a、3b、3d間に例えば200・mの直径を有するワイヤ2を巻き付けてワイヤ列4を構成し、このワイヤ列4のワイヤ2をドライブ側多溝ローラ3dの駆動により往復走行させるようになっている。前記ドライブ側多溝ローラ3dは、ローラ駆動モータ(図示せず)により回転駆動される。
なお前記ワイヤ列4には適宜スラリーを供給するようになっている
また、ワイヤ列4に対向する下方には、加工物、例えば、半導体インゴットWを進退、例えば、上下させるフィード機構5が設けられ、さらに、このフィード機構5の上部には、半導体インゴットWを上記フィード機構5による進退方向に対してほぼ直角方向にスライドさせるスライド台6が設けられている。フィード機構5は一般に用いられるサーボモータに回動されるボールネジで形成されたスクリューシャフト(図示せず)で構成されている。また、スライド台6には半導体インゴットWが接着されるベース7が設けられている。
スライド台6には駆動手段が敷設されており、この駆動手段を駆動することによってスライド台6は、半導体インゴットWを上記フィード機構5による進退方向に対してほぼ直角方向にスライドさせ、前記半導体インゴットWをワイヤ列4に押し付けて切断するのである。
上記スライド台の駆動手段は、制御部8によりシーケンス制御もしくはプログラム制御されて駆動される駆動アーム9からなり、上記フィード機構5の進退に同期して、スライド台をフィード機構5による進退方向に対してほぼ直角方向にスライドさせるようになっている。
すなわち、スライド台6の少なくとも一方の端部に側壁10を形成し、上記駆動アーム9の先端をこの側壁10に当接することにより、例えば駆動アーム9の伸縮に応じてスライド台6をフィード機構5の昇降に同期して水平移動させるものである。
上記駆動アーム9の制御部8はシーケンス制御もしくはプログラム制御のための機器類が内蔵されていても、スペクトラム拡散無線機(SS無線)データ通信モジュール等を用いた遠隔操作により制御できる機構となっていてもよい。
シーケンス制御もしくはプログラム制御により予め制御部8に組み込まれる曲面形状は、製品に要求される所定の曲面形状であり、既存の製品の曲面形状を読み取って利用することができる。またCAD等を用いて所定の曲面形状を割り出し、そのデータをシーケンス制御もしくはプログラム制御のために利用することもできる。
次に、この発明の加工物の曲面切断方法の他の実施例を図2に基いて説明する。
この実施例では、上記スライド台の駆動手段が、スライド台21の側壁に設けたセンサアーム22からなっている。そしてこのセンサアーム22が、スライド台21と一定間隔で対向するように設けた半導体インゴットWのならい面23をなぞり、当該ならい面23に応じてスライド台21を移動させるようになっている。
すなわち、スライド台21には予め上記ならい面23側に牽引するコイルバネ(図示せず)が取り付けてあり、当初はフィード機構24上の基準位置(0点)に位置している。次いでフィード機構24が上昇すると、スライド台21の側壁に設けたセンサアーム22がスライド台21と一定間隔で対向するように設けた半導体インゴットWのならい面23をなぞり、ならい面23に設けた曲面形状に応じてスライド台21を、フィード機構24による進退方向に対してほぼ直角方向にスライドさせる。上記ならい面としては、(a)のくの字状、(b)の波状、(c)の円弧状等を採用することができ、またそれ以外の形状であってもよいことはいうまでもない。
センサアーム22がならい面23の前傾部分を移行する間、前記コイルバネの牽引力に抗してスライド台21を右方向にスライドさせる。またセンサアーム22がならい面23の後傾部分に移行すると、前記コイルバネの牽引力によってならい面23に沿ってスライド台21を左方向にスライドさせ、その端部で曲面形状の切断が完了する。25は半導体インゴットWを取り付けるベースである。
半導体インゴットWを切断する場合、図3(a),(b)に示すように、半導体インゴットWを、ベース7,25を介してスライド台6,21に接着し、半導体インゴットWをワイヤ列4と平行に保持する。
次に切断を開始するが、実線矢印で示すように、切断開始とともにフィード機構5,24により半導体インゴットWを上方向に送り、所定の位置に達したなら、スライド台の駆動手段を構成する駆動アーム9もしくはセンサアーム22によりスライド台6,21を水平方向にスライドさせ、半導体インゴットWを所定の曲面形状に沿って移動させて切り込んでいく。すなわち、半導体インゴットWの先端が、一方向に高速走行するワイヤ列4に触れ、スラリ供給装置により供給されワイヤ列4で運ばれたスラリ(砥粒)により切断が行なわれる。
そのまま半導体インゴットWを切断していって切断完了後、フィード機構5,24により、最後は半導体インゴットWを直線的に上側に送り、ベース7の切断を行い半導体インゴットWの切断を完了する。
その際、半導体インゴットWの切断速度を、所定の曲面形状に沿って切り込んでいく速度と同期させる必要があり、両速度にずれが生じると曲面形状を精度よく再現することができなくなる。
なお、上述した実施形態においては、ワイヤの一方向に走行させる例で説明したが、ローラ駆動モータを適宜反転させてワイヤを双方向に送ってもよく、この場合も同様に、加工物を上下移動および水平方向にスライドさせつつ、ワイヤを正逆方向へ交互に走行させながら切断を進める。
この発明に係わる加工物の曲面切断方法によれば、上記した半導体ウエハ用インゴットの曲面形状の切断のみならず、ガラス基板、セラミック基板、磁性板等において、例えば太陽電池用の多結晶シリコンやコアレスモータの永久磁石用の磁性体における曲面形状の切断等にも適宜利用することができる。
上記加工物の曲面切断方法に例示したところでは、加工物をワイヤソーの下側に配置したが、ワイヤソーの上側に配置してもよいことはもちろんである。
この発明に係わる加工物の曲面切断方法の1実施例を示す概略図である。 この発明に係わる加工物の曲面切断方法の他の実施例を示す概略図である。 ワイヤ部分との関係を示す概略図である。 従来のマルチワイヤソーの概略図である。
符号の説明
1 マルチワイヤソー
2 ワイヤ
3a、3b ドリブンローラ
3d ドライブローラ
4 ワイヤ列
5 フィード機構
6 スライド台
7 ベース
8 制御部
9 駆動アーム
10 側壁
21 スライド台
22 センサアーム
23 ならい面
24 フィード機構
25 ベース
W 半導体インゴット

Claims (3)

  1. 多溝ローラ間に張設されたワイヤ列と、加工物を搭載してワイヤに加工物を進退させるフィード機構と、上記フィード機構による進退方向に対してほぼ直角方向にスライド可能なスライド台と、当該スライド台の駆動手段とを有し、前記フィード機構により加工物を進退させ、かつ前記スライド台を前記駆動手段により前記フィード機構による進退方向に対してほぼ直角方向にスライドさせながら、前記加工物をワイヤに押し付けて、加工物を切断することを特徴とする加工物の曲面切断方法。
  2. スライド台の駆動手段が、スライド台の側壁に当接し、予め組み込まれた曲面形状に応じてスライド台を移動させる駆動アームからなる請求項1に記載の加工物の曲面切断方法。
  3. スライド台の駆動手段が、スライド台の側壁に設けたセンサアームで、スライド台と一定間隔で対向するように設けた加工物のならい面をなぞり、当該ならい面に応じてスライド台を移動させるようにしてなる請求項1に記載の加工物の曲面切断方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110370481A (zh) * 2019-08-20 2019-10-25 玉田县昌通电子有限公司 一种五罗拉线锯加工中心及其操作方法

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