JP2005130250A - 情報通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カメラや照明ランプの機能とともに画像投影の機能を持たせることができ、しかも部品点数が増えることによるコスト高を抑制することができる情報通信端末を提供する。
【解決手段】 LED部131と、LED部131から出射した光を拡散して外部の照射面に均一照射するための拡散照射用光学系160と、光像を電気信号に変換して画像データを生成するカメラ部140と、撮像対象の光像をカメラ部140上に結像するためのカメラ結像用光学系150とを備えた携帯電話機100において、LED部131から出射した光を変調するための液晶パネル部132を設ける。そして、カメラ結像用光学系150を、液晶パネル部132から出射される光像を外部の投影面200に結像して投影するための投影結像用光学系として兼用し、LED部131及び液晶パネル部132を、拡散照射対象の光の生成と投影対象の光像の生成とに兼用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外部の投影面に画像を投影可能な携帯電話機等の情報通信端末に関するものである。
従来、この種の情報通信端末として、画像表示部としてのディスプレイのほかに、画像を投影するためのプロジェクタを備えた携帯電話機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この携帯電話機は、ディスプレイの画面に表示されている画像の一部を外部の投影面に拡大投影したり、その画面の画像の全体を投影面に拡大投影したりすることができる。
また、画像を撮影するカメラを備えた携帯電話機も知られている。この携帯電話機では、風景や人物などの画像をカメラで撮像してメモリに保存することができる。メモリに保存した画像データは、適宜読み出してディスプレイ上に表示したり、メールに添付して送信することができる。更に、最近では、暗い場所でもカメラで撮影できるように、被写体に光を照射するための照射ランプを備えた携帯電話機もある。
特開2001−21992号公報
ところが、携帯電話機などの情報通信端末において、上記プロジェクタと上記カメラや照射ランプとを組み合わせて構成しようとすると、部品点数が多くなるため、コスト高になってしまうという問題点があった。
また、上記携帯電話機などの情報通信端末の場合、その携帯性を確保するために小型化を図る必要があるが、上記プロジェクタを組み込もうとすると端末のサイズが大きくなってしまうという問題点があった。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その第1の目的は、カメラや照明ランプの機能とともに画像投影の機能を持たせることができ、しかも部品点数が増えることによるコスト高を抑制することができる情報通信端末を提供することである。
また、本発明の第2の目的は、画像投影が可能になるとともに、画像投影機能を利用しないときに光学系を収納可能にして携帯性の向上を図ることができる情報通信端末を提供することである。
上記第1の目的を達成するために、請求項1の発明は、光源と、該光源から出射した光を拡散して外部の照射面に均一照射するための拡散照射用光学系と、光像を電気信号に変換して画像データを生成するカメラ部と、撮像対象の光像を該カメラ部上に結像するためのカメラ結像用光学系とを備えた情報通信端末であって、該光源から出射した光を変調するための空間光変調部を設け、該カメラ結像用光学系を、該空間光変調部から出射される光像を外部の投影面に結像して投影するための投影結像用光学系として兼用し、該光源及び該空間光変調部を、拡散照射対象の光の生成と投影対象の光像の生成とに兼用したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の情報通信端末において、上記光源及び上記空間光変調部を、該拡散照射用光学系に向けて光を出射する拡散照射用位置と該カメラ結像用光学系に向けて光を出射する結像用位置とに移動可能に構成し、上記カメラ部を、該光源及び該空間光変調部の移動に連動して該結像用位置と該結像用位置から退避した退避位置とに移動可能に構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の情報通信端末において、上記カメラ結像用光学系を、上記空間光変調部からの光を外部に出射する光出射用位置と外部からの光を上記カメラ部に入射する光入射用位置とに移動可能に構成し、上記拡散照射用光学系を、該カメラ結像用光学系の移動に連動して該光出射用位置と該光出射用位置から退避した退避位置とに移動可能に構成したことを特徴とするものである。
上記第1の目的を達成するために、請求項4の発明は、光源と、該光源から出射した光を拡散して外部の照射面に均一照射するための拡散照射用光学系とを備えた情報通信端末であって、該光源から出射した光を変調するための空間光変調部と、該空間光変調部から出射される光像を外部の投影面に結像して投影するための投影結像用光学系とを設け、該光源及び空間光変調部を、拡散照射対象の光の生成と投影対象の光像の生成とに兼用したことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の情報通信端末において、上記光源を、上記拡散照射用光学系に向けて光を出射する拡散照射用位置と上記投影結像用光学系に向けて光を出射する結像用位置とに移動可能に構成したことを特徴とするのである。
また、請求項6の発明は、請求項4の情報通信端末において、上記投影結像用光学系を、上記光源からの光を外部に出射する光出射用位置と該光出射用位置から退避した退避位置とに移動可能に構成し、上記拡散照射用光学系を、該投影結像用光学系の移動に連動して該光出射用位置と該光出射用位置から退避した退避位置とに移動可能に構成したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の情報通信端末において、上記空間光変調部を、上記投影結像用光学系とともに一体移動するように構成したことを特徴とするものである。
