JP2006067469A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カメラの機能とともに画像投影の機能を持たせることができ、しかも部品点数が増えることによるコスト高を抑制することができる電子機器を提供する。
【解決手段】 本携帯電話機(電子機器)100は、LED部131と、光像を電気信号に変換して画像データを生成するカメラ部140と、撮像対象の光像をカメラ部140上に結像するためのカメラ結像用光学系150と、LED部131から出射した光を変調するための液晶パネル部132とを備える。そして、カメラ結像用光学系150を、液晶パネル部132から出射される光像を外部の投影面200に結像して投影するための投影結像用光学系として兼用する。カメラ機能と投影機能との切替えを、撮像光及び投影光が通過する光路を形成する光路形成手段を構成する光反射部材170の位置又は姿勢を変えることで行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外部の投影面に画像を投影可能な携帯電話機及びデジタルカメラ等の電子機器に関するものである。
従来、この種の電子機器(情報通信端末)として、画像表示部としてのディスプレイのほかに、画像を投影するためのプロジェクタを備えた携帯電話機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この携帯電話機は、ディスプレイの画面に表示されている画像の一部あるいは、全体を外部投影面に拡大投影することができる。
また、画像を撮像するカメラを備えた携帯電話機も知られている。この携帯電話機では、風景や人物などの画像をカメラで撮像してメモリに保存することができる。メモリに保存した画像データは、適宜読み出してディスプレイ上に表示したり、メールに添付して送信したりすることができる。更に、最近では、暗い場所でもカメラで撮像できるように、被写体に光を照射するための照射ランプを備えた携帯電話機もある。
特開2001−21992号公報
ところが、携帯電話機などの電子機器において、上記プロジェクタと上記カメラとを組み合わせて構成しようとすると、部品点数が多くなるため、コスト高になってしまうという問題点があった。
また、上記携帯電話機などの携帯型の電子機器(情報通信端末)の場合、その携帯性を確保するために小型化を図る必要があるが、上記カメラと上記プロジェクタとをそれぞれ個別に組み込もうとすると、部品点数が増える分サイズが大きくなってしまうという問題点があった。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、カメラの機能とともに画像投影の機能を持たせることができ、しかも部品点数が増えることによるコスト高及び大型化を抑制することができる電子機器を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、光像を電気信号に変換して画像データを生成するカメラ部と、撮像対象の撮像光像を該カメラ部上に結像するためのカメラ結像用レンズ光学系とを備えた電子機器であって、光源と、該光源から出射した光を変調するための空間光変調部とを設け、該カメラ結像用レンズ光学系を、該空間光変調部で変調されて生成された投影光像を外部の投影面に結像して投影するための投影結像用レンズ光学系として兼用し、該カメラ部、該カメラ結像用レンズ光学系、該光源及び該空間光変調部が該電子機器内の定位置にある状態で、該撮像光像を該カメラ部に結像する撮像時には外部から入射する撮像光が該カメラ結像用レンズ光学系を通過後に該カメラ部に達し、該投影光像を該投影面に投影する投影時には該空間光変調部で生成された投影光が該カメラ結像用レンズ光学系に達するように、該撮像光及び該投影光が通過する光路を形成する光路形成手段を設けたことを特徴する電子機器。
また、請求項2の発明は、請求項1の電子機器において、上記光路形成手段は、光反射部材と該光反射部材の姿勢又は位置を変更する変更手段とを備え、上記カメラ結像用レンズ光学系を上記撮像光及び上記投影光が共通に通過する共通光路と、上記カメラ部に入射する撮像光が通過する撮像光路と、上記空間光変調部から出射する投影光が通過する投影光路とを形成するものであり、該変更手段は、上記撮像時には該共通光路を通過した撮像光が該撮像光路に入り、上記投影時には該投影光路を通過した投影光が該共通光路に入るように、該光反射部材の姿勢又は位置を変更することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の電子機器において、上記光路形成手段は、上記カメラ結像用レンズ光学系を上記撮像光及び上記投影光が共通に通過する共通光路と、上記カメラ部に入射する撮像光が通過する撮像光路と、上記空間光変調部から出射する投影光が通過する投影光路とが交わる位置に、入射光を透過光及び反射光に分割する光分割部材を設けたものであり、該共通光路から該光分割部材に光が入射した場合の該光分割部材からの反射光の進行方向に、該撮像光路及び該投影光路の一方が位置し、該光分割部材からの透過光の進行方向に、該撮像光路及び該投影光路の他方が位置することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2又は3の電子機器において、上記光源から出射した光を拡散して外部の照射面に均一照射するための拡散照射用光学系を備え、該光源を、拡散照射の光の生成と上記投影光の生成とに兼用したことを特徴とするものである。
請求項1の電子機器では、撮像対象の撮像光像をカメラ結像用レンズ光学系でカメラ部上に結像し、その結像した撮像光像をカメラ部で電気信号に変換して画像データを生成することにより、カメラの機能を持たせることができる。また、光源から出射した光を上記空間光変調部で変調して投影対象の投影光像を生成する。この投影光像を、投影結像用レンズ光学系として兼用したカメラ結像用レンズ光学系によって外部の投影面に投影することにより、画像投影の機能を持たせることができる。
また、カメラ部、カメラ結像用レンズ光学系、光源及び空間光変調部は電子機器内の定位置にある状態で光路形成手段によって形成する光路により、撮像光像をカメラ部に結像する撮像時には、外部から入射する撮像光がカメラ結像用レンズ光学系を通過後にカメラ部に達する。更に、投影光像を投影面に投影する投影時には、空間光変調部で生成された投影光がカメラ結像用レンズ光学系に達し、カメラ結像用レンズ光学系を通過する。このようにカメラ部、カメラ結像用レンズ光学系、光源及び空間光変調部は電子機器内の定位置にある状態で、カメラの機能と画像投影の機能を持たせるともに、撮像時の撮像光及び投影時の投影光がいずれもカメラ結像用レンズ光学系を通過するように光路を形成できる。
請求項2の電子機器では、光路形成手段を構成する光反射部材の姿勢又は位置を変更手段で変更することにより、次のように撮像時の撮像光及び投影時の投影光のいずれもがカメラ結像用レンズ光学系を通過するように、共通光路、撮像光路及び投影光路を形成する。上記撮像時には共通光路を通過した撮像光が撮像光路に入るように光反射部材の姿勢又は位置を変更する。一方、上記投影時には投影光路を通過した投影光が共通光路に入るように光反射部材の姿勢又は位置を変更する。このようにカメラ部、カメラ結像用レンズ光学系、光源及び空間光変調部は電子機器内の定位置にある状態で、光反射部材の姿勢又は位置を変更することにより、カメラの機能と画像投影の機能を持たせるともに、撮像時の撮像光及び投影時の投影光のいずれもがカメラ結像用レンズ光学系を通過するように光路を形成できる。
