JP2006081657A - 組立式トイレ - Google Patents

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Abstract

【課題】 用便を収容するスペースを広く確保すると同時に、使用者の足を配置するスペースを広く確保する構成を低コストに実現することができるようにする。
【解決手段】 本発明の組立式トイレ1は、内側に用便を収容するように上下に延びる略筒状に形成されたトイレ本体2と、該トイレ本体2の上側の開口に取り付けられ、用便用の開口20が設けられた便座部5とを備えている。そして、トイレ本体2は、前壁部2aと、該前壁部2aの左右両端部をそれぞれ支持する一対の側壁部2cとを含み、前壁部2aは、その上側ほど前側になるように傾斜されて上縁部が便座部5の前縁部を支持するように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、組立式トイレに関するものである。
従来の組立式トイレとしては、本出願人によるダンボール製の椅子式トイレ(特許文献1参照。)を例示する。このトイレは、図9に示すように、開口四角の蓄便袋収納箱(図示略)の前後の板をこれらと同じ高さの前後の枠板および肘掛管91に達する高さの左右の枠板を有する内枠83の中央に内接接着させ、内枠83の左右の空所上縁に断面コの字状の内枠補強材84を内枠83の正面から突出させて埋没係止し、内枠83の左右の枠板と同じ高さで、左右の枠板の幅を内枠83の左右の枠板の幅より内枠補強材84が内枠83の正面から突出している部分だけ長くしかつその分を内側に折返しているコの字状の外枠85で内枠83を被覆接着し、内枠83と外枠85による左右の枠板頂部にその下端に溝を設けた肘掛管91を嵌合し、外枠85の左右の枠板に接続し下端を合わせて横倒防止箱86を形成し、別途、左右の肘掛管91に内接する幅と内枠補強材84の長さに相当する長さの座板87およびこれと同形の背もたれ90を折り曲げ自在に連接し、座板87には中央に帯状の縁取りをした便座88を設け、便座88の周縁と座板87との間に隙間を設けてあるものを内枠補強材84上に載置し、便座88周縁の隙間にプラスチック製蓄便袋89の開口をはさんで固定し、背もたれ90は外枠85の後方枠板に当接して使用することからなっている。
実用新案登録第3079124号公報
ところで、椅子式トイレにおいては、座面が広い方が使用者の臀部が広く支持されるので、座り心地がよい点で好ましい。また、平面視における使用者の用便中の重心位置と足裏位置とが近い姿勢となる方が、踏ん張りが利いて身体に力が入るので用便がし易く、しかも使用後に容易に立ち上がることができる点で好ましい。特に、この立ち上がり易さは、手で身体を支えないと立ち上がれないような足の不自由な者(例えば、足の障害者や、脚力が衰えた高齢者等。)に対しては、使い勝手を大きく左右するポイントとなっている。そこで、従来の椅子式トイレにおいては、座面を広くするために座板87の面積を広くするとともに、前記姿勢となるように、内枠83の前面が座板87の前縁よりも奥まった位置になるように構成している。この構成では、内枠83の前面が座板87の前縁よりも奥まった位置にあるので、座板87における内枠前面から前方に張り出した部位を補強する必要があり、内枠83の上端部の左右両側に前後に延びる内枠補強材84を架け渡している。そして、これにより、使用者の体重が掛かる座板87の開口の両側をも補強するようになっている。このため、内枠補強材84は、複数枚のダンボールを積層させるとともに、これらのダンボールを断面コ字状に折り曲げることにより形成されることにより、剛性を備えさせる必要があり、材料及び製作のコストが掛かるという課題がある。
上記課題を解決するために、第1の発明の組立式トイレは、
内側に用便を収容するように上下に延びる略筒状に形成されたトイレ本体と、該トイレ本体の上側の開口に取り付けられ、用便用の開口が設けられた便座部とを備えた組立式トイレであって、
前記トイレ本体は、前壁部と、該前壁部の左右両端部をそれぞれ支持する一対の側壁部とを含み、
