JP2006069052A - 感圧修正テープ - Google Patents

感圧修正テープ Download PDF

Info

Publication number
JP2006069052A
JP2006069052A JP2004255547A JP2004255547A JP2006069052A JP 2006069052 A JP2006069052 A JP 2006069052A JP 2004255547 A JP2004255547 A JP 2004255547A JP 2004255547 A JP2004255547 A JP 2004255547A JP 2006069052 A JP2006069052 A JP 2006069052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
pigment
pressure
writing
white hiding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004255547A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Hojo
憲一 北條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Union Chemical Co Ltd
Original Assignee
Union Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Union Chemical Co Ltd filed Critical Union Chemical Co Ltd
Priority to JP2004255547A priority Critical patent/JP2006069052A/ja
Publication of JP2006069052A publication Critical patent/JP2006069052A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

【課題】
感圧修正テープにおいては、文字などを誤って筆記した際に修正するため塗膜を転写させる。その転写塗膜上に再度筆記した際に、塗膜が傷つけられたり削り取られたりせず筆記感が良好で、筆記具インキの定着が良好な感圧修正テープを提供する。
【解決手段】
上記課題を解決する手段として、白色隠蔽層と接着層の境界において2層が混ざり合ったずれ防止層を構築することで解決できることを見出した。白色隠蔽層中の顔料の充填量を75〜85重量%になるよう調整し、顔料の酸化チタン顔料と体質顔料の粒子径の比がおよそ1:10となるよう選択する。これより白色隠蔽層が多孔質になるため、筆記具インキの吸収が良くなり筆記具インキの定着性も向上する。さらに白色隠蔽層中に接着層がしみこみ易くなり境界面において2層が混ざり合ったずれ防止層が構築される。これにより白色隠蔽層のずれが無く筆記感が向上する。
【選択図】 なし

