JP4047345B2 - Led式歩行者用信号灯器 - Google Patents

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本発明は、歩行者用信号灯器に関し、特に、光源としてLED(発光ダイオード)を用いたLED式歩行者用信号灯器に関する。
近年、消費電力の低減や保守・管理に要する手間の削減等をはかることを目的としてLED式信号灯器が実用化されてきている。
LED式歩行者用信号灯器としては、例えば、多数のLED(発光色:赤色または青色)がプリント配線基板に実装されてなるLEDユニットを光源とし、そのLEDユニットを灯器ケース内に収容するとともに、LED群の前面側に配置する前面カバーに、歩行者をかたどった図柄(人形)の透光部分(人形部)と遮光部分とを設けた構造で、人形部のみが赤色または青色に発光する仕様の信号灯器がある(例えば、特許文献1参照。)。
また、従来の歩行者用信号灯器は、「横断可」の青色点灯表示から「横断不可」の赤色点灯表示へと切り替わるとき、青色表示を点滅させることによって信号が切り替わることを示し、歩行者に横断の注意を促していた。しかし、高齢者や子供などは横断歩道を渡っている途中で信号が赤になってしまい、立ち往生することがあった。また、高齢者でなくとも、信号が点滅し始めるまで、信号の点灯残り時間を予測できないため、あわてて走らなければならなかったり、横断歩道を渡り損なったりすることがあった。さらに、赤信号については、待ち時間がどの程度あるかわからないため、いらいらしたり、無理な横断をしたりする原因になっていた。
このような信号表示の残り時間の不明から起こる不都合を解消する方法の一つとして、例えば特許文献2に記載されているような歩行者用信号灯器も提案されている。この種の信号灯器は、上下発光部それぞれの人形図柄の左右両側に、表示信号の残り時間を示すゼブラ模様が設けられている。そして、例えば赤信号のときには、中央の人形図柄が白色で点灯するとともに、その人形図柄の左右のゼブラ模様が赤色で点灯して時間の経過とともに上から順次消灯することで、赤信号の残り時間を示すようになっている。
特開2001−81738号公報 特開平6−96388号公報
前記特許文献2に記載の歩行者用信号灯器は、現在の一般的な信号表示とは異なり、人形図柄の左右のゼブラ模様が赤色または青色で点灯する方式であるので、例えば赤信号の残り待ち時間が少なくなったときには、ゼブラ模様の一部分しか赤色で点灯していないことになり、赤信号本来の「横断不可」の表示が薄らいで識別性が低下し、かえってわかりにくい表示になって混乱を招くおそれがある。特に夜間は視認性が低下するので、歩行者の安全を考慮すれば、このような信号表示は好ましくないといえる。
したがって、「横断不可」または「横断可」を示す交通信号灯器の人形図柄の点灯形態については現行のまま変えることなく、誰にでも視認しやすく適切な判断ができる表示でなければならない。すなわち、現行の交通信号灯器の基準を遵守して、本来の赤信号または青信号の表示に影響を与えない範囲で残り時間の表示をすることが好ましい。
そこで本発明は、上記のような問題点にかんがみてなされたものであり、発光部の色や形状について現行の交通信号灯器の基準を遵守しうる規格寸法および形態を確保しつつ、赤信号時の待ち時間や青信号時の残りの横断可能時間を表示できるようにして、横断歩道を横断する際の時間的な目安を設けて、いらいら感を和らげ、安全な横断を励行することを可能にする、昼夜の別を問わず識別性および視認性に優れたLED式歩行者用信号灯器を提供するものである。
上記した目的を達成するため、本発明に係るLED式歩行者用信号灯器は、「横断不可」を表示する第1発光部と「横断可」を表示する第2発光部とが上下に配置されている。
各発光部に内装された透光板には、人形図柄の透光部及びその透光部以外の部分を遮光する遮光部が設けられ、この人形図柄の透光部の背後に配置されたLED群によって人形図柄が表示される。また、各透光板の端部近傍には複数個の残時間表示用透光部が設けられ、この残時間表示用透光部の背後に配置されたLED群によって残時間表示用透光部が点灯するように構成されている。
