JP2006076720A - マンコンベア - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、踏み板の移動方向を発光素子で発光された光の動きとして目視確認させるようにし、構成の簡素化を図り、低価格化を実現するとともに、発光素子を案内レールに設置し、意匠性を損なうことがないようにしたマンコンベアを得る。
【解決手段】LED14a〜14cが案内レール4の反ステップ側に、ステップ1の移動方向に所定間隔をもって1列に配列し、かつ、発光光20a〜20cが移動手摺り3の下部から外方に放射されるように、取り付けられている。そして、フラッシャ装置が、LED14a〜14cを順次ON/OFF駆動し、LED14a〜14cの発光光20a〜20cがステップ1の移動方向前方に移動するようにしている。
【選択図】図2
【解決手段】LED14a〜14cが案内レール4の反ステップ側に、ステップ1の移動方向に所定間隔をもって1列に配列し、かつ、発光光20a〜20cが移動手摺り3の下部から外方に放射されるように、取り付けられている。そして、フラッシャ装置が、LED14a〜14cを順次ON/OFF駆動し、LED14a〜14cの発光光20a〜20cがステップ1の移動方向前方に移動するようにしている。
【選択図】図2
Description
この発明は、運転方向を表示できる表示装置を備えたエスカレータや動く歩道等のマンコンベアに関するものである。
従来のマンコンベアにおいては、スリットが一定間隔で設けられている円筒の縁部が円板面に垂直に設けられた回転遮光板、回転遮光板内に同軸的に設けられた円形の蛍光灯、回転遮光板を回転駆動するモータ等を有する照明装置を備えている。そして、照明装置は、透光性を有する欄干パネルを貫通するように設けられた円形状の開口部に装着されており、回転遮光板がステップの移動と連動して回転駆動される。これにより、スリットから欄干パネル内に照射された放射状の照明光が回転するように見え、利用者が、遠方からこの照射光を見ることにより、運転中のマンコンベアの運転方向を確認できる。(例えば、特許文献1参照。)
従来のマンコンベアは、照明装置が透光性を有する欄干パネルに装着されているので、意匠性の面で問題があった。
また、照明装置が回転遮光板をステップの移動に連動して回転駆動するように構成されているので、照明装置の構成が複雑となり、低価格化が図れないという問題もあった。
さらに、照明装置がマンコンベアの運転中にのみ駆動されるようになっているので、停止中のマンコンベアの運転方向は確認できなかった。そこで、乗降口に設置した人感センサが利用者の到来を検知すると運転を開始するような自動運転のマンコンベアに適用した場合、利用者が乗降口に近づいて初めて運転方向が違うことに気づき、所望の運転方向のマンコンベアまで移動しなければならなくなるという問題があった。
また、照明装置が回転遮光板をステップの移動に連動して回転駆動するように構成されているので、照明装置の構成が複雑となり、低価格化が図れないという問題もあった。
さらに、照明装置がマンコンベアの運転中にのみ駆動されるようになっているので、停止中のマンコンベアの運転方向は確認できなかった。そこで、乗降口に設置した人感センサが利用者の到来を検知すると運転を開始するような自動運転のマンコンベアに適用した場合、利用者が乗降口に近づいて初めて運転方向が違うことに気づき、所望の運転方向のマンコンベアまで移動しなければならなくなるという問題があった。
この発明は、上記の課題を解決になされたものであって、踏み板の移動方向を発光素子で発光された光の動きとして目視確認させるようにし、構成の簡素化を図り、低価格化を実現するとともに、発光素子を案内レールに設置し、意匠性を損なうことがないようにしたマンコンベアを得ることを目的とする。
さらに、マンコンベアの踏み板の運転/停止状態に拘わらず複数の発光素子を順次ON/OFF駆動するようにし、乗降口に設置した人感センサが利用者の到来を検知すると運転を開始するような自動運転のマンコンベアに適用した場合に、利用者が乗降口に近づいて初めて運転方向が違うことに気づき、所望の運転方向のマンコンベアまで移動しなければならなくなるという不具合の発生を未然に防止できるマンコンベアを得ることを目的とする。
