JP2006070960A - V型内燃機関の伝達体振動抑制装置 - Google Patents

V型内燃機関の伝達体振動抑制装置 Download PDF

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Abstract

【課題】V型内燃機関の伝達体振動抑制装置20において、比較的簡単かつ安価な構成で、伝達体13の挙動を安定させて、振動、騒音の発生を抑制する。
【解決手段】伝達体13において各従動回転体11,12の間の部分をアイドラ15で駆動回転体10側に引き込むことによって各従動回転体11,12間の部分をV字形に屈曲させており、このV字形ゾーンに伝達体振動抑制装置20を設置している。伝達体振動抑制装置20は、伝達体13の前記V字形ゾーンにおける回転方向上流側の直線部分13cに押し付けられかつこの直線部分13cの振れ方向に揺動可能に支持される第1可動ガイド21と、伝達体13の前記V字形ゾーンにおける回転方向下流側の直線部分13dに押し付けられかつこの直線部分13dの振れ方向に揺動可能に支持される第2可動ガイド22と、両可動ガイド21,22を連結して両可動ガイドの揺動動作を連係させる連結部材23とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、V型内燃機関の各バンクに配置される第1、第2のカムシャフトに取り付けられる第1、第2の従動回転体と、クランクシャフトに取り付けられる駆動回転体とに跨って無端状の伝達体を巻き掛けるとともに、この伝達体において各従動回転体の間の部分を駆動回転体側に引き込むことによって各従動回転体間の部分をV字形に屈曲してなるカムシャフト駆動機構における前記V字形ゾーンの振動を抑制する伝達体振動抑制装置に関する。
例えばDOHC型のV型内燃機関は、V字形のシリンダブロックの第1バンクおよび第2バンクの上部に取り付けられる2つのシリンダヘッドに、それぞれ吸気用と排気用の2つのカムシャフトを配置して、計4つのカムシャフトを備えた構成になっている。
このようなDOHC型のV型内燃機関のカムシャフト駆動機構は、クランクシャフトの一方軸端に取り付けられる駆動回転体(例えばクランクスプロケット)と、第1バンクの吸気用カムシャフトの一方軸端に取り付けられる第1従動回転体(例えばカムスプロケット)と、第2バンクの吸気用カムシャフトの一方軸端に取り付けられる第2従動回転体(例えばカムスプロケット)とに跨って、無端状の伝達体(例えばタイミングチェーン)を巻き掛けた構成になっている(例えば特許文献1参照。)。
なお、各バンクにおいて、吸気用カムシャフトと排気用カムシャフトとは、チェーンやベルト等の無端状伝達体、またはギヤを介して連動される。
これにより、伝達体は正面から見て略逆三角形パターンに巻き掛けられており、2つの従動回転体と駆動回転体との間にV字形ゾーンが形成される。このV字形ゾーンを下側V字形ゾーンと言う。
この伝達体における回転方向上流側の直線部分(駆動回転体と第1従動回転体との間)に可動ガイドを、また、伝達体における回転方向下流側の直線部分(第2従動回転体と駆動回転体との間)に固定ガイドをそれぞれ押し付けるようにしている。可動ガイドは、その駆動回転体側の端部をシリンダブロックに回転自由に固定して、第1従動回転体側の端部を自由状態とすることにより、駆動回転体側の端部を支点として揺動しうる状態に支持されている。可動ガイドの第1従動回転体側の端部(自由端)には、油圧アクチュエータが配置されている。可動ガイドおよび油圧アクチュエータは、伝達体の張力を適度に調節するテンショナを構成している。また、伝達体において各従動回転体の間の直線部分には、それを内周側に僅かに押圧するガイドが配置されている。
