JP2006078924A - シャッタ装置及び撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シャッタ装置を構成する電磁マグネットの吸着面へのゴミによる吸着不良や、露光秒時精度不良をなくす。
【解決手段】 アマーチャを保持する保持部材(19)と、アマーチャを吸着する電磁マグネットと、シャッタ羽根と、シャッタ羽根を駆動する駆動部材とを有し、電磁マグネットがアマーチャを吸着している第1の状態において保持部材と駆動部材(20)とが連結され、電磁マグネットによるアマーチャの吸着が解除された第2の状態において駆動部材と保持部材との連結が解除されてアマーチャが電磁マグネットに当接することを特徴とするシャッタ装置。
【選択図】 図11

Description

本発明は、アマーチャを吸着する電磁マグネットを有するシャッタ装置及び撮影装置に関する。
撮影の際、被写体を観察するためのファインダー像として、撮像素子に結像した被写体像を、LCD等のモニターに表示する機能を有したデジタルカメラには、各種シャッタ装置が用いられている。
第1の従来例としてのシャッタ装置は良く知られているように、複数に分割された羽根ユニットを2本のアームで各々回転可能に保持し、平行リンクを形成するとともに、シャッタ基板に支持された2組の羽根ユニットを有している。この羽根ユニットは、露光時に閉状態から開状態へ移行させる先羽根と、露光時に開状態から閉状態へ移行させる後羽根とを有する。
先羽根は、ばね等の駆動源と制御マグネットに吸着保持されるアマーチャとを有した先羽根駆動ユニットに連結されており、撮影準備状態で、チャージレバーによりアマーチャを制御マグネットのヨーク吸着面に接触させ、シャッタ開口を遮蔽した状態で保持されている。
後羽根も先羽根と同様な構成の後羽根駆動ユニットに連結されており、撮影準備状態で、チャージレバーによりアマーチャを制御マグネットのヨーク吸着面に接触させ、シャッタ開口を開放した状態で保持されている。
レリーズ後、チャージレバーは羽根保持位置から退避し、先・後羽根は通電された制御マグネットの磁力により、スタート位置に保持される。そして、先羽根より順番に制御マグネットへの通電が断たれ、先羽根はシャッタ開口を開放し、所定秒時後、後羽根の制御マグネットの通電が断たれ、後羽根はシャッタ開口を遮蔽する。こうして露光秒時を形成して画面が露光される。
走行完了後、チャージレバーにより、先羽根・後羽根は撮影準備位置へ移動し、次の撮影を待つ。
また、特許文献1、2には第2の従来例として、デジタルカメラ用のフォーカルプレーンシャッタが開示されており、カメラの電源を入れると先羽根がシャッタ開口を開く状態となり、通常LCD等のモニターで被写体を観察できるようになっている。
さらに、特許文献3には第3の従来例として、制御マグネットのアマーチャがクイックリターンするシャッタ装置が開示されている。すなわち、羽根駆動部材とアマーチャレバーは完全に別体で、アマーチャレバーが羽根駆動部材の緊定として働き、緊定解除後の露光走行始めに一体で走行しない。
また、先羽根・後羽根制御マグネットは永久磁石によりアマーチャを保持し、マグネットコイルへの通電で、永久磁石の磁力を打ち消してアマーチャをばね力により離反させるタイプのため、先羽根走行完了後のシャッタ開口全開時に後羽根保持のための後羽根マグネットコイルへの通電の必要はない。従って、後羽根係止部材に相当するものは設けられていない。
特開2001−215555号公報(段落0034) 特開2002−23220号公報(段落0034、0035) 特公平02−001290号公報(第1図)
上記第1の従来例では、LCD等のモニターで被写体を観察する際に、撮像素子に被写体像を結像させるために、先羽根がシャッタ開口を全開する必要がある。従来のシャッタ装置では、先羽根制御マグネットはコイルに通電することでアマーチャを吸着し、先羽根を走行開始位置に保持している。先羽根を開方向に駆動するための信号が入力されると、先羽根制御マグネットはコイルの通電を断ち、アマーチャはヨークとの吸着を解除し、マグネットの吸着面は露出した状態になる。この露出状態は、撮影者が構図を決め、レリーズボタンを押し切り、撮影が終了するまでの間続くため、場合によっては非常に長い時間マグネットの吸着面が露出した状態となるおそれがある。そのため、マグネットの吸着面にゴミが侵入する可能性が高くなり、吸着不良による秒時精度の悪化や先羽根の保持不良を招くおそれがある。
また、後羽根制御マグネットもコイルに通電することでアマーチャを吸着し、後羽根を走行開始位置に保持している。LCD等のモニターで被写体を観察する際に、撮像素子に被写体像を結像させるために、先羽根がシャッタ開口を全開した状態では、先羽根、後羽根ともにオーバーチャージ状態にメカ的に保持するチャージレバーは退避位置に戻ってしまうため、後羽根がシャッタ開口を閉じないよう、後羽根制御マグネットはコイルへの通電を継続しなければならない。そのため、電力を無駄に費やしてしまうという不都合があった。
また、LCD等のモニターで被写体を観察する時間が長い場合は、コイルと通電状態にある後羽根制御マ
グネットのコイルの温度が高くなる。その状態で、撮影者が高速露光秒時で撮影すると、後羽根制御マグネットの作動特性が不安定となり、露光秒時精度が悪くなるという不都合があった。
上記第2の従来例では、以下のような欠点があった。レンズ交換可能なシステムカメラに用いる際には、レンズ交換時にシャッタ開口が開いたままのため、撮像素子の前面に配置されたローパスフィルター等にゴミが付着する危険度が高く、ゴミが付着した場合は、撮像画像の品位が落ちてしまう。
また、レンズキャップ等をしないでカメラを明るい屋外等に放置した際には、撮像素子に太陽光が長時間照射されることが考えられ、撮像素子の劣化を生じ易い。
上記第3の従来例では、以下のような欠点があった。アマーチャレバーの駆動レバーとの係合部に緊定部を形成するため、係止用のレバーと該レバーの回転軸及びばねが必要となる。このため、駆動ユニットの構造が複雑でコストが高くなるおそれがある。
また、永久磁石の磁力により離反力を有したアマーチャレバーを保持しているため、経時変化により永久磁石の磁力が徐々に弱くなる。その結果、安定してアマーチャを保持するのが困難となり、精度不良を起こし易く、最悪の場合アマーチャの吸着不良によりシャッタとしての機能を果たすことができなくなる。
