JP2006082120A - レーザ加工方法及びレーザ照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パルスレーザ光のパルス時間波形を柔軟に制御できる技術を提供する。
【解決手段】 光源1から出射したパルスレーザ光L1が、音響光学素子3を介して遮光板6に入射する。遮光板6には貫通孔61が形成されていて、貫通孔61が形成された部分だけがパルスレーザ光L1の通過を許容する。貫通孔61を通過したパルスレーザ光L1は、カライドスコープ7及び集束レンズ8に入射する。音響光学素子3による回折角θによって、パルスレーザ光L1のビームスポットと貫通孔61の開口との重なりの面積を変化させることができる。カライドスコープ7及び集束レンズ8が、貫通孔61の少なくとも一部の領域からパルスレーザ光L1が進入すると、その進入したパルスレーザ光L1を、そのビーム断面サイズを貫通孔61の開口とビームスポットとの重なりの面積に依存しない一定の値に近づけて出射させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被照射物にレーザ光を照射するレーザ照射装置及びレーザ加工方法に関する。
光源から出射されたレーザ光をマスクやレンズ等を通して加工対象物に入射させ、加工対象物に穴を形成するレーザ加工方法が知られている。加工対象物に入射するレーザ光の強度の時間軸上の波形(以下、時間波形という。)は、光源から出射するレーザ光の時間波形に依存する。しかし、光源から出射するレーザ光の時間波形は、必ずしも穴あけ加工に適した波形とはならない。
特許文献1に、レーザ光の時間波形を穴あけ加工に適した波形に制御する技術が示されている。特許文献1の技術では、光源から出射されるパルスレーザ光の進行方向を音響光学素子によって第1の方向と第2の方向とのいずれかに制御する。第1の方向に進行するパルスレーザ光は加工対象物に入射し、第2の方向に進行するパルスレーザ光はダンパに入射する。パルスレーザ光の時間波形の途中で、そのパルスレーザ光の進行方向を第1の方向から第2の方向に切り替えることにより、パルスレーザ光の時間波形の一部を切り取ることができる。これにより、レーザ穴あけ加工の加工品質を向上させ得ることが示されている。
特開2003−53579号公報
特許文献1の技術は、レーザ光の時間波形をより柔軟に制御できるようにすることに関して改善の余地があった。本発明の目的は、レーザ光の時間波形を柔軟に制御することができる技術を提供することにある。また、本発明の目的は、レーザ加工の加工品質を向上させることができる技術を提供することにある。
本発明の一観点によれば、一方の端面内にレーザ光の入射を許容する許容領域を画定し、他方の端面内に前記許容領域から入射したレーザ光が出射する出射領域を画定し、前記許容領域から入射したレーザ光を多重反射又は多重屈折させて前記出射領域から出射させることにより、該出射領域から出射するレーザ光のビーム断面サイズを、前記許容領域に入射するレーザ光の、該許容領域を含む仮想面内におけるビームスポットと該許容領域との重なりの面積に依存しない一定の値に近づける光学機器を用いたレーザ加工方法であって、(A)前記光学機器の出射領域から出射するレーザ光が入射する位置に、加工対象物を準備する工程と、(B)光源から出射されたレーザ光を前記光学機器の許容領域に入射させ、該光学機器の出射領域から出射されたレーザ光を前記加工対象物に入射させつつ、前記光源から出射されたレーザ光の前記仮想面内におけるビームスポットと前記許容領域との重なりの面積が減少するように該ビームスポットを移動させる工程と、(C)前記光源から出射されたレーザ光の前記仮想面内におけるビームスポットと前記許容領域との重なりの面積が増大するように該ビームスポットを移動させる工程とを含むレーザ加工方法が提供される。
本発明の他の観点によれば、レーザ光を出射する光源と、一方の端面内にレーザ光の入射を許容する許容領域を画定し、他方の端面内に前記許容領域から入射したレーザ光が出射する出射領域を画定し、前記許容領域から入射したレーザ光を多重反射又は多重屈折させて前記出射領域から出射させることにより、該出射領域から出射するレーザ光のビーム断面サイズを、前記許容領域に入射するレーザ光の、該許容領域を含む仮想面内におけるビームスポットと該許容領域との重なりの面積に依存しない一定の値に近づける光学機器と、前記光源から出射されたレーザ光を前記許容領域に入射させつつ、該レーザ光の光軸を振ることにより、該レーザ光のビームスポットと前記許容領域との重なりの面積が変化するように、該ビームスポットを前記仮想面内で移動させる偏向器と、前記光学機器の出射領域から出射されたレーザ光が入射する位置に、被照射物を保持する保持台とを備えたレーザ照射装置が提供される。