上記第2の目的を達成するために、請求項8の発明は、光源と、該光源から出射した光を変調するための空間光変調部と、該空間光変調部から出射される光像を外部の投影面に結像して投影するための投影結像用光学系とを備えた情報通信端末であって、該光源と該投影結像用光学系との間の距離が、該投影面に光像を投影するときの所定の投影結像用距離と該投影結像用距離よりも短い投影待機用距離とを取り得るように、該投影結像用光学系を移動可能に構成したことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の情報通信端末において、上記光源から出射する出射光の光軸と上記空間光変調部へ入射する入射光の光軸とが交差するように、該光源及び該空間光変調部を配置したことを特徴とするものである。
請求項1の情報通信端末では、光源から出射した光を空間光変調部で均一に透過又は反射させて拡散照射対象の光を生成する。この拡散照射対象の光を拡散照射用光学系で拡散させて外部の照射面に均一照射することにより、照明ランプの機能を持たせることができる。また、撮像対象の光像をカメラ結像用光学系でカメラ部上に結像し、その結像した光像をカメラ部で電気信号に変換して画像データを生成することにより、カメラの機能を持たせることができる。更に、上記光源から出射した光を上記空間光変調部で変調して投影対象の光像を生成する。この投影対象の光像を、投影結像用光学系として兼用したカメラ結像用光学系によって外部の投影面に投影することにより、画像投影の機能を持たせることができる。
また、請求項1の情報通信端末では、撮像対象の光像をカメラ部上に結像するためのカメラ結像用光学系を、空間光変調部から出射される光像を外部の投影面に結像して投影するための投影結像用光学系として兼用している。このようにカメラ結像用光学系を兼用することにより、投影結像用光学系を個別に設けた場合に比して部品点数を減らすことができる。更に、光源及びその光源から出射した光を変調するための空間光変調部を、拡散照射対象の光の生成と投影対象の光像の生成とに兼用している。このように光源及び空間光変調部を兼用することにより、拡散照射対象の光を生成するための光学部品と、投影対象の光像を生成するための光学部品とを個別に設けた場合に比して部品点数を減らすことができる。
請求項2の情報通信端末において、カメラの機能を利用するときには、光源及び空間光変調部を、拡散照射用光学系に向けて光を出射する拡散照射用位置に移動させる。そして、光源から出射した光が全面にわたって均一に透過又は反射するように空間光変調部を制御する。この移動及び制御により、光源から出射した光を空間光変調部の全面にわたって均一に透過又は反射させ、その空間光変調部から出射した光を拡散照射用光学系で拡散して外部の照射面に均一照射することができる。更に、上記光源及び空間光変調部の拡散照射用位置への移動に連動して、カメラ部を結像用位置に移動させる。この移動により、被写体の撮像対象の光像をカメラ部上に結像し、被写体の画像を撮像することができる。
一方、画像投影の機能を利用するときには、光源及び空間光変調部を、投影結像用光学系として兼用するカメラ結像用光学系に向けて光を出射する結像用位置に移動させる。そして、画像データに基づいて光源から出射した光の透過又は反射の程度を2次元的に変調するように空間光変調部を制御する。この移動及び制御により、光源から出射した光を空間光変調部で2次元的に透過又は反射させ、その空間光変調部から出射した光像をカメラ結像用光学系で外部の投影面に結像して投影することができる。更に、上記光源及び空間光変調部の結像用位置への移動に連動して、カメラ部を、結像用位置から退避した退避位置に移動させる。この移動により、上記光源及び空間光変調部とカメラ部との空間的な干渉を回避することができる。
請求項3の情報通信端末において、カメラの機能を利用するときには、カメラ結像用光学系を、外部からの光をカメラ部に入射する光入射用位置に移動させる。この移動により、被写体の撮像対象の光像をカメラ部上に結像し、被写体の画像を撮像することができる。更に、カメラ結像用光学系の光入射用位置への移動に連動して、拡散照射用光学系を、空間光変調部からの光を外部に出射する光出射用位置に移動させる。そして、光源から出射した光が全面にわたって均一に透過又は反射するように空間光変調部を制御する。この移動及び制御により、光源から出射した光を空間光変調部の全面にわたって均一に透過又は反射させ、その空間光変調部から出射した光を拡散照射用光学系で拡散して外部の照射面に均一照射することができる。
一方、画像投影の機能を利用するときには、カメラ結像用光学系を、空間光変調部からの光を外部に出射する光出射用位置に移動させる。そして、画像データに基づいて光源から出射した光の透過又は反射の程度を2次元的に変調するように空間光変調部を制御する。この移動及び制御により、光源から出射した光を空間光変調部で2次元的に透過又は反射させ、その空間光変調部から出射した光像をカメラ結像用光学系で外部の投影面に結像して投影することができる。更に、カメラ結像用光学系の光出射用位置への移動に連動して、拡散照射用光学系を光出射用位置から退避した退避位置に移動させる。この移動により、上記カメラ結像用光学系と拡散照射用光学系との空間的な干渉を回避することができる。
請求項4の情報通信端末では、光源から出射した光を空間光変調部で均一に透過又は反射させて拡散照射対象の光を生成する。この拡散照射対象の光を拡散照射用光学系で拡散させて外部の照射面に均一照射することにより、照明ランプの機能を持たせることができる。更に、上記光源から出射した光を上記空間光変調部で変調して投影対象の光像を生成する。この投影対象の光像を、投影結像用光学系によって外部の投影面に投影することにより、画像投影の機能を持たせることができる。
また、請求項4の情報通信端末では、光源及び空間光変調部を、拡散照射対象の光の生成と投影対象の光像の生成とに兼用している。このように光源及び空間光変調部を兼用することにより、拡散照射対象の光を生成するための光学部品と、投影対象の光像を生成するための光学部品とを個別に設けた場合に比して部品点数を減らすことができる。