本出願の発明の目的は、長秒時露光やEVF(LCD等の背面モニター)観察時に、信頼性向上のため、先幕制御マグネット吸着面へのゴミによる吸着不良や、露光秒時精度不良をなくす点にある。
また、省エネのため、後幕制御マグネットを通電保持せずに露光開口を長時間開放する。更に、レンズ交換時の撮像素子へのゴミの付着を防止すると共に、撮像素子の劣化を防止できるシャッタ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本願発明のシャッタ装置の第1の構成は、アマーチャを保持する保持部材と、前記アマーチャを吸着する電磁マグネットと、シャッタ羽根と、前記シャッタ羽根を駆動する駆動部材とを有し、
前記電磁マグネットが前記アマーチャを吸着している第1の状態において前記保持部材と前記駆動部材とが連結され、前記電磁マグネットによる前記アマーチャの吸着が解除された第2の状態において該駆動部材と前記保持部材との連結が解除されて前記アマーチャが前記電磁マグネットに当接することを特徴とする。
本願発明のシャッタ装置の第1の構成によれば、電磁マグネットによるアマーチャの吸着が解除された第2の状態において駆動部材と保持部材との連結が解除されてアマーチャが電磁マグネットに当接するため、電磁マグネットにゴミなどの異物が付着するのを防止できる。
ここで、本願発明の第1の構成において、前記シャッタ羽根は、第1のシャッタ羽根と、該第1のシャッタ羽根の駆動開始後に駆動される第2のシャッタ羽根を有しており、前記第1のシャッタ羽根の駆動に際して動作する第1の機構と、前記第2のシャッタ羽根の駆動に際して動作する第2の機構と、前記第2の機構の動作を阻止する第1の位置と該第2の機構の動作を許容する第2の位置とに移動可能な阻止部材とを有し、前記阻止部材は、前記第2のシャッタ羽根の駆動前において前記第1の機構により前記第1の位置に保持されるようにしてもよい。これにより、阻止部材は、第2のシャッタ羽根の駆動前において第1の機構により第1の位置に保持されるため、阻止部材を第1の位置に保持するための電力が不要となり、消費電力の無駄をなくすことができる。
図面を参照して、本実施例について説明する。
図1〜14図は本発明の実施例を表すシャッタ装置(フォーカルプレーンシャッタ)の図で、図1は走行準備完了状態にあるシャッタユニットの斜視図で、制御マグネットを保持する地板等を省略して、要部を見易くしている。図2、図3は羽根ユニットを光軸方向から見た図であり、図2は走行準備完了状態、図3は走行完了状態にあるときの羽根ユニットの配置を示している。
図4〜図9は羽根ユニットの駆動を説明するための図であり、図4は走行準備完了状態、図5は露光走行始め状態(EVF観察移行開始状態)、図6は露光走行始め状態、図7は先羽根走行完了した露光開口開き状態(EVF観察状態)、図8は露光開口開き状態から露光開口閉じ状態への移行途中を示した図、図9は露光完了状態を示している。
図10〜図12は先羽根制御マグネットのアマーチャがクイックリターンする機構を示す模式的側面図で、図10はアマーチャがクイックリターンする前の状態を示す模式的側面図、図11はアマーチャがクイックリターンへ移行する途中状態を示す模式的側面図、図12はアマーチャがクイックリターンを開始した状態を示す模式的側面図である。
図13、図14は後羽根係止部材の駆動機構を示す模式的側面図で、図13は後羽根係止状態、図14は後羽根係止解除状態を示す。図15は本実施例のシャッタ装置を有したデジタル一眼レフカメラシステムのカメラ中央縦断面図でOVF(光学ビューファインダー)での被写体観察状態を示す。
図16は本実施例のシャッタ装置を有したデジタル一眼レフカメラシステムのカメラ中央縦断面図でEVF(電子ビューファインダー)での被写体観察状態を示す。
これら図において、1はシャッタ開口を有する基板(以下、「シャッタ地板」という)、1aはシャッタ開口部、1bはシャッタ地板1と第2先羽根駆動部材(先羽根にばね力等による走行エネルギーを与えるレバー)20の駆動ピンとの干渉を避けるための第1の長孔、1cはシャッタ地板1と後羽根駆動部材(後羽根にばね力等による走行エネルギーを与えるレバー)29との駆動ピンとの干渉を避けるための第2の長孔である。
2は先羽根スリット形成羽根で2aは先羽根スリット形成端、3〜5は先羽根覆い羽根ユニットで、順に3は第1の先羽根、4は第2の先羽根、5は第3の先羽根と称す。6は先羽根用の第1のアームで、シャッタ地板1に設けられた軸部1dに回転可能に支持されている。また、第1のアーム6の先端部にはカシメダボ8aが設けられており、このカシメダボ8a周りに先羽根スリット形成羽根2が回転可能に支持されている。
また、6aは第2先羽根駆動部材20の駆動ピン20eを通すための駆動穴部である。
7は先羽根用の第2のアームで、シャッタ地板1に設けられた軸部1e周りに回転可能に支持されている。また、第2のアーム7の先端部にはカシメダボ9aが設けられており、このカシメダボ9a周りに先羽根スリット形成羽根2が回転可能に支持されている。これらの先羽根スリット形成羽根2、第1のアーム6及び第2のアーム7により平行リンクが形成される。
同様に、先羽根覆い羽根のうち第1の先羽根3,第2の先羽根4,第3の先羽根5はそれぞれ、先羽根用の第1のアーム6及び第2のアーム7の中間部に形成されたカシメダボ8bと9b,8cと9c,8dと9dに回転可能に支持されており、これらにより平行リンクが形成される。
後羽根は先羽根と同様の構成で、10は後羽根スリット形成羽根であり、10aは後羽根スリット形成端である。11〜13は後羽根覆い羽根で、順に11を第1の後羽根、12を第2の後羽根、13を第3の後羽根と称す。14は後羽根用の第1のアームで、シャッタ地板1に設けられた軸部1f周りに支持されている。第1のアーム14の先端部にはカシメダボ16aが設けられており、このカシメダボ16a周りに後羽根スリット形成羽根10が回転可能に支持されている。
