JP3400446B1 - 歩行者用交通信号機 - Google Patents
歩行者用交通信号機Info
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Abstract
に対して背景となる背景領域とを互いに異ならせて、絵
柄を動的に表現することで、より多くの人が表示状態を
理解できる歩行者用交通信号機を提供する。 【解決手段】 歩行者用交通信号機1は、前面開口部7
に発光面を有するケーシング2と、ケーシング2内に配
設される発光手段8と、該発光手段8を保護する保護パ
ネル6と、発光面から放射される光の態様を、絵柄に相
当する絵柄領域及び絵柄の背景となる背景領域で互いに
異ならせ、発光面上に絵柄を表示させる絵柄表示手段
と、その絵柄を動的に変化させる動画表示制御手段とを
具備する。
Description
機に関するものであり、特に横断可能状態として横断者
等の絵柄が表示される歩行者用交通信号機に関するもの
である。
機内部に電球を配し、赤色及び青色に着色された別々の
発光面上に、横断者等の形状をした絵柄を表示するとと
もに、内部の電球を点灯・点滅させて、横断可能状態及
び横断禁止状態を表現している。
者用交通信号機では、色の表す意味がわからない幼児に
とっては、表示される色が何を意味するものかはわから
なかった。また、色覚異常者にとっては、色のない白黒
からなる明暗の情報しか視認できないため、表示状態を
判断できない恐れがあった。なお、比較的軽度の色覚異
常者であっても、色を正確に理解できない場合があり、
誤って認識されることが懸念されていた。
部の電球を点灯又は点滅させることにより表示状態を変
化させているが、発光面上の絵柄は何ら変化しないた
め、インパクトがなく、横断者の注意を集めることが難
しかった。さらに、信号の表示状態を分かり易くするた
めには、表示部分をできるだけ大きくする必要がある
が、従来の歩行者用交通信号機では、横断可能状態を表
す発光面と横断禁止状態を表す発光面とが別々に設けら
れ、しかも全体の大きさが規制されているため、各発光
面を夫々大きくすることが困難であった。
を理解できる、歩行者用交通信号機を提供するものであ
る。
歩行者用交通信号機は、前面に発光面を有するケーシン
グと、該ケーシング内に配設される発光手段と、前記発
光面から放射される光の態様を、絵柄に相当する絵柄領
域、及び該絵柄の背景となる背景領域で互いに異なら
せ、前記発光面上に前記絵柄を表示させる絵柄表示手段
と、該絵柄表示手段によって表示される前記絵柄を動的
に変化させる動画表示制御手段と、横断禁止状態から横
断可能状態に切り替わるまでの残時間、及び前記横断可
能状態から前記横断禁止状態に切り替わるまでの残時間
を夫々算出する残時間算出手段と、該残時間算出手段に
よって算出された前記残時間に関する数字または図柄を
前記発光面に表示させる残時間表示手段とを具備し、前
記発光面は、前記横断可能状態の絵柄を表示する横断可
能領域と、前記横断禁止状態の絵柄を表示する横断禁止
領域とに区画され、前記残時間表示手段は、前記横断可
能領域または前記横断禁止領域のうち、前記絵柄が表示
される側の反対の領域に対して前記残時間に関する数字
または図柄を表示させるものである。
D(発光ダイオード)が例示される。
通信号機によれば、ケーシング内に配設された発光手段
の光によって、絵柄領域と、絵柄領域の背景になる背景
領域とを異ならせることにより、絵柄を発光面上で表
す。また、動画表示制御手段によって、絵柄領域を経時
的に変化させることで絵柄を動的に表示させる。これに
より、横断者に対して発光面上で動く絵柄を視覚的に認
識させることが可能となる。また、横断禁止状態では、
横断可能状態になるまでの残時間が算出され、その残時
間が横断可能領域(横断可能状態のときに絵柄が表示さ
れる領域)に表示される。これにより、横断者に待ち時
間を認識させることが可能になる。一方、横断可能状態
では、横断禁止状態になるまでの残時間が算出され、そ
の残時間が横断禁止領域(横断禁止状態のときに絵柄が
表示される領域)に表示される。これにより、横断者に