さらに、マンコンベアの踏み板の運転/停止状態に拘わらず複数の発光素子を順次ON/OFF駆動するようにし、乗降口に設置した人感センサが利用者の到来を検知すると運転を開始するような自動運転のマンコンベアに適用した場合に、利用者が乗降口に近づいて初めて運転方向が違うことに気づき、所望の運転方向のマンコンベアまで移動しなければならなくなるという不具合の発生を未然に防止できるマンコンベアを得ることを目的とする。
この発明は、利用者が乗る踏み板と、上記踏み板の両側に立設された一対の欄干パネルと、上記一対の欄干パネルのそれぞれの上部側の配設された一対の案内レールと、上記一対の案内レールに装着されて上記踏み板と同期して移動する一対の移動手摺りと、を有するマンコンベアにおいて、上記一対の案内レールの少なくとも一方の案内レールの反踏み板側に、上記踏み板の移動方向に所定間隔をもって、かつ、発光された光を上記移動手摺りの下部から反踏み板側外方に放射できるように配設された複数の発光素子と、上記発光素子で発光された光が上記踏み板の移動方向前方に移動するように上記複数の発光素子を上記踏み板の移動方向の後方に位置する発光素子から前方に順次ON/OFF駆動する制御手段と、を備えているものである。
この発明によれば、踏み板の移動方向を目視確認させる表示装置が複数の発光素子と複数の発光素子を踏み板の移動方向の後方に位置する発光素子から前方に順次ON/OFF駆動する制御手段とで構成できるので、構成の簡素化が図られ、低価格化が実現できる。また、表示装置を構成する発光素子が案内レールに設置されているので、表示装置を設置することに起因する意匠性の低下を抑えることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータを示す側面図、図2はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータを示す要部拡大側面図、図3は図2のIII−III矢視断面図、図4はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータにおける表示装置を示すブロック構成図である。
図1はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータを示す側面図、図2はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータを示す要部拡大側面図、図3は図2のIII−III矢視断面図、図4はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータにおける表示装置を示すブロック構成図である。
図1乃至図4において、エスカレータは、乗客が乗る踏み板としてのステップ1の両側に一対の欄干2が立設され、移動手摺り3が各欄干2の周縁部に配設されて構成されている。
欄干2は、上下のニュアル間で欄干2の上部側の周縁部を構成する案内レール4と、上下のニュアル間で欄干2の下部側を構成するデッキボード5と、案内レール4とデッキボード5との間に配設される欄干パネル6とを有する。
案内レール4は、ステップ1の移動方向に沿って延設されたレールフレーム7と、ステップ1の移動方向に沿ってレールフレーム7上に固着されたレールガイド8とを有する。そして、係合部8aがレールガイド8のレールフレーム7の延設方向と直交する両側に突出されている。
移動手摺り3は、合成ゴムとキャンバスを主体とする断面C状の主体部9と、主体部9の外周を覆うように成形された化粧ゴム10とを有している。そして、主体部9は、伸縮が少なく、切断することがないように、ワイヤコード11で補強されている。この移動手摺り3は、その断面C状の内部に係合部8aを収納するように欄干2の案内レール4に装着され、ステップ1の移動に連動して摺動移動するようになっている。また、欄干パネル6は、透明なガラス又は透明なプラスチック材料で作製されている。なお、欄干パネル6は、必ずしも透明である必要はない。
欄干2は、上下のニュアル間で欄干2の上部側の周縁部を構成する案内レール4と、上下のニュアル間で欄干2の下部側を構成するデッキボード5と、案内レール4とデッキボード5との間に配設される欄干パネル6とを有する。
案内レール4は、ステップ1の移動方向に沿って延設されたレールフレーム7と、ステップ1の移動方向に沿ってレールフレーム7上に固着されたレールガイド8とを有する。そして、係合部8aがレールガイド8のレールフレーム7の延設方向と直交する両側に突出されている。
