JP2006071949A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2006071949A
JP2006071949A JP2004254913A JP2004254913A JP2006071949A JP 2006071949 A JP2006071949 A JP 2006071949A JP 2004254913 A JP2004254913 A JP 2004254913A JP 2004254913 A JP2004254913 A JP 2004254913A JP 2006071949 A JP2006071949 A JP 2006071949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
shutter
aperture
film
cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004254913A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Katsura
洋史 桂
Hirokatsu Chuma
弘勝 中馬
Kazumi Koike
和己 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2004254913A priority Critical patent/JP2006071949A/ja
Priority to US11/216,162 priority patent/US20060056826A1/en
Publication of JP2006071949A publication Critical patent/JP2006071949A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B9/00Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or -
    • G02B9/12Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or - having three components only
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/001Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras
    • G02B13/0015Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras characterised by the lens design
    • G02B13/002Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras characterised by the lens design having at least one aspherical surface
    • G02B13/0035Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras characterised by the lens design having at least one aspherical surface having three lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/001Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras
    • G02B13/0055Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras employing a special optical element
    • G02B13/0075Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras employing a special optical element having an element with variable optical properties
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B9/00Exposure-making shutters; Diaphragms
    • G03B9/08Shutters
    • G03B9/10Blade or disc rotating or pivoting about axis normal to its plane
    • G03B9/26Blade or disc rotating or pivoting about axis normal to its plane incorporating cover blade or blades
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B9/00Exposure-making shutters; Diaphragms
