JP2002089636A - 環状帯システムのガイド機構 - Google Patents

環状帯システムのガイド機構

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JP2002089636A
JP2002089636A JP2000278260A JP2000278260A JP2002089636A JP 2002089636 A JP2002089636 A JP 2002089636A JP 2000278260 A JP2000278260 A JP 2000278260A JP 2000278260 A JP2000278260 A JP 2000278260A JP 2002089636 A JP2002089636 A JP 2002089636A
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annular band
chain
guide mechanism
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JP2000278260A
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Takashi Hotta
崇 発田
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Toyota Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0863Finally actuated members, e.g. constructional details thereof
    • F16H2007/0874Two or more finally actuated members

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  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】より設計の容易な簡単な構造で環状帯の張力を
適度に維持することを可能とする環状帯システムのガイ
ド機構を提供する。 【解決手段】チェーンシステムのガイド機構として、緩
み側チェーンガイド20と筐体21と2個のばね23と
が設けられる。筐体21は、チェーンシステムに対して
揺動可能にエンジン10の本体に軸支され、緩み側チェ
ーンガイド20及びばね23は、筐体21に収容され
る。ばね23は、筐体21の壁面と筐体21に収容され
た緩み側チェーンガイド20との間に並設される。筐体
21の揺動方向の一壁面は、張り側チェーンガイドを兼
ねている。この構成により、緩み側チェーンガイド20
及び筐体21は、タイミングチェーン17に張力を付与
した状態で且つ、それらの全体的な揺動及び緩み側チェ
ーンガイド20の相対的な揺動が可能な状態で互いに連
結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動体の回転を被
動体に伝達するチェーンシステムあるいはベルトシステ
ム等の環状帯システムにあってそれらチェーンやベルト
等の環状帯をガイドする環状帯システムのガイド機構に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の環状帯システムのガイド
機構としては、例えば図12に示されるような構造が知
られている。
【0003】すなわち、このガイド機構が適用される環
状帯システムは、エンジンの動力伝達系に用いられるチ
ェーンシステムであり、同図12に示されるに、エンジ
ン出力軸であるクランクシャフト100の一端に一体回
転可能に固定される駆動軸スプロケット101と、2本
のカムシャフト102にそれぞれ一体回転可能に固定さ
れる被動軸スプロケット103と、これらスプロケット
101,103に巻き掛けられる環状のタイミングチェ
ーン104とを備えて構成されている。そして、そのガ
イド機構として、タイミングチェーン104に摺接され
るとともに、エンジンのシリンダブロック105に固定
される固定ガイド106と、同じくタイミングチェーン
104に摺接されるとともに、揺動可能に一方端でシリ
ンダブロック105に固定される揺動ガイド107と、
同揺動ガイド107を固定ガイド106側に付勢するテ
ンショナ108とが設けられている。
【0004】このように構成されるチェーンシステムに
あっては、クランクシャフト100の回転が駆動軸スプ
ロケット101、タイミングチェーン104及び被動軸
スプロケット103を介して2本のカムシャフト102
に伝達される。そして、その際、タイミングチェーン1
04は、テンショナ108及び揺動ガイド107によっ
て適度なテンションが与えられるとともに、その走行軌
道上に設けられた固定ガイド106によって、同走行軌
道が規制され、スプロケット101,103からの外れ
が防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ガイド構造では、揺動ガイド107とテンショナ108
のみによって、タイミングチェーン104の走行時の振