また、14aは後羽根駆動部材29の駆動ピン29cを通すための駆動穴部である。15は後羽根用の第2のアームで、シャッタ地板1に設けられた軸部1g周りに回転可能に支持されている。第2のアーム15の先端部にはカシメダボ17aが設けられており、このカシメダボ17a周りに後羽根スリット形成羽根10が支持されている。後羽根スリット形成羽根10、後羽根用の第1のアーム14及び第2のアーム15により平行リンクが形成される。同様に、後羽根覆い羽根のうち第1の後羽根11,第2の後羽根12及び第3の後羽根13はそれぞれ、後羽根用の第1のアーム14及び第2のアーム15の中間部に形成されたカシメダボ16bと17b,16cと17c,16dと17dに回転可能に支持されており。これらにより平行リンクが形成される。
図4〜図9に示す18はチャージレバーで、シャッタ地板1に設けられた軸部1hに回転可能に支持されている。この軸部1hには、チャージレバー18に対してスラスト方向に僅かの隙間を空けて不図示の抜け止め部材が設けられている。18aはチャージレバー18の入力側腕部、18bは入力側腕部18aに一体的に設けられた入力ピン、18cはチャージレバー18の先羽根側出力腕部、18dはチャージレバーの後羽根側出力腕部である。チャージレバー18は、図4のオーバーチャージ位置と図5のチャージ初期位置で不図示のストッパに当接して回転動作を制限される。
図4〜図9に示す19は第1先羽根駆動部材(保持部材)で、シャッタ地板1に設けられた軸部1iに回転可能に支持されている。この軸部1iには、第1の先羽根駆動部材19に対してスラスト方向に僅かの隙間を空けて不図示の抜け止め部材が設けられている。
図4〜図9に示す20は第2先羽根駆動部材で、第1先羽根駆動部材19と同様にシャッタ地板1に設けられた軸部1iに回転可能に支持されている。この軸部1iには、第1先羽根駆動部材19に対してスラスト方向に僅かな隙間を空けて不図示の抜け止め部材が設けられている。
第2先羽根駆動部材20には第1の腕部20a及び第2の腕部20bが設けられている。この第1の腕部20aには、コロ21が回転可能に支持されている。コロ21は、シャッタ地板1に当接することにより抜け止めされている。第2の腕部20bには、先羽根駆動ピン20c及び面取り部20d(図10〜図14参照)が形成されている。
図1に示す22は、軸1iと同軸に第1・第2先羽根駆動部材19・20上に設けられた先羽根駆動ばね(第2の付勢部材)であり、その一端は不図示の幕速調節部材に支持され、他端は第2先羽根駆動部材20のばね掛け突起(不図示)に引掛けられている。これにより、第2先羽根駆動部材20に対して軸部1iを中心とした時計回り方向の回動力を与えることができる。なお、先羽根駆動ばね22のばね力は、後述する第1先羽根駆動部材戻しばね27のばね力よりも大きく設定されている。
また、第1先羽根駆動部材19の先端上部には、図1に示すアマーチャ保持部19aが形成されており、先羽根制御マグネットのアマーチャ23をアマーチャ軸24にてある程度の動きの自由度を与えて保持している。
25は先羽根制御マグネットのヨーク、26は先羽根制御マグネットのコイルである。ヨーク25は不図示のマグネット地板に固定されており、通電によりアマーチャ23を保持し、通電の解除によりアマーチャ23を解放する。この動作を利用してシャッタ秒時を制御することができる。
27は第1先羽根駆動部材戻しばね(第1の付勢部材)で、その一端は不図示のマグネット地板に引っ掛けられ、他端は第1先羽根駆動部材19に引っ掛けられている。上述の構成によれば、第1先羽根駆動部材19に対して、軸部1iを中心として反時計回り方向の回動力を与えることができる。
28は板ばねフックで、軸部1iの周囲にて第1先羽根駆動部材19に固着されており、その先端腕28aはシャッタ地板1に対して直角方向に変位可能となっている(図1参照)。図10〜図14に示すように、板ばねフック28の先端部にはシャッタ地板1側に延びるフック部28bが設けられており、このフック部28bには、直線端部28c及び曲線端部28dが形成されている。
直線端部28c及び第2先羽根駆動部材20の端面20dが係合することにより、第1先羽根駆動部材19及び第2先羽根駆動部材20を軸部1i周りに一体として回転することができる。
板ばねフック28に形成された曲線端部28dは、先羽根3〜5の走行完了直前にシャッタ地板1に形成された突起部1k(解除部材)に当接する。これにより、曲線端部28dがシャッタ地板1の垂直方向に押し上げられ、直線端部28c及び第2先羽根駆動部材20の端面20dの係合が解除される。
図4〜図9に示す29は後羽根駆動部材で、シャッタ地板1に設けられた軸部1j周りに回転可能に支持されている。この軸部1jには、後羽根駆動部材29に対してスラスト方向に僅かな隙間を空けて不図示の抜け止め部材が設けられている。
後羽根駆動部材29には第1の腕部29a及び第2の腕部29bが設けられている。この第1の腕部29aには、コロ30が回転可能に支持されている。コロ30は、シャッタ地板1に当接することにより抜け止めとして作用している。第2の腕部29bには、後羽根駆動ピン29cが一体的に設けられている。
図1に示す31は、軸部1jと同軸に後羽根駆動部材29上に設けられたトーションばねであり、その一端は不図示の幕速調節部材に支持され、他端は後羽根駆動部材29のばね掛け突起(不図示)に引掛けられている。これにより、後羽根駆動部材29に対して軸部1jを中心とした時計回り方向の回動力を与えることができる。
また、後羽根駆動部材の腕29aの上部には、図1に示すアマーチャ保持部29dが形成されており、マグネットのアマーチャ32をアマーチャ軸33にてある程度の動きの自由度を与えて保持する。
34はマグネットのヨーク、35はマグネットのコイルで、不図示のマグネット地板に固定され、通電によりアマーチャ32を保持し、通電の解除によりアマーチャ32を解放する。この動作を利用してシャッタ秒時を制御する。
36は、シャッタ羽根走行完了時に先羽根駆動ピン20cと後羽根駆動ピン29cを受ける緩衝部材である。図13、図14に示す37は後羽根係止部材で、磁性材料により構成されており、シャッタ地板1に設けられた軸部1hの同軸上に配置された軸部1hよりも径が短い1ha周りに回転可能に支持されている。
図13、図14に示す38は後羽根係止部材戻しばねであり、後羽根係止部材37と軸部1hの先端部に設けられたフランジ1hbとの間に軸部1h方向に圧縮された状態で組み込まれている(図13、図14参照)。この後羽根係止部材戻しばね38のばね力によって、後羽根係止部材37は、軸部1haを回転軸として時計周り方向に回転するとともに、軸部1hの段差部1hcに押し付けられる。
