JP2006065537A - 歩行者用交通信号機 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示の視認性を向上させ、歩行者に対して横断禁止状態であることを明確に伝達し、安全性をより一層向上させた歩行者用交通信号機の提供を課題とする。
【解決手段】横断可能領域と横断禁止領域とに区画された発光面を前面に有するケーシング、ケーシング内に配設される発光手段5、横断可能領域制御手段13、横断禁止領域制御手段14、及び画像データ記憶手段15を備えることにより、横断可能領域と横断禁止領域との双方を同時に発光させ、一方に絵柄、他方を全面発光させることで横断の可否状態を歩行者に対して強く訴えかけることができる。さらに、比較的遠い距離からでも表示を確認することができ、より安全性の高い歩行者用交通信号機を提供する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、歩行者用交通信号機に関するものであり、特に横断者などの絵柄が表示される歩行者用交通信号機に関するものである。
従来、歩行者用交通信号機は、信号機内部に電球を配し、赤色及び青色に着色された別々の発光面上に、横断者などの形状をした絵柄を表示するとともに、内部に配設した電球の点灯状態を切り替えることで、横断可能状態および横断禁止状態を表現している。また、信号機内部の基板に、複数の発光ダイオードを配設し、これらを発光させることで、横断可能状態および横断禁止状態の絵柄を表示している。
ところで、従来の歩行者用交通信号機においては、横断可能状態には、横断可能状態を示す絵柄が表示される領域の発光面側(以下、横断可能領域という)だけが発光し、横断禁止状態を示す絵柄が表示される発光面側(以下、横断禁止領域という)は、非発光である。そして、横断禁止状態時には、横断禁止領域のみが発光し、横断可能領域は非発光である。
以上の従来技術は、当業者において当然として行われているものであり、出願人は、この従来技術が記載された文献を知見していない。
しかし、従来の歩行者用交通信号機では、横断禁止状態を表示するに際して、発光面の半分である横断禁止領域のみしか発光させず、表示面が小さいため、歩行者に与えるインパクトが十分とは言えず、横断禁止状態であること(すなわち、横断が危険であること)を伝達する情報力として、さらなる向上が望まれていた。特に、発光面を構成する発光手段として発光ダイオードを適用した場合は、絵柄の背景部分の発光手段を非発光とし、絵柄部分のみを青色または赤色で発光させることが一般的である。これは、背景部分と絵柄部分との輝度の差を顕著にすることで、絵柄形状の輪郭を捉えやすくし、視認性を向上させることなどが目的であったが、背景部分が非発光となることで、発光部分の面積は電球を利用する場合などに比べさらに小さくなり、横断禁止状態の表示に対して注視させ、歩行者の横断危険意識を喚起させることがより困難となる恐れが生じていた。
そこで、本発明は、上記の実状に鑑み、視認性を向上させ、歩行者に対して横断禁止状態であることを明確に伝達し、安全性をより一層向上させた歩行者用交通信号機の提供を課題とする。
本発明にかかる歩行者用交通信号機は、「横断可能領域と横断禁止領域とに区画された発光面を前面に有するケーシングと、該ケーシング内に配設される発光手段と、前記横断可能領域及び前記横断禁止領域に表示される絵柄の基となる、少なくとも2種類の画像データを記憶する画像データ記憶手段と、横断可能状態において、前記横断可能領域に、前記画像データ記憶手段に記憶された前記画像データに基づき、前記横断可能状態を示す絵柄を表示させる横断可能領域制御手段と、横断禁止状態において、前記横断禁止領域に、前記画像データ記憶手段に記憶された前記画像データに基づき、前記横断禁止状態を示す絵柄を表示させる横断禁止領域制御手段とを備え、前記横断可能領域制御手段は、前記横断禁止状態において、前記横断可能領域の発光面全面を赤く発光させる」ものである。
ここで、「発光手段」とは、放射される光の態様を変化させることにより、歩行者の注意を促すものであり、例えばLED(発光ダイオード)を挙げることができる。
従って、本発明の歩行者用交通信号機によれば、横断禁止状態において、横断禁止領域に、横断禁止を示す絵柄を表示させると共に、絵柄の表示される領域の反対側の領域(すなわち横断可能領域)の全面を赤く発光させる。つまり、横断禁止状態において、横断可能領域と横断禁止領域との二つに区画された発光面の全体を有効に利用して発光させる。これにより、横断禁止状態における信号表示の視認性が著しく向上し、比較的遠い場所からでも容易に、かつ確実に信号状態を確認できる。また、歩行者に十分なインパクトを与え、横断危険に対する意識を喚起することができ、より安全性の高い歩行者用交通信号機が提供できる。
