JP2006077502A - 既設鋼管柱地表面付近腐食部補強の構造及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】地上妨害部分を小さくするとともに充分な強度で既設の鋼管柱を安価に補強する。
【解決手段】一対の半割補強鋼管21、31で鋼管柱10を地表面の下側から上側にわたって外嵌し、半割ベース板22、32の上側の鋼鉄補強板24〜26、34〜36と、下側の鋼鉄補強板27、28、37、38とで半割補強鋼管21、31を補強する。重なり合う2対の鋼鉄補強板24、34及び25、35を車道と歩道の境界と平行に配置してこれと直角な方向の鋼鉄補強板26、36が該2対の鋼鉄補強板より低くなるようにする。半割ベース板22、32を、一対の掛け渡しバンド41、42に固定するとともに、該一対の掛け渡しバンドの下端部をコンクリート基礎11の側面に締め付けバンド43、44で締め付ける。締め付けバンド43及び44の高さ方向位置は、施工時に形成されるコンクリート基礎の穴47の下方である。
【選択図】図1

Description

本発明は、街路灯、交通標識又は看板等を支持してコンクリ−ト基礎に植設された既設鋼管柱の地表面付近腐食部を補強する構造及び方法に関する。
図7に示す如く、車道と歩道の境界において、例えば高さ8mの鋼管柱街路灯10がコンクリ−ト基礎11に植設されている。コンクリ−ト基礎11の下方には、水捌けを良くするために砂利12が埋設されている。コンクリ−ト基礎11の上面高さは、歩行者を妨害しないように地表面13と同一にされている。
鋼管柱街路灯10は長期間経過すると、特に雨水が溜まりやすい地表面13付近の部分14の塗装が剥離し、腐食して強度が弱くなり、例えば車がバックし誤って鋼管柱街路灯10に衝突すると、これが倒壊して事故の原因となる。
一般に、同時期に多数の鋼管柱街路灯10が植設されているので、これら鋼管柱街路灯を新しいものと取り替えれば費用が膨大となる。
そこで、下記特許文献1には、鋼管柱街路灯10の地表面付近をプラスチックの保護体で覆い、保護体と鋼管柱街路灯10との間に接着剤を充填する方法が開示されている。
また、下記特許文献2には、地表面13の上下に渡る筒を鋼管柱街路灯10内に遊嵌することにより、鋼管柱街路灯10の倒壊を防止する方法が開示されている。
特開平9−184117号公報 特開2003−97090号公報
しかしながら、上記いずれの方法も、鋼管柱街路灯10を新設する場合に適用するものであり、既設の鋼管柱街路灯10に適用することができない。すなわち、上記特許文献1の方法を既設の古い鋼管柱街路灯10に適用しても、充分な強度が得られない。また、上記特許文献2の方法は既設の鋼管柱街路灯10に全く適用することができないとともに、適用できたと仮定しても、古い鋼管柱街路灯10に対しては強度が充分でない。
充分な強度で既設の鋼管柱を補強しようとすると、地表面13上に大きな妨害物が形成されるという問題が生ずる。
本発明の目的は、このような問題点に鑑み、地上妨害部分を小さくするとともに充分な強度で既設の鋼管柱を安価に補強することが可能な既設鋼管柱地表面付近腐食部補強の構造及び方法を提供することにある。
本発明による既設鋼管柱地表面付近腐食部補強構造の第1態様は、コンクリート基礎に植設された既設鋼管柱の地表面付近腐食部を補強するものであって、
鋼管柱を地表面の下側から上側にわたって所定長さ外嵌する一対の半割補強鋼管と、
該一対の半割補強鋼管の各々について該地表面に対応する高さ位置に、該半割補強鋼管の外周に直角に半割円切欠の内周端が当接して固着された半割ベース板と、
該一対の半割補強鋼管の各々について、該半割ベース板の上側に少なくとも3枚、中心角を互いに略等しくして配置され、該外周に直角に母線に沿って第1辺が固着され、該第1辺と隣り合う第2辺が該半割ベース板の上面に直角に固着された地上側鋼鉄補強板と、
該一対の半割ベース板の対向する端面を当接した状態で、該一対の半割ベース板の下面の一端部側及びこれと対向する他端部側にそれぞれ固着される上板部と、各上板部の両端部のそれぞれに該コンクリート基礎側面に沿って下方に延びた脚部とを有する一対の掛け渡しバンドと、
該一対の掛け渡しバンドの下端部を該コンクリート基礎の側面に固定させる掛け渡しバンド固定具と