後羽根係止部材37の後羽根側腕37aの先端には、後羽根係止部37bが形成されており、この後羽根係止部37bは、後羽根駆動部材29の被係止部29dの回転軌跡内に進入したときに被係止部29dに係合し、後羽根駆動部材29が時計周り方向に回転(後羽根の閉じ動作)するのを阻止する(図4〜図9参照)。
後羽根係止部材37の先羽根側腕部37cの側面37d(図4〜図9参照)は、第1の先羽根駆動部材19の下面に植設された第2の突起部19cとこの第2の突起部19cに設けられた第1の突起部19bに係合している。上述の構成によれば、後羽根係止部材37が軸部1haを回転軸として時計周り方向に回転するのを阻止することができる。
図13、図14に示す37eは、後羽根係止部材37の先羽根側腕部37cに設けられた凸部で、先羽根制御マグネットのヨーク25の先端吸着面近傍に配置されている。
先羽根制御マグネットのアマーチャ23が吸着位置に配置された状態で、先羽根制御マグネットのコイル26への通電を通常のシャッタ秒時制御動作時での通電よりも多い所定値まで増やすと、後羽根係止部材戻しばね38のばね力に抗して、凸部37eが斜め上方へ持ち上げられながらヨーク25に吸着される。このとき、後羽根係止部材37は第2の突起部19cと係合するまで時計周り方向に回転し、後羽根係止部37bと後羽根駆動部材の被係止部29dとの係合が解除され、後羽根駆動部材29の時計周り方向の回動(即ち、後羽根の閉じ動作)を可能とする。
図15,図16に示す51はカメラボディ、52はカメラボディに対して着脱可能に装着される撮影レンズである。53は主ミラーであり、被写体観察時に撮影光路内に斜設され、撮影時に撮影光路外に退避する。54はペンタダハプリズム、55は接眼系レンズ、56はフォーカルプレーンシャッタ装置(ユニット)、57は撮像素子(例えば、CCDセンサ、CMOSセンサ)、58は撮像素子57の前面に配置された赤外線カットフィルターやローパスフィルター、59はLCD等の背面モニターである。
次に、上記構成の動作を説明する。
「OVF(光学ファインダー)観察状態から撮影、最短全開露光秒時(例えば1/125秒)よりも短い露光秒時の場合」
図4の走行準備完了状態において、チャージレバー18は先羽根2〜5及び後羽根10〜13をオーバーチャージ状態に保持しており、先羽根2〜5はシャッタ開口部1aを閉じ、後羽根10〜13はシャッタ開口部1aを開いている。シャッタレリーズ信号により、第1先羽根駆動部材19及び後羽根駆動部材29はそれぞれ、アマーチャ23,32にて、通常のシャッタ秒時制御動作時での条件で給電された秒時制御マグネット25,26及び34,35により吸着保持される。
主ミラー53が撮影光路外へ退避すると、この主ミラー53の動きに連動してチャージレバー18が反時計周り方向に回動し(第2先羽根駆動部材20は、板ばねフック28により第1先羽根駆動部材19と一体で回動できるように係合しているため)、先羽根2〜5は走行できる状態になる。
他方、後羽根10〜13は、後羽根係止部材37の後羽根係止部37bが後羽根駆動部材29の被係止部29dの回転軌跡内へ進入しているため、後羽根係止部37b及び被係止部29dが当接することにより閉じ動作が阻止される。
まず、秒時制御用先羽根マグネットの給電が絶たれ、アマーチャ23の吸着が解除されると、先羽根駆動ばね22のばね力により、先羽根2〜5は、時計周り方向に第1のアーム6と第2のアーム7(図2、図3参照)を回動する。それに伴い、先羽根スリット形成羽根2と、第1の先羽根3,第2の先羽根4及び第3の先羽根5は平行リンクの作用により、シャッタ開口部1aの長辺に対して先羽根スリット形成端2a及び第1の先羽根3,第2の先羽根4,第3の先羽根5を平行に保ちながらシャッタ開口部1aの上方から下方へ向けてシャッタ開口部1aを開放するよう図6の位置へ移動する。
図6は短時間露光を示すスリット露光の走行始め状態を示しており、第1先羽根駆動部材19が時計周り方向に少し回動しているため、後羽根係止部材37の先羽根側腕部37cの側面37dは、第1先羽根駆動部材19の第1の突起部19bの移動に追従する。これにより、後羽根係止部材37は軸部1haを回転軸として時計周り方向に回転する。
そして、後羽根係止部材37の後羽根係止部37bが後羽根駆動部材29の被係止部29dの回転軌跡内から退避するので、後羽根10〜13の閉じ動作が許可される。
所定の露光秒時を形成する時間を計時後、秒時制御用後羽根マグネットの給電が絶たれ、アマーチャ32の吸着が解除されると、後羽根駆動ばね31のばね力により、後羽根10〜13は、時計周り方向に第1のアーム14と第2のアーム15を回動する。それに伴い、後羽根スリット形成羽根10と後覆い羽根の第1の後羽根11,第2の後羽根12,第3の後羽根13は平行リンクの作用により、シャッタ開口部1aの長辺に対して後羽根スリット形成端10a及び第1の後羽根11,第2の後羽根12,第3の後羽根13を平行に保ちながらシャッタ開口部1aの上方から下方へ向けてシャッタ開口部1aを閉じるように図9の位置へ移動し露光動作が終了する。
尚、先羽根走行が完了する直前に、図10〜図12に示すように、先羽根制御マグネットのアマーチャがクイックリターンする。まず図10に示すように、先羽根駆動ばね22のばね力によって第2先羽根駆動部材20を駆動されると、これと一体となって第1先羽根駆動部材19が第1先羽根駆動部材戻しばね27のばね力に抗して駆動される。
やがて先羽根2〜5が走行完了に近づくと、図11に示すように、板ばねフックの先端のフック部28bに形成された曲線端部28dがシャッタ地板に形成された突起部1kの曲面部に当接し、シャッタ地板1の垂直方向に押し上げられ、直線端部28cと第2先羽根駆動部材20の端面20dとの係合が解除される。
更に、先羽根2〜5が走行完了に近づくと、直線端部28cと第2先羽根駆動部材20の端面20dとの係合が完全に絶たれ、図12に示すように、アマーチャ23と第1先羽根駆動部材19は、第1先羽根駆動部材戻しばね27のばね力により軸部1i周りに反時計周り方向に回動し、アマーチャ23がヨーク25に吸着される位置まで移動する。
