JP2006078702A - ズーム光学系 - Google Patents

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Abstract

【課題】 物体側のテレセントリック性、焦点距離の変動に対する共役点および瞳の位置の不変性に優れ、さらにバックフォーカスも十分に確保できるズーム光学系を提供する。
【解決手段】 ズーム光学系は、縮小側から拡大側に順に、変倍に際してそれぞれ一体で移動する、正の光学的パワーを有する第1レンズユニットG1、正の光学的パワーを有する第2レンズユニットG2、負の光学的パワーを有する第3レンズユニットG3および正の光学的パワーを有する第4レンズユニットG4を含む複数の変倍レンズユニットを有する。変倍に際して、該第1から第4レンズユニット間の各間隔が変化し、かつ変倍全域において拡大側および縮小側の共役点とこれら共役点の間の瞳の位置がそれぞれ実質的に不動である。また、ワイド端からテレ端への変倍に際して、第4レンズユニットが拡大側の瞳に近づき、かつ第1レンズユニットと第4レンズユニットとの間隔が増加する。
【選択図】 図2A

Description

本発明は、画像投射装置、露光装置等の光学装置に用いられるズーム光学系に関する。
上記のような光学装置には、物体側のテレセントリック性に優れ、焦点距離の変動に対して物体面、像面および射出瞳の位置の不変性に優れたズーム光学系が必要なものがある。
例えば、特許文献1では、投影露光装置に搭載される照明光学系に好適なズーム光学系として、焦点距離が短くなるに従って、負の屈折力を有するレンズユニット或いは強い負の屈折力を有するレンズエレメントを含むレンズユニットを物体側に移動させることで、物体面、像面、入射瞳および射出瞳の位置を焦点距離の変動に対して不動にしたものが開示されている。
また、特許文献2には、投影露光装置に搭載される照明光学系中の伝達光学系に好適なズーム光学系が開示されている。このズーム光学系では、少なくとも4つのレンズユニットを有し、少なくとも3つのレンズユニットが移動することで、ワイド端からテレ端への変倍に際して、物体側から順に負正正又は正正負の屈折力配置から、物体側から順に正負正に近づくことで、物体面、像面、入射瞳および射出瞳の位置を焦点距離の変動に対して不動にしている。
ところで、特許文献1,2にて開示されたズーム光学系を、液晶パネルに形成された原画の像を拡大投射する画像投射装置の投射光学系又はその一部に用いることも考えられる。
特開2002−207167号公報(段落0019〜0035、図1等) 特開2002−55279号公報(段落0020〜0037、図1等)
しかしながら、特許文献1のズーム光学系の縮小側焦点面に液晶パネルを配置すると、バックフォーカスが十分にとれず、縮小側に色合成部材を配置する空間がとれない。いわゆる3板式の画像投射装置では、赤、緑および青の3つの色光を合成する色合成部材をズーム光学系の縮小側に配置するが、上記のようにバックフォーカスが十分にとれないと、該色合成部材を配置する空間を確保することができなくなる。
また、特許文献1にて開示されたズーム光学系では、最も縮小側のレンズユニットが負の屈折力を持っており、焦点距離が短くなるに従って、該負のレンズユニットよりも拡大側に配置された正の屈折力を持つレンズユニットが拡大側に移動し、両レンズユニットの間隔が増大する。このため、該正のレンズユニットの有効径が大きくなってしまう。さらに、最も縮小側のレンズユニットが負の屈折力を持っているために、縮小側の開口数(NA)が小さくなってしまう。
なお、特許文献1には、最も縮小側のレンズユニットに正の屈折力を持たせた場合も開示されているが、このレンズユニットが、焦点距離が短くなるに従って大きく拡大側に移動するため、縮小側のNAを大きくすると、該レンズユニットの有効径が大きくなってしまう。
すなわち、このズーム光学系では、最小焦点距離(ワイド)の状態で複数のレンズユニットが開口絞り側に寄り、焦点距離が長くなるに従って縮小側焦点面の側に移動するため、レンズユニットの有効径が大きくなり易く、コンパクト化には不向きである。さらに、最も拡大側のレンズユニットが正の屈折力を持っているため、十分なバックフォーカスを確保することに対しても不向きである。しかも、該ズーム光学系は、単波長の光源を想定したものであり、カラー画像の投射表示には適さない。
また、特許文献2にて開示されたズーム光学系では、隣接するレンズユニットの合成屈折力が負になる場合があり、屈折力が小さい。従って、焦点距離も最小でも190mmと大きなものになっている。これは、該ズーム光学系が露光装置に適した光学系であるためであり、小型化および広角化が望まれるプロジェクタ等の光学系には不向きである。また、このズーム光学系も、特許文献1にて開示されたズーム光学系と同様に、単波長の光源を想定しているため、カラー画像の投射表示には適さない。
本発明は、物体側のテレセントリック性に優れ、かつ焦点距離の変動に対して物体面、像面および射出瞳の位置の不変性に優れているだけでなく、コンパクトで明るく、バックフォーカスも十分に確保できるズーム光学系を提供することを目的の1つとしている。
1つの観点としての本発明のズーム光学系は、縮小側から拡大側に順に、変倍に際してそれぞれ一体で移動する、正の光学的パワーを有する第1レンズユニット、正の光学的パワーを有する第2レンズユニット、負の光学的パワーを有する第3レンズユニットおよび正の光学的パワーを有する第4レンズユニットを含む複数の変倍レンズユニットを有する。そして、変倍に際して第1、第2、第3および第4レンズユニット間の各間隔が変化し、かつ変倍全域において拡大側および縮小側の共役点とこれら共役点の間の瞳の位置がそれぞれ実質的に不動である。さらに、ワイド端からテレ端への変倍に際して、第4レンズユニットが拡大側の瞳に近づき、かつ第1レンズユニットと第4レンズユニットとの間隔が増加する。