幅を吸収することとなるため、チェーンシステム、特に
テンショナ108の構造が複雑化してしまう傾向にあ
る。すなわち、通常のばねだけではその振幅を吸収する
ことが難しくなってきており、タイミングチェーン10
4の張力を常に適度に維持するためには、エンジン側か
らの油圧等によるバックアップが必要になってきてい
る。そして、このような傾向に伴って、その配置スペー
スの確保やガイド機構自身の設計が難しくなってきてい
る。
【0006】なお、上記チェーンシステムに限らず、タ
イミングベルトを介してクランクシャフトの回転をカム
シャフトに伝達するベルトシステムにあっても、そのガ
イド機構としてのこうした実情は概ね共通したものとな
っている。
【0007】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、より設計の容易な簡単な構造で環
状帯の張力を適度に維持することを可能とする環状帯シ
ステムのガイド機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段及びその作用効果について以下に記載する。請求
項1に記載の発明は、少なくとも2つの回転軸の間に巻
き掛けられた環状帯によってそれら回転軸が駆動連結さ
れる環状帯システムにあって前記環状帯の回転走行をガ
イドする環状帯システムのガイド機構において、前記環
状帯の走行をガイドする複数のガイド手段を備え、それ
ら各ガイド手段が、前記環状帯に張力を付与した状態で
且つ、全体的及び相対的な揺動が可能な状態で互いに連
結されてなることを要旨とする。
【0009】上記構成によれば、環状帯の回転走行時の
周期的な振幅に合わせた複数のガイド手段の全体的及び
相対的な揺動が可能なため、各ガイド手段に高負荷が作
用しにくくなる。この結果、各ガイド手段の設計上に際
し、その強度的な制約を緩和することが可能となり、よ
り設計の容易な構造で環状帯の張力を適度に維持するこ
とができるようになる。
【0010】請求項2に記載の発明は、少なくとも2つ
の回転軸の間に巻き掛けられた環状帯によってそれら回
転軸が駆動連結される環状帯システムにあって前記環状
帯の回転走行をガイドする環状帯システムのガイド機構
において、前記環状帯の走行をガイドする複数のガイド
手段と、それらガイド手段のうちの揺動可能な少なくと
も1つが所定以上の揺動幅となるとき、当該ガイド手段
と干渉して警告音を発生する警告音発生手段とを備える
ことを要旨とする。
【0011】上記構成によれば、環状帯の伸び量が大き
くなったり、張力が強かったりして、複数のガイド手段
のうちの揺動可能な少なくとも1つが所定以上の揺動幅
となると警告音が発生するようになる。このため、警告
音の発生の有無により、環状帯の伸び具合及び張り具合
が許容範囲内かどうかを容易に知ることができるように
なる。また、この警告音の発生によって、環状帯の交換
及び張力の調整が促されるため、これによって。この結
果、環状帯の張力を常に適度に維持することが可能とな
る。
【0012】請求項3に記載の発明は、少なくとも2つ
の回転軸の間に巻き掛けられた環状帯によってそれら回
転軸が駆動連結される環状帯システムにあって前記環状
帯の回転走行をガイドする環状帯システムのガイド機構
において、前記環状帯の走行をガイドする複数のガイド
手段を備え、それら各ガイド手段が、前記環状帯に張力
を付与した状態で且つ、全体的及び相対的な揺動が可能
な状態で互いに連結されてなるとともに、それらガイド
手段のうちの単独で揺動可能な少なくとも1つが所定以
上の揺動幅となるとき、当該ガイド手段と干渉して警告
音を発生する警告音発生手段を備えることを要旨とす
る。
【0013】上記構成によっても、請求項1記載の構
成、あるいは請求項2記載の構成同様、より設計の容易
な構造で環状帯の張力を適度に維持することができると
ともに、警告音の発生の有無に基づいてその適度な伸縮
の有無を監視することができるようになる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1または
3記載の環状帯システムのガイド機構において、前記複
数のガイド手段は前記環状帯システムに対して揺動可能
に軸支された1つの筐体に収容されてなり、それらガイ
ド手段の少なくとも1つと筐体の壁面との間に前記環状
帯に張力を付与するための付勢手段が設けられてなるこ
とを要旨とする。
【0015】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
記載の環状帯システムのガイド機構において、前記付勢
手段がばねからなることを要旨とする。上記各構成によ
れば、より簡単な構造で複数のガイド手段を全体的及び
相対的に揺動させることができるようになる。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項4または
5記載の環状帯システムのガイド機構において、前記筐
体の壁面が前記ガイド手段の1つを兼ねることを要旨と
する。
【0017】上記構成によれば、部品点数の低減及び環
状帯システムの小型化を図ることができるようになる。
請求項7に記載の発明は、請求項2または3記載の環状
帯システムのガイド機構において、前記揺動可能なガイ
