JP2006069965A - アイメイクアップ化粧料及びアイメイクアップ化粧料塗布具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 (a)顔料1〜40重量%と、(b)固着樹脂溶液若しくは固着樹脂エマルジョンが固形分で2〜20重量%と、(c)グリコール類、グリセリン類、及びポリグリコール類から選ばれる少なくとも1種3〜20重量%と、(d)HLBが7以上であるポリエーテル変性シリコーン0.05〜5重量%と、水とを含有することを特徴とするアイメイクアップ化粧料。
また、アイメイクアップ化粧料塗布具は、塗布手段として、上記アイメイクアップ化粧料を毛細管力にて塗布体に供給する機構を有する中綿式ペン型容器若しくは直液式ペン型容器に内蔵してなることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
(1) (a)顔料1〜40重量%と、(b)固着樹脂溶液若しくは固着樹脂エマルジョンが固形分で2〜20重量%と、(c)グリコール類、グリセリン類、及びポリグリコール類から選ばれる少なくとも1種3〜20重量%と、(d)HLBが7以上であるポリエーテル変性シリコーン0.05〜5重量%と、水とを含有することを特徴とするアイメイクアップ化粧料。
(2) EMD型粘度計による50rpmにおける粘度(25℃)が30mPa・s以下であることを特徴とする上記(1)に記載のアイメイクアップ化粧料。
(3) 塗布手段として、上記(1)又は(2)に記載のアイメイクアップ化粧料を毛細管力にて塗布体に供給する機構を有する中綿式ペン型容器若しくは直液式ペン型容器に内蔵してなることを特徴とするアイメイクアップ化粧料塗布具。
本発明のアイメイクアップ化粧料は、(a)顔料1〜40重量%と、(b)固着樹脂溶液若しくは固着樹脂エマルジョンが固形分で2〜20重量%と、(c)グリコール類、グリセリン類、及びポリグリコール類から選ばれる少なくとも1種3〜20重量%と、(d)HLBが7以上であるポリエーテル変性シリコーン0.05〜5重量%と、水とを含有することを特徴とするものである。
これらの顔料の含有量は、化粧料全量に対して、1〜40重量%(以下、単に「%」という)、好ましくは、10〜30%とすることが望ましい。
この(a)成分の顔料の含有量が1%未満であると、アイメイクアップに必要な描線濃度が得られにくいものとなり、一方、40%を超えると、経時安定性が損なわれ、顔料の沈降が発生することがあり、また、経済性も良くないものとなる。
具体的には、アクリル酸、メタクリル酸或いはそれらのアルキルエステル又はその誘導体の中から選ばれる少なくとも1種から選択されるものからなる共重合体、例えば、アクリル酸アルキル共重合体エマルジョン、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルジョン、アクリル酸アルキル・酢酸ビニル共重合体エマルジョンなどが挙げられる。好ましくは、特に優れた被膜形成性を有するアクリル酸アルキル共重合体エマルジョンが望ましく、具体的には、アクリル酸アルキル共重合体エマルジョンからなるヨドゾール GH800(固形分45%)、同GH28(固形分45%)(以上、日本エヌエスシー社製)、ジュリマー AT510(固形分30%)、同ET−410(固形分30%)、同SEK−301(固形分40%)(以上日本純薬社製)、ダイドゾール5000AD(固形分50%、大東化成社製)、ルビフレックスsoft(固形分30%、BASF社製)、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルジョンからなるヨドゾール GH41(固形分45%、日本エヌエスシー社製)などが挙げられる。
固着エマルジョン樹脂の固形分が2%未満であると、被膜形成性能が乏しく、耐水性、耐摩擦性が著しく低下し、また、20%を越えると、のびが悪く、つっぱり感が残る等、使用性が悪くなり、好ましくない。
これらの(c)成分の含有量は、化粧料全量に対して、3〜20%、好ましくは、5〜15%であることが望ましい。
これらの含有量が3%未満であると、皮膚上で、つっぱった感じが強くなり、また、低温放置により容易に凍結してしまい、処方の経時安定性が損なわれることとなり、一方、20%を越えると、滲みが起きやすくなったり、乾燥性が悪くなってしまうため、好ましくない。