請求項5の情報通信端末において、照明ランプ機能を利用するときには、光源を、拡散照射用光学系に向けて光を出射する拡散照射用位置に移動させる。この移動により、光源から出射した光を拡散照射用光学系で拡散して外部の照射面に均一照射することができる。ここで、光源から出射した光は、空間光変調部で全面にわたって均一に透過又は反射した後に、拡散照射用光学系で拡散して外部の照射面に均一照射するようにしてもよい。
一方、画像投影の機能を利用するときには、光源を、投影結像用光学系に向けて光を出射する結像用位置に移動させる。そして、画像データに基づいて光源から出射した光の透過又は反射の程度を2次元的に変調するように空間光変調部を制御する。この移動及び制御により、光源から出射した光を空間光変調部で2次元的に透過又は反射させ、その空間光変調部から出射した光像を投影結像用光学系で外部の投影面に結像して投影することができる。
請求項6の情報通信端末において、照明ランプ機能を利用するときには、投影結像用光学系を、光源からの光を外部に出射する光出射用位置から退避した退避位置に移動させる。この移動により、投影結像用光学系と拡散照射用光学系との空間的な干渉を回避することができる。更に、上記投影結像用光学系の退避位置への移動に連動して、拡散照射用光学系を光出射用位置に移動させる。この移動により、光源から出射した光を拡散照射用光学系で拡散して外部の照射面に均一照射することができる。ここで、光源から出射した光は、空間光変調部で全面にわたって均一に透過又は反射した後に、拡散照射用光学系で拡散して外部の照射面に均一照射するようにしてもよい。
一方、画像投影の機能を利用するときには、投影結像用光学系を、光源からの光を外部に出射する光出射用位置に移動させる。そして、画像データに基づいて光源から出射した光の透過又は反射の程度を2次元的に変調するように空間光変調部を制御する。この移動及び制御により、光源から出射した光を空間光変調部で2次元的に透過又は反射させ、その空間光変調部から出射した光像を投影結像用光学系で外部の投影面に結像して投影することができる。更に、上記投影結像用光学系の退避位置への移動に連動して、拡散照射用光学系を光出射用位置から退避した退避位置に移動させる。この移動により、投影結像用光学系と拡散照射用光学系との空間的な干渉を回避することができる。
請求項7の情報通信端末では、空間光変調部が投影結像用光学系とともに一体移動するため、照明ランプ機能を利用するときには、空間光変調部が投影結像用光学系と一緒に退避位置に移動する。この移動により、照明ランプ機能の利用時に光源から出射した光が空間光変調部に当たらないようになる。
請求項8の情報通信端末において、画像投影の機能を利用するときには、光源と投影結像用光学系との間の距離が、投影面に光像を投影するときの所定の投影結像用距離になるように、投影結像用光学系を移動させる。この移動により、光源から出射した光を空間光変調部で2次元的に透過又は反射させ、その空間光変調部から出射した光像を投影結像用光学系で外部の投影面に結像して投影することができる。
一方、画像投影の機能を利用しないときには、光源と投影結像用光学系との間の距離が、上記投影結像用距離よりも短い投影待機用距離になるように、投影結像用光学系を移動させる。これにより、情報通信端末内に配置した光源に投影結像用光学系を近づけて収容し、情報通信端末のサイズを抑制することができる。
請求項9の情報通信端末では、光源からの出射光を光学部材で曲げて空間光変調部に入射させることにより、光源から出射する出射光の光軸と空間光変調部へ入射する入射光の光軸とを交差させることができる。このように両光軸を交差させることにより、光源から空間光変調部までの光軸が一直線上になるように構成した場合に比して、空間光変調部へ光が入射する方向における情報通信端末の長さが短くなる。
なお、上記「情報通信端末」には、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機が含まれる。また、「情報通信端末」には、PHS(Personal Handyphone Service)、自動車電話等の電話機のほか、携帯電話モジュールを付加した情報通信端末や、固定電話機も含まれる。
また、上記情報通信端末における制御は、その情報通信端末内に設けられたコンピュータで所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。このコンピュータで用いるプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したFD,CD−ROM等の記録媒体を用いて行なってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信ネットワークを用いて行なってもよい。
請求項1乃至3の発明によれば、光源、空間光変調部、拡散照射用光学系、カメラ結像用光学系及びカメラ部を組み合わせて用いることにより、カメラや照明ランプの機能とともに画像投影の機能を持たせることができる。
しかも、カメラ結像用光学系を兼用することにより、投影結像用光学系を個別に設けた場合に比して部品点数の増加を抑制することができる。更に、光源及び空間光変調部を兼用することにより、拡散照射対象の光を生成するための光学部品と、投影対象の光像を生成するための光学部品とを個別に設けた場合に比して部品点数を減らすことができる。したがって、部品点数が増えることによるコスト高を抑制することができるという効果がある。
特に、請求項2の発明によれば、光源及び空間光変調部やカメラ部を、スライドや回動などの簡易な駆動によって所定の位置に移動させることにより、カメラや照明ランプの機能と画像投影の機能を切り換えて利用できるという効果がある。
特に、請求項3の発明によれば、カメラ結像用光学系及び拡散照射用光学系を、スライドや回動などの簡易な駆動によって所定の位置に移動させることにより、カメラや照明ランプの機能と画像投影の機能を切り換えて利用できるという効果がある。
