JP2006067556A - 基準電圧変動補償回路及び比較器 - Google Patents

基準電圧変動補償回路及び比較器 Download PDF

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Abstract

【課題】 基準電圧の変動を減少させることができる基準電圧変動補償回路を提供する。
【解決手段】 第1入力端子、第2入力端子、及び少なくとも一つの出力端子を有する差動増幅器を含む集積回路装置が開示される。第2入力端子は、時間変動入力信号を受信するように構成される。正常状態で常にオン状態であるCMOS伝送ゲートも含まれる。CMOS伝送ゲートは、基準電圧を受信する入力端子及び差動増幅器の第1入力端子に電気的に接続されている出力端子を有する。CMOS伝送ゲートは、差動増幅器の第1入力に寄生キャパシタンスを追加することによって、キックバックノイズによる基準電圧の変動を減少させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、比較器の基準電圧の変動を減少させるための回路に係り、より詳細には、CMOSプリアンプを用いた比較器の基準電圧の変動を減少させるための回路に関する。
高速で動作するアナログ−デジタル変換器(ADC;Analog−to−Digital Converter)において、アナログ入力信号と抵抗列等から出力される基準電圧信号とが比較器のプリアンプに印加される。この時、入力信号の動作による雑音によって基準電圧が不安定に変動する。高速で動作するアナログ−デジタル変換器において、比較器が安定的な動作をするためには、基準電圧は他の信号の変化に関係なく、一定の値に保たれなければならない。高速入力を処理する比較器のプリアンプでの基準電圧の変動(fluctuation)は、比較器の性能に大きな誤差を発生させる。
従来は、このような基準電圧を一定に維持するために、アナログ−デジタル変換器の基準電圧入力端にキャパシタを接続して、基準電圧の変動を減少させた。現在、基準電圧の変動を減少させるために、MIMキャパシタ又はMOSトランジスタの酸化膜を用いたMOSキャパシタが使用されている。即ち、MIMキャパシタ又はMOSキャパシタ等を用いて、基準電圧の時間当たり変化を最小化している。
しかし、既存のMIMキャパシタ又はMOSキャパシタをアナログ−デジタル変換器の基準電圧入力端に接続して使用する場合、単位面積当たりの静電容量が小さいため、高速動作に必要なキャパシタンス値を確保するためには、大面積を必要とする。これでは、回路全体の面積を増加させ、実際のレイアウト上で実現することが難しいという欠点がある。
従って、本発明の第1の目的は、基準電圧の変動を減少させることができる基準電圧変動補償回路、及びこれを含む集積回路装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、基準電圧の変動を減少させることができる比較器を提供することにある。
本発明の実施例による集積回路装置は、第1入力端子と、時間変動入力信号を受信する第2入力端子と、少なくとも一つの出力端子とを有する差動増幅器、及び基準電圧を受信する入力端子と、前記差動増幅器の第1入力端子に電気的に接続されている出力端子とを有するCMOS伝送ゲートを含む。前記CMOS伝送ゲートは、正常動作時には常にオン状態であり、電源電圧に応答する第1ゲート端子及びグラウンド基準電圧に応答する第2ゲート端子を含むことができる。前記時間変動入力信号は、第1周波数を有する時間変動成分を含み、前記CMOS伝送ゲートは、前記CMOS伝送ゲート及び前記差動増幅器の第1入力端子の間に存在する寄生キャパシタンスが前記第1周波数を有する前記時間変動成分に応答して、前記CMOS伝送ゲートの第2入力端子から第1入力端子に伝達されるキックバック信号に対して低周波濾波器として動作するように構成される。
本発明の他の実施例による集積回路装置は、第1入力端子と、時間変動入力信号を受信する第2入力端子と、少なくとも一つの出力端子を有する第1差動増幅器と、第1入力端子と、前記時間変動入力信号を受信する第2入力端子と、少なくとも一つの出力端子とを有する第2差動増幅器、第1端子と第2端子とを有する少なくとも一つの第1抵抗器を含む電圧分配器、前記第1抵抗器の第1端子に電気的に接続されている入力端子と、前記第1差動増幅器の第1入力端子に電気的に接続されている出力端子とを有する第1CMOS伝送ゲート、及び前記第1抵抗器の第2端子に電気的に接続されている入力端子と前記第2差動増幅器の第1入力端子に電気的に接続されている出力端子とを有する第2CMOS伝送ゲートを含む。前記第1及び第2CMOS伝送ゲートは、正常動作時には常にオン状態を維持する。