光源から出射されたレーザ光のビームスポットと許容領域との重なりの面積を変化させることにより、被照射物の表面におけるレーザ光の時間波形を柔軟に変化させることができる。レーザ光のビームスポットと許容領域との重なりの面積の変化の速度が、レーザ加工の加工品質に影響を与えることが判った。そこで、ビームスポットと許容領域との重なりの面積の変化の速度を調整することにより、レーザ加工の加工品質を向上させることができる。
図1に、実施例によるレーザ加工装置の概略図を示す。光源1が、パルスレーザ光L1を出射する。光源1は、RF励起のCOレーザ発振器によって構成されている。光源1から出射されたパルスレーザ光L1は、コリメータ2を通して音響光学素子(AOM;Acousto-Optic Modulator)3に入射する。
音響光学素子3は、制御装置4からRF信号5が与えられていないときはパルスレーザ光L1を回折させずに透過させ、制御装置4からRF信号5が与えられているときはパルスレーザ光L1を回折させる。その回折角θは、RF信号5の周波数に依存する。具体的には、RF信号5の周波数が大きい程、回折角θが大きくなる。このため、制御装置4は、音響光学素子3に与えられるRF信号5の周波数によって、回折角θを変化させる制御を行うことができる。
遮光板6に、音響光学素子3から出射したパルスレーザ光L1が入射する。遮光板6には貫通孔61が形成されていて、その貫通孔61が形成された部分だけがパルスレーザ光L1の通過を許容する。音響光学素子3においてパルスレーザ光L1を回折させ、その回折角θを調整することにより、パルスレーザ光L1の少なくとも一部が遮光板6の貫通孔61を通過する状態にすることができる。
カライドスコープ7に、遮光板6の貫通孔61を通過したパルスレーザ光L1が入射する。カライドスコープ7は、円筒状をなしている。カライドスコープ7の一端(入射端)の開口71の位置が貫通孔61の位置と対応するように、カライドスコープ7の一端に上記遮光板6が取り付けられている。一端の開口71からカライドスコープ7内に進入したパルスレーザ光L1が他端(出射端)の開口72から出射する。カライドスコープ7の内面は鏡面とされているため、カライドスコープ7に入射したパルスレーザ光L1は、カライドスコープ7の内面で多重反射される。この結果、カライドスコープ7の出射端の開口72の位置における光強度分布は、入射端の開口71の位置における光強度分布よりも均一に近づけられたものとなる。
集束レンズ8に、カライドスコープ7から出射したパルスレーザ光L1が入射する。集束レンズ8は、カライドスコープ7から出射し、発散するパルスレーザ光L1を平行光線束に近づける。パルスレーザ光L1の全てが遮光板6の貫通孔61を通過しているときに集束レンズ8から出射されるパルスレーザ光L2のビーム断面形状は、カライドスコープ7の出射端の開口72の形状に対応して円形となる。このときのパルスレーザ光L2のビーム断面サイズを基準値と定義する。カライドスコープ7は、遮光板6の貫通孔61の一部のみを通過したパルスレーザ光L1のビーム断面サイズを上記基準値に近づけるとともに、そのビーム断面形状を円形に近づける。
マスク9に、集束レンズ8から出射したパルスレーザ光L2が入射する。マスク9には、集束レンズ8から出射するパルスレーザ光L2のビーム断面よりも小さなピンホール91が形成されていて、マスク9を通過したパルスレーザ光L2のビーム断面形状は、ピンホール91の形状に対応したものとなる。マスク9を通過したパルスレーザ光L2は、ミラー10で反射され、ガルバノスキャナ11及びfθレンズ12を通して、ステージ13に保持された被加工基板14に入射する。fθレンズ12が、マスク9のピンホール91を被加工基板13の表面に結像させる。
図2は、遮光板6の表面を示す正面図である。遮光板6の表面が、図1の音響光学素子3から出射したパルスレーザ光L1を遮光する遮光領域6aを画定している。遮光板6に形成された貫通孔61の開口部が、遮光板6の表面の位置に、図1のカライドスコープ7へのパルスレーザ光L1の進入を許容する許容領域6bを画定している。図1の回折角θを変化させることにより、パルスレーザ光L1のビームスポットを、遮光領域6a及び許容領域6bを含む面内で移動させることができる。