請求項4乃至7の発明によれば、光源、空間光変調部、拡散照射用光学系及び投影結像用光学系を組み合わせて用いることにより、照明ランプの機能とともに画像投影の機能を持たせることができる。
しかも、光源及び空間光変調部を兼用することにより、拡散照射対象の光を生成するための光学部品と、投影対象の光像を生成するための光学部品とを個別に設けた場合に比して部品点数を減らすことができる。したがって、部品点数が増えることによるコスト高を抑制することができるという効果がある。
特に、請求項5の発明によれば、光源を、スライドや回動などの簡易な駆動によって所定の位置に移動させることにより、照明ランプの機能と画像投影の機能を切り換えて利用できるという効果がある。
特に、請求項6の発明によれば、投影結像用光学系及び拡散照射用光学系を、スライドや回動などの簡易な駆動によって所定の位置に移動させることにより、照明ランプの機能と画像投影の機能を切り換えて利用できるという効果がある。
特に、請求項7の発明によれば、照明ランプ機能の利用時に光源から出射した光が空間光変調部に当たらないようになるので、空間光変調部の劣化を防止できるという効果がある。
請求項8及び9の発明によれば、光源と投影結像用光学系との間の距離が所定の投影結像用距離になるように投影結像用光学系を移動させることにより、空間光変調部から出射した光像を投影結像用光学系で外部の投影面に結像して投影することができる。しかも、画像投影を利用しないときには、光源と投影結像用光学系との間の距離が上記投影結像用距離よりも短い投影待機用距離になるため、情報通信端末内の光源に投影結像用光学系を近づけるように収容し、情報通信端末の外形サイズを小さくすることができる。したがって、画像投影の機能を持たせるとともに、画像投影機能を利用しないときに投影結像用光学系を収容してサイズ抑制によって携帯性の向上を図ることができるという効果がある。
特に、請求項9の発明によれば、光源から空間光変調部までの光軸が一直線上になるように構成した場合に比して、空間光変調部へ光が入射する方向における情報通信端末の長さが短くなる。したがって、情報通信端末の外形サイズの比較的短い方向に、空間光変調部へ光が入射する方向を設定した場合に、投影結像用光学系等の部品が突出してサイズが大きくなるのを抑制することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
〔実施形態1〕
図2は、本発明の実施形態に係る情報通信端末としての携帯電話機の概略構成の一例を示すブロック図である。この携帯電話機の本体部分100は、制御手段としての制御部111、内部メモリ112、通信手段としての無線通信部113及びアンテナ114を備えている。また、制御部111には、音声処理部115を介してマイク116及びスピーカ117が接続され、画像処理部118を介して画像表示部119が接続され、更にキー操作部120が接続されている。
また、本実施形態の携帯電話機は、カメラ機能と照明ランプ機能とを有している。
カメラ機能は、光像を電気信号に変換して画像データを生成するカメラ部140と、撮像対象の光像をカメラ部140上に結像するためのカメラ結像用光学系150とを設けることにより実現されている。カメラ部140は、CMOS型撮像デバイスやCCD型撮像デバイス等で構成され、これらの撮像デバイスの駆動や撮像した画像データの保存等は制御部111によって制御される。カメラ結像用光学系150は、ズーム機能を持たせるように複数のレンズの位置を変化させる駆動機構を有し、この駆動機構は制御部111から制御される。撮像対象の光像は、カメラ結像用光学系150でカメラ部140の受光面上に結像される。この結像された光像がカメラ部140で電気信号に変換されて画像データが生成される。カメラ部140で生成された画像データは、内部メモリ112等のデータ記憶部に保存される。
照明ランプ機能は、光源としてのLED部131及び空間光変調部としての液晶パネル部132からなる光生成部130と、該光源から出射した光を拡散して外部の照射面に均一照射するための拡散照射用光学系160とを設けることにより実現されている。LED部131は、例えば白色の高輝度発光ダイオードによって構成され、制御部111によって発光のON/OFF等が制御される。液晶パネル部132は、制御部111からの制御データに基づいて、2次元的に形成された多数の画素の透過率を互いに独立に制御できるように構成されている。本実施形態では、透過型の液晶パネルを用いているが、反射型の液晶パネルを用いてもよい。LED部131から出射した光は、全面の画素について光透過率が最大になるように制御された液晶パネル部132で均一に透過され、拡散照射対象の光が生成される。この液晶パネル部132で生成された拡散照射対象の光が拡散照射用光学系160で拡散させて外部の照射面に均一照射される。
更に、本実施形態の携帯電話機は、利用者が視認可能な外部投影面(以下、単に「投影面」という)200に画像を投影するための画像投影手段を備えている。この画像投影手段は、投影対象の光像を生成するための光生成部130と、光生成部130で生成した光像を投影面200上に結像して投影するための投影結像光学系とを用いて構成されている。この光生成部130としては、上記LED部131及び液晶パネル部132が兼用され、上記投影結像光学系としては上記カメラ結像用光学系150が兼用されている。とを用いて構成されている。LED部131から出射した光は、画像データに基づいて制御された液晶パネル部132で変調され、これにより、投影対象の光像が生成される。この投影対象の光像は、投影結像用光学系として兼用したカメラ結像用光学系150によって投影面200に投影される。
なお、本実施形態では、上記カメラ機能及び照明ランプ機能と上記画像投影の機能を切り換えて利用するために、カメラ部140及び光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)を所定の位置に連動して移動できるように構成されている。これらのカメラ部140及び光生成部130の移動については、後述する。