本発明の実施例による基準電圧変動補償回路は、基準電圧信号を通過させる伝送ゲート、及び前記伝送ゲートを通過した基準電圧と入力電圧との差異を増幅する増幅器を含む。前記伝送ゲートは、常にターンオンされ前記基準電圧信号を通過させることができる。前記伝送ゲートは、第1直流電源電圧に結合された第1選択端子及び第2直流電源電圧に結合された第2選択端子を含むことができる。
本発明の実施例による比較器は、基準電圧信号を通過させる伝送ゲート、前記伝送ゲートを通過した基準電圧と入力電圧との差異を増幅するプリアンプ、前記プリアンプの出力を増幅する2次増幅器、及び前記入力電圧が前記基準電圧より大きい場合には第1レベルの出力信号を生成し、前記入力電圧が前記基準電圧より小さい場合には第2レベルの出力信号を生成する比較電圧発生部を含む。
本発明の他の実施例による比較器は、基準電圧信号を通過させる伝送ゲート、及び前記伝送ゲートを通過した基準電圧と入力電圧との差異を増幅するCMOSプリアンプを含む。前記比較器は、前記CMOSプリアンプの出力を増幅する2次増幅器を更に含むことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施例をより詳細に説明する。
図1は、プリアンプのキックバックノイズ伝達過程を説明するための回路図である。例えば、プリアンプは、アナログ−デジタル変換器の比較器に使用することができる。またプリアンプは、CMOSプリアンプとすることができる。
図1を参照すると、プリアンプは、例えば、ダイオード結合されたPMOSトランジスタM3、M4、共通ソース構造を有するNMOSトランジスタM1、M2、及び定電流源Isで構成される。
トランジスタM1のゲートにはアナログ入力信号Vinが高速で印加され、トランジスタM2のゲートには基準電圧信号Vrefが印加される。例えば、アナログ入力信号Vinは、500MHz〜2GHzの周波数を有し、トランジスタM1のゲートに入力される。基準電圧信号Vrefは、例えば、電圧分配された抵抗により生成されたバイアス電圧である。
このように、高速アナログ入力信号Vinは入力端IN2を介して入力され、トランジスタM1のゲート−ソース間寄生キャパシタを介してノードTに伝達された後、トランジスタM2のゲート−ソース間寄生キャパシタを介して更に入力端IN1に伝達される。このような過程を通じて、入力信号Vinが基準電圧信号Vrefに影響を及ぼす。これをキックバックノイズ(kick back noise)という。
図2は、本発明の実施例による伝送ゲートを用いた基準電圧変動補償回路を例示するブロック図であり、図3は、本発明の実施例による伝送ゲートを用いた基準電圧変動補償回路の他の例を示すブロック図である。
図2を参照すると、基準電圧変動補償回路30は、プリアンプ10及び伝送ゲート20を含む。
図1で説明したキックバックノイズによる基準電圧の変動を補正するために、伝送ゲート(TG;Transmission Gate)20がプリアンプ10の基準電圧入力端、即ち、第1入力端IN1に連結される。
伝送ゲート20は、第1基準電圧信号REF INをプリアンプ10の第1入力端IN1に伝達する。
プリアンプ10は、伝送ゲートを通過した基準電圧Vrefを第1入力端(基準電圧入力端)IN1を介して入力し、アナログ入力信号Vinを第2入力端IN2を介して入力し、基準電圧Vrefと入力信号Vinとの差異を差動増幅して、出力信号OUTN及びOUTPとして出力する。OUTPは、OUTNの反転された信号である。例えば、増幅器回路32は、図1の差動増幅器とすることができる。
図3を参照すると、基準電圧変動補償回路32は、プリアンプ12及び2個の伝送ゲート20を含む。
プリアンプ12は、差動入力信号Vin+、Vin−をそれぞれ入力端子IN2+、IN2−を介して入力し、2個の伝送ゲート20をそれぞれ通過した差動基準電圧Vref+、Vref−をそれぞれ入力端子IN1+、IN1−を介して入力し、出力信号OUTN、OUTPを出力する。キックバックノイズによる基準電圧の変動を補正するために、伝送ゲート20がプリアンプ10の入力端IN1+、IN1−に連結される。例えば、増幅器回路32は、差動増幅器とすることができる。