なお、上記光反射部材の姿勢又は位置の変更については、上記共通光路、上記撮像光路及び上記投影光路の相互関係に応じて次のような態様がある。
例えば、上記撮像光路および上記投影光路は上記共通光路に対して傾きを有する場合は、上記撮像時には該共通光路を通過する撮像光が上記光反射部材で反射されて該撮像光路に入り、上記投影時には該投影光路を通過した投影光が該光反射部材で反射されて該共通光路に入るように、該光反射部材の姿勢を変更する。この場合は、光反射部材の姿勢を変更するという簡易な構成で上記所定の光路を形成できる。
また、上記投影光路は上記共通光路の延長線上にあり、上記撮像光路は該共通光路に対して傾きを有する場合は、上記撮像時には該共通光路を通過する撮像光が上記光反射部材で反射されて該撮像光路に入り、上記投影時には投影光路を通過した投影光が光反射部材で反射されずに投影光路の延長線上にある共通光路に入るように、該光反射部材の位置を変更する。この場合は、投影光路を通過した投影光が光反射部材で反射されずに投影光路の延長線上にある共通光路に入るので、光反射部材の位置変更に伴う投影光路のずれが発生しにくくなり、投影画像がゆがむことを防止できる。
また、上記撮像光路は上記共通光路の延長線上にあり、上記投影光路は上記共通光路に対して傾きを有する場合は、上記投影時には該共通光路を通過する撮像光が上記光反射部材で反射されずに該共通光路の延長線上にある該撮像光路に入り、上記撮像時には該投影光路を通過した投影光が該光反射部材で反射されて該共通光路に入るように、該光反射部材の位置を変更する。この場合は、共通光路を通過する撮像光が上記光反射部材で反射されずに該共通光路の延長線上にある該撮像光路に入るので、光反射部材の位置変更に伴う撮像光路のずれが発生しにくくなり、撮像画像がゆがむことを防止できる。
請求項3の電子機器では、共通光路と撮像光路と投影光路とが交わる箇所に、入射光を反射光と透過光とに分割する光分割部材を設けている。そして、共通光路から光分割部材に光が入射した場合の光分割部材からの反射光の進行方向に、撮像光路及び投影光路の一方が位置し、光分割部材からの透過光の進行方向に、撮像光路及び投影光路の他方が位置する。
例えば、共通光路から光分割部材に光が入射したときに反射光の進行方向に撮像光路が位置し、透過光の進行方向に投影光路が位置する場合は、次のように撮像光及び投影光が進行する。すなわち、カメラの機能を利用する時には、外部からの撮像光が光分割部材に入射し、反射光と透過光とに分割される。分割され光のうち反射光が撮像光路に向かい、カメラ部で画像データを生成する。そして、画像投影の機能を利用する時には、空間光変調部から出射される投影光が光分割部材に入射し、反射光と透過光に分割される。分割された光のうち透過光が共通光路に向かい、その透過光からなる投影光像が外部の投影面上に投影される。
一方、共通光路から光分割部材に光が入射したときに反射光の進行方向に投影光路が位置し、透過光の進行方向に撮像光路が位置する場合は、次のように撮像光及び投影光が進行する。すなわち、カメラの機能を利用する時には、外部からの撮像光が光分割部材に入射し、反射光と透過光とに分割される。分割され光のうち透過光が撮像光路に向かい、カメラ部で画像データを生成する。そして、画像投影の機能を利用する時には、空間光変調部から出射される投影光が光分割部材に入射し、反射光と透過光に分割される。分割された光のうち反射光が共通光路に向かい、その反射光からなる投影光像が外部の投影面上に投影される。
このように上記共通光路と撮像光路と投影光路とが交わる箇所に設けた光分割部材の姿勢や位置を変更することなく、その光分割部材での反射を利用するか透過を利用するかにより、カメラの機能を利用する時と画像投影の機能を利用する時との切替えを行うことができる。従って、前述のカメラ部、光源及びカメラ結像用レンズ光学系だけでなく、光路形成手段を構成する光分割部材も移動させずに定位置にある状態で、カメラの機能と画像投影の機能を持たせるともに、撮像時の撮像光及び投影時の投影光がいずれもカメラ結像用レンズ光学系を通過するように光路を形成できる。
なお、上記光分割部材としては、ハーフミラーや偏光ビームスプリッターを用いることができる。
請求項4の電子機器では、光源を、拡散照射対象の光の生成と投影対象の光像の生成とに兼用している。このように光源を兼用することにより、拡散照射対象の光を生成するための光源と、投影対象の光像を生成するための光源とを個別に設けた場合に比して部品点数を減らすことができる。
上記「電子機器」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、TD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)方式の一つであるTD−SCDMA(MC:Multi Carrier)方式の携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、自動車電話機、固定電話機等の通話機能を有する情報通信端末が挙げられる。また、この「情報通信端末」としては、上記電話機のほか、通話機能を有するPDA(Personal Digital Assistance)やパーソナルコンピュータ等の情報通信端末も挙げられる。
また、上記「電子機器」としては、プロジェクター機能付きのデジタルカメラも挙げられる。
請求項1乃至4の発明によれば、撮像時のカメラ部への撮像光及び投影時の空間光変調部からの投影光がいずれもカメラ結像用レンズ光学系を通過するように光路を形成できるので、カメラの機能と画像投影の機能を持たせることができる。しかも、上記カメラ結像用レンズ光学系の兼用により、投影結像用レンズ光学系を個別に設けた場合に比して部品点数の増加を抑制することができ、部品点数が増えることによるコスト高及び大型化を抑制することができるという効果がある。
特に、請求項2の発明によれば、カメラ部、光源及びカメラ結像用レンズ光学系が定位置にある状態で、光反射部材の姿勢又は位置を変更するという簡易な構成で、カメラの機能と画像投影の機能を持たせるともに、撮像時の撮像光及び投影時の投影光のいずれもがカメラ結像用レンズ光学系を通過するように光路を形成できるという効果がある。
特に、請求項3の発明によれば、前述のカメラ部、光源及びカメラ結像用レンズ光学系だけでなく、光路形成手段を構成する光分割部材も移動させずに定位置にある状態で、カメラの機能と画像投影の機能を持たせるともに、撮像時の撮像光及び投影時の投影光がいずれもカメラ結像用レンズ光学系を通過するように光路を形成できるという効果がある。
特に、請求項4の発明によれば、光源を拡散照射対象の光の生成と投影対象の光像の生成とに兼用することにより、拡散照射対象の光を生成するための光源と、投影対象の光像を生成するための光源とを個別に設けた場合に比して部品点数を減らすことができる。したがって、部品点数が増えることによるコスト高を抑制することができるという効果がある。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
〔実施形態1〕
図2は、本発明の第1の実施形態(以下、「実施形態1」という)に係る携帯型の電子機器としての情報通信端末である携帯電話機の概略構成の一例を示すブロック図である。この携帯電話機100の本体部分は、制御手段としての制御部111、内部メモリ112、通信手段としての無線通信部113及びアンテナ114を備えている。また、制御部111には、音声処理部115を介してマイク116及びスピーカ117が接続され、画像処理部118を介して画像表示部119が接続され、更にキー操作部120が接続されている。