    • G03B9/08Shutters
    • G03B9/36Sliding rigid plate
    • G03B9/38Single rigid plate with multiple slots or other apertures
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2219/00Cameras
    • G03B2219/02Still-picture cameras
    • G03B2219/04Roll-film cameras
    • G03B2219/045Roll-film cameras adapted for unloading the film in the processing laboratory, e.g. disposable, reusable or recyclable cameras

Abstract

【課題】 3枚玉以上のレンズ構成の撮影レンズを用い、従来のシャッタ羽根の移動路を確保する。
【解決手段】撮影レンズ13を3枚玉で構成し、被写体側から1枚目レンズ35の前端面と2枚目レンズ36の後端面との間のレンズ間隔をC(mm)、パトローネ26の外径をD(mm)、結像位置Pと2枚目のレンズ36の主点との間隔をL(mm)にしたときに、L≧(2+√2)/4×D(mm)、C≧3(mm)、を満足するようにしている。これにより、シャッタ羽根44を第1及び第2レンズ35,36間に配しても、パトローネ室28の被写体側の外面62を周面にしたことで生じるスペース65をシャッタ羽根44の移動路60として利用することができる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、予め写真フイルムを装填したレンズ付きフイルムユニットに関し、さらに詳しくは、3枚玉以上のレンズ構成となっている撮影レンズを使用したレンズ付きフイルムユニットに関するものである。
従来、手軽に写真撮影を楽しむことができるレンズ付きフイルムユニットが提供されている。レンズ付きフイルムユニットの構造は単純で、基本的に撮影レンズ、シャッタ機構、及び未露光の写真フイルムとの3点から形成され、コンパクトカメラに通常装備されているオートフォーカスやオート露出機構などは装備されていない。
未露光の写真フイルムは、パトローネから引き出され、露光開口の一方側に設けたフイルム室に収納されている。パトローネは他方側に設けたパトローネ室に装填され、撮影後とに撮影済みの写真フイルムを収納していく。パトローネ室は、被写体側の前方がパトローネの外周に相似する周面となった断面U字状の形状をしている。シャッタ機構は、撮影光軸に交差するようにシャッタ羽根をパトローネ室側に向けて揺動する簡単なメカ機構となっている。
撮影レンズとしては、大量生産が可能なプラスチック製のレンズを1枚又は2枚で構成したものが知られており、例えば35mm幅のパトローネ付き写真フイルム(135タイプ)や24mm幅のパトローネ付き写真フイルム(IX240タイプ)を内蔵する場合、焦点距離が例えば35mm以下の準広角レンズが用いられる。この準広角レンズを用いることで、レンズの厚みを薄くすることができ、しかもコンパクトカメラと同じ焦点距離の撮影レンズと比べてFナンバーが例えば9.5以上程度大きいため、被写体深度が深くなり、よって、ピント調節機構を備えていなくても遠距離から近距離までの広い範囲において良好な画質を得ている。
また、内蔵する写真フイルムとしても、ISO400やISO800等のラチチュードの広い高感度フイルムを採用している。しかも、現在、標準光量でなくても、露出オーバーであればかなりの露出オーバーネガまできれいにプリントをすることができる現像システムの環境が整っている。このため、レンズ付きフイルムユニットでも良好な撮影が行うことができる。また、フラッシュ装置、例えばストロボ装置を搭載し、暗い室内等でも撮影を行うことができるようにしたストロボ内蔵型もある。
近年では、レンズ付きフイルムユニットにフラッシュ装置を内蔵しないで、例えばISO1600やISO3200等の高感度フイルムを内蔵することが提案されている。高感度フイルムを使用する場合、室内撮影の場合には問題はないが、屋外撮影の場合には極端な露出オーバーとなる可能性が高い。そこで、絞りを切り換える絞り切り換え機構を内蔵したものが提供されている。
絞り切り換え機構を内蔵するレンズ付きフイルムユニットとしては、単玉レンズで後置絞りタイプ(特許文献1)と、2枚玉レンズでビトウィーン絞りタイプ(特許文献2)などが知られている。単玉レンズは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとなっており、後置絞りを採用する理由は、絞りに対して凹面を向けたメニスカスの形状が収差補正に有利である点、また、小型化や効率の面からみて絞りの近くにシャッタを配置することが望ましく、信頼性の面からみて外部から操作出来ない位置にシャッタを配置するのが望ましい点にある。さらに、単玉レンズでは、シャッタ羽根をレンズの後に置くと、パトローネ室を曲面に形成することで生じるスペースをシャッタ羽根の移動路として使用することができ、よってシャッタ羽根の移動路を長く確保することができる点にある。