移動手摺り3は、合成ゴムとキャンバスを主体とする断面C状の主体部9と、主体部9の外周を覆うように成形された化粧ゴム10とを有している。そして、主体部9は、伸縮が少なく、切断することがないように、ワイヤコード11で補強されている。この移動手摺り3は、その断面C状の内部に係合部8aを収納するように欄干2の案内レール4に装着され、ステップ1の移動に連動して摺動移動するようになっている。また、欄干パネル6は、透明なガラス又は透明なプラスチック材料で作製されている。なお、欄干パネル6は、必ずしも透明である必要はない。
表示装置12は、エスカレータの一側の欄干2の案内レール4の反ステップ側の乗り口付近、中央付近および降り口付近の三箇所に設置されたフラッシャユニット13と、3つのフラッシャユニット13を駆動制御する制御手段としてのフラッシャ装置16とを備えている。
フラッシャユニット13は、例えば3つの発光素子としてのLED(Light Emitting Diode)14a〜14cが筐体15の上面に1列に配列されている。なお、駆動回路が実装された回路基板(図示せず)が筐体15内に収納され、LED14a〜14cが回路基板に電気的に接続されている。そして、各フラッシャユニット13は、LED14a〜14cがステップ1の移動方向に1列に並ぶように、かつ、LED14a〜14cの発光光が移動手摺り3の下部、即ち移動手摺り3とレールフレーム7との間から放射されるように案内レール4に取り付けられている。
フラッシャ装置16は、電源が入れられると、LED14a〜14cをステップ1の移動方向後方のLED14aから前方に順次、かつ、周期的に発光させるようにフラッシャユニット13をON/OFF駆動制御する。
フラッシャユニット13は、例えば3つの発光素子としてのLED(Light Emitting Diode)14a〜14cが筐体15の上面に1列に配列されている。なお、駆動回路が実装された回路基板(図示せず)が筐体15内に収納され、LED14a〜14cが回路基板に電気的に接続されている。そして、各フラッシャユニット13は、LED14a〜14cがステップ1の移動方向に1列に並ぶように、かつ、LED14a〜14cの発光光が移動手摺り3の下部、即ち移動手摺り3とレールフレーム7との間から放射されるように案内レール4に取り付けられている。
フラッシャ装置16は、電源が入れられると、LED14a〜14cをステップ1の移動方向後方のLED14aから前方に順次、かつ、周期的に発光させるようにフラッシャユニット13をON/OFF駆動制御する。
つぎに、このように構成されたエスカレータの動作について説明する。
まず、エスカレータの電源が入れられると、ステップ1が図示しない駆動装置に駆動されて、図1中矢印方向(上り方向)に移動する。同時に、フラッシャ装置16が動作し、各フラッシャユニット13のLED14a〜14cが例えばLED14aのON/OFF→LED14bのON/OFF→LED14cのON/OFF→LED14aのON/OFF・・・と順次、かつ、周期的に駆動される。そこで、LED14a〜14cの発光光20a、20b、20cは、移動手摺り3とレールフレーム7との間を通って順次放射される。これにより、発光光20a→発光光20b→発光光20c→発光光20a・・・とステップ1の移動方向前方に移動するように見える。
まず、エスカレータの電源が入れられると、ステップ1が図示しない駆動装置に駆動されて、図1中矢印方向(上り方向)に移動する。同時に、フラッシャ装置16が動作し、各フラッシャユニット13のLED14a〜14cが例えばLED14aのON/OFF→LED14bのON/OFF→LED14cのON/OFF→LED14aのON/OFF・・・と順次、かつ、周期的に駆動される。そこで、LED14a〜14cの発光光20a、20b、20cは、移動手摺り3とレールフレーム7との間を通って順次放射される。これにより、発光光20a→発光光20b→発光光20c→発光光20a・・・とステップ1の移動方向前方に移動するように見える。
このように、この実施の形態1では、1列に配列されたLED14a〜14cを有するフラッシャユニット13が、LED14a〜14cの配列方向をステップ1の移動方向に一致させ、かつ、LED14a〜14cの発光光20a〜20cが移動手摺り3とレールフレーム7との間から放射されるように案内レール4に設置され、フラッシャ装置16がLED14a〜14cの発光光20a〜20cをステップ1の移動方向前方に順次移行するようにLED14a〜14cを順次、かつ、周期的にON/OFF駆動するようになっている。