本実施形態1の携帯電話機100は、外部の風景や人物などの画像を撮像するカメラ機能と、利用者が視認可能な外部投影面(以下「投影面」という)200に画像を投影する画像投影機能とを有している。
本実施形態1の携帯電話機100のカメラ機能は、光像を電気信号に変換して画像データを生成する光電変換部であるカメラ部140と、撮像対象の光像をカメラ部140上に結像するためのカメラ結像用レンズ光学系150とを設けることにより実現されている。カメラ部140は、CMOS型撮像デバイスやCCD型撮像デバイス等の撮像デバイスで構成され、これらの撮像デバイスの駆動や撮像した画像データの保存等は制御部111によって制御される。カメラ結像用レンズ光学系150は、ズーム機能を持たせるように複数のレンズの位置を変化させる駆動機構を有し、この駆動機構は制御部111から制御される。また、携帯電話機100内におけるカメラ結像用レンズ光学系150の側方には、撮像時には共通光路を通過した撮像光が撮像光路に入り、投影時には投影光路を通過した投影光が共通光路に入るように光路を形成する光路形成手段を構成する光反射部材170が設けられている。撮像対象の光像は、カメラ結像用レンズ光学系150を通過後、光反射部材170の反射面170sで反射し、カメラ部140の受光面上に結像される。この結像された光像がカメラ部140で電気信号に変換されて画像データが生成される。カメラ部140で生成された画像データは、内部メモリ112等のデータ記憶部に保存される。
また、本実施形態1の携帯電話機100の画像投影機能は、光源としてのLED部131及び空間光変調部としての液晶パネル部132からなる光生成部130と、光生成部130で生成した光像を投影面200上に結像して投影するための投影結像光学系とを用いて構成されている。LED部131は、例えば白色の高輝度発光ダイオードによって構成され、制御部111によって発光のON/OFF等が制御される。液晶パネル部132は、制御部111からの制御データに基づいて、2次元的に形成された多数の画素の透過率を互いに独立に制御できるように構成されている。本実施形態1では、透過型の液晶パネルを用いているが、反射型の液晶パネルを用いてもよい。上述の投影結像光学系はカメラ結像用レンズ光学系150が兼用されている。LED部131から出射した光は、画像データに基づいて制御された液晶パネル部132で変調され、これにより、投影対象の光像が生成される。この投影対象の光像は、光反射部材170の反射面170sで反射し、投影結像用レンズ光学系として兼用したカメラ結像用レンズ光学系150によって投影面200に投影される。
更に、本実施形態1の携帯電話機100は、上記カメラ機能及び画像投影機能のほか、照明ランプ機能を有している。この照明ランプ機能は、光源としてのLED部131と、LED部131から出射した光を拡散して外部の照射面に均一照射するための拡散照射用光学系160とを設けることにより実現されている。LED部131から出射した光が拡散照射用光学系160で拡散されて外部の照射面に均一照射される。
このようにLED部131から出射した光がカメラ撮影時の照明にも用いられるため、LED部131は、例えば発光ビームの広がりが大きい広角タイプの白色の高輝度発光ダイオードによって構成するのが好ましい。発光ビームの広がりが小さく指向性が強い発光ダイオードなどの光源を用いる場合は、画像投影時には発光ビームが液晶パネル部132側に向くとともに撮像時には発光ビームが拡散照射用光学系160側に向くように、光源の姿勢や位置をを変化させることができるように構成するのが好ましい。
なお、本実施形態1では、カメラ機能及び照明ランプ機能と画像投影の機能とを切り替えて利用するために、撮像時には共通光路を通過した撮像光が撮像光路に入り、投影時には投影光路を通過した投影光が共通光路に入るようにするための光反射部材170の姿勢をを変更できるように構成されている。この光反射部材170の姿勢の変更については、後述する。
上記制御部111は例えばCPU、キャッシュメモリ、システムバス等で構成され、所定の制御プログラムを実行することにより内部メモリ112や無線通信部113等の各部との間でデータの送受信を行ったり各部を制御したりする。また、この制御部111は、カメラ部140、LED部131及び液晶パネル部132を制御する制御手段としても用いられる。
上記内部メモリ112は例えばRAMやROMなどの半導体メモリで構成され、制御部111で実行する制御プログラムや各種データを記憶するものである。また、この内部メモリ112は、情報提供サイトなどからダウンロードした画像、音楽、プログラム等のコンテンツデータを記憶するコンテンツデータ記憶手段としても用いられる。また、この内部メモリ112は、スピーカ117から出力する音のデータ及び画像表示部119に表示する画像データを記憶するデータ記憶手段としても用いられる。更に、この内部メモリ112は、LED部131及び液晶パネル部132等からなる画像投影手段で投影する画像のデータや、カメラ部140で撮像した画像のデータを記憶するデータ記憶手段としても用いられる。
上記無線通信部113は制御部111で制御され、アンテナ114を介して、所定の通信方式により通信ネットワークとしての携帯電話通信網の基地局との間で無線通信を行うものである。この無線通信により、特定の携帯電話機等との間で音声電話通信を行ったり、電子メールの送受信や情報提供サイトからのコンテンツダウンロード等のデータ通信を行ったりすることができる。
上記音声処理部115は、マイクロフォン116から入力された送話音声信号を所定方式で符号化して制御部111に送る。また、この音声処理部115は、無線通信部113で受信した受話音声信号を復号化してスピーカ117から出力する。更に、この音声処理部115は、内部メモリ112に記憶されている着信メロディやアプリケーションプログラムで用いる効果音等の音信号をスピーカ117から出力する。音を出力する音出力手段は、音声処理部115及びスピーカ117を用いて構成されている。
上記画像処理部118は、無線通信部113で受信した画像データや、内部メモリ112に記憶されているアイコンやメニュー、着信通知画像等の画像データを処理し、液晶ディスプレイ(LCD)等からなる画像表示部119に表示させる。また、画像処理部118は、内部メモリ112に記憶されている撮像画像のデータを処理し、画像表示部119に表示させることもできる。画像表示手段は、これらの画像処理部118及び画像表示部119を用いて構成されている。
上記キー操作部120は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)、通話開始キー、終話キー、スクロールキー、多機能キー等を備え、電話の発信や着信のほか、表示部119に表示される情報のスクロールや選択等に用いる。
このキー操作部120は、LED部131の発光量や液晶パネル部132の透過光量を変化させて投影画像の光量を利用者が指定するための光量指定手段としても用いられる。