上記制御部111は例えばCPU、キャッシュメモリ、システムバス等で構成され、所定の制御プログラムを実行することにより内部メモリ112や無線通信部113等の各部との間でデータの送受信を行ったり各部を制御したりする。また、この制御部111は、上記カメラ部140、LED部131及び液晶パネル部132を制御する制御手段としても用いられる。
上記内部メモリ112は例えばRAMやROMなどの半導体メモリで構成され、制御部111で実行する制御プログラムや各種データを記憶するものである。また、この内部メモリ112は、情報提供サイトなどからダウンロードした画像、音楽、プログラム等のコンテンツデータを記憶するコンテンツデータ記憶手段としても用いられる。また、この内部メモリ112は、スピーカ117から出力する音のデータ及び画像表示部119に表示する画像データを記憶するデータ記憶手段としても用いられる。更に、この内部メモリ112は、上記LED部131及び液晶パネル部132等からなる画像投影手段で投影する画像のデータや、カメラ部140で撮像した画像のデータを記憶するデータ記憶手段としても用いられる。
上記無線通信部114は制御部111で制御され、アンテナ114を介して、所定の通信方式により通信ネットワークとしての携帯電話通信網の基地局との間で無線通信を行うものである。この無線通信により、特定の携帯電話機等との間で音声電話通信を行ったり、電子メールの送受信や情報提供サイトからのコンテンツダウンロード等のデータ通信を行ったりすることができる。
上記音声処理部115は、マイクロフォン116から入力された送話音声信号を所定方式で符号化して制御部111に送る。また、この音声処理部115は、無線通信部113で受信した受話音声信号を復号化してスピーカ117から出力する。更に、この音声処理部115は、内部メモリ112に記憶されている着信メロディやアプリケーションプログラムで用いる効果音等の音信号をスピーカ117から出力する。音を出力する音出力手段は、音声処理部115及びスピーカ117を用いて構成されている。
上記画像処理部118は、無線通信部113で受信した画像データや、内部メモリ112に記憶されているアイコンやメニュー、着信通知画像等の画像データを処理し、液晶ディスプレイ(LCD)等からなる画像表示部119に表示させる。また、画像処理部118は、内部メモリ112に記憶されている撮像画像のデータを処理し、画像表示部119に表示させることもできる。画像表示手段は、これらの画像処理部118及び画像表示部119を用いて構成されている。
上記キー操作部120は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)、通話開始キー、終話キー、スクロールキー、多機能キー等を備え、電話の発信や着信のほか、表示部119に表示される情報のスクロールや選択等に用いる。
このキー操作部120は、上記LED部131の発光光量や液晶パネル部132の透過光量を変化させて投影画像の光量を利用者が指定するための光量指定手段としても用いられる。
図3は、上記画像投影手段を備えた折り畳み式の携帯電話機100で画像を投影している様子を示した説明図である。この携帯電話機100の背面側には、上記カメラ結像用光学系150及び拡散照射用光学系160がそれぞれ露出した開口を有している。また、携帯電話機100の上記開口の近傍の上部端面には、切り換え操作部としてのスライド操作部180を備えている。このスライド操作部180は、カメラ部140及び光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)と一体移動するように各部に連結されている。このスライド操作部180を利用者がスライドさせるように操作することにより、カメラ部140及び光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)を連動して並進移動させ、カメラ機能及び照明ランプ機能と画像投影の機能とを互いに切り換えて利用できるようになっている。
図1(a)及び(b)は、図3の上方から見た携帯電話機の内部構成の説明図である。
図1(a)に示すようにカメラ機能及び照明ランプ機能を利用する場合は、カメラ部140及び光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)を次の位置に移動させておく。すなわち、光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)を、拡散照射用光学系160に向けて光を出射する拡散照射用位置Aに移動させておく。また、カメラ部140を、カメラ結像用光学系150からの光像を受ける結像用位置Bに移動させておく。
一方、図1(b)に示すように画像投影の機能を利用する場合は、カメラ部140及び光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)を、図中の黒塗りの矢印で示す方向に沿って次の位置に移動させておく。すなわち、光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)を、カメラ部140と入れ替えて結像用位置Bに移動させておく。また、カメラ部140を、結像用位置Bから退避した退避位置Cに移動させておく。このように移動させた状態で、例えば待ち受け状態でカメラ結像用光学系150が露出した開口を所望の投影面200に向けて机の上に置いたり、携帯電話機用の充電器にセットしたりしておく。また、利用者は、キー操作部120を操作することにより画像投影を行う画像投影モードのいずれかに設定する。
以上、本実施形態によれば、LED部131、液晶パネル部132、拡散照射用光学系160、カメラ結像用光学系150及びカメラ部140を組み合わせて用いることにより、カメラや照明ランプの機能とともに画像投影の機能を持たせることができる。