ところで、本発明において、「前記横断禁止領域制御手段は、前記横断可能状態において、前記横断禁止領域の発光面全面を青く発光させる」ものとすることができる。
本発明の歩行者用交通信号機によれば、さらに、横断可能状態において、横断可能領域に、横断可能を示す絵柄を表示させると共に、横断禁止領域の全面を青く発光させる。すなわち、横断可能状態においても、発光面の全体を有効に利用して横断可能状態を表現することで、歩行者に横断可能状態を伝達するものである。これにより、横断可能状態においても信号表示の視認性を向上させることができる。
ところで、本発明において、「前記横断可能領域制御手段及び前記横断禁止領域制御手段は、前記絵柄の絵柄形状に対応する前記発光手段を青くまたは赤く発光させ、前記絵柄の背景となる背景形状に対応する前記発光手段を非発光とする」ものとすることができる。
本発明の歩行者用交通信号機によれば、絵柄が表示される領域内、例えば、横断可能状態時の横断可能領域内において、絵柄形状に対応する発光手段のみが発光し、絵柄の背景となる背景形状に対応する発光手段は非発光となる。これにより、発光している部分(=絵柄)と発光していない部分(=背景)との輝度のコントラストが顕著になるため、絵柄形状に対する視認性が格段に向上する。一方、絵柄の表示される領域とは反対側の領域(例えば、横断禁止状態における横断可能領域)は全面発光させるため、従来の歩行者用交通信号機において、発光ダイオードを適用した場合のように、発光部分が少なくなるという問題は生じない。このため、十分な視認性を確保しつつ、歩行者に対して強いインパクトを与える表示を実現することができる。
ところで、本発明において、色覚の識別が困難な者、特に緑色(一般的に、信号機に使用される青色は緑色に近い配色である)と赤色の識別が困難な者にとっては、横断可能状態と横断禁止状態との誤認が生じる恐れが払拭できなかった。そこで、この問題に鑑み、「前記横断可能領域制御手段は、前記画像データ記憶手段に記憶された前記画像データに基づき、前記横断可能領域に表示される前記横断可能状態を示す絵柄を動的に表示する動画表示制御手段をさらに備える」ものとすることができる。
本発明の歩行者用交通信号機によれば、さらに動画表示制御手段を備えることによって、横断可能領域に表示される絵柄、すなわち横断可能状態を示す絵柄は、動的に変化して表示される。従って、横断可能状態を示す絵柄と横断禁止状態を示す絵柄との差が鮮明になり、色覚の識別が困難である者にとっても、絵柄の動的な表示と静的な表示とで信号機の表示状態を識別することができる。これにより、より安全性の高い歩行者用交通信号機が提供できる。
このように、本発明の歩行者用交通信号機によれば、横断禁止状態において、横断可能領域と横断禁止領域との双方を同時に発光させ、一方に絵柄、他方を全面赤く発光させることで横断禁止状態を表現する。これにより、歩行者に対して、強いインパクトを与え、横断禁止状態の表示を注目させることができるため、安全性の高い歩行者用交通信号機を提供できる。また、従来の歩行者用交通信号機に比べ2倍の面積を利用して、横断禁止状態であることを表示できる構成のため、視認性が著しく向上し、誤認の可能性を低減できる。
以下、本発明の実施形態である歩行者用交通信号機1について、図1乃至図6に基づき説明する。図1、図2は、歩行者用交通信号機の構成を示す斜視図、分解斜視図であり、図3は歩行者用交通信号機の機能的構成を示すブロック図であり、図4、図5は歩行者用交通信号機の表示形態を示す説明図であり、図6は歩行者用交通信号機における処理の流れを示すフローチャートである。
図1及び図2に示すように、本実施形態の歩行者用交通信号機1(以下、信号機1と称す)は、前面に二つの窓部2が形成された略直方体形状のケーシング3と、ケーシング3の窓部2を内側から塞ぐ2枚の前面パネル4と、前面パネル4の後方に設けられ複数の発光手段5が取り付けられた基板6と、個々の発光手段5を制御する制御手段7とから構成されている。
ケーシング3は、前側部材8と後側部材9とから構成される。なお、ケーシング3の材質としては、木材やプラスチック、または金属などが例示できる。前側部材8には前面に二つの窓部2が設けられ、後側部材9には上部に接続口10が設けられている。前側部材8と後側部材9とは、左右一端側がヒンジ11によって回動可能に取り付けられており、他端側は係止金具12によって係止されている。なお、接続口10には、電柱又は支柱(図示しない)から伸びるアームが連結され、電力供給線や信号を送受信するための信号線(図示しない)が配線されるようになっている。