なお、OHC型のV型内燃機関の場合、V字形シリンダブロックの第1バンクと第2バンクとにそれぞれ吸気兼排気用の1つのカムシャフトを配置して、計2つのカムシャフトを用いた構成であるが、伝達体の巻き掛けパターンは基本的に上記と同じ形態になる。
このような構成では、伝達体において各従動回転体の間の直線部分に配置しているガイドについて、シリンダブロックのバンク間にブロック壁を設けてこのブロック壁に取り付ける必要があると考えられ、シリンダブロックの構造が複雑になるとともに、重くなる等、好ましくない。しかも、伝達体の各従動回転体に対する巻き掛け角度が小さくなっているため、伝達体や各従動回転体の歯における荷重負担が大きくなり、耐久性が低下する等、好ましくない。
これに対し、前記シリンダブロックの形状をシンプルにするため、および前記各従動回転体に対する伝達体の巻き掛け角度を大きくするために、伝達体において2つの従動回転体の間の部分をアイドラ(スプロケットあるいはプーリ)で駆動回転体側に引き込むことによって、各従動回転体の間の部分をV字形に屈曲させるようにしたものがある(例えば特許文献2参照。)。このV字形ゾーンを上側V字形ゾーンと言う。
特許第2715713号 実開平9−100705号
そもそも、V型内燃機関に限らず、内燃機関全般に、伝達体の耐久性を高めるために、伝達体の張力を過大にしないように適度に設定する傾向にある。そのため、V型内燃機関の運転中において、クランクシャフトの脈動回転や各カムシャフトの脈動回転等に起因して、伝達体の上側V字形ゾーンにおける回転方向上流側の直線部分(第1従動回転体とアイドラとの間)と回転方向下流側の直線部分(アイドラと第2従動回転体との間)とで、互いに独立した不規則な張力変動が発生することがある。
これにより、伝達体の上側V字形ゾーンで振れが発生して挙動が不安定になるので、伝達体の上側V字形ゾーンにおいてアイドラに巻き掛かる部分と第2従動回転体に巻き掛かる部分とにおけるかみ合い音が大きくなる等、振動、騒音が発生しやすくなる。
これに対し、例えば、伝達体の上側V字形ゾーンに、上述した下側V字形ゾーンに設置しているテンショナ(可動ガイドと油圧アクチュエータとからなる)と同様のものを2組設置し、伝達体の張力変動を抑制させるよう対処することも考えられる。しかしながら、このような2組のテンショナを用いる場合、油圧アクチュエータが高価であるとともに、油圧アクチュエータへの油圧回路を設ける必要があるので、設備コストが嵩むことが懸念される他、2組のテンショナを設置するためにシリンダブロックのバンク間にブロック壁を設ける必要が生じるとともに、シリンダブロックの構造が複雑かつ重くなる等、好ましくない。
そこで、本発明は、V型内燃機関の伝達体振動抑制装置において、比較的簡単かつ安価な構成で、伝達体の挙動を安定させて、振動、騒音の発生を抑制することを目的とする。
本発明は、V型内燃機関の各バンクに配置される第1、第2のカムシャフトに取り付けられる第1、第2の従動回転体と、クランクシャフトに取り付けられる駆動回転体とに跨って無端状の伝達体を巻き掛けるとともに、この伝達体において各従動回転体の間の部分を駆動回転体側に引き込むことによって各従動回転体間の部分をV字形に屈曲してなるカムシャフト駆動機構における前記V字形ゾーンに設けられてその振動を抑制する伝達体振動抑制装置であって、前記伝達体の前記V字形ゾーンにおける回転方向上流側の直線部分に押し付けられかつ当該直線部分の振れ方向に揺動可能に支持される第1可動ガイドと、前記伝達体の前記V字形ゾーンにおける回転方向下流側の直線部分に押し付けられかつ当該直線部分の振れ方向に揺動可能に支持される第2可動ガイドと、両可動ガイドを連結して両可動ガイドの揺動動作を連係させる連結部材とを備えたことを特徴としている。