露光終了直後、不図示のチャージ機構によりシャッタチャージレバー18が時計周り方向に回動され、先羽根2〜5と後羽根10〜13が図4の走行準備完了状態にセットされ次の撮影に備える。
「OVF(光学ファインダー)観察状態から撮影、最短全開露光秒時(例えば1/125秒)よりも長く、所定全開露光秒時(例えば5秒)よりも短い露光秒時の場合」
図4の走行準備完了状態において、チャージレバー18は先羽根2〜5、後羽根10〜13をオーバーチャージ状態に保持しており、先羽根2〜5はシャッタ開口部1aを閉じ、後羽根10〜13はシャッタ開口部1aを開いている。シャッタレリーズ信号により、第1先羽根駆動部材19及び後羽根駆動部材29はそれぞれ、アマーチャ23,32にて、通常のシャッタ秒時制御動作時での条件で給電された秒時制御マグネット25,26及び34,35により吸着保持される。
主ミラー53が撮影光路外へ退避すると、この主ミラー53の動きに連動してチャージレバー18が反時計周り方向に回動し(第2先羽根駆動部材20は、板ばねフック28により第1先羽根駆動部材19と一体で回動できるように係合しているため)、先羽根2〜5は走行を許可される状態となる。
他方、後羽根10〜13は、後羽根係止部材37の後羽根係止部37bが後羽根駆動部材の被係止部29dの回転軌跡内へ進入しているので、後羽根係止部37b及び被係止部29dが当接することにより閉じ動作が阻止される。
まず、秒時制御用先羽根マグネットの通電が絶たれ、アマーチャ23の吸着が解除されると、先羽根駆動ばね22のばね力により、先羽根2〜5は時計周り方向に第1のアーム6と第2のアーム7を回動する。それに伴い、先羽根スリット形成羽根2と、先覆い羽根の第1の先羽根3,第2の先羽根4及び第3の先羽根5の平行リンク作用により、シャッタ開口部1aの長辺に対して先羽根スリット形成端2a及び第1の先羽根3,第2の先羽根4,第3の先羽根5を平行に保ちながらシャッタ開口部1aの上方から下方へ向けてシャッタ開口部1aを開放するよう図5の位置へ移動する。
図5は露光走行始め状態において、第1先羽根駆動部材19は時計周り方向に少し回動しているため、後羽根係止部材37の先羽根側腕部37cの側面37dは第1先羽根駆動部材19の第1の突起部19bの移動に追従する。これにより、後羽根係止部材37は軸部1haを回転軸として時計周り方向に回転する。そして後羽根係止部材37の後羽根係止部37bが後羽根駆動部材の被係止部29dの回転軌跡内から退避するので、後羽根10〜13の閉じ動作が許可される。
しかし、この状態ではまだ後羽根10〜13は走行を開始するタイミングではないので、シャッタは図7の先羽根走行が完了した露光開口開き状態に移行する。この先羽根走行が完了する直前に、図10〜図12に示すように、先羽根制御マグネットのアマーチャがクイックリターンする。
すなわち、まず図10に示すように、先羽根駆動ばね22のばね力によって第2先羽根駆動部材20を駆動されると、これと一体となって第1先羽根駆動部材19が第1先羽根駆動部材戻しばね27のばね力に抗して駆動される。やがて先羽根2〜5が走行完了に近づくと、図11に示すように、板ばねフック28のフック部28bに形成された曲線端部28dがシャッタ地板1に形成された突起部1kの曲面部に当接し、シャッタ地板1の垂直方向に移動する。これにより、直線端部28cと第2先羽根駆動部材20の端面20dとの係合が解除される。
更に先羽根2〜5が走行完了に近づくと、直線端部28cと第2先羽根駆動部材20の端面20dとの係合が完全に絶たれ、図12に示すように、アマーチャ23と第1先羽根駆動部材19は、第1先羽根駆動部材戻しばね27のばね力により軸部1iの周りに反時計周り方向に回動し、アマーチャ23がヨーク25に吸着される位置まで移動する。
この際、後羽根係止部材37は、第1の突起部19bに押されて、軸1haを回転軸として反時計周り方向に回転する。ここで、後羽根係止部材37(阻止部材)の後羽根係止部37bが後羽根駆動部材の被係止部29dの回転軌跡内へ進入するので、このままでは閉じ動作が阻止される。
そこで、先羽根制御マグネットのアマーチャ23がクイックリターンした後、予め設定若しくは演算された露光秒時の直前のタイミングで、先羽根制御マグネットのコイル26への通電を通常のシャッタ秒時制御動作時での通電よりも多い所定値まで増やす。
すると後羽根係止部材戻しばね38のばね力に抗して、凸部37eが斜め上方へ持ち上げられながらヨーク25へ吸着される(図13の状態から図14の状態へと移行する)。そのときは、後羽根係止部材37は第2の突起部19cと係合するまで時計周り方向に回動し、後羽根係止部37bと後羽根駆動部材の被係止部29dとの係合が解除され、後羽根駆動部材29の時計周り方向の回動(即ち、後羽根の閉じ動作)を可能とする。
所定の露光秒時を形成する時間を計時後、秒時制御用後羽根マグネットの給電が絶たれ、アマーチャ32の吸着が解除されると、後羽根駆動ばね31のばね力により、後羽根10〜13は時計周り方向に第1のアーム14と第2のアーム15を回動させる。
それに伴い、後スリット形成羽根10と、後覆い羽根の第1の後羽根11,第2の後羽根12及び第3の後羽根13の平行リンク作用により、シャッタ開口部1aの長辺に対して後羽根スリット形成端10a及び第1の後羽根11,第2の後羽根12,第3の後羽根13を平行に保ちながらシャッタ開口部1aの上方から下方へ向けてシャッタ開口部1aを閉じるように図9の位置へ移動し露光動作が終了する。
この直後、不図示のチャージ機構によりシャッタチャージレバー18が時計周り方向に回動され、先羽根2〜5と後羽根10〜13が図4の走行準備完了状態にセットされ次の撮影に備える。
「OVF(光学ファインダー)観察状態から撮影、バルブ若しくは所定全開露光秒時(例えば5秒)よりも長い露光秒時の場合」
図4の走行準備完了状態において、チャージレバー18は先羽根2〜5、後羽根10〜13をオーバーチャージ状態に保持しており、先羽根2〜5はシャッタ開口部1aを閉じ、後羽根10〜13はシャッタ開口部1aを開いている。