しかも、投影結像用光学系としてカメラ結像用光学系150を兼用することにより、投影結像用光学系を個別に設けた場合に比して部品点数の増加を抑制することができる。更に、LED部131及び液晶パネル部132を兼用することにより、拡散照射対象の光を生成するための光学部品と、投影対象の光像を生成するための光学部品とを個別に設けた場合に比して部品点数を減らすことができる。したがって、部品点数が増えることによるコスト高を抑制することができる。
特に、本実施形態によれば、LED部131及び液晶パネル部132やカメラ部140を、スライドさせるという簡易な駆動操作によって所定の位置に移動させることにより、カメラや照明ランプの機能と画像投影の機能を切り換えて利用できる。
なお、上記図1乃至図3に示した実施形態では、カメラ部140及び光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)を移動させているが、次のようにカメラ結像用光学系150及び拡散照射用光学系160を移動させるようにしてもよい。
図4(a)に示すようにカメラ機能及び照明ランプ機能を利用する場合は、カメラ部140及び光生成部130を固定配置した状態で、カメラ結像用光学系150及び拡散照射用光学系160を次の位置に移動させておく。すなわち、カメラ結像用光学系150を、外部からの光をカメラ部140に入射する光入射用位置Fに移動させておく。また、拡散照射用光学系160を、光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)からの光を外部に出射する光出射用位置Eに移動させておく。
一方、図4(b)に示すように画像投影の機能を利用する場合は、カメラ結像用光学系150及び拡散照射用光学系160を、図中の黒塗りの矢印で示す方向に沿って次の位置に移動させておく。すなわち、カメラ結像用光学系150を、拡散照射用光学系160と入れ替えて光出射用位置Eに移動させておく。また、拡散照射用光学系160を、光出射用位置Eから退避した退避位置Dに移動させておく。
〔実施形態2〕
図5は、他の実施形態に係る携帯電話機の概略構成を示すブロック図である。この携帯電話機は、カメラ部140を設けていない点、及び投影結像用光学系151を個別に備えている点で、上記図1乃至4に示した携帯電話機と異なる。上記図1乃至4に示した実施形態と同様な部分については、説明を省略する。
本実施形態の携帯電話機において、図6(a)に示すように照明ランプ機能を利用する場合は、光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)を、拡散照射用光学系160に向けて光を出射する拡散照射用位置Gに移動させておく。
一方、図6(b)に示すように画像投影の機能を利用する場合は、光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)を、図中の黒塗りの矢印で示す方向に沿って結像用位置Hに移動させておく。
以上、本実施形態によれば、LED部131、液晶パネル部132、拡散照射用光学系160及び投影結像用光学系151を組み合わせて用いることにより、照明ランプの機能とともに画像投影の機能を持たせることができる。
しかも、LED部131及び液晶パネル部132を兼用することにより、拡散照射対象の光を生成するための光学部品と、投影対象の光像を生成するための光学部品とを個別に設けた場合に比して部品点数を減らすことができる。したがって、部品点数が増えることによるコスト高を抑制することができる。
特に、本実施形態によれば、LED部131及び液晶パネル部132を、スライドさせるという簡易な駆動操作によって所定の位置に移動させることにより、照明ランプの機能と画像投影の機能を切り換えて利用できる。
なお、上記図6では、光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)を移動させているが、次のように投影結像用光学系151及び拡散照射用光学系160を移動させるようにしてもよい。
図7(a)に示すように照明ランプ機能を利用する場合は、光生成部130を固定配置した状態で、投影結像用光学系151及び拡散照射用光学系160を次の位置に移動させておく。すなわち、投影結像用光学系151を退避位置Kに移動させ、拡散照射用光学系160を、光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)からの光を外部に出射する光出射用位置Jに移動させておく。
一方、図7(b)に示すように画像投影の機能を利用する場合は、投影結像用光学系151及び拡散照射用光学系160を、図中の黒塗りの矢印で示す方向に沿って次の位置に移動させておく。すなわち、投影結像用光学系151を、拡散照射用光学系160と入れ替えて光出射用位置Jに移動させ、拡散照射用光学系160を、光出射用位置Jから退避した退避位置Iに移動させておく。
また、上記図6では、液晶パネル部132をLED部131とともに一体移動させているが、図8(a)及び(b)に示すように投影結像用光学系151の光入射側に固設しておいてもよい。また、上記図7では、液晶パネル部132をLED部131の光出射側に固設しているが、図9(a)及び(b)に示すように液晶パネル部132を投影結像用光学系151とともに一体移動するようにしてもよい。これらの図8及び図9に示すように、液晶パネル部132と投影結像用光学系151とを一体的に構成した場合は、照明ランプ機能の利用時にLED部131から出射した光が液晶パネル部132に当たらないようになるので、液晶パネル部132の劣化を防止できる。
〔実施形態3〕
図10(a)及びは、更に他の実施形態に係る携帯電話機における画像投影手段の構成を示す概略構成図である。この携帯電話機の画像投影手段は、光源としてのLED部131と、レンズなどからなる集光光学系133と、液晶パネル部132と、投影結像用光学系151とを用いて構成されている。そして、