なお、駆動回転体および従動回転体は、スプロケットやプーリ等であり、伝達体はタイミングチェーンまたはタイミングベルト等である。
この場合、伝達体の前記V字形ゾーンにおいて回転方向上流側の直線部分と下流側の直
線部分とに適度の張力を付与した状態で突っ張るようにしているから、張力変動を抑制できるうえ、前記両直線部分で独立した不規則な張力変動が発生しようとすると、両可動ガイドで各直線部分を個別に無理に押さえつけるのではなく、両可動ガイドおよび連結部材の組立体が、両直線部分の振れを同調させるように揺れ動くことになって、前記振れを減衰する。これにより、両直線部分の挙動を安定させることができるので、伝達体の振動を抑制するとともに、伝達体のV字形ゾーンにおいて各従動回転体に巻き掛かる部分におけるかみ合い音の発生を抑制することが可能になる。
しかも、伝達体振動抑制装置を2つの可動ガイドと連結部材とを用いた構成にしているので、従来例のように2組のテンショナを用いる場合に比べて、構成が簡単かつ安価で済むとともに、シリンダブロックの両バンク間にブロック壁を設けることなく簡単に設置することができる等、設備コストを安く抑えることが可能になる。
好ましくは、前記連結部材を剛的な部材とし、この連結部材に、各可動ガイドの揺れに対し逆位相の振動を付与して前記揺れを減衰する制振機構を設けたものとすることができる。
この場合、上述した伝達体におけるV字形ゾーンの張力変動に伴い各可動ガイドおよび連結部材の組立体が揺動したときに、この組立体の揺れを減衰することが可能になる。これにより、伝達体の張力変動の減衰能が向上する。
好ましくは、前記制振機構は、前記連結部材の軸方向中間に軸方向変位可能に取り付けられる可動ウェイトと、前記連結部材において可動ウェイトの軸方向両側に配置されかつ前記可動ウェイトをその軸方向両側から押圧する2つの弾性体とで構成されたものとすることができる。
この場合、伝達体におけるV字形ゾーンの張力変動に伴い両可動ガイドおよび連結部材の組立体が揺れると、連結部材に設けている制振機構の可動ウェイトが両弾性体を伸縮させつつ連結部材上をスライドすることになるが、この可動ウェイトの慣性力で各可動ガイドおよび連結部材の組立体の揺れに対し逆位相の振動を付与することになる。これにより、両可動ガイドおよび連結部材の組立体の揺れと、伝達体のV字形ゾーンにおける両直線部分の振れとを減衰し、伝達体のV字形ゾーンの挙動を安定させることになる。
このように、上記制振機構の構成を特定すれば、各可動ガイドおよび連結部材の組立体が揺動したときに、各組立体の揺れと逆位相の振動を付与することが容易に行える。これにより、各組立体の揺れを減衰することが可能になるから、伝達体の張力変動の減衰能が向上する。しかも、制振機構そのものが2つの弾性体と単一の可動ウェイトとを用いた簡素な構成であるから、この制振機構を備える伝達振動抑制装置であっても、従来例のように2組のテンショナを用いる場合に比べて、構成が簡単かつ安価で済むとともに、設備コストを安く抑えることが可能になる。
好ましくは、前記両弾性体は、互いに異なる共振周波数に設定されたものとすることができる。
この場合、両弾性体が伸縮動作するときに相互に共振することがなく、伝達体の振れを減衰する過程で伝達体の振れを増幅することを防止できる。このように各弾性体の共振周波数を調整することに加えて、可動ウェイトの共振周波数も、可動ガイドの共振周波数等を考慮して適宜に調整することによって共振系チューニングを容易に行うことが可能になる。
好ましくは、前記連結部材は、両可動ガイドを互いに引き離す向きに押圧する弾性体とされたものとすることができる。