また、他の観点としての本発明のズーム光学系は、縮小側から拡大側に順に、変倍に際してそれぞれ一体で移動する、正の光学的パワーを有する第1レンズユニット、正の光学的パワーを有する第2レンズユニットおよび正の光学的パワーを有する第3レンズユニットを含む複数の変倍レンズユニットを有する。そして、変倍に際して前記第1、第2および第3レンズユニット間の各間隔が変化し、かつ変倍全域において拡大側および縮小側の共役点とこれら共役点の間の瞳の位置がそれぞれ実質的に不動である。また、ワイド端からテレ端への変倍に際して、第3レンズユニットが拡大側の瞳に近づき、かつ第1レンズユニットと第3レンズユニットとの間隔が増加する。さらに、テレ端における第2レンズユニットと第3レンズユニットとの間隔がワイド端よりも狭い。
ここではまず、本発明の実施例のズーム光学系の特徴について説明する。
本実施例のズーム光学系の1つは、縮小側から拡大側に順に、変倍に際してそれぞれ一体で移動する、正の光学的パワーを有する第1レンズユニット、正の光学的パワーを有する第2レンズユニット、負の光学的パワーを有する第3レンズユニットおよび正の光学的パワーを有する第4レンズユニットを含む複数の変倍レンズユニットを有する。また、本実施例の他のズーム光学系は、縮小側から拡大側に順に、変倍に際してそれぞれ一体で移動する、正の光学的パワーを有する第1レンズユニット、正の光学的パワーを有する第2レンズユニットおよび正の光学的パワーを有する第3レンズユニットを含む複数の変倍レンズユニットを有する。そして、これらズーム光学系では、変倍に際して各レンズユニット間の間隔が変化し、かつ変倍全域において拡大側および縮小側の共役点とこれら共役点の間の瞳の位置がそれぞれ実質的に不動である。
ここで、前者のズーム光学系では、ワイド端からテレ端への変倍に際して、第4レンズユニットが拡大側の瞳に近づき、かつ第1レンズユニットと第4レンズユニットとの間隔が増加する。
また、後者のズーム光学系では、ワイド端からテレ端への変倍に際して、第3レンズユニットが拡大側の瞳に近づき、かつ第1レンズユニットと第3レンズユニットとの間隔が増加する。さらに、テレ端における第2レンズユニットと第3レンズユニットとの間隔がワイド端よりも狭い。
なお、本実施例では、上記瞳は、ズーム光学系の外側に位置する。図1には、ズーム光学系と該ズーム光学系の入射瞳および射出瞳との位置の関係を示している。両瞳は、ズーム光学系の第1面から最終面までの間(内側)には存在せず、外側に位置している。
第1の特徴は、ズーム光学系全体をコンパクトに保ちつつ、十分なバックフォーカスを確保し、かつ明るい光学系とするために、最も縮小側の第1レンズユニットに正の屈折力(光学的パワー、すなわち焦点距離の逆数)を持たせている点である。これにより、第1レンズユニットよりも拡大側に配置されたレンズユニットの有効径を抑えながら物体側のNA(開口数)を大きくすることが可能である。
第1レンズユニットの屈折力が負の場合、第2レンズユニット以降のレンズユニットの有効径が大きくなり易い。第2レンズユニットに正の屈折力を持たせたとしても、焦点距離の変動に際して、第1レンズユニットと第2レンズユニットの間隔を広げてしまうとやはり有効径が拡大してしまい、結局、ズーム光学系全体の大型化につながってしまう。
第2の特徴は、ズーム光学系の焦点距離を短い側から長い側に変化させる、すなわちワイド端からテレ端への変倍に際して、最も縮小側に位置するレンズユニット(第1レンズユニット)と最も拡大側に位置するレンズユニット(第4レンズユニット又は第3レンズユニット)との間隔を広げる点である。焦点距離の変動に対して瞳径を一定にする場合、縮小側のNAは、最小焦点距離(ワイド端)のときに最大で、焦点距離が長くなるにしたがって小さくなる。このため、ワイド端において、最も拡大側に位置するレンズユニットがその可動範囲で最も縮小側に位置するようにし、焦点距離が長くなるに従って拡大側に移動させる。これにより、有効径を大きくすることなく高変倍率を得ることが可能となる。
第3の特徴は、物体面および像面(縮小側および拡大側の共役点)と瞳位置とを実質的に一定(不動)に保ちつつ収差を良好に補正するために、最も縮小側に位置するレンズユニットと最も拡大側に位置するレンズユニットの間に配置されたレンズユニットも可動にしている点である。
なお、可動レンズユニットの数を増やすことで、収差をより良好に補正できるが、本発明は、可動レンズユニットの数に制限を与えるものではない。さらに、実質的に変倍に寄与しないフォーカスレンズユニットを加えることで、可動レンズユニットの数が増すが、この場合も本発明の範囲に含まれる。
第4の特徴は、最も縮小側に位置するレンズユニットのテレ端での位置が、最も縮小側に位置するレンズユニットのワイド端での位置よりも縮小側共役面(共役点)に近く、また最も拡大側に位置するレンズユニットのテレ端での位置が、最も拡大側に位置するレンズユニットのワイド端での位置よりも拡大側共役面に近いことである。これにより、小型でありながら、高変倍率が得られる。
縮小側共役面を物体面とした場合、拡大側共役面は像面になり、縮小側瞳は入射瞳になり、拡大側瞳は射出瞳になる。図14には、ワイド端からテレ端への変倍に際して、可動レンズユニットが異なる軌跡で移動することの概略を示す。LVは、後述する画像投射装置でライトバルブ(液晶ディスプレイパネル)が配置される物体面である。G1からG4は第1〜第4レンズユニット、BFはバックフォーカス、EPは射出瞳、SPは物体側のスペース、ESPは射出瞳側のスペース、fwはワイド端での焦点距離、ftはテレ端での焦点距離である。
Aタイプのように、最も物体側の第1レンズユニットG1が焦点距離が長くなるに従って像側(射出瞳側)に移動する場合、第1レンズユニットG1と第3レンズユニットG3との間隔を大きくして行う変倍に対して物体側のスペースSPを生かせないことになり、高変倍率を得るためには、ズーム光学系の全長が長くなる。
これに対し、本実施例に相当するBタイプでの変倍は、焦点距離が長くなるに従って第1レンズユニットG1が物体面に近づき、さらに第3レンズユニットG3が第1レンズユニットG1とは逆方向に移動する。これにより、スペースSPを有効利用して第1レンズユニットG1と第3レンズユニットG3との間隔をAタイプより容易に広げることができ、同じ変倍率を得る場合にAタイプよりもズーム光学系を小型化することができる。さらに後述する実施例1の場合は、第4レンズユニットG4は、回転ミラー(図5のRM)を配置するスペースESPを十分に確保するように移動する。また、実施例2の場合は、スペースESPを確保した上で、第3レンズユニットG3が第1レンズユニットG1とは逆方向に移動する。