図3は、上述の画像投影手段を備えた折り畳み式の携帯電話機100で画像を投影している様子を示した説明図である。この携帯電話機100の背面側には、カメラ結像用レンズ光学系150及び拡散照射用光学系160がそれぞれ露出した開口を有している。また、携帯電話機100の上述の開口の近傍の上部端面には、光反射部材170の姿勢を変更する変更手段としての切替え操作部である回転操作部180を備えている。この回転操作部180は円盤形状で、その一部分が携帯電話機100の上部から突き出して操作可能になっており、光反射部材170と連動している。この回転操作部180を利用者が回転させるように操作することにより、光反射部材170の反射面170sが所定の方向を向き、カメラ機能及び照明ランプ機能と画像投影の機能とを互いに切り替えて利用できるようになっている。
図1(a)及び(b)は、図3の上方から見た携帯電話機100の内部構成の説明図である。
図1(a)は撮像時の状態、図1(b)は投影時の状態を示している。図1(a)に示す撮像光路L2と、図1(b)に示す投影光路L3と、図1(a)、(b)両方に示す共通光路L1との分岐点(交差点)には回転中心軸O1を中心に回転可能な光反射部材170を設けている。この光反射部材170は、所定の方向に光を導き、撮像時には共通光路L1を通過した撮像光が撮像光路L2に入り、投影時には投影光路L3を通過した投影光が共通光路L1に入るようにするための部材である。本実施形態1では、光反射部材170を用いて、共通光路L1、撮像光路L2及び投影光路L3を形成する光路形成手段が構成されている。
図4は、光反射部材170の説明図である。光反射部材170は円盤状の回転操作部180と同軸の円柱を斜めにカットした形状をしている。この斜めの面は入射した光を全反射する反射面170sとなっている。そして、図1(a)の状態から回転操作部180を、回転軸O1を中心に矢印R1方向に180°回転させることにより、光反射部材170も180°回転移動し、図1(b)の状態になる。
カメラ機能及び照明ランプ機能を利用する撮像時の場合は、図1(a)に示すように、外部からカメラ結像光学系内の共通光路L1を通って入射する撮像光を、撮像光路L2を通ってカメラ部140に導く方向に反射面170sを向けるように、回転操作部180を操作し光反射部材170を回転させる。すなわち、反射面170sが共通光路L1と撮像光路L2とがなす角の二等分線(図中破線)に対して直角となるように、光反射部材170を回転させる。実施形態1では、図1(a)に示すように、撮像光路L2は共通光路L1に対して直角となっているので、反射面170sが共通光路L1と撮像光路L2とに対して45°の角度となる向きに向けることで、撮像光をカメラ部140に導くことができる。
また、LED部131から出射した光は照明光L4として拡散照射用光学系160で拡散されて、外部の照射面に均一に照射される。このようにLED部131を照明ランプの光源として用いる場合は、LED部131と液晶パネル部132との間を、光を遮断するシャッター132sで隔てるようにするのが望ましい。この場合は、液晶パネル部132を使用しないときに、LED部131から出射した光が液晶パネル部132に当たらないようになるので、投影光像の生成に用いる液晶パネル部132の劣化を防止できる。上記シャッター132sとしては、制御信号で光の透過及び遮断を切り換えることができる液晶シャッターや、光遮断位置と光を透過できる退避位置との間で移動可能な板状の不透明部材等を用いることができる。
一方、画像投影の機能を利用する投影時の場合は、図1(b)に示すように、LED部131から出射し、液晶パネル部132で変調され投影光路L3を通過した投影光を、共通光路L1を通って外部に導く方向に反射面170sを向けるように、回転操作部180を操作し光反射部材170を回転移動する。すなわち、反射面170sが共通光路L1と投影光路L3とがなす角の二等分線(図中破線)に対して直角となるように、光反射部材170を回転させる。実施形態1では、図1(b)に示すように、投影光路L3は共通光路L1に対して直角となっているので、反射面170sが共通光路L1と投影光路L3とに対して45°の角度となる向きに向けることで、投影光を投影面200に導くことができる。
また、画像投影の機能を利用する場合は、LED部131から出射する光が照明光L4用の開口部110aから洩れないように、LED部131と拡散照射用光学系160との間を、光を遮断するシャッター131sで隔てるようにするのが望ましい。この場合は、開口部110aから光が洩れることを防止することにより、投影面200に照明光L4が当たることに起因する投影画像が不鮮明になることを防止することができる。上記シャッター131sとしては、制御信号で光の透過及び遮断を切り換えることができる液晶シャッターや、光遮断位置と光を透過できる退避位置との間で移動可能な板状の不透明部材等を用いることができる。
なお、本実施形態1では、光反射部材170を回転させる切替え操作部として円盤形状の回転操作部180を設けていたが、切替え操作部の構成としてはこれに限るものではない。例えば図5に示すように、光反射部材170の回転軸と連結された切替え操作レバー181を携帯電話機100の外部に設ける構成を適用してもよい。図5中の矢印に示すように切替え操作レバー181を180°回転させることにより、カメラの機能を利用する場合と画像投影の機能を利用する場合との切替えを行うことができる。このように、携帯電話機100の外部に切替え操作部を設けることにより、切替え操作を行うために回転操作部180のような寸法の大きな円盤形状の部材を用いる必要がなくなる。
また、本実施形態1では、LED部131を画像投影機能の光源と照明ランプ機能の光源とを兼用しているが、LED部131を画像投影機能の光源としてのみ用いてもよい。
また、光反射部材170としては、円柱状の部材を斜めにカットし、カットした面に板状の鏡を設けることにより実現することができる。さらに、光反射部材170として反射面170sを有するプリズムとしてもよい。
以上、実施形態1によれば、LED部131、液晶パネル部132、カメラ結像用レンズ光学系150及びカメラ部140を組み合わせて用いることにより、カメラの機能とともに画像投影の機能を持たせることができる。
しかも、投影結像用レンズ光学系としてカメラ結像用レンズ光学系150を兼用することにより、投影結像用レンズ光学系を個別に設けた場合に比して部品点数の増加を抑制することができる。したがって、部品点数が増えることによるコスト高を抑制することができる。
また、本実施形態1によれば、カメラの機能を利用する場合と画像投影の機能を利用する場合との切替えを、光反射部材170の姿勢(回転角度)を変更することで行っている。光反射部材170の姿勢を変更することで、撮像時には共通光路L1を通過した撮像光が撮像光路L2に入り、投影時には投影光路L3を通過した投影光が共通光路L1に入るようにしている。これにより、カメラ結像用レンズ光学系150を投影結像用レンズ光学系として兼用する構成であっても、カメラ部140、液晶パネル部132及びカメラ結像用レンズ光学系150を移動させる必要がない。そして、これらを移動するための移動空間も必要としないため、携帯電話機の大型化を抑制することができる。さらに、カメラ部140や液晶パネル部132、またはカメラ結像用レンズ光学系150を移動させる構成に比して、移動機構を簡易にすることができ、コスト高を抑制することができる。