この場合、2つの可動ガイドと弾性体からなる連結部材とを用いた構成であるので、従来例のような2組のテンショナを用いる場合に比べて構成が簡単かつ安価になって、設備コストを安く抑えることが可能になる。動作としては、伝達体のV字形ゾーンにおいて回転方向上流側の直線部分と下流側の直線部分とに適度の張力を付与しているから、張力が変動しにくくなり、前記両直線部分の振れを抑制する。しかも、前記両直線部分で独立した不規則な張力変動が発生して振れたときに弾性体が弾性変形して両直線部分の振れを減衰する。これらのことにより、伝達体のV字形ゾーンの挙動を安定させることができるので、振動、騒音の発生を低減できる。
本発明に係るV型内燃機関の伝達体振動抑制装置によると、比較的簡単かつ安価な構成で、伝達体の挙動を安定させて、カムシャフト駆動機構の振動、騒音の発生を抑制することができる。したがって、V型内燃機関の静粛性向上に貢献できる。
以下、本発明の最良の実施形態を図1から図5に示して説明する。この実施形態では、伝達体振動減衰装置をDOHC型のV型内燃機関に適用した例を挙げている。
図中、符号1はV型内燃機関のシリンダブロックである。シリンダブロック1は、V字形をしており、図示していないが、各バンク1A,1Bの上部にそれぞれシリンダヘッド2A,2Bが固定されるとともに、下部にオイルパン3が取り付けられている。
各シリンダヘッド2A,2Bには、それぞれ吸気用カムシャフト4A,5Aと排気用カムシャフト4B,5Bとが配置され、また、シリンダブロック1の下部には、クランクシャフト6が配置され、このクランクシャフト6により各カムシャフト4A,4B,5A,5Bが回転駆動されるようになっている。このカムシャフト駆動機構を、以下で詳細に説明する。
カムシャフト駆動機構は、クランクシャフト6の一方軸端に取り付けられる駆動回転体(例えばスプロケットあるいはプーリ等)10と、各バンク1A,1Bの各吸気用カムシャフト4A,5Aの各一方軸端にそれぞれ取り付けられる従動回転体(例えばスプロケットあるいはプーリ等)11,12と、これら駆動回転体10と2つの従動回転体11,12とに巻き掛けられる無端状の伝達体(例えばタイミングチェーンあるいはタイミングベルト等)13とを備えている。
各バンク1A,1Bの吸気用カムシャフト4A,5Aと排気用カムシャフト4B,5Bとは、それぞれヘリカルギヤ14A,14B,14C,14Dを介して連動させるように構成されている。なお、ヘリカルギヤ14A,14B,14C,14Dの代替品として、図示していないが、チェーンやベルト等の無端状伝達体を用いることも可能である。
このようなカムシャフト駆動機構は、図示していないが、シリンダブロック1およびシリンダヘッド2A,2Bの前面側に取り付けられるカバー(タイミングチェーンカバーあるいはタイミングベルトカバー)で覆われる。
そして、各従動回転体11,12に対する伝達体13の各巻き掛け角度をそれぞれ大きくするために、伝達体13において各従動回転体11,12の間の部分をアイドラ15で駆動回転体10側に引き込むことによって、各従動回転体11,12間の部分をV字形に
屈曲させるようにしている。アイドラ15は、シリンダブロック1の両バンク1A,1B間の谷部に回転自在に支持されている。なお、このアイドラ15の替わりに、ウォーターポンプスプロケットあるいはウォーターポンププーリ等とすることができる。
このように、伝達体13において、2つの従動回転体11,12と駆動回転体10との間に比較的大きなV字形になった下側V字形ゾーンが形成されるとともに、2つの従動回転体11,12とアイドラ15との間に比較的小さなV字形になった上側V字形ゾーンが形成される。
ここで、例えば駆動回転体10を図1の矢印Aで示す方向(時計方向)に回転させる場合、伝達体13も矢印Bで示す方向(時計方向)に回転駆動されることになる。したがって、伝達体13の回転開始位置を駆動回転体10とすると、伝達体13の下側V字形ゾーンでは、駆動回転体10と第1従動回転体11との間の直線部分13aが回転方向上流側となり、第2従動回転体12と駆動回転体10との間の直線部分13bが回転方向下流側となる。一方、伝達体13の上側V字形ゾーンでは、第1従動回転体11とアイドラ15との間の直線部分13cが回転方向上流側となり、アイドラ15と第2従動回転体12との間の直線部分13dが回転方向下流側となる。