横断可能時間を認識させることが可能になる。つまり、
本来使用されない側の領域を利用して残時間が表示され
る。
機は、請求項1に記載の歩行者用交通信号機において、
前記動画表示制御手段は、前記横断可能領域に表示され
た前記絵柄のみを動的に変化させるものである。
通信号機によれば、請求項1に記載の歩行者用交通信号
機の作用に加え、横断可能領域において絵柄が表示され
る場合にのみ絵柄が動的に表示される。つまり横断禁止
状態では絵柄が動かないことから、横断者に横断禁止の
意識を与える。
機は、請求項1または請求項2に記載の歩行者用交通信
号機において、前記発光手段は、前記発光面に対して格
子状に配列された複数の発光部からなり、前記絵柄表示
手段は、前記絵柄に対応する前記複数の発光部の点灯ま
たは点滅により、前記絵柄を表示させるものである。
通信号機によれば、請求項1または請求項2に記載の歩
行者用交通信号機の作用に加え、発光面で、発光ダイオ
ードを格子状に配列して、絵柄領域及び背景領域を点灯
・点滅して表示する。これにより、発光面を均一に照ら
しつつ、光の態様を互いに異ならせることにより絵柄を
表示することが可能となる。
機は、請求項3に記載の歩行者用交通信号機において、
前記発光部は、発光ダイオードを含むものである。
る歩行者用交通信号機1について、図1乃至図6に基づ
き説明する。図1(a)は歩行者用交通信号機1の構成
を示す斜視図、図1(b)はその平面図である。図2は
歩行者用交通信号機1の構成を示す分解斜視図である。
図3は歩行者用交通信号機1の内部の構成を示す縦断面
図である。図4は歩行者用交通信号機1の表示動作を示
すフローチャートである。図5は歩行者用交通信号機1
の機能的構成を示すブロック図である。図6は発光面で
の表示内容を示す説明図である。
断歩道のある道路で、横断者を交通整理するために用い
るものである。図1乃至図3に示すように、歩行者用交
通信号機1の外形を構成するケーシング2は、例えば金
属製の板材で形成されている。ケーシング2は前部3と
後部4とに分かれ、後部4の上面には接続口13を有し
ている。ケーシング2の前部3と後部4とは、一方の側
部がヒンジ9bを介して回動可能に連結され、他方の側
部が係止金具9aを介して互いに固定されている。ケー
シング2は、保護パネル6、発光手段8が配設された基
板10、制御装置11、及び接合板12等を内蔵してい
る。
部7に配設され、歩行者用交通信号機1の故障の原因と
なる風雨等から発光手段8等を保護するためのものであ
る。この保護パネル6は透明又は半透明の部材からな
り、発光手段8の光が保護パネル6を通って外部に放射
されるようになっている。つまり、保護パネル6の前面
が本発明の発光面に相当している。なお、保護パネル6
を半透明部材で形成した場合には、通過する光を拡散す
ることが可能になり、発光手段8の輪郭を曖昧にするこ
とができる。つまり、発光手段8によって表示される絵
柄の輪郭を滑らかに見せることができる。
のバイアス電圧を加えることによって、可視光を放射す
る複数の発光ダイオードから構成され、特に本実施形態
では、色の三原色(R(赤)、G(緑)、B(青))の
光を放射する3つの発光ダイオードを1つの砲弾型素子
に内蔵している。つまり発光手段8はこれらを組合わせ
て発光することで多彩な色を表現することができる複数
のフルカラー発光ダイオードから構成されている。発光
ダイオードの特徴として、省電力、省スペース、長寿命
が挙げられ、これらを歩行者用交通信号機1に用いるこ
とでメンテナンス性に優れる。また、高光度、高光出
力、広視野角の特徴も備えているので、より多くの横断
者に表示状態を認識させることができる。
定するための取付孔(図示しない)が格子状に設けられ
ており、これらの取付孔に発光手段8が嵌挿されてい
る。このため、発光面全域から均等な光を放射させるこ
とができるとともに、各発光手段8における光の放射態
様を変化させることにより、絵柄領域と背景領域とを視
覚的に区別させることができる。
ング2に内蔵されている基板10、及び制御装置11を
一つにまとめて、ケーシング2の後部4の取付部14に
固定するためのもので、これによりケーシング2に内蔵