撮影レンズを2枚玉構成にすると、より広角にすることができる。特許文献2に記載のレンズ付きフイルムユニットでは、2枚の撮影レンズの間に小絞の開口を設けた絞り板を挿脱し、撮影レンズの後に固定の開放絞り開口を、その開放絞り開口の後にシャッタ羽根が配されている。また、2枚の絞り板を挿脱して露出を3段階に切り換えるタイプもある(特許文献3)。このタイプは、撮影レンズを前・後レンズとの2枚玉で構成しており、後レンズの後で第1の絞り板を、またレンズ間で第2の絞り板がそれぞれ挿脱される。固定の開放絞り開口は、後レンズと第1絞り板との間に配されており、シャッタ羽根は第1絞り板の後に配されている。
特開2002−90793号公報 特開2001−215661号公報 特開2002−49075号公報
しかしながら、特許文献2及び3に記載のレンズ付きフイルムユニットでは、2枚玉構成の撮影レンズの後にシャッタ羽根を配している。2枚玉の撮影レンズを採用する場合、単玉構成に比べて、撮影レンズの間隔が長くなり、しかも焦点距離が短いため、撮影レンズが結像面に近づく位置に配されることになる。これにより、単玉構成と同じにシャッタ羽根を撮影レンズの後に配すると、パトローネ室のうちの周面よりも後方で最も幅の長い外面にシャッタ羽根の移動路がかかるため、従来と同様のシャッタ羽根の移動路を確保することができない欠点があった。
また、さらに広角にし、広角にすることで生じる収差を小さくして画質を上げるために、撮影レンズを3枚玉の構成にすることも望まれている。しかし、3枚玉の撮影レンズを採用する場合も、前述したように、2枚玉構成に比べてレンズ間隔が長くなり、最も結像面よりのレンズが結像面に近づくことになり、2枚玉構成のもと同じに理由でシャッタ羽根の移動路を確保することができない欠点がある。
本発明は上記問題を解消するためになされたもので、撮影レンズを2枚玉以上、特に3枚玉で構成し、従来からあるシャッタ機構を用いることができるレンズ付きフイルムユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のレンズ付きフイルムユニットでは、前記撮影レンズを3枚玉以上で構成するとともに、前記フイルム室からパトローネ室に向けて写真フイルムを移送するフイルム巻き上げによりシャッタチャージが行われ、シャッタレリーズに応答してシャッタチャージを開放することで一端に設けた軸を中心として他端に設けた開閉部を、前記1枚目と2枚目とのレンズ間に配したシャッタ開口を閉じる閉じ位置と前記パトローネ室に向けて移動して前記シャッタ開口を開く開き位置との間で撮影光軸を横切るように回転するシャッタ羽根を有するシャッタ機構を設け、前記シャッタ羽根を前記1枚目のレンズとシャッタ開口との間に配したものである。
また、被写体側から1枚目のレンズの前端と2枚目のレンズの後端との間のレンズ間隔をC(mm)、前記パトローネの外径をD(mm)、前記結像位置と前記2枚目のレンズの主点との間隔をL(mm)にしたときに、L≧((2+√2)/4)×D(mm)、C≧3(mm)を満足するようにしたものである。
シャッタ羽根の位置としては、第1及び第2レンズ間、又は第2及び第3レンズ間に配しても、パトローネ室の被写体側の外面を周面にしたことで生じるスペースをシャッタ羽根の移動路として利用することができる。
開放絞り開口や可動の絞り板を配する位置としては、第1レンズを凸メニスカスレンズにする場合には、収差補正の点から第1及び第2レンズの間に配するのが望ましい。また、絞りの近傍、すなわち第1及び第2レンズ間にシャッタ羽根を配するのが露光ムラやシャッタ速度を高速にすることができるため、望ましい。
本発明では、シャッタ羽根を第1及び第2レンズ間に配した発明によれば、第2及び第3レンズ間に配するのと比べて、パトローネ室の被写体側の外面を周面にしたことで生じるスペースをシャッタ羽根の移動路として利用することができる。また、シャッタ羽根を被写体側に寄せて配することができるから、シャッタ羽根を駆動する機構のスペースを確保することができる。
さらに、可動の絞り板をシャッタ羽根の前又は後に配した発明によれば、シャッタと絞りとの配置を接近させることができるから、画面隅部の周辺光量を上げる効果がある。
の効果がある。
図1に示すように、本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット10は、各種撮影機構が組み込まれたユニット本体11と、ユニット本体11の外周に巻き付けられるようにして貼付されるラベル12とからなる。ラベル12には、ユニット本体11の各部を露呈させるための開口が形成されている。
ユニット本体11の前面には、撮影レンズ13、ファインダ対物窓14、絞り切り換え操作部15が設けられている。また、ユニット本体11の上面には、レリーズボタン16,カウンタ表示窓17が設けられ、背面にはファインダ接眼窓18と、撮影後のフイルム巻き上げに用いられる巻き上げノブ19の一部が露呈して設けられている。
絞り切り換え操作部15は、切り換え操作により第1位置〜第3位置との3段階の位置のうちのいずれかに切り換えることができる。第1位置は、屋外など高輝度被写体のときに使用する小絞りモードである。第2位置は、中輝度被写体のときに使用する中絞りモードである。第3の位置は、低輝度被写体のときに使用する開放絞りモードである。なお、例えば各影モードのときにファインダ視野内に所定の表示をする等して、撮影者がファインダ接眼窓18を覗いた状態でモードを判別できるようにするのが望ましい。