ド手段は、その揺動方向と差交する方向に凹部を有し、
前記警告音発生手段は、同ガイド手段が前記所定以上の
揺動幅となるときこの凹部の内壁に当接する凸部を有し
て構成されることを要旨とする。
【0018】また、請求項8に記載の発明は、請求項2
または3記載の環状帯システムのガイド機構において、
前記揺動可能なガイド手段は、その揺動方向の前記環状
帯に対して張力を付与する側に干渉壁を有し、前記警告
音発生手段は、同ガイド手段が同環状帯に対して張力を
付与する側に前記所定以上の揺動幅となるときこの干渉
壁に当接する凸部を有して構成されることを要旨とす
る。
【0019】これら構成によれば、ガイド手段に凹部や
干渉壁を設け、警告音発生手段に凸部を設けるのみであ
るため、簡単な構造で警告音発生手段を設けることがで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の環状帯システムのガイド機構を車載エンジン動力伝
達系のチェーンシステムのガイド機構に適用した第1の
実施の形態について説明する。
【0021】前述のように、従来のチェーンシステムに
あっては、タイミングチェーンをガイドするチェーンガ
イドとして、固定ガイドと揺動ガイドとが用いられ、タ
イミングチェーンは、揺動ガイドとテンショナによって
張力が付与されている。そして、これら固定ガイドと揺
動ガイドとは、それぞれ独立して設けられているため、
それら各ガイドの強度や固定のための設計上の制約も多
い構造となっている。また、テンショナにあっては、エ
ンジン側からの油圧のバックアップが必要とされる場
合、その内部に上記油圧を調整するための弁機構等が新
たに設けられるなど、部品点数が増大し、製造コストの
低減が困難となっていた。
【0022】本実施の形態のガイド機構は、これらの不
都合を解消すべく、以下ような構造となっている。以下
に、このガイド機構について、図1及び図2を参照して
説明する。
【0023】まず、本実施の形態のガイド機構が備えら
れるチェーンシステムは、同システムの部分断面図であ
る図1に示されるように、エンジン10の出力軸である
クランクシャフト11に一体回転可能に固定されるクラ
ンクスプロケット12と、排気カムシャフト13及び吸
気カムシャフト15のそれぞれに一体回転可能に固定さ
れる排気カムスプロケット14及び吸気カムスプロケッ
ト16と、これらスプロケット12,14,16に巻き
掛けられる環状のタイミングチェーン17とを備えて構
成される。このような構成により、クランクシャフト1
1の回転が、クランクスプロケット12、タイミングチ
ェーン17、排気カムスプロケット14及び吸気カムス
プロケット16を介して排気及び吸気カムシャフト1
3,15のそれぞれに伝達される。
【0024】そして、同図1及び図1の2―2線部に沿
った断面図として図2に示されるように、本実施の形態
のガイド機構は、こうしたチェーンシステムにあって、
上記タイミングチェーン17に摺接される緩み側チェー
ンガイド20と、同緩み側チェーンガイド20及びタイ
ミングチェーン17の一部を収容する筐体21と、緩み
側チェーンガイド20と筐体21の壁面との間に並設さ
れる2個の圧縮状態のばね23とを備えて構成されてい
る。
【0025】ここで、緩み側チェーンガイド20におけ
るタイミングチェーン17の摺動面の裏面には、ばね2
3を係止する係止部が形成されている。また、筐体21
は、上記排気及び吸気カムシャフト13,15側の一端
が開口する箱状をなし、同筐体21の他端近傍に形成さ
れる貫通孔24に、エンジン10の本体に形成される凸
部10aが係入されて、図1中の矢印A1の方向に揺動
可能に軸支されている。なお、凸部10aの端部には図
示しないナットが螺着され、筐体21の脱落する方向へ
の移動が規制されている。また、筐体21のばね23に
対応する内壁面には、同ばね23を係止するための係止
部が形成されるとともに、筐体21のクランクシャフト
11の軸線に直交する側面のクランクスプロケット12
に対応する位置には、同クランクスプロケット12をク
ランクシャフト11に固定するための図示しないサービ
ス穴が形成されている。
【0026】また、タイミングチェーン17は、筐体2
1のばね23が係止される壁面と対向する面に摺接して
ガイドされる構成、すなわち、筐体21のばね23が係
止される壁面と対向する面が、張り側チェーンガイドを
兼ねる構成となっている。このため、部品点数の低減及
びチェーンシステムの小型化を図ることができるように
なる。
【0027】このような構成のガイド機構とすること
で、緩み側チェーンガイド20及び筐体21は、タイミ
ングチェーン17に張力を付与した状態で且つ、その全
体的な揺動及び緩み側チェーンガイド20の相対的な揺
動が可能な状態で互いに連結されることとなる。このた
め、これら緩み側チェーンガイド20及び筐体21に高
負荷が作用しにくくなり、それらの設計上の強度制約を
少なくすることが可能となる。この結果、設計の容易な
構造でタイミングチェーン17の張力を適度に維持する
ことができるようになる。また、ばね23の耐久性を向
上させることができるようになるとともに、緩み側チェ
ーンガイド20及び筐体21におけるタイミングチェー