前記前壁部は、その上側ほど前側になるように傾斜されて上縁部が便座部の前縁部を支持するように構成されている。
この構成によれば、前記前壁部がその上側ほど前側になるように傾斜されているので、前記トイレ本体の内方の上部に用便を収容するスペースを広く確保すると同時に、前記トイレ本体の前方の下部に使用者の足を配置するスペースを広く確保することができる。また、前記前壁部の上縁部が前記便座部の前記前縁部を支持するようになっているので、該前縁部を支持する部材(従来例における内枠補強材等)を別途設けなくても充分な強度を確保することができ、コストを低減することができる。
第2の発明の組立式トイレとしては、前記第1の発明において、
前記前壁部は、幅方向における中央部が前方に突出するように形成された態様を例示する。
この構成によれば、前記トイレ本体の内方における幅方向中央部に用便を収容するスペースを広く確保すると同時に、前記トイレ本体の前方における幅方向両側部に使用者の足を配置するスペースを確保することができる。
第3の発明の組立式トイレとしては、前記第1または2の発明において、
前記トイレ本体の前側内面及び後側内面に、前側外面及び後側外面が略当接するように配設され、上下に延びる筒状の内枠体を備え、
該内枠体は、その上端で前記便座部の開口の周囲を下側から支持するとともに、その内側に用便を収容するように構成され、
該内枠体の後部が、前記トイレ本体の後部に対して上方へ又は/及び左右へずれないようにするために、互いに嵌合する凹部及び凸部が、前記内枠体の後部と、前記トイレ本体の後部とに相対的に設けられた態様を例示する。
この構成によれば、前記内枠体が前記便座部の開口の周囲を下側から支持することにより、前記便座部を補強するようになっている。また、前記内枠体は、前記トイレ本体の前側内面及び後側内面に、前側外面及び後側外面が略当接するように配設されており、さらに、前記トイレ本体の後部に対して「上方へ」ずれないようにすると、互いに嵌合する凹部及び凸部が、前記内枠体の後部と、前記トイレ本体の後部とに相対的に設けられているので、該内枠体の前部が前記便座部の前記前縁部を支持することにより、前記前壁部を補強するようになっている。また、前記凹部及び前記凸部は、互いに嵌合することにより、前記内枠体の後部が、前記トイレ本体の後部に対して「左右へ」ずれないようにすると、前記内枠体の開口が前記便座部の開口に略一致するように位置決めすることができる。
第4の発明の組立式トイレとしては、前記第1〜3のいずれかの発明において、
前記便座部における前記開口の両側部は、側面視で、前記便座部の後端部から少なくとも用便中の使用者の略重心位置までが、上下に延びる支持体により下側から支持された態様を例示する。
この構成によれば、前記便座部における前記開口の両側部であって、(A)前記便座部の後部と、(B)用便中の使用者の略重心位置とを補強することができる。前記(A)については、出願人の調査・研究によれば、足の不自由な者は、まず便座部の前側に浅く腰掛け、両手を便座部の後部に付いて、該両手で臀部を軽く浮かせながら後方に移動させることにより、便座部に徐々に深く腰掛けることが多いことが判明しているからである。また、前記(B)については、着座時や用便中において、使用者の臀部が接することにより、その体重がかかる位置だからである。従って、この構成により、便座部を効果的に補強することができる。
本発明に係る組立式トイレによれば、用便を収容するスペースを広く確保すると同時に、使用者の足を配置するスペースを広く確保する構成を低コストに実現することができるという優れた効果を奏する。