ビームスポットS0は、図1の回折角θが0となるように制御された音響光学素子3から出射するパルスレーザ光L1(0次回折光)によって画定される。ビームスポットS0は、遮光領域6a内に配置されている。即ち、0次回折光であるパルスレーザ光L1は遮光板6によって遮光される。従って、このとき図1のカライドスコープ7にはパルスレーザ光が進入しない。
ビームスポットS3は、図1の回折角θが最大値(以下、θMAXと表記する。)となるように制御された音響光学素子3から出射するパルスレーザ光L1によって画定される。ビームスポットS3は許容領域6b内に配置されている。即ち、このとき図1の音響光学素子3から出射したパルスレーザ光L1の全てが貫通孔61を通過して図1のカライドスコープ7に進入する。
ビームスポットS1は、図1の回折角θが0より大きくθMAX未満のθとなるように制御された音響光学素子3から出射するパルスレーザ光L1によって画定される。ビームスポットS1は、一部が遮光領域6aと重なり、残部が許容領域6bと重なる位置に配置されている。即ち、パルスレーザ光L1の一部のみが貫通孔61を通過して図1のカライドスコープ7に進入する。ビームスポットS1と許容領域6bとの重なりの形状は円形ではない。即ち、このとき図1のカライドスコープ7に進入するパルスレーザ光のビーム断面形状は円形とはならない。但し、上述したように、図1の集束レンズ8からは、ビーム断面サイズが上記基準値に近づけられ、かつビーム断面形状が円形に近づけられたパルスレーザ光L2が出射する。
ビームスポットS2は、図1の回折角θが上記θより大きくθMAX未満のθとなるように制御された音響光学素子3から出射するパルスレーザ光L1によって画定される。ビームスポットS2も、一部が遮光領域6aと重なり、残部が許容領域6bと重なる位置に配置されている。このときも、パルスレーザ光L1の一部のみが図1のカライドスコープ7に進入する。但し、ビームスポットS2と許容領域6bとの重なりの面積は、ビームスポットS1と許容領域6bとの重なりの面積よりも大きい。
このように、図1の回折角θを変化させることにより、許容領域6bとパルスレーザ光L1のビームスポットとの重なりの面積を変化させることができる。なお、図2には、ビームスポットS0とS3との間にビームスポットS1及びS2のみを示したが、図1の回折角θを変化させることにより、パルスレーザ光L1のビームスポットを、ビームスポットS0の位置とビームスポットS3の位置との間で連続的に移動させることができる。即ち、パルスレーザ光L1のビームスポットと許容領域6bとの重なりの面積を連続的に変化させることができる。
一方、上述したように図1の集束レンズ8から出射するパルスレーザ光L2のビーム断面サイズは、パルスレーザ光L1のビームスポットと許容領域6bとの重なりの面積に依存せずに、図1のマスク9のピーンホール91よりも大きな上記基準値に近づけられたものとなる。この結果、図1の被加工基板14の表面(以下、加工面という。)におけるパルスレーザ光L2のビームスポットのサイズも、許容領域6bとパルスレーザ光L1のビームスポットとの重なりの面積に依存しない一定の値に近づけられたものとなる。
このため、許容領域6bとパルスレーザ光L1のビームスポットとの重なりの面積を変化させることにより、加工面におけるパルスレーザ光L2の単位面積あたりの強度を変化させることができる。具体的には、図1の光源1からパルスレーザ光L1が1ショット出射されている期間内に、図1の回折角θを変化させることにより、パルスレーザ光L2の加工面におけるパルス時間波形を制御することができる。
図3に、図1のパルスレーザ光L1及びL2のパルス時間波形と回折角θとのタイミングチャートを示す。図3の上欄に、図1の光源1から出射されるパルスレーザ光L1のパルス時間波形W1を例示する。波形W1は、時刻taに立ち上がり、時刻tpでピークに達すると、その後は緩やかに減少し、時刻tbに消滅する。波形W1は、立下りの一部にテラス状の部分Trを有する。図3の中欄に、回折角θの変化を示す。図3の下欄に、加工面におけるパルスレーザ光L2のパルス時間波形W2−1及びW2−2を示す。中欄の線図のように回折角θを変化させることにより、加工面において下欄に示す各々独立した波形W2−1及びW2−2を得る。以下、図3を参照して、図1に示したレーザ加工装置の動作を説明する。