を有し、該地上側鋼鉄補強板の少なくとも3枚のうち2枚は、該半割補強鋼管の半割面に沿って突出しかつ他の地上側鋼鉄補強板より高さが高く、該一対の半割補強鋼管を該鋼管柱に外嵌したときに重なり合う2対の地上側鋼鉄補強板の各対が固着される。ここに「固着」は、例えば熔着又はボルトとナットで締着することにより行われる。
本発明による既設鋼管柱地表面付近腐食部補強構造の第2態様では、上記第1態様において、
該一対の半割補強鋼管の各々について、該半割ベース板の下側に少なくとも2枚離間して配置され、該半割補強鋼管の外周に直角に母線に沿って直線の第1辺が固着され、該第1辺と隣り合う第2辺が該半割ベース板の下面に直角に固着された地下側鋼鉄補強板をさらに有する。
上記第1態様の構成によれば、重なり合う2対の鋼鉄補強板を車道と歩道の境界と平行に配置してこれと直角な方向の鋼鉄補強板が該2対の鋼鉄補強板より低くなるようにすることで、障害物にならないようにするとともに補強の強度を高くすることができる。また、一対の掛け渡しバンドと、該一対の掛け渡しバンドの下端部を該コンクリート基礎の側面に固定させる掛け渡しバンド固定具とを備えているので、地上側鋼鉄補強板をさらに小型にすることができるとともに、強固に鋼管柱の地表面付近を補強することができる。これにより、古くなった鋼管柱を取り換えることなくさらに長期間、安全に使用することが可能となる。
上記第2態様の構成によれば、地上側のみならず地下側にも鋼鉄補強板が設けられているので、地上側鋼鉄補強板をさらに小型にすることが可能となる。
本発明の他の目的、構成及び効果は以下の説明から明らかになる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。実施例1及び2は、鋼管柱街路灯の地表面付近腐食が重度である場合に用いられる構成例であり、実施例3は軽度である場合に用いられる構成例である。
図1は、本発明の実施例1の既設鋼管柱地表面付近腐食部補強構造を示す平面図である。図2は、図1のII−II線に沿った縦断面図である。図3はこの既設鋼管柱地表面付近腐食部補強構造の斜視図である。
この補強構造は、図7に示すような既設の鋼管柱街路灯10に対し腐食部14付近を補強するためのものである。既設の鋼管柱街路灯10に適用可能にするため、この補強構造は半割直接補強部20と30とを備え、両者が半割面15で重ね合わされる。半割直接補強部20と30とは、鋼管柱街路灯10の中心に関し互いに点対称な形状を有している。
次に、半割直接補強部20の構成について説明する。
半割補強管21は、地表面13の上下に渡って鋼管柱街路灯10に外嵌されることにより、図7の腐食部14付近を補強するためのものである。半割補強管21の高さ方向中間部は、二等辺直角三角形の半割ベース22の底辺中央部に形成された半円切欠23に嵌合され、半割補強管21の外周面に直角に半割ベース22が溶着されている。
半割補強管21の曲げ強度を補強するために、直角三角形の補強板24〜26のそれぞれの、直角を挟む一辺が半割補強管21の母線に沿って溶着されている。補強板26は、補強板24及び25の各々から半割補強管21の中心線に関し90度離間している。補強板24〜26のそれぞれの、直角を挟む他方の辺は、半割ベース22の上面に直角に溶着されている。
補強板24〜26は、大サイズにした方が鋼管柱街路灯10に対する補強を大きくすることができる。しかし、障害物となる観点からは、小サイズにした方が好ましい。そこで、歩道と車道の境界線に平行な補強板24及び25については高くし、これと直角な方向の補強板26については低くすることにより、障害物にならないようにするとともに補強の強度を高くしている。
例えば、鋼管柱街路灯10が地上8m、地下1.5m、厚み4.5mm、直径167mmである場合に、半割補強管21及び31の厚みを6mm、厚み10mmの半割ベース22及び32の外側の一辺の長さを300mm、厚み9mmの補強板24、25、34及び35の高さを150mm、厚み10mmの補強板26及び36の高さを100mmとする。
補強板24と26の間かつ半割ベース22の下方には、補強板27と28の一辺が半割補強管21の母線に沿って溶着され、これらと直角な辺が半割ベース22の下面に垂直に溶着されている。厚み10mmの補強板27、28、37及び38の高さは、補強板24〜26及び34〜36による補強と略同じ強さにするため、例えば130mmである。