図1〜図8は本発明を具体化した一実施形態の組立式トイレ1を示している。この組立式トイレ1は、図1〜図3に示すように、内側に用便を収容し、上下に延びる略筒状に形成されたトイレ本体2と、該トイレ本体2における後壁部2b及びその左右の側壁部2cを補強する外枠体3と、該トイレ本体2内に配設され上下に延びる筒状の内枠体4と、該トイレ本体2の上側の開口に取り付けられ、用便用の開口20が設けられた便座部5と、該便座部5に被せる便蓋6と、左右一対の肘掛け7とを備えている。本例では、トイレ各部を構成する板状体11〜17としては、紙ダンボールが採用されているものとするが、プラスチックダンボール等の他の板状体を適宜採用することもできる。また、板状体11〜17同士の固定手段としては、特に限定されないが、接着剤、ステープル、粘着テープ等による固定手段を例示する。また、各板状体11〜17に設けられた折り目形成線21,22としては、特に限定されないが、凹筋やミシン目が設けられた態様を例示する。
トイレ本体2は、主に図2、図3、図4に示すように、第一板状体11及び第二板状体12からなっている。第一板状体11は、背もたれにもなる後壁部2bと、該後壁部2bの左右それぞれに折り目形成線21を介して連設された側壁部2cと、該後壁部2b及び該各側壁部2cの下端それぞれに折り目形成線21を介して連設された底壁部2d,2eとを備えている。後壁部2bと両側壁部2cとの間にそれぞれ設けられた折り目形成線21の略中央部には、該折り目形成線21に沿って縦長に延びる凹部としての被係止穴2hが設けられており、該被係止穴2hには、後述する内枠体4の支持体に設けられた凸部としての係止片4hが係止されるようになっている。第二板状体12は、上下に延びる左右一対の折り目形成線21により区分された3つの部位からなる前壁部2aと、該前壁部2aの左右それぞれに折り目形成線21を介して連設された接続片2gと、該前壁部2aの下端に折り目形成線21を介して連設された底壁部2fとを備えている。
このトイレ本体2は、製品の使用前の状態では、第一板状体11の左右の側壁部2cの前端側に、それぞれ第二板状体12の左右の接続片2gが固定されることにより、筒状に形成されるとともに、第一板状体11及び第二板状体12の幅方向中央に設けられた折り畳み用折り目形成線22で折り曲げられて折り畳まれた状態となっている。そして、トイレ本体2は、製品の使用時には、(1)折り畳み用折り目形成線22で開かれるとともに、各折り目形成線21で折り曲げられることにより、前壁部2a、後壁部2b、及び両側壁部2cが略筒状になるように形成され(このとき、図2に示すように前壁部2aは、左右の折り目形成線21で折り曲げられ、幅方向における中央部が前方に突出するようになっている。)、(2)後壁部2bに連設された底壁部2dが内側に折り曲げられるとともに前壁部2aに連設された底壁部2fが内側に折り曲げられ、両底壁部2d,2fの先端面が互いに当接した状態で固定され、(3)両側壁部2cに連設された底壁部2eが内側に折り曲げられ、前壁部2a及び後壁部2bの底壁部2d,2fの下側に重ねられるとともに互いの先端面が当接された状態で底壁部2d,2fに固定される。この状態では、図3に示すように、前壁部2aは、その上側ほど前側になるように傾斜されて上縁部が便座部5の前縁部を支持するように構成されるとともに、下縁部が側面視で両側壁部2cの底辺前端よりも後側に位置するように配設された状態になるように構成されている。また、前壁部2aの下端には底壁部2fが連設されており、該底壁部2fは内側に折り曲げられ、その先端面が、後壁部2bに連設された底壁部2dの先端面に当接されるようになっており、これによって、前壁部2aの下端が、底壁部2f,2dを介して後壁部2bに支持されるようになっている。また、底壁部2f,2dには、両側壁部2cに連設された底壁部2eが固定されるので、前壁部2aの下端は、底壁部2e等を介して両側壁部2cにも支持されるようになっている。このように前壁部2aの下端を支持することにより、便座部5を介して前壁部2aに荷重が掛かった場合でも、前壁部2aの形状や状態を保持することができるようにしている。
外枠体3は、主に図2、図3、図5に示すように外枠後壁部3bと、該外枠後壁部3bの左右それぞれに折り目形成線21を介して連設された外枠側壁部3cと、該両外枠側壁部3cの側端それぞれに折り目形成線21を介して連設された係止部3dとを備えた第三板状体13からなっている。
