JP2006067934A - 乗用草刈機の刈取り部昇降装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回動自在に支持する外軸4の内方に、内軸5を挿通し、該内軸5の一端部に駆動装置3を連結し、外軸4には刈取り装置2に連結する駆動アーム6を固着し、駆動装置3による刈取り装置2の昇降時には、内、外軸5,4を一体に回動可能に構成するとともに、この一体回動状態を解除する解除手段7を設け、該解除手段7を解除した際は、外軸4のみを回動させることにより手動での刈取り装置2昇降操作を可能にしてなる乗用草刈機の刈取り部昇降装置の構成とする。
【選択図】図1
Description
又、駆動装置に電動シリンダー等を用いた場合には、メンテナンス時にバッテリや電気配線等を取外した後の刈取り装置の昇降も困難であり、油圧アクチュエータ等を用いた場合も同様に、メンテナンス中に刈取り装置を昇降させることが困難であるという問題があった。
本発明は、刈取り装置の昇降駆動装置が故障した際にも、手動で刈取り装置の昇降を行うことが可能で、容易、且つ、安全に手動昇降への切換えが可能な乗用草刈機の刈取り部昇降装置を提供することを課題とする。
又、刈取り装置2上方に設けたシート8の左右一側に、該刈取り装置2を昇降駆動する駆動装置3と、昇降用の操作レバー9を配設し、その他側に内、外軸5,4の一体回動状態を解除する解除手段7と、手動操作により外軸4を回動させる手動昇降レバー10の取付部11を配設するとともに、内、外軸5,4を前記シート8とその後方に設けた原動機12との間の下方位置に横架配設してなる乗用草刈機の昇降装置の構成とする。
前輪20と後輪21間の機体1下方腹部には刈取り装置2を設け、該刈取り装置2は機体1から平行リンク機構を介して昇降自在に取着してある。刈取り装置2は略鉛直の刈刃軸28を中心に水平回転する大径の刈刃29と、該刈刃29の上方及び側方を覆う刈刃カバー30や刈刃プーリ31等からなり、この刈取り装置2は刈刃29と一体的に上下昇降させることができる。
原動機12と刈刃プーリ31との伝動系路には、伝動を断続するクラッチ機構を介在し、本発明の実施例のVベルト33伝動にあっては、テンションクラッチ36により断続が可能である。刈刃カバー30とその上方の走行機体1との間は2対の平行リンクロッド37,38で連結し、刈取り装置2を略水平状態に維持しながら昇降させることができるよう構成してある。
シリンダーアーム51には電動シリンダー53のロッド54側を取着し、他側を機体1側に取着した電動シリンダー53を伸縮させることによって、シリンダーアーム51、内、外軸5,4、駆動アーム6、昇降アーム52を介して刈取り装置2を上下に昇降させることができる。尚、昇降アーム52への刈取り装置2の枢支部は、平行リンクロッド37,38の下端部に連結してもよく、昇降アーム52を昇降駆動させた際に刈取り装置2全体が昇降するよう連結すれば良い。
この刈取り装置2を昇降駆動する駆動装置3の構成は、電動シリンダー53に限定するものではなく、油圧シリンダーやエアシリンダー等を用いることも可能である。
操作レバー9の近傍には、刈取り装置2の高さを調整することのできる調整レバー43を設けてある。この調整レバー43の案内溝44には目盛を表示してあり、この目盛を基準に調整レバー43を前後方向に操作すると、操作位置に応じて刈取り装置2が昇降移動し、この調整レバー43の操作位置が刈取り装置2の昇降停止位置となる。
従って、草刈作業中に操作レバー9を切操作すれば、刈取り装置2は昇降停止位置から上限まで上昇して、刈刃29が駆動されていない走行移動状態となり、次工程の作業開始時に操作レバー9を入操作すれば刈取り装置2が下降を開始し、刈刃29が回転駆動されるとともに、刈取り装置2は調整レバー43で設定された昇降停止位置まで自動的に下降し、前工程の刈高さと同状態の刈高さで草刈作業をスムーズに開始することができる。
電動シリンダー53のロッド54が伸びた状態でのカム45の昇降停止凹部55は、図9に示すE位置にあり、カム45がこの状態の際、上昇カム47の凸部が上限リミットスイッチ58をON状態にしている。又、この時の刈取り装置2の位置は、最も上昇させた走行移動の状態である。
上記の刈取り装置2を最も上昇させた位置の状態から、操作レバー9を入操作するとリミットスイッチ39がOFFとなって電動シリンダー53のロッド54が縮み始め、刈取り装置2が下降開始する。ロッド54が縮み方向に作動するとカム45が回動し、E位置にあった昇降停止凹部が図9側面図において右回りに移動し、下降スイッチ48と上昇スイッチ49の両方がOFFとなる位置でロッド54が停止する。ロッド54の伸縮作動方向は、下降スイッチ48と上昇スイッチ49のON,OFF作動状態により判断し、下降スイッチ48のみがON状態であればロッド54が縮み、上昇スイッチ49のみがON状態であればロッド54が伸びるよう設定してある。