伝達体13の下側V字形ゾーンでは、伝達体13における回転方向上流側の直線部分13aに可動ガイド16が、また、伝達体13における回転方向下流側の直線部分13bに固定ガイド17がそれぞれ押し付けられている。可動ガイド16は、その駆動回転体10側の端部をシリンダブロック1に回転自由に固定して、第1従動回転体11側の端部を自由状態とすることにより、駆動回転体10側の端部を支点として揺動しうる状態に支持されている。可動ガイド16の第1従動回転体11側の端部(自由端)には、油圧アクチュエータ18が配置されている。この可動ガイド16および油圧アクチュエータ18は、伝達体13の張力を適度に調節するテンショナを構成している。
そして、伝達体13の上側V字形ゾーンには、当該上側V字形ゾーンの挙動を安定させて振動を抑制するための伝達体振動抑制装置20が配置されている。
この伝達体振動抑制装置20は、2つの可動ガイド21,22、単一の連結部材23を備えている。
第1可動ガイド21は、伝達体13の上側V字形ゾーンにおける回転方向上流側の直線部分13c(第1従動回転体11とアイドラ15との間)に押し付けられ、また、第2可動ガイド22は、伝達体13の上側V字形ゾーンにおける回転方向下流側の直線部分13d(アイドラ15と第2従動回転体12との間)に押し付けられる。
各可動ガイド21,22は、平面から見て長方形で、その一長辺のみが部分円弧状に湾曲された形状であり、この湾曲辺21a,22aが伝達体13の上側V字形ゾーンの直線部分13c,13dに押し当てられる。この可動ガイド21,22の長手方向寸法は、直線部分13c,13dの略全長に等しい寸法にするのが好ましいが、実際には僅かに短い寸法に設定されている。
さらに、各可動ガイド21,22は、その長手方向一端側(図の上側)を支点として長手方向他端側(図の下側)を揺動自在となるようにシリンダブロック1の各バンク1A,1Bに支持されている。つまり、各可動ガイド21,22は、その長手方向一端側がシリンダブロック1の各バンク1A,1Bに支軸27,27を介してそれぞれ取り付けられている。各可動ガイド21,22の長手方向他端側には、各可動ガイド21,22の支持部を支点とする仮想円弧に沿った部分円弧状の長孔21b,22bが設けられている。この
各可動ガイド21,22の長孔21b,22bは、シリンダブロック1に取り付けられているガイドピン28に係合されている。
連結部材23は、両可動ガイド21,22を連結するものであり、比較的剛的な部材例えば金属や合成樹脂等からなる丸棒材の両端を約90度屈曲してコ字形に形成されている。この連結部材23の両端23a,23bは、可動ガイド21,22の長手方向途中で他端寄りの位置に設けられる貫通孔21c,22cに挿入されるとともに、可動ガイド21,22の背面側に突出する部分に設けてある周溝23c,23dにC形リング等の止め輪29,29を係合装着することで抜け止めされている。なお、連結部材23の両端23a,23bは、可動ガイド21,22の貫通孔21c,22cに摺動可能に嵌合されている。この摺動部分の摺動動作を円滑にするとともに摩耗を抑制するために、必要に応じて、連結部材23の両端23a,23bおよび可動ガイド21,22の貫通孔21c,22cの少なくともいずれか一方に、低摩擦係数でかつ耐摩耗性に優れた潤滑剤を塗布あるいはコーティングすることができる。
さらに、この実施形態では、上記連結部材23に、両可動ガイド21,22の振れを減衰する制振機構として、単一の可動ウェイト24および2つの弾性体25,26を設けているので、以下で説明する。