第5の特徴は、物体側が略テレセントリックであり、複数のレンズユニットを、変倍全域において、該ズーム光学系の像側主点から射出瞳までの距離が該ズーム光学系の焦点距離に実質的に等しくなるように定めた軌跡に沿って移動させる点である。
また、これに関連し、第6の特徴は、物体面から該物体面と該ズーム光学系の像面との間に位置する射出瞳面までの距離をEとし、該射出瞳面から像面までの距離をx’とし、該ズーム光学系の焦点距離をfzとするとき、複数のレンズユニットを、該ズーム光学系の物体側主点と像側主点の間隔が、
E−fz−fz(x’+fz)/x’…(1)
と実質的に等しくなるように定めた軌跡に沿って移動させる点である。
ここで図4には、本実施例のズーム光学系の近軸関係を示している。縮小側共役面を物体面とした場合、物体側がテレセントリックな状態では、像側主点から該ズーム光学系の焦点距離fzに相当する距離の位置に射出瞳ができる。つまり、本実施例のズーム光学系におけるレンズユニットの配置およびその移動軌跡に関しては、変倍全域において、像側主点が所定の射出瞳位置から物体側にその変倍状態での焦点距離fzだけ離れて位置にするように設定している(第5の特徴)。
実施例1と実施例2に対して、それぞれ図9と図11に、像側主点から射出瞳までの距離を示した。これらの図から、像側主点から射出瞳までの距離が該ズーム光学系の焦点距離に実質的に等しくなっていることが分かる。
また、物体側主点に関しては、射出瞳位置との関係に加えて、変倍中に物体面および像面が所定の位置にある状態で所定の倍率になるように設定している。
すなわち、理想的には、像側主点が射出瞳位置から物体側に焦点距離fzに相当する距離だけ離れて位置し、さらに物体側主点と像側主点の間隔(H’z−Hz)が上記(1)式の値と実質的に等しくなるようにレンズユニットを配置すれば、テレセントリックな光学系において、物体面、像面、入射瞳(無限遠)および射出瞳の位置を変倍中一定(不動)とすることができる(第6の特徴)。
実施例1と実施例2に対して、それぞれ図10と図12に、(1)式の理論値を実線で示し、焦点距離の範囲を5等分したときの各焦点距離での実際の主点間隔を白抜き枠でプロットした。これらの図から、ズーム光学系の物体側主点と像側主点の間隔が、(1)式の値と実質的に等しくなっていることが分かる。
第7の特徴は、変倍全域において、物体面から第1レンズユニットまでの距離(バックフォーカス)が、最大物高の3倍以上である点である。後述する実施例のような3板式の画像投射装置では、赤、緑および青の3つの色光を合成する色合成部材をズーム光学系の縮小側に配置するため、バックフォーカスが最大物高の3倍以上あれば、該色合成部材を配置するスペース(図14のSP)空間を確保することができる。
第9の特徴は、変倍全域において、該ズーム光学系の拡大側の瞳と最も拡大側に位置するレンズユニットとの間隔が、該拡大側の瞳の最小径の1/2よりも広い点である。
実施例1,2について、図2Bと図3Bに、拡大側の瞳の最小径を含む断面を示した。これらの図から分かるように、テレ端とワイド端の間の変倍全域において、拡大側の瞳と最も拡大側に位置するレンズユニット(実施例1では第4レンズユニットG4、実施例2では第3レンズユニットG3)との間隔、すなわち図14に示すスペースESPが、該拡大側の瞳の最小径よりも広く(当然、該最小径の1/2よりも広く)確保されている。
これにより、例えば後述する実施例のように、射出瞳の位置に回動可能なミラー(図4のRM)を配置した場合に、該ミラーと最も拡大側に位置するレンズユニットとの干渉を避けることができる。なお、実際には該ミラーの周囲には該ミラーの駆動機構も存在するため、上記距離は、射出瞳の最小径の1/2よりもある程度広くする必要があるが、物体面および像面(縮小側および拡大側の共役点)間の距離(共役長)の10%以内に設定するとよい。また、「瞳の最小径」としたのは、後述する実施例のように、瞳面上の互いに直交する2方向において瞳径が異なる場合にも適用するためである。
なお、他の特徴として、本実施例では、ズーム光学系に非球面を用いて、収差を良好に補正している。本実施例のズーム光学系は、小型で高変倍率が得られると同時に、特許文献1,2にて開示された露光装置用のズーム光学系とは異なり、プロジェクタ等のより広角な光学系が求められる光学装置に適したものであり、ワイド端での焦点距離が特許文献1,2のズーム光学系よりも小さくなっている。このため、ズーム光学系の持つ屈折力が大きく、変倍全域にわたって球面収差と色収差を同時に補正することが困難になる。これは、色収差が光学系全体の強い正の屈折力のために大きく生じるためであり、球面収差を補正しつつ色収差を補正することが、屈折力が比較的小さな光学系よりも困難になるからである。
そこで、本実施例では、小型であることを維持したまま、色収差を補正するために非球面を用い、該非球面の持つ形状の自由度によって球面収差を補正している。特に大きな径を持つ面に非球面を用いると収差補正効果が大きい。実施例1,2には、非球面を用いたズーム光学系を示している。
図5には、本発明の実施例であるズーム光学系とOff-Axial光学系とを組み合わせた投射光学系を備えた画像投射装置を示している。ここで、Off-Axial光学系は、像中心と瞳中心を通る光線が辿る経路を基準軸としたときに、構成面の基準軸との交点における面法線が基準軸上にない曲面(Off-Axial曲面)を含む光学系として定義される。この場合、基準軸は折れ曲がった形状となる。光学系の構成面を基準軸に対して非対称形状で、かつ非球面にすることで、十分に収差が補正された光学系が構築できる(特開平09−5650号公報、特開平08−292371号公報、特開平08−292372号公報、特開平09−222561号公報参照)。
また、このOff-Axial光学系は、構成面が一般には非共軸となり、反射面でもケラレが生じることがないため、反射面を使った光学系の構築がしやすい。また、光学系内で中間像を形成することにより高画角でありながらコンパクトな光学系を構成することができる。さらに、前絞りの光学系でありながら、光路の引き回しが比較的自由に行なえるためにコンパクトな光学系が構成できる。