図4は、図1及び図2の伝送ゲートを示す回路図である。
図4を参照すると、伝送ゲート20は、PタイプトランジスタTP1とNタイプトランジスタTN1とが並列に連結されている。例えば、PタイプトランジスタTP1はPMOSトランジスタであり、NタイプトランジスタTN1はNMOSトランジスタである。
伝送ゲート20は、常にターンオンされ第1基準電圧信号REF INをプリアンプ10の第1入力端IN1に伝達するように動作する。例えば、PMOSトランジスタTP1のゲートは第1電源電圧VSSに連結され、NMOSトランジスタTN1のゲートは第2電源電圧VDDに連結されることによって、伝送ゲート20は常にターンオンされるように動作する。例えば、第2電源電圧VDDは正(+)の直流電圧であり、第1電源電圧VSSは接地電圧又は負(−)の直流電圧である。
伝送ゲート20に入力される第1基準電圧信号REF INは、伝送ゲート20の寄生並列キャパシタの影響を受けて、変動が減少する。又、伝送ゲート20の寄生並列キャパシタの存在によって、入力信号Vinに起因したキックバックノイズによる第2基準電圧信号Vrefの変動が減少する。
即ち、伝送ゲート20のトランジスタのソース、ドレイン、ゲート端子間の寄生キャパシタンスは、基準電圧信号の変動を補償する。
伝送ゲート20のトランジスタサイズ(W/L)を調節して、寄生キャパシタンスのサイズを調整することができる。従って、従来のMIMキャパシタ又はMOSキャパシタを用いる場合と比較して、レイアウト時に面積を大きく縮小させながらも、基準電圧信号の変動を補償することができる。
図5は、図4の伝送ゲートの寄生キャパシタンスを示す概念図である。
伝送ゲート20のトランジスタのソース、ドレイン、及びゲート端子間のキャパシタンスの和である総キャパシタンス値CTGは、次の数式1で求めることができる。
Figure 2006067556
ここで、Cgsはゲートとソースとの間の寄生キャパシタンス、Cgdはゲートとドレインとの間の寄生キャパシタンス、Csbはソースと基板間の寄生キャパシタンス、Cdbはドレインと基板との間の寄生キャパシタンス、Cgbはゲートと基板との間の寄生キャパシタンスを示す。
図6は、図1のプリアンプのトランジスタM2の小信号等価回路を示し、図7は、伝送ゲートの等価キャパシタンスを反映した図1のトランジスタM2の小信号等価回路を示す図である。
図6を参照すると、トランジスタM2は、相互コンダクタンスgmと寄生キャパシタCgs、Cgd、Cdbで表現される。図7に示すように、伝送ゲートの総キャパシタンス値CTGは入力端子IN1に並列に連結される。
図7を参照すると、伝送ゲートの総キャパシタンスCTGは、入力端子IN1でAC上のグラウンドであるVDD及びVSSに連結されているので、高周波ノイズソースから伝達される高周波成分である入力信号Vinを入力端子IN1で相殺させる低域通過フィルタとして動作する。その結果、高周波ノイズとして作用するVin信号による基準電圧の変動を減少させることができる。
図8は、本発明の一実施例による伝送ゲートを用いた比較器の一例を示すブロック図である。
図8を参照すると、比較器回路100は、基準電圧変動補償回路30、2次増幅器40、及び比較電圧発生部50を含む。基準電圧変動補償回路30は、伝送ゲート(TG)20及びプリアンプ10を含む。
キックバックノイズによる基準電圧の変動を補正するために、伝送ゲート20がプリアンプ10の基準電圧第1入力端IN1に連結される。
プリアンプ10は、伝送ゲート20を通過した基準電圧Vrefを第1入力端(又は、基準電圧入力端)IN1を介して入力し、アナログ入力信号Vinを第2入力端IN2を介して入力をする。プリアンプ10は、基準電圧Vrefと入力信号Vinとの差異を差動増幅する。
2次増幅器40は、プリアンプ10の出力信号を2次増幅して出力する。
比較電圧発生部50は、2次増幅器の出力の入力を受けて、入力信号Vinが基準電圧信号Vrefより大きい場合、ハイレベルの出力信号COUTを出力し、入力信号Vinが基準電圧信号Vrefより小さい場合、ローレベルの出力信号COUTを出力する。ここで、比較電圧発生部50は、ラッチ回路を含む。例えば、比較電圧発生部50がラッチ回路である場合、比較電圧発生部50は、少なくとも一つのクロック信号に応答して、入力信号Vinが基準電圧信号Vrefより大きい場合、ハイレベルの出力信号COUTを出力し、入力信号Vinが基準電圧信号Vrefより小さい場合、ローレベルの出力信号COUTを出力する。比較電圧発生部50は、従属連結された2個のインバータを含むこともできる。