可動ウェイト24は、連結部材23の直線部分の軸方向中間に軸方向変位可能に取り付けられるものであり、例えば円筒形に形成されている。
弾性体25,26は、連結部材23の直線部分において可動ウェイト24の両側に配置されて、可動ウェイト24をその軸方向両側からそれぞれ押圧するものである。この弾性体25,26は、例えばコイルスプリング等からなり、連結部材23の直線部分の両端側に装着されるワッシャ等の座金30A,30Bと可動ウェイト24の両端面との間にそれぞれ圧縮状態で介装されている。座金30A,30Bは、連結部材23の直線部分の両端に設けられる周溝23e,23fに係合装着されるC形リング等の止め輪31,31でもって位置決めされている。
次に、図4および図5を参照して、上記伝達体振動抑制装置20の動作を説明する。
そもそも、V型内燃機関に限らず、内燃機関全般に、伝達体13の耐久性を高めるために、伝達体13の張力を過大にしないように適度に設定する傾向にある。そのため、V型内燃機関の運転中において、クランクシャフト6の脈動回転や各カムシャフト4A,4B,5A,5Bの脈動回転等に起因して、伝達体13の上側V字形ゾーンにおける回転方向上流側の直線部分13cと回転方向下流側の直線部分13dとで、互いに独立した不規則な張力変動が発生することがある。
これに対し、上述した伝達体振動抑制装置20では、伝達体13の上側V字形ゾーンにおいて回転方向上流側の直線部分13cと下流側の直線部分13dとに適度の張力を付与した状態で突っ張るようにしているから、張力変動を抑制できるうえ、両直線部分13c,13dで独立した不規則な張力変動が発生しようとすると、図4および図5に示すように、両可動ガイド21,22で各直線部分13c,13dを個別に無理に押さえつけるのではなく、両可動ガイド21,22および連結部材23の組立体が、両直線部分13c,13dの振れを同調させるように揺れ動くことになって、前記振れを減衰する。
しかも、この両可動ガイド21,22および連結部材23の組立体の揺れに伴い、連結部材23に設けている制振機構の可動ウェイト24が両弾性体25,26を伸縮させつつ連結部材23上をスライドすることになるが、この可動ウェイト24の慣性力で各可動ガ
イド21,22および連結部材23の組立体の揺れに対し逆位相の振動を付与することになる。これにより、両可動ガイド21,22および連結部材23の組立体の揺れと、伝達体13の上側V字形ゾーンにおける両直線部分13c,13dの振れとを減衰し、伝達体13の上側V字形ゾーンの挙動を安定させることになる。
このように、両直線部分13c,13dの挙動を安定させることができるので、伝達体13の振動を抑制するとともに、伝達体13の上側V字形ゾーンにおいてアイドラ15に巻き掛かる部分と第2従動回転体12に巻き掛かる部分とにおけるかみ合い音の発生を抑制することができるようになる。したがって、カムシャフト駆動機構の振動、騒音を低減でき、V型内燃機関の静粛性向上に貢献できる。
また、本実施形態の伝達体振動抑制装置20は、2つの可動ガイド21,22と単一の連結部材23とを用いた構成であり、また、制振機構は、2つの弾性体25,26と単一の可動ウェイト24とを用いた構成であるから、従来例のように2組のテンショナを用いる場合に比べて、構成が簡単かつ安価で済むとともに、シリンダブロック1の両バンク1A,1B間にブロック壁を設けることなく簡単に設置することができる等、設備コストを安く抑えることが可能になる。
以下、本発明の他の実施形態を説明する。