本実施形態において、図10(a)に示すように画像投影の機能を利用する場合は、LED部131と投影結像用光学系151との間の距離が、投影面200に光像を投影するときの所定の投影結像用距離L1(例えば12mm程度)になるように、投影結像用光学系151を移動させる。この移動により、LED部131から出射した光を液晶パネル部132で2次元的に透過させ、その液晶パネル部132から出射した光像を投影結像用光学系151で外部の投影面200に結像して投影することができる。
一方、図10(b)に示すように画像投影の機能を利用しないときには、LED部131と投影結像用光学系151との間の距離が、上記投影結像用距離L1よりも短い投影待機用距離L1’(例えば7mm程度)になるように、投影結像用光学系151を移動させる。また、この投影結像用光学系151の移動に伴って、各部材間の距離も短くなるように液晶パネル部132及び集光光学系133を移動させる。これにより、携帯電話機100内に配置したLED部131に投影結像用光学系151を近づけて収容し、画像投影機能を利用しないときの携帯電話機の外形サイズを抑制し、携帯性の向上を図ることができる。
また、図11に示すように、上記LED部131からの出射光を曲げて上記液晶パネル部132に入射させるミラー部材134を設けてもよい。このミラー部材134のほか、プリズム等の光学部材を用いることもできる。この場合は、LED部131からの出射光をミラー部材134で曲げて液晶パネル部132に入射させることにより、LED部131から出射する出射光の光軸と液晶パネル部132へ入射する入射光の光軸とを交差させることができる。このように両光軸を交差させることにより、LED部131から液晶パネル部132までの光軸が一直線上になるように構成した場合に比して、液晶パネル部132へ光が入射する方向における携帯電話機の長さが短くなる。例えば、図10(a)の例で図中の長さL1が12mm程度あったものが、L2=10mm程度まで短くなる。したがって、投影結像用光学系151等の部品が突出してサイズが大きくなるのを抑制することができる。
なお、上記各実施形態の携帯電話機100は、プラットフォームに依存しないオブジェクト指向プログラミングによって開発されたアプリケーションプログラムを実行可能に構成してもよい。そして、上記画像投影部130、140の起動やその画像投影部130、140による画像の投影動作を、アプリケーションプログラムからの指令に基づいて実行するようにしてもよい。上記アプリケーションプログラムとしては、JAVA(登録商標)、C言語、C++言語等で記述されたアプリケーションプログラムが挙げられる。上記アプリケーションプログラムは、BREW(登録商標)からなる実行環境上で動作可能なアプリケーションプログラムであってもよい。更に、これらのアプリケーションプログラムは、携帯電話機100にプレインストールされているものであってもいいし、通信ネットワークとしての携帯電話通信網を介してダウンロードサーバからダウンロードし携帯電話機100に保存して登録したものでもよい。
図12は、アプリケーションプログラムを実行可能な携帯電話機の概略構成の一例を示すブロック図であり、図13は、その携帯電話機におけるソフトウェア構造の一例を示す説明図である。この携帯電話機は、前述の制御部111等のほか、アプリケーションプログラムの実行環境を管理するアプリケーションプログラム実行管理手段としてのアプリケーションプログラム実行管理部190を備えている。このアプリケーションプログラム実行管理部190は、システムバス、CPUやRAM等で構成され、アプリケーションプログラムを実行するための所定のミドルウェアにしたがって動作する。アプリケーションプログラム実行管理部190は、図13のソフトウェア構造上において中央の「プログラム実行環境」に対応しており、オブジェクト指向プログラミングで開発されたアプリケーションプログラムに利用されるクラスライブラリ、実行環境管理ライブラリ、アプリケーション管理等のソフトウェアを提供し、アプリケーションプログラムの実行環境を管理する。
ここで、アプリケーションプログラムは、クラスライブラリAPI(アプリケーションインターフェース)を介して上記プログラム実行環境内にある関数等のクラスライブラリを呼び出して使用できるようになっている。この関数等のクラスライブラリの呼び出しの履歴は、アプリケーションプログラムの仮想的な実行環境(仮想マシン:VM)が終了するまで保持される。また、プログラム実行環境内の実行環境管理ライブラリは、電話機プラットフォームAPIを介して後述の電話機プラットフォーム内の電話機プラットフォームライブラリを呼び出して使用できるようになっている。
上記画像投影の制御は、アプリケーションプログラム実行管理部190から制御部111を介して画像投影手段を構成する光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)に制御指令を送ることによって実行する。なお、アプリケーションプログラム実行管理部190から光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)に制御指令を直接送ることによって実行するように構成してもよい。
上記構成の携帯電話機において、待ち受け用アプリケーションプログラムやゲームなどのアプリケーションプログラムの実行中に、画像の投影を行うときは、アプリケーションプログラムからアプリケーションプログラム実行環境に対し、画像投影起動要求指令のための所定の関数の呼び出しを行う。この関数の呼び出しを受けたアプリケーションプログラム実行環境は、制御部111に対し、画像投影起動要求指令を送る。この画像投影起動要求指令を受けた制御部111は、光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)に対して起動要求指令及び画像投影用制御データを送る。
光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)は、上記起動要求指令に応じて起動し、上記画像投影用制御データに基づいて制御データで指定された所定の光像を生成し、外部の投影面200への投影を開始する。