シャッタレリーズ信号により、第1先羽根駆動部材19及び後羽根駆動部材29はそれぞれ、アマーチャ23,32にて、通常のシャッタ秒時制御動作時での条件で給電された秒時制御マグネット25,26及び34,35により吸着保持される。主ミラー53が撮影光路外へ退避すると、この主ミラー53の動きに連動してチャージレバー18が反時計周り方向に回動し(第2先羽根駆動部材20は、板ばねフック28により第1先羽根駆動部材19と一体で回動できるように係合しているため)、先羽根2〜5は走行を許可される状態となる。
他方、後羽根10〜13は、後羽根係止部材37の後羽根係止部37bが後羽根駆動部材の被係止部29dの回転軌跡内へ進入しているので、後羽根係止部37b及び被係止部29dが当接することにより、閉じ動作が阻止される。
まず、秒時制御用先羽根マグネットの通電が絶たれ、アマーチャ23の吸着が解除されると、先羽根駆動ばね22のばね力により、先羽根2〜5は、時計周り方向に第1のアーム6と第2のアーム7を回動する。それに伴い、先羽根スリット形成羽根2と、先覆い羽根の第1の先羽根3,第2の先羽根4及び第3の先羽根5の平行リンク作用により、シャッタ開口部1aの長辺に対して先羽根スリット形成端2a及び第1の先羽根3,第2の先羽根4,第3の先羽根5を平行に保ちながらシャッタ開口部1aの上方から下方へ向けてシャッタ開口部1aを開くように図5の位置へ移動する。
図5は露光走行始め状態で、第1先羽根駆動部材19が時計周り方向に少し回動しているため、後羽根係止部材37の先羽根側腕部37cの側面37dは第1の突起部19bの移動に追従する。これにより、後羽根係止部材37は軸部1haを回転軸として時計周り方向に回転する。
そして後羽根係止部材37の後羽根係止部37bが後羽根駆動部材の被係止部29dの回転軌跡内から退避するので、後羽根の閉じ動作が許可される。
しかし、まだ後羽根10〜13の走行を開始するタイミングではないため、シャッタは図7の先羽根走行が完了した露光開口開き状態に移行する。この先羽根走行が完了する直前に、図10〜図12に示すように、先羽根制御マグネットのアマーチャがクイックリターンする。
すなわち、図10に示すように、先羽根駆動ばね22のばね力によって第2先羽根駆動部材20を駆動されると、これと一体となって第1先羽根駆動部材19が第1先羽根駆動部材戻しばね27のばね力に抗して駆動される。やがて、先羽根2〜5が走行完了に近づくと、図11に示すように、板ばねフック28の先端のフック部28bに形成された曲線端部28dがシャッタ地板に形成された突起部1kの曲面部に当接し、シャッタ地板1の垂直方向に押し上げられ、直線端部28cと第2先羽根駆動部材20の端面20dとの係合が解除される。
更に先羽根2〜5が走行完了に近づくと、直線端部28cと第2先羽根駆動部材20の端面20dとの係合が完全に絶たれ、図12に示すように、アマーチャ23と第1先羽根駆動部材19は、第1先羽根駆動部材戻しばね27のばね力により軸部1iを回転軸として反時計周り方向に回動し、アマーチャ23がヨーク25に当接する位置に移動する。
この際、後羽根係止部材37は、第1の突起部19bに押されて、軸部1haを回転軸として反時計周り方向に回転する。後羽根係止部材37の後羽根係止部37bが後羽根駆動部材の被係止部29dの回転軌跡内へ進入するため、このままでは閉じ動作が阻止される。
この状態で秒時制御用後羽根マグネットの通電を絶ち、後羽根駆動部材29を極僅かだけ時計周り方向に回動し、後羽根駆動部材の被係止部29dを、後羽根係止部材37の後羽根係止部37bに完全に係合させる。この被係止部29dの後羽根係止部37bに対する係合は、簡単には解除できないようになっている。従って、後羽根制御マグネットコイル35へ通電することなく、シャッタ開口部1aを長時間開放できる。
次に、バルブ解除のタイミングで、或は予め設定若しくは演算された露光秒時の直前のタイミングで、後羽根制御マグネットコイル35に通電し、後羽根駆動部材29を極僅か反時計周り方向に回動させ、アマーチャ32をヨーク34へ再吸着させる。
これにより後羽根駆動部材29の被係止部29dを、後羽根係止部材37の後羽根係止部37bから僅かに浮かすことができる。この直後、先羽根制御マグネットのコイル26への通電を通常のシャッタ秒時制御動作時での通電よりも多い所定値まで増やす。すると後羽根係止部材戻しばね38のばね力に抗して、凸部37eが斜め上方へ持ち上げられながらヨーク25に吸着される(図13の状態から図14の状態へと移行する)。そのときは、後羽根係止部材37は第2の突起部19cと係合するまで時計周り方向に回動し、後羽根係止部37bと後羽根駆動部材の被係止部29dとの係合が絶たれ、後羽根駆動部材29の時計周り方向の回動(即ち、後羽根の閉じ動作)を可能とする。
バルブ解除のタイミング直後、或は予め設定若しくは演算された露光秒時を計時後、秒時制御用後羽根マグネットの給電がカットされアマーチャ32の吸着が解除されると、後羽根駆動ばね31のばね力により、後羽根10〜13は、時計周り方向に第1のアーム14と第2のアーム15を回動する(尚、後羽根制御マグネットの給電がカットされアマーチャ32の吸着が解除され後羽根10〜13の走行が開始されると、後羽根係止部材37の凸部37eを吸着していた先羽根制御マグネットのコイル26への給電も絶たれる)。
それに伴い、後羽根スリット形成羽根10と、後覆い羽根の第1の後羽根11,第2の後羽根12,第3の後羽根13の平行リンク作用により、シャッタ開口部1aの長辺に対して後羽根スリット形成端10a及び第1の後羽根11,第2の後羽根12,第3の後羽根13を平行に保ちながらシャッタ開口部1aの上方から下方へ向けてシャッタ開口部1aを閉じるように図9の位置へ移動し露光動作が終了する。
その直後、不図示のチャージ機構によりシャッタチャージレバー18が時計周り方向に回動され、先羽根2〜5と後羽根10〜13が図4の走行準備完了状態にセットされ次の撮影に備える。
「EVF(LCD等の背面モニター)観察状態から撮影の場合」
図4の走行準備完了状態において、チャージレバー18は先羽根2〜5、後羽根10〜13をオーバーチャージ状態に保持しており、先羽根2〜5はシャッタ開口部1aを閉じ、後羽根10〜13はシャッタ開口部1aを開いている。
撮影者が不図示のEVFモード設定手段によりEVFモード設定を行うと、主ミラー53は撮影レンズの撮影光路外への退避動作を開始する。この主ミラー53の退避動作の初期に、後羽根駆動部材29は、アマーチャ32にて、通常のシャッタ秒時制御動作時での条件で給電された秒時制御マグネット34,35により吸着保持される。主ミラー53が撮影光路外へ退避すると、この主ミラー53の動きに連動して、チャージレバー18が反時計周り方向に回動する。