(1)図示していないが、伝達体振動抑制装置20の連結部材23を、弾性体とし、この弾性体を第1、第2可動ガイド21,22にそれらを引き離す向きに押圧する状態で取り付けることができる。具体的には、弾性体をコイルスプリングとし、このコイルスプリングを圧縮した状態で第1、第2可動ガイド21,22に取り付けるようにすることができる。この場合、上述した制振機構は設けない。したがって、この実施形態の伝達体振動抑制装置20は、2つの可動ガイド21,22と単一の弾性体からなる連結部材とを用いた構成であるから、上記実施形態よりも部品点数を少なくすることができ、従来例に比べてさらに設備コストを安く抑えることが可能になる。
この実施形態での動作としては、伝達体13の上側V字形ゾーンにおいて回転方向上流側の直線部分13cと下流側の直線部分13dとに適度の張力を付与しているので、伝達体13の上側V字形ゾーンにおける張力変動を抑制することができる。しかも、両直線部分13c,13dで独立した不規則な張力変動が発生して振れたときに弾性体が弾性変形して両直線部分13c,13dの振れを減衰することができる。これらのことにより、伝達体13の上側V字形ゾーンの挙動を安定させることができるので、振動、騒音の発生を低減できる。
(2)上記実施形態では、第1可動ガイド21の揺動支点および第2可動ガイド22の揺動支点を、共に第1、第2従動回転体11,12側に配置した例を挙げたが、これに限定されない。例えば第1可動ガイド21の揺動支点および第2可動ガイド22の揺動支点を、共にアイドラ15側に配置することができる。また、例えばいずれか一方の可動ガイドの揺動支点を他方の可動ガイドの揺動支点と反対側に配置することができる。その一例として、例えば図6に示すように、第2可動ガイド22の揺動支点をアイドラ15側に配置することができる。この場合、伝達体13の上側V字形ゾーンにおける回転方向下流側の直線部分13dが第2従動回転体12に巻き掛かる領域での振れを抑制する効果を高めることができる。そのため、第2従動回転体12に対する伝達体13のかみ合い音をさらに低減することが可能になる。
(3)上記実施形態では、DOHC型のV型内燃機関において、シリンダブロック1の各バンク1A,1Bに搭載される各シリンダヘッド2A,2Bに配置される吸気用カムシ
ャフト4A,5Aにのみ第1、第2従動回転体11,12を取り付けて、伝達体13を巻き掛けるようにした例を挙げたが、これに限定されない。
例えば図7に示すように、DOHC型のV型内燃機関において、すべてのカムシャフト4A,4B,5A,5Bに伝達体13を巻き掛けるようにすることができる。この場合、排気用カムシャフト4B,5Bの一方軸端に、第1、第2従動回転体11,12と同様の第3、第4の従動回転体11A,12Aを取り付け、このすべての従動回転体11,12,11A,12Aと駆動回転体10とに伝達体13を巻き掛けている。
また、図8に示すように、第1バンク1A側の吸気用カムシャフト4Aと、第2バンク1B側の排気用カムシャフト5Bとに従動回転体11,12Aを取り付けて、これら2つの従動回転体11,12Aと駆動回転体10とに伝達体13を巻き掛けるようにすることができる。さらに、図9に示すように、第1バンク1A側の排気用カムシャフト4Bと、第2バンク1B側の吸気用カムシャフト5Aとに従動回転体11A,12を取り付けて、これら2つの従動回転体11A,12と駆動回転体10とに伝達体13を巻き掛けるようにすることができる。
これらいずれの巻き掛けパターンにおいても、上記各実施形態で説明したような構成の伝達体振動抑制装置20を適宜利用することができ、上記実施形態で説明したと略同様の作用、効果を得ることができる。
(4)本発明に係る伝達体振動抑制装置20は、上記実施形態においてDOHC型のV型内燃機関のカムシャフト駆動機構に用いたが、OHC型のV型内燃機関のカムシャフト駆動機構にも同様に用いることができる。OHC型のV型内燃機関のカムシャフト駆動機構の場合、V字形シリンダブロックの第1バンクと第2バンクとにそれぞれ吸気兼排気用の1つのカムシャフトを配置して、計2つのカムシャフトを用いた構成であるが、伝達体の巻き掛けパターンは基本的に上記実施形態と同じになる。