また、実施形態1によれば、撮像経路L2および投影光路L3は共通光路L1の延長線上ではなく、光反射部材170の設置位置で共通光路L1に対して、90°の傾きを有している。そして、カメラの機能を利用する場合は、光反射部材170の反射面170sが共通光路L1と撮像光路L2との角度の二等分線に対して、直角となるように光反射部材170が回転移動する。これにより、外部から入射して共通光路L1を通過した撮像光に対する反射光が撮像光路L2に向かい、カメラ部140で撮像対象の画像データの生成がなされる。また、画像投影の機能を利用する場合は、光反射部材170の反射面170sが共通光路L1と投影光路L3との角度の二等分線に対して、直角となるように光反射部材170が回転移動する。これにより、液晶パネル部132から出射され投影光路L3を通過した投影光に対する反射光が共通光路L1に向かい、外部の投影面200に投影することができるようになる。このように、光反射部材170を回転させて反射面170sの向きを使用する光路の方向に向けるという簡易な構成で、カメラの機能と画像投影の機能との切替えを行うことができる。これにより、コスト高を抑制することができる。
[変形例1]
実施形態1では、光反射部材170として円筒を斜めにカットした形状のものを用いていたが、光反射部材170はこの形状に限るものではない。以下、光反射部材170として板状の部材を用いた変形例1について説明する。
図6(a)及び(b)は、変形例1に係る携帯電話機100を上方から見た内部構成図であり、図6(c)は変形例1に係る携帯電話機100の上面の概略図である。変形例1では光反射部材170として、両面が反射面170sである板状の部材を用いている。光反射部材170の向きを変更する変更手段である操作部材として図6(c)に示すように光反射部材操作レバー182を備えている。そして、光反射部材操作レバー182を矢印R2方向に90°回転することで、光反射部材170も図6(a)の状態から回転軸O2を中心に矢印R2方向に90°回転移動し、図6(b)の状態となる。このときの図6(a)及び(b)については図1と同様に、図6(a)は、カメラ機能及び照明ランプ機能を利用する撮像時の構成図であり、図6(b)は、画像投影の機能を利用する投影時の構成図である。
[実施形態2]
上記実施形態1では、撮像光路L2及び投影光路L3が共通光路L1に対して直角になるように配置されている。これに対して、本発明の第2の実施形態(以下、「実施形態2」という)では、投影光路L3を共通光路L1の延長線上に、撮像光路L2を共通光路L1に対して直角になるように配置している。なお、上記施形態1と共通する点については説明を省略する。
図7(a)は撮影時に状態、図7(b)は投影時の状態を示している。図7(a)に示す撮像光路L2と、図7(b)に示す投影光路L3と、図7(a)、(b)両方に示す共通光路L1との分岐点には回転軸O3を中心に回転可能な板状の光反射部材170を設けている。この光反射部材170は、所定の方向に光を導き、撮像時には共通光路L1を通過した撮像光が撮像光路L2に入り、投影時には投影光路L3を通過した投影光が共通光路L1に入るようにするための部材である。
本実施形態2では、光反射部材170の位置を変更する変更手段である操作部材として、図6(c)で示した光反射部材操作レバー182と同様の操作部材(不図示)を備えている。そして、この操作部材を操作することで、光反射部材170は図7(a)の状態から回転軸O3を中心に矢印R3方向に45°回転移動し、図7(b)の状態となる。
また、本実施形態2では、共通光路L1、撮像光路L2及び投影光路L3を形成する部材並びに光反射部材170を用いて、光路形成手段が構成されている。
本実施形態2において、カメラ機能(撮像機能)を利用する撮像時の場合は、図7(a)に示すように、外部から共通光路L1を通って入射する撮像光を、撮像光路L2を通してカメラ部140に導く方向に反射面170sを向けるように、回転操作部材を操作して光反射部材170を回転させる。すなわち、反射面170sが共通光路L1と撮像光路L2とがなす角の二等分線に対して直角となり、共通光路かL1の延長線上にある投影光路L3に撮像光が向かわないように、光反射部材170を回転させ向きを変更させる。また、実施形態2では、図7(a)に示すように撮像光路L2は共通光路L1に対して直角となっているので、反射面170sが共通光路L1と撮像光路L2とに対して45°の角度となる向きに向けることで、撮像光をカメラ部140に導くことができる。
さらに、本実施形態2では、光反射部材170の反射面170sとは反対側の裏面も光反射可能に構成している。そして、図7(a)に示すように撮像時にLED部131から液晶パネル部132を介して出射し光反射部材170の反射面170sで反射した光を拡散照射用光学系160側に向かわせる第2の光反射部材(照明用の光反射部材)175を設けている。これにより、LED部131と液晶パネル部132とを照明ランプ用としても兼用することができる、
一方、画像投影の機能を利用する投影時の場合は、図7(b)に示すように、LED部131から出射し、液晶パネル部132で変調され投影光路L3を通過した投影光を、共通光路L1を通って外部に導く方向に反射面170sを向けるように、回転操作部180を操作して光反射部材170を回転移動させる。すなわち、投影光路L3は共通光路L1の延長線上になるように設けられているので、図7(b)のように光反射部材170を共通光路L1と投影光路L3とをつないだ光路から外れた状態に回転移動させる。図7(b)のように、光反射部材170が共通光路L1と投影光路L3とを結んだ光路から外れた状態となることで、液晶パネル部132から出射した投影光を投影面200に導くことができる。
また、実施形態2では光反射部材170を回転移動することにより、共通光路L1と投影光路L3とを結んだ光路に対して45°の角度で分岐点に入れたり、光路から外れた状態にしたりして光路の切替えを行っている。共通光路L1に対して投影光路L3が延長線上にあり撮像光路L2が直角方向となっている構成で光路の切替えを行う構成は、上記光反射部材170を回転移動させる構成に限るものではない。例えば、光反射部材170をスライド移動させる構成を採用してもよい。この光反射部材170をスライド移動させる構成としては、例えば図7(a)に示す光反射部材170の状態から、光反射部材170を図中上方にスライド移動させる構成がある。光反射部材170を図中上方にスライド移動させて、共通光路L1と投影光路L3とを結んだ光路から外れた状態にすることで、図7(b)と同様に投影機能を利用可能な状態になる。
以上、本実施形態2によれば、LED部131、液晶パネル部132、カメラ結像用レンズ光学系150及びカメラ部140を組み合わせて用いることにより、カメラの機能とともに画像投影の機能を持たせることができる。
しかも、投影結像用レンズ光学系としてカメラ結像用レンズ光学系150を兼用することにより、投影結像用レンズ光学系を個別に設けた場合に比して部品点数の増加を抑制することができる。したがって、部品点数が増えることによるコスト高を抑制することができる。
また、本実施形態2によれば、カメラの機能を利用する場合と画像投影の機能を利用する場合との切替えを、光反射部材170の位置を変更することで行っている。光反射部材170の位置を変更することで、撮像時には共通光路L1を通過した撮像光が撮像光路L2に入り、投影時には投影光路L3を通過した投影光が共通光路L1に入るようにしている。これにより、カメラ結像用レンズ光学系150を投影結像用レンズ光学系として兼用する構成であっても、カメラ部140、液晶パネル部132及びカメラ結像用レンズ光学系150を移動させる必要がない。そして、これらを移動するための移動空間も必要としないため、携帯電話機の大型化を抑制することができる。さらに、カメラ部140や液晶パネル部132、またはカメラ結像用レンズ光学系150を移動させる構成に比して、移動機構を簡易にすることができ、コスト高を抑制することができる。