本実施の形態では、刈刃29駆動状態で刈取り装置2を昇降するため、刈取り装置2が下方域に下降している時にのみ刈高さを調整できるよう規制してある。走行機体1側に固定されたプレート60から規制ピン61を延設し、該規制ピン61は調整アーム56の長穴部62を貫通させ、この長穴部62の範囲F内で調整アーム56の回動が可能である。従って、刈刃29駆動中、調整レバー43を不用意に操作しても、刈取り装置2の刈高さは規制範囲内で昇降し、Vベルト33がプーリ31,32から外れることがない。
尚、図9において、規制ピン61はカム45の長穴も貫通させているが、カム45の回動範囲よりも広い長穴を形成してあるので、カム45の回動については何ら影響しない。
図8、図9に示す刈取り装置2の切断作業位置から操作レバー9を切操作すると、リミットスイッチ39がON状態となり、電動シリンダー53のロッド54が伸びるとともに、カム45が左回転する。カム45の左回転により上昇カム47の凸部が上限リミットスイッチ58をON動作させるとロッド54が停止する。
内、外軸5,4はシート8の左右側方まで横架してあり、回動自在の外軸4の中間部には左右一対の駆動アーム6を固着してある。外軸4の右側端部には内軸5と外軸4とを一体的に回動させるか、もしくは、この一体回動状態を解除することのできる解除手段7を設けてある。該解除手段7の具体的構成は、内、外軸5,4の右側端部に各々フランジ64,65を固着し、フランジ64とフランジ65とをボルト63で締め付けて回動を固定するものである。尚、この回動固定は、ボルト等によって締め付ける構成に限定するものではなく、ピンやギヤ等を用い、連結と解除を可能にした手段であれば良い。
この手動昇降レバー10操作による刈取り装置2の刈高さ調整については、該手動昇降レバー10の中間部から側方へ向け突出させたピン66を掛板67の掛溝68に係合させて、適宜の角度で保持させることが可能である。
昇降アーム52上端部に設けた摺動長穴77には、駆動アーム6のピン75を係合してあり、刈取り装置2の重量はピン75が摺動長穴77の上端位置で支持してある。この状態で刈取り装置2が下方の障害物に乗り上げると、ピン75の位置は変わらず、昇降アーム52が上方へ持ち上げられる。従ってピン75を摺動長穴77が摺動して、刈取り装置2の上方への移動を許容する。この刈取り装置2の移動を許容するのが上方移動許容手段17である。
スプリング16を走行機体1側と刈取り装置2の間に張設した場合には、刈取り装置2の高さを変えた際にスプリング16の張り長さが変わり、例えば、ある刈高さ位置では刈取り装置2の重量を20kgに軽減していても、この位置から刈取り装置2を下降させるとスプリング16が伸びて張力が大きくなり、刈取り装置2の重量は20kgよりも少なくなり、草刈作業時に刈取り装置2が容易に浮き上がってしまい、刈高さが安定しなくなる。逆に刈取り装置2を上昇させるとスプリング16の張力が弱くなって刈取り装置2の重量は20kgよりも増加し、刈取り装置2自身の重量により、刈刃29や刈刃カバー30が接地したり、障害物に乗り上げたりした場合の衝撃が大きく、刈取り装置2が破損する恐れがある。
又、刈取り装置2を上下昇降させても、駆動アーム6と刈取り装置2との間に張設したスプリング16の張り長さが変わることがなく、刈取り装置2の昇降に対して、刈取り装置2の重量変化が微少に維持できるので、重量を安定して保持可能であり、刈取り性能を十分に発揮することができるとともに、重量が軽減された刈取り装置2は本来の重量よりも軽い力で上方へ退避移動するので、接地時の衝撃が緩和され、刈取り装置2の上方退避動作がスムーズで安定したものとなる。
従って、草の密集度合や草丈、又、地面の堅さや凸凹具合等の作業条件に合った刈取り装置2の重量を選択調節することが可能である。
2 刈取り装置
3 駆動装置
4 外軸
5 内軸
6 駆動アーム
7 解除手段
8 シート
9 操作レバー
10 手動昇降レバー
11 取付部
12 原動機
Claims (2)
- 機体(1)中央下部に上下昇降自在の刈取り装置(2)を設け、該刈取り装置(2)を昇降駆動する駆動装置(3)を設けた乗用草刈機において、機体(1)に回動自在に支持する外軸(4)内に、内軸(5)を挿通し、該内軸(5)の一端部に駆動装置(3)を連結し、外軸(4)には刈取り装置(2)に連結する駆動アーム(6)を固着し、駆動装置(3)による刈取り装置(2)の昇降時には、内、外軸(5),(4)を一体に回動可能に構成するとともに、この一体回動状態を解除する解除手段(7)を設け、該解除手段(7)を解除した際は、外軸(4)のみを回動させることにより手動での刈取り装置(2)昇降操作を可能にしてなる乗用草刈機の刈取り部昇降装置。
- 刈取り装置(2)上方に設けたシート(8)の左右一側に、該刈取り装置(2)を昇降駆動する駆動装置(3)と、昇降用の操作レバー(9)を配設し、その他側に内、外軸(5),(4)の一体回動状態を解除する解除手段(7)と、手動操作により外軸(4)を回動させる手動昇降レバー(10)の取付部(11)を配設するとともに、内、外軸(5),(4)を前記シート(8)とその後方に設けた原動機(12)との間の下方位置に横架配設してなる請求項1記載の乗用草刈機の刈取り部昇降装置。
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