この外枠体3は、製品の使用前の状態では、図2に示すように、係止部3dが内側に折り返されるとともに、その折り返しの内奥側が固定され、さらに折り畳み用折り目形成線22で二つ折りにされた状態となっている。そして、外枠体3は、製品の使用時には、(1)折り畳み用折り目形成線22で開かれ、(2)各折り目形成線21で折り曲げられることにより、外枠後壁部3b、両外枠側壁部3cが平面視コ字状に形成され、(3)外枠後壁部3b及び両外枠側壁部3cがトイレ本体2の後壁部2b及び両側壁部2cの外面側にそれぞれ装着され、(4)両係止部3dがトイレ本体2の両側壁部2c前縁にそれぞれ係止される。
肘掛け7は、断面C字状に形成された柔軟性のある部材であり、本例では発泡樹脂からなるものを例示する。肘掛け7は、製品の使用時に、図8に示すように、側壁部2c及び外枠側壁部3cの上端縁に装着されるようになっている。
内枠体4は、主に図2、図3、図6、図7に示すように、第四板状体14及び第五板状体15からなっている。第四板状体14は、内枠前壁部4aと、該内枠前壁部4aの左右それぞれに折り目形成線21を介して連設された内枠側壁部4cと、該両内枠側壁部4cの側端それぞれに折り目形成線21を介して連設された接続片4dとを備えている。第五板状体15は、内枠後壁部4bと、該内枠後壁部4bの左右それぞれに折り目形成線21を介して連設された支持体4eとを備えている。各支持体4eは、幅方向略中央に上下へ延びる折り目形成線21が設けられているとともに、側端にトイレ本体2の被係止穴2hに係合する係止片4hが設けられている。
この内枠体4は、製品の使用前の状態では、第四板状体14の各折り目形成線21で内側に折り曲げられ、接続片4dが第五板状体15の内枠後壁部4bに固定されることにより、内枠前壁部4a、内枠後壁部4b、及び左右の内枠側壁部4cが筒状となるように形成されており、折り目形成線21で折り曲げられて折り畳まれた状態となっている。そして、内枠体4は、製品の使用時には、(1)内枠前壁部4a、内枠後壁部4b、及び左右の内枠側壁部4cが筒状となるように開かれ、(2)内枠後壁部4bと支持体4eとの間の折り目形成線21で支持体4eが前方に折り曲げられるとともに、支持体4eの側端側が折り目形成線21で後方に折り曲げられることにより平面視V字状に形成され、(3)トイレ本体2の前側内面及び後側内面に、内枠体4の前側外面及び後側外面が略当接するようにしてトイレ本体2内に内枠体4が配設されるとともに、係止片4hがトイレ本体2の被係止穴2hに係合される(図7に二点鎖線で示す状態参照)。内枠体4は、その上端で便座部5の開口20の周囲を下側から支持するとともに、その内側に蓄便袋8(バケツ等の容器を利用することも可能。)が装着され、用便を収容するように構成されている。蓄便袋8は、本例に示すように、その開口を結束するための紐8aが設けられていることが好ましい。また、用便後は、蓄便袋8内に凝固剤や消臭剤を入れることが好ましい。このとき、凝固剤を入れる場合は、用便前に500ml程度の水を入れておくと、ジェル化した水が便を包み込み、臭いを防止し、蓄便袋が万一破れても便が流れ出ることもなく、使用済みの蓄便袋を安心して持ち運ぶことができる。
便座部5は、主に図8に示すように、用便用の開口20が設けられた第六板状体16と、開口20の周囲に配設された形状適合材としてのクッション材9と、第六板状体16と略同形状に形成され、該第六板状体16の表面を覆うように配設された便座シート10とを備えている。第六板状体16は、用便用の開口20が設けられた座板部5aと、該座板部5aの左右それぞれに折り目形成線21を介して連設された差込片5bとを備えている。この第六板状体16は、両差込片5bがそれぞれ下方に折り曲げられ、該差込片5bの外面がトイレ本体2の側壁部2cの内面に当接するととも、該差込片5bの前端側が、トイレ本体2の側壁部2cと前壁部2aに連設された接続片2gとの間に挿入されて挟持されるようになっている。クッション材9としては、特に限定されないが、スポンジや、ゲル状体を袋詰めしてなるゲルクッション材等を例示し、本例では、座板部5aにおける開口20の両側にそれぞれ配設されている。便座シート10としては、耐水性を備えるシートであれば特に限定されないが、発泡シート、ビニールシート等を例示する。便座部5における開口20の両側部は、図3に示すように、側面視で、便座部5の後端部から少なくとも用便中の使用者の略重心位置までが、内枠体4の後部に取り付けられて上下に延びる支持体4eにより下側から支持されるようになっている。