された複数の収容物がユニット化されている。このため
歩行者用交通信号機1のメンテナンスを行う場合の取付
け及び取外しの作業を簡易にすることができる。
に接続され、ケーシング2内に電力を供給するための商
用電源用のコードを取り入れるために設けられている。
な構成として、外部制御信号23に基づいて制御される
動画表示制御手段17と残時間算出手段15とを備えて
いる。動画表示制御手段17は、絵柄表示手段21を介
して複数の発光手段8を個別に制御するものであり、切
替制御部18と、横断可能状態制御部19と、残時間表
示手段16を有する横断禁止状態制御部20とを備えて
いる。
可能状態を表示するものであり、背景領域に対応する発
光手段8を青色発光させるとともに、絵柄領域に対応す
る発光手段8を黄色発光させる。さらに、絵柄に合せて
絵柄領域を経時的に変化させることにより、絵柄を動的
に表示させる。横断禁止状態制御部20は、横断禁止状
態を表示するものであり、背景領域に対応する発光手段
8を赤色発光させるとともに、絵柄領域に対応する発光
手段8を黄色発光させる。なお、横断禁止状態における
絵柄は変化することなく、一定状態に保持される。但
し、横断禁止状態制御部20には、残時間表示手段16
が設けられており、横断禁止状態から横断可能状態に変
化するまでの残時間が発光手段8によって数字で表示さ
れるようになっている。また、切替制御部18は、横断
可能状態と横断禁止状態とを切替えるものであり、外部
制御信号23に基づき、横断可能状態制御部19及び横
断禁止状態制御部20のいずれか一方を選択する。な
お、外部制御信号23とは、車両用信号と連動させるた
めに制御盤(図示しない)に収容された制御ユニットか
ら出力される信号であり、ここでは切替制御部18及び
残時間算出手段15に入力されている。
態の残時間(即ち待ち時間)を計時するためのタイマー
Tを備え、外部制御信号23の信号を受け、計時を開始
する。残時間算出手段15によって計時された残時間は
横断禁止状態制御部20の残時間表示手段16に出力さ
れる。
する絵柄が予め記憶されており、複数の発光手段8を、
絵柄に相当する領域に対する発光手段8と背景領域に対
する発光手段8とに区分けし、それぞれ異なる表示態様
を可能とするものである。つまり、動画表示制御手段1
7の出力に基づいて、複数の発光手段8を個々に制御す
る。
動作を、図4のフローチャート、図5のブロック図及び
図6の説明図に基づいて説明する。まず、切替制御部1
8に入力される外部制御信号23が、横断可能状態への
切替を指示したか否かを判断する。横断可能状態へ切替
える指示があった場合(ステップS1においてYES)
には、絵柄表示手段21によって、背景領域に対応する
発光手段8を青色発光させる(ステップS2)ととも
に、絵柄領域に対応する発光手段8を黄色発光させる
(ステップS3)。そして、絵柄に相当する絵柄領域、
すなわち絵柄領域に対応する発光手段8を経時的に変化
させることで絵柄を動的に表示する(ステップS4)。
つまり、図6(a)〜(c)に示すように、背景領域2
5に対して、絵柄領域24に相当する絵柄24(横断状
態を示す絵柄24)を動的に表示することにより、今の
状態が歩行可能な状態であることを横断者に知らせるこ
とができる。
号23により点滅表示の指示があった場合(ステップS
5においてYES)には、背景領域に対応する発光手段
8を点滅させる(ステップS6)とともに、絵柄領域の
経時的な変化を停止する(ステップS7)。点滅表示状
態が表す意味は、横断可能状態から横断禁止状態に移行
する際に、横断者を安全に且つ確実に横断禁止状態に導
くためのものである。これにより、点滅表示状態になっ
てからの横断歩道への駆け込みなど、危険な横断を抑制
することができる。
移る指示があった場合(ステップS8においてYES)
には、残時間算出手段15のタイマーTによって計時を
開始し(ステップS9)、横断禁止状態に移行する。即
ち横断禁止状態では背景領域に対応する発光手段8を赤
色発光させる(ステップS10)とともに、絵柄領域に
対応する発光手段8を継続して黄色発光させる。なお、
この場合、図6(d)に示すように、絵柄領域24は変