そして、かかる構成の第1発光部の人形図柄が点灯表示されるときには、第2発光部では残時間表示用透光部群を点灯させ、この残時間表示用透光部群の点灯形態を時間の経過に伴って変化させることにより、横断可能までの待ち時間を表示することを特徴としている。
また本発明は、前記構成の第2発光部の人形図柄が点灯表示されるときには、第1発光部においては残時間表示用透光部群を点灯させ、この残時間表示用透光部群の点灯形態を時間の経過に伴って変化させることにより、横断可能時間を表示することを特徴としている。
また、本発明は、前記構成の第1発光部または第2発光部のうち一方の人形図柄を点灯表示させるとともに、他方の発光部においては残時間表示用透光部群を点灯させ、この残時間表示用透光部群の点灯形態を時間の経過に伴って変化させることにより、横断可能時間または横断可能までの待ち時間を表示することを特徴としている。
このような発明によれば、いずれか一方の発光部で「横断不可」または「横断可」を表示し、これと同時に他方の発光部で横断可能時間または横断可能までの待ち時間を表示するので、従来と同様の「横断不可」または「横断可」の各発光部の表示形態に影響することなく、また、時間表示用の新たな表示部を信号機に付属させることもなく、「横断不可」または「横断可」の表示とは別個の表示として残時間を示すことができる。したがって、交通信号灯器の基準を遵守しつつ、信号表示の残り時間を変化する残時間表示用透光部の点灯個数によって知らせることができ、歩行者のいらいら感を緩和させたり、無理な横断を規制したりすることができる。
前記構成のLED式歩行者用信号灯器において、残時間表示用透光部群の点灯形態は、時間の経過に伴って、順に消灯するように構成されることが好ましい。あるいは、残時間表示用透光部群の点灯形態は、時間の経過に伴って、順に減光するように構成されることが好ましい。
これにより、歩行者は横断可能時間または横断可能までの待ち時間を容易に判断することができ、歩行者の横断安全性を高めることができる。
また、このように消灯または減光する残時間表示用透光部群の点灯形態は、時間の経過に伴って、上から順に消灯または減光するように構成されることが好ましい。このように残時間表示用透光部群の点灯状態を上から順に変化させることで、よりわかりやすく、歩行者に横断可能時間または横断可能までの待ち時間を示すことができる。
また、本発明において、透光板には残時間表示用透光部群の周縁部に透光部枠が設けられ、この透光部枠の背後に配置されたLED群によって透光部枠が点灯するように構成されており、残時間表示用透光部群を点灯させると同時に、その周囲の透光部枠も点灯させておくことにより、残時間表示用透光部群の点灯開始から終了までの点灯時間に対する残時間の割合を表示しうるようになされてもよい。
かかる構成により、残時間表示用透光部群の点灯開始から終了までの点灯時間が透光部枠により示され、この透光部枠の内側で残時間表示用透光部群の点灯形態が変化するので、歩行者は、その点灯時間に対する残時間の割合を、一見して知ることができ、横断可能時間または横断可能までの待ち時間を即座に判断することができる。
また、本発明に係るLED式歩行者用信号灯器は、各発光部の点灯開始から終了までの点灯時間を計測するタイマーを備えた点灯制御部を有し、このタイマーによって第1発光部または第2発光部のそれぞれにおける前回の点灯時間情報が取得され、この点灯時間情報に基づいて点灯切り替えまでの残り時間を算出することを特徴としている。
この発明により、点灯制御部が点灯時間情報を取得して点灯を制御するので、点灯開始から終了までの点灯時間を随時把握して横断可能時間または横断可能までの待ち時間を算出し、これを自動調整することができる。