従って、比較器100は、入力信号Vin及び基準電圧信号Vrefの入力を受けて、入力信号Vinが基準電圧信号Vrefより大きい場合、ハイレベルの出力信号COUTを出力し、入力信号Vinが基準電圧信号Vrefより小さい場合、ローレベルの出力信号COUTを出力する。
図9は、伝送ゲートを使用しない場合の比較器のプリアンプを示す回路図であり、図10は、本発明の一実施例による伝送ゲートを用いた場合の比較器のプリアンプを示す回路図である。図11は、図9及び図10のプリアンプに入力される入力信号Vinを示すグラフであり、図12は、伝送ゲートを用いて基準電圧の変動を補償する前と補償した後の基準電圧を示すグラフである。
図9を参照すると、抵抗(R1、R2、R3、…、Rn)から電圧分配されたバイアス電圧(又は、基準電圧)(Vref1、Vref2、Vref3、…、Vrefn)がそれぞれ第1プリアンプ10−1、第2プリアンプ10−2、第3プリアンプ10−3、…、第nプリアンプ10−nの第1入力端に印加され、入力信号Vinがプリアンプ(10−1、10−2、…、10−n)の第2入力端に印加される。第1プリアンプ10−1、第2プリアンプ10−2、第3プリアンプ10−3、…、第nプリアンプ10−nは、それぞれVref1、Vref2、Vref3、…、Vrefnと入力信号Vinとの差異を差動増幅して、第1乃至第n出力信号(OUT1、OUT2、…、OUTn)を出力する。
図10を参照すると、抵抗(R1、R2、R3、…、Rn)から電圧分配されたバイアス電圧(又は、基準電圧)(Vref1、Vref2、Vref3、…、Vrefn)がそれぞれ第1伝送ゲート20−1、第2伝送ゲート20−2、第3伝送ゲート20−3、…、第n伝送ゲート20−nに入力される。第1伝送ゲート20−1、第2伝送ゲート20−2、第3伝送ゲート20−3、…、第n伝送ゲート20−nを通過した基準電圧(Vref1’、Vref2’、Vref3’、…、Vrefn’)がそれぞれ第1プリアンプ10−1、第2プリアンプ10−2、第3プリアンプ10−3、…、第nプリアンプ10−nの第1入力端に印加され、入力信号Vinがプリアンプ(10−1、10−2、…、10−n)の第2入力端に印加される。第1プリアンプ10−1、第2プリアンプ10−2、第3プリアンプ10−3、…、第nプリアンプ10−nは、それぞれVref1’、Vref2’、Vref3’、…、Vrefn’と入力信号Vinとの差異を差動増幅して、第1乃至第n出力信号(OUT1’、OUT2’、…、OUTn’)を出力する。
図9及び図10において、バイアス電圧(又は、基準電圧)(Vref1、Vref2、Vref3、…、Vrefn、Vref1’、Vref2’、Vref3’、…、Vrefn’)は、抵抗(R1、R2、R3、…、Rn)から電圧分配し生成することもできるが、複数のバイアストランジスタを用いたバイアス回路から生成することもできる。
図11の入力信号Vinは250MHzの周波数を有し、図12は、入力信号Vinをフラッシュタイプのアナログ−デジタル変換器(ADC)の比較器に印加した時の基準電圧の変動を示す。
具体的に、図12の実線は図9の第1プリアンプ10−1、第2プリアンプ10−2、第3プリアンプ10−3、…、第nプリアンプ10−nの第1入力端で測定された基準電圧(Vref1、Vref2、Vref3、…、Vrefn)から選択された4個の基準電圧の変動を示すシミュレーション結果である。
図12の点線は、図10の第1プリアンプ10−1、第2プリアンプ10−2、第3プリアンプ10−3、…、第nプリアンプ10−nの第1入力端で測定された基準電圧(Vref1’、Vref2’、Vref3’、…、Vrefn’)から選択された4個の基準電圧の変動を示すシミュレーション結果である。
図12を参照すると、伝送ゲートを用いてバイアス電圧を補償する前と補償した後の基準電圧の変動の大きさが70mvから3mvに大きく減少した。比較器が正確に動作するためには、基準電圧の変動は1LSB(Least Significant Bit)より小さいことが好ましい。例えば、8ビットアナログ−デジタル変換器(ADC)を用いると、分解能は2=256であり、3mVのLSBを有するためには、入力信号の範囲(range)が約750mVである。本発明による伝送ゲートを用いることにより、基準電圧の変動が3mv以内、即ち、1LSB以内になるという結果が得られた。