本発明に用いる(d)成分のポリエーテル変性シリコーンは、HLBが7以上であることが必要であり、好ましくは、HLB7〜15、更に好ましくは、HLB10〜15であるものが望ましい。この特性のポリエーテル変性シリコーンは、クリーム塗布後やファンデーション塗布後の油分や粉体の多い肌に水性処方の液状のアイメイクアップ化粧料を使用した場合においても、塗布体(ペン芯)に油分や粉体の付着による目詰まりがなく、クリームやファンデーションを塗布した肌上においても、優れた描線性能及び塗布性能を発揮せしめるものとなる。
用いるポリエーテル変性シリコーンのHLBが7未満であると、処方中に溶解しない場合があり、本発明の効果が得られず、好ましくない。
なお、クリームやファンデーションによる塗布体詰まり防止剤としては、ポリエーテル変性シリコーンの他にも、高HLBの界面活性剤〔例えば、ポリ(オキシエチレン)アルキルエーテル、ポリ(オキシエチレン)オクチルフェニルエーテル、ポリ(オキシエチレン)ノニルフェニルエーテル、ポリ(オキシエチレン)ラウリルエーテルなど〕を使用した場合においても、同様の効果が得られるものの、ポリエーテル変性シリコーンと比較すると多量に含有せしめることが必要となり、化粧料の泡立ちや耐水性や耐摩擦性の低下、皮膚刺激等の問題が発生するため、塗布体詰まり防止剤として含有することに適さないものとなる。
この(d)成分のポリエーテル変性シリコーンの含有量は、化粧料全量に対して0.05〜5%、好ましくは、0.1〜3%であることが望ましい。
このポリエーテル変性シリコーンの含有量が0.05%未満であると、クリーム塗布後やファンデーション塗布後の油分や粉体の多い肌に使用した場合、十分な描線が得られにくく、また、化粧料塗布具の塗布体が目詰まりを起こし、使用できなくなることがある。一方、5%を越えると、被膜の密着性、耐水性、耐摩擦性が低下するため、好ましくない。
アニオン系分散剤としては、例えば、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体及びスチレン−α−メチルスチレン−アクリル酸共重合体、並びに、これらの塩などが挙げられ、また、非イオン系分散剤としては、例えば、ポリ(オキシエチレン)アルキルエーテル、ポリ(オキシエチレン)オレイルエーテル、ポリ(オキシエチレン)ラウリルエーテル、ポリ(オキシエチレン)ソルビタン脂肪酸エステル、ポリ(オキシエチレン)グリセリン脂肪酸エステルなどが挙げられる。
これらの分散剤の含有量は、化粧料全量の0.1〜10%、好ましくは、1〜5%であることが望ましい。
この分散剤の含有量が0.1%未満であると、更なる顔料の分散安定性の向上効果を発揮せず、一方、10%を超えると、皮膜の密着性、耐水性、耐摩擦性が低下するだけでなく、皮膚刺激等の問題が発生することとなり、好ましくない。
更に、本発明のアイメイクアップ化粧料には、前記各必須成分等の他に、通常のアイメイクアップ化粧料に用いられる任意成分などを含有せしめることができる。具体的には、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤、増粘剤、美容成分、香料、体質顔料、有機粉体、pH調整剤などを、本発明の効果を損なわない範囲で含有することができる。
この粘度が30mPa・sを超えると、中綿や、インクタンク部から塗布体へ化粧料が供給され難く、使用上好ましくない。なお、粘度が5mPa・s未満であると、皮膚上で滲みやすくなり、使用上好ましくないものとなる。
なお、上記粘度値以下の場合の調整は、水溶性高分子や粘度鉱物等に代表される増粘剤の添加などにより行うことができる。
本発明のアイメイクアップ化粧料が従来にない優れた特性を有する理由は、固着樹脂溶液、固着エマルジョン樹脂による化粧持続性等と、顔料とグリコール類、グリセリン類及びポリグリコール類から選ばれる少なくとも1種とによる優れた使用性と、クリーム塗布後やファンデーション塗布後の油分や粉体の多い肌に使用した場合にも、十分な描線を得ると共に、化粧料塗布具の塗布体が目詰まりを防止する機能が共に効果的に発揮されることによるものであり、(a)顔料1〜40%と、(b)固着樹脂溶液若しくは固着エマルジョン樹脂が固形分で2〜20%と、(c)グリコール類、グリセリン類及びポリグリコール類から選ばれる少なくとも1種3〜20%と、(d)HLBが7以上であるポリエーテル変性シリコーン0.05〜5%と、水とを含有する範囲内で用いれば、後記実施例に示されるように、クリームやファンデーションを塗布した肌上においても、優れた描線性能及び塗布性能を発揮でき、かかる性能は、上記(a)〜(d)成分の相互間の配合バランスにより達成されるものである。