また、前記LED式歩行者用信号灯器は、第1発光部においては人形図柄を赤色、残時間表示用透光部を青色で点灯させ、第2発光部においては人形図柄を青色、残時間表示用透光部を赤色で点灯させることにより、点灯時の各発光部の発光色を統一することが好ましい。すなわち、赤信号時には、第1発光部の人形図柄が赤色で示されるとともに第2発光部の残時間表示用透光部も赤色で点灯され、青信号時には第2発光部の人形図柄が青色で示されるとともに第1発光部の残時間表示用透光部も青色で点灯される。
これにより、明快な信号表示を構成して識別性および視認性を高めることができ、歩行者に混乱を招くことなく、道路横断時に適切な判断がなされるようにすることができる。
上述のように構成される本発明のLED式歩行者用信号灯器1によれば、現行の交通信号灯器の基準を遵守ししうる規格寸法および形態を確保しながらも、赤信号時の待ち時間や青信号時の残りの横断可能時間を表示することができ、歩行者が交差点にさしかかったときの横断可否が容易に判断できるとともに、赤信号時のいらいらや無理な横断を規制することができる。これにより、歩行者の横断安全性を高め、交通事故の防止を図ることができる。
以下、本発明に係るLED式歩行者信号灯器を実施するための最良の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、本発明に係るLED式歩行者用信号灯器としては多くの形態が考えられるが、以下の説明においてはそれらのうちの3形態とその変形例について示し、各実施例に重複する構成要素は次の実施例1における符号と同一の符号を用いて示しつつ実施例2および3の説明を行い、それらの詳細な説明を省略する。
[実施例1]
図1〜図3は本発明のLED式歩行者信号灯器の実施例1を示し、図1は歩行者信号灯器を示す正面図、図2は図1の信号灯器の第2発光部を示す分解斜視図、図3は図1の信号灯器における点灯制御系の構成を示すブロック図である。
LED式歩行者用信号灯器1は、「横断不可」を表示する第1発光部1Aと「横断可」を表示する第2発光部1Bとが上下に配置されている。LED式歩行者用信号灯器1の前面側には、各発光部1A,1Bの前方側の上方領域を覆う庇3,3が配置されている。
各発光部1A,1Bは多数のLED(13B,13R)が実装されたLED基板12、前面カバー14、透光板15、押えカバー板16及びユニットケース11などを備えている。ユニットケース11は、樹脂成形品(例えばABS樹脂製)で、このケース内部にLED基板12が収容されている。また、前面カバー14は、例えばポリカーボネート樹脂等の透明樹脂によりレンズ状に成形された樹脂成形品からなる。
透光板15は、例えば、メタクリル樹脂板等の透明樹脂板に遮光膜を施した部材からなり、歩行者をかたどった人形図柄の透光部151と、その透光部151以外の部分を遮光する遮光部152が設けられている。例示する透光板15では、透光部151の人形図柄C1が「横断不可」を示し、人形図柄C2が「横断可」を示す。
これらの各人形図柄C1,C2の透光部151の背後には、LED基板12に実装されたLED群が配置されている。LED群の発光色は、第1発光部1Aの人形図柄C1に対しては赤色(LED13R)であり、人形図柄C2に対しては青色(LED13B)とされている。これにより、透光板15の透光部151、つまり人形図柄C1は赤色で点灯表示し、人形図柄C2は青色で点灯表示しうる構成となされている。
さらに、本発明においては、各透光板15の端部近傍に、合計10個の残時間表示用透光部18a,18bがそれぞれ設けられている。残時間表示用透光部18a,18bは、それぞれが略正方形状の透光部であり、人形図柄C1,C2の左右両側に均等間隔で配設されている。そして、残時間表示用透光部18a,18bの背後には、第1発光部1Aでは青色のLED群13Bが配置され、第2発光部1Bでは赤色のLED群13Rが配置されている。すなわち、人形図柄C1の左右両側の残時間表示用透光部18aは青色で点灯表示し、人形図柄C2の左右両側の残時間表示用透光部18bは赤色で点灯表示しうるようになされている。