前面パネル4は、透明または半透明の板状部材であり、発光手段5から発せられる光が前面パネル4を透過して外部に放射される。つまり、前面パネル4が本発明の発光面に相当する。ここで、前面パネル4に半透明の板状部材を用いた場合は、発光手段5から発せられた光が拡散され、発光面に表示された絵柄の輪郭を滲ませる効果がある。これにより、絵柄の輪郭や動きを滑らかに表示することができる。特に、本実施形態においては、前面パネル4は横断可能領域Gと横断禁止領域Sとの二つの領域に区画されている。横断可能領域Gとは、横断可能状態において、横断可能を表現する絵柄が表示される領域であり、横断禁止領域Sとは、横断禁止状態において、横断禁止を表現する絵柄が表示される領域である。
本実施例における発光手段5としては、発光ダイオードが適用されている。発光ダイオードとは、電流を流すと発光する半導体素子の一種である。アノードとカソードの2つの端子を持ち、これらに順方向(通常はアノードが正、カソードが負となるような電圧)のバイアス電圧を印加すると、素子内に電流が流れ、光を放射する。本実施形態では特に、色の3原色であるR(赤)、G(緑)、B(青)の夫々の色を発生させる3つの発光ダイオードを一つにパッケージングした砲弾型素子を用いている。砲弾型素子である発光手段5は、これら3つの色を混色させ、多様な色彩を表現することが可能である。
基板6には、発光手段5を取り付けるための取付孔(図示しない)が一定の間隔で格子状に設けられており、これらの取付孔に発光手段5の電極端子が嵌挿されている。このため、発光面全域から均等な光を放射させることができるとともに、各発光手段5における光の放射態様を変化させることにより、絵柄領域と背景領域とを視覚的に区別させることができるようになっている。
図3に示すように、制御装置7は、外部の装置に対して通信可能な機能を有するコンピュータ等から構築されている。機能的な構成として、横断可能領域Gと横断禁止領域Sとを夫々制御し、横断可能状態および横断禁止状態を表現するための横断可能領域制御手段13、横断禁止領域制御手段14、及び画像データ記憶手段15を備えている。横断可能領域制御手段13は、図4(a)に示すように、横断可能状態において、横断可能状態を示す絵柄16を表示させる画像データを、画像データ記憶手段15より抽出し、横断可能領域Gに表示させるものである。具体的には、横断可能領域G内の、絵柄16の絵柄形状に対応する発光手段5を青く発光させ、絵柄16の背景形状に対応する発光手段5を非発光とすることで、横断可能状態を表示する。さらに、横断禁止状態に切替わると、横断可能領域G全面を赤く発光させ、すなわち横断可能領域G内に配設される発光手段5を全て赤く発光させる(図4(b)参照)ことで、横断禁止状態であることを表示する。これにより、効果的に横断禁止状態であることを歩行者に伝達することができる。さらに、横断可能領域制御手段13は、横断可能領域Gに表示される絵柄16を動的に表示する動画表示制御手段17を備える。動画表示制御手段17は、例えば図5に示すように、画像データ記憶手段15から絵柄16に関する画像データを読み出し、横断可能領域Gに表示される絵柄16を、絵柄18→絵柄19→絵柄20(図5(a)〜(c)参照)と経時的に変化させる。これにより、あたかも絵柄(キャラクター)が歩いているかのごとく見せることができ、歩行者に横断可能状況であることを確実に伝達することができる。
一方、横断禁止領域制御手段14は、横断禁止状態において、横断禁止状態を示す絵柄22を表示させる画像データを、画像データ記憶手段15より抽出し、横断禁止領域Sに表示させる(図4(b)参照)。具体的には、横断禁止領域S内の、絵柄22の絵柄形状に対応する発光手段5を赤く発光させ、絵柄22の背景形状27に対応する発光手段5を非発光とする。さらに、横断可能状態に切替わると、横断禁止領域S全面を青く発光させ、すなわち横断禁止領域S内に配設される発光手段5を全て青く発光させる(図4(a)参照)。これにより横断可能状態を示す表示の視認性を向上させることができる。なお、横断可能状態及び横断禁止状態の切り替えは、制御信号認識手段手段21によって認識された外部制御信号に基づき、横断可能領域制御手段13と横断禁止領域制御手段14との表示形態を変更することによって行われる。