化させることなく一定の状態に保持される(ステップS
11)。また、残時間算出手段15のタイマーTによっ
て計時されている間、発光手段8によって残時間を数字
26で表示する(ステップS12)。これにより、発光
面の一部にカウントダウンする数字26が表示される。
なお、残時間が数字26で直接表示されるため、残時間
を正確に知らせることが可能になる。即ち、横断禁止状
態での待ち時間の曖昧さをなくし、他の事をするための
目安を与えることができる。その後、外部制御信号23
により、横断可能状態に移る指示があった場合(ステッ
プS13においてYES)には、ステップS2の処理に
移行し、表示動作が繰り返される。
1は、絵柄領域24及び背景領域25で光の態様を異な
らせることにより絵柄を表示するとともに、絵柄領域2
4を経時的に変化させることにより絵柄を動的に表示す
るため、横断者に与える情報量を増加させ、絵柄が何の
動作を意味しているのかを明確に認識させることができ
る。つまり、色の意味がわからない幼児や色覚異常者で
も、絵柄の動的表示により、横断可能状態を確実に認識
させることができる。また、絵柄の動的表示により、横
断者にインパクトを与え、注意を集めることができる。
特に、横断可能状態の時に表示される絵柄のみが動的に
表示され、横断禁止状態では絵柄が停止されるため、横
断可能状態と横断禁止状態の区別を明確に認識させ、誤
った認識を確実に防止することができる。
色発光面となる横断可能状態と赤色発光面となる横断禁
止状態とが同一面で表示されるため、信号機全体の大き
さを変えることなく、発光面を大きくすることができ
る。したがって、視認性が向上し、横断者の安全性をさ
らに高めることができる。
断可能状態に変化するまでの残時間が視認可能となるこ
とから、表示状態の変化を待っている者に対して、他の
動作をするための目安を与えることができる。特に、残
時間は、歩行者用交通信号機1の発光面に表示されるた
め、残時間表示装置を別途設ける場合と比較して安価に
構成できる。また、歩行者用交通信号機1付近の類似
物、例えばパチンコ屋のネオンのような発光体との見間
違いを防止できる。
複数の発光手段8を格子状に配設しているため、発光面
から光を均等に放射することができ、発光手段8で表現
しようとする絵柄をより忠実に表示することができる。
特に、本例では、各発光手段8として発光ダイオードを
採用しているため、消費電力を減らすことができ、環境
に及ぼす影響を軽減できる。また長寿命であることか
ら、メンテナンスにかかる費用を減らすことができる。
者用交通信号機30について、図7に基づき説明する。
図7は歩行者用交通信号機30の構成及び表示状態を示
す説明図であり、(a)は横断禁止状態を示し(b)は
横断可能状態を示している。
周知の信号機と同様の外観を呈したケーシング31を備
えており、その前面には、横断禁止状態において絵柄が
表示される横断禁止領域32と横断可能状態において絵
柄が表示される横断可能領域33とに区画された発光面
34を有している。なお、ケーシング31内の構成、即
ち発光面34から光を放射させる構成は第一実施形態と
同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
施形態と同様、残時間算出手段15と残時間表示手段1
6とを有しているが(図5参照)、特に本例の残時間算
出手段15は、横断可能状態においても残時間(即ち横
断可能時間)を算出し、残時間表示手段16は、横断可
能状態において残時間を表示するようになっている。
について具体的に説明すると、図7(a)に示すよう
に、横断禁止状態では、上側の横断禁止領域32に絵柄
35が停止して表示されるように、絵柄領域に対応する
発光手段8を黄色発光させ、背景領域36に対応する発
光手段8を赤色発光させる。また、この際、下側の横断
可能領域33に対しては、絵柄を表示させることなく、
残時間算出手段15によって算出された残時間(待ち時
間)を数字37で表示させる。つまり、数字37に対応
する発光手段8のみを赤色発光させることにより、赤色
の数字37を表示させる。
状態では、下側の横断可能領域33に絵柄38を動的に