かかる形態の透光板15と押えカバー板16は、相互に重ね合わされた状態でユニットケース11の前端面と前面カバー14との間に配置され、この状態で前面カバー14をユニットケース11にねじ止め固定することにより、ユニットケース11と前面カバー14との間に保持されて各発光部1A,1Bが構成されている。
このような歩行者用信号灯器1は、第1発光部1Aまたは第2発光部1Bのうち一方の人形図柄を点灯表示させ、同時に他方の発光部において全ての残時間表示用透光部18a,18bを点灯させる仕組みとされている。そして時間の経過に伴って、他方の発光部の各残時間表示用透光部18a,18bを順に消灯させていき、点灯形態を変化させることによって、人形図柄が点灯している発光部の残りの点灯時間、つまり横断可能時間または横断可能となるまでの待ち時間を歩行者に知らせることができるようになっている。
図3に示すように、この歩行者用信号灯器1の点灯制御系には点灯制御部5が備えられている。この点灯制御部5には、道路の交差点等において信号制御機(図示せず)から信号点灯信号が送信される。また、点灯制御部5にはLED駆動用の電源電圧が電源部6から供給される。これにより、第1発光部1Aと第2発光部1Bとの点灯状態が時間の経過に伴って切り替えられるようになされている。
さらに、この点灯制御部5には、第1、第2発光部1A,1Bそれぞれの点灯開始から終了までの点灯時間を計測するタイマーTが備えられており、このタイマーTによって点灯制御部5では前回の点灯時間情報が取得され、この点灯時間情報に基づいて点灯切り替えまでの残り時間を算出することができるようになっている。そして、かかる点灯制御部5は、信号制御機から送信される信号点灯信号に応じて、対応するLED群に電源部6からの電源電圧を供給して点灯させるようになっている。
次に、実施形態の歩行者用信号灯器1の各発光部1A,1Bの点灯形態について図4,図5を参照しつつ説明する。
信号制御機からの信号点灯信号が第1発光部1Aを点灯する旨の信号であるときには、前記の点灯制御部5により第1発光部1Aの赤色のLED群13Rに電源部6からの電源電圧が供給されて、図4(a)に示すように、人形図柄C1が赤色に点灯し、「横断不可」であることが示される。また同時に、第2発光部1Bの赤色のLED群13Rにも電源部6からの電源電圧が供給されて、残時間表示用透光部18bの全てが赤色に点灯する。また、このときタイマーTによって第1発光部1Aの点灯開始時からの点灯時間の計測が開始される。
時間の経過に伴って、第2発光部1Bの赤色のLED群13Rは、左上の残時間表示用透光部18bに対応する部分から順に消灯され、点灯している残時間表示用透光部18bの個数が減少する。例えば、図4(b)に示すように、残時間表示用透光部18bの左上の3つが消灯した段階であれば、歩行者は、この信号灯器1が赤信号になってからしばらくの時間が経過していることを判断できる。
さらに時間が経過すると、第2発光部1Bの左側の残時間表示用透光部18bの全てが消灯し、続いて右側の残時間表示用透光部18bが上から順に消灯されていく。例えば、図4(c)に示すように、残時間表示用透光部18bの点灯が残り2つの段階であれば、歩行者は、赤信号の待ち時間が残り少なくなっていることを判断できる。
また、信号制御機からの信号点灯信号が発光部1Bを点灯する旨の信号であるときには、点灯制御部5により第2発光部1Bの青色のLED群13Bに電源部6からの電源電圧が供給されて、図5(a)に示すように、人形図柄C2が青色に点灯し、「横断可」であることが示される。同時に、第1発光部1Aの青色のLED群13Bにも電源電圧が供給されて、残時間表示用透光部18aの全てが点灯する。
そして、タイマーTにより点灯時間の計測がなされるとともに、時間が経過するにしたがって、第1発光部1Aの残時間表示用透光部18aが左上から順に消灯される。例えば、図5(b)に示す段階では、歩行者は、信号灯器1が青信号になってからしばらくの時間が経過した状態であることを判断でき、同図(c)に示す段階になると、横断可能時間が残り少ないことを判断でき、この青信号では横断せずに次の青信号時に横断するなどの対応をとることができる。