半割直接補強部30の構成要素31〜38はそれぞれ半割直接補強部20の構成要素21〜28に対応している。
半割直接補強部20と30とは、鋼管柱街路灯10を介して半割面15で重ね合わされ、補強板24と34とが上下に2個のボルトとナット39aで締着され、補強板25と35とが上下に2個のボルトとナット29aで締着される。
地表面上地上構造を小型にすることにより障害物とならないようにするとともに補強の強度を充分なものとするため、半割直接補強部20及び30が間接補強バンド40で地表面13の下方のコンクリ−ト基礎11に固定されている。
半割ベース22及び32の下面とコンクリ−ト基礎11の上面との間には、半割補強管21、補強板27及び28並びに半割補強管31、補強板37及び38を挟んで、掛け渡しバンド41の上板41a及び掛け渡しバンド42の上板42aが配置される。上板41aには、その両端部に下方に延びる脚板41b及び41cの上端が溶着されている。脚板41b及び41cの下部はL字形に折曲されて、係止用となっている。掛け渡しバンド42は掛け渡しバンド41と対称的に形成されており、上板42aには、その両端部に下方に延びる脚板42b及び42cの上端が溶着されている。
脚板41b、41c、42b及び42cの下部は、コンクリ−ト基礎11の外周面と曲率が同じになるように、屈曲されている。これらの下部をコンクリ−ト基礎11の外周面に押さえ付けるように、締め付けバンド43と44の両端部がそれぞれ上下に2個のボルトとナット45及び46で締着される。この締着を強固なものにするため、締め付けバンド43及び44の高さ方向位置は、施工時に形成される図2の穴47の下方である。
本実施例1では、鋼管柱街路灯10の直径167mmに対しコンクリ−ト基礎11の直径が500mm、厚み6mmの掛け渡しバンド41、42、締め付けバンド43及び44のそれぞれ幅が100mm、コンクリ−ト基礎11の上面から締め付けバンド43及び44の下端までの距離が350mmである。
このような構造によれば、地上の補強構造部分が小型であっても鋼管柱街路灯10の地表面13付近を強固に補強することができる。
半割ベース22を上板41aに固着するために、補強板25と26の間の半割ベース22に孔29b及び29cが穿設され、同様に、これらに対応する孔が上板41aに穿設されている。半割ベース32及び掛け渡しバンド42についても同様であり、孔39b及び39cがそれぞれ孔29b及び29cに対応している。
次に、上記の如く構成された既設鋼管柱地表面付近腐食部補強構造の施行方法を説明する。
図2に示すように、コンクリ−ト基礎11の上面中央部を削り取って鋼管柱街路灯10の回りにド−ナツ型の穴47を形成する。また、コンクリ−ト基礎11の周囲に穴48を掘る。孔29b、29c、39b及び39cに対応したコンクリ−ト基礎11上面に、後述のナットに対応した凹部を形成する。
次に、鋼管柱街路灯10の補強構造取り付け部表面に、コーキング材を施す。
次に、鋼管柱街路灯10を挟むように掛け渡しバンド41と42とをコンクリ−ト基礎11に掛け渡す。孔29b、29c、39b及び39c及びこれらに対応する掛け渡しバンド41及び42の上板41a、42aに穿設された孔にボルトを貫通させナットで締め付けて半割ベース22、32を掛け渡しバンド41及び42の上板41a、42aに固着する。これにより、鋼管柱街路灯10を介して半割直接補強部20と30とが半割面15で重ね合わされる。補強板24と34とを上下に2個のボルトとナット39aで締着し、補強板25と35とを上下に2個のボルトとナット29aで締着する。掛け渡しバンド41及び42の脚板41b、41c、42b、42cの下部をコンクリ−ト基礎11に対し締め付けバンド43及び44で押さえ付け、それぞれ上下に2個のボルトとナット45及び46で締め付けバンド43及び44をコンクリ−ト基礎11に対し固定する。
穴47内にコンクリ−トを流し込む。
補強板24〜26及び34〜36の全体をモルタル50で覆う。
このような簡単な構成及び施工により、強固かつ安価に鋼管柱街路灯10の地表面13付近を補強することができ、鋼管柱街路灯10を取り換えることなくさらに長期間、鋼管柱街路灯10を安全に使用することが可能となる。
図4は、本発明の実施例2の既設鋼管柱地表面付近腐食部補強構造を示す、図2に対応した縦断面図である。