このとき、先羽根2〜5の秒時制御マグネット25,26には通電していないので、先羽根のアマーチャ23は吸着保持されず(第2先羽根駆動部材20は、板ばねフック28により第1先羽根駆動部材19と一体で回動できるように係合しているため)、チャージレバー18が反時計周り方向に回動するのに追従して、先羽根2〜5がシャッタ開口部1aを開放する。この過程で、後羽根係止部材37は先羽根側腕部37cの側面37dが第1の突起部19bの移動に追従するので、後羽根係止部材37は軸部1haを回転軸として時計周り方向に回転する。
そして、後羽根係止部材37の後羽根係止部37bが後羽根駆動部材の被係止部29dの回転軌跡内から退避して、後羽根10〜13の閉じ動作が許可される。しかしながら、後羽根駆動部材29は秒時制御マグネット34,35によりアマーチャ32を吸着保持されているので、後羽根10〜13は閉じ動作を行わない。
他方、この先羽根走行が完了する直前に、図10〜図12に示すように、先羽根制御マグネットのアマーチャがクイックリターンする。
すなわち、まず図10に示すように、先羽根駆動ばね22のばね力によって第2先羽根駆動部材20を駆動されると、これと一体となって第1先羽根駆動部材19が第1先羽根駆動部材戻しばね27のばね力に抗して駆動される。やがて先羽根2〜5が走行完了に近づくと、図11に示すように、板ばねフック28のフック部28bに形成された曲線端部28dがシャッタ地板1に形成された突起部1kの曲面部に当接し、シャッタ地板1の垂直方向に押し上げられ、直線端部28cと第2先羽根駆動部材20の端面20dとの係合が解除される。
更に先羽根2〜5が走行完了に近づくと、直線端部28cと第2先羽根駆動部材20の端面20dとの係合が完全に絶たれ、図12に示すように、アマーチャ23と第1先羽根駆動部材19は、第1先羽根駆動部材戻しばね27のばね力により、軸部1iを回転軸として反時計周り方向に回動し、アマーチャ23がヨーク25に当接する位置に移動する。
この際、後羽根係止部材37は、第1の突起部19bに押されて、軸部1haを回転軸として反時計周り方向に回転する。そして、後羽根係止部材37の後羽根係止部37bが後羽根駆動部材の被係止部29dの回転軌跡内へ進入して、後羽根係止部37b及び被係止部29dが当接するため後羽根10〜13の閉じ動作が阻止される。
図7に示すように、この状態で、後羽根秒時制御マグネット34,35への通電を停止し、後羽根駆動部材29を極僅か時計周り方向に回動し、後羽根駆動部材の被係止部29dを、後羽根係止部材37の後羽根係止部37bに完全に係合させる。この被係止部29dの後羽根係止部37bに対する係合は、簡単には解除できないようになっている。従って、シャッタ開口部1aは開放状態に保たれ、撮影レンズからの被写体光をイメージャで捉えることができる。
よって、シャッタの先・後羽根両方の秒時制御マグネットへの通電が絶たれ、しかも先・後羽根両方の秒時制御マグネットの吸着面の露出がない状態で、EVF(LCD等の背面モニター)による被写体観察が可能となる。これにより、吸着面にゴミなどの異物が付着して接着不良を起こすのを防止することができる。
撮影者が不図示のレリーズボタンを操作し、シャッタレリーズ信号が入力されると、不図示のシャッタチャージ機構によりシャッタチャージレバー18が時計周り方向に回動して、先羽根2〜5がチャージされ、図4の走行準備完了状態に一旦なる。
その直後、第1先羽根駆動部材19及び後羽根駆動部材29はそれぞれ、アマーチャ23,32にて、通常のシャッタ秒時制御動作時での条件で給電された秒時制御マグネット25,26及び34,35により吸着保持される。続いてチャージレバー18が反時計周り方向に回動し(第2先羽根駆動部材20は、板ばねフック28により第1先羽根駆動部材19と一体で回動できるように係合しているため)、先羽根2〜5は走行を許可される状態となる。
後羽根10〜13は、後羽根係止部材37の後羽根係止部37bが後羽根駆動部材の被係止部29dの回転軌跡内へ進入しているので、後羽根係止部37b及び被係止部29dが当接して、閉じ動作が阻止される。
以降、最短全開露光秒時よりも長いか短いか、バルブ若しくは所定全開露光秒時よりも長いか短いかで以下の3つの場合に分けられる。
「最短全開露光秒時(例えば1/125秒)よりも短い露光秒時の場合」
秒時制御用先羽根マグネットの給電が絶たれ、アマーチャ23の吸着が解除された後の動作は、上述の「OVF(光学ファインダー)観察状態から撮影、最短全開露光秒時(例えば1/125秒)よりも長く、所定全開露光秒時(例えば5秒)よりも短い露光秒時の場合」と同様である。したがって、詳細な説明は省略する。
「最短全開露光秒時(例えば1/125秒)よりも長く、所定全開露光秒時(例えば5秒)よりも短い露光秒時の場合」
秒時制御用先羽根マグネットの通電が絶たれ、アマーチャ23の吸着が解除された後の動作は、上述の「OVF(光学ファインダー)観察状態から撮影、最短全開露光秒時(例えば1/125秒)よりも長く、所定全開露光秒時(例えば5秒)よりも短い露光秒時の場合」と同様である。従って、詳細な説明は省略する。
「バルブ若しくは所定全開露光秒時(例えば5秒)よりも長い露光秒時の場合」
秒時制御用先羽根マグネットの通電が絶たれ、アマーチャ23の吸着が解除された後の動作は、上述の「OVF(光学ファインダー)観察状態から撮影、バルブ若しくは所定全開露光秒時(例えば5秒)よりも長い露光秒時の場合」と同様である。従って、詳細な説明を省略する。
以上説明したように、上述の実施例によれば、長秒時露光やEVF(LCD等の背面モニター)観察時に、先幕制御マグネット吸着面へのゴミによる吸着不良や、露光秒時精度不良をなくすことができ、シャッタ装置の信頼性が向上する。また、後幕制御マグネットを通電保持せずに露光開口を長時間開放でき、省エネ効果を大きくすることができる。更に、EVF観察を優先した露光開口常時オープンタイプのフォーカルプレーンシャッタの欠点である、レンズ交換時の撮像素子へのゴミの付着を防止すると共に、撮像素子の劣化を防止できる。