前提として、上欄の波形W1の立ち上がり時刻taから消滅時刻tbまでの期間Tを3つの期間A、B、及びCに分けることを考える。例えば、期間Tは100μsに設定される。期間Tが100μsである条件を満たすように、期間A、B、及びCがそれぞれ30μs〜40μsに設定される。
予め、時刻taよりも前の時刻t0に回折角θが最大値θMAXまで立ち上がるように、図1の制御装置4が音響光学素子3にRF信号5を与えた状態とする。この状態で、時刻taに図1の光源1がパルスレーザ光L1を出射する。時刻t0から、期間A内の時刻t1までは、回折角θがθMAXに保たれる。上述したように、回折角θがθMAXのときは、図1の音響光学素子3から出射したパルスレーザ光L1の全てがカライドスコープ7に入射する。従って、時刻taからt1までの期間においては、下欄の波形W2−1の形状は、上欄の波形W1の形状と対応したものとなる。
次に、時刻t1から、期間Aの終了時刻t2にわたって、回折角θをθMAXから0まで漸減させる。これは、図1の制御装置4がRF信号5の周波数を時刻t1からt2にわたって最大値(例えば50MHz)からゼロまで漸減させることにより実現される。この過程で、パルスレーザ光L1のビームスポットが、図2のビームスポットS3の位置からビームスポットS0の位置まで連続的に移動する。パルスレーザ光L1のビームスポットと許容領域6bとの重なりの面積が漸減するので、下欄の波形W2−1を立ち下がらせることができる。時刻t1からt2の間の回折角θの勾配を調整することにより、波形W2−1の立下り部dの勾配を調整することができる。
次に、期間Bの間は、回折角θが0に保たれる。即ち、図1の制御装置4は、期間Bの間は音響光学素子3にRF信号5を与えない。このとき、音響光学素子3から出射したパルスレーザ光L1が遮光板6によって遮光されるため、加工面におけるパルスレーザ光L2の強度はゼロとなる。
次に、期間Bの終了時刻t3から、期間C内の時刻t4にわたって、回折角θをゼロからθMAXに増大させる。これは、図1の制御装置4がRF信号5の周波数を時刻t3からt4にわたってゼロから最大値まで増大させることにより実現される。この過程で、パルスレーザ光L1のビームスポットが、図2のビームスポットS0の位置からビームスポットS3の位置まで移動する。パルスレーザ光L1のビームスポットと許容領域6bとの重なりの面積がゼロから最大値まで増大するので、上記波形W2−1とは別の波形W2−2が新たに立ち上がる。波形W2−2の立上がり部uの勾配は、時刻t3からt4の間の回折角θの勾配に依存する。波形W2−2の立上がり部uの勾配は、波形W2−1の立下がり部dの勾配よりも急峻である。
次に、時刻t4から、波形W1の消滅時刻tbよりも後の時刻t5までは、回折角θはθMAXに保たれる。回折角θがθMAXのときは、図1の音響光学素子3から出射したパルスレーザ光L1の全てがカライドスコープ7に入射するため、時刻t4からtbまでの期間においては、波形W2−2の形状は、上欄の波形W1の形状と対応したものとなる。
以上で、波形W2−1及びW2−2を形成することができた。まず、波形W2−1をもつパルスレーザ光L2が図1の被加工基板14に入射し、図1の被加工基板14に穴が途中段階まで形成される。次に、波形W2−2をもつパルスレーザ光L2が、その途中段階まで形成された穴に入射することにより、その途中段階まで形成された穴の内面の一部が除去され、所望形状の穴が完成する。波形W2−1とW2−2との間の期間Bに、期間Aで途中段階まで形成された穴の内面に蓄積された熱を放熱させることができるから、穴の内面の過熱に起因した穴形状の悪化を防止できる。
このように、2つの波形W2−1及びW2−2を用いて1つの穴を完成させる場合、最初の波形W2−1の立下り部dの勾配が穴あけ加工の加工品質に影響を与えることが判った。そこで、図1の被加工基板14の材料に応じて、波形W2−1の立下り部dの勾配を調整することにより、穴あけ加工の加工品質の向上を図ることが可能となる。
なお、以上の期間A〜Cを経て被加工基板14に1つの穴を完成させた後には、図1の制御装置4がガルバノスキャナ11に駆動信号15を送出し、被加工基板14の表面上におけるパルスレーザ光L2の入射位置を移動させる。このようにして、制御装置4は、穴の形成と被加工基板14上におけるパルスレーザ光L2の入射位置の移動とが交互に繰り返されるように、音響光学素子3とガルバノスキャナ11とを同期させて制御する。これにより、被加工基板14の表面に、複数(例えば、数千〜数万個)の穴を形成することができる。