このように、歩行者用信号灯器1によれば赤信号時の残りの待ち時間や、青信号時の横断可能時間の目安を、変化する残時間表示用透光部18a,18bの点灯個数によって歩行者に知らせることができ、いらいら感を緩和したり、無理な横断を規制したりすることができ、交通事故の防止を図ることができる。
なお、これらの残時間表示用透光部18a,18bの点灯形態は、前記のように左上から下方へ順に消灯し、続いて右上から下方へ消灯させる形式のほか、右下から上方へ順に消灯させる形式や、左右同時に上方から下方へ消灯させていく形式など、一定の規則性を有する変化形態であればどのような形態であってもよい。また、各残時間表示用透光部18a,18bの個数を例示の10個よりも増やして、2個分ずつ順に消灯させていくような形式も可能である。このような残時間表示用透光部18a,18bの設置個数は、歩行者用信号灯器1が設けられる道路の大きさや信号の待ち時間等に応じ、歩行者からの視認性を考慮して適宜選択されることが好ましい。
また、本発明に係る歩行者用信号灯器1は残時間表示用透光部18a,18bの形状や配設位置についても、例示した形態に限定されず、道路の大きさ等に合わせて視認しやすい形状・位置であればどのようなものでもよい。
さらに、上記実施の形態では、第1発光部において横断可能時間を表示するとともに、第2発光部において横断可能までの待ち時間を表示することができるものについて説明したが、本発明はこれに限られず、横断可能時間または横断可能までの待ち時間のいずれか一方のみを表示することができる構成のものであってもよい。
[実施例2]
次に、本発明に係るLED式歩行者用信号灯器の実施例2について説明する。
図6は、本発明のLED式歩行者信号灯器の実施例2を示す正面図である。この実施例のLED式歩行者用信号灯器1は、各透光板(15)の端部近傍に配される残時間表示用透光部の構成およびその点灯形態に特徴を有し、他の構成要素については前記実施例1と同様である。
図示するように、各発光部1A,1Bにおいて残時間表示用透光部19a,19bは、人形図柄C1,C2の左側に8個、人形図柄C1,C2の右側に8個の合計16個がそれぞれ設けられている。これらの残時間表示用透光部19a,19bは、それぞれが矩形状の透光部であり、互いに均等間隔で配設されている。各残時間表示用透光部19a,19bの背後には、第1発光部1Aでは青色のLED群(13B)が配置され、第2発光部1Bでは赤色のLED群(13R)が配置されている(図2,3参照)。
かかる残時間表示用透光部19a,19bの点灯形態は、時間の経過に伴って、左右同時に上から順に減光するように構成されている。すなわち、第1発光部1Aの人形図柄C1を赤色で点灯表示させ「横断不可」を示すときには、これと同時に、第2発光部1Bにおいて、まず全ての残時間表示用透光部19bが赤色で点灯される。そして、点灯した残時間表示用透光部19bは、時間の経過に伴って、背面のLED群(13R)が、左右ともに最上部の残時間表示用透光部18bに対応する部分から下へ順に減光されていくように構成されている。
かかるLED群の減光は、例えば交流電源からの交流電圧波形の波高点を基準として、複数のLEDに供給される電圧のパルス幅を変調(電源周波数に同期したPWM制御)することにより制御され、最大輝度の10%〜15%程度に調光される。これにより、最大輝度で点灯している残時間表示用透光部18bの個数が、時間の経過とともに順次減少する仕組みとなっている。
したがって、図6(a)に例示するように、左右ともに半分程度の残時間表示用透光部19bが減光し、残りの下半分程度が点灯した段階であれば、歩行者は、この信号灯器1が赤信号になってから青信号に切り替わるまでの点灯時間のうち、その約半分程度の時間が経過していることを判断できる。