そこで、利用者は、LED14a〜14cの発光光20a〜20cがステップ1の移動方向前方に移動するように見えるので、エスカレータの側面の遠くからでもエスカレータの運転方向を目視確認でき、乗降口に近づいて初めて運転方向が違うことに気づくような不具合の発生も未然に防止される。また、表示装置12は、従来装置で必要であった回転遮光板のような回転機構が不要となり、構成が簡素化され、低価格化を実現できる。
そこで、利用者は、LED14a〜14cの発光光20a〜20cがステップ1の移動方向前方に移動するように見えるので、エスカレータの側面の遠くからでもエスカレータの運転方向を目視確認でき、乗降口に近づいて初めて運転方向が違うことに気づくような不具合の発生も未然に防止される。また、表示装置12は、従来装置で必要であった回転遮光板のような回転機構が不要となり、構成が簡素化され、低価格化を実現できる。
また、フラッシャ装置16が、ステップ1の移動/停止状態に拘わらず、エスカレータの電源が入るとフラッシャユニット13のLED14a〜14cを順次ON/OFF駆動するようになっている。そこで、乗降口に設置した人感センサが利用者の到来を検知すると運転を開始するような自動運転のマンコンベアに本装置を適用すれば、利用者が乗降口に近づいて初めて運転方向が違うことに気づき、所望の運転方向のマンコンベアまで移動しなければならなくなるという不具合の発生を未然に防止することができる。
なお、上記実施の形態1では、フラッシャユニット13を一側の欄干2の案内レール4の反ステップ側の乗り口付近、中央付近および降り口付近の三箇所に設置するものとしているが、フラッシャユニット13を両側の欄干2の案内レール4の反ステップ側に設置してもよく、設置数および設置場所についても必要に応じて自由に選択できる。
また、フラッシャユニット13が3つのLED14a〜14cを備えているものとして説明しているが、LEDの個数は3つに限定されるものではなく、発光光が動くように見えればよい。
また、フラッシャユニット13を一側の欄干2の案内レール4の反ステップ側に設置するものとしているが、さらにフラッシャユニット13を一側の欄干2の案内レール4のステップ側にも設置するようにしてもよい。
また、フラッシャユニット13が3つのLED14a〜14cを備えているものとして説明しているが、LEDの個数は3つに限定されるものではなく、発光光が動くように見えればよい。
また、フラッシャユニット13を一側の欄干2の案内レール4の反ステップ側に設置するものとしているが、さらにフラッシャユニット13を一側の欄干2の案内レール4のステップ側にも設置するようにしてもよい。
また、LEDの種類を選択することにより、ステップ1の上りと下りとで発光光の色を変えてステップ1の移動方向の状態表示を行うことができる。この場合、建物内で、ステップ1の上りと下りとの色を決めておけば、利用者は遠方から発光光の色を見ることにより、エスカレータの運転方向を確認することができる。
また、LEDの駆動パルスをステップ1の上りと下りとで変えてステップ1の移動方向の状態表示を行うことができる。例えば、ステップ1の上り表示の場合には、1パルスの発光光を上り方向に順次移動させ、ステップ1の下り表示の場合には、2パルスの発光光を下り方向に順次移動させることもできる。そこで、建物内で、ステップ1の上りと下りとの発光光のパルス回数を決めておけば、利用者は遠方から発光光のパルス回数を見ることにより、エスカレータの運転方向を確認することができる。
また、LEDの駆動パルスをステップ1の上りと下りとで変えてステップ1の移動方向の状態表示を行うことができる。例えば、ステップ1の上り表示の場合には、1パルスの発光光を上り方向に順次移動させ、ステップ1の下り表示の場合には、2パルスの発光光を下り方向に順次移動させることもできる。そこで、建物内で、ステップ1の上りと下りとの発光光のパルス回数を決めておけば、利用者は遠方から発光光のパルス回数を見ることにより、エスカレータの運転方向を確認することができる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2に係るエスカレータの構成を示す要部側面図である。
図5において、移動手摺り3Aは、合成ゴムとキャンバスを主体とする断面C状の主体部9と、主体部9の外周を覆うように成形された化粧ゴム10Aとを有している。そして、化粧ゴム10Aは、透明ウレタンゴムで作製され、LED14a〜14cの発光光を伝播するように機能する。
