JP2006078287A - タイヤモデル、車体モデル、タイヤの挙動解析方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
タイヤモデル、車体モデル、タイヤの挙動解析方法、プログラム及び記録媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 タイヤ断面モデルを作成し(ステップ112)、モデル上の節点を共有する要素(ベルトやプライ)を設定して各要素を重ねて定義する(ステップ114、116)。要素(補強材)の重複定義がなされた後のタイヤ断面モデルを周方向に一周分展開し、タイヤの3次元(3D)モデルを作成する(ステップ118)。このように、要素を重ねて定義することにより、構成部品(ゴム)の要素分割をするための領域を大きくできるので、メッシュを粗く設定することができ、計算時間を短縮できる。
【選択図】 図3
Description
図1には本発明のタイヤの挙動シミュレーション方法を実施するためのパーソナルコンピュータの概略が示されている。このパーソナルコンピュータは、データ等を入力するためのキーボード10、予め記憶された処理プログラムに従ってタイヤの性能を予測するコンピュータ本体12、及びコンピュータ本体12の演算結果等を表示するCRT14から構成されている。
図2は、本実施の形態にかかるタイヤの挙動解析プログラムの処理ルーチンを示すものである。ステップ100では、挙動解析の対象となるタイヤの設計案(タイヤ形状、構造、材料など)を定める。なお、ステップ100における設定はタイヤ設計案に限定されるものではなく、現存するタイヤを解析する場合を含む。すなわち、現存するタイヤそのものを対象のモデルとして設定してもよい。次のステップ102では、タイヤ設計案を数値解析上のモデルに落とし込むためのタイヤのタイヤモデルを作成する。このタイヤモデルの作成は、用いる数値解析手法により若干異なる。本実施の形態では数値解析手法として有限要素法(FEM)を用いるものとする。従って、上記ステップ102で作成するタイヤモデルは、有限要素法(FEM)に対応した要素分割、例えば、メッシュ分割によって複数の要素に分割され、タイヤを数値的・解析的手法に基づいて作成されたコンピュータプログラムヘのインプットデータ形式に数値化したものをいう。この要素分割とはタイヤ、及び路面(後述)等の対象物を小さな幾つかの(有限の)小部分に分割することをいう。この小部分ごとに計算を行い全ての小部分について計算した後、全部の小部分を足し合わせることにより全体の応答を得ることができる。なお、本実施の形態では、有限要素法として、陽解法による有限要素法(陽解法FEM)を用いている。
本実施の形態は、上記実施の形態と同様の構成のため、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。上記では、要素を重ねて定義することで計算負荷を軽減するために、タイヤモデルにおいて複数の要素を同じ場所に(同じ節点を共有するように)要素を重ねて定義した。本実施の形態では重ねる対象としてようその材料物性を採用したものである。すなわち、複数の要素の材料物性を1つの材料物性として定義するものである。
本実施の形態は、上記実施の形態と同様の構成のため、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。また、本実施の形態では、解析対象としてタイヤとリムの組み合わせた組立体モデルを採用する。
本実施の形態は、上記実施の形態と同様の構成のため、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。また、本実施の形態では、解析対象としてタイヤを取り付けた車両モデルを採用する。
12 コンピュータ本体
14 CRT
20 空気入りタイヤ
30 ベルト
32 トレッドゴム
42 第2ベルト要素
43 ベルト
44 第1ベルト要素
46 第2プライ要素
47 プライ
48 第1プライ要素
FD フレキシブルディスク(記録媒体)
Claims (6)
- 使用状態でタイヤの挙動を模擬的に解析するために、タイヤを数値計算モデルに対応させて計算するタイヤモデルであって、
内部構造を含むタイヤ断面形状における複数の補強材を何れか1個の補強材の位置に重ねて定義したことを特徴とする
タイヤモデル。 - 使用状態でタイヤの挙動を模擬的に解析するために、タイヤを数値計算モデルに対応させて計算するタイヤモデルであって、
内部構造を含むタイヤ断面形状における複数の補強材について、各々の補強材の材料物性を合成して1個の補強材の材料物性を求めて、求めた材料物性を各々の補強材に定義したことを特徴とする
タイヤモデル。 - 車両の挙動を模擬的に解析するために、車両の各部の構造を数値計算モデルに対応させて計算する車体モデルであって、
請求項1または請求項2のタイヤモデル、を含むことを特徴とする
車体モデル。 - 次の各ステップを含むタイヤの挙動解析方法。
(a)数値計算モデルとして接地及び転動により変形を与えることが可能なタイヤモデルとして、請求項1または請求項2に記載のタイヤモデルを定めるステップ。
(b)タイヤ性能を使用状態で解析するために、前記タイヤモデルに使用条件を付与するステップ。
(c)前記タイヤモデルの変形計算を実行するステップ。
(d)前記ステップ(c)におけるタイヤモデルに生じる物理量を求めるステップ。
(e)前記物理量によりタイヤの性能を評価するステップ。 - コンピュータによってタイヤの挙動を解析するために、次の各ステップを含むことを特徴とするタイヤの挙動解析プログラム。
(A)数値計算モデルとして接地及び転動により変形を与えることが可能なタイヤモデルとして、請求項1または請求項2に記載のタイヤモデルを定めるステップ。
(B)タイヤ性能を使用状態で解析するために、前記タイヤモデルに使用条件を付与するステップ。
(C)前記タイヤモデルの変形計算を実行するステップ。
(D)前記ステップ(C)におけるタイヤモデルに生じる物理量を求めるステップ。
(E)前記物理量によりタイヤの性能を評価するステップ。 - コンピュータによってタイヤの挙動を解析するためのタイヤの挙動解析プログラムを記録した記録媒体であって、次の各ステップを含むことを特徴とするタイヤの挙動解析プログラムを記録した記録媒体。
(1)数値計算モデルとして接地及び転動により変形を与えることが可能なタイヤモデルとして、請求項1または請求項2に記載のタイヤモデルを定めるステップ。
(2)タイヤ性能を使用状態で解析するために、前記タイヤモデルに使用条件を付与するステップ。
(3)前記タイヤモデルの変形計算を実行するステップ。
(4)前記ステップ(3)におけるタイヤモデルに生じる物理量を求めるステップ。
(5)前記物理量によりタイヤの性能を評価するステップ。
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