図4(a)に、図1の被加工基板14の一部の断面図を示す。コア層40の表面の一部に、内層の銅配線パターン41が形成されている。さらに、コア層40上に、銅配線パターン41を覆うように樹脂層42が積層されている。
図4(b)は、図3の期間Aに波形W2−1をもつパルスレーザ光L2によって穴を途中段階まで形成した被加工基板14の断面図である。樹脂層42を掘るときは、図3の波形W2−1の立下り部dの勾配の大きさは1/5以上、1/2以下程度とすればよいと考えられる。
図4(c)は、図3の期間Cに波形W2−2をもつパルスレーザ光L2を未完成穴Hに入射させた被加工基板14の断面図である。パルスレーザ光L2を未完成穴Hに入射させることにより、底側が狭まったテーパ状の側面を有する穴(ビアホール)Hを完成させることができる。穴Hの底面及び側面並びに樹脂層42の表面に銅の上層配線パターン(図示せず)を形成することにより、穴Hの底面において上層配線パターンと内層配線パターンとを良好に導通させることができる。
以上、実施例について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、図3では、回折角θの立ち上がり時刻t0を、波形W1の立ち上がり時刻taよりも前に設定した例を示したが、回折角θの立ち上がり時刻t0を、波形W1の立ち上がり時刻taよりも後に設定し、波形W1の立ち上がり部分を切り捨てるようにしてもよい。また、図3では、回折角θの立ち下がり時刻t5を、波形W1の消滅時刻tbよりも後に設定した例を示したが、回折角θの立ち下がり時刻t5を、波形W1の消滅時刻tbよりも前に設定し、波形W1の立ち上がり部分を切り捨てるようにしてもよい。
また、実施例では、光源1としてCOレーザ発振器を採用したが、エキシマレーザ発振器等の他の気体レーザ発振器又は固体レーザ発振器を採用してもよい。また、光源1から出射されるレーザ光はCWレーザ光であってもよい。本発明によれば、CWレーザ光の時間波形も制御することができる。また、実施例ではビアホールの形成を例示したが、本発明のレーザ照射装置は、スルーホールの形成や表面の除去加工等にも適用することができる。
また、カライドスコープ7に代えて光ファイバを用いてもよい。光源1として使用するレーザ発振器に応じて、内面に反射コーティングを施した中空の光ファイバや、石英ファイバ等が選択される。この他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
実施例によるレーザ加工装置の概略図である。 遮光板の拡大図である。 光源から出射されるパルスレーザ光の時間波形及び音響光学素子によるレーザ光の回折角のタイミングチャートである。 被加工基板の断面図である。
符号の説明
1…光源、2…コリメータ、3…音響光学素子(偏向器)、4…制御装置、5…RF信号、6…遮光板、61…貫通孔、6a…遮光領域、6b…許容領域、7…カライドスコープ、8…コリメータ、9…マスク、91…ピンホール、10…ミラー、11…ガルバノスキャナ、12…fθレンズ、13…ステージ、14…被加工基板(被照射物)、40…コア層、41…銅配線パターン、42…樹脂層、L1,L2…パルスレーザ光、S0〜S3…ビームスポット。

Claims (13)

  1. 一方の端面内にレーザ光の入射を許容する許容領域を画定し、他方の端面内に前記許容領域から入射したレーザ光が出射する出射領域を画定し、前記許容領域から入射したレーザ光を多重反射又は多重屈折させて前記出射領域から出射させることにより、該出射領域から出射するレーザ光のビーム断面サイズを、前記許容領域に入射するレーザ光の、該許容領域を含む仮想面内におけるビームスポットと該許容領域との重なりの面積に依存しない一定の値に近づける光学機器を用いたレーザ加工方法であって、
    (A)前記光学機器の出射領域から出射するレーザ光が入射する位置に、加工対象物を準備する工程と、
    (B)光源から出射されたレーザ光を前記光学機器の許容領域に入射させ、該光学機器の出射領域から出射されたレーザ光を前記加工対象物に入射させつつ、前記光源から出射されたレーザ光の前記仮想面内におけるビームスポットと前記許容領域との重なりの面積が減少するように該ビームスポットを移動させる工程と、
    (C)前記光源から出射されたレーザ光の前記仮想面内におけるビームスポットと前記許容領域との重なりの面積が増大するように該ビームスポットを移動させる工程と