この実施例2では、コンクリート基礎11Aの側面が傾斜して台形となっているので、実施例1の締め付けバンド43及び44を用いることができない。そこで、上板41aの外端に溶着された脚板41cを上下に2個のケミカルアンカーボルト51及び52で、穴47から離れてコンクリート基礎11Aに固定し、上板42aの外端に溶着された脚板42cを上下に2個のケミカルアンカーボルト53及び54で、穴47から離れてコンクリート基礎11Aに固定している。
他の点は、上述の実施例1と同じである。
図5は、本発明の実施例3の既設鋼管柱地表面付近腐食部補強構造を示す、図2に対応した縦断面図である。図6は、この補強構造の斜視図である。
図7において、鋼管柱街路灯10の地表面付近14の腐食の程度が低い場合には実施例1のように強固に補強する必要はなく、より安価な構成で補強した方が現実的である。
そこで、この実施例3では、実施例1の半割ベース22、32及びバンド40を省略している。また実施例1の補強板24と27の替わりに1枚の補強板64を用いることにより、構成を簡単にするとともに、半割補強管21に対する補強の強度を高めている。補強板65、66及び74〜76についても同様である。
補強板64と74とは互いに熔着され、補強板65と75とは互いに熔着される。
例えば、鋼管柱街路灯10が地上8m、地下1.5m、厚み4.5mm、直径167mmである場合に、半割補強管21及び31の厚みを6mm、厚み9mmの補強板64、65、74及び75の地上部高さ160mm、地下部高さ150mm、厚み10mmの補強板66及び76の地上部高さ120mm、地下部高さ150mmとする。
他の点は、上述の実施例1と同じである。
なお、本発明には外にも種々の変形例が含まれる。
例えば、部材間の固定について、ボルトとナットで締着するか熔着するかはいずれであってもよい。例えば、補強板24〜26の下端部をL字形に折曲し、折曲された端部を半割ベース22にボルトとナットで締着してもよい。補強板の枚数をさらに増やしてより強固に補強する構成であってもよい。図1の孔29b、29c、39b、39c、これらに対応する上板41a、42aに穿設された孔及びコンクリート基礎11に穿設した孔にアンカーボルトを通して、ベース22、32及び上板41a、42aをコンクリート基礎11に固定してもよい。鋼管柱街路灯10の地表面付近14の腐食の程度が低い場合には、バンド40を除いた図3の構成を、実施例3の構成の替わりに用いてもよい。この場合、実施例3よりも補強が強固になる。半割ベース22の形状は半円であってもよい。また、鋼管柱が真っ直ぐで鋼管柱に取り付けられているものを外すことができる場合には、半割構成の重ね合わせとせずに一体となったものを鋼管柱の上方から外嵌して下へ降ろすようにしてもよい。さらに、本発明は街路灯のみならず交通標識、看板等を支持してコンクリ−ト基礎に植設される各種鋼管柱に適用可能であることは勿論である。
本発明の実施例1の既設鋼管柱地表面付近腐食部補強構造を示す平面図である。 図1のII−II線に沿った縦断面図である。 図1の既設鋼管柱地表面付近腐食部補強構造の斜視図である。 本発明の実施例2の既設鋼管柱地表面付近腐食部補強構造を示す、図2に対応した縦断面図である。 本発明の実施例3の既設鋼管柱地表面付近腐食部補強構造を示す、図2に対応した縦断面図である。 図5の補強構造の斜視図である。 背景技術の問題点説明図である。
符号の説明
10 鋼管柱街路灯
11、11A コンクリ−ト基礎
12 砂利
13 地表面
14 腐食部
15 半割面
20、30 半割直接補強部
21、31 半割補強管
22、32 半割ベース
23、33 半円切欠
24〜28、34〜38、64〜66、74〜76 補強板
29a、39a、45、46 ボルトとナット
51〜54 ケミカルアンカーボルト
29b、29c、39b、39c 孔
40 間接補強バンド
41、42 掛け渡しバンド
43、44 締め付けバンド
41a、42a 上板
41b、41c、42b、42c 脚板
47、48 穴
50 モルタル

Claims (5)

  1. コンクリート基礎に植設された既設鋼管柱の地表面付近腐食部を補強する既設鋼管柱地表面付近腐食部補強構造であって、
    鋼管柱を地表面の下側から上側にわたって所定長さ外嵌する一対の半割補強鋼管と、
    該一対の半割補強鋼管の各々について該地表面に対応する高さ位置に、該半割補強鋼管の外周に直角に半割円切欠の内周端が当接して固着された半割ベース板と、