Description

本発明はボールペン、サインペン、マーカーなどの筆記具で誤って文字を筆記した際にその筆記跡を修正する感圧式転写テープに関するものである。感圧修正テープは小型の巻き出し、巻取り、ヘッド部からなる転写容器に搭載されヘッド部から圧力を加えることにより紙等に転写し筆記跡などを修正できる。
筆記跡などを修正する方法としては修正液があるが近年修正液に代わり感圧修正テープなる修正具が多く世に出回ってきている。これは修正した直後に乾燥させる必要が無く再度筆記できるといった点が優れているからである。
しかしながら再度筆記した場合、転写塗膜が筆記具先端に傷つけられ、削り取られてしまう現象が起こり、紙の上に筆記する様子とはかなりかけ離れた状態である。特に近年は0.5mm以下の先端部が鋭利な筆記具が多く出回っておりこの現象はより起こりやすい傾向にあるといえる。
さらに水性インキ、特に水性ゲルインキを採用している筆記具においては転写塗膜上において乾燥しにくく、筆記直後に滲みが生じたり触れた際に汚れが生じたりする。こういった筆記具インキが転写塗膜上において定着が悪い傾向にあるためこのような現象が起こると考えられる。
これらの観点から従来の感圧修正テープでは再度筆記する際の筆記性、及びインキの定着性が悪い。紙に対して筆記する場合と比較すると使用しやすいとはいえない状態である。
特開2001−011398号公報 特開平11−198588号公報 特開平10−309893号公報 特開平10−278489号公報 特開平08−276695号公報
本発明が解決しようとする課題は、修正転写した後再度筆記する場合の筆記感が良く、筆記具インキ、特に水性インキの転写塗膜に対する定着性を向上させ使用しやすい感圧修正テープを提供することである。
請求項1に関しては基材上に離型層と白色隠蔽層と接着層とその2層が混ざり合った層で構築される感圧修正テープにおいて、白色隠蔽層の顔料含有率が75〜85重量%で多孔質であり、かつ白色隠蔽層と接着層の間に1.0〜2.0μmの白色隠蔽層と接着層が混じり合ったずれ防止層を有することを特徴とする感圧修正テープに関するものである。さらに請求項2に関しては白色隠蔽層中の顔料が、酸化チタン顔料と体質顔料の混合であり、酸化チタン顔料の粒子径と体質顔料の粒子径の比がおよそ1:10であることを特徴とする請求項1記載の感圧修正テープ関するものである。層の厚みに関してはマイクロメーターを用いて測定する。
上記手段を用い白色隠蔽層と接着層の2層が混ざり合ったずれ防止層を構築することにより白色隠蔽層と接着層とのずれが起こりにくくなるため再筆記する場合の筆記性が向上する。また白色隠蔽層が多孔質であるため筆記具インキがしみこみ易くなり定着性が向上する。
本発明における感圧転写テープは基材上の両面に離型層を設け、白色隠蔽層、接着層を構築しそれら2層が混ざり合ったずれ防止層からなる多層構造のテープである。
基材としては厚み3〜50μm程度のポリエチレンテレフタレ−ト(PET)、ポリエチレンナフタート、ポリプロピレンなどのプラスティックフィルムや、30〜60g/m程度のグラシン紙などの薄葉紙が用いられる。
離型処理として前出の基材上に、シリコン樹脂、フッ素樹脂、その他離型性を有する樹脂、オイルなどと、剥離性を有しない合成樹脂や微粒子、剥離調整のための添加剤など単体もしくは数種類を混合し離型層を構築する。
白色隠蔽層には白色顔料として酸化チタン及び体質顔料が用いられる。高隠蔽性を要求されるため固形分中に多く含有し形成された塗膜は多孔質となる。望ましくは75〜85%含まれるよう調整する。これにより多孔質構造が容易に構築される。ただし、85%以上含有させると白色隠蔽層の膜強度が下がり、筆記性が低下するため85%を上限であると考える。
白色隠蔽層に含有させる酸化チタンに関しては一般的に塗料などに用いられる粒径0.1〜1.0μmの隠蔽性の高いものが望ましい。体質顔料に関しては粒径1.0〜10.0μmの炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、二酸化珪素、セライト、クレーなどがあげられる。ビヒクルにはウレタン系、アクリル系、ビニル系、オレフィン系、ゴム系などを単体、もしくは数種を混合して用いることができる。有機溶剤中、有機溶剤分散液中、水溶分散液(エマルション含む)中にて前出の白色顔料、体質顔料およびビヒクル、必要に応じて分散剤、添加剤を均一に混合し白色隠蔽層インキとする。
接着層には一般に粘着剤として扱われているアクリル系、ロジン系、ゴム系、ビニルエーテル系樹脂、ポリイソブチレン系などの成分と必要であれば充填剤、接着性調整剤、老化防止剤、微粒子等を配合し有機溶剤中、有機溶剤分散液中、水溶分散液(エマルション含む)中にて均一に分散、混合させて作成し接着層インキとする。
各層はそれぞれ分散機、攪拌機等で均一に混合しインキとして作成したものを一般的に知られているコーターにより塗布し所定の膜厚に調整し乾燥させ各層を構築する。
白色隠蔽層は乾燥後の層の厚みが15.0〜25.0μmに形成されるよう調整し塗布する。その上に前出の接着層インキを塗布し乾燥させ接着層とする。接着層は厚みが1.0〜4.0μmになるよう調整し塗布する。接着層がインキ状態から乾燥し成膜する過程において白色隠蔽層中に染み込み、結果2層が交じり合ったずれ防止層が形成される。
白色隠蔽層の厚みに関しては15.0〜25.0μmが望ましく、これより薄い場合は隠蔽性が得られず、またこれより厚い場合は容器に搭載し転写させた際の切れ性が悪くなる。粘着層の厚みに関しては1.0〜4.0μmの範囲が望ましく、これより薄い場合は感圧転写において良好な転写性が得られず、またこれより厚い場合は転写塗膜の柔軟性が上がり再筆記した際の筆記感が悪くなる。
白色隠蔽層と接着層の2層が混じりあったずれ防止層の構築に関しては白色隠蔽層を支持体に塗布し、次に粘着層を塗布する際に粘着層が白色隠蔽層中に沈み込み形成される。ずれ防止層の厚みに関しては1.0〜2.0μmが望ましい。
このように塗布したものを細い幅にスリットし小巻にしたものを転写容器に入れ感圧修正テープとする。
以下に本発明における実施例により詳細に説明する。ただし本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例および比較例により作成した検体を下記評価方法にて品質の評価を行った。
定着性
検体を転写容器に入れ上質紙に転写を行いその上から水性ボールペンで線を引く。10秒間放置後上質紙にてその筆記後をこすりにじみや汚れがないか観察し比較評価を行う。
にじみ、汚れなし ・・・ ○ にじみ、汚れあり ・・・ ×
水性ボールペン ・・・ぺんてる社製 Hybrid TECNICA
筆記性
定着性の評価と同様に検体を転写容器に入れ上質紙に転写を行う。その上からボールペンで直線を引きその筆記跡の削り取られ、盛り上がりの有無を観察し比較評価する。
削り取られ、盛り上がりなし ・・・ ○ 削り取られ、盛り上がりあり ・・・ ×
水性ボールペン ・・・ぺんてる社製 Hybrid TECNICA
基材として両面離型処理を施した38μmのPETを選択した。まず基材上に白色隠蔽層インキを所定の膜厚になるよう塗布しその上から接着層インキを所定の膜厚になるよう塗布した。実施例、比較例ごとの評価結果は下表のとおりである。
Figure 2006069052
このように顔料白色隠蔽層と接着層の2層が混ざり合ったずれ防止層の3層を構築することにより再度筆記する際の筆記性が向上し、かつ筆記具インキの定着性が良好な感圧修正テープを提供できる。