    を含むレーザ加工方法。
  2. 前記工程(B)での前記ビームスポットの移動速度が、前記工程(C)での前記ビームスポットの移動速度よりも遅い請求項1に記載のレーザ加工方法。
  3. 前記工程(B)及び(C)は、前記光学機器の出射領域から出射するレーザ光の、前記加工対象物の表面における入射位置を共通の第1の位置に保った状態で行い、該工程(B)及び(C)によって前記第1の位置に穴を形成する請求項2に記載のレーザ加工方法。
  4. 前記光源から出射されるレーザ光がパルスレーザ光であり、該パルスレーザ光が前記光源から1ショット出射されている期間内に、前記工程(B)及び(C)を行う請求項2又は3に記載のレーザ加工方法。
  5. 前記パルスレーザ光のパルス幅が、30μs以上、600μs以下である請求項4に記載のレーザ加工方法。
  6. 前記工程(B)では、前記ビームスポットと前記許容領域との重なりの面積をゼロになるまで減少させることにより、前記加工対象物の表面において一つの独立した第1のパルス時間波形を形成し、該第1のパルス時間波形をもつパルスレーザ光によって前記穴を途中段階まで形成し、
    前記工程(C)では、前記ビームスポットと前記許容領域との重なりの面積をゼロから増大させることにより、前記加工対象物の表面において他の独立した第2のパルス時間波形を形成し、該第2のパルス時間波形をもつパルスレーザ光によって前記工程(B)において途中段階まで形成した穴を完成させる請求項4又は5に記載のレーザ加工方法。
  7. 前記加工対象物が、銅配線層の上に樹脂層が積層された積層構造を有し、
    前記工程(B)及び(C)によって、前記樹脂層を貫通して底部に前記銅配層の表面を露出させた穴を形成する請求項3〜6のいずれかに記載のレーザ加工方法。
  8. 前記光学機器が、カライドスコープによって構成されている請求項1〜7のいずれかに記載のレーザ加工方法。
  9. レーザ光を出射する光源と、
    一方の端面内にレーザ光の入射を許容する許容領域を画定し、他方の端面内に前記許容領域から入射したレーザ光が出射する出射領域を画定し、前記許容領域から入射したレーザ光を多重反射又は多重屈折させて前記出射領域から出射させることにより、該出射領域から出射するレーザ光のビーム断面サイズを、前記許容領域に入射するレーザ光の、該許容領域を含む仮想面内におけるビームスポットと該許容領域との重なりの面積に依存しない一定の値に近づける光学機器と、
    前記光源から出射されたレーザ光を前記許容領域に入射させつつ、該レーザ光の光軸を振ることにより、該レーザ光のビームスポットと前記許容領域との重なりの面積が変化するように、該ビームスポットを前記仮想面内で移動させる偏向器と、
    前記光学機器の出射領域から出射されたレーザ光が入射する位置に、被照射物を保持する保持台と
    を備えたレーザ照射装置。
  10. 前記偏向器が、前記仮想面内における前記ビームスポットの移動速度を変化させることができる請求項9に記載のレーザ照射装置。
  11. 前記偏向器が、
    外部から与えられる作動電圧に基づいてレーザ光を回折させ、その回折角が該作動電圧の周波数に依存する音響光学素子と、
    前記音響光学素子に前記作動電圧を与えるとともに、該作動電圧の周波数を変化させることができ、かつその周波数の変化の速度を変化させることができる作動電圧付与器と
    を有する請求項10に記載のレーザ照射装置。
  12. 前記光学機器が、カライドスコープによって構成されている請求項11に記載のレーザ照射装置。
  13. さらに、前記光学機器と前記被照射物との間の光路上に配置され、前記光学機器から出射されたレーザ光の前記被照射物の表面における入射位置を、該被照射物の表面上で移動させることができる走査器と、
    (a)前記光源から出射されたレーザ光のビームスポットと前記許容領域とが重なりをもつ状態から該重なりの面積が減少するように該ビームスポットを移動させ、(b)次に該重なりの面積が増大するように該ビームスポットを移動させ、(b)次に前記光学機器から出射されるレーザ光の前記被照射物の表面における入射位置を移動させる一連の前記工程(a)〜(c)が繰り返し行われるように、前記偏向器と前記走査器とを同期させて制御する制御装置と
    を備えた請求項9〜12のいずれかに記載のレーザ照射装置。
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