ユニット本体11は、図2に示すように、本体基部20、写真フイルムパトローネ21、後カバー22、前カバー23、及びモード切替機構の一部を構成する操作板24とで構成されている。写真フイルムパトローネ21は、写真フイルム25とこれを収納するパトローネ26とで構成される。写真フイルム25としては、フイルム感度がISO1600のものが用いられている。
本体基部20には、被写体側から見て露光開口27を挟んだ左側にパトローネ26を収納するパトローネ室28が、また右側にはパトローネ26から未露光の写真フイルム25を引き出してロール形態で収納するフイルム室29がそれぞれ一体に形成されている。パトローネ室28の上には、巻き上げノブ19が回転自在に配されている。巻き上げノブ19は、パトローネ室28に装填されるパトローネ26の軸芯30に係合しており、フイルム巻き上げ方向に回転することで写真フイルム25をフイルム室29からパトローネ室28に向けて移送して撮影済みの写真フイルムをパトローネ26に巻き込む。
本体基部20の背面及びパトローネ室28とフイルム室29との底面は開口されている。後カバー22は、写真フイルムパトローネ21を装填後に本体基部20の背面に取り付けられ、本体基部20の背面を覆う。後カバー22には、一部を薄肉して折り曲げ自在にしたプルトップ式の底蓋31、32がそれぞれ設けられている。一方の底蓋31はパトローネ室28の底を、また他方の底蓋32はフイルム室29の底を覆う。パトローネ室28の底面を覆う底蓋31は、現像所で撮影済み写真フイルムを収納したパトローネ26を取り出すときに開かれる。
露光開口27の前面には暗箱33が設けられ、暗箱33の前面には撮影レンズ13、シャッタ機構、及び絞り切り換え機構などが組み込まれている。暗箱33の上には、ファインダ光学系、フイルム巻き止め機構、フイルムカウンタ機構、及びシャッタチャージ機構などが組み込まれる。
撮影レンズ13は、図3及び図4に示すように、被写体側から順に第1〜第3レンズ35、36、37との3枚玉の構成となっており、全てプラスチック製で26mm以下、Fナンバーが5.6以下を満たすように作られている。第1レンズ35は、被写体側に凸を向けた正メニスカスレンズとなっており、被写体側の凸面が非球面となっている。第2レンズ36は被写体側に凸を向けた平凸レンズであり、さらに、第3レンズ37は結像面側よりも被写体側の凹面の曲率が大きくなっている両凹レンズとなっている。
暗箱33の前面には、被写体光を暗室状態で露光開口27に導くための開口38が形成されている。この前面には、被写体側から順に、絞り駆動環39、第1レンズ35、レンズホルダ40、第1絞り板41、第2絞り板42、スペーサ43、シャッタ羽根44、レンズケース45、第2レンズ36、スペーサ環46、第3レンズ37が取り付けられる。
第1レンズ35は、レンズホルダ40に保持される。第2レンズ36、スペーサ環46、及び第3レンズ37は、レンズケース45の内部に保持される。レンズケース45は、筒状となっており、被写体側の前面に固定の開放絞り開口48が、また結像面側の背面には第2レンズ36、スペーサ環46、及び第3レンズ37を順に挿入するために開口49が形成されている。
シャッタ羽根44は、第1レンズ35とレンズケース45との間で、撮影光軸13aを横切るように揺動自在に設けられている。この揺動は、シャッタ羽根44の一端が被写体側から見て暗箱33の左側に配した軸50に回転自在に係合し、この軸50を中心に他端に設けた開閉部51が被写体側から見て前記軸50よりも右下に位置する開放絞り開口48を前面で開閉するように回転する。シャッタ羽根44は、シャッタリレーズに連動して図3に矢印で示すA方向に回転するシャッタ駆動レバー52に設けた蹴飛ばし部52aで、前記一端に設けた被蹴飛ばし部53が蹴飛ばされることで開閉部51がパトローネ室28に向けて移動して前記開放絞り開口48を開く開き位置まで回転し、パトローネ室28に寄った開き位置に到達した後には引き戻しバネ54により開放絞り開口48を閉じる位置に戻される。このため、閉じ位置とこれからパトローネ室28に向けて移動した開き位置との間で開閉部51が移動する軌跡上がシャッタ羽根44の移動路となる。
レンズホルダ40の背面には、スペーサ43が取り付けられ、レンズホルダ40とスペーサ43との間には、第1及び第2の絞り板41,42が各々挿脱自在に配置されている。第1絞り板41には、開放絞り開口48の径よりも小径の中絞り開口55が形成されており、中絞り開口55が撮影光軸13aに位置する挿入位置と撮影光軸13aから退避する退避位置との間で挿脱自在となっている。第2絞り板42は、中絞り開口55よりも小径の小絞り開口56が形成されており、第1絞り板41の背後で、小絞り開口56が撮影光軸13aに位置する挿入位置と撮影光軸13aから退避する退避位置との間で挿脱自在となっている。
