JP2005176677A - 自走式草刈機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】刈刃2の回転駆動の断続と、刈取り装置3の昇降とを兼用で作動させる作業クラッチレバー5を設け、更に刈取り装置3の刈高さを単独で調整可能の調整レバー6を設け、該調整レバー6を操作することで刈取り装置3を昇降させて、この刈取り装置3の刈高さを設定可能に構成するとともに、作業クラッチレバー5を入操作した際、刈取り装置3を前記調整レバー6で設定する刈高さ位置に自動的に昇降停止させてなる自走式乗用草刈機の構成とする。
【選択図】図1
Description
又、平面視帯板状の刈刃2を、少なくとも回転停止状態において、側面視中央部Cよりも先端部Dを低位に屈曲、又は、湾曲させてなる自走式乗用草刈機の構成とする。
又、作業クラッチレバー5を切操作すれば、刈刃2への駆動を断つとともに刈取り装置3が上昇を開始するので、刈取り装置3上昇時には刈刃2の回転数が低下し、刈取り装置3上昇により広がる地面との隙間から石等の障害物が飛散することが少なくなり、障害物が刈刃2に接触しても、非駆動状態の刈刃2は回転数も低下しているため、刈刃2への衝撃が軽減し破損に至る可能性が低い。
又、刈取り装置3の刈高さを単独で調整可能の調整レバー6を設け、該調整レバー6を操作することで刈取り装置3を昇降させて、この刈取り装置3の刈高さを設定可能に構成してあるので、切断作業中に刈高さを調整することができ、刈り跡や地面の凹凸状態を見ながら任意に刈高さを変更調整することができる。
更に、作業クラッチレバー5を入操作した際、刈取り装置3を調整レバー6で設定する刈高さ位置に自動的に昇降停止させるので、走行移動等で作業クラッチレバー5を切操作して刈取り装置3を上方収納位置へ上昇させた場合にも、次工程の作業開始時に作業クラッチレバー5を入操作するだけで刈取り装置3が自動的に調整レバー6の設定刈高さまで下降し、スムーズな切断作業が開始できるとともに、走行移動の度に刈高さを設定するわずらわしさがない使い勝手の良い自走式乗用草刈機を提供することができる。
前輪10と後輪11との間の走行車体1下方腹部には、刈取り装置3を設け、該刈取り装置3は走行車体1に対して昇降自在に構成してある。刈取り装置は、略鉛直の刈刃軸25を中心に水平回転する大径の刈刃2と、該刈刃2の上方及び側方を覆う刈刃カバー17や刈刃プーリ21等からなり、この刈取り装置3は刈刃2と一体的に上下昇降させることができる。
駆動伝動は、Vベルトに限定するものではなく、チェーンやギヤ、又は伝動軸等を用いた伝動形態でも良い。
原動機15と刈刃2との伝動系路には、伝動を断続するクラッチ機構を介在し、本発明の実施例のVベルト19での伝動にあっては、テンションクラッチ24により断続可能である。刈刃カバー17とその上方の走行車体1との間は2対の平行リンクロッド26,27で連結し、刈刃カバー17上面に枢支した昇降ロッド28を、アクチュエータやモータ等の駆動装置Kを用いて昇降駆動させることで刈取り装置3を容易に昇降させることができる。
従って、作業クラッチレバー5を切操作すれば、刈取り装置3は昇降停止位置から上限まで上昇して、走行移動状態となり、次工程の作業開始時に作業クラッチレバー5を入操作すれば、刈取り装置3は、調整レバー6で設定された昇降停止位置まで自動的に下降し、前工程の刈高さと同状態の刈高さで切断作業をスムーズに開始することができる。
通常の草刈り作業は、雑草の根元部分から刈取ることができるよう刈刃2先端を極力地面に接近させた刈高さまで刈刃2を下降させるが、その際、刈刃2の回転駆動のみを断つと刈刃2回転数が低下して先端部Dが下がり地面に接触するという問題があったが、本発明は、作業クラッチレバー5を切操作するだけで刈刃2への伝動を断ち、刈刃2を上昇させるので先端部Dが地面に接触することがなく、破損や磨耗も少なくなり刈刃2寿命が伸びる。
調整レバー6下端部と調整アーム43とは連結ロッド44で連結してあり、調整レバー6を前後方向に操作すると、調整アーム43が下降スイッチ41及び上昇スイッチ42と共に回動可能である。カム37には、下降カム39と上昇カム40の両方が側面視において凹状となる昇降停止凹部45を形成し、カム37が回動して昇降停止凹部45が下降スイッチ41と上昇スイッチ42との両方をOFF状態にすればロッド35の伸縮が停止する。尚、上昇スイッチ42下方に設けた46は、カム37の回動によりON,OFF作動し、刈取り装置3の上昇上限位置を決定する上限リミットスイッチである。
上記状態から作業クラッチレバー5を入操作するとリミットスイッチ29がOFFとなり、電動シリンダー34のロッド35が伸びた状態から縮み始め、アーム36及び昇降ロッド28により連結された刈取り装置3が下降開始する。ロッド35が縮み方向に作動するとカム37が回動し、E位置にあった停止凹部45が上方右回りに移動し、下降スイッチ41と上昇スイッチ42の両方がOFFとなる位置でロッド35が停止する。