本発明の実施例を表すフォーカルプレーンシャッタの図で、走行準備完了状態を示す斜視図。 本発明の実施例を表すフォーカルプレーンシャッタの図で、羽根ユニットの走行準備完了状態を示す正面図。 本発明の実施例を表すフォーカルプレーンシャッタの図で、羽根ユニットの走行完了状態を示す正面図。 本発明の実施例を表すフォーカルプレーンシャッタの図で、走行準備完了状態における要部の動作を示す模式的平面図。 本発明の実施例を表すフォーカルプレーンシャッタの図で、露光走行始め状態、或いは、EVF観察移行開始状態における要部の動作を示す模式的平面図。 本発明の実施例を表すフォーカルプレーンシャッタの図で、露光走行始め状態における要部の動作を示す模式的平面図。 本発明の実施例を表すフォーカルプレーンシャッタの図で、先羽根走行完了した露光開口開き(EVF観察)状態における要部の動作を示す模式的平面図。 本発明の実施例を表すフォーカルプレーンシャッタの図で、露光開口開き状態から露光開口閉じ状態への移行途中における要部の動作を示す模式的平面図。 本発明の実施例を表すフォーカルプレーンシャッタの図で、露光完了状態における要部の動作を示す模式的平面図。 本発明の実施例を表すフォーカルプレーンシャッタの図で、アマーチャがクイックリターンする前の状態を示す模式的側面図。 本発明の実施例を表すフォーカルプレーンシャッタの図で、アマーチャがクイックリターンへ移行する途中の状態を示す模式的側面図。 本発明の実施例を表すフォーカルプレーンシャッタの図で、アマーチャがクイックリターンを開始した状態を示す模式的側面図。 本発明の実施例を表すフォーカルプレーンシャッタの図で、後羽根係止状態における後羽根係止部材の駆動機構を示す模式的側面図。 本発明の実施例を表すフォーカルプレーンシャッタの図で、後羽根係止解除状態における後羽根係止部材の駆動機構を示す模式的側面図。 本実施例のフォーカルプレーンシャッタ装置を有したデジタル一眼レフカメラシステムのカメラ中央縦断面図であり、OVFでの被写体観察状態を示している。 本発明のフォーカルプレーンシャッタ装置を有したデジタル一眼レフカメラシステムのカメラ中央縦断面図であり、EVF(電子ビューファインダー)での被写体観察状態を示す。
符号の説明
1・・・シャッタ基板
1a・・・シャッタ開口部
1k・・・突起部
2・・・先羽根スリット形成羽根 10・・・後羽根スリット形成羽根
3・・・第1の先羽根 11・・・第1の後羽根
4・・・第2の先羽根 12・・・第2の後羽根
5・・・第3の先羽根 13・・・第3の後羽根
6・・・先羽根用の第1のアーム 14・・・後羽根用の第1のアーム
7・・・先羽根用の第2のアーム 15・・・後羽根用の第2のアーム
18・・・チャージレバー
19・・・第1先羽根駆動部材 29・・・後羽根駆動部材
20・・・第2先羽根駆動部材
22・・・先羽根駆動ばね 31・・・後羽根駆動ばね
23・・・先羽根アマーチャ 32・・・後羽根アマーチャ
25・・・先羽根制御マグネットヨーク 34・・・後羽根制御マグネットヨーク
26・・・先羽根制御マグネットコイル 35・・・後羽根制御マグネットコイル
27・・・第1先羽根駆動部材戻しばね
28・・・板ばねフック
37・・・後羽根係止部材 38・・・後羽根係止部材戻しばね

Claims (7)

  1. アマーチャを保持する保持部材と、
    前記アマーチャを吸着する電磁マグネットと、
    シャッタ羽根と、
    前記シャッタ羽根を駆動する駆動部材とを有し、
    前記電磁マグネットが前記アマーチャを吸着している第1の状態において前記保持部材と前記駆動部材とが連結され、前記電磁マグネットによる前記アマーチャの吸着が解除された第2の状態において該駆動部材と前記保持部材との連結が解除されて前記アマーチャが前記電磁マグネットに当接することを特徴とするシャッタ装置。
  2. 前記保持部材を前記電磁マグネットの方向に付勢する第1の付勢部材と、
    前記第1の付勢部材よりも大きな付勢力で前記駆動部材を前記シャッタ羽根の駆動方向に付勢する第2の付勢部材と、
    前記第2の状態において前記保持部材と前記駆動部材との連結を解除する解除部材とを有し、
    前記連結が解除されることにより、前記保持部材が前記第1の付勢部材の付勢力によって前記アマーチャが前記電磁マグネットに当接する位置に駆動されることを特徴とする請求項1に記載のシャッタ装置。
  3. 前記第2の状態であって前記駆動部材が前記保持部材とともに所定量移動した際に前記連結が解除されることを特徴とする請求項1又は2に記載のシャッタ装置。
  4. 前記シャッタ羽根は、第1のシャッタ羽根と、該第1のシャッタ羽根の駆動開始後に駆動される第2のシャッタ羽根を有しており、
    前記第1のシャッタ羽根の駆動に際して動作する第1の機構と、
    前記第2のシャッタ羽根の駆動に際して動作する第2の機構と、
    前記第2の機構の動作を阻止する第1の位置と該第2の機構の動作を許容する第2の位置とに移動可能な阻止部材とを有し、
    前記阻止部材は、前記第2のシャッタ羽根の駆動前において前記第1の機構により前記第1の位置に保持されることを特徴とする請求項1に記載のシャッタ装置。
  5. 前記第1の機構を前記第1のシャッタ羽根の駆動前に吸着して保持する電磁マグネットを有し、
    前記阻止部材は、前記第2のシャッタ羽根の駆動に際して前記電磁マグネットの吸着力により前記第2の位置に駆動されることを特徴とする請求項4に記載のシャッタ装置。
  6. 前記第1の機構は、
    アマーチャを保持する保持部材と、
    前記電磁マグネットが前記アマーチャを吸着している状態において前記保持部材と連結され、前記アマーチャの吸着が解除された状態において前記第1のシャッタ羽根を駆動し、かつ前記保持部材との連結が解除される駆動部材とを有し、
    前記保持部材は、前記阻止部材を前記第1の位置に保持する保持部を有することを特徴とする請求項5に記載のシャッタ装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載のシャッタ装置と、
    該シャッタ装置により露光量が制御される撮像素子とを有することを特徴とする撮影装置。
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