レンズホルダ40の前面には、第1レンズ35の外周を保持する筒部57が設けられている。筒部57の周りには、絞り駆動環39が回転自在に取り付けられる。絞り駆動環39は、外周の一部に第1及び第2の絞り板41,42の一端にそれぞれ係合する駆動ピン58が設けられており、絞り切り換え操作部15の操作により、第1及び第2絞り板41,42のそれぞれを挿脱させる。すなわち、絞り切り換え操作部15が第1位置のときには、第1絞り板41が退避位置に、かつ第2絞り板42が挿入位置に移動されて、第2絞り板42に設けた小絞り開口56を絞りとして撮影する。第2位置のときには、第1絞り板41が挿入位置に、かつ第2絞り板42が退避位置に移動されて、第1絞り板41に設けた中絞り開口55を絞りとして撮影する。第3の位置のときには、第1及び第2絞り板41,42がそれぞれ退避位置に移動されて、開放絞り開口48を絞りとして撮影する。
3枚玉の撮影レンズ13を採用する場合、2枚玉構成に比べて、撮影レンズ13の間隔が長くなり、しかもさらに広角にするために焦点距離を短くしている。このため、第3レンズ37が結像面であるフイルム面に近づくことになる。
図5に示すように、シャッタ羽根44の開閉部51は、点線で示した閉じ位置とパトローネ室28に向けて移動して開放絞り開口48を開く開き位置との間で撮影光軸13aを横切るように回転するため、被写体側から見るとパトローネ室28のスペースにシャッタ羽根44の移動路60が入り込む。
パトローネ26は、図6に示すように、パトローネ室28のうちの撮影光軸13aの結像位置Pを通りかつフイルム給送方向に平行な軸線61の被写体側で外周が接する位置に配されている。そして、パトローネ室28の外面は、パトローネ26の外周を覆う周面62を被写体側に向けた略断面U字状に形成されている。
このため、シャッタ羽根44を撮影レンズ13の後に配すると、そのパトローネ室28のうちの最も横長の部位にシャッタ羽根44の移動路がぶつかる。このため、従来のシャッタ羽根44の移動路を確保することができない。
そこで、本実施形態では、図7に示すように、シャッタ羽根44を第1レンズ35と第2レンズ36との間に配し、かつ、パトローネ室28の被写体側の周面62をパトローネ26の外周に相似する周面とし、さらにパトローネ室28の肉厚を従来と同じにすることで、結像面63(フイルム面)のうちの結像位置Pから第2レンズの前端までの距離L(mm)、パトローネ26の直径をD(mm)としたときに、数1に示す式を満足するように撮影レンズを配する。
[数1]
L≧(2+(√2)/4)×D(mm)
数1に記載した式は、直径Dのパトローネ26の場合には、パトローネ26の軸芯30を通りかつ撮影光軸13aと平行な直線Vを軸芯30を中心に反時計方向に45度回転した直線Xと、被写体側でかつ撮影光軸13a寄りのパトローネ室28の周面62とが交わる点Yを通り、かつ、フイルム給送方向と平行な直線Zが撮影光軸13aに交わる位置L1に第2レンズ36の前端を配するようにするものであり、数1に記載した式を満足するように構成することで、パトローネ室28の被写体側の外面を周面62にしたことで生じるスペース65を利用することができ、よって、従来と同様にシャッタ羽根44の移動路60を確保することができる。例えば、135パトローネの場合には、Dが25mmであるので、Lを21.3mm以上にするのが望ましい。なお、長さLの上限としては、長すぎるとボディから突出するので、デザイン上の面からパトローネの直径の長さD以下、すなわち、D≧L(mm)にするのが望ましい。そして、第1レンズ35の前端と第2レンズ36の後端との間のレンズ間隔をCとすると、6≧C≧2.6mm、好ましくは、5≧C≧3mmの式を満足するように第2レンズ36に対して第1レンズ35を配するのが望ましい。
なお、本実施形態の撮影レンズ13では、被写体側から凸凸凹の3枚玉のレンズ構成にしているため、第2及び第3レンズ36,37の間隔を精度良く位置決めする必要がある。このため、シャッタ羽根44を第1及び第2レンズ35,36の間に配し、かつ1物品であるレンズケース45の内部に第2及び第3レンズ36,37を収めるようにし、さらに、これらレンズ36,37の間にスペーサ環46を挿入してレンズ位置及びレンズ間隔の精度を向上している。
また、第1及び第2絞り板41,42、並びに開放絞り開口48を第1及び第2レンズ35,36との間に配することで、絞りに対して第1レンズ35の凹面を向けたメニスカスの形状により収差補正が行える利点がある。さらに、第1及び第2絞り板41,42、並びに開放絞り開口48を、非球面をもつ第1レンズ35の近傍に置くと、像面湾曲を補正することができる。そして、絞り位置の近傍にシャッタ羽根44を配することでシャッタ速度を早くすることができ、露光ムラなどに有利であるため、シャッタ羽根44を第1及び第2レンズ35,36との間に配するのが好適である。
なお、パトローネ室28の被写体側の外面を周面62にしたことで生じるスペースを移動路として利用することができるシャッタ羽根の配置としては、前述したようにシャッタ羽根44を第1レンズ35と第2レンズ36との間に配する構成に限らず、第2レンズ36と第3レンズ37との間に配してもよい。この場合には、開放絞り開口48や第1及び第2絞り板41,42もシャッタ羽根44との位置関係を保った状態で第2レンズ36と第3レンズ37との間に配するのが望ましい。
また、上記実施形態では、撮影レンズ13を3枚玉で構成しているが、2枚玉で構成してもよいし、4枚玉以上で構成してもよい。この場合も物体側から1枚目と2枚目とのレンズ間に絞り及びシャッタ羽根44を配するのが望ましい。