フラッシャユニット13は、LED14a〜14cがステップ1の移動方向に1列に並ぶように、かつ、LED14a〜14cの発光光が移動手摺り3の下端部に照射されるように案内レール4の反ステップ側に取り付けられている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
図5はこの発明の実施の形態2に係るエスカレータの構成を示す要部側面図である。
図5において、移動手摺り3Aは、合成ゴムとキャンバスを主体とする断面C状の主体部9と、主体部9の外周を覆うように成形された化粧ゴム10Aとを有している。そして、化粧ゴム10Aは、透明ウレタンゴムで作製され、LED14a〜14cの発光光を伝播するように機能する。
フラッシャユニット13は、LED14a〜14cがステップ1の移動方向に1列に並ぶように、かつ、LED14a〜14cの発光光が移動手摺り3の下端部に照射されるように案内レール4の反ステップ側に取り付けられている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態2では、フラッシャ装置16が動作し、各フラッシャユニット13のLED14a〜14cが例えばLED14aのON/OFF→LED14bのON/OFF→LED14cのON/OFF→LED14aのON/OFF・・・と順次ON/OFF駆動される。そこで、LED14a〜14cの発光光は、移動手摺り3の下端部に順次照射される。そして、移動手摺り3の化粧ゴム10Aの下端部に入射した光は、化粧ゴム10A内を伝播し、側部まで伝送され、側部から放射される。そこで、移動手摺り3のLED14a〜14c設置位置の外側部位が光る。これにより、この光る部分である光輝部21がステップ1の移動方向前方に移動するように見える。
そこで、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、化粧ゴム10Aがウレタンゴムで作製されているので、主体部9に密着よく成形できる。また、ウレタンゴムは加工性に優れていることから、移動手摺りの作製が容易となる。
そこで、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、化粧ゴム10Aがウレタンゴムで作製されているので、主体部9に密着よく成形できる。また、ウレタンゴムは加工性に優れていることから、移動手摺りの作製が容易となる。
なお、上記実施の形態2では、化粧ゴム10Aをウレタンゴムで作製するものとしているが、化粧ゴムの材料はウレタンゴムに限定されるものではなく、光を伝播できるものであればよく、例えばハイパロン(デュポン社の商品名)のようなクロルスルホン化ポリエチレンを用いてもよい。
また、化粧ゴムは、蛍光体をウレタンゴムなどの合成樹脂に混ぜて作製してもよい。この場合、移動手摺り3のLED14a〜14c設置位置の外側部位が蛍光を発し、この蛍光を発する光輝部がステップ1の移動方向前方に移動するように見えるので、利用者は、より遠くからでも、エスカレータの運転方向を確実に目視確認できる。ここで、蛍光体としては、例えばカルシウム、バリウム、マグネシウム、亜鉛等の酸化物、けい酸塩、リン酸塩、タングステン酸塩を主成分として少量の活性剤を添加して焼成したもの、アントラセン、ジアミノスチルベン系染料、チオフラビン、ローダミンB、ルモゲンLイエローなどが用いられる。
また、化粧ゴムは、蛍光体をウレタンゴムなどの合成樹脂に混ぜて作製してもよい。この場合、移動手摺り3のLED14a〜14c設置位置の外側部位が蛍光を発し、この蛍光を発する光輝部がステップ1の移動方向前方に移動するように見えるので、利用者は、より遠くからでも、エスカレータの運転方向を確実に目視確認できる。ここで、蛍光体としては、例えばカルシウム、バリウム、マグネシウム、亜鉛等の酸化物、けい酸塩、リン酸塩、タングステン酸塩を主成分として少量の活性剤を添加して焼成したもの、アントラセン、ジアミノスチルベン系染料、チオフラビン、ローダミンB、ルモゲンLイエローなどが用いられる。
なお、上記各実施の形態では、エスカレータに適用するものとして説明しているが、本発明はエスカレータ以外のマンコンベア、例えば動く歩道に適用しても、同様の効果が得られる。ここで、動く歩道における踏み面は、エスカレータのように階段状ではなく、平面状であり、パレット式およびゴムベルト式の踏み板となる。