ン17の摺動面の摩耗を抑制することができるようにな
る。また、強い付勢力を有しなくてもタイミングチェー
ン17をガイドすることができるため、従来用いられて
いた構造の複雑なテンショナが不要となり、ばね23を
用いることで簡単な構造とすることが可能となり、ひい
てはチェーンシステムの小型化及び製造コストの低減を
図ることができるようにもなる。
【0028】なお、このように構成されるチェーンシス
テムは、その全体がチェーンカバー18によって覆わ
れ、同チェーンカバー18はエンジン10の本体に図示
しないボルト等によって固定されている。
【0029】このような構成のチェーンシステムは例え
ば、次の手順で組み付けられる。 (a)排気カムシャフト13及び吸気カムシャフト15
に排気カムスプロケット14及び吸気カムスプロケット
16をそれぞれ固定する。
【0030】(b)固定された排気カムスプロケット1
4及び吸気カムスプロケット16にタイミングチェーン
17を巻き掛け、この巻き掛けられたタイミングチェー
ン17にクランクスプロケット12を引っかける。
【0031】(c)緩み側チェーンガイド20及びばね
23が収容された筐体21内に、タイミングチェーン1
7に引っかけた状態のクランクスプロケット12を収容
し、筐体21の貫通孔24にエンジン10の凸部10a
を挿入する。
【0032】(d)収容されたクランクスプロケット1
2を前記サービス穴近傍に移動させ、同クランクスプロ
ケット12をクランクシャフト11に固定する。 (e)エンジン10の本体にチェーンカバー18を固定
する。
【0033】このような手順でチェーンシステムが組み
付けられる。以上詳述したように、この実施の形態にか
かるチェーンシステムのガイド機構によれば、以下に示
すような優れた効果が得られるようになる。
【0034】(1)緩み側チェーンガイド20及び筐体
21が、タイミングチェーン17に張力を付与した状態
で且つ、これらの全体的な揺動及び緩み側チェーンガイ
ド20の相対的な揺動が可能な状態で互いに連結される
ため、これら緩み側チェーンガイド20及び筐体21に
高負荷が作用しにくくなり、それらの設計上の強度制約
を少なくすることが可能となる。この結果、設計の容易
な構造でタイミングチェーン17の張力を適度に維持す
ることができるようになる。
【0035】(2)緩み側チェーンガイド20及び筐体
21に高負荷が作用しにくくなるため、ばね23の耐久
性を向上させることができるようになるとともに、緩み
側チェーンガイド20及び筐体21におけるタイミング
チェーン17の摺動面の摩耗を抑制することができるよ
うになる。
【0036】(3)ガイド機構は、緩み側チェーンガイ
ド20と筐体21とばね23とを備えるため、簡単な構
造とすることが可能となり、ひいてはチェーンシステム
の小型化及び製造コストの低減を図ることができるよう
にもなる。
【0037】(4)筐体21の壁面は張り側チェーンガ
イドを兼ねるため、部品点数の低減及びチェーンシステ
ムの小型化を図ることができるようになる。 (5)上述のように、チェーンシステムの小型が可能な
ため、車両のエンジンルームのスペースを有効に利用す
ることができるようになる。
【0038】なお、上記実施の形態は例えば、以下のよ
うにその構成を適宜変更することもできる。 ・上記実施の形態では、緩み側チェーンガイド20およ
び張り側チェーンガイド(筐体21)の2個のチェーン
ガイドを備えたチェーンシステムのガイド機構に適用し
たが、本発明は、3個以上の複数のチェーンガイドを備
えたチェーンシステムのガイド機構にも適用することが
できる。
【0039】・上記実施の形態では、タイミングチェー
ン17の外環から内環に向かう方向に同タイミングチェ
ーン17をガイドする構成としたが、これをタイミング
チェーン17の内環から外環に向かう方向に同タイミン
グチェーン17をガイドする構成としてもよい。
【0040】・上記実施の形態では、2個のばね23を
用いる構成としたが、このばねの数は任意である。 ・上記実施の形態では、筐体21は張り側チェーンガイ
ドを兼ねる構成としたが、この張り側チェーンガイドを
筐体21とは別に設ける構成としてもよい。また、この
ようにした場合、張り側チェーンガイドと筐体21との
間に、例えば、ばね等の付勢部材を配して、張り側チェ
ーンガイドを相対的に揺動可能にした構成としてもよい
し、張り側チェーンガイドを筐体21に固定する構成と
してもよい。
【0041】・上記実施の形態では、ばね23を介して
緩み側チェーンガイド20と筐体21とを互いに連結す
る構成としたが、このばね23に代えて、例えばゴム等
の弾性部材を用いる構成としてもよい。
【0042】・上記実施の形態では、図1及び図2に示
したように、緩み側チェーンガイド20及びばね23が
収容される筐体21を用いたガイド機構の例を示した
が、本発明は、例えば図3〜図5に示される各態様で実
現することもできる。なお、これら図3〜図5におい
て、図1及び図2と同一の構成については、同じ符号を
付している。
【0043】すなわち、図3にその断面構造が示される
ガイド機構のように、複数(同図3では緩み側チェーン
ガイド30及び張り側チェーンガイド31の2個)のチ
ェーンガイドの全部またはそのうちのいくつかが、揺動