さらに時間が経過し、第1発光部1Aの点灯時間が終了すると、これらの残時間表示用透光部19bの全てが消灯する。そして、信号制御機からの信号点灯信号が発光部1Bを点灯する旨の信号が送信され、第2発光部1Bの人形図柄C2が青色に点灯して「横断可」であることが示される。同時に、第1発光部1Aの青色のLED群(13B)にも電源電圧が供給されて、全ての残時間表示用透光部19aが青色で点灯する。
例えば、図6(b)に示すように、残時間表示用透光部19aが左右ともに上から6個、減光された段階であれば、歩行者は、この信号灯器1が青信号になってから赤信号に切り替わるまでの点灯時間のうち、4分の3程度の時間が経過したことを視認し、横断可能時間が残り少ないことを判断できる。
信号灯器1は、かかる構成とすることにより、残時間表示用透光部19a,19bにおいて横断可能時間または横断可能までの待ち時間を表示しているときには、時間の経過にしたがって完全に消灯されていくのではなく、上から順に調光されて視認しうる減光状態で点灯させているので、夜間などで信号灯器1の周囲が暗く、各発光部1A,1Bの表示を視認しにくい状況にあっても、残時間表示用透光部群の点灯形態がどの程度、変化したのかを把握しやすくすることができる。
したがって、残時間表示用透光部19a,19bの点灯形態の変化を、昼夜の周囲の明るさにかかわらず、最大輝度での点灯部位と減光状態の点灯部位との対比で示すことができ、残時間表示用透光部群の点灯開始から終了までの点灯時間に対する残時間の割合を、確実に歩行者に知らせることができる。
[実施例3]
次に、本発明に係るLED式歩行者用信号灯器の実施例3について説明する。
図7は、本発明のLED式歩行者信号灯器の実施例3を示す正面図である。この実施例のLED式歩行者用信号灯器1は、各発光部1A,1Bにおいて、透光板(15)の残時間表示用透光部群の周縁部に透光部枠21が設けられている点に特徴を有し、他の構成要素については前記実施例1とほぼ同様である。
図示するように、残時間表示用透光部群の透光部枠21は、人形図柄C1,C2の左右に設けられた残時間表示用透光部20a,20bの周囲を取り囲むように形成されている。そして、この透光部枠21の背後には、第1発光部1Aでは青色のLED群(13B)が配置され、第2発光部1Bでは赤色のLED群(13R)が配置されている。すなわち、透光部枠21によって取り囲まれる残時間表示用透光部群の発光色と同色のLED群が、それぞれ透光部枠21の背後に配置されている。これによって透光部枠21が青色または赤色に点灯するように構成されている。
かかる透光部枠21は、それぞれ、残時間表示用透光部群の点灯開始から終了までの点灯時間を示している。そして、時間の経過に伴って、各透光部枠21の内側において残時間表示用透光部群の点灯形態が変化するようになされる。
例えば、図7(a)に示すように、第1発光部1Aの人形図柄C1が赤色に点灯して「横断不可」を表示している間は、第2発光部1Bにおいては透光部枠21が赤色で点灯している。この点灯する透光部枠21の内側で、時間の経過に伴って残時間表示用透光部20bが上から順次消灯して、横断可能までの待ち時間の表示がなされる。
また、図7(b)に示すように、第2発光部1Bの人形図柄C2が青色に点灯して「横断可」を表示している間は、第1発光部1Aにおいては青色で点灯する透光部枠21の内側で、時間の経過に伴って残時間表示用透光部20aが上から順次消灯して、横断可能時間の表示がなされる。残時間表示用透光部20a,20bの点灯形態は、上記実施例2と同様に、左右ともに上から順に消灯して変化するようになされる。
このように、残時間表示用透光部20a,20bを点灯させて横断可能時間または横断可能までの待ち時間を表示するとき、その周囲の透光部枠21も同時に点灯させておくことにより、点灯時間の全体に対する残時間の割合が示されるので、夜間などの各発光部1A,1Bの表示を視認しにくい状況にあっても、どの程度の時間が経過しているかが判断しやすくなり、歩行者の横断安全性を高めることができる。