アイメイクアップ化粧料塗布具として好適な中綿式ペン型タイプとしては、例えば、図1に示すように、化粧具本体10内に内軸11を有し、該内軸11内には本発明のアイメイクアップ化粧料を含浸した中綿等からなる含浸体12が収容されている。この含浸体12の先端側には、アイメイクアップ化粧料を塗布するためのペン芯13が設けられており、内軸11の後端に尾栓14が固着されている。また、15は、内キャップ部16を有するキャップ体である。
この形態のアイメイクアップ化粧料塗布具Aでは、キャップ15を取り外すことにより使用に供されることとなる。
このアイメイクアップ化粧料塗布具Bは、本発明のアイメイクアップ化粧料20を中綿等に吸蔵させないで直接貯溜する軸体となるタンク部21に充填してなるものである。このタンク部21の前部には、タンク部21内の空気が温度上昇等によって膨張した場合にタンク部21から押し出されるアイメイクアップ化粧料20をペン先や空気孔からボタ落ちさせないために一時的に保溜するインキ保溜体(コレクター部材)22が内蔵され、コレクター部材22の先端部には塗布体となる筆型のペン先23が設けられた構成となっている。
タンク部21からペン先23へのアイメイクアップ化粧料の導出は、コレクター部材22の中心孔に付設されたインキ流路24を設けた中継芯25を介してタンク部21からアイメイクアップ化粧料20をペン先23に導出することにより行われる。
なお、図2中の26,27はホルダー部材であり、28はタンク部21の後部に固着される後部軸体であり、29はインナーキャップを有するキャップである。また、中継芯25を介在させることなく、ペン先23の後部をタンク部21内に直接配置してアイメイクアップ化粧料の導出を行ってもよいものである。
この形態のアイメイクアップ化粧料塗布具Bでは、キャップ29を取り外すことにより使用に供されることとなる。
以下に示す処方のアイライナー化粧料を調製した。共通成分となる防腐液A、防腐液B、添加剤は下記組成を用いた。また、粘度は、EMD型粘度計(東京計器社製)を用いて50rpmにおける粘度(25℃)を測定した。
(防腐液A)
パラオキシ安息香酸エステル 5.0重量部
デヒドロ酢酸ナトリウム 1.0重量部
1,3−ブチレングリコール 70.0重量部
精製水 24.0重量部
以上を溶解まで撹拌し、防腐液(A)を調製した。
パラオキシ安息香酸エステル 5.0重量部
デヒドロ酢酸ナトリウム 1.0重量部
ジプロピレングリコール 25.0重量部
精製水 69.0重量部
以上を溶解まで撹拌し、防腐液(B)を調製した。
AMP(AMP100、ダウ・コーニング社製) 20.0重量部
エデト酸二ナトリウム 10.0重量部
精製水 70.0重量部
以上を溶解まで撹拌し、添加剤を調製した。
(A液)
(チタン/酸化チタン)焼結物 35.0重量部
ポリアスパラギン酸ナトリウム液(30%) 10.0重量部
精製水 55.0重量部
以上をビーズミルにて1時間撹拌してA液を得た。
(アイライナー液の調製)
A液 80.0重量部
防腐液A 10.0重量部
添加剤 1.0重量部
アクリル酸アルキル共重合体エマルション(固形分45%) 8.0重量部
(ヨドゾールGH800、日本エヌエスシー社製)
ポリエーテル変性シリコーン(HLB=10) 1.0重量部
(KF−6013、信越化学工業社製)
以上を撹拌し、実施例1のアイライナー液を得た。
得られたアイライナー液の粘度は、8.3mPa・sであった。
(B液)
ベンガラ 20.0重量部
黒酸化鉄 10.0重量部
大豆リン脂質 2.0重量部
モノステアリン酸ポリエチレングリコール(40E.O.) 2.5重量部
精製水 65.5重量部
以上をビーズミルにて1時間撹拌してB液を得た。
(アイライナー液の調製)
B液 50.5重量部
防腐剤(A) 10.0重量部
添加剤 1.0重量部
アクリル酸アルキル共重合体エマルション(固形分50%) 38.0重量部
(ダイゾール5000AD、大東化成社製)
ポリエーテル変性シリコーン(HLB=8) 0.5重量部
(SH3773M、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