本実施例では、このようなOff-Axial光学系を採用することで、広画角、高精細および高変倍率の投射光学系を実現することができ、さらに本実施例のズーム光学系を採用した上で後述する平面ミラーを回動させることにより、投影画像の位置を画質の劣化が少なく大きく移動させたり傾けたりする(つまりは投射角度を変化させる)ことが可能となる。
ここで、良好な光学性能を保ったまま投射角度を変化させるための基本的な原理を図5を用いて説明する。
図5において、LLは液晶パネル等の画像形成素子と該画像形成素子により変調される光を照射する照明系である。Cは結像性能を有する光学ブロックである。照明系より射出し、画像形成素子によって変調された光は、回動可能な平面ミラーRMにより反射された後、第1の光学ブロックCの射出瞳EPの位置を曲率中心とする球面E’上の領域B1に結像する。なお、第1の光学ブロックCは、曲面領域B1上に結像する能力を有していればよいので、共軸回転対称の光学ブロックであっても曲率を持つ反射面を構成要素として含む光学ブロックであっても構わない。但し、本実施例では、該第1の光学ブロックCを本発明に係るズーム光学系により構成する。
さらに、射出瞳EPの位置に配置された平面ミラーRMを、図5の紙面上で回動させると、領域B1に形成されていた像は、光学的な変化をほとんど伴わずに球面E’上の領域A1又はC1に移動する。すなわち、球面E’上を結像状態を保存したまま連続的に移動する。
このように平面ミラーRMで反射された光は、曲率を持った複数の反射面を構成要素とするOff-Axial光学系としての第2の光学ブロックRに導かれる。このとき、第2の光学ブロックRは、球面E’上の像をスクリーンEに良好な光学性能で結像するよう設計されている。さらに、Off-Axial光学系の特性により、像の歪みを生じさせることなく、スクリーンEに対して斜めから像を投射することが可能である。
従って、平面ミラーRMが領域B1に光を向かわせる位置に回動している状態では、画像形成素子上に形成された原画の像は、第1の光学ブロックC、平面ミラーRMおよび第2の光学ブロックRを介してスクリーンE上の領域B2に表示される。
そして、平面ミラーRMを回動させることで、球面E’上においては領域A1,B1,C1に形成される像をそれぞれ、スクリーンE上の領域A2,B2,C2に形成することができる。すなわち、第2の光学ブロックRが良好な光学性能を保証する範囲(スクリーンE)に任意の投射角度で画像を投射することができる。但し、第1の光学ブロックCの射出瞳EPを中心に回動する部材は平面ミラーRMに限るものではなく、第1の光学ブロックCと画像形成素子とを一体として回動させてもよいし、第2の光学ブロックRを回動させてもよい。これらは上記光学ブロックの相対的な回転であるので、どちらの光学ブロックを回転させても光学的には等価である。
さらに、球面E’上の領域B1においては必ずしも球面上に結像していなくてもよい。すなわち、E’が球面である必要はない。言い換えると、投射角度を可変とするためには、第1の光学ブロックCの像がE’上を良好な光学性能を保ったまま連続的に移動することが必要であり、それを理想的に実現するためにはE’が球面であることが好ましい。しかしながら、実際には、焦点深度やディストーション等の光学性能の許容量には幅があるので、この許容量に収まる場合には、E’はどのような面形状でもよく、必ずしも球面である必要はない。なお、射出瞳EPの位置に配置される平面ミラーRMの位置精度に関しても、厳密に第1の光学ブロックCの射出瞳EPの位置に一致する必要はなく、ある程度の許容幅を持って一致すればよい。
さらに、第1の光学ブロックCの結像性能に関してより詳細に説明する。本実施例の投射光学系によってスクリーンE上で2次元的に像面Sを移動可能とする場合、各アジムス方向において全画角の収差がそれぞれ一様に発生していれば、該収差が充分に補正されている必要はない。これは、全画角の収差が一様に発生していれば、曲率を持つ反射面により構成された第2の光学ブロックRによって補正が可能だからである。
また、スクリーンE上で1次元方向にのみ像面Sの位置を移動可能とする場合には、該移動方向でのみ全画角の収差が一様に発生していれば、該移動方向と異なる方向の結像性能が良好である必要はない。これも、第2の光学ブロックRによって補正が可能だからである。
なお、ここでは図5の紙面上での像面移動についての原理のみを説明したが、これは該紙面に対して直交する方向に像面を移動させる場合についても同様である。但し、第1の光学ブロックCの射出瞳EPを中心に回転する部材が平面ミラーRMのみであり、スクリーンE上で像面を2次元的に移動させる場合には、水平方向の回転を担う平面ミラーと上下方向の回転を担うもの平面ミラーとを用いるとよい。これは、図5において、平面ミラーRMを図の紙面に対して直交する方向に回転させると、画像形成素子と平面ミラーRMとがねじれの位置関係になるために、スクリーンE上において基準軸上の光線は所望の位置に結像されるが、像面SがスクリーンE上で回転してしまうためである。
しかしながら、複数の平面ミラーを第1の光学ブロックCの射出瞳EPに配置することは物理的に不可能である。このため、平面ミラーRMは厳密に射出瞳EPの位置に配置しなくても、E’上の像が光学性能の許容量の範囲内であれば、射出瞳EPの近傍であって互いに干渉しない程度にずらして2つの平面ミラーRMを配置することができる。
次に、この投射光学系および画像投射装置において、変倍を行う場合について説明する。第1の光学ブロックCに変倍機能を持たせ、該第1の光学ブロックCにより形成される球面E’上の領域A1,B1,C1に形成される像の大きさを変化させれば、実際の像面(スクリーン)E上で領域A2,B2,C2に形成される像の大きさを変えることが可能である。
しかしながら、上述した原理説明に基づいて、第1の光学ブロックCの射出瞳EPの位置でミラーRMを回転させるためには、該射出瞳EPの位置は、変倍中常に一定に保たれることが望ましい。該射出瞳EPの位置が一定であれば、ミラーRMおよび第2の光学ブロックRを固定された位置に配置することができる。