次に、実施形態の信号機1の動作を、図6のフローチャートに基づいて説明する。制御信号認識手段21によって認識された外部制御信号が、横断可能状態への移行を指示したか否かを判断する。横断可能状態への移行指示があった場合には(ステップS1においてYES)、画像データ記憶手段15に記憶された画像データに基づき、横断可能領域制御手段13によって、横断可能領域Gに、横断可能状態を示す絵柄16が動的に(絵柄18→19→20)表示する(ステップS2)。具体的には、図5に示すように、絵柄18,19,20に対応する発光手段5を青く発光させ、絵柄18,19,20の背景に夫々相当する背景形状23,24,25に対応する発光手段5を非発光とする。そして、それと共に、横断禁止領域制御手段14により、横断禁止領域S内に配設される発光手段5が全て青く発光させる(ステップS3)。
その後、横断可能状態において、外部制御信号により点滅の指示があった場合には(ステップS4においてYES)、横断可能領域Gに表示される絵柄16の動的な表示を停止させ、静的に表示させる(ステップS5)と共に、絵柄16の絵柄形状に対応する発光手段5を点滅させる(ステップS6)。点滅表示が示す意味は、横断可能状態から横断禁止状態に移行することを歩行者に伝達し、歩行者を安全に且つ確実に横断禁止状態に導くための表示である。これにより、横断可能時間が極めて短くなってから(点滅状態)の横断など、危険な横断を抑制することができる。また、通常、点滅状態の時間は短く、急いで横断歩道を渡り終える必要があるため、あまりに信号表示に注視させることは好ましくない。従って、絵柄16が静的に表示されることにより、横断禁止状態が差し迫っていることを、より強く歩行者に訴えかけることができるばかりではなく、絵柄16への注視を一旦緩和させ、横断の完了を促す効果もある。これにより、一層安全な信号機1が提供できる。
外部制御信号により、横断禁止状態に移行する指示があった場合には(ステップS7においてYES)、図4(b)に示す横断禁止状態に移行する。横断禁止状態では、横断禁止領域制御手段14によって、画像データ記憶手段15より抽出した画像データに基づき、横断禁止領域Sに、横断禁止状態を示す絵柄22が静止画として表示される(ステップS8)。そして、それと共に、横断可能領域制御手段13により、横断可能領域G全面が赤く発光させる(ステップS9)。
その後、外部制御信号により、横断可能状態に移行する指示があった場合には(ステップS10においてYES)、ステップS2の処理に戻り、S2〜S9の処理を繰り返す。
以上のように、本例の信号機1は、横断可能領域制御手段13、横断禁止領域制御手段14、及び画像データ記憶手段15を備えることにより、横断可能領域と横断禁止領域との双方を同時に発光させ、一方に絵柄、他方を全面発光させることで横断の可否状態を歩行者に対して鮮明に伝達することができる。さらに、従来の2倍に相当する面積を利用して(横断可能領域Gと横断禁止領域Sとを同時発光させて)表示することにより、比較的遠い距離からでも信号機1の表示を確認することができ、表示状態を誤認する可能性を低減させることができる。特に、発光手段5として発光ダイオードを適用し、絵柄16、22のみを発光させ、背景形状26,27は非発光とする信号機1においては、絵柄16,22が表示される領域とは反対側の領域全面を発光させる構成により、十分な発光面積を確保しつつ、且つ視認性も高い横断可否情報を提供することができる。これにより、特に横断禁止状態において、歩行者に強いインパクトを与え、横断禁止状態の表示に対して注視させることで横断危険意識を喚起させることもでき、より安全性の高い信号機1を提供できる。
さらに、本実施形態では、横断可能領域制御手段13は、横断可能領域Gに表示される絵柄16を動的に表示させる動画表示制御手段17をさらに備える。従って、歩行者は、横断可能状態を示す絵柄16を動的な表示として確認できるため、譬え色覚の識別が困難である者にとっても、絵柄の動的な表示と静的な表示とで信号機の表示状態を識別することができ、より安全な道路の横断状況を享受し得る。また、絵柄16が動いていることから、歩行者にインパクトを与え、注目を集めることができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、発光手段5として発光ダイオードを適用する場合を示したが、エレクトロルミネッセンス素子(EL素子)やフィールドエミッション技術を利用したディスプレイデバイスを利用する構成としてもよい。EL素子を利用したディスプレイとは、発光体をガラス基板に蒸着し、基板にかける電圧を制御して表示を行なうもので、低電力で高い輝度を得ることができ、視認性、応答速度、消費電力の点で優れている。フィールドエミッション技術を利用したディスプレイとは、平面状の電子放出源から真空中に電子を放ち、蛍光体にぶつけて発光させる(いわゆるブラウン管の技術を小さな画素に適用したもの)表示体である。ただし、これらの技術は、経済性や寿命、耐候性の面では発光ダイオードに劣るものであるため、発光ダイオードを用いることがより好ましい。