支点32を有する構成としてもよい。
【0044】また、同じく図3に示されるガイド機構の
ように、複数のチェーンガイドのうちのいくつかが、例
えば、スプリングやダンパを有する緩衝機構33により
連結される構成としてもよい。
【0045】また、同じく図3に示されるガイド機構の
ように、複数のチェーンガイドのうちのいくつかがエン
ジン本体に対して緩衝機構34により拘束される構成と
してもよい。
【0046】また、図4にその断面構造が示されるガイ
ド機構のように、複数(同図4では緩み側チェーンガイ
ド30及び張り側チェーンガイド31の2個)のチェー
ンガイドの全部またはそのうちのいくつかにスライドレ
ール35が形成され、例えば、エンジン本体に設けられ
る凸部36がスライドレール35に係入されることで、
それらチェーンガイドをスライドレール35に沿って動
く構成としてもよい。
【0047】また、図5にその断面構造が示されるガイ
ド機構のように、緩み側チェーンガイド37及び筐体3
8が同一の揺動支点39を有する構成としてもよい。
(第2の実施の形態)次に、本発明の環状帯システムの
ガイド機構を同じく車載エンジン動力伝達系のチェーン
システムのガイド機構に適用した第2の実施の形態につ
いて説明する。
【0048】この種のチェーンシステムにあっては通
常、前述のように、その全体がエンジン本体に固定され
るチェーンカバーで覆われている。このため、同システ
ムの状態を的確に知るには、すなわちチェーンの張力が
常に適度に維持されているか否かを知るには、エンジン
を分解する以外にはなかった。従って、結局は点検専門
の業者にチェーンシステムの状態を点検してもらうしか
なく、車両の使用者の負担が増大することとなってい
た。
【0049】本実施の形態のチェーンシステムのガイド
機構は、これらの不都合を解消すべく、次のような構造
となっている。以下、このガイド機構について、図6及
び図7を参照して説明する。なお、これら図6及び図7
において、図1及び図2と同一の構成要素については、
同一の符号を付している。
【0050】本実施の形態のチェーンシステムのガイド
機構は、同システムの部分断面図である図6に示される
ように、タイミングチェーン17に摺接されるととも
に、揺動可能に一方端でエンジン10の本体に軸支され
る緩み側チェーンガイド40と、同じくタイミングチェ
ーン17に摺接されるとともに、エンジン10の本体に
固定される張り側チェーンガイド41と、同緩み側チェ
ーンガイド40を側チェーンガイド41側に付勢するテ
ンショナ42とを備えて構成されている。
【0051】そして、図6の7―7線部に沿った断面図
である図7に示されるように、上記緩み側チェーンガイ
ド40には、エンジン10の本体及びチェーンカバー1
8に対向する両面に、その揺動方向(図6中の矢印A2
の方向)と交差する方向にそれぞれ、複数(図6では、
片面につき5個ずつ)の凹部43が形成されている。こ
れら各凹部43は、緩み側チェーンガイド40の上記揺
動方向の幅に対して所定の幅L1を有して形成されてい
る。
【0052】一方、エンジン10の本体及び前記チェー
ンカバー18にはそれぞれ、緩み側チェーンガイド40
の上記片面につき5個のうちの3個の凹部43の底面に
向かって突出する凸部44が形成されている。
【0053】このような構成により、タイミングチェー
ン17の伸び量が大きくなると、緩み側チェーンガイド
40は張り側チェーンガイド41に接近する方向(図7
中の矢印A3の方向)に相対移動する。そして、タイミ
ングチェーン17の伸び量が所定値に達すると、エンジ
ン10の本体及びチェーンカバー18の凸部44と、緩
み側チェーンガイド40の凹部43の内壁面とが小刻み
に接触するようになり、その際に接触音が発生するよう
になる。
【0054】一方、タイミングチェーン17の張りが強
いと、緩み側チェーンガイド40は張り側チェーンガイ
ド41と離間する方向(上記矢印A3とは逆方向)に相
対移動する。そして、タイミングチェーン17の張りの
強さが所定値に達すると、エンジン10の本体及びチェ
ーンカバー18の凸部44と、緩み側チェーンガイド4
0の凹部43の内壁面とが小刻みに接触するようにな
り、その際にも接触音が発生するようになる。
【0055】このように、タイミングチェーン17の伸
び量が大きくなったり、張力が強かったりして、緩み側
チェーンガイド40の揺動幅が所定以上となると、接触
音が発生するようになる。このため、接触音の発生の有
無により、タイミングチェーン17の伸び具合及び張り
具合が適正かどうかを容易に知ることができ、この接触
音の発生によって、タイミングチェーン17の交換及び
張力の調整が促される。この結果、タイミングチェーン
17の張力を適度に維持することが可能となる。また、
緩み側チェーンガイド40に凹部43を設け、エンジン
10の本体及びチェーンカバー18に凸部を設けるのみ
であるため、簡単な構造とすることができる。また、タ
イミングチェーン17の伸び及び張りをチェックするた
めのエンジン10の分解及び組み立ての作業がなくなる
ため、そのチェック費用を低減することができるように
もなる。また、緩み側チェーンガイド40が破損するよ
うな不具合が生じたとしても、破損した緩み側チェーン