また、絞り機構とシャッタ機構とを別々に配しているが、これらの代わりに、2枚のシャッタ羽根を撮影光軸上で開閉自在に配し、各シャッタ羽根の開き量に応じて各シャッタ羽根の開閉部で撮影光軸上に開口を形成する絞り兼用のシャッタ機構を設けてもよい。
本発明を実施したレンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視図である。 ユニット本体の構成を示す分解斜視図である。 撮影レンズ、絞り、及びシャッタ羽根の位置関係を示す分解斜視図である。 撮影レンズ、絞り、及びシャッタ羽根の位置関係を示す端面図である。 被写体側から見たシャッタ羽根の移動路とパトローネ室との位置関係を示す説明図である。 ユニット本体の内部の構成を概略的に示す断面図である。 パトローネ室に配したパトローネと撮影レンズとの位置関係を概略的に示す説明図である。
符号の説明
10 レンズ付きフイルムユニット
11 ユニット本体
13 撮影レンズ
26 パトローネ
27 露光開口
28 パトローネ室
35 第1レンズ
36 第2レンズ
37 第3レンズ
41 第1絞り板
42 第2絞り板
48 開放絞り開口
60 シャッタ羽根の移動路

Claims (3)

  1. 露光開口を挟んだ一方側にパトローネを装填するパトローネ室が、また他方側にはパトローネから引き出した未露光の写真フイルムを収納するフイルム室がそれぞれ設けられた本体部と、前記露光開口の被写体側前方に配され、被写体の像を露光開口にセットした写真フイルムに結像する撮影レンズとを備え、前記パトローネの外面を覆う周面を被写体側に向けた略断面U字状に前記パトローネ室の外面を形成したレンズ付きフイルムユニットにおいて、
    前記撮影レンズを3枚玉以上で構成するとともに、
    前記フイルム室からパトローネ室に向けて写真フイルムを移送するフイルム巻き上げによりシャッタチャージが行われ、シャッタレリーズに応答してシャッタチャージを開放することで一端に設けた軸を中心として他端に設けた開閉部を、前記1枚目と2枚目とのレンズ間に配したシャッタ開口を閉じる閉じ位置と前記パトローネ室に向けて移動して前記シャッタ開口を開く開き位置との間で撮影光軸を横切るように回転するシャッタ羽根を有するシャッタ機構を設け、
    前記シャッタ羽根を前記1枚目のレンズとシャッタ開口との間に配したことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット
  2. 被写体側から1枚目レンズの前端と2枚目レンズの後端との間のレンズ間隔をC(mm)、前記パトローネの外径をD(mm)、前記結像位置と前記2枚目のレンズの前端との間隔をL(mm)にしたときに、
    L≧((2+√2)/4)×D(mm)
    C≧3(mm)
    を満足することを特徴とする請求項1に記載のレンズ付きフイルムユニット。
  3. 前記シャッタ開口を固定の開放絞り開口とし、前記開放絞り開口よりも小径の開口をもつ絞り板を前記シャッタ羽根と1枚目のレンズとの間、又は前記シャッタ羽根と開放絞り開口との間の撮影光軸上に挿脱自在に配したことを特徴とする請求項1又は2いずれか記載のレンズ付きフイルムユニット。
JP2004254913A 2004-09-01 2004-09-01 レンズ付きフイルムユニット Withdrawn JP2006071949A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004254913A JP2006071949A (ja) 2004-09-01 2004-09-01 レンズ付きフイルムユニット
US11/216,162 US20060056826A1 (en) 2004-09-01 2005-09-01 Lens-fitted photographic film unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004254913A JP2006071949A (ja) 2004-09-01 2004-09-01 レンズ付きフイルムユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006071949A true JP2006071949A (ja) 2006-03-16

Family

ID=36034073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004254913A Withdrawn JP2006071949A (ja) 2004-09-01 2004-09-01 レンズ付きフイルムユニット

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060056826A1 (ja)
JP (1) JP2006071949A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070211352A1 (en) * 2006-03-09 2007-09-13 Nikon Corporation Aperture changing apparatus and method