また、上記実施形態では、外部制御信号によって表示状態が切り替えられるものを例示したが、押しボタンを設け、横断禁止状態の間に押しボタンが操作されると、操作されてから一定時間経過した後に、横断可能状態に移行させるようにしても良い。
また、上記実施形態において、点滅状態に移行した際に、絵柄16の動的表示を停止させ、静的に表示する構成としたが、これに限定されるものではなく、横断禁止状態に移行するまで動的表示を継続させる構成としても良い。さらに、非点滅時の横断可能状態における絵柄16の動的表現とは別の動的な表示をさせてもよい。すわなち、点滅表示に移行するまでの横断可能状態における絵柄16の歩く速度よりも速く歩く(走る)ような動的な表示をすれば、歩行者に、横断可能な残時間が少なくなっていることを伝達できるし、ゆっくりと歩くような動的表示をすれば、歩みを止めて横断を停止するよう促す効果が期待できる。また、点滅状態を表現するに際して、絵柄16の絵柄領域に対応する発光手段5を点滅させる構成としたが、横断禁止領域Sの発光手段5も同時に点滅させる構成としてもよいし、横断禁止領域Sの発光手段5のみを点滅させる構成としても良い。この構成によれば、横断可能領域Gの絵柄16のみを点滅表示する場合に比べ、より広い面積を利用して点滅状態を表示するため、比較的遠くにいる歩行者でも点滅表示が確認できる。
本発明の歩行者用交通信号機の構成を示す斜視図である。 歩行者用交通信号機の構成を示す分解斜視図である。 歩行者用交通信号機の機能的構成を示すブロック図である。 歩行者用交通信号機の表示形態を示す説明図である。 歩行者用交通信号機の横断可能状態における絵柄の動的表示を示す説明図である。 歩行者用交通信号機における処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 歩行者用交通信号機
3 ケーシング
4 前面パネル(発光面)
5 発光手段
13 横断可能領域制御手段
14 横断禁止領域制御手段
15 画像データ記憶手段
17 動画表示制御手段
G 横断可能領域
S 横断禁止領域

Claims (4)

  1. 横断可能領域と横断禁止領域とに区画された発光面を前面に有するケーシングと、
    該ケーシング内に配設される発光手段と、
    前記横断可能領域及び前記横断禁止領域に表示される絵柄の基となる、少なくとも2種類の画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
    横断可能状態において、前記横断可能領域に、前記画像データ記憶手段に記憶された前記画像データに基づき、前記横断可能状態を示す絵柄を表示させる横断可能領域制御手段と、
    横断禁止状態において、前記横断禁止領域に、前記画像データ記憶手段に記憶された前記画像データに基づき、前記横断禁止状態を示す絵柄を表示させる横断禁止領域制御手段とを備え、
    前記横断可能領域制御手段は、前記横断禁止状態において、前記横断可能領域の発光面全面を赤く発光させる
    ことを特徴とする歩行者用交通信号機。
  2. 前記横断禁止領域制御手段は、前記横断可能状態において、前記横断禁止領域の発光面全面を青く発光させる
    こと特徴とする請求項1に記載の歩行者用交通信号機。
  3. 前記横断可能領域制御手段及び前記横断禁止領域制御手段は、前記絵柄の絵柄形状に対応する前記発光手段を青くまたは赤く発光させ、前記絵柄の背景となる背景形状に対応する前記発光手段を非発光とする
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の歩行者用交通信号機。
  4. 前記横断可能領域制御手段は、前記画像データ記憶手段に記憶された前記画像データに基づき、前記横断可能領域に表示される前記横断可能状態を示す絵柄を動的に表示する動画表示制御手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の少なくともいずれか一つに記載の歩行者用交通信号機。
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