上述では本発明の伝送ゲートを用いたプリアンプがADCに用いられる場合について説明したが、本発明は、CMOSプリアンプを用いる回路なら、ADC外にもDAC等にも適用することができる。
上述したような本発明の基準電圧変動補償回路及び比較器によると、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタとの対で構成された伝送ゲートの寄生キャパシタンスを用いて、従来の比較器の基準電圧入力端に使用したMIMキャパシタ又はMOSキャパシタを代替することにより、基準電圧の変動を減少させることができる。
従来のMIMキャパシタ又はMOSキャパシタを用いる場合に比較して、レイアウト時に面積を大きく減少させることができる。
以上、本発明の実施例によって詳細に説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明が属する技術分野において通常の知識を有するものであれば本発明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正または変更できる。
比較器のプリアンプのキックバックノイズの伝達過程を説明するための回路図である。 本発明の実施例による伝送ゲートを用いた基準電圧変動補償回路を例示するブロック図である。 本発明の実施例による伝送ゲートを用いた基準電圧変動補償回路の他の例を例示するブロック図である。 図1及び図2の伝送ゲートを示す回路図である。 図4の伝送ゲートの寄生キャパシタンスを示す概念図である。 図1のプリアンプのトランジスタM2の小信号等価回路を示す図である。 伝送ゲートの等価キャパシタンスを反映した図1のトランジスタM2の小信号等価回路を示す図である。 本発明の実施例による伝送ゲートを用いた比較器の一例を示すブロック図である。 伝送ゲートを用いない場合の比較器のプリアンプを示す回路図である。 本発明の実施例による伝送ゲートを用いた場合の比較器のプリアンプを示す回路図である。 図9及び図10のプリアンプに入力される入力信号Vinを示すグラフである。 伝送ゲートを用いて基準電圧の変動を補償する前と補償した後の基準電圧を示すグラフである。
符号の説明
10 プリアンプ
20 伝送ゲート
30 基準電圧変動補償回路
100 比較器

Claims (26)

  1. 第1入力端子と、時間変動入力信号を受信する第2入力端子と、少なくとも一つの出力端子とを有する差動増幅器と、
    基準電圧を受信する入力端子と、前記差動増幅器の前記第1入力端子に電気的に接続されている出力端子とを有するCMOS伝送ゲートと、を含むことを特徴とする集積回路装置。
  2. 前記CMOS伝送ゲートは、正常動作時には、常にオン状態のCMOS伝送ゲートであることを特徴とする請求項1記載の集積回路装置。
  3. 前記CMOS伝送ゲートは、電源電圧に応答する第1ゲート端子と、グラウンド基準電圧に応答する第2ゲート端子とを含むことを特徴とする請求項2記載の集積回路装置。
  4. 前記時間変動入力信号は、第1周波数を有する時間変動成分を含み、前記CMOS伝送ゲートは、前記CMOS伝送ゲートの第2入力端子から第1入力端子に前記第1周波数を有する前記時間変動成分に応答して伝達されるキックバック信号に対して、前記CMOS伝送ゲート及び前記差動増幅器の前記第1入力端子の間に存在する寄生キャパシタンスが低周波濾波器として動作するように構成されることを特徴とする請求項1記載の集積回路装置。
  5. 第1入力端子と、時間変動入力信号を受信する第2入力端子と、少なくとも一つの出力端子とを有する第1差動増幅器と、
    第1入力端子と、前記時間変動入力信号を受信する第2入力端子と、少なくとも一つの出力端子とを有する第2差動増幅器と、
    第1端子と、第2端子とを有する少なくとも一つの第1抵抗器を含む電圧分配器と、
    前記第1抵抗器の第1端子に電気的に接続されている入力端子と、前記第1差動増幅器の第1入力端子に電気的に接続されている出力端子とを有する第1CMOS伝送ゲートと、
    前記第1抵抗器の第2端子に電気的に接続されている入力端子と、前記第2差動増幅器の第1入力端子に電気的に接続されている出力端子とを有する第2CMOS伝送ゲートと、を含むことを特徴とする集積回路装置。