JP5046304B2 (ja) * 2008-06-19 2012-10-10 オリンパス株式会社 光調節装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6449430B1 (en) * 1999-01-11 2002-09-10 Fuji Photo Film Co., Ltd. Lens-fitted photo film unit and assembling method for the same
JP4573941B2 (ja) * 2000-03-30 2010-11-04 富士フイルム株式会社 コリメータレンズおよびこれを用いた光走査装置
JP3655865B2 (ja) * 2001-10-31 2005-06-02 ペンタックス株式会社 レンズ鏡筒
US6705775B2 (en) * 2002-05-14 2004-03-16 Fuji Photo Film Co., Ltd. Lens-fitted photo film unit provided with a stop-changing mechanism, and device for changing a stop
US6995833B2 (en) * 2003-05-23 2006-02-07 Canon Kabushiki Kaisha Projection optical system, exposure apparatus, and device manufacturing method

Also Published As

Publication number Publication date
US20060056826A1 (en) 2006-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6349171B1 (en) Taking lens and lens-fitted film unit equipped with the taking lens
US5604639A (en) Two-element optical system and camera and method of making a camera
JP2006071949A (ja) レンズ付きフイルムユニット
US6612755B1 (en) Shutter device of camera
JPH1144801A (ja) 撮影レンズおよびこれを用いるカメラ
US6655859B2 (en) Shutter device of camera
US6704498B2 (en) Camera for forming simultaneous images covering different areas of the same subject
JP3865298B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
US6343186B1 (en) Lens-fitted film unit
JP3850008B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP3215761B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP4259733B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP3820059B2 (ja) 写真撮影装置におけるファインダー装置
JP2518636Y2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2515314Y2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP3963362B2 (ja) カメラ
JP3816695B2 (ja) ピント設定位置切換機構を備えるレンズ付きフィルムユニット
JP2000347246A (ja) ファインダ及びカメラ
JP3893796B2 (ja) 写真撮影装置のファインダー装置
JP2007072132A (ja) ソフトフォーカス撮影システム
JP3048493B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2001133830A (ja) レンズ付きフイルムユニット
US20070237503A1 (en) Lens fitted photo film unit and manufacturing method therefor
JPH09133958A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2001133870A (ja) レンズ付きフイルムユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061225

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070220

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090209

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090309