JP2006082120A - レーザ加工方法及びレーザ照射装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 光源1から出射したパルスレーザ光L1が、音響光学素子3を介して遮光板6に入射する。遮光板6には貫通孔61が形成されていて、貫通孔61が形成された部分だけがパルスレーザ光L1の通過を許容する。貫通孔61を通過したパルスレーザ光L1は、カライドスコープ7及び集束レンズ8に入射する。音響光学素子3による回折角θによって、パルスレーザ光L1のビームスポットと貫通孔61の開口との重なりの面積を変化させることができる。カライドスコープ7及び集束レンズ8が、貫通孔61の少なくとも一部の領域からパルスレーザ光L1が進入すると、その進入したパルスレーザ光L1を、そのビーム断面サイズを貫通孔61の開口とビームスポットとの重なりの面積に依存しない一定の値に近づけて出射させる。
【選択図】 図1
Description
Claims (13)
- 一方の端面内にレーザ光の入射を許容する許容領域を画定し、他方の端面内に前記許容領域から入射したレーザ光が出射する出射領域を画定し、前記許容領域から入射したレーザ光を多重反射又は多重屈折させて前記出射領域から出射させることにより、該出射領域から出射するレーザ光のビーム断面サイズを、前記許容領域に入射するレーザ光の、該許容領域を含む仮想面内におけるビームスポットと該許容領域との重なりの面積に依存しない一定の値に近づける光学機器を用いたレーザ加工方法であって、
(A)前記光学機器の出射領域から出射するレーザ光が入射する位置に、加工対象物を準備する工程と、
(B)光源から出射されたレーザ光を前記光学機器の許容領域に入射させ、該光学機器の出射領域から出射されたレーザ光を前記加工対象物に入射させつつ、前記光源から出射されたレーザ光の前記仮想面内におけるビームスポットと前記許容領域との重なりの面積が減少するように該ビームスポットを移動させる工程と、
(C)前記光源から出射されたレーザ光の前記仮想面内におけるビームスポットと前記許容領域との重なりの面積が増大するように該ビームスポットを移動させる工程と
を含むレーザ加工方法。 - 前記工程(B)での前記ビームスポットの移動速度が、前記工程(C)での前記ビームスポットの移動速度よりも遅い請求項1に記載のレーザ加工方法。
- 前記工程(B)及び(C)は、前記光学機器の出射領域から出射するレーザ光の、前記加工対象物の表面における入射位置を共通の第1の位置に保った状態で行い、該工程(B)及び(C)によって前記第1の位置に穴を形成する請求項2に記載のレーザ加工方法。
- 前記光源から出射されるレーザ光がパルスレーザ光であり、該パルスレーザ光が前記光源から1ショット出射されている期間内に、前記工程(B)及び(C)を行う請求項2又は3に記載のレーザ加工方法。
- 前記パルスレーザ光のパルス幅が、30μs以上、600μs以下である請求項4に記載のレーザ加工方法。
- 前記工程(B)では、前記ビームスポットと前記許容領域との重なりの面積をゼロになるまで減少させることにより、前記加工対象物の表面において一つの独立した第1のパルス時間波形を形成し、該第1のパルス時間波形をもつパルスレーザ光によって前記穴を途中段階まで形成し、
前記工程(C)では、前記ビームスポットと前記許容領域との重なりの面積をゼロから増大させることにより、前記加工対象物の表面において他の独立した第2のパルス時間波形を形成し、該第2のパルス時間波形をもつパルスレーザ光によって前記工程(B)において途中段階まで形成した穴を完成させる請求項4又は5に記載のレーザ加工方法。 - 前記加工対象物が、銅配線層の上に樹脂層が積層された積層構造を有し、
前記工程(B)及び(C)によって、前記樹脂層を貫通して底部に前記銅配層の表面を露出させた穴を形成する請求項3〜6のいずれかに記載のレーザ加工方法。 - 前記光学機器が、カライドスコープによって構成されている請求項1〜7のいずれかに記載のレーザ加工方法。
- レーザ光を出射する光源と、
一方の端面内にレーザ光の入射を許容する許容領域を画定し、他方の端面内に前記許容領域から入射したレーザ光が出射する出射領域を画定し、前記許容領域から入射したレーザ光を多重反射又は多重屈折させて前記出射領域から出射させることにより、該出射領域から出射するレーザ光のビーム断面サイズを、前記許容領域に入射するレーザ光の、該許容領域を含む仮想面内におけるビームスポットと該許容領域との重なりの面積に依存しない一定の値に近づける光学機器と、
前記光源から出射されたレーザ光を前記許容領域に入射させつつ、該レーザ光の光軸を振ることにより、該レーザ光のビームスポットと前記許容領域との重なりの面積が変化するように、該ビームスポットを前記仮想面内で移動させる偏向器と、
前記光学機器の出射領域から出射されたレーザ光が入射する位置に、被照射物を保持する保持台と
を備えたレーザ照射装置。 - 前記偏向器が、前記仮想面内における前記ビームスポットの移動速度を変化させることができる請求項9に記載のレーザ照射装置。
- 前記偏向器が、
外部から与えられる作動電圧に基づいてレーザ光を回折させ、その回折角が該作動電圧の周波数に依存する音響光学素子と、
前記音響光学素子に前記作動電圧を与えるとともに、該作動電圧の周波数を変化させることができ、かつその周波数の変化の速度を変化させることができる作動電圧付与器と
を有する請求項10に記載のレーザ照射装置。 - 前記光学機器が、カライドスコープによって構成されている請求項11に記載のレーザ照射装置。
- さらに、前記光学機器と前記被照射物との間の光路上に配置され、前記光学機器から出射されたレーザ光の前記被照射物の表面における入射位置を、該被照射物の表面上で移動させることができる走査器と、
(a)前記光源から出射されたレーザ光のビームスポットと前記許容領域とが重なりをもつ状態から該重なりの面積が減少するように該ビームスポットを移動させ、(b)次に該重なりの面積が増大するように該ビームスポットを移動させ、(b)次に前記光学機器から出射されるレーザ光の前記被照射物の表面における入射位置を移動させる一連の前記工程(a)〜(c)が繰り返し行われるように、前記偏向器と前記走査器とを同期させて制御する制御装置と
を備えた請求項9〜12のいずれかに記載のレーザ照射装置。
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