通常のカメラレンズでは、連続的に変動する焦点距離に対して物体面および像面の位置が変動しないことが要求されるが、本実施例の第1の光学ブロックC、すなわち本発明に係るズーム光学系では、これに加えて、焦点距離の変動に対して入射瞳および射出瞳の位置が一定に保たれていることが要求される。ここで、射出瞳の位置が一定であることが要求される理由は、上記原理で説明した通りであるが、入射瞳の位置に関しては、画像形成素子として液晶パネルを用いた場合、テレセントリック性が要求されるためである。
以下に、赤、緑および青の変調光を合成して第1の光学ブロックCに入射させる3板式画像投射装置において、画像形成素子と第1の光学ブロックC(ズーム光学系)との間に色合成素子等を挿入するための十分な空間(すなわち、第1の光学ブロックCのバックフォーカス)を確保し、物体側のテレセントリック性に優れ、焦点距離の変動に対して物体面、像面、入射瞳および射出瞳の位置の不変性に優れたズーム光学系のより具体的な構成について説明する。
図6には、3板式画像投射装置の全体構成を示している。図6において、LOは照明系であり、白色光源ランプ1と、反射鏡2と、光源ランプ1からの白色光を赤、緑、青の3色の成分に分離する色分離素子(図示せず)とを有する。
LVは画像形成素子としての透過型の液晶ディスプレイパネルである。この液晶ディスプレイパネルLVには、駆動回路10が接続されている。駆動回路10には、パーソナルコンピュータ、DVDプレーヤ、ビデオ(VCR)、テレビ、デジタルビデオ又はスチルカメラ、電波により映像を受信するアンテナ及びチューナからなる受信ユニット等の画像情報供給装置20が接続されている。画像情報供給装置20からの画像情報を受けた駆動回路10は、該画像情報に応じた駆動信号を液晶ディスプレイパネルLVに送出する。駆動信号を受けた液晶ディスプレイパネルLVは、該駆動信号に応じた原画を液晶により形成し、照明系LOからの照明光を変調する。本実施例では、図示しないが、液晶ディスプレイパネルLVは赤、緑、青用の3つが設けられ、それぞれ赤、緑、青用の原画を形成する。
なお、本実施形態では、画像形成ユニットとして透過型の液晶ディスプレイパネルを用いた場合について説明しているが、本発明はこれに限られず、反射型の液晶ディスプレイパネル、デジタルマイクロミラーアレイ(DMD)を用いる場合や、照明系が不要な自発光素子(エレクトロネミネセンス素子)を用いる場合にも適用することができる。
Dは3つの液晶ディスプレイパネルLVにて変調された色光を合成する色合成素子としてのダイクロイックプリズムである。ダイクロイックプリズムDには、複数のダイクロイック膜が設けられており、このダイクロイック膜での波長に応じた透過又は反射作用によって3色の光を合成する。図6では、2つのダイクロイックプリズムを示しているが、これは画像形成素子LVが必要とするものに応じて変更すればよい。また、ダイクロイックプリズムに代えて、偏光ビームスプリッタを用いてもよい。
Cは図5中の第1の光学ブロックを構成するズーム光学系であり、複数のレンズユニットによって共軸光学系として構成された屈折光学ユニット(以下、第1の屈折光学ユニットという)である。EPは該ズーム光学系の射出瞳であり、複数の反射面R1〜R4で構成されたOff-Axial光学系である第2の光学ブロックとしての反射光学ユニットRの入射瞳でもある。なお、この位置又はこの位置の近傍に、必要に応じて絞りを設けてもよい。
ダイクロイックプリズムDで色合成された光は、第1の屈折光学ユニットC、射出瞳EPの位置で回動可能な第1の平面ミラーRMおよび反射光学ユニット(R1〜R4)を介して進み、さらに第2の平面ミラーTMおよび第2の屈折光学ユニットC2を介して被投射面である不図示のスクリーン上に拡大投射される。
また、第1および第2の屈折光学ユニットC,C2、第1および第2の平面ミラーRM、TM、さらに反射光学ユニットRにより構成される投射光学系は、Off-Axial 光学系としての反射光学ユニットRにより台形歪みを良好に補正して、スクリーンに対して画像を斜めから投射する。
また、投射光学系に第1の屈折光学ユニットCを含ませることにより、スクリーンへの拡大投射に必要な光学的パワーを、第1の屈折光学ユニットCと反射光学ユニットRとに適宜分担させることができる。このため、反射光学ユニットRの各反射面の曲率を緩やかなものとし、製造を簡単にし、製造誤差の敏感度を低減することができる。なお、反射面の製造誤差による非点隔差等の影響は、瞳に近い面ほど大きい。そして、複数の反射面のうち最も射出瞳EPに近い第1の反射面で発生した非点隔差等は、この反射光学ユニットの倍率に応じて拡大される。したがって、反射光学系に比べて製造誤差による性能劣化の敏感度が低い屈折光学系と、画像投射に必要な倍率(光学的パワー)を分担することで、反射光学系の敏感度を低減することができる。
さらに、投射光学系が広角であっても、第1の屈折光学ユニットCの焦点距離を長く設定することで、倍率色収差の発生を抑えることが比較的容易になる。反射光学ユニットRでは色収差は発生しないため、諸収差の補正の面において有効である。
図6において、反射光学ユニットRを構成する反射面R1〜R4は、いずれも回転非対称形状を有し、前述したように基準軸が折れ曲がったOff-Axial 光学系を構成している。
さらに、本実施例では、反射光学ユニットR内における反射面R3とR4との間に1回中間結像(中間結像面M)している。これにより、中間結像面を持たない場合に比べて各反射面の大きさを小さくすることができるので、面形状を精度良く製造する上で有効である。なお、中間結像面の位置は図6に示した位置に限るものではない。
従って、図6に示した投射光学系において、図5を用いて説明した投射角度を変化させる原理に従い、第1の平面ミラーRMを回動させることにより、投射光学系からの画像の投射角度を変化させることができる。
本実施例のズーム光学系は、色合成部材等を挿入する十分な空間を確保し、物体側のテレセントリック性に優れ、焦点距離の変動に対して物体面、像面および射出瞳の位置の不変性に優れ、最も射出瞳位置に近いレンズユニットと射出瞳位置との間に回転可能なミラーを配置するスペースが確保されており、像面移動の機能を有するOff-Axial 光学系およびこれを用いた画像投射装置に好適なものである。
本実施例1および後述する実施例2のズーム光学系は、液晶パネルサイズが0.7インチでアスペクト比4:3の投射光学系の変倍部分系に対応している。