便蓋6は、主に図8に示すように、座板部5aと略同形状に形成された第七板状体17からなっている。
次に、本発明の組立式トイレ1の使用方法について順を追って説明する。
(1)使用前の状態にあるトイレ本体2を上述の通り組み立てる(図4参照)。
(2)使用前の状態にある外枠体3を上述の通り組み立ててトイレ本体2に取り付ける(図5参照)。
(3)使用前の状態にある内枠体4を上述の通り組み立ててトイレ本体2に取り付ける(図7参照)。
(4)内枠体4内に蓄便袋8を押し込んで十分広げるとともに、蓄便袋8の開口縁部を外側に折り返し、内枠体4の上端縁部に被せるようにして装着する(図8参照)。
(5)使用前の状態にある便座部5を上述の通り組み立ててトイレ本体2に装着するとともに、該便座部5の上に便蓋6を載置する(図8参照)。
(6)肘掛け7をトイレ本体2の側壁部2cと外枠体3の外枠側壁部3cとが重ね合わされてなる壁体の上端縁部に肘掛け7を取り付けると組立式トイレ1が完成する(図8参照)。
以上のように構成された本例の組立式トイレ1によれば、前壁部2aがその上側ほど前側になるように傾斜されているので、トイレ本体2の内方の上部に用便を収容するスペースを広く確保すると同時に、トイレ本体2の前方の下部に使用者の足を配置するスペースを広く確保することができる(図3の二点鎖線で表示された足を参照)。また、前壁部2aの上縁部が便座部5の前縁部を支持するようになっているので、該前縁部を支持する部材(従来例における内枠補強材等)を別途設けなくても充分な強度を確保でき、コストを低減することができる。
また、前壁部2aは、幅方向における中央部が前方に突出するように形成されているので、トイレ本体2の内方における幅方向中央部に用便を収容するスペースを広く確保すると同時に、トイレ本体2の前方における幅方向両側部に使用者の足を配置するスペースを確保することができる。また、この形状を採用することにより、前壁部2aの略上下方向に加わる荷重に対する強度を向上させることができる。
また、内枠体4が便座部5の開口の周囲を下側から支持することにより、便座部5を補強するようになっている。また、内枠体4は、トイレ本体2の前側内面及び後側内面に、前側外面及び後側外面が略当接するように配設されており、さらに、トイレ本体2の後部に対して「上方へ」ずれないようにするために、互いに嵌合する被係止穴2h及び係止片4hが、内枠体4の後部と、トイレ本体2の後部とに相対的に設けられているので、該内枠体4の前部が便座部5の前縁部を支持することにより、前壁部2aを補強するようになっている。また、この被係止穴2h及び係止片4hは、互いに嵌合することにより、内枠体4の後部が、トイレ本体2の後部に対して「左右へ」ずれないようにするので、内枠体4の開口が便座部5の開口20に略一致するように位置決めすることができる。
また、便座部5における開口20の両側部は、側面視で、便座部5の後端部から少なくとも用便中の使用者の略重心位置までが、上下に延びる支持体4eにより下側から支持されているので、便座部5における開口20の両側部であって、(A)便座部5の後部と、(B)用便中の使用者の略重心位置とを補強することができる。前記(A)については、出願人の調査・研究によれば、足の不自由な者は(図3の二点鎖線で表示された使用者の上半身を参照)、まず便座部5の前側に浅く腰掛け、両手を便座部5の後部に付いて、該両手で臀部を軽く浮かせながら後方に移動させることにより、便座部5に徐々に深く腰掛けることが多いことが判明しているからである。また、前記(B)については、着座時や用便中において、使用者の臀部が接することにより、その体重がかかる位置だからである。従って、この構成により、便座部5を効果的に補強することができる。
さらに、本例の組立式トイレ1は次の効果をも奏するようになっている。