また、本実施形態2によれば、投影光路L3は共通光路L1の延長線上にあり、撮像経路L2は共通光路L1の延長線上ではなく光反射部材170の設置位置で共通光路L1に対して、90°の傾きを有する状態である。そして、カメラの機能を利用する場合は、反射面170sが共通光路L1と撮像光路L2との角度の二等分線に対して、直角となるように光反射部材170が回転移動する。これにより、外部から入射し、共通光路L1を通過した撮像光に対する反射光が撮像光路L2に向かい、カメラ部140で撮像対象の画像データの生成がなされる。また、画像投影の機能を利用する場合は、光反射部材170が共通光路L1と投影光路L3とをつないだ光路からはずれた状態になるように、光反射部材170が回転移動する。これにより、液晶パネル部132から出射され投影光路L3を通過した投影光が、光反射部材170を設置する分岐点を通過し、外部の投影面200に投影することができるようになる。このように、光反射部材170を回転させて反射面170sの向きを使用する光路に合わせた方向に向けるという簡易な構成で、カメラの機能と画像投影の機能との切替えを行うことができる。これにより、コスト高を抑制することができる。
また、本実施形態2によれば、投影時に、液晶パネル部132から出射した投影光を反射面170sで反射させず、投影光路L3から共通光路L1へ直接向かうようにする。このように光反射部材を介さず、投影光を直進させているので、投影時には光反射部材の移動の誤差による画像の乱れを抑制することができる。
[変形例2]
本実施形態2では、投影光路L3が共通光路L1の延長線上になるように、撮像光路L2が分岐点で共通光路L1に対して直角になるようにしたが、光路の位置の組み合わせとしてはこれに限るものではない。以下、撮像光路L2が共通光路L1の延長線上になるように、投影光路L3が分岐点で共通光路L1に対して直角になるよう配置した変形例2について説明する。
図8(a)及び(b)は、変形例2に係る携帯電話機100を上方から見た内部構成図である。図8(a)は投影時の状態、図8(b)は撮像時の状態を示している。図8(a)に示す投影光路L3と、図8(b)に示す撮像光路L2と、図8(a)、(b)両方に示す共通光路L1との分岐点には所定の方向に光を導く部材として、回転軸O4を中心に回転可能な板状の光反射部材170を設けている。また、光反射部材170を操作するための操作部材として、図6(c)で示した光反射部材操作レバー182と同様の操作部材(不図示)を備えている。そして、この操作部材を操作することで、光反射部材170は図8(a)の状態から回転軸O4を中心に矢印R4方向に45°回転移動し、図8(b)の状態となる。
本変形例2において、投影機能を利用する画像投影時の場合は、図8(a)に示すように、LED部131から出射し、液晶パネル部132で変調され投影光路L3を通過した投影光を、共通光路L1を通って外部に導く方向に反射面170sを向けるように、回転操作部180を操作して光反射部材170を回転移動させる。すなわち、反射面170sが共通光路L1と投影光路L3とがなす角の二等分線に対して直角となり、共通光路L1の延長線上にある撮像光路L2に撮像光が向かわないように、光反射部材170の位置を変更させる。変形例2では、図8(a)に示すように投影光路L3は共通光路L1に対して直角となっているので、反射面170sが共通光路L1と投影光路L3とに対して45°の角度となる向きに向けることで、液晶パネル部132から出射した投影光を投影面200に導くことができる。
一方、カメラ機能(撮像機能)を利用する撮像時の場合は、図8(b)に示すように、外部から共通光路L1を通って入射する撮像光を、撮像光路L2を通してカメラ部140に導く方向に反射面170sを向けるよう、回転操作部材を操作して光反射部材170を回転移動させる。すなわち、撮像光路L2は共通光路L1の延長線上になるように設けられているので、図8(b)のように光反射部材170を共通光路L1と撮像光路L2とをつないだ光路から外れた状態に移動させる。図8(b)のように、光反射部材170が共通光路L1と撮像光路L2とを結んだ光路から外れた状態となることで、撮像光をカメラ部140に導くことができる。
変形例2によれば、撮像時に、外部から共通光路L1を通って入射する撮像光を反射面170sで反射させず、共通光路L1から撮像光路L2へ直接向かうようにする。このように光反射部材を介さず、撮像光を直進させているので、撮像時には光反射部材の移動の誤差による画像の乱れを抑制することができる。
また、特に変形例2では図8(b)で示すように、共通光路L1に対して撮像光路L3が直角であるので、カメラ機能仕様時に、LED部131を照明用ランプとしての役割を持たせることができる。
[実施形態3]
上記実施形態1及び2では、撮像時には共通光路L1を通過した撮像光が撮像光路L2に入り、投影時には投影光路L3を通過した投影光が共通光路L1に入るようにするための部材として、光反射部材を用いている。光反射部材の姿勢又は位置を変更させることで、カメラの機能と投影の機能とを切り替える構成である。光反射部材は光学系の一部であるのでその配置に誤差があると、その誤差が光反射部材で反射する撮像光や投影光に影響し、画像を乱すおそれがある。
そこで、本発明の第3の実施形態(以下、「実施形態3」という)では、撮像時には共通光路L1を通過した撮像光が撮像光路L2に入り、投影時には投影光路L3を通過した投影光が共通光路L1に入るようにするための部材として、入射光を反射光と透過光に分割する光分割手段を用いている。なお、実施形態1と共通する点については説明を省略する。
図9(a)及び(b)は、本実施形態3に係る携帯電話機100を上方から見た内部構成図である。図9(a)は投影時の状態、図9(b)は撮像時の状態を示している。図9(a)に示す投影光路L3と、図9(b)に示す撮像光路L2と、図9(a)、(b)両方に示す共通光路L1との分岐点には、入射光を反射光と透過光とに分割する光分割部材としてのハーフミラー270を共通光路L1に対して45°の傾きで設けている。
また、本実施形態3では、共通光路L1、撮像光路L2及び投影光路L3を形成する部材並びにハーフミラー270とを用いて、光路形成手段が構成されている。
本実施形態3において、投影機能を利用する投影時の場合は、図9(a)に示す状態となる。LED部131から出射し、液晶パネル部132で変調され投影光路L3を通過した投影光は、分岐点でハーフミラー270に入射する。入射した投影光は透過光Ltと反射光Lrとに分割される。分割された二つの光のうち反射光Lrが共通光路L1を通って外部に向かう。これにより、液晶パネル部132から出射した投影光を投影面200に導くことができ、投影機能を実現することができる。
一方、カメラ機能(撮像機能)を利用する撮像時の場合は、図9(b)に示す状態となる。外部から共通光路L1を通って入射する撮像光は分岐点でハーフミラー270に入射する。入射した撮像光は透過光Ltと反射光Lrとに分割される。分割された2つの光のうち透過光Ltが撮像光路L2通ってカメラ部140に向かう。これにより、外部から入射した撮像光をカメラ部140に導くことができ、カメラ機能を実現することができる。
また、撮像時には図9(b)に示すように、液晶パネル部132の両面をシャッター132sで遮蔽することが望ましい。このシャッター132sにより、液晶パネル部132を使用しないときに、LED部131から出射した光及び撮像光の反射光Lrが液晶パネル部132に当たらないようすることで、液晶パネル部132の劣化を防止できる。