表示させるように、絵柄領域を経時的に変化させるとと
もに、その絵柄領域に対応する発光手段8を黄色発光さ
せ、且つ背景領域に対応する発光手段8を青色発光させ
る。また、この際、上側の横断禁止領域31に対して
は、絵柄を表示させることなく、残時間算出手段15に
よって算出された残時間(横断可能時間)を数字39で
表示させる。つまり、数字39に対応する発光手段8の
みを青色発光させることにより、青色の数字39を表示
させる。
30は、第一実施形態の歩行者用交通信号機1の効果に
加え、横断禁止状態に変化するまでの残時間が視認可能
となることから、横断可能時間が明確になる。このた
め、横断への安心感を与えるとともに、残時間が少ない
場合における危険な横断開始(駆込み)等を抑制でき
る。しかも、車道を走行する車両の運転手に対しては、
待ち時間の目安となることから、待ち時間に伴う運転手
等のストレスも解消できる。
横断禁止状態では、横断可能領域33を利用して残時間
(待ち時間)を表示し、一方、横断可能状態では、横断
禁止領域32を利用して残時間(横断可能時間)を表示
することから、従来の信号機の大きさを変えることな
く、残時間を示す絵柄や数字を大きく表示することがで
きる。したがって、視認性に優れ、残時間を認識するこ
とによる利便性及び安全性を高めることができる。
態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限
定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要
旨を逸脱しない範囲において種々の改良及び設計の変更
が可能である。
残時間の表示方法として、以下のものが例示できる。す
なわち、図8(a)に示す例は、横断禁止状態として、
人型の形状をした絵柄40を表示するとともに、その絵
柄40を示す発光手段8を、時間の経過に伴い次第に消
灯させていくものである。つまり、絵柄領域を保持する
ことにより絵柄40の縁取りを残したまま、残時間に応
じて黄色発光部分を除々に減少させる。この表示方法に
よれば、残時間を表示するための絵柄40の構成要素が
少なくなり、発光面が煩雑にならず認識しやすい発光面
となる。
態において、残時間を表示する棒状の絵柄41を、絵柄
40よりも優先させるとともに別の発光色で表示させる
ものである。具体的には、長さの異なる複数の帯状の絵
柄を表示するとともに、時間の経過に従い表示している
絵柄41の本数を減らしていくものである。この表示方
法によれば、横断者から見て発光面の一番手前に帯状の
絵柄41を表示させて見せることができ、絵柄40と絵
柄41とを見分けやすくすることができる。
て発光ダイオードを採用する場合を示したが、例えば液
晶ディスプレイを用いるようにしてもよい。液晶ディス
プレイの構造は、2枚のガラス基板と、ガラス基板の間
に介設された液晶層と、ガラス基板の裏側に配されたバ
ックライトとからなる。光の放射方法として、液晶層に
対して電圧が加えられた時に、液晶内にある棒状分子の
長手方向がガラス基板に対して垂直に配向することによ
り、バックライトから発せられた光が液晶層を透過する
ことにより発光面に光を放射する。つまり、液晶によっ
て光の透過を制御することにより、絵柄領域と背景領域
とにおける表示態様を互いに異ならせるものである。
た絵柄を動的に表示する方法として、発光面の略中央で
主に手の部分と足の部分を動かすことにより実現するも
のを示したが、発光面の一端から他端へスクロールする
ように、発光面全体を使って動的に表示させるようにし
てもよい。
横断禁止状態に移行する間の点滅表示状態において、絵
柄を停止させるものを示したが、横断可能表示状態に比
べ、ゆっくりした動きで絵柄を動的に表示することもで
きる。また、前記第二実施形態では、横断可能状態にお
いて残時間が表示されることから、点滅表示状態を経る
ことなく横断可能状態から横断禁止状態に移行させるよ
うにしてもよい。
信号23によって表示状態が切替えられるものを示した
が、図5の二点鎖線に示すように押しボタン22を設
け、横断禁止状態の間に押しボタン22が操作された場