以上を撹拌し、実施例2のアイライナー液を得た。
得られたアイライナー液の粘度は、11.7mPa・sであった。
B液 70.0重量部
防腐剤(A) 10.0重量部
添加剤 1.0重量部
アクリル酸アルキル共重合体エマルション(固形分50%) 18.0重量部
(ダイゾール5000AD、大東化成社製)
ポリエーテル変性シリコーン(HLB=13) 1.0重量部
(SH3771M、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
以上を撹拌し、実施例3のアイライナー液を得た。
得られたアイライナー液の粘度は、8.0mPa・sであった。
B液 55.0重量部
防腐剤(B) 10.0重量部
添加剤 1.0重量部
アクリル酸アルキル共重合体液(固形分29%) 30.0重量部
(AVALURE AC120、BF GOODRIDGE社製)
1,3−ブチレングリコール 2.0重量部
ポリエーテル変性シリコーン(HLB=14.5) 1.0重量部
(KF−6011、信越化学工業社製)
精製水 1.0重量部
以上を撹拌し、実施例4のアイライナー液を得た。
得られたアイライナー液の粘度は、7.1mPa・sであった。
B液 55.0重量部
防腐剤(A) 10.0重量部
添加剤 1.0重量部
アクリル酸アルキル共重合体エマルション(固形分50%) 23.0重量部
(ダイゾール5000AD、大東化成社製)
1,3−ブチレングリコール 1.0重量部
ポリエーテル変性シリコーン(HLB=10) 1.0重量部
(KF−6013、信越化学工業社製)
以上を撹拌し、実施例5のアイライナー液を得た。
得られたアイライナー液の粘度は、7.6mPa・sであった。
A液 70.0重量部
防腐剤(A) 10.0重量部
添加剤 1.0重量部
アクリル酸アルキル共重合体エマルション(固形分45%) 15.0重量部
(ヨドゾールGH28、日本エヌエスシー社製)
ポリエーテル変性シリコーン(HLB=13) 4.0重量部
(SH3771M、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
以上を撹拌し、実施例6のアイライナー液を得た。
得られたアイライナー液の粘度は、10.9mPa・sであった。
A液 70.0重量部
防腐剤(A) 10.0重量部
添加剤 1.0重量部
アクリル酸アルキル共重合体エマルション(固形分45%) 15.0重量部
(ヨドゾールGH28、日本エヌエスシー社製)
ポリエーテル変性シリコーン(HLB=13) 0.05重量部
(SH3771M、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
精製水 3.95重量部
以上を撹拌し、実施例7のアイライナー液を得た。
得られたアイライナー液の粘度は、10.7mPa・sであった。
A液 80.0重量部
防腐剤(A) 10.0重量部
添加剤 1.0重量部
ポリエーテル変性シリコーン(HLB=6) 1.0重量部
(SH3772M、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
精製水 8.0重量部
以上を撹拌し、比較例1のアイライナー液を得た。
得られたアイライナー液の粘度は、6.6mPa・sであった。
B液 40.0重量部
防腐剤(A) 10.0重量部
添加剤 1.0重量部
アクリル酸アルキル共重合体エマルション(固形分50%) 45.0重量部
(ダイゾール5000AD、大東化成社製)
POE(9)ラウリルエーテル(HLB=14.5) 1.0重量部
(NIKKOL BL−9EX、日光ケミカルズ社製)
精製水 3.0重量部
以上を撹拌し、比較例2のアイライナー液を得た。
得られたアイライナー液の粘度は、12.6mPa・sであった。
B液 60.0重量部
防腐剤(B) 10.0重量部
添加剤 1.0重量部
アクリル酸アルキル共重合体エマルション(固形分30%) 25.0重量部
(ルビフレックスsoft、BASF社製)
POE(10)セチルエーエル(HLB=13.5) 1.0重量部
(NIKKOL BC−10TX、日光ケミカルズ社製)
精製水 3.0重量部
以上を撹拌し、比較例3のアイライナー液を得た。
得られたアイライナー液の粘度は、7.7mPa・sであった。
B液 60.0重量部
防腐剤(A) 10.0重量部