  6. 前記第1及び第2CMOS伝送ゲートは、正常動作時には、常にオン状態のCMOS伝送ゲートであることを特徴とする請求項5記載の集積回路装置。
  7. 基準電圧信号を通過させる伝送ゲートと、
    前記伝送ゲートを通過した基準電圧と入力電圧との差異を増幅する増幅器と、を含むことを特徴とする基準電圧変動補償回路。
  8. 前記伝送ゲートは、常にターンオンされ前記基準電圧信号を通過させることを特徴とする請求項7記載の基準電圧変動補償回路。
  9. 前記伝送ゲートは、第1直流電源電圧に結合された第1選択端子、及び第2直流電源電圧に結合された第2選択端子を含むことを特徴とする請求項7記載の基準電圧変動補償回路。
  10. 前記伝送ゲートは、前記増幅器の基準電圧入力端に前記基準電圧を提供することを特徴とする請求項7記載の基準電圧変動補償回路。
  11. 前記入力電圧は、500MHz〜2GHzの周波数を有することを特徴とする請求項7記載の基準電圧変動補償回路。
  12. 前記伝送ゲートは、前記増幅器からのキックバックノイズを減少させるためのキャパシタとして動作することを特徴とする請求項7記載の基準電圧変動補償回路。
  13. 前記増幅器は、CMOS増幅器であることを特徴とする請求項7記載の基準電圧変動補償回路。
  14. 前記増幅器は、前記伝送ゲートを通過した基準電圧を第1差動入力とし、前記入力電圧を第2差動入力とする差動増幅器であることを特徴とする請求項13記載の基準電圧変動補償回路。
  15. 前記増幅器は、
    第1及び第2抵抗素子と、
    前記第1抵抗素子に結合され、前記伝送ゲートを通過した基準電圧を第1制御電極を介して受信する第1トランジスタと、
    前記第2抵抗素子に結合され、入力電圧を第2制御電極を介して受信する第2トランジスタと、を含む差動増幅器であることを特徴とする請求項14記載の基準電圧変動補償回路。
  16. 前記増幅器は、
    前記伝送ゲートを通過した基準電圧の入力を受ける第1入力と、
    前記基準電圧を反転させた反転基準電圧の入力を受ける第2入力と、
    前記入力電圧の入力を受ける第3入力と、
    前記入力電圧を反転させた反転入力電圧の入力を受ける第4入力と、を有する差動増幅器を含むことを特徴とする請求項13記載の基準電圧変動補償回路。
  17. 基準電圧信号を通過させる伝送ゲートと、
    前記伝送ゲートを通過した基準電圧と入力電圧との差異を増幅するプリアンプと、
    前記プリアンプの出力を増幅する2次増幅器と、
    前記入力電圧が前記基準電圧より大きい場合、第1レベルの出力信号を生成し、前記入力電圧が前記基準電圧より小さい場合、第2レベルの出力信号を生成する比較電圧発生部と、を含むことを特徴とする比較器。
  18. 前記伝送ゲートは、常にターンオンされ前記基準電圧信号を通過させることを特徴とする請求項17記載の比較器。
  19. 前記伝送ゲートは、第1直流電源電圧に結合された第1選択端子、及び第2直流電源電圧に結合された第2選択端子を含むことを特徴とする請求項17記載の比較器。
  20. 前記プリアンプは、CMOSプリアンプであることを特徴とする請求項17記載の比較器。
  21. 前記プリアンプは、前記伝送ゲートを通過した基準電圧を第1差動入力とし、前記入力電圧を第2差動入力とする差動増幅器であることを特徴とする請求項20記載の比較器。
  22. 基準電圧信号を通過させる伝送ゲートと、
    前記伝送ゲートを通過した基準電圧と入力電圧との差異を増幅するCMOSプリアンプと、を含むことを特徴とする比較器。
  23. 前記比較器は、前記CMOSプリアンプの出力を増幅する2次増幅器を更に含むことを特徴とする請求項22記載の比較器。
  24. 前記伝送ゲートは、常にターンオンされ前記基準電圧信号を通過させることを特徴とする請求項22記載の比較器。
  25. 前記伝送ゲートは、第1直流電源電圧に結合された第1選択端子と、第2直流電源電圧に結合された第2選択端子とを含むことを特徴とする請求項22記載の比較器。
  26. 前記伝送ゲートは、
    第1直流電源電圧に結合された制御電極を有するPMOSトランジスタと、
    第2直流電源電圧に結合された制御電極を有するNMOSトランジスタと、を含むことを特徴とする請求項22記載の比較器。
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