(1)便蓋6をすれば一見トイレとは見えにくく、例えば寝室や病室に設置した場合でも来客に気を使わずに済む。
(2)プラスチック製や、木材とプラスチックとを併用してなる組立式トイレにおいては、一般に、他人が使用して不要になった中古品を使う人は少なく、粗大ゴミとなることが多い。しかし、本例の組立式トイレ1はその大部分を構成する板状体11〜17に紙ダンボールが採用されているので、不要になったときに板状体11〜17を有害煙の発生なく完全に焼却することができるほか、再生紙としてリサイクルすることもでき、環境に優しい。しかも、大部分が紙ダンボール製であるため、安価に製作することができる。
(3)本例の組立式トイレ1は、組立式であるため折り畳んだコンパクトな状態で運搬することができ、しかも、その大部分が紙ダンボール製であって軽いので、運搬や組立を容易に行うことができる。このため、必要に応じて様々な場所に持ち運んで設置できる。特に、災害時に移動トイレとすることができ、高齢者や身体障害者に便利である。
(4)排出した便を着脱交換式の蓄便袋8に蓄えるようになっているので、災害時、バキュームカーが入れない場所でも蓄便済み蓄便袋8だけを取り外して容易に持ち運ぶことができ、非常に便利である。また、福祉のレクリエーション等のアウトドア活動において、蓄便袋8により便を持ち帰ることができ、自然環境保護にも役立つ。さらに、蓄便袋8内に凝固剤や消臭剤を適宜添加することにより、便の後処理が容易になる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、支持体4eに凹部を設け、トイレ本体2に凸部を設けるようにする等、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
本発明を具体化した一実施形態に係る組立式トイレの斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 同組立式トイレのトイレ本体の組立方法を示す斜視図である。 同組立式トイレの内枠体の組立方法を示す斜視図である。 同組立式トイレの内枠体の装着方法を示す斜視図である。 同組立式トイレの外枠体の装着方法を示す斜視図である。 同組立式トイレの便座部、肘掛け等の装着方法を示す斜視図である。 従来の組立式トイレの斜視図である。
符号の説明
1 組立式トイレ
2 トイレ本体
2a 前壁部
2c 側壁部
2h 被係止穴
3 外枠体
4 内枠体
4e 支持体
4h 係止片
5 便座部
6 便蓋
7 肘掛け
8 蓄便袋
20 開口

Claims (4)

  1. 内側に用便を収容するように上下に延びる略筒状に形成されたトイレ本体と、該トイレ本体の上側の開口に取り付けられ、用便用の開口が設けられた便座部とを備えた組立式トイレであって、
    前記トイレ本体は、前壁部と、該前壁部の左右両端部をそれぞれ支持する一対の側壁部とを含み、
    前記前壁部は、その上側ほど前側になるように傾斜されて上縁部が便座部の前縁部を支持するように構成された組立式トイレ。
  2. 前記前壁部は、幅方向における中央部が前方に突出するように形成された請求項1記載の組立式トイレ。
  3. 前記トイレ本体の前側内面及び後側内面に、前側外面及び後側外面が略当接するように配設され、上下に延びる筒状の内枠体を備え、
    該内枠体は、その上端で前記便座部の開口の周囲を下側から支持するとともに、その内側に用便を収容するように構成され、
    該内枠体の後部が、前記トイレ本体の後部に対して上方へ又は/及び左右へずれないようにするために、互いに嵌合する凹部及び凸部が、前記内枠体の後部と、前記トイレ本体の後部とに相対的に設けられた請求項1又は2記載の組立式トイレ。
  4. 前記便座部における前記開口の両側部は、側面視で、前記便座部の後端部から少なくとも用便中の使用者の略重心位置までが、上下に延びる支持体により下側から支持された請求項1〜3のいずれか一項に記載の組立式トイレ。
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