また、ハーフミラーとしては反射率及び透過率が50%のものを用いることが望ましい。しかし、これに限るものではなく必要に応じて反射率と透過率との割合が異なるものを用いてもよい。
また、入射光を透過光と反射光に分割するものであれば、図9(a)及び(b)に示すような板状のハーフミラーに限らず、ハーフミラーの性質を有するプリズムを用いてもよい。
以上、本実施形態3によれば、LED部131、液晶パネル部132、カメラ結像用レンズ光学系150及びカメラ部140を組み合わせて用いることにより、カメラの機能とともに画像投影の機能を持たせることができる。
しかも、投影結像用レンズ光学系としてカメラ結像用レンズ光学系150を兼用することにより、投影結像用レンズ光学系を個別に設けた場合に比して部品点数の増加を抑制することができる。したがって、部品点数が増えることによるコスト高を抑制することができる。
また、本実施形態3によれば、ハーフミラー270を設けることにより、カメラの機能を利用する場合と画像投影の機能を利用する場合との切替えを、光を反射光と入射光に分割することで行っている。これにより、カメラ結像用レンズ光学系150を投影結像用レンズ光学系として兼用する構成であっても、カメラ部140や液晶パネル部132、またはカメラ結像用レンズ光学系150を移動させる必要がない。そして、これらを移動するための移動空間も必要としないため、携帯電話機の大型化を抑制することができる。さらに、カメラ部140や液晶パネル部132、またはカメラ結像用レンズ光学系150を移動させる構成に比して、光学系の移動機構がないため、携帯電話機を簡易にすることができコスト高を抑制することができる。
また、本実施形態3によれば、投影機能を利用する場合は、液晶パネル部132から出射され投影光路L3を通過し、ハーフミラー270に入射した投影光の反射光Lrが共通光路L1を通って、外部の投影面200に投射することができる。また、カメラ機能を利用する場合は、外部から入射し、共通光路L1を通過し、ハーフミラー270に入射した撮像光の透過光Ltが撮像光路L2に向かう。これにより、外部から入射し、共通光路L1を通過した撮像光に対する反射光が撮像光路L2に向かい、カメラ部140で撮像対象の画像データの生成がなされる。このように、ハーフミラー270での反射光Lrを利用するか、透過光Ltを利用するかによって、カメラの機能を利用する時と画像投影の機能を利用する時との切替えを行うことができる。光の方向を左右する光学系を構成する部材の移動することなく投影機能とカメラ機能を利用することができる。これにより、光学系の部材を移動する移動誤差に起因する光路のずれが生じることを防止することができる。光路の切替えを行っても光路のずれが生じないので、画像の乱れの発生を抑制することができる。
[変形例3]
上記実施形態3では、光分割部材としてハーフミラー270を用いているが、光分割部材としてはこれに限るものではない。以下、光分割部材として、偏光ビームスプリッターを用いた変形例3について説明する。
図10(a)及び(b)は、変形例3に係る携帯電話機100を上方から見た内部構成図である。図10(a)は投影時の状態、図10(b)は撮像時の状態を示している。分岐点には、偏光面370pを内部に有するプリズム型の偏光ビームスプリッター370を設けている。
変形例3では、共通光路L1、撮像光路L2及び投影光路L3を形成する部材と、偏光ビームスプリッター370とを用いて、光路形成手段が構成されている。この偏光ビームスプリッター370の偏光面370pで、入射光を反射光と透過光に分割することで、ハーフミラーを用いた実施形態3と同様に、投影機能と撮像機能とを実現することができる。
また、液晶パネル部132から出射される投影光は液晶を用いた投影光を生成する過程で、偏光された状態で出射される。そこで、変形例3では、出射された投影光の偏光の方向に合わせて、より多くの投影光を反射するような偏光面370pを有する偏光ビームスプリッター370を用いる。具体的には、液晶パネル部132から出射され、偏光された投影光をP波とする。そして、P波の直角な成分をS波とすると、偏光面ではP波を反射しS波を透過するような偏光ビームスプリッター370を用いる。これにより、P波の方向に偏光がなされた投影光は略全反射して反射光Lrとして共有光路L1を通過し、投影がなされる。この時の透過光Ltはほとんど存在しないため、光量のロスが少なくなる。
また、変形例3では、」投影光路L3の偏光ビームスプリッター370での反射方向に共有光路L1がある場合について説明したが、投影光路L3の偏光ビームスプリッター370での透過方向に共有光路L1がある場合は、より多くの投影光を透過する偏光面370pにする。
変形例3のように、液晶パネル部132から出射される投影光の偏光成分に合わせた偏光ビームスプリッター370を用いることにより、光分割部材としてハーフミラーを用いた構成よりも投影光の光量のロスを少なくすることができる。
また、変形例3では、プリズム内に偏光面を有するブロック状の偏光ビームスプリッターについて説明したがこれに限るものではなく、板状のものを用いてもよい。
なお、上述の各実施形態の携帯電話機100は、プラットフォームに依存しないオブジェクト指向プログラミングによって開発されたアプリケーションプログラムを実行可能に構成してもよい。そして、画像投影部を形成する光生成部130の起動や光生成部130による画像の投影動作を、アプリケーションプログラムからの指令に基づいて実行するようにしてもよい。アプリケーションプログラムとしては、JAVA(登録商標)、C言語、C++言語等で記述されたアプリケーションプログラムが挙げられる。アプリケーションプログラムは、BREW(登録商標)からなる実行環境上で動作可能なアプリケーションプログラムであってもよい。更に、これらのアプリケーションプログラムは、携帯電話機100にプレインストールされているものであってもいいし、通信ネットワークとしての携帯電話通信網を介してダウンロードサーバからダウンロードし携帯電話機100に保存して登録したものでもよい。
図11は、アプリケーションプログラムを実行可能な携帯電話機の概略構成の一例を示すブロック図であり、図12は、その携帯電話機におけるソフトウェア構造の一例を示す説明図である。この携帯電話機は、前述の制御部111等のほか、アプリケーションプログラムの実行環境を管理するアプリケーションプログラム実行管理手段としてのアプリケーションプログラム実行管理部190を備えている。このアプリケーションプログラム実行管理部190は、システムバス、CPUやRAM等で構成され、アプリケーションプログラムを実行するための所定のミドルウェアにしたがって動作する。アプリケーションプログラム実行管理部190は、図12のソフトウェア構造上において中央の「プログラム実行環境」に対応しており、オブジェクト指向プログラミングで開発されたアプリケーションプログラムに利用されるクラスライブラリ、実行環境管理ライブラリ、アプリケーション管理等のソフトウェアを提供し、アプリケーションプログラムの実行環境を管理する。
ここで、アプリケーションプログラムは、クラスライブラリAPI(アプリケーションインターフェース)を介して上述のプログラム実行環境内にある関数等のクラスライブラリを呼び出して使用できるようになっている。この関数等のクラスライブラリの呼び出しの履歴は、アプリケーションプログラムの仮想的な実行環境(仮想マシン:VM)が終了するまで保持される。また、プログラム実行環境内の実行環境管理ライブラリは、電話機プラットフォームAPIを介して後述の電話機プラットフォーム内の電話機プラットフォームライブラリを呼び出して使用できるようになっている。