    該一対の半割補強鋼管の各々について、該半割ベース板の上側に少なくとも3枚、中心角を互いに略等しくして配置され、該外周に直角に母線に沿って第1辺が固着され、該第1辺と隣り合う第2辺が該半割ベース板の上面に直角に固着された地上側鋼鉄補強板と、
    該一対の半割ベース板の対向する端面を当接した状態で、該一対の半割ベース板の下面の一端部側及びこれと対向する他端部側にそれぞれ固着される上板部と、各上板部の両端部のそれぞれに該コンクリート基礎側面に沿って下方に延びた脚部とを有する一対の掛け渡しバンドと、
    該一対の掛け渡しバンドの下端部を該コンクリート基礎の側面に固定させる掛け渡しバンド固定具と
    を有し、該地上側鋼鉄補強板の少なくとも3枚のうち2枚は、該半割補強鋼管の半割面に沿って突出しかつ他の地上側鋼鉄補強板より高さが高く、該一対の半割補強鋼管を該鋼管柱に外嵌したときに重なり合う2対の地上側鋼鉄補強板の各対が固着されることを特徴とする既設鋼管柱地表面付近腐食部補強構造。
  2. 該一対の半割補強鋼管の各々について、該半割ベース板の下側に少なくとも2枚離間して配置され、該半割補強鋼管の外周に直角に母線に沿って直線の第1辺が固着され、該第1辺と隣り合う第2辺が該半割ベース板の下面に直角に固着された地下側鋼鉄補強板をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の既設鋼管柱地表面付近腐食部補強構造。
  3. 該掛け渡しバンド固定具は、該一対の掛け渡しバンドの下端部高さ位置において該一対の掛け渡しバンドを上から該コンクリート基礎の側面へ押さえ付けるとともに該コンクリート基礎の外周を締め付ける締め付けバンドを有することを特徴とする請求項1に記載の既設鋼管柱地表面付近腐食部補強構造。
  4. コンクリート基礎に植設された既設鋼管柱の地表面付近腐食部を補強する既設鋼管柱地表面付近腐食部補強構造であって、
    鋼管柱を地表面の下側から上側にわたって所定長さ外嵌する一対の半割補強鋼管と、
    該一対の半割補強鋼管の各々について該地表面に対応する高さ位置に、該半割補強鋼管の外周に直角に半割円切欠の内周端が当接して固着された半割ベース板と、
    該一対の半割補強鋼管の各々について、該半割ベース板の上側に少なくとも3枚、中心角を互いに略等しくして配置され、該外周に直角に母線に沿って第1辺が固着され、該第1辺と隣り合う第2辺が該半割ベース板の上面に直角に固着された地上側鋼鉄補強板と、
    該一対の半割補強鋼管の各々について、該半割ベース板の下側に少なくとも2枚離間して配置され、該半割補強鋼管の外周に直角に母線に沿って直線の第1辺が固着され、該第1辺と隣り合う第2辺が該半割ベース板の下面に直角に固着された地下側鋼鉄補強板と
    を有し、該地上側鋼鉄補強板の少なくとも3枚のうち2枚は、該半割補強鋼管の半割面に沿って突出しかつ他の地上側鋼鉄補強板より高さが高く、該一対の半割補強鋼管を該鋼管柱に外嵌したときに重なり合う2対の地上側鋼鉄補強板の各対が固着されることを特徴とする既設鋼管柱地表面付近腐食部補強構造。
  5. コンクリート基礎に植設された既設鋼管柱の地表面付近腐食部を補強する既設鋼管柱地表面付近腐食部補強方法であって、
    該コンクリート基礎の既設鋼管柱周囲を所定深さ削り取って穴を形成するとともに該コンクリート基礎の周囲を所定深さ削り取って穴を形成し、
    請求項1又は2に記載の補強構造の掛け渡しバンドを該コンクリート基礎に対し上側から掛け渡し、
    該補強構造の一対の半割補強鋼管を該鋼管柱の地表面の下側から上側にわたって外嵌し、重なり合う2対の地上側鋼鉄補強板を車道と歩道の境界と平行にして該2対の鋼鉄補強板の各対を固着し又はボルトとナットで締着し、該補強構造の一対の半割ベース板を、該掛け渡しバンドを介して該コンクリート基礎に固定し、
    該コンクリート基礎の該穴より下方の位置で該掛け渡しバンドの下部を該コンクリート基礎に固定し、
    該コンクリート基礎の該穴をコンクリートで補修し、
    該地表面より上側の該鋼管柱の外周をモルタルで山形にして該地上側鋼鉄補強板の少なくとも下部を覆い隠す
    ことを特徴とする既設鋼管柱地表面付近腐食部補強方法。
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