ロッド35の伸縮方向については、下降スイッチ41と上昇スイッチ42のON,OFF作動状態により判断し、下降スイッチ41のみがON状態であればロッド35が縮み、上昇スイッチ42のみがON状態であればロッド35が伸びるよう設定してある。
本実施の形態では、刈刃2駆動状態で刈取り装置3を昇降するため、刈取り装置3が下方域に下降している時にのみ刈高さを調整できるよう規制してある。走行車体1側に固定されたプレート47から規制ピン48を延設し、該規制ピン48は調整アーム43の長穴部49を貫通させ、この長穴部49の範囲F内で調整アーム43の回動が可能である。従って、刈刃2駆動中、調整レバー6を不用意に操作しても、刈取り装置3の刈高さは規制範囲内で昇降し、Vベルト19がプーリ18,21から外れることがない。
尚、図5において、規制ピン48はカム37の長穴も貫通させているが、カム37の回動範囲よりも広い長穴を形成してあるので、カム37の回動については何ら影響しない。
2 刈刃
3 刈取り装置
4 昇降手段
5 作業クラッチレバー
6 調整レバー
C 中央部
D 先端部
Claims (2)
- 走行車体(1)下方に略水平回転する刈刃(2)を具備する刈取り装置(3)を設け、該刈取り装置(3)を刈取り作業位置と上方の収納位置とに上下昇降させる昇降手段(4)を備えた自走式乗用草刈機において、前記刈刃(2)の回転駆動の断続と、刈取り装置(3)の昇降とを兼用で作動させる作業クラッチレバー(5)を設け、更に刈取り装置(3)の刈高さを単独で調整可能の調整レバー(6)を設け、該調整レバー(6)を操作することで刈取り装置(3)を昇降させて、この刈取り装置(3)の刈高さを設定可能に構成するとともに、作業クラッチレバー(5)を入操作した際、刈取り装置(3)を前記調整レバー(6)で設定する刈高さ位置に自動的に昇降停止させてなる自走式乗用草刈機。
- 平面視帯板状の刈刃(2)を、少なくとも回転停止状態において、側面視中央部(C)よりも先端部(D)を低位に屈曲、又は、湾曲させてなる請求項1記載の自走式乗用草刈機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003420397A JP2005176677A (ja) | 2003-12-18 | 2003-12-18 | 自走式草刈機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003420397A JP2005176677A (ja) | 2003-12-18 | 2003-12-18 | 自走式草刈機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005176677A true JP2005176677A (ja) | 2005-07-07 |
JP2005176677A5 JP2005176677A5 (ja) | 2006-01-05 |
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ID=34781934
Family Applications (1)
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JP2003420397A Pending JP2005176677A (ja) | 2003-12-18 | 2003-12-18 | 自走式草刈機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005176677A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008289385A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Fujii Corporation Kk | 草刈り機 |
JP2008296688A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Iseki & Co Ltd | 油圧駆動作業車の変速制御装置 |
JP2022078985A (ja) * | 2020-11-13 | 2022-05-25 | フスクバルナ アクティエボラーグ | ロボット作業ツール及びロボット作業ツールの作動方法 |
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2003
- 2003-12-18 JP JP2003420397A patent/JP2005176677A/ja active Pending
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JP7382375B2 (ja) | 2020-11-13 | 2023-11-16 | フスクバルナ アクティエボラーグ | ロボット作業ツール及びロボット作業ツールの作動方法 |
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