合には、操作されてから一定時間経過した後に、横断可
能状態に移行させるようにしてもよい。
用交通信号機は、絵柄を動的に表示させるため、横断者
に与える情報量を増加させ、表示状態を一層明確に認識
させることができる。特に、色の意味がわからない幼児
や、色覚異常者であっても、絵柄の動的表示により、横
断可能状態であることを確実に認識させることができ
る。つまり横断者の安全性を大きく向上できる。また、
絵柄が動いていることから、横断者にインパクトを与
え、注意を集めることができる。また、横断可能状態に
変化するまでの残時間が視認可能となることから、待ち
時間が明確になり、待ち時間による横断者のストレスを
抑制するとともに、他の動作をするための目安を与える
ことができる。また、横断禁止状態に変化するまでの残
時間が視認可能となることから、横断可能時間が明確に
なり、横断への安心感を与えるとともに、残時間が少な
い場合における危険な横断開始(駆込み)を抑制でき
る。つまり、横断者の安全性をさらに高めることができ
る。特に、本来使用されない反対側の領域を利用して残
時間が表示されるため、従来の信号機の大きさを変える
ことなく、残時間を示す絵柄や数字を大きく表示するこ
とができる。このため、視認性に優れ、残時間を認識す
ることによる利便性及び安全性を向上できる。
請求項1の効果に加えて、横断禁止状態では絵柄が動か
ないため、横断可能状態と横断禁止状態の区別を明確に
横断者に示すことができる。
請求項1または請求項2の発明の効果に加えて、複数の
発光部を格子状に配列させることによって発光面から光
を均等に放射することができ、発光手段で表現しようと
する絵柄をより忠実に表示することができる。
請求項3の発明の効果に加えて、発光手段として発光ダ
イオードを採用することによって、消費電力を減らすこ
とができるため、環境に及ぼす影響が軽減できる。ま
た、長寿命であるので、メンテナンスにかかる費用を減
らすことができる。
交通信号機の構成を示す斜視図であり、(b)はその平
面図である。
ある。
である。
ローチャートである。
ブロック図である。
ある。
機の表示形態を示す説明図である。
の表示状態を示す説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 前面に発光面を有するケーシングと、 該ケーシング内に配設される発光手段と、 前記発光面から放射される光の態様を、絵柄に相当する
絵柄領域、及び該絵柄の背景となる背景領域で互いに異
ならせ、前記発光面上に前記絵柄を表示させる絵柄表示
手段と、 該絵柄表示手段によって表示される前記絵柄を動的に変
化させる動画表示制御手段と、横断禁止状態から横断可能状態に切り替わるまでの残時
間、及び前記横断可能状態から前記横断禁止状態に切り
替わるまでの残時間を夫々算出する残時間算出手段と、 該残時間算出手段によって算出された前記残時間に関す
る数字または図柄を前記発光面に表示させる残時間表示
手段とを具備し、 前記発光面は、前記横断可能状態の絵柄を表示する横断
可能領域と、前記横断禁止状態の絵柄を表示する横断禁
止領域とに区画され、 前記残時間表示手段は、前記横断可能領域または前記横
断禁止領域のうち、前記絵柄が表示される側の反対の領
域に対して前記残時間に関する数字または図柄を表示さ
せる ことを特徴とする歩行者用交通信号機。 - 【請求項2】 前記動画表示制御手段は、前記横断可能
領域に表示された前記絵柄のみを動的に変化させること
を特徴とする請求項1に記載の歩行者用交通信号機。 - 【請求項3】 前記発光手段は、前記発光面に対して格
子状に配列された複数の発光部からなり、 前記絵柄表示手段は、前記絵柄に対応する前記複数の発
光部の点灯または点滅により、前記絵柄を表示させる こ
とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の歩行者
用交通信号機。 - 【請求項4】 前記発光部は、発光ダイオードを含むこ
とを特徴とする請求項3に記載の歩行者用交通信号機。
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