なお、光生成部130(LED部131及び液晶パネル部132)の起動及び画像投影動作を実行させるアプリケーションプログラムは、着信通知画像を投影する待ち受け用アプリケーションプログラムであってもいいし、その他の例えばプロジェクタ機能の制御に特化したアプリケーションプログラムであってもよい。
また、上記各実施形態では、光源が発光ダイオードを用いたものであり、光空間変調部が透過型の液晶パネルを用いたものある場合について説明したが、本発明は、発光ダイオード以外の光源や、透過型の液晶パネル以外の光空間変調部を用いた場合にも適用できる。
また、上記各実施形態では、上記LED部131や光学系150、151、161の移動に、利用者が操作可能なスライド操作部180を用いた場合に説明したが、LED部131や光学系150、151、161を回動させる円板状のダイヤル型の操作部を用いてもよい。利用者が操作可能な操作部と、移動対象のLED部131や光学系150、151、161との間は、カム部材などからなるリンク機構を用いて構成してもよい。更に、これらの駆動力は、利用者の手動ではなく、ソレノイドなどの駆動源等から得るように構成してもよい。
(a)及び(b)はそれぞれ照明・カメラ利用時及び画像投影利用時における本発明の実施形態に係る携帯電話機の内部構成の説明図。 同携帯電話機の概略構成の一例を示すブロック図。 同携帯電話機の斜視図。 (a)及び(b)はそれぞれ変形例に係る携帯電話機の内部構成の説明図。 他の実施形態に係る携帯電話機の概略構成の説明図。 (a)及び(b)はそれぞれ照明・カメラ利用時及び画像投影利用時における同携帯電話機の内部構成の説明図。 (a)及び(b)はそれぞれ変形例に係る携帯電話機の内部構成の説明図。 (a)及び(b)はそれぞれ他の変形例に係る携帯電話機の内部構成の説明図。 (a)及び(b)はそれぞれ更に変形例に係る携帯電話機の内部構成の説明図。 (a)及び(b)は更に他の実施形態に係る携帯電話機の画像投影手段の概略構成図。 更に他の実施形態に係る携帯電話機の画像投影手段の概略構成図。 アプリケーションプログラム実行可能な携帯電話機の概略構成の一例を示すブロック図。 同携帯電話機におけるソフトウェア構造の一例を示す説明図。
符号の説明
100 携帯電話機
111 制御部
113 無線通信部
130 光生成部
131 LED部
132 液晶パネル部
133 集光光学系
134 ミラー部材
140 カメラ部
150 カメラ結像用光学系
151 投影結像用光学系
160 拡散照射用光学系
200 投影面

Claims (9)

  1. 光源と、該光源から出射した光を拡散して外部の照射面に均一照射するための拡散照射用光学系と、光像を電気信号に変換して画像データを生成するカメラ部と、撮像対象の光像を該カメラ部上に結像するためのカメラ結像用光学系とを備えた情報通信端末であって、
    該光源から出射した光を変調するための空間光変調部を設け、
    該カメラ結像用光学系を、該空間光変調部から出射される光像を外部の投影面に結像して投影するための投影結像用光学系として兼用し、
    該光源及び該空間光変調部を、拡散照射対象の光の生成と投影対象の光像の生成とに兼用したことを特徴とする情報通信端末。
  2. 請求項1の情報通信端末において、
    上記光源及び上記空間光変調部を、該拡散照射用光学系に向けて光を出射する拡散照射用位置と該カメラ結像用光学系に向けて光を出射する結像用位置とに移動可能に構成し、
    上記カメラ部を、該光源及び該空間光変調部の移動に連動して該結像用位置と該結像用位置から退避した退避位置とに移動可能に構成したことを特徴とする情報通信端末。
  3. 請求項1の情報通信端末において、
    上記カメラ結像用光学系を、上記空間光変調部からの光を外部に出射する光出射用位置と外部からの光を上記カメラ部に入射する光入射用位置とに移動可能に構成し、
    上記拡散照射用光学系を、該カメラ結像用光学系の移動に連動して該光出射用位置と該光出射用位置から退避した退避位置とに移動可能に構成したことを特徴とする情報通信端末。
  4. 光源と、該光源から出射した光を拡散して外部の照射面に均一照射するための拡散照射用光学系とを備えた情報通信端末であって、
    該光源から出射した光を変調するための空間光変調部と、該空間光変調部から出射される光像を外部の投影面に結像して投影するための投影結像用光学系とを設け、
    該光源及び空間光変調部を、拡散照射対象の光の生成と投影対象の光像の生成とに兼用したことを特徴とする情報通信端末。
  5. 請求項4の情報通信端末において、
    上記光源を、上記拡散照射用光学系に向けて光を出射する拡散照射用位置と上記投影結像用光学系に向けて光を出射する結像用位置とに移動可能に構成したことを特徴とする情報通信端末。
  6. 請求項4の情報通信端末において、
    上記投影結像用光学系を、上記光源からの光を外部に出射する光出射用位置と該光出射用位置から退避した退避位置とに移動可能に構成し、
    上記拡散照射用光学系を、該投影結像用光学系の移動に連動して該光出射用位置と該光出射用位置から退避した退避位置とに移動可能に構成したことを特徴とする情報通信端末。
  7. 請求項6の情報通信端末において、
    上記空間光変調部を、上記投影結像用光学系とともに一体移動するように構成したことを特徴とする情報通信端末。
  8. 光源と、該光源から出射した光を変調するための空間光変調部と、該空間光変調部から出射される光像を外部の投影面に結像して投影するための投影結像用光学系とを備えた情報通信端末であって、
    該光源と該投影結像用光学系との間の距離が、該投影面に光像を投影するときの所定の投影結像用距離と該投影結像用距離よりも短い投影待機用距離とを取り得るように、該投影結像用光学系を移動可能に構成したことを特徴とする情報通信端末。
  9. 請求項8の情報通信端末において、
    上記光源からの出射光を曲げて上記空間光変調部に入射させる光学部材を設けたことを特徴とする情報通信端末。
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