また、上記各実施の形態では、フラッシャ装置16がエスカレータの電源が入ったときに、即ちステップ1が移動状態/停止状態に拘わらず動作するように構成されているものとしているが、フラッシャ装置16をステップ1の運転状態に連動して、即ちステップ1の移動状態のときにのみ動作するようにしてもよい。この場合においても、表示装置の構成が簡素化され、低価格化を実現するとともに、意匠性を損なうこともない。
また、上記各実施の形態では、発光素子としてLEDを用いるものとしているが、発光素子はLEDに限定されるものではなく、例えばEL(Electro Luminescence)素子を用いてもよい。
また、上記各実施の形態では、フラッシャ装置16がエスカレータの電源が入ったときに、即ちステップ1が移動状態/停止状態に拘わらず動作するように構成されているものとしているが、フラッシャ装置16をステップ1の運転状態に連動して、即ちステップ1の移動状態のときにのみ動作するようにしてもよい。この場合においても、表示装置の構成が簡素化され、低価格化を実現するとともに、意匠性を損なうこともない。
また、上記各実施の形態では、発光素子としてLEDを用いるものとしているが、発光素子はLEDに限定されるものではなく、例えばEL(Electro Luminescence)素子を用いてもよい。
1 ステップ(踏み板)、2 欄干、3、3A 移動手摺り、4 案内レール、6 欄干パネル、9 主体部、10A 化粧ゴム、14a〜14c LED(発光素子)、16 フラッシャ装置(制御手段)。
Claims (6)
- 利用者が乗る踏み板と、上記踏み板の両側に立設された一対の欄干パネルと、上記一対の欄干パネルのそれぞれの上部側の配設された一対の案内レールと、上記一対の案内レールに装着されて上記踏み板と同期して移動する一対の移動手摺りと、を有するマンコンベアにおいて、
上記一対の案内レールの少なくとも一方の案内レールの反踏み板側に、上記踏み板の移動方向に所定間隔をもって、かつ、発光された光を上記移動手摺りの下部から反踏み板側外方に放射できるように配設された複数の発光素子と、
上記発光素子で発光された光が上記踏み板の移動方向前方に移動するように上記複数の発光素子を上記踏み板の移動方向の後方に位置する発光素子から前方に順次ON/OFF駆動する制御手段と、
を備えていることを特徴とするマンコンベア。 - 利用者が乗る踏み板と、上記踏み板の両側に立設された一対の欄干パネルと、上記一対の欄干パネルのそれぞれの上部側の配設された一対の案内レールと、それぞれ化粧ゴムが断面C状の主体部の外周を覆うように成形されており、上記一対の案内レールに装着されて上記踏み板と同期して移動する一対の移動手摺りと、を有するマンコンベアにおいて、
上記一対の案内レールの少なくとも一方の案内レールの反踏み板側に、上記踏み板の移動方向に所定間隔をもって、かつ、発光された光を上記移動手摺りの下端部に照射できるように配設された複数の発光素子と、
上記複数の発光素子を上記踏み板の移動方向の後方に位置する発光素子から前方に順次ON/OFF駆動する制御手段と、を備え、
上記移動手摺りの上記化粧ゴムが、下端部から入射した上記発光された光を側部に伝播し、該側部から放射するように構成されていることを特徴とするマンコンベア。 - 上記化粧ゴムが透明ウレタンゴムで作製されていることを特徴とする請求項2記載のマンコンベア。
- 上記化粧ゴムは蛍光材が混在されて、上記下端部から入射した上記発光された光を吸収して蛍光を発するように構成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のマンコンベア。
- 上記制御手段は、上記踏み板の運転/停止状態に拘わらず、上記複数の発光素子をON/OFF駆動できるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のマンコンベア。
- 上記制御手段は、上記踏み板の運転状態に連動して、上記複数の発光素子をON/OFF駆動できるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のマンコンベア。
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-
2004
- 2004-09-09 JP JP2004262783A patent/JP2006076720A/ja active Pending
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