なお、残時間表示用透光部群の点灯形態は、透光部枠21の内側において上から順に消灯させるだけでなく、減光させるような形式であってもよい。また、透光部枠21の発光色は、上記のように赤色または青色とすることが視認しやすく好ましいが、本発明はこれらの発光色に限定されず、何色であってもよい。
本発明は交差点などにおいて歩行者の横断安全性を高めるための歩行者用信号灯器として有効に利用することができる。
本発明のLED式歩行者用信号灯器の実施例1を示す正面図である。 図1のLED式歩行者用信号灯器の第2発光部を示す分解斜視図である。 本発明に係るLED式歩行者用信号灯器1の点灯制御系の構成を示すブロック図である。 図1の歩行者用信号灯器が赤信号時の点灯形態の一例を示す正面図である。 図1の歩行者用信号灯器が青信号時の点灯形態の一例を示す正面図である。 本発明のLED式歩行者信号灯器の実施例2を示し、(a)は赤信号時、(b)は青信号時の点灯形態の正面図である。 本発明のLED式歩行者信号灯器の実施例3を示し、(a)は赤信号時、(b)は青信号時の点灯形態の正面図である。
符号の説明
1 LED式歩行者用信号灯器
1A 発光部(「横断不可」)
1B 発光部(「横断可」)
11 ユニットケース
12 LED基板
13A LED
13B LED
14 前面カバー
15 透光板
151 透光部
152 遮光部
16 押えカバー板
18a,18b 残時間表示用透光部
19a,19b 残時間表示用透光部
20a,20b 残時間表示用透光部
21 透光部枠
3 庇
5 点灯制御部
T タイマー
6 電源部

Claims (4)

  1. 「横断不可」を表示する第1発光部と「横断可」を表示する第2発光部とが上下に配置されたLED式歩行者用信号灯器であって、
    各発光部に内装された透光板には、人形図柄の透光部及びその透光部以外の部分を遮光する遮光部が設けられ、この人形図柄の透光部の背後に配置されたLED群によって人形図柄が点灯表示されるとともに、
    人形図柄の左右両側には、複数個の矩形状の透光部が均等間隔で配設された残時間表示用透光部が設けられており、この残時間表示用透光部の背後に配置されたLED群によって残時間表示用透光部が点灯するように構成されており、
    各発光部の点灯を制御する点灯制御部は、人形図柄の点灯開始から終了までの点灯時間を計測するタイマーを有し、このタイマーによって第1発光部または第2発光部のそれぞれにおける前回の点灯時間情報を取得しており、この点灯時間情報に基づいて、点灯させる発光部の点灯切り替えまでの残り時間を算出して、
    第1発光部または第2発光部のうち一方の人形図柄を点灯表示させるとともに、他方の発光部においては残時間表示用透光部を点灯させ、時間の経過に伴って残時間表示用透光部の各透光部を上から順に消灯させて点灯形態を変化させ、
    残時間表示用透光部の点灯部位と消灯部位との対比により残りの横断可能時間あるいは横断可能までの待ち時間を表示するとともに、人形図柄の点灯時間に対する残り時間の割合を表示しうることを特徴とするLED式歩行者用信号灯器。
  2. 「横断不可」を表示する第1発光部と「横断可」を表示する第2発光部とが上下に配置されたLED式歩行者用信号灯器であって、
    各発光部に内装された透光板には、人形図柄の透光部及びその透光部以外の部分を遮光する遮光部が設けられ、この人形図柄の透光部の背後に配置されたLED群によって人形図柄が点灯表示されるとともに、
    人形図柄の左右両側には、複数個の矩形状の透光部が均等間隔で配設された残時間表示用透光部が設けられており、この残時間表示用透光部の背後に配置されたLED群によって残時間表示用透光部が点灯するように構成されており、
    各発光部の点灯を制御する点灯制御部は、人形図柄の点灯開始から終了までの点灯時間を計測するタイマーを有し、このタイマーによって第1発光部または第2発光部のそれぞれにおける前回の点灯時間情報を取得しており、この点灯時間情報に基づいて、点灯させる発光部の点灯切り替えまでの残り時間を算出して、