添加剤 1.0重量部
アクリル酸アルキル共重合体エマルション(固形分50%) 13.0重量部
(ダイゾール5000AD、大東化成社製)
1,3−ブチレングリコール 15.0重量部
POE(10)オレイルエーテル(HLB=14.5) 1.0重量部
(NIKKOL BO−10、日光ケミカルズ社製)
以上を撹拌し、比較例4のアイライナー液を得た。
得られたアイライナー液の粘度は、10.1mPa・sであった。
A液 70.0重量部
防腐剤(A) 10.0重量部
添加剤 1.0重量部
アクリル酸アルキル共重合体エマルション(固形分45%) 15.0重量部
(ヨドゾールGH28、日本エヌエスシー社製)
精製水 4.0重量部
以上を撹拌し、比較例5のアイライナー液を得た。
得られたアイライナー液の粘度は、7.4mPa・sであった。
A液 70.0重量部
防腐剤(A) 10.0重量部
添加剤 1.0重量部
アクリル酸アルキル共重合体エマルション(固形分50%) 13.0重量部
(ダイゾール5000AD、大東化成社製)
ポリエーテル変性シリコーン(HLB=13) 6.0重量部
(SH3771M、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
以上を撹拌し、比較例6のアイライナー液を得た。
得られたアイライナー液の粘度は、8.2mPa・sであった。
これらの結果を下記表1に示す。
各アイライナー化粧料を図1に示す化粧料塗布具に充填したものを試料とし、各試料について、実際にパネラー(成人女性)により使用テストを行い、下記の評価基準で官能評価した。
評価基準:
◎:塗布感が非常に良い。
○:塗布感がやや良い。
△:塗布感がやや悪い。
×:塗布感が悪い。
ガラスプレートに各アイライナー化粧料を適量取り、アプリケーターで一定膜厚の塗膜を形成せしめ、乾燥後水中において指で擦取した後の状態を下記の評価基準で官能評価した。
評価基準:
◎:耐水性が非常に良い。
○:耐水性がやや良い。
△:耐水性がやや悪い。
×:耐水性が悪い。
各アイライナー化粧料を図2に示す化粧料塗布具に充填したものを試料とし、各試料について、実際にパネラー(成人女性)によりメイクを行い、6時間経過後の状態を下記の評価基準で官能評価した。
評価基準:
◎:化粧持ちが非常に良い。
○:化粧持ちが良い。
△:化粧持ちがやや悪い。
×:化粧持ちが悪い。
各アイライナー化粧料を図1に示す化粧料塗布具に充填したものを試料とした。
ファンデーションを腕部に塗布し、ファンデーション塗布肌上へ描線が目視で確認できなくなるまで試料を用いて描線筆記を行なった。
化粧料消費率を下記式により算出した。数値が大きいほど良好であることを示す。
化粧料消費率(重量%)=A/B
A:{(試験前の試料重量)−(試験前の試料重量)}×100
B:試料への化粧料充填量
比較例を更に具体的にみると、比較例1は、HLBが7未満のポリエーテル変性シリコーンの使用、(b)成分の固着樹脂エマルジョンを含有しない場合であり、この場合、化粧料調製の翌日に、ポリエーテル変性シリコーンの分離が確認された。次に、比較例2〜5は、本発明に用いる特性のポリエーテル変性シリコーンを含有しない場合であり、比較例6は、ポリエーテル変性シリコーンの含有量が超過の場合である。これらの比較例1〜6の場合は、塗布感(滲み性)、耐水性、化粧持続性及びファンデーション塗布肌上における描線性能及び塗布性能の全てを満足することができないことが判明した。
10 化粧具本体
Claims (3)
- (a)顔料1〜40重量%と、(b)固着樹脂溶液若しくは固着樹脂エマルジョンが固形分で2〜20重量%と、(c)グリコール類、グリセリン類、及びポリグリコール類から選ばれる少なくとも1種3〜20重量%と、(d)HLBが7以上であるポリエーテル変性シリコーン0.05〜5重量%と、水とを含有することを特徴とするアイメイクアップ化粧料。
- EMD型粘度計による50rpmにおける粘度(25℃)が30mPa・s以下であることを特徴とする請求項1に記載のアイメイクアップ化粧料。
- 塗布手段として、請求項1又は2に記載のアイメイクアップ化粧料を毛細管力にて塗布体に供給する機構を有する中綿式ペン型容器若しくは直液式ペン型容器に内蔵してなることを特徴とするアイメイクアップ化粧料塗布具。
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