図2Aおよび図2Bには、第1の屈折光学ユニットCを構成するズーム光学系のXZ断面およびYZ断面の構成を示している。前述したように、このズーム光学系は、投射光学系の一部を構成する部分系として用いられる。なお、この図において、LV,D,EPは図6中の符号と同一の構成要素を示す。
図2A,2Bにおいて、該ズーム光学系は、縮小側から拡大側(本実施例では、物体側である液晶ディスプレイパネルLV側から像側である球面領域B1側:以下、B1を像面という)に順に、正の屈折力を持つ第1レンズユニットG1と、正の屈折力を持つ第2レンズユニットG2と、負の屈折力を持つ第3レンズユニットG3と、正の屈折力を持つ第4レンズユニットG4とから構成されている。第1〜第4レンズユニットG1〜G4は、焦点距離を変化させる変倍に際して光軸AXLに沿ってそれぞれが一体で移動し、各レンズユニット間の間隔が変化する。
また、このズーム光学系は、最大焦点距離(テレ端)と最小焦点距離(ワイド端)の間の全ての焦点距離状態において、すなわち変倍全域において、常に物体側が実質的にテレセントリックであり、かつ第4レンズユニットG4と像面B1の間に位置する射出瞳EPの位置と、液晶ディスプレイパネルLVが配置された縮小側共役点の位置と、像面B1が位置する拡大側共役点の位置はそれぞれ実質的に不動である。
ここで、特に射出瞳EPの位置が「実質的に不動」とは、拡大側共役点と縮小側共役点との間の距離の2〜3%、好ましくは1%までの変位は許容する意味である。これは、前述したように、実際には焦点深度やディストーション等の光学性能の許容量には幅があるからである。
また、該ズーム光学系では、ワイド端からテレ端への変倍に際して、第1レンズユニットG1と第2レンズユニットG2間の間隔が単調に増加し、かつ第2レンズユニットG2と第3レンズユニットG3間の間隔が単調に減少する。また、第3レンズユニットG3と第4レンズユニットG4間の間隔が単調に増加する。すなわち、テレ端における第1レンズユニットG1と第2レンズユニットG2との間隔はワイド端での該間隔よりも広く、テレ端における第3レンズユニットG3と第4レンズユニットG4との間隔はワイド端での該間隔よりも広い。そして、ワイド端からテレ端への変倍に際して、第1レンズユニットG1と第4レンズユニットG4間の間隔(さらには、第1および第3レンズユニットG3間の間隔)は単調に増加する。
また、テレ端における第1レンズユニットの位置G1は、ワイド端における該第1レンズユニットG1の位置よりも縮小側共役点(LV)に近く、テレ端における第4レンズユニットG4の位置は、ワイド端における該第4レンズユニットG4の位置よりも拡大側共役点(B1)に近い。さらに言えば、ワイド端からテレ端への変倍に際して、第4レンズユニットG4が拡大側の瞳EPに近づく。
また、本実施例では、図2A,Bに示すように、射出瞳EPのY軸方向での幅EoとX軸方向での幅Erとが、
Eo<Er
の関係(例えば、Er=2Eo)となっている。すなわち、射出瞳EPの径がY軸方向とX軸方向とで異なり、最小径はEoとなる。
また、図2A中の像B1は、前述した投射方向を可変にする原理で説明した通り、射出瞳EPの位置に平面ミラーRMを配置して回転させることで移動する。
本実施例1では、ズーム光学系全体をコンパクトに保ちつつ、バックフォーカスを確保し、さらに明るい光学系とするために、第1レンズユニットG1に正の屈折力を持たせている。
以下、図2A,2Bに示した実施例1に対応する数値例1として、ズーム光学系の構成データを表1に示す。表1において、「面番号」iは物体側から数えた第i面を示す。「曲率半径」は第i面の近軸曲率半径(mm)、「面間隔」は第i面と第i+1面間の間隔(mm)、「屈折率」と「アッベ数」は第i面と第i+1面間の媒質の屈折率とアッベ数を示す。これらの定義は、以下の数値例でも同じである。また、図13には、本数値例1における各レンズユニットの屈折力を示す。
さらに、本実施例では、該ズーム光学系中で最も大きな径を有する第12面を非球面として諸収差を良好に補正している。
ここで、非球面形状は、光軸方向にZ軸を、光軸に直交する方向にr軸をとり、光の進行方向を正とし、コーニック定数をKとし、4次から10次のデフォーメーション係数をA〜Dとしたとき、以下の式(2)により表されるものとし、実施例2の表2中には該式内の定数および係数を記している。なお、「E−X」は、「×10−X」を示す。また、cは面頂点の曲率である。
Figure 2006078702

Figure 2006078702
図9には、本数値例1の射出瞳と像側主点位置との間隔がズーム光学系の焦点距離と実質的に等しいことを示している。この図から分かるように、像側主点から射出瞳までの距離が各焦点距離fzに略一致するよう各レンズユニットが配置されているため、物体面および像面に加えて、射出瞳面を変倍中不動にすることができる。
さらに、図10には、(1)式の理論値を実線で示し、焦点距離の範囲を5等分したときの各焦点距離での実際の主点間隔を白抜き枠でプロットした。この図から、本数値例1のズーム光学系の物体側主点と像側主点の間隔が、(1)式の値と実質的に等しくなっていることが分かる。
また、本数値例1の縦収差図を図7に示す。図7において、上から順に、ワイド(焦点距離75mm)、ミドル(焦点距離91mm)、テレ(焦点距離107mm)での縦収差図である。評価光線の波長は620nm(赤R)、550nm(緑G)、470nm(青B)である。この図から、良好に結像していることが分かる。
図3Aおよび図3Bには、本発明の実施例2であるズーム光学系であって、図6に示した第1の屈折光学ユニットCを構成するズーム光学系のXZ断面およびYZ断面の構成を示している。このズーム光学系は、投射光学系の一部を構成する部分系として用いられる。なお、この図において、LV,D,EPは図6中の符号と同一の構成要素を示す。
図3A,3Bにおいて、該ズーム光学系は、縮小側から拡大側(本実施例では、物体側である液晶ディスプレイパネルLV側から像側である球面領域B1側:以下、B1を像面という)に順に、正の屈折力を持つ第1レンズユニットG1と、正の屈折力を持つ第2レンズユニットG2と、正の屈折力を持つ第3レンズユニットG3とから構成されている。なお、第3レンズユニットG3は、負の屈折力を有する第3aレンズサブユニットG3aと正の屈折力を有する第3bレンズサブユニットG3bの2つのレンズユニットにより構成されている、すなわち該ズーム光学系が4レンズユニット構成であるとも考えることができる。