    第1発光部または第2発光部のうち一方の人形図柄を点灯表示させるとともに、他方の発光部においては残時間表示用透光部を点灯させ、時間の経過に伴って残時間表示用透光部の各透光部を上から順に減光させて点灯形態を変化させ、
    残時間表示用透光部の最大輝度での点灯部位と減光状態での点灯部位との対比により残りの横断可能時間あるいは横断可能までの待ち時間を表示するとともに、人形図柄の点灯時間に対する残り時間の割合を表示しうることを特徴とするLED式歩行者用信号灯器。
  3. 「横断不可」を表示する第1発光部と「横断可」を表示する第2発光部とが上下に配置されたLED式歩行者用信号灯器であって、
    各発光部に内装された透光板には、人形図柄の透光部及びその透光部以外の部分を遮光する遮光部が設けられ、この人形図柄の透光部の背後に配置されたLED群によって人形図柄が点灯表示されるとともに、
    人形図柄の左右両側には、複数個の矩形状の透光部が均等間隔で配設された残時間表示用透光部が設けられており、この残時間表示用透光部の背後に配置されたLED群によって残時間表示用透光部が点灯し、さらにこの残時間表示用透光部の周縁部には透光部枠が設けられて、この透光部枠の背後に配置されたLED群によって透光部枠が点灯するように構成されており、
    各発光部の点灯を制御する点灯制御部は、人形図柄の点灯開始から終了までの点灯時間を計測するタイマーを有し、このタイマーによって第1発光部または第2発光部のそれぞれにおける前回の点灯時間情報を取得しており、この点灯時間情報に基づいて、点灯させる発光部の点灯切り替えまでの残り時間を算出して、
    第1発光部または第2発光部のうち一方の人形図柄を点灯表示させ、他方の発光部においては残時間表示用透光部を点灯させると同時に、その周囲の透光部枠も点灯させ、時間の経過に伴って残時間表示用透光部の各透光部を上から順に消灯させて点灯形態を変化させ、
    点灯する透光部枠内において、残時間表示用透光部の点灯部位と消灯部位との対比により残りの横断可能時間あるいは横断可能までの待ち時間を表示するとともに、人形図柄の点灯時間に対する残り時間の割合を表示しうることを特徴とするLED式歩行者用信号灯器。
  4. 「横断不可」を表示する第1発光部と「横断可」を表示する第2発光部とが上下に配置されたLED式歩行者用信号灯器であって、
    各発光部に内装された透光板には、人形図柄の透光部及びその透光部以外の部分を遮光する遮光部が設けられ、この人形図柄の透光部の背後に配置されたLED群によって人形図柄が点灯表示されるとともに、
    人形図柄の左右両側には、複数個の矩形状の透光部が均等間隔で配設された残時間表示用透光部が設けられており、この残時間表示用透光部の背後に配置されたLED群によって残時間表示用透光部が点灯し、さらにこの残時間表示用透光部の周縁部には透光部枠が設けられて、この透光部枠の背後に配置されたLED群によって透光部枠が点灯するように構成されており、
    各発光部の点灯を制御する点灯制御部は、人形図柄の点灯開始から終了までの点灯時間を計測するタイマーを有し、このタイマーによって第1発光部または第2発光部のそれぞれにおける前回の点灯時間情報を取得しており、この点灯時間情報に基づいて、点灯させる発光部の点灯切り替えまでの残り時間を算出して、
    第1発光部または第2発光部のうち一方の人形図柄を点灯表示させ、他方の発光部においては残時間表示用透光部を点灯させると同時に、その周囲の透光部枠も点灯させ、時間の経過に伴って残時間表示用透光部の各透光部を上から順に減光させて点灯形態を変化させ、
    点灯する透光部枠内において、残時間表示用透光部の最大輝度での点灯部位と減光状態での点灯部位との対比により残りの横断可能時間あるいは横断可能までの待ち時間を表示するとともに、人形図柄の点灯時間に対する残り時間の割合を表示しうることを特徴とするLED式歩行者用信号灯器。
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