上述の画像投影の制御は、アプリケーションプログラム実行管理部190から制御部111を介して画像投影手段を構成する光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)に制御指令を送ることによって実行する。なお、アプリケーションプログラム実行管理部190から光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)に制御指令を直接送ることによって実行するように構成してもよい。
上述の構成の携帯電話機において、待ち受け用アプリケーションプログラムやゲームなどのアプリケーションプログラムの実行中に、画像の投影を行うときは、アプリケーションプログラムからアプリケーションプログラム実行環境に対し、画像投影起動要求指令のための所定の関数の呼び出しを行う。この関数の呼び出しを受けたアプリケーションプログラム実行環境は、制御部111に対し、画像投影起動要求指令を送る。この画像投影起動要求指令を受けた制御部111は、光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)に対して起動要求指令及び画像投影用制御データを送る。
光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)は、上述の起動要求指令に応じて起動し、画像投影用制御データに基づいて制御データで指定された所定の光像を生成し、外部の投影面200への投影を開始する。
なお、光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)の起動及び画像投影動作を実行させるアプリケーションプログラムは、着信通知画像を投影する待ち受け用アプリケーションプログラムであってもいいし、その他の例えばプロジェクタ機能の制御に特化したアプリケーションプログラムであってもよい。
また、上述の各実施形態では、光源が発光ダイオードを用いたものであり、光空間光変調部が透過型の液晶パネルを用いたものある場合について説明したが、本発明は、発光ダイオード以外の光源や、透過型の液晶パネル以外の光空間光変調部を用いた場合にも適用できる。
また、上述の各実施形態において、光路形成手段、カメラ結像用レンズ光学系、カメラ部、光源および空間光変調部を一つのモジュールとして、携帯電話本体に組み込んでもよい。
また、実施形態1及び2では、光反射部材170を利用者が操作可能な構成に説明したが、駆動力は、利用者の手動ではなく、ソレノイドなどの駆動源等から得るように構成してもよい。
また、電子機器としての携帯電話機等の情報通信端末における制御は、その情報通信端末内に設けられたコンピュータで所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。このコンピュータで用いるプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したFD,CD−ROM等の記録媒体を用いて行なってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信ネットワークを用いて行なってもよい。
(a)及び(b)はそれぞれ照明・カメラ利用時及び画像投影利用時における本発明の実施形態に係る携帯電話機の内部構成の説明図。 同携帯電話機の概略構成の一例を示すブロック図。 同携帯電話機の斜視図。 光反射部材の拡大斜視図。 光反射部材の操作部形状例の説明図。 (a)及び(b)はそれぞれ変形例1に係る携帯電話機の内部構成の説明図、(c)は上面から見た概略図。 (a)及び(b)はそれぞれ実施形態2に係る携帯電話機の内部構成の説明図。 (a)及び(b)はそれぞれ変形例2に係る携帯電話機の内部構成の説明図。 (a)及び(b)はそれぞれ実施形態3に係る携帯電話機の内部構成の説明図。 (a)及び(b)はそれぞれ変形例3に係る携帯電話機の内部構成の説明図。 アプリケーションプログラム実行可能な携帯電話機の概略構成の一例を示すブロック図。 同携帯電話機におけるソフトウェア構造の一例を示す説明図。
符号の説明
100 携帯電話機
111 制御部
113 無線通信部
114 アンテナ
130 光生成部
131 LED部
132 液晶パネル部
140 カメラ部
150 カメラ結像用レンズ光学系
160 拡散照射用光学系
170 光反射部材
200 投影面

Claims (4)

  1. 光像を電気信号に変換して画像データを生成するカメラ部と、撮像対象の撮像光像を該カメラ部上に結像するためのカメラ結像用レンズ光学系とを備えた電子機器であって、
    光源と、該光源から出射した光を変調するための空間光変調部とを設け、
    該カメラ結像用レンズ光学系を、該空間光変調部で変調されて生成された投影光像を外部の投影面に結像して投影するための投影結像用レンズ光学系として兼用し、
    該カメラ部、該カメラ結像用レンズ光学系、該光源及び該空間光変調部が該電子機器内の定位置にある状態で、該撮像光像を該カメラ部に結像する撮像時には外部から入射する撮像光が該カメラ結像用レンズ光学系を通過後に該カメラ部に達し、該投影光像を該投影面に投影する投影時には該空間光変調部で生成された投影光が該カメラ結像用レンズ光学系に達するように、該撮像光及び該投影光が通過する光路を形成する光路形成手段を設けたことを特徴する電子機器。
  2. 請求項1の電子機器において、
    上記光路形成手段は、光反射部材と該光反射部材の姿勢又は位置を変更する変更手段とを備え、上記カメラ結像用レンズ光学系を上記撮像光及び上記投影光が共通に通過する共通光路と、上記カメラ部に入射する撮像光が通過する撮像光路と、上記空間光変調部から出射する投影光が通過する投影光路とを形成するものであり、
    該変更手段は、上記撮像時には該共通光路を通過した撮像光が該撮像光路に入り、上記投影時には該投影光路を通過した投影光が該共通光路に入るように、該光反射部材の姿勢又は位置を変更することを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1の電子機器において、
    上記光路形成手段は、上記カメラ結像用レンズ光学系を上記撮像光及び上記投影光が共通に通過する共通光路と、上記カメラ部に入射する撮像光が通過する撮像光路と、上記空間光変調部から出射する投影光が通過する投影光路とが交わる箇所に、入射光を透過光及び反射光に分割する光分割部材を設けたものであり、
    該共通光路から該光分割部材に光が入射した場合の該光分割部材からの反射光の進行方向に、該撮像光路及び該投影光路の一方が位置し、該光分割部材からの透過光の進行方向に、該撮像光路及び該投影光路の他方が位置することを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1、2又は3の電子機器において、
    上記光源から出射した光を拡散して外部の照射面に均一照射するための拡散照射用光学系を備え、
    該光源を、拡散照射の光の生成と上記投影光の生成とに兼用したことを特徴とする電子機器。
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