ここで、第3aレンズサブユニットG3aは、9面から12面であり、屈折力は負の−0.0128333であり、第3bレンズサブユニットG3bは、13面から14面であり、屈折力は正の+0.011212である。
第1〜第3レンズユニットG1〜G3は、焦点距離を変化させる変倍に際して光軸AXLに沿ってそれぞれが一体で移動し、各レンズユニット間の間隔が変化する。
また、このズーム光学系は、最大焦点距離(テレ端)と最小焦点距離(ワイド端)の間の全ての焦点距離状態において、すなわち変倍全域において、常に物体側が実質的にテレセントリックであり、かつ第3レンズユニットG3と像面B1の間に位置する射出瞳EPの位置と、液晶ディスプレイパネルLVが配置された縮小側共役点の位置と、像面B1が位置する拡大側共役点の位置はそれぞれ実質的に不動である。
また、該ズーム光学系では、ワイド端からテレ端への変倍に際して、第1レンズユニットG1と第2レンズユニットG2間の間隔が単調に増加する。また、第2レンズユニットG2と第3レンズユニットG3間の間隔は、ワイド端から一旦増加した後、テレ端に向かって減少する。すなわち、テレ端における第1レンズユニットG1と第2レンズユニットG2との間隔はワイド端での該間隔よりも広く、テレ端における第2レンズユニットG2と第3レンズユニットG3との間隔はワイド端での該間隔よりも狭い。そして、ワイド端からテレ端への変倍に際して、第1レンズユニットG1と第3レンズユニットG3間の間隔は単調に増加する。
また、テレ端における第1レンズユニットの位置G1は、ワイド端における該第1レンズユニットG1の位置よりも縮小側共役点(LV)に近く、テレ端における第3レンズユニットG3の位置は、ワイド端における該第3レンズユニットG3の位置よりも拡大側共役点(B1)に近い。さらに言えば、ワイド端からテレ端への変倍に際して、第3レンズユニットG3が拡大側の瞳EPに近づく。
また、本実施例では、図3A,Bに示すように、射出瞳EPのY軸方向での幅EoとX軸方向での幅Erとが、
Eo<Er
の関係(例えば、Er=2Eo)となっている。すなわち、射出瞳EPの径がY軸方向とX軸方向とで異なり、最小径はEoとなる。
また、図3A中の像B1は、前述した投射方向を可変にする原理で説明した通り、射出瞳EPの位置に平面ミラーRMを配置して回転させることで移動する。
本実施例2では、ズーム光学系全体をコンパクトに保ちつつ、バックフォーカスを確保し、さらに明るい光学系とするために、第1レンズユニットG1に正の屈折力を持たせている。
以下、図3A,3Bに示した実施例2に対応した数値例2として、ズーム光学系の構成データを表2に示す。
変倍中に一体となって移動する各レンズユニットの合成屈折力は、第1レンズユニットG1が正、第2レンズユニットG2正、第3レンズユニットが正(第3aレンズサブユニットG2aは負で、第3bレンズサブユニットG3bは正)である。すなわち、前述したように、本実施例(数値例)の構成は、図13に示すような4レンズユニット構成としても見ることができ、この場合、縮小側から順に、正正負正のレンズユニットにより構成されものと扱える。
なお、本実施例では、該ズーム光学系中で最も大きな径を有する第12面を非球面として諸収差を良好に補正している。
Figure 2006078702
図11には、4レンズユニット構成(実施例1の構成)と同様に、本数値例2の射出瞳と像側主点位置との間隔がズーム光学系の焦点距離と実質的に等しいことを示している。この図から分かるように、像側主点から射出瞳までの距離fzが各焦点距離に略一致するよう各レンズユニットが配置されているため、物体面および像面に加えて、射出瞳面を変倍中不動にすることができる。すなわち、本数値例では、4レンズユニット構成の実施例1のズーム光学系と同様に、像側主点から射出瞳までの距離が該ズーム光学系の焦点距離に等しくなっている。
さらに、図12には、(1)式の理論値を実線で示し、焦点距離の範囲を5等分したときの各焦点距離での実際の主点間隔を白抜き枠でプロットした。この図から、本数値例2のズーム光学系の物体側主点と像側主点の間隔が、実施例1の4レンズユニット構成のズーム光学系と同様に、(1)式の値と実質的に等しくなっていることが分かる。
また、本数値例2の縦収差図を図8に示す。図8において、上から順に、ワイド(焦点距離77mm)、ミドル(焦点距離109mm),テレ(焦点距離144mm)での縦収差図である。評価光線の波長は620nm、550nm、470nmである。この図から、良好に結像していることが分かる。
以上説明したように、上記各実施例のズーム光学系は、色合成部材等を挿入する十分な空間を確保し、物体側のテレセントリック性に優れ、焦点距離の変動に対して物体面、像面および射出瞳の位置の不変性に優れたズーム光学系である。
従って、このズーム光学系を実施例1にて説明した投射光学系の物体面側に配置すれば、製造誤差に対する敏感度が低く、広画角でありながら、収差を良好に補正でき、かつ画面移動量の大きい投射光学系および画像投射装置を実現することができる。
なお、上記実施例1,2では、射出瞳径がY軸方向とX軸方向とで異なるズーム光学系について説明したが、両方向で径が同じ射出瞳を有するズーム光学系についても本発明を適用することができる。
また、上記実施例では、縮小側を物体側とし、拡大側を像側としたズーム光学系について説明したが、本発明は、拡大側を物体側とし、縮小側を像側としたズーム光学系およびこれを用いた光学装置にも適用することができる。例えば、露光装置、拡大測長器、コンパクトな前絞りの撮像レンズ等に適用可能である。
さらに、レンズ面に回折格子を設けて、光学的パワーを得るとともに、色収差を補正するようにしてもよい。