Claims (2)

  1. 基材上に離型層と転写後文字等を覆い隠す白色隠蔽層と該白色隠蔽層を被転写物に定着させる接着層を有する感圧修正テープにおいて、白色隠蔽層の顔料含有率が75〜85重量%で多孔質であり、かつ白色隠蔽層と接着層の間に1.0〜2.0μmの白色隠蔽層と接着層が混じり合ったずれ防止層を有することを特徴とする感圧修正テープ。
  2. 白色隠蔽層中の顔料が、酸化チタン顔料と体質顔料の混合であり、酸化チタン顔料の粒子径と体質顔料の粒子径の比がおよそ1:10であることを特徴とする請求項1記載の感圧修正テープ。
JP2004255547A 2004-09-02 2004-09-02 感圧修正テープ Pending JP2006069052A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004255547A JP2006069052A (ja) 2004-09-02 2004-09-02 感圧修正テープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004255547A JP2006069052A (ja) 2004-09-02 2004-09-02 感圧修正テープ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006069052A true JP2006069052A (ja) 2006-03-16

Family

ID=36150163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004255547A Pending JP2006069052A (ja) 2004-09-02 2004-09-02 感圧修正テープ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006069052A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102263434B1 (ko) 필기성 및 재활용성이 우수한 포장용 종이 테이프
JP2008221556A (ja) 感圧転写修正テープ
JP2006225627A (ja) 水性スクラッチ組成物
JP4386734B2 (ja) 剥離性材料及び剥離剤
JP4530360B2 (ja) 感圧転写修正テープ及びそれに用いるインク
JP4601065B2 (ja) 感圧修正テープ
JP4471280B2 (ja) 変色性感圧転写修正テープおよび転写具
JP2006069052A (ja) 感圧修正テープ
JP4471797B2 (ja) 感圧修正テープ
JPH0832845B2 (ja) ボードマーカー用インキ組成物
US20190283476A1 (en) Pressure sensitive transfer correcting tape
JP2016030407A (ja) 感圧転写修正テープ
JPH05171078A (ja) 修正被覆剤組成物
JP2018008408A (ja) 感圧転写修正テープ
JP5063401B2 (ja) 感圧転写型柄付き修正テープ
JP2005220156A (ja) 水分散体およびそれを用いた感圧転写修正テープ
JP6632444B2 (ja) 感圧転写修正テープ
JP2009114398A (ja) 皮革用マーキングセット
JP2006321901A (ja) 感圧修正テープ
JP6762076B2 (ja) 感圧転写修正テープ
US20220010150A1 (en) Correction liquid
JP2011126241A (ja) 感圧転写修正テープ
JPH01188576A (ja) ボードマーカー用インキ組成物
JPS62141087A (ja) 遮蔽用粘着体
JP2001011398A (ja) 感圧転写テープ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080901

A521 Written amendment

Effective date: 20081023

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090422

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090811