ガイド40の片々がエンジン10の本体及び前記チェー
ンカバー18の凸部44に支えられ、緩み側チェーンガ
イド40がばらばらになるのを抑制することができ、ひ
いてはエンジン10の運転を持続させることができるよ
うにもなる。
【0056】以上詳述したように、この実施の形態にか
かるチェーンシステムのガイド機構によれば、以下に示
すような優れた効果が得られるようになる。 (1)接触音の発生の有無により、タイミングチェーン
17の伸び具合及び張り具合が適正かどうかを容易に知
ることができ、この接触音の発生によって、タイミング
チェーン17の交換及び張力の調整が促される。このた
め、タイミングチェーン17の張力を常に適度に維持す
ることが可能となる。
【0057】(2)緩み側チェーンガイド40に凹部4
3を設け、エンジン10の本体及びチェーンカバー18
に凸部を設けるのみであるため、簡単な構造とすること
ができる。
【0058】(3)緩み側チェーンガイド40が破損す
るような不具合が生じたとしても、同チェーンガイド4
0がばらばらになるのを抑制することができ、ひいては
エンジン10の運転を持続させることができるようにな
る。
【0059】(4)また、タイミングチェーン17の伸
び及び張りをチェックする際、エンジン10の分解及び
組み立ての作業がなくなるため、そのチェック費用を低
減することができるようになる。
【0060】なお、上記実施の形態は例えば、以下のよ
うにその構成を適宜変更することもできる。 ・緩み側チェーンガイド40の凹部43の幅L1は、タ
イミングチェーン17の長さ等に応じて任意に設定可能
である。
【0061】・上記実施の形態では、緩み側チェーンガ
イド40は凹部43有する構成としたが、これを、貫通
孔を有する構成としてもよい。 ・上記実施の形態では、緩み側チェーンガイド40の凹
部43を片面に付き5個設けたが、この凹部43の数は
緩み側チェーンガイド40の大きさ等に応じて任意に設
定可能である。同様に、エンジン10の本体及びチェー
ンカバー18の凸部44をそれぞれ3個ずつ設けたが、
この凸部44の数も任意に設定可能である。
【0062】・上記実施の形態では、エンジン10の本
体及びチェーンカバー18の双方に凸部44を形成する
構成としたが、この凸部44をエンジン10の本体また
はチェーンカバー18の一方のみに形成する構成として
もよい。このようにした場合、緩み側チェーンガイド4
0の凹部43は、上記凸部44と対向する面のみに設け
る構成としてもよい。
【0063】・上記実施の形態では、緩み側チェーンガ
イド40に凹部43を設ける構成としたが、この凹部に
代えて、図8に示されるように、緩み側チェーンガイド
45の揺動方向のタイミングチェーン17に対して張力
を付与する側に干渉壁46を設ける構成としてもよい。
【0064】・上記実施の形態では、緩み側チェーンガ
イド40に凹部43を設け、エンジン10の本体及びチ
ェーンカバー18に凸部44を設ける構成としたが、こ
れを、緩み側チェーンガイド40に凸部を設け、エンジ
ン10の本体及びチェーンカバー18に凹部を設ける構
成としてもよい。
【0065】・上記実施の形態では、緩み側チェーンガ
イド40の凹部43と、エンジン10の本体及びチェー
ンカバー18の凸部44とを干渉させる構成としたが、
これを、張り側チェーンガイド41と、エンジン10の
本体及びチェーンカバー18とを干渉させる構成として
もよい。
【0066】(第3の実施の形態)次に、本発明の環状
帯システムのガイド機構を同じく車載エンジン動力伝達
系のチェーンシステムのガイド機構に適用した第3の実
施の形態について説明する。
【0067】本実施の形態のガイド機構は、上記第1及
び第2の実施の形態のガイド機構を組み合わせた構成と
なっており、ここでは、上記第1、第2の実施の形態と
異なる構成を中心に、図9〜図11を参照して説明す
る。なお、これら図9〜図11においても、図1及び図
2と同一の構成要素については、同一の符号を付してい
る。
【0068】本実施の形態のガイド機構を備えるチェー
ンシステムの部分断面図である図9に示されるように、
このガイド機構は、タイミングチェーン17に摺接され
る緩み側チェーンガイド50と、同緩み側チェーンガイ
ド50及びタイミングチェーン17の一部を収容する箱
状の筐体51と、緩み側チェーンガイド50と筐体51
の壁面との間に並設される2個の圧縮状態のばね23と
を備えて構成されている。
【0069】ここで、筐体51は、前記第1の実施の形
態と同様、エンジン10の本体に形成された凸部10a
に揺動可能に軸支され、同筐体51と緩み側チェーンガ
イド50とは、タイミングチェーン17に張力を付与し
た状態で、且つそれらの全体的な揺動及び緩み側チェー
ンガイド50の相対的な揺動が可能な状態で互いに連結
されている。
【0070】また、緩み側チェーンガイド50には、上
記第2の実施の形態と同様、図9及び同図9の10―1
0線部に沿った断面図である図10に示されるように、
エンジン10の本体及びチェーンカバー18と対向する
両面に、その揺動方向(図9中の矢印A4の方向)と交
差する方向にそれぞれ、複数(図9では、片面につき3
個ずつ)の凹部52が形成されている。これら各凹部5