本発明の実施例であるズーム光学系の概略構成を示す図。 本発明の実施例1であるズーム光学系の断面図。 実施例1のズーム光学系の断面図。 本発明の実施例2であるズーム光学系の断面図。 実施例2のズーム光学系の断面図。 本発明のズーム光学系の近軸関係を示す図。 実施例1のズーム光学系が用いられる画像投射装置における投射方向の変更原理を示す図。 実施例1の画像投射装置およびこれに用いられている投射光学系を示す断面図。 本発明の数値例1の縦収差図。 本発明の数値例2の縦収差図。 数値例1の物側主点と像側主点と射出瞳位置の関係を示す図。 数値例1の主点間隔の理論値と実際の値を示す図。 数値例2の物側主点と像側主点と射出瞳位置の関係を示す図。 数値例2の主点間隔の理論値と実際の値を示す図。 数値例1,2の各レンズユニットの屈折力を示す表図。 従来と本実施例とのワイド端からテレ端への変倍時における各レンズユニットの移動軌跡を比較する図。
符号の説明
G1〜G4 レンズユニット
EP 射出瞳
R 反射光学ユニット
Ri i番目の光学面
LO,LO’,LC 照明系
LV 液晶ディスプレイパネル
D ダイクロイックプリズム
C,C2 屈折光学ブロック
RM,TM 平面ミラー

Claims (17)

  1. 縮小側から拡大側に順に、変倍に際してそれぞれ一体で移動する、正の光学的パワーを有する第1レンズユニット、正の光学的パワーを有する第2レンズユニット、負の光学的パワーを有する第3レンズユニットおよび正の光学的パワーを有する第4レンズユニットを含む複数の変倍レンズユニットを有し、
    変倍に際して前記第1、第2、第3および第4レンズユニット間の各間隔が変化し、かつ変倍全域において拡大側および縮小側の共役点とこれら共役点の間の瞳の位置がそれぞれ実質的に不動であり、
    ワイド端からテレ端への変倍に際して、前記第4レンズユニットが拡大側の瞳に近づき、かつ前記第1レンズユニットと前記第4レンズユニットとの間隔が増加することを特徴とするズーム光学系。
  2. 縮小側から拡大側に順に、変倍に際してそれぞれ一体で移動する、正の光学的パワーを有する第1レンズユニット、正の光学的パワーを有する第2レンズユニットおよび正の光学的パワーを有する第3レンズユニットを含む複数の変倍レンズユニットを有し、
    変倍に際して前記第1、第2および第3レンズユニット間の各間隔が変化し、かつ変倍全域において拡大側および縮小側の共役点とこれら共役点の間の瞳の位置がそれぞれ実質的に不動であり、
    ワイド端からテレ端への変倍に際して、前記第3レンズユニットが拡大側の瞳に近づき、かつ前記第1レンズユニットと前記第3レンズユニットとの間隔が増加し、
    テレ端における前記第2レンズユニットと前記第3レンズユニットとの間隔がワイド端よりも狭いことを特徴とするズーム光学系。
  3. 前記瞳が該ズーム光学系の外側に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載のズーム光学系。
  4. テレ端における前記第1レンズユニットの位置が、ワイド端における該第1レンズユニットの位置よりも縮小側共役面に近いことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のズーム光学系。
  5. テレ端における前記変倍レンズユニットのうち最も拡大側のレンズユニットの位置が、ワイド端における該最も拡大側のレンズユニットの位置よりも拡大側共役面に近いことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のズーム光学系。
  6. テレ端における前記第1レンズユニットと前記第2レンズユニットとの間隔がワイド端よりも広いことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載のズーム光学系。
  7. テレ端における前記第2レンズユニットと前記第3レンズユニットとの間隔がワイド端よりも狭く、かつテレ端における前記第3レンズユニットと前記第4レンズユニットとの間隔がワイド端よりも広いことを特徴とする請求項1に記載の変倍光学系。
  8. 物体からの光束を曲面上に結像させることを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載のズーム光学系。
  9. 物体側が実質的にテレセントリックであり、
    前記変倍全域において、像側主点から前記瞳までの距離が該ズーム光学系の焦点距離に実質的に等しいことを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載のズーム光学系。
  10. 前記変倍全域において、物体側主点から像側主点までの距離が、
    E−fz−fz(x’+fz)/x’
    と実質的に等しいことを特徴とする請求項1から9のいずれか1つに記載のズーム光学系。
    ここで、Eは物体面から像面までの距離、fzは該ズーム光学系の焦点距離、x’は前記瞳から前記像面までの距離である。
  11. 前記変倍全域において、物体面から前記第1レンズユニットまでの距離が、最大物高の3倍以上であることを特徴とする請求項1から10のいずれか1つに記載のズーム光学系。
  12. 前記変倍全域において、前記変倍レンズユニットのうち最も拡大側のレンズユニットから前記瞳までの距離が、該瞳の最小径の1/2よりも広いことを特徴とする請求項1から11のいずれか1つに記載のズーム光学系。
  13. 請求項1から12のいずれか1つに記載のズーム光学系を有し、物体面上の原画からの光束を投射することを特徴とする投射光学系。
  14. 請求項1から12のいずれか1つに記載のズーム光学系と、
    実質的に前記瞳の位置に配置され、該ズーム光学系からの光を反射する反射部材と、
    前記反射部材からの光を順次反射する複数の反射面を含む反射光学系とを有し、
    物体面上の原画から前記ズーム光学系に入射した光束を前記反射光学系により投射し、かつ前記反射部材が回動することにより投射像が移動することを特徴とする投射光学系。
  15. 請求項13又は14に記載の投射光学系と、
    前記原画を形成する画像形成素子とを有することを特徴とする画像投射装置。
  16. 請求項15に記載の画像投射装置と、
    前記原画を形成するための画像情報を前記画像投射装置に供給する画像情報供給装置とを有することを特徴とする画像投射システム。
  17. 請求項1から12のいずれか1つに記載のズーム光学系を有することを特徴とする光学装置。
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