本発明に係るV型内燃機関の伝達体振動抑制装置の最良の実施形態を示す正面図である。 図1の伝達体振動抑制装置を上から見た平面図である。 図1の伝達体振動抑制装置を分解した状態の斜視図である。 図1の伝達体の第1状態における伝達体振動抑制装置の動作説明に用いる説明図である。 図1の伝達体の第2状態における伝達体振動抑制装置の動作説明に用いる説明図である。 本発明に係る伝達体振動抑制装置の他の実施形態を示す正面図である。 本発明に係る伝達体振動抑制装置の使用対象となるV型内燃機関の他の例を示す正面図である。 本発明に係る伝達体振動抑制装置の使用対象となるV型内燃機関のさらに他の例を示す正面図である。 本発明に係る伝達体振動抑制装置の使用対象となるV型内燃機関のさらに他の例を示す正面図である。
符号の説明
1 シリンダブロック
1A 第1バンク
1B 第2バンク
4A,5A 吸気用カムシャフト
4B,5B 排気用カムシャフト
6 クランクシャフト
10 駆動回転体
11 第1従動回転体
12 第2従動回転体
13 伝達体
13c 上側V字形ゾーンの回転方向上流側直線部分
13d 上側V字形ゾーンの回転方向下流側直線部分
15 アイドラ
20 伝達体振動抑制装置
21 第1可動ガイド
22 第2可動ガイド
23 連結部材
24 可動ウェイト
25,26 弾性体

Claims (5)

  1. V型内燃機関の各バンクに配置される第1、第2のカムシャフトに取り付けられる第1、第2の従動回転体と、クランクシャフトに取り付けられる駆動回転体とに跨って無端状の伝達体を巻き掛けるとともに、この伝達体において各従動回転体の間の部分を駆動回転体側に引き込むことによって各従動回転体間の部分をV字形に屈曲してなるカムシャフト駆動機構における前記V字形ゾーンに設けられてその振動を抑制する伝達体振動抑制装置であって、
    前記伝達体の前記V字形ゾーンにおける回転方向上流側の直線部分に押し付けられかつ当該直線部分の振れ方向に揺動可能に支持される第1可動ガイドと、
    前記伝達体の前記V字形ゾーンにおける回転方向下流側の直線部分に押し付けられかつ当該直線部分の振れ方向に揺動可能に支持される第2可動ガイドと、
    両可動ガイドを連結して両可動ガイドの揺動動作を連係させる連結部材とを備えたことを特徴とするV型内燃機関の伝達体振動抑制装置。
  2. 請求項1に記載のV型内燃機関の伝達体振動抑制装置において、
    前記連結部材を剛的な部材とし、この連結部材に、各可動ガイドの揺れに対し逆位相の振動を付与して前記揺れを減衰する制振機構を設けたことを特徴とするV型内燃機関の伝達体振動抑制装置。
  3. 請求項2に記載のV型内燃機関の伝達体振動抑制装置において、
    前記制振機構は、前記連結部材の軸方向中間に軸方向変位可能に取り付けられる可動ウェイトと、前記連結部材において可動ウェイトの軸方向両側に配置されかつ前記可動ウェイトをその軸方向両側から押圧する2つの弾性体とで構成されていることを特徴とするV型内燃機関の伝達体振動抑制装置。
  4. 請求項3に記載のV型内燃機関の伝達体振動抑制装置において、
    前記両弾性体は、互いに異なる共振周波数に設定されていることを特徴とするV型内燃機関の伝達体振動抑制装置。
  5. 請求項1に記載のV型内燃機関の伝達体振動抑制装置において、
    前記連結部材は、両可動ガイドを互いに引き離す向きに押圧する弾性体とされていることを特徴とするV型内燃機関の伝達体振動抑制装置。
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