2は、緩み側チェーンガイド50の上記揺動方向の幅が
所定の幅L1を有して形成されている。
【0071】一方、エンジン10の本体及び前記チェー
ンカバー18にはそれぞれ、緩み側チェーンガイド50
の各凹部52の底面に向かって突出する凸部44が形成
されている。
【0072】また、図10及び筐体21の正面図である
図11に示されるように、筐体51におけるエンジン1
0の本体及び前記チェーンカバー18の各凸部44に対
応する部分には、貫通孔53が形成されている。これら
各貫通孔53は、その緩み側チェーンガイド50の上記
揺動方向の幅が、筐体51の揺動中心である貫通孔54
に近い方から順に、所定の幅L2a、L2b、L2c
(L2a<L2b<L2c)を有して形成されている。
上記エンジン10の本体及び前記チェーンカバー18の
各凸部44はそれぞれ、これら貫通孔53を介して緩み
側チェーンガイド50の各凹部52に挿入されている。
【0073】このような構成とすることで、タイミング
チェーン17の伸びが大きくなると、緩み側チェーンガ
イド50は筐体51に接近する方向(図10中の矢印A
5の方向)に相対移動するとともに、筐体51は上記矢
印A5とは逆方向に相対移動するようになる。そして、
タイミングチェーン17の伸び量が所定値に達すると、
エンジン10の本体及びチェーンカバー18の凸部44
と、緩み側チェーンガイド50の凹部52の側面及び筐
体51の貫通孔53の内面とが小刻みに接触するように
なり、その際に接触音が発生するようになる。
【0074】一方、タイミングチェーン17の張りが強
いと、緩み側チェーンガイド50は51と離間する方向
(上記矢印A5とは逆方向)に相対移動するとともに、
筐体51は上記矢印A5の方向に相対移動するようにな
る。そして、タイミングチェーン17の張りの強さが所
定値に達すると、エンジン10の本体及びチェーンカバ
ー18の凸部44に、緩み側チェーンガイド50の凹部
52の側面及び筐体51の貫通孔53の内面とが小刻み
に接触し、その際にも接触音が発生するようになる。
【0075】以上詳述したように、この実施の形態にか
かるチェーンシステムのガイド構造によっても、上記第
1及び第2に記載した効果と同様の効果が得られるよう
になる。
【0076】なお、上記実施の形態は例えば、以下のよ
うにその構成を適宜変更することもできる。 ・筐体51の貫通孔53の幅L2a、L2b、L2c
は、タイミングチェーン17の長さ等に応じて任意に設
定可能である。
【0077】・上記実施の形態では、エンジン10の本
体及びチェーンカバー18の凸部44を筐体51の貫通
孔53に挿通する構成としたが、この凸部をエンジン1
0の本体及びチェーンカバー18における筐体51の揺
動方向(図9中のA4の方向)の両端部から所定の揺動
幅だけ離間した位置に設け、タイミングチェーン17が
所定以上に伸びたり張ったりした場合に、筐体51と上
記凸部とが接触するように同凸部を形成する構成として
もよい。また、筐体51における揺動方向に平行な面の
任意の位置に貫通孔を設けるとともに、上記凸部をこの
貫通孔に挿通されるように設けて、タイミングチェーン
17が所定以上に伸びたり張ったりした場合に、これら
貫通孔と凸部とが接触する構成としてもよい。この場
合、緩み側チェーンガイド50に、必ずしも凹部52が
設けられるとは限らない。
【0078】・上記実施の形態においても、前記第1の
実施の形態に記載した他の実施の形態と同様に、チェー
ンガイドの連結方法を変更したり、揺動支点の位置や数
を変更したり、緩衝機構を設けたりしてもよい。
【0079】その他、上記各実施の形態に共通に変更可
能な要素としては次のようなものがある。 ・上記各実施の形態では、タイミングチェーン17が摺
動するチェーンガイドのガイド機構の例を示したが、タ
イミングチェーン17の走行にともなって回動するアイ
ドラスプロケットのガイド機構にも適用することができ
る。
【0080】・上記各実施の形態では、チェーンシステ
ムのガイド機構の例を示したが、タイミングベルトを介
してクランクシャフトの回転がカムシャフトに伝達され
るベルトシステムのガイド機構にも適用することができ
る。
【0081】最後に、前記各実施の形態、並びに以上の
記載から把握できる技術的思想について以下に記載す
る。 (イ)前記少なくとも2つの回転軸の一方はエンジンの
クランクシャフトであり、残りは同じくエンジンのカム
シャフトであり、前記環状帯は、前記クランクシャフト
の一端に一体回転可能に固定されるクランクスプロケッ
ト、及び前記カムシャフトの一端に一体回転可能に固定
されるカムスプロケットに巻き掛けられたタイミングチ
ェーンであり、前記ガイドはチェーンガイドである請求
項1〜8のいずれか一項に記載の環状帯システムのガイ
ド機構。
【0082】(ロ)前記少なくとも2つの回転軸の一方
はエンジンのクランクシャフトであり、残りは同じくエ
ンジンのカムシャフトであり、前記環状帯は、前記クラ
ンクシャフトの一端に一体回転可能に固定されるクラン
クシャフトタイミングプーリ、及び前記カムシャフトの
一端に一体回転可能に固定されるカムシャフトタイミン
グプーリに巻き掛けられたタイミングベルトであり、前
記ガイドはテンションアイドラプーリである請求項1〜
8のいずれか一項に記載の環状帯システムのガイド機
構。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の環状帯システムのガイド機構を車載エ
ンジンの動力伝達系のチェーンシステムのガイド機構に
適用した第1の実施の形態についてその断面構造を示す
断面図。
【図2】図1の2―2線部に沿った断面図。
【図3】第1の実施の形態のガイド機構の変形例につい
てその断面構造を示す断面図。
【図4】第1の実施の形態のガイド機構の変形例につい
てその断面構造を示す断面図。
【図5】第1の実施の形態のガイド機構の変形例につい
てその断面構造を示す断面図。
【図6】本発明の環状帯システムのガイド機構を車載エ
ンジン動力伝達系のチェーンシステムのガイド機構に適
用した第2の実施の形態についてその断面構造を示す断
面図。
【図7】図6の7―7線部に沿った断面図。
【図8】第2の実施の形態のガイド機構の変形例につい
てその断面構造を示す断面図。
【図9】本発明の環状帯システムのガイド機構を車載エ
ンジン動力伝達系のチェーンシステムのガイド機構に適
用した第3の実施の形態についてその断面構造を示す断
面図。
【図10】図9の10―10線部に沿った断面図。
【図11】同第3の実施の形態のガイド機構として用い
られる筐体の正面図。
【図12】従来のチェーンシステムのガイド機構の断面
構造を示す断面図。
【符号の説明】
10…エンジン、10a…凸部、11…クランクシャフ
ト、12…クランクスプロケット、13…排気カムシャ
フト、14…排気カムスプロケット、15…吸気カムシ
ャフト、16…吸気カムスプロケット、17…タイミン
グチェーン、18…チェーンカバー、20…緩み側チェ
ーンガイド、21…筐体、23…ばね、24…貫通孔。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2つの回転軸の間に巻き掛けら
    れた環状帯によってそれら回転軸が駆動連結される環状
    帯システムにあって前記環状帯の回転走行をガイドする
    環状帯システムのガイド機構において、 前記環状帯の走行をガイドする複数のガイド手段を備
    え、それら各ガイド手段が、前記環状帯に張力を付与し
    た状態で且つ、全体的及び相対的な揺動が可能な状態で
    互いに連結されてなることを特徴とする環状帯システム
    のガイド機構。
  2. 【請求項2】少なくとも2つの回転軸の間に巻き掛けら
    れた環状帯によってそれら回転軸が駆動連結される環状
    帯システムにあって前記環状帯の回転走行をガイドする
    環状帯システムのガイド機構において、 前記環状帯の走行をガイドする複数のガイド手段と、そ
    れらガイド手段のうちの揺動可能な少なくとも1つが所
    定以上の揺動幅となるとき、当該ガイド手段と干渉して
    警告音を発生する警告音発生手段とを備えることを特徴
    とする環状帯システムのガイド機構。
  3. 【請求項3】少なくとも2つの回転軸の間に巻き掛けら
    れた環状帯によってそれら回転軸が駆動連結される環状
    帯システムにあって前記環状帯の回転走行をガイドする
    環状帯システムのガイド機構において、 前記環状帯の走行をガイドする複数のガイド手段を備
    え、それら各ガイド手段が、前記環状帯に張力を付与し
    た状態で且つ、全体的及び相対的な揺動が可能な状態で
    互いに連結されてなるとともに、それらガイド手段のう
    ちの単独で揺動可能な少なくとも1つが所定以上の揺動
    幅となるとき、当該ガイド手段と干渉して警告音を発生
    する警告音発生手段を備えることを特徴とする環状帯シ
    ステムのガイド機構。
  4. 【請求項4】前記複数のガイド手段は前記環状帯システ
    ムに対して揺動可能に軸支された1つの筐体に収容され
    てなり、それらガイド手段の少なくとも1つと筐体の壁
    面との間に前記環状帯に張力を付与するための付勢手段
    が設けられてなる請求項1または3記載の環状帯システ
    ムのガイド機構。
  5. 【請求項5】前記付勢手段がばねからなる請求項4記載
    の環状帯システムのガイド機構。
  6. 【請求項6】前記筐体の壁面が前記ガイド手段の1つを
    兼ねる請求項4または5記載の環状帯システムのガイド
    機構。
  7. 【請求項7】前記揺動可能なガイド手段は、その揺動方
    向と差交する方向に凹部を有し、前記警告音発生手段
    は、同ガイド手段が前記所定以上の揺動幅となるときこ
    の凹部の内壁に当接する凸部を有して構成される請求項
    2または3記載の環状帯システムのガイド機構。
  8. 【請求項8】前記揺動可能なガイド手段は、その揺動方
    向の前記環状帯に対して張力を付与する側に干渉壁を有
    し、前記警告音発生手段は、同ガイド手段が同環状帯に
    対して張力を付与する側に前記所定以上の揺動幅となる
    ときこの干渉壁に当接する凸部を有して構成される請求
    項2または